JP2963326B2 - 車両内装材裏面の面状クッションパッド固定構造 - Google Patents
車両内装材裏面の面状クッションパッド固定構造Info
- Publication number
- JP2963326B2 JP2963326B2 JP5346624A JP34662493A JP2963326B2 JP 2963326 B2 JP2963326 B2 JP 2963326B2 JP 5346624 A JP5346624 A JP 5346624A JP 34662493 A JP34662493 A JP 34662493A JP 2963326 B2 JP2963326 B2 JP 2963326B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushion pad
- vehicle interior
- interior material
- elastic opening
- projection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
状クッションパッド固定構造に関する。
付けられるピラーガーニッシュのような車両内装材にあ
っては、車体と車両内装材間に配線されるワイヤーハー
ネス等の振動を防止して異音の発生を防ぐため、軟質ウ
レタンフォーム等からなる面状クッションパッドが裏面
に固定されている。
固定は、図6に示すように、車両内装材31裏面の車両
取り付け部等の突部32,33と対応する位置に切り欠
き42、あるいは穴43を形成した面状クッションパッ
ド41を、接着剤または粘着剤により車両内装材31裏
面に接着固定するものである。
いずれかによって面状クッションパッドが固定されてい
る。その1つは、まず車両内装材裏面に接着剤を塗布
し、次いで接着剤中の溶剤を乾燥により揮発させた後
に、所定形状の面状クッションパッドを車両内装剤裏面
に接着するのである。また他のものは、裁断前の面状ク
ッションパッド素材に、粘着剤層を離型紙で覆った状態
で設け、次いでその面状クッションパッド素材を所望の
形状に裁断して面状クッションパッドを形成し、その後
離型紙を剥がして車両内装剤裏面に接着するのである。
着効率が悪く、しかも接着剤に含まれる溶剤によって作
業環境の悪化を生じ、さらに溶剤の揮発時間が必要とな
る等、作業効率および作業環境、さらには経済性に劣る
問題が有る。また、後者の場合には、前者と同様に多く
の作業段階が必要となり、しかも粘着剤および離型紙の
使用によりコストアップを生じる等の問題がある。
記の点に鑑みなされたもので、作業環境の悪化を生じ
ず、しかも、簡単、迅速、かつ経済的に面状クッション
パッドを車両内装材裏面に固定できる構造を提供しよう
とするものである。
り付け部等のための突部を裏面に有する車両内装材の前
記裏面に表面が摩擦抵抗の高い微細な凹凸となっている
面状クッションパッドを固定する構造において、前記突
部に対応する部分の面状クッションパッドに形成された
切込みからなる弾性開閉係合部に、前記車両内装材裏面
の突部が挿入されて前記開閉係合部の弾性により該弾性
開閉係合部が前記突部の側面に密着し、当該弾性開閉係
合部表面の摩擦抵抗により面状クッションパッドが車両
内装材裏面に固定されていることを特徴とする。
を側面に有するクリップ用の座からなる場合には、前記
面状クッションパッドの弾性開閉係合部を、切込みによ
って形成された略U字形等の弾性片を有するものとし
て、前記弾性開閉係合部に挿入された突部の側面開口部
に前記弾性片が嵌まった構造とするのが好ましい。
明する。図1はこの発明の固定構造に使用される面状ク
ッションパッドの一実施例の斜視図、図2はその面状ク
ッションパッドを固定する際の部分斜視図、図3はその
固定途中の斜視図、図4はその固定状態を示す斜視図、
図5はその断面図である。
状クッションパッド21を、図2に示す車両内装材11
の裏面に固定するための構造である。まず、車両内装材
11について説明する。車両内装材11は、ピラーガー
ニッシュのように、車体の車室側に車室の仕上げ等とし
て取り付けられるもので、通常、基材の表面をクッショ
ン材を介して表面材で覆った構成からなる。
取り付け用突部13あるいは、車体内面との隙間を所定
の値とするための突部14が設けられている。この実施
例における前記取り付け用突部13は、取り付け用クリ
ップ(図示せず)の座として用いられるもので、筒状の
ものを縦に半割れにしたような形状からなり、側面にク
リップ嵌着用の開口部13aが形成され、その側面から
クリップ基部保持用の座面13bが屈曲して形成されて
いる。また、他の突部14は、横断面が十字形のものか
らなる。
ポリウレタンフォーム等のシート状のクッション材を、
前記車両内装材11裏面の必要部に合わせて所定形状と
したものからなる。この面状クッションパッド21は、
前述したように、ワイヤーハーネス等を押さえるため、
更にはピラーガーニッシュ等の車両内装材の振動を防止
するため、車体のピラー等とピラーガーニッシュ等の車
両内装材間の隙間より厚くしたものが用いられる。
は、前記車両内装材11裏面の突部13,14に対応す
る位置に切込みからなる弾性開閉係合部23,24が形
成される。切込みによる弾性開閉係合部23,24は、
前記車両内装材11裏面の突部13,14が挿入可能な
大きさおよび形状に形成される。この実施例では、前記
取り付け用突部13に対応する弾性開閉係合部23が、
略U字形の弾性片23aを有するように形成され、また
十字形の突部14に対応する弾性開閉係合部24が、十
字形の切込みによって形成されている。
両内装材11裏面に固定する構造について説明する。前
記切込みからなる弾性開閉係合部23,24の形成され
た面状クッションパッド21を、図2に示すように、前
記弾性開閉係合部23,24が突部13,14と対応す
る位置となるようにして、車両内装材11裏面に重ね、
図3に示すように、弾性開閉係合部23,24に突部1
3,14を挿入する。
3,24は、面状クッションパッド21の有する弾性に
より押し広げられ、または押し開けられて、突部13,
14の挿入を可能にする。特に、取り付け用突部13が
挿入される弾性開閉係合部23では、突部13の挿入に
従い弾性片23aが突部13の座面13bを乗り越え
て、図4および図5に示すように突部13の側面開口部
13a内に嵌まる。そして、車両内装材11裏面と面状
クッションパッド21が当接するまで、突部13、14
が弾性開閉係合部23,24に挿入される。
3,14が挿入された面状クッションパッド21は、そ
の弾性開閉係合部23,24に弾性復元力による閉じる
力が働く。そのため、突部13,14の側面に弾性開閉
係合部23,24が密着して面状クッションパッド21
が固定される。しかも、面状クッションパッド21が、
軟質ウレタンフォームのように、表面に気孔等の微細な
凹凸を有するものにあっては、その凹凸によって表面の
摩擦抵抗が高くなっているため、前記弾性開閉係合部2
3,24における突部13,14との摩擦抵抗も大にな
って、面状クッションパッド21が車両内装材11に確
実に固定される。
性開閉係合部23の略U字形の弾性片23aが突部13
の側面開口部13aに嵌まっているため、弾性開閉係合
部23が突部13から抜け出ようとすると、弾性片23
aが突部13の座面13bに当たって抜けが防止され
る。従って、一層確実に面状クッションパッド21が車
両内装材11裏面に固定される。
弾性係合片を有する弾性開閉係合部と、十字形の切込み
からなる弾性開閉係合部の両者を有する場合について示
したが、いずれか一方のみを設けてもよい。また、略U
字形の弾性片については、略V字形あるいはその他の形
状の弾性片でもよく、十字形の切込みについても他の形
状の切込みであってもよい。さらに前記弾性片が嵌まる
突部として、車両への取り付け部とは別個のものを車両
内装材裏面に設けてもよい。
よれば、単に面状クッションパッドに切込みからなる弾
性開閉係合部を形成して、その弾性開閉係合部に車両内
装材裏面の突部を押し込んで挿入するだけで、面状クッ
ションパッドを車両内装材裏面に固定でき、従来におけ
る接着剤の塗布作業および溶剤揮発作業等が不要となる
ため、きわめて簡単、かつ迅速に固定することができ
る。
用しないため、接着剤中の溶剤による作業環境の悪化の
恐れがない。加えて接着剤、粘着剤および離型紙等が不
要で、面状クッションパッドだけでよいため、経済的で
ある。
パッド一例の斜視図である。
する際の部分斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両への取り付け部等のための突部を裏
面に有する車両内装材の前記裏面に表面が摩擦抵抗の高
い微細な凹凸となっている面状クッションパッドを固定
する構造において、 前記突部に対応する部分の面状クッションパッドに形成
された切込みからなる弾性開閉係合部に、前記車両内装
材裏面の突部が挿入されて前記弾性開閉係合部の弾性に
より該弾性開閉係合部が前記突部の側面に密着し、当該
弾性開閉係合部表面の摩擦抵抗により面状クッションパ
ッドが車両内装材裏面に固定されていることを特徴とす
る、車両内装材裏面の面状クッションパッド固定構造。 - 【請求項2】 請求項1において、突部がクリップ嵌着
用の開口部を側面に有するクリップ用の座からなり、一
方面状クッションパッドの弾性開閉係合部が、切込みに
よって形成された略U字形等の弾性片を有し、前記弾性
開閉係合部に挿入された突部の側面開口部に前記弾性開
閉係合部の弾性片が嵌まったことを特徴とする、車両内
装材裏面の面状クッションパッド固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5346624A JP2963326B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 車両内装材裏面の面状クッションパッド固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5346624A JP2963326B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 車両内装材裏面の面状クッションパッド固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07179154A JPH07179154A (ja) | 1995-07-18 |
JP2963326B2 true JP2963326B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=18384706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5346624A Expired - Fee Related JP2963326B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 車両内装材裏面の面状クッションパッド固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2963326B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009236319A (ja) * | 1999-04-15 | 2009-10-15 | Bridgestone Corp | Ea材の取付構造 |
JP2003081021A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | Kasai Kogyo Co Ltd | 自動車用内装部品におけるクッションパッドの固定構造 |
JP2003252125A (ja) * | 2002-03-04 | 2003-09-10 | Kanto Auto Works Ltd | 車体内装材の吸音材保持構造 |
JP4341039B2 (ja) | 2007-05-31 | 2009-10-07 | 株式会社イノアックコーポレーション | 車両用内装部材 |
JP6487894B2 (ja) * | 2016-11-17 | 2019-03-20 | しげる工業株式会社 | 吸音材取付構造 |
WO2018220779A1 (ja) * | 2017-06-01 | 2018-12-06 | 河西工業株式会社 | 自動車用内装トリム材に対する吸音材の取付け固定構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3121941U (ja) * | 2006-03-10 | 2006-06-01 | 株式会社ホーム企画センター | 空気改質型建屋 |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP5346624A patent/JP2963326B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07179154A (ja) | 1995-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3299230B2 (ja) | ピラーガーニッシュの取り付け構造 | |
EP0861161A1 (en) | Side impact bar assembly | |
JP2963326B2 (ja) | 車両内装材裏面の面状クッションパッド固定構造 | |
JP3722406B2 (ja) | 車両用アームレスト | |
JP3121948B2 (ja) | クリップ取付座 | |
JP3269009B2 (ja) | ゴム製部品の取り付け構造 | |
JP3259824B2 (ja) | スピーカグリルの取付構造 | |
JP3117317B2 (ja) | 自動車用内装部品 | |
JP4048300B2 (ja) | 座席シートの異音防止構造 | |
JP2891404B2 (ja) | 自動車用成形天井のブラケット取付構造 | |
JP3306842B2 (ja) | ワイヤーハーネス用クリップ | |
JP3939629B2 (ja) | 中空構造物の中空室遮断具 | |
JPH0221977B2 (ja) | ||
JP3516494B2 (ja) | 係止部の脱着構造 | |
JP2595199Y2 (ja) | 自動車用内装部品 | |
JPH0351218Y2 (ja) | ||
JP2000006838A (ja) | 車両用成形天井の衝撃吸収構造 | |
JPH1058971A (ja) | サンバイザホルダ取付構造 | |
JP2893624B2 (ja) | 自動車の側部車体構造 | |
JP3288245B2 (ja) | シート | |
JP3180328B2 (ja) | 自動車用内装部品 | |
JPH0218725Y2 (ja) | ||
JPH0341958Y2 (ja) | ||
JPH0641857Y2 (ja) | 自動車用内装部品 | |
JP3807136B2 (ja) | サイドウインド固定用クリップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110806 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120806 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |