JP2003252125A - 車体内装材の吸音材保持構造 - Google Patents

車体内装材の吸音材保持構造

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JP2003252125A
JP2003252125A JP2002056708A JP2002056708A JP2003252125A JP 2003252125 A JP2003252125 A JP 2003252125A JP 2002056708 A JP2002056708 A JP 2002056708A JP 2002056708 A JP2002056708 A JP 2002056708A JP 2003252125 A JP2003252125 A JP 2003252125A
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JP
Japan
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sound absorbing
absorbing material
clip
locking
interior trim
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Application number
JP2002056708A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Ogawa
達郎 小川
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸音材を内装材にホットメルト接着の点着けや
溶着することなく固定可能とした車体内装材の吸音材保
持構造を提供する。 【解決手段】裏面側に複数の裁頭円錐形状のクリップボ
ス2を一体成形で突設し、フエルト等の吸音材4が裏面
側に取り付けられ、クリップボス2に係着したクリップ
6にて車体に装着される車体の内装材1において、吸音
材4にクリップボス2に嵌挿する複数の穴が開設されて
おり、クリップボス2に前記穴を介してクリップボスに
2嵌挿して内装材2の裏面に取り付けた吸音材4の表面
に当接して係止する係止爪3を設け、この係止爪3によ
って吸音材4を内装材1の裏面に押しつけて固定するよ
うにした。前記係止爪3はクリップボス2の頂部から下
方向けて傾斜した傾斜部3aと吸音材4の面に係合する
係止部3bとから形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体内装
材の吸音材保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体内装材(以下トリムとい
う)としてドアトリム、ピラトリム、クォータトリム、
ヘッドライニング等があり、一般的には、ハードボード
に塩化ビニールレザーを張り、ウェルド加工したものが
多く、グレード差あるいは仕様展開により、一部カーペ
ット及びファブリックを使用するものがある。一方、高
級車イメージを生み出すため、ソフト材による成型トリ
ムを採用する場合が多い。
【0003】上記何れのトリムには、車室内へ外部騒音
の透過を低減させるためにトリムの裏面側にフエルト等
の吸音材が施され、車体にクリップにて装着されるよう
になっているものがある。その従来の一般的な構造は、
図5で示すように、裏面側に複数の複数の裁頭円錐形状
のクリップボス2を一体成形で突設したトリム1の裏面
側に、前記クリップボス2を回避するよう切欠8や穴を
開設した吸音材4をホットメルト接着や溶着9によって
固定し、前記クリップボス2の頂面(先端面)に設けら
れているクリップ係止穴5にクリップを係着し、このク
リップを介してトリム1の裏面側を車体に取り付けて固
定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ホットメルト接着
や溶着9による吸音材4の固定構造では、吸音材4をホ
ットメルト接着の点着けや溶着9によって固定する作業
工程が必要であり、コスト高となっている上に、吸音材
4を容易に取り外すことができず、マテリアルリサイク
ルが容易ではない等の問題点があった。
【0005】本発明の目的は、吸音材を内装材にホット
メルト接着や溶着することなく固定可能とした車体内装
材の吸音材保持構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、請求項1に記載した通り、裏面側に複数
の裁頭円錐形状のクリップボスを一体成形で突設し、フ
エルト等の吸音材が前記裏面側に取り付けられ、前記ク
リップボスに係着したクリップにて車体に装着される車
体の内装材において、前記吸音材に前記クリップボスに
嵌挿する複数の穴が開設されており、前記クリップボス
に前記穴を介してクリップボスに嵌挿して前記内装材の
裏面に取り付けた吸音材の表面に当接して係止する係止
爪を設け、この係止爪によって前記吸音材を前記内装材
の裏面に押しつけて固定するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0007】請求項2に記載の通り、前記係止爪はクリ
ップボスの頂部から下方向けて傾斜した傾斜部と内装材
の裏面に取り付けた吸音材の表面を係止する係止部とか
ら形成したことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1において、1は車体内装材(以
下トリムという)であり、2はクリップボスである。こ
のクリップボス2は裁頭円錐筒形状であり前記トリム1
と一体成形によりトリム1の裏面側の複数箇所に突設さ
れている。4は前記トリム1の裏面側に固定されている
フエルト等の吸音材である。この吸音材4には前記クリ
ップボス2に嵌挿する複数の穴が開設されている。この
穴はクリップボス2の頂面の最小径より僅かに大きな小
さい穴であることが望ましい。
【0009】上記クリップボス2の頂面(先端面)には
鍵孔形状のクリップ係止穴5が設けられており、このク
リップ係止穴5に図2で示すように、トリム1を図略の
車体に取り付けるためのクリップ6が係着されるように
なっている。
【0010】本発明は上記フエルト等の吸音材4を前記
クリップボス2によってトリム1の裏面側に固定するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0011】その具体的な構造について説明する。図2
及び図3で示すように円錐形状のクリップボス2の外周
の一部にクリップボス2の頂部から下方に向けて傾斜し
た傾斜部3aと、この傾斜部3aの下方に形成されてい
る係止部3bとからなる係止爪3を設けたものである。
【0012】図4は上記クリップボス2の本体の設計変
更例を示し、円錐筒形状内に補強リブ7が設けられてい
るクリップボス2であり、このクリップボス2の本体の
外周の一部に前記補強リブ7を延長して前記傾斜部3a
と係止部3bとからなる係止爪3を設けたものである。
【0013】本発明は上記の通りの構造であるから、吸
音材4には予め前記トリム1の裏面側に突設されている
クリップボス2に前記吸音材4に予め開設している穴を
嵌挿して吸音材4をトリム1の裏面側に取り付ける。
【0014】そこで、吸音材4に開設されている穴をク
リップボス2に嵌挿してトリム1の裏面側に押さえ込む
ことにより、クリップボス2の周囲の吸音材4の厚みが
圧縮し、穴の周囲の一部が係止爪3の傾斜面3aを滑っ
て係止部3bに回り込み、吸音材4の表面に係止爪3の
係止部3bが当接して係止し、図2で示すように吸音材
4をトリム1の裏面に押しつけて固定するものである。
【0015】前記吸音材4に開設されている穴をクリッ
プボス2に嵌挿してトリム1の裏面側に押さえ込むとき
に係止爪3の傾斜面3aは、吸音材4に開設されている
穴の径がクリップボス2の頂面の最小径より僅かに大き
な小さい穴であっても穴の径を拡開し、かつ滑り作用を
行って吸音材4に開設されている穴をクリップボス2に
対し容易に嵌挿させることができる。
【0016】また、吸音材4を従来のように、ホットメ
ルト接着や溶着9によってトリム1に固定する作業工程
が不要になり、コストの低減が得られる。
【0017】さらに、クリップボス2に設けられている
係止爪3によってトリム1に固定保持した吸音材4はト
リム1から容易に取り外すことができ、マテリアルリサ
イクルが容易になる。
【0018】さらに加えて、係止爪3を設けたクリップ
ボス2は、従来の形状を一部変更するだけで対応するこ
とができる。
【0019】このようにして吸音材4を固定したトリム
1は、吸音材4を車体側に向けてクリップ係止穴5に係
着したクリップ6により車体に取り付ける。これによ
り、車体とトリム1との間に吸音材4が介在された形態
となる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によると、トリムの
裏面側に取り付けられるフエルト等の吸音材はトリムを
車体に装着するためのクリップを係着するクリップボス
を利用して固定保持させるようにした構造であるから、
従来のようにホットメルト接着や溶着によってトリムに
固定する作業工程が不要になり、コストの低減が得られ
ると共に、トリムから吸音材を容易に取り外すことがで
きマテリアルリサイクルが容易になる。
【0021】また、吸音材を固定保持するためのクリッ
プボスに設けた係止爪は、クリップボスの頂部から下方
に向けて傾斜した傾斜部を形成しているため、吸音材に
開設した小径の穴をクリップボスに嵌挿させるとき前記
傾斜部によって小径の穴径を拡開し、かつ滑動するので
吸音材をトリムに容易に取り付け固定することができ
る。さらに加えて、係止爪を設けたクリップボスは、従
来の形状を一部変更するだけで対応することができるの
で製造も容易である利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により吸音材を固定したトリムの裏面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】本発明のクリップボスの斜視図
【図4】本発明のクリップボスの設計変更例を示す斜視
【図5】従来の固定方式により吸音材を固定した従来の
トリムの裏面図
【符号の説明】
1 車体内装材 2 クリップボス 3 係止爪 3a 傾斜部 3b 係止部 4 吸音材 5 クリップ係止穴 6 クリップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏面側に複数の裁頭円錐形状のクリップボ
    スを一体成形で突設し、フエルト等の吸音材が前記裏面
    側に取り付けられ、前記クリップボスに係着したクリッ
    プにて車体に装着される車体の内装材において、前記吸
    音材に前記クリップボスに嵌挿する複数の穴が開設され
    ており、前記クリップボスに前記穴を介してクリップボ
    スに嵌挿して前記内装材の裏面に取り付けた吸音材の表
    面に当接して係止する係止爪を設け、この係止爪によっ
    て前記吸音材を前記内装材の裏面に押しつけて固定する
    ようにしたことを特徴とする車体内装材の吸音材保持構
    造。
  2. 【請求項2】前記係止爪はクリップボスの頂部から下方
    向けて傾斜した傾斜部と内装材の裏面に取り付けた吸音
    材の表面を係止する係止部とから形成したことを特徴と
    する請求項1に記載の車体内装材の吸音材保持構造。
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