JP2963235B2 - 情報記憶媒体の処理装置、及びその印字処理方法 - Google Patents

情報記憶媒体の処理装置、及びその印字処理方法

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JP2963235B2 JP3121263A JP12126391A JP2963235B2 JP 2963235 B2 JP2963235 B2 JP 2963235B2 JP 3121263 A JP3121263 A JP 3121263A JP 12126391 A JP12126391 A JP 12126391A JP 2963235 B2 JP2963235 B2 JP 2963235B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目 次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図10) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1, 図2) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図3〜図5) (2)第2の実施例の説明(図6,図7) (3)第3の実施例の説明(図8,図9) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記憶媒体,その処
理装置及び印字処理方法に関するものであり、更に詳し
く言えば、磁気カード等の情報記憶媒体の印字書込み領
域に熱印字処理をする装置,方法及び該カードの改善に
関するものである。
【0003】近年、コンピュータ情報処理の高速化、そ
の情報量の増加に伴い個々の情報を磁気カードやその他
情報カードに書き込み処理をしたり、それを読出し処理
したりする情報リード/ライト装置が使用されている。
【0004】これによれば、当該磁気カードやその他情
報カードの期限管理や財務管理等のために、その外部か
ら識別可能な無効,有効等の固有の印字情報が該カード
に熱印字処理されている。
【0005】しかし、印字書込み領域の指定位置にサー
マルヘッド等を移動処理する場合、装置側に規定された
該ヘッドのホームポジションを基準にして行われるた
め、本来、印字情報を印字する印字書込み領域の指定位
置ではない別の位置に印字情報を印字することがある。
【0006】そこで、情報記憶媒体に設けられた位置検
出用データ媒体に基づいて該記憶媒体の印字書込み領域
と印字手段との位置合せをし、該領域において印字情報
を正確に印字することができる情報記憶媒体,その処理
装置及び印字処理方法が望まれている。
【0007】
【従来の技術】図10(a),(b)は、従来例に係る説
明図である。図10(a)は、従来例に係る磁気カードリ
ード/ライト装置の構成図であり、図10(b)は磁気カ
ードの平面図をそれぞれ示している。
【0008】図10(a)において、情報記憶媒体の一例
となる磁気カード4の書込み/読出し処理をする磁気カ
ードリード/ライト装置は、磁気カード4を挿入する装
置本体部1に上部ケース3A,下部ケース3Bが設けら
れている。
【0009】該上部ケース3Aにはカード認識用センサ
2A及び印字位置検出センサ2Bが設けられ、下部ケー
ス3Bには、搬送用ベルト5,磁気ヘッド6,駆動用ロ
ーラ7A,ヘッド駆動用モータ7B及びサーマルヘッド
8等が具備されている。
【0010】当該装置の機能は、まず、磁気カード4が
装置本体部1に挿入されると、カード認識用センサ2A
により該カード4の挿入が認識される。これにより、駆
動用ローラ7及び搬送用ベルト(以下カード搬送系とも
いう)5により該カード4が移動処理される。
【0011】ここで、磁気データMDの書込み/読出し
処理をする場合には、まず、カード認識用センサ2Aに
より識別された磁気カード4の端面から磁気ヘッド6ま
での離隔距離がステップモータの所定ステップ送り処理
され、該カード4の情報記憶領域A2と磁気ヘッド6と
が位置合せされる。これにより、磁気記憶領域A2の所
定位置において、磁気データMDの書込み/読出し処理
が行われる。
【0012】また、当該磁気カード4の印字書込み領域
A1に印字情報WDの印字処理をする場合には、まず、
印字位置検出センサ2Bにより識別された磁気カード4
の端面がサーマルヘッド8の基準位置(以下ホームポジ
ションという)に位置合わせされる。
【0013】次に、該印字書込み領域A1の指定する位
置までの移動距離がヘッド駆動用モータ7Bにより所定
ステップ送り処理され、該カード4の印字書込み領域A
1とサーマルヘッド8とが位置合せされる。これによ
り、印字書込み領域A1の指定位置において、サーマル
ヘッド8により印字情報WDが熱印字処理される。この
際に、当該印字書込み領域A1のX方向については、カ
ード搬送系により移動処理され、そのY方向について
は、ヘッド駆動用モータ7Bにより移動処理される(図
10(b)参照)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来例によれ
ば、印字書込み領域A1の指定位置にサーマルヘッド
(以下印字手段ともいう)8を移動処理する場合、下部
ケース3Bに設けられた該ヘッド8のホームポジション
を基準にしてヘッド駆動用モータ7Bやカード搬送系に
よる所定ステップ送り処理により行われている。
【0015】このため、本来、印字情報WDを印字する
印字書込み領域A1の指定位置ではない別の位置に印字
情報を印字することがある。これは、磁気カード4が斜
めに挿入された異常挿入時やカード搬送系及びヘッド駆
動用モータ等のギアのバックラッシュやベルトのマイク
ロスリップ等により、印字位置ずれを生じたものと考え
られている。
【0016】このことで、本来、制御系が認識する印字
書込み領域A1の指定位置において、印字情報WDの印
字処理を行うことができず、例えば、当該磁気カード4
の有効,無効等の固有の印字情報WDが二重印刷された
り、また、印字桁が不揃いとなって、その印字品質の低
下を招くことがある。
【0017】これにより、当該磁気カード(以下情報記
憶媒体ともいう)4の固有の印字情報WDの識別性や情
報リード/ライト装置の信頼度の低下を招くという問題
がある。
【0018】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、情報記憶媒体の処理装置側に設け
られた印字手段の基準位置のみを基準することなく、該
情報記憶媒体に設けられた位置検出用データ媒体に基づ
いて該記憶媒体の印字書込み領域と印字手段との位置合
せをし、該領域において印字情報を正確に印字すること
が可能となる情報記憶媒体,その処理装置及び印字処理
方法の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1(a),(b)は、
本発明に係る情報記憶媒体及びその処理装置の原理図で
あり、図2は、本発明に係る情報記憶媒体の印字処理方
法の原理図をそれぞれ示している。
【0020】
【0021】
【0022】本発明の情報記憶媒体の処理装置は図1
(b)に例示するように、情報記憶媒体18を移動する
第1の移動手段と、前記情報記憶媒体18の印字位置を
検出する位置検出手段14と、前記記憶情報媒体18に
印字をする印字手段15と、前記第1の移動手段12、
位置検出手段14及び印字手段15の入出力を制御する
制御手段16とを具備し、前記位置検出手段14が前記
印字手段15に係合され、前記係合された位置検出手段
14と前記印字手段15とが第2の移動手段17により
移動制御され、前記位置検出手段14が前記情報記憶媒
体18の印字書込み領域A1に予め設けられた位置検出
用磁気データDDを検出する磁気検出手段14A又は該
印字書込み領域A1に予め設けられた位置検出用マーク
BCを検出する光検出手段14Bから成ることを特徴と
する。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】また、本発明の情報記憶媒体の印字処理方
法は前記情報記憶媒体の処理装置により印字処理をする
方法であって、図2のフローチャートに例示するよう
に、ステップP1で情報記憶媒体18の印字書込み領域
A1に予め設けられた位置検出用データ媒体BCやDD
の検出処理をし、次にステップP2で前記位置検出用デ
ータ媒体BC、CDに基づいて前記印字書込み領域A1
の印字基準位置pと印字手段15との位置合わせ補正処
理をし、その後ステップP3で前記位置合わせ補正処理
された情報記憶媒体18の印字書込み領域A1に印字処
理をすることを特徴とし、上記目的を達成する。
【0027】
【作 用】本発明の情報記憶媒体によれば、図1(a)
に示すように、情報記憶領域A2以外の印字書込み領域
A1に位置検出用データ媒体BCやDDが設けられてい
る。
【0028】例えば、印字書込み領域A1と情報記憶領
域A2とが情報記憶媒体18のカード本体部11に対し
て同一面に設けられた場合には、印字位置合わせを補助
する位置検出用データ媒体BCやDDが印字書込み領域
A1に設けられる。
【0029】このため、従来例のように情報記憶媒体の
処理装置側に設けられた印字手段の基準位置のみを基準
することなく、当該情報記憶媒体に設けられた位置検出
用データ媒体BCやDDに基づいて該記憶媒体18の印
字書込み領域A1と印字手段15との位置合せを正確に
行うことが可能となる。
【0030】これにより、本来、制御系が認識する印字
書込み領域A1の指定位置において、印字情報WDの印
字処理を精度良く行うことが可能となる。
【0031】また、本発明の情報記憶媒体の処理装置に
よれば、図1(b)に示すように、第1の移動手段1
2,位置検出手段14,印字手段15及び制御手段16
が具備され、位置検出手段14を係合した印字手段15
が第2の移動手段17により移動制御される。
【0032】例えば、情報書込み/読出し手段13によ
り情報記憶媒体18に係る磁気情報MD等が書込み/読
出し処理された後に、該記憶媒体18の印字書込み領域
A1に印字情報の熱印字をする場合、まず、制御手段1
6を介して第1の移動手段12により情報記憶媒体18
の端面が印字手段15の基準位置に移動される。
【0033】次に、例えば、印字書込み領域A1に設け
られた位置検出用磁気データDDが磁気検出手段14A等
の位置検出手段14により検出される。また、位置検出
手段14から制御手段16に位置検出信号PDが出力さ
れる。ここで、位置検出手段14を係合した印字手段1
5が制御手段16及び第2の移動手段17により印字指
定位置に向かって移動制御される。
【0034】なお、この際に、印字書込み領域A1に設
けられた位置検出用マークBCを光検出手段14Bにより
検出しても良い。
【0035】これにより、情報記憶媒体18の印字書込
み領域A1に予め指定されている印字位置が位置検出手
段により検出され、該印字位置に印字手段15が到達す
る。その後、印字手段15を介して、該印字位置に情報
記憶媒体18の固有の印字情報等が印字される。
【0036】このため、従来例のように印字書込み領域
A1の指定位置ではない別の位置に印字情報を印字する
ことが極力回避される。すなわち、情報記憶媒体18に
はその印字領域A1に予め印字位置が設けられており、
印字手段15は位置検出手段14に係合されて該印字位
置に到達する。従って、印字手段15は予め指定された
印字位置に正確に印字することができる。そのため、情
報記憶媒体18が当該装置に対して斜めに挿入された異
常挿入時や、第1の移動手段12及び第2の移動手段1
7等のギアのバックラッシュやベルトのマイクロスリッ
プ等を生じた場合であっても、位置検出用データ媒体B
CやDDを基準にして印字手段14が正確に移動制御さ
れる。
【0037】これにより、本来、制御系が認識する印字
書込み領域A1の指定位置において、印字情報WDの印
字処理を行うことが可能となる。
【0038】さらに、本発明の情報記憶媒体の印字処理
方法によれば、図2のフローチャートに示すように、ス
テップP2で位置検出用データ媒体BCやDDの検出処
理に基づいて印字書込み領域A1の印字基準位置pと印
字手段15とが位置合わせ処理されている。
【0039】このため、情報記憶媒体18が異常挿入さ
れたり、第1,第2の移動手段12,17等に移動誤差
を生じた場合であっても、位置検出用データ媒体BCや
DDの検出処理に基づいて、印字基準位置pと印字手段
15との位置ずれが補正処理されることから、ステップ
P3で位置合わせ補正処理された情報記憶媒体18の印
字書込み領域A1において、本来、制御系が指定する印
字位置に、例えば、当該情報記憶媒体18の有効,無効
等の固有の印字情報WDを正確に印字することが可能と
なる。
【0040】これにより、当該情報記憶媒体18の固有
の印字情報WDの識別性や情報リード/ライト装置の信
頼度の向上を図ることが可能となる。
【0041】
【実施例】次に図を参照しながら本発明の各実施例につ
いて説明をする。図3〜図9は、本発明の各実施例に係
る情報記憶媒体,その処理装置及びその印字処理方法を
説明する図である。
【0042】(1)第1の実施例の説明 図3(a),(b)は、本発明の第1の実施例に係る磁
気カードの説明図であり、図3(a)はその平面図を示
している。
【0043】例えば、診療カードや金融カード等に適用
可能な磁気カード28は、図3(a)において、カード
本体部11に印字書込み領域A1と情報記憶領域A2と
が設けられる。
【0044】すなわち、磁気カード28は情報記憶媒体
18の一実施例であり、カード本体部11が樹脂材料や
上質紙等により成る。また、印字書込み領域A1は印字
情報WDを印字する領域であり、当該カード28の外部
から識別可能な文字や数字を熱印字する部分である(図
3(b)参照)。
【0045】なお、印字書込み領域A1はカード本体部
11に対して情報記憶領域A2と同一面,又は異なった
裏面に設けられる。また、情報記憶領域A2は磁気デー
タMDを格納する領域であり、磁気センサ等により書込
み/読出し可能な情報が格納される。
【0046】位置検出用磁気データDDは位置検出用デ
ータ媒体DDの一実施例であり、情報記憶領域A2以外
の印字書込み領域A1に設けられ、印字位置合わせを補
助するものである。例えば、位置検出用磁気データDD
はカード本体部11の端面からL3の位置であって、他
の端面からαの位置に、幅数〔mm〕のライン状に設け
られる。
【0047】図3(b)は、本発明の各実施例に係る磁
気カードの断面図を示している。図3(b)において、
熱印字可能な印字書込み領域A1を有する磁気カード2
8は、カード基板部28A上に磁性パターン部28B,錫パ
ターン部28C及びオーバコート部28Dが積層されて成
る。
【0048】また、各実施例に係る磁気カードの熱印字
表示機能は、サーマルヘッド25等によるジュール熱が
オーバコート部28Dから下部の錫パターン部28Cに伝達
され、該錫パターン部28Cが溶融することにより、英字
や数字等を表示するものである。
【0049】このようにして、本発明の第1の実施例に
係る磁気カードによれば、図3(a),(b)に示すよ
うに、印字書込み領域A1と情報記憶領域A2とが磁気
カード28のカード本体部11に対して同一面に設けら
れ、情報記憶領域A2以外の印字書込み領域A1,例え
ば、カード本体部11の端面から離隔距離L3の位置で
あって、他の端面からαの位置に幅数〔mm〕のライン
状に位置検出用磁気データDDが設けられている。
【0050】このため、従来例のように磁気カードリー
ド/ライト装置側に設けられたサーマルヘッドのホーム
ポジション(基準位置)のみを基準することなく、当該
磁気カード28に設けられた位置検出用磁気データDD
に基づいて該カード28の印字書込み領域A1と該ヘッ
ド25との位置合せをすることが可能となる。
【0051】これにより、本来、制御系が認識する印字
書込み領域A1の指定位置において、印字情報WDの印
字処理を精度良く行うことが可能となる。
【0052】次に、本発明の各実施例に係る磁気カード
が用いられる磁気カードリード/ライト装置について説
明をする。
【0053】図4(a),(b)は、本発明の各実施例
に係る磁気カードリード/ライト装置の構成図であり、
同図(a)はその断面図,同図(b)はその平面図をそ
れぞれ示している。
【0054】図4(a)において、本発明の各実施例に
係る磁気カード28に磁気データMDを書込み/読出し
処理をしたり、印字書込み領域に熱印字をする磁気カー
ドリード/ライト装置は、装置本体部30に上部ケース
29A,下部ケース29Bが設けられている。また、該上部
ケース29Aにはカード認識用センサ24Aが設けられ、下
部ケース29Bには、搬送用ベルト22A,磁気ヘッド2
3,駆動用ローラ22B,サーマルへッド25及びへッド
駆動用モータ27等が具備される。
【0055】すなわち、搬送用ベルト22Aは第1の移動
手段12の一部を構成するものであり、例えば、本発明
の実施例に係る磁気カード28をX方向に移動するもの
である。また、駆動用ローラ22Bは第1の移動手段12
の他の一部を構成するものであり、ステップモータ等の
所定ステップ送りによる駆動力を受けて搬送用ベルト22
Aを駆動するものである。
【0056】磁気ヘッド23は情報書込み/読出し処理
手段13の一実施例であり、磁気カード28の磁気デー
タMDの書込み/読出し処理をするものである。また、
磁気ヘッド23の取付け位置と磁気カード28の端部を
認識するカード認識用センサ24Aの取付け位置との離隔
距離がL1に規定されている。
【0057】印字位置検出センサ24Bは位置検出手段1
4の一実施例であり、磁気カード28の印字位置を検出
するものである。例えば、印字位置検出センサ24Bに
は、磁気センサや光学系センサを用いる。磁気センサは
磁気検出手段14Aの一例となるものであり、磁気カード
28の印字書込み領域A1に位置検出用磁気データDD
を設けた場合に、それを検出してMPU26に位置検出
信号PDを出力するものである。
【0058】また、光学系センサは光検出手段14Bの一
例となるものであり、磁気カード28の印字書込み領域
A1にバーコード等の位置検出用マークBCを設けた場
合に、それを検出するものである。
【0059】なお、印字位置検出センサ24Bはサーマル
ヘッド25に係合され、それがへッド駆動用モータ27
により移動制御される。例えば、へッド駆動用モータ2
7に接続されたスクリュウシャフトに基づいて磁気カー
ド28の直行方向(Y方向)に印字位置検出センサ24B
及びサーマルヘッド25が移動制御される。
【0060】サーマルへッド25は印字手段15の一実
施例であり、磁気カード28に印字情報を熱印字するも
のである(図3(b)参照)。なお、サーマルへッド2
5は磁気ヘッド23の取付け位置からL2の離隔距離を
隔てて、例えば、そのスクリューシャフトの軸心位置が
規定される。
【0061】MPU(マイクロプロセッサユニット)2
6は制御手段16の一実施例であり、カード搬送系,磁
気ヘッド23,カード認識用センサ24A,印字位置検出
センサ24B,サーマルへッド25及びへッド駆動用モー
タ27等の入出力を制御するものである。例えば、MP
U26は印字位置検出センサ24Bから出力される位置検
出信号PDに基づいてへッド駆動用モータ27の出力制
御をする。
【0062】このようにして、本発明の各実施例に係る
磁気カードリード/ライト装置によれば、図4(a),
(b)に示すように、装置本体部30の上部ケース29A
にはカード認識用センサ24Aが設けられ、下部ケース29
Bには、搬送用ベルト22A,磁気ヘッド23,駆動用ロ
ーラ22B,サーマルへッド25及びへッド駆動用モータ
27等が具備され、該印字位置検出センサ24Bを係合し
たサーマルへッド25がMPU26を介して移動制御さ
れる。
【0063】このため、本発明に係る磁気カード28が
当該処理装置に挿入され、該磁気カード28がMPU2
6を介して駆動用ローラ22B及び搬送用ベルト22Aによ
り移動されると、例えば、磁気ヘッド23により磁気デ
ータMD等が書込み/読出し処理される。また、その
後、磁気カード28の印字書込み領域A1に印字情報を
印字をする場合、まず、MPU26を介して搬送用ベル
ト22A及び駆動用ローラ22Bにより磁気カード28の端
面がサーマルヘッド25のホームポジションに移動され
る。
【0064】次に、従来例と異なり本発明の実施例で
は、印字書込み領域A1に設けられた位置検出用磁気デ
ータDDが磁気センサ等の印字位置検出センサ24Bによ
り検出される。また、印字位置検出センサ24BからMP
U26に位置検出信号PDが出力される。ここで、印字
位置検出センサ24Bを係合したサーマルへッド25がM
PU26及びヘッド駆動用モータ27の制御を受けて、
印字指定位置に向かって移動される。
【0065】なお、この際に、印字書込み領域A1に設
けられた位置検出用マークBCを光学系センサにより検
出しても良い。
【0066】これにより、磁気カード28に指定された
印字位置が印字位置検出センサ24Bより検出され、同様
に、該印字位置にサーマルへッド25が移動する。その
後、当該磁気カード28の印字書込み領域A1に該ヘッ
ド25を介して、その固有の印字情報等が印字される。
【0067】このことで、従来例のように印字書込み領
域A1の指定位置ではない別の位置に印字情報を印字す
ることが極力回避される。すなわち、磁気カード28が
当該装置に対して斜めに挿入された異常挿入時やカード
搬送系及びヘッド駆動用モータ27等のギアのバックラ
ッシュやベルトのマイクロスリップ等を生じた場合であ
っても、位置検出用磁気データDDを基準にしてサーマ
ルへッド25が正確に移動制御される。
【0068】これにより、本来、制御系が認識する印字
書込み領域A1の指定位置において、正確に印字情報W
Dの印字処理を行うことが可能となる。
【0069】次に、本発明の第1の実施例に係る磁気カ
ードの印字処理方法について当該装置の動作を補足しな
がら説明をする。
【0070】図5は、本発明の第1の実施例に係る磁気
カードリード/ライト装置の制御フローチャートを示し
ている。例えば、本発明の第1の実施例に係る磁気カー
ド28を用いて、磁気データMDの書込み/読出し処理
をした後に、印字書込み領域A1に熱印字処理をする場
合に、図5のフローチャートにおいて、まず、ステップ
P1で磁気カード28を当該装置に挿入する。
【0071】次に、ステップP2で磁気カード28の送
り処理を開始し、次いで、ステップP3で磁気カード2
8の認識をする。この際に、磁気カード28が認識され
た場合(YES)には、カード認識用センサ24Aにより該
磁気カード28の端面が認識されることからステップP
4に移行する。また、磁気カード28が認識されない場
合(NO)には、ステップP2に戻ってその処理を継続
する。
【0072】従って、ステップP4では、磁気カード2
8のL1送り処理をする。この際に、該磁気カード28
がMPU26を介してカード搬送系により移動され、磁
気カード28の端面が磁気ヘッド23の取付け位置に到
達する。
【0073】その後、ステップP5で磁気カード28の
L2送り処理をする。この際に、MPU26を介して同
様にカード搬送系により移動される。
【0074】これにより、ステップP6で当該磁気カー
ド28に磁気データMDが書込み/読出し処理され、ス
テップP7でL2送り処理の終了を判断する。この際
に、L2送り処理の終了した場合(YES)には、ステッ
プP8に移行する。また、L2送り処理の終了しない場
合(NO)には、ステップP6に戻ってその処理を継続
する。
【0075】また、本発明の第1の実施例では印字書込
み領域A1に熱印字処理をするため、ステップP8に移
行して、磁気カード28のL3送り処理をする。この際
に、磁気カード28の端部から位置検出用磁気データD
Dの格納位置までの離隔距離L3分のみがカード搬送系
により移動される。これにより、磁気カード28の端面
がサーマルヘッド25のホームポジションに移動され
る。ここで、従来例と異なり本発明の実施例では、印字
書込み領域A1に設けられた位置検出用磁気データDD
が磁気センサ等の印字位置検出センサ24Bにより検出さ
れ、該位置検出用磁気データDDの格納位置(印字基準
位置p)とサーマルヘッド25のホームポジションとの
位置ずれが補正処理される。
【0076】その後、ステップP9でサーマルヘッド2
5を移動する。この際に、サーマルへッド25に係合さ
れた印字位置検出センサ24Bが該位置検出用磁気データ
DDの格納位置を基準にしてヘッド駆動用モータ27に
より印字指定位置に向かって移動制御される。
【0077】また、ステップP10では印字開始位置の確
認をする。この際に、サーマルヘッド25が印字開始位
置に到達した場合(YES)には、ステップP11に移行す
る。また、それが印字開始位置に到達しない場合(N
O)には、ステップP9に戻ってその処理を継続する。
【0078】次に、ステップP11で熱印字処理をする。
この際に、印字書込み領域A1に位置合わせされたサー
マルヘッド25から当該磁気カード28のオーバコート
部28Dに熱が伝達され、錫パターン部28Cが溶融するこ
とにより、英字や数字等が表示される(図3(b)参
照)。
【0079】その後、ステップP12で印字処理の終了を
判断する。この際に、印字処理を終了した場合(YES)
には、ステップP13に移行する。また、印字処理を終了
しない場合(NO)には、ステップP11に戻ってその処
理を継続する。
【0080】次に、ステップP13でサーマルヘッド25
をホームポジションに戻し、ステップP14でカード排出
処理をして制御を終了する。
【0081】このようにして、本発明の第1の実施例に
係る磁気カードの印字処理方法によれば、図5のフロー
チャートに示すように、ステップP8,9,13で位置検
出用磁気データDDの検出処理に基づいて印字書込み領
域A1の印字指定位置pとなる位置検出用磁気データD
Dの格納位置とサーマルヘッド25とが位置合わせ処理
されている。
【0082】このため、磁気カード28が当該装置に異
常挿入されたり、駆動用ローラ22Bや搬送用ベルト22A
等のカード搬送系及びヘッド駆動用モータ27等のギア
のバックラッシュやベルトのマイクロスリップ等を生じ
た場合であっても、位置検出用磁気データDDの格納位
置(印字基準位置p)とサーマルヘッド25のホームポ
ジションとの位置ずれが補正処理されることから、ステ
ップP11で位置合わせ処理された磁気カード28の印字
書込み領域A1において、本来、制御系が指定する印字
位置に、例えば、当該磁気カード28の有効,無効等の
固有の印字情報WDを正確に印字することが可能とな
る。
【0083】これにより、当該磁気カード28の固有の
印字情報WDの識別性や情報リード/ライト装置の信頼
度の向上を図ることが可能となる。
【0084】(2)第2の実施例の説明 図6(a),(b)は、本発明の第2の実施例に係る磁
気カードの説明図であり、図6(a)はその平面図を示
している。
【0085】図6(a)において、第1の実施例と異な
るのは第2の実施例ではカード本体部11の印字書込み
領域A1に印字桁数検出用磁気データDD1が設けられる
ものである。
【0086】すなわち、印字桁数検出用磁気データDD1
は位置検出用データ媒体DDの他の実施例であり、当該
磁気カード31の印字書込み領域A1の一辺(カード挿
入方向側)に沿って、Y方向にn個配置されるものであ
る。また、カード挿入方向を基準にして、n個の印字桁
数検出用磁気データDD1の格納位置はカード端面からL
4の離隔距離に規定され、該印字桁数ピッチは,例え
ば、β〔mm〕に規定される。
【0087】さらに、図6(b)の印字書込み領域A1
の拡大図において、例えば、ローマ字「A,B,C」等
の印字情報は印字桁数ピッチに沿ってサーマルヘッド2
5により熱印字されるものである。
【0088】なお、カードの材質等は第1の実施例と同
様であるため説明を省略する。
【0089】このようにして、本発明の第2の実施例に
係る磁気カードによれば、図6(a),(b)に示すよ
うに、印字書込み領域A1と情報記憶領域A2とが磁気
カード31のカード本体部11に対して同一面に設けら
れ、該情報記憶領域A2以外の印字書込み領域A1,例
えば、カード本体部11の端面からL4の位置であっ
て、印字桁数ピッチβによるn個の印字桁数検出用磁気
データDD1が設けられている。
【0090】このため、従来例のように磁気カードリー
ド/ライト装置側に設けられたサーマルヘッドのホーム
ポジション(基準位置)のみを基準することなく、当該
磁気カード31に設けられた印字桁数検出用磁気データ
DD1に基づいて該カード31の印字書込み領域A1と該
ヘッド25との位置合せを正確に行うことが可能とな
る。
【0091】例えば、n個の印字桁数検出用磁気データ
DD1の格納位置を熱印字処理前にメモリ等に記憶し、そ
の後、制御系が指定する該格納位置を読み出して、該ヘ
ッド25を移動する(図7のフローチャート参照)。
【0092】これにより、本来、制御系が認識する印字
書込み領域A1の指定位置において、印字情報WDの印
字処理を精度良く行うことが可能となる。
【0093】次に、本発明の第2の実施例に係る磁気カ
ードの印字処理方法について当該装置の動作を補足しな
がら説明をする。
【0094】図7は、本発明の第2の実施例に係る磁気
カードリード/ライト装置の制御フローチャートを示し
ている。例えば、本発明の第2の実施例に係る磁気カー
ド31を用いて、磁気データMDの書込み/読出し処理
をした後に、印字書込み領域A1に熱印字処理をする場
合に、図7のフローチャートにおいて、まず、ステップ
P1で磁気カード31を当該装置に挿入する。
【0095】次に、ステップP2で磁気カード31の送
り処理を開始し、次いで、ステップP3で磁気カード3
1の認識をする。この際に、磁気カード31が認識され
た場合(YES)には、カード認識用センサ24Aにより該
磁気カード31の端面が認識されることからステップP
4に移行する。また、磁気カード31が認識されない場
合(NO)には、ステップP2に戻ってその処理を継続
する。
【0096】従って、ステップP4では、磁気カード3
1のL1送り処理をする。この際に、該磁気カード31
がMPU26を介してカード搬送系により移動され、磁
気カード31の端面が磁気ヘッド23の取付け位置に到
達する。
【0097】その後、ステップP5で磁気カード31の
L2送り処理をする。この際に、MPU26を介して同
様にカード搬送系により移動される。
【0098】これにより、ステップP6で当該磁気カー
ド31に磁気データMDが書込み/読出し処理され、ス
テップP7でL2送り処理の終了を判断する。この際
に、L2送り処理の終了した場合(YES)には、ステッ
プP8に移行する。また、L2送り処理の終了しない場
合(NO)には、ステップP6に戻ってその処理を継続
する。
【0099】また、本発明の第2の実施例では印字書込
み領域A1に熱印字処理をするため、ステップP8に移
行して、磁気カード31のL4送り処理をする。この際
に、磁気カード31の端部から印字桁数検出用磁気デー
タDD1の格納位置までの離隔距離L4分のみがカード搬
送系により移動される。これにより、磁気カード31の
端面がサーマルヘッド25のホームポジションに移動さ
れる。
【0100】その後、ステップP9でサーマルヘッド2
5を移動する。この際に、第1の実施例と異なり第2の
実施例では、印字書込み領域A1に設けられたn個の印
字桁数検出用磁気データDD1が磁気センサ等の印字位置
検出センサ24Bにより順次検出される。
【0101】また、ステップP10では1桁目の検出用磁
気データDD1であるか否かの確認をする。この際に、サ
ーマルヘッド25が1桁目の検出用磁気データDD1に到
達した場合(YES)には、ステップP11に移行する。ま
た、それが1桁目の検出用磁気データDD1に到達しない
場合(NO)には、ステップP10に戻ってその処理を継
続する。
【0102】さらに、ステップP11では距離情報の記憶
処理をする。この際に、MPU26のメモリ等に、第1
番目の印字桁数検出用磁気データDD1に係るアドレスが
格納される。
【0103】その後、ステップP12では2桁目の検出用
磁気データDD1であるか否かの確認をする。この際に、
サーマルヘッド25が2桁目の検出用磁気データDD1に
到達した場合(YES)には、順次n個の印字桁数検出用
磁気データDD1に係るアドレスの格納処理をする。ま
た、それが2桁目の検出用磁気データDD1に到達しない
場合(NO)には、ステップP12に戻ってその処理を継
続する。
【0104】さらに、ステップP13ではn個目の検出用
磁気データDD1であるか否かの確認をする。この際に、
サーマルヘッド25がn桁目の検出用磁気データDD1に
到達した場合(YES)には、ステップP14に移行する。
また、それがn桁目の検出用磁気データDD1に到達しな
い場合(NO)には、順次n個の印字桁数検出用磁気デ
ータDD1に係るアドレスの格納処理を継続する。これに
より、印字桁数検出用磁気データDD1の実際の格納位置
(印字基準位置p)と制御系が,本来認識しているサー
マルヘッド25のホームポジションとの位置ずれが補正
処理される。
【0105】その後、ステップP15でサーマルヘッド2
5をホームポジションに移動処理をし、ステップP16で
n個の印字桁数検出用磁気データDD1に係るアドレスか
ら制御系の指定するアドレスの読出し処理をする。この
際に、MPU26のメモリ等から,例えば、第3番目の
印字桁数検出用磁気データDD1に係るアドレスが読み出
され、該アドレスに基づいて印字位置検出センサ24Bを
係合したサーマルへッド25が第3番目の印字桁数検出
用磁気データDD1の格納位置を基準にして、ヘッド駆動
用モータ27により印字指定位置に向かって移動制御さ
れる。
【0106】次に、ステップP17で熱印字処理をする。
この際に、印字書込み領域A1に位置合わせされたサー
マルヘッド25から当該磁気カード31に熱が伝達さ
れ、英字や数字等が表示される(図3(b)参照)。
【0107】その後、ステップP18で印字処理の終了を
判断する。この際に、印字処理を終了した場合(YES)
には、ステップP19に移行する。また、印字処理を終了
しない場合(NO)には、ステップP17に戻ってその処
理を継続する。
【0108】次に、ステップP19でサーマルヘッド25
をホームポジションに戻し、ステップP20でカード排出
処理をして制御を終了する。
【0109】このようにして、本発明の第2の実施例に
係る磁気カードの熱印字処理方法によれば、図7のフロ
ーチャートに示すように、ステップP10〜P14で印字桁
数検出用磁気データDD1の検出処理に基づいて得られた
距離情報により、ステップP16で印字書込み領域A1の
印字指定位置pとなる印字桁数検出用磁気データDD1の
格納位置とサーマルヘッド25とが位置合わせ処理され
ている。
【0110】このため、磁気カード31が当該装置に異
常挿入されたり、駆動用ローラ22Bや搬送用ベルト22A
等のカード搬送系及びヘッド駆動用モータ27等のギア
のバックラッシュやベルトのマイクロスリップ等を生じ
た場合であっても、ステップP16で読み出されたアドレ
スに基づいて位置合わせ補正処理された磁気カード31
の印字書込み領域A1において、本来、制御系が指定す
る印字位置に、第1の実施例と同様に、当該磁気カード
31の有効,無効等の固有の印字情報WDを正確に印字
することが可能となる。
【0111】これにより、第1の実施例と同様に、当該
磁気カード31の固有の印字情報WDの識別性や情報リ
ード/ライト装置の信頼度の向上を図ることが可能とな
る。
【0112】(3)第3の実施例の説明 図8(a),(b)は、本発明の第3の実施例に係る磁
気カードの説明図であり、図8(a)はその平面図を示
している。
【0113】図8(a)において、第1,第2の実施例
と異なるのは第3の実施例ではカード本体部11の印字
書込み領域A1に個別印字位置検出用磁気データDD2が
設けられるものである。
【0114】すなわち、個別印字位置検出用磁気データ
DD2は位置検出用データ媒体DDの他の実施例であり、
当該磁気カード32の印字書込み領域A1のX,Y方向
にマトリクス状,例えば、X方向に所定ピッチγ,Y方
向に所定ピッチβによりn×m個配置されるものであ
る。また、カード挿入方向を基準にして最初の個別印字
位置検出用磁気データDD2の格納位置は、カード端面か
らL5の離隔距離に規定される。
【0115】さらに、図8(b)の印字書込み領域A1
の拡大図において、例えば、ローマ字「A,B,C」や
数字「1,2」等の印字情報は個別印字位置検出用磁気
データDD2の格納位置に隣接する位置にサーマルヘッド
25により熱印字されるものである。
【0116】なお、カードの材質等は第1の実施例と同
様であるため説明を省略する。
【0117】このようにして、本発明の第3の実施例に
係る磁気カードによれば、図8(a),(b)に示すよ
うに、印字書込み領域A1と情報記憶領域A2とが磁気
カード31のカード本体部11に対して同一面に設けら
れ、該情報記憶領域A2以外の印字書込み領域A1,例
えば、カード本体部11の端面からL5の位置であっ
て、X方向に所定ピッチγ,Y方向に所定ピッチβによ
りn×m個の個別印字位置検出用磁気データDD2が設け
られている。
【0118】このため、従来例のように磁気カードリー
ド/ライト装置側に設けられたサーマルヘッドのホーム
ポジション(基準位置)のみを基準することなく、当該
磁気カード31に設けられた個別印字位置検出用磁気デ
ータDD2に基づいて該カード31の印字書込み領域A1
と該ヘッド25との位置合せをすることが可能となる。
【0119】これにより、制御系が指定する印字位置に
係るアドレスに基づいて直接,該指定位置に該ヘッド2
5を移動し、印字情報WDの印字処理を精度良く、か
つ、高速に行うことが可能となる(図9のフローチャー
ト参照)。
【0120】次に、本発明の第3の実施例に係る磁気カ
ードの印字処理方法について当該装置の動作を補足しな
がら説明をする。
【0121】図9は、本発明の第3の実施例に係る磁気
カードリード/ライト装置の制御フローチャートを示し
ている。例えば、本発明の第3の実施例に係る磁気カー
ド32を用いて、磁気データMDの書込み/読出し処理
をした後に、印字書込み領域A1に熱印字処理をする場
合に、図9のフローチャートにおいて、まず、ステップ
P1で磁気カード32を当該装置に挿入する。
【0122】次に、ステップP2で磁気カード32の送
り処理を開始し、次いで、ステップP3で磁気カード3
2の認識をする。この際に、磁気カード32が認識され
た場合(YES)には、カード認識用センサ24Aにより該
磁気カード32の端面が認識されることからステップP
4に移行する。また、磁気カード32が認識されない場
合(NO)には、ステップP2に戻ってその処理を継続
する。
【0123】従って、ステップP4では、磁気カード3
2のL1送り処理をする。この際に、該磁気カード32
がMPU26を介してカード搬送系により移動され、磁
気カード32の端面が磁気ヘッド23の取付け位置に到
達する。
【0124】その後、ステップP5で磁気カード32の
L2送り処理をする。この際に、MPU26を介して同
様にカード搬送系により移動される。
【0125】これにより、ステップP6で当該磁気カー
ド32に磁気データMDが書込み/読出し処理され、ス
テップP7でL2送り処理の終了を判断する。この際
に、L2送り処理の終了した場合(YES)には、ステッ
プP8に移行する。また、L2送り処理の終了しない場
合(NO)には、ステップP6に戻ってその処理を継続
する。
【0126】また、本発明の第3の実施例では印字書込
み領域A1に熱印字処理をするため、ステップP8に移
行して、磁気カード32のL5送り処理をする。この際
に、磁気カード32の端部から個別印字位置検出用磁気
データDD2の格納位置までの離隔距離L5分のみがカー
ド搬送系により移動される。これにより、磁気カード3
2の端面がサーマルヘッド25のホームポジションに移
動される。
【0127】その後、ステップP9でサーマルヘッド2
5を移動する。この際に、第1,第2の実施例と異なり
第3の実施例では、印字書込み領域A1に設けられたn
×m個の個別印字位置検出用磁気データDD2が磁気セン
サ等の印字位置検出センサ24Bにより検出され、該個別
印字位置検出用磁気データDD2の格納位置(印字基準位
置p)とサーマルヘッド25のホームポジションとの位
置ずれが補正処理される。その後、サーマルへッド25
に係合された印字位置検出センサ24Bが該個別印字位置
検出用磁気データDD2の格納位置を基準にしてヘッド駆
動用モータ27により印字指定位置に向かって移動制御
される。
【0128】また、ステップP10では印字指定位置の確
認をする。この際に、サーマルヘッド25が印字指定位
置に到達した場合(YES)には、ステップP11に移行す
る。また、それが印字指定位置に到達しない場合(N
O)には、ステップP9に戻ってその処理を継続する。
ここで、例えば、印字位置検出センサ24Bにより検出さ
れた個別印字位置検出用磁気データDD2と制御系の指定
する印字位置に係るアドレスとが比較照合される。
【0129】次に、ステップP11で熱印字処理をする。
この際に、印字書込み領域A1の指定位置に位置合わせ
されたサーマルヘッド25から当該磁気カード32に熱
が伝達され、英字や数字等が表示される(図3(b)参
照)。
【0130】その後、ステップP12で印字処理の終了を
判断する。この際に、印字処理を終了した場合(YES)
には、ステップP13に移行する。また、印字処理を終了
しない場合(NO)には、ステップP9に戻って処理に
戻ってその処理を継続する。
【0131】次に、ステップP13でサーマルヘッド25
をホームポジションに戻し、ステップP14でカード排出
処理をして制御を終了する。
【0132】このようにして、本発明の第3の実施例に
係る磁気カードの印字処理方法によれば、図9のフロー
チャートに示すように、ステップP10で印字指定位置の
確認処理に基づいて印字書込み領域A1の印字指定位置
となる個別印字位置検出用磁気データDD2の格納位置と
サーマルヘッド25とが位置合わせ処理されている。
【0133】このため、磁気カード32が当該装置に異
常挿入されたり、駆動用ローラ22Bや搬送用ベルト22A
等のカード搬送系及びヘッド駆動用モータ27等のギア
のバックラッシュやベルトのマイクロスリップ等を生じ
た場合であっても、印字書込み領域A1に設けられたn
×m個の個別印字位置検出用磁気データDD2が磁気セン
サ等の印字位置検出センサ24Bにより検出され、該個別
印字位置検出用磁気データDD2の格納位置(印字基準位
置p)とサーマルヘッド25のホームポジションとの位
置ずれが補正処理される。これにより、ステップP11で
位置合わせ補正処理された磁気カード32の印字書込み
領域A1において、本来、制御系が指定する印字位置
に、第1,第2の実施例と同様に当該磁気カード32の
有効,無効等の固有の印字情報WDを正確に印字するこ
とが可能となる。
【0134】これにより、第1,第2の実施例と同様に
当該磁気カード32の固有の印字情報WDの識別性や情
報リード/ライト装置の信頼度の向上を図ることが可能
となる。
【0135】なお、本発明の各実施例では情報記憶媒体
が磁気カードであって、位置検出用データ媒体DDが磁
気データの場合について説明したが、それが電荷を記憶
媒体とする情報カードであっても、また、位置検出用デ
ータ媒体DDがバーコードのような場合であっても、同
様な効果が得られる。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報記憶
媒体によれば情報記憶領域以外の印字書込み領域に、印
字位置合わせを補助する位置検出用データ媒体が設けら
れている。
【0137】このため、従来例のように情報記憶媒体の
処理装置側に設けられた印字手段の基準位置のみを基準
することなく、当該情報記憶媒体に設けられた位置検出
用データ媒体に基づいて該記憶媒体の印字書込み領域と
印字手段との位置合せを行うことができ、該位置合せ精
度の向上を図ることがが可能となる。
【0138】また、本発明の情報記憶媒体の処理装置に
よれば第1の移動手段,位置検出手段,印字手段及び制
御手段が具備され、該印字手段に係合された位置検出手
段が第2の移動手段により移動制御される。
【0139】このため、情報記憶媒体が当該装置に対し
て斜めに挿入された異常挿入時や第1の移動手段及び第
2の移動手段等のギアのバックラッシュやベルトのマイ
クロスリップ等を生じた場合であっても、位置検出用デ
ータ媒体を基準にして印字手段を正確に指定印字位置に
移動することが可能となる。このことで、従来例のよう
に印字書込み領域の指定位置ではない別の位置に印字情
報を印字することが極力回避される。
【0140】さらに、本発明の情報記憶媒体の印字処理
方法によれば、位置検出用データ媒体の検出処理に基づ
いて印字書込み領域の印字基準位置と印字手段とが位置
合わせ処理され、その後、印字処理が行われている。
【0141】このため、情報記憶媒体が異常挿入された
り、第1,第2の移動手段等に移動誤差を生じた場合で
あっても、印字基準位置と印字手段との位置ずれが位置
検出用データ媒体の検出処理に基づいて補正処理される
ことから、該位置合わせ補正処理された情報記憶媒体の
印字書込み領域において、本来、制御系が指定する印字
位置に当該情報記憶媒体の有効,無効等の固有の印字情
報を正確に印字することが可能となる。
【0142】これにより、当該情報記憶媒体の固有の印
字情報の識別性や情報リード/ライト装置の信頼度の向
上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記憶媒体及びその処理装置の
原理図である。
【図2】本発明に係る情報記憶媒体の印字処理方法の原
理図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る磁気カードの説明
図である。
【図4】本発明の各実施例に係る磁気カードリード/ラ
イト装置の構成図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る磁気カードリード
/ライト装置の制御フローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例に係る磁気カードの説明
図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る磁気カードリード
/ライト装置の制御フローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施例に係る磁気カードの説明
図である。
【図9】本発明の第3の実施例に係る磁気カードリード
/ライト装置の制御フローチャートである。
【図10】従来例に係る磁気カードリード/ライト装置の
説明図である。
【符号の説明】
11…カード本体部、 12,17…第1,第2の移動手段、 13…情報書込み/読出し手段、 14…位置検出手段、 15…印字手段、 16…制御手段、 MD…他の情報、 DD,BC…位置検出用データ媒体、 WD…印字情報、 A1…印字書込み領域、 A2…情報記憶領域、 p1…印字基準位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 21/16 B41J 5/30 B41J 21/00 B42D 15/10 501 G06K 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記憶媒体(18)を移動する第1の
    移動手段と、 前記情報記憶媒体(18)の印字位置を検出する位置検
    出手段(14)と、 前記情報記憶媒体(18)に印字をする印字手段(1
    5)と、 前記第1の移動手段(12)、位置検出手段(14)及
    び印字手段(15)の入出力を制御する制御手段(1
    6)とを具備し、 前記位置検出手段(14)が前記印字手段(15)に係
    合され、前記係合された位置検出手段(14)と印字手
    段(15)とが第2の移動手段(17)により移動制御
    され、 前記位置検出手段(14)が前記情報記憶媒体(18)
    の印字書込み領域(A1)に予め設けられた位置検出用
    磁気データ(DD)を検出する磁気検出手段(14
    A)、又は該印字書込み領域(A1)に予め設けられた
    位置検出用マーク(BC)を検出する光検出手段(14
    B)から成ることを特徴とする情報記憶媒体の処理装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報記憶媒体の処理装置
    により印字処理をする方法であって、 情報記憶媒体(18)の印字書込み領域(A1)に予め
    設けられた位置検出用データ媒体(BCやDD)の検出
    処理をし、 前記位置検出用データ媒体(BC、CD)に基づいて前
    記印字書込み領域(A1)の印字基準位置(p)と印字
    手段(15)との位置合わせ補正処理をし、 前記位置合わせ補正処理された情報記憶媒体(18)の
    印字書込み領域(A1)に印字処理をすることを特徴と
    する情報記憶媒体の印字処理方法。
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