JP2962533B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料Info
- Publication number
- JP2962533B2 JP2962533B2 JP3197336A JP19733691A JP2962533B2 JP 2962533 B2 JP2962533 B2 JP 2962533B2 JP 3197336 A JP3197336 A JP 3197336A JP 19733691 A JP19733691 A JP 19733691A JP 2962533 B2 JP2962533 B2 JP 2962533B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silver halide
- group
- hydrogen atom
- emulsion layer
- general formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
材料に関する。特に感度・かぶり比および保存性が改良
されたハロゲン化銀乳剤を用いたハロゲン化銀写真感光
材料に関する。
ロゲン化銀乳剤は、通常、例えば、所望の感度や階調を
得るために各種の化学物質を用いて化学増感を施す。そ
の代表的方法としては、硫黄増感、セレン増感、テルル
増感、例えば金のような貴金属増感、還元増感及び、こ
れらの組み合わせによる各種増感法が知られている。
れとの差別化のためにハロゲン化銀写真感光材料におけ
る高感度化、粒状性、鮮鋭度の改良による高画質化、さ
らには処理時間の短縮に対する要求は益々つよくなって
きている。これらの要求に答えるべく化学増感法の分野
で数多くの改良がなされてきた。
法、およびテルル増感剤についての知見はきわめて少な
く、僅かに、例えば、米国特許第1,623,499
号、同3,320,069号、同3,772,031
号、同3,531,289号、同3,655,394
号、英国特許第235,211号、同1,121,49
6号、同1,295,462号、同1,396,696
号、カナダ特許第800,958号に記載されている
が、詳細にかつ具体的なテルル増感剤まで含めて記載し
ているのは、このうち英国特許第1,295,462
号、同1,396,696号とカナダ特許第800,9
58号だけであった。
られている、例えばカナダ特許第800,958号に開
示されているコロイド状テルルやポタシウムテルライド
は、当業界で一般的に行われている硫黄増感に比べ到達
感度が高くなるが、前者は、塩化第一錫のような強力な
還元剤を用いて調製するため、残存物の影響や、調製条
件の制御が極めて困難で再現性のある結果が得られず、
また後者は化合物自体の安定性が悪いため再現性のある
結果が得られていない。さらには、希に到達感度が高い
場合でも、硫黄増感と比較するとかぶりが著しく高く、
特に金増感と併用時にはこの傾向はさらに強く、かぶり
の発生を抑える技術開発が強く望まれていた。
ハロゲン化銀写真感光材料を提供することであり、さら
に別の目的は保存性にすぐれたかぶりの少ない高感度の
ハロゲン化銀写真感光材料を提供することである。
するハロゲン化銀写真感光材料により達成され、本発明
により従来の技術では困難であったテルル増感のもつ増
感作用を充分に生かすことが可能になった。即ち、本発
明は、支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層
を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該ハロゲ
ン化銀乳剤層に含有される感光性ハロゲン化銀粒子が沃
臭化銀粒子であり、テルル増感されており、かつ該ハロ
ゲン化銀乳剤層またはこれと水透過性の関係にある他の
親水性コロイド層に後掲の第A表記載の一般式(I)で
表される化合物の少なくとも1種を含有することを特徴
とするハロゲン化銀写真感光材料を提供する。
M、−COOR1 、−OH、および−NHR2 から選ば
れた基の少なくとも1個を直接または間接に有する複素
環を表し、Mは水素原子、アルカリ金属原子または、四
級アンモニウム基または四級ホスホニウム基を表す。ま
た、R1 は水素原子、アルカリ金属原子または炭素数1
ないし6のアルキル基、R2 は水素原子、炭素数1ない
し6のアルキル基、−COR3 、−COOR3 または−
SO2 R3 を表し、R3 は水素原子、脂肪族基または芳
香族基を表す。
層のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光
材料において、該ハロゲン化銀乳剤層に含有される感光
性ハロゲン化銀粒子が沃臭化銀粒子であり、テルル増感
されており、かつ該ハロゲン化銀乳剤層またはこれと水
透過性の関係にある他の親水性コロイド層に後掲の第A
表記載の一般式(II)で表される化合物の少なくとも1
種を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
料を提供する。
て窒素原子またはCR4 (R4 は水素原子、置換もしく
は無置換のアルキル基、または置換もしくは無置換のア
リール基を表す。)を示し、R5 は−SO3 M、−CO
OM、−OH、および−NHR2 から成る群から選ばれ
た少なくとも1種で置換された有機残基を示し、Mは水
素原子、アルカリ金属原子または、四級アンモニウム基
または四級ホスホニウム基を表し、L1 は−S−、−O
−、−N(−)−、−CO−、−SO−及び−SO2 −
から成る群から選ばれた連結基を示す。nは0または1
である。R2 は、水素原子、炭素数1ないし6のアルキ
ル基、−COR3 、−COOR3 または−SO2 R3 を
表し、R3 は、一般式(I)中と同一内容を表す。
層のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光
材料において、該ハロゲン化銀乳剤層に含有される感光
性ハロゲン化銀粒子が沃臭化銀粒子であり、テルル増感
されており、かつ該ハロゲン化銀乳剤層またはこれと水
透過性の関係にある他の親水性コロイド層に後掲の第A
表記載の一般式(III )で表される化合物の少なくとも
1種を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光
材料を提供する。
酸素原子または−NR6 −(R6 は水素原子、置換もし
くは無置換のアルキル基、または置換もしくは無置換の
アリール基を表す)を示し、L2 は−CONR7 、−N
R7 CO−、SO2 NR7 −、−NR7 SO2 −、−O
CO−、−COO−、−S−、−NR7 −、−CO−、
−SO−、−OCOO−、−NR7 CONR8 −、−N
R7 COO−、−OCONR7 −、または−NR7 SO
2 NR8 −を表す。nは、0または1である。R5 は、
−SO3 M、−COOM、−OH、および−NHR2 か
ら成る群から選ばれた少なくとも1種で置換された有機
残基を表す。R2 は、一般式(II)中と同一内容を表
す。R3 は、一般式(I)中と同一内容を表す。R7 、
R8 は、各々水素原子、置換もしくは無置換アルキル
基、または置換もしくは無置換のアリール基を表す。
層のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光
材料において、該ハロゲン化銀乳剤層に含有される感光
性ハロゲン化銀粒子が沃臭化銀粒子であり、テルル増感
されており、かつ該ハロゲン化銀乳剤層またはこれと水
透過性の関係にある他の親水性コロイド層に一般式(I
I) で表される化合物及び一般式(III )で表される化
合物のそれぞれ少なくとも1種を含有することを特徴と
するハロゲン化銀写真感光材料を提供する。
かぶり防止剤として知られており、例えば特開昭64−
0531号には、浅内潜乳剤のかぶり防止および保存性
良化剤として、特開平02−000,837号には平板
粒子のかぶり防止剤および低照度相反則不軌良化例が開
示されている。
物をテルル増感したハロゲン化銀乳剤に適用した具体的
な例は報告されていない。これらの化合物によるかぶり
防止作用その他の写真作用を予測することは、テルル増
感に関する知見が極めて少ない現状では極めて困難であ
ったが、テルル増感と共に用いることで顕著な効果を得
ることが出来た。
は、例えば、米国特許第1,623,499号、同3,
320,069号、同3,772,031号、英国特許
第235,211号、同1,121,496号、同1,
295,462号、同1,396,696号、カナダ特
許第800,958号、ジャーナル・オブ・ケミカル・
ソサイアティー・ケミカル・コミュニケーション(J.
Chem.Soc.Chem.Commun.)635
(1980)、ibid 1102(1979)、ib
id 645(1979)、ジャーナル・オブ・ケミカ
ル・ソサイアティー・パーキン・トランザクション
(J.Chem.Soc.Perkin Tran
s.)1,2191(1980)に記載の化合物を用い
ることが好ましい。
コロイド状テルル、テルロ尿素類(例えばアリルテルロ
尿素、N,N−ジメチルデルロ尿素、テトラメチルテル
ロ尿素、N−カルボキシエチル−N′,N′−ジメチル
テルロ尿素、N,N′−ジメチルエチレンテルロ尿素、
N,N′−ジフェニルエチレンテルロ尿素)、イソテル
ロシアナート類(例えばアリルイソテルロシアナー
ト)、テルロケトン類(例えばテルロアセトン、テルロ
アセトフェノン)、テルロアミド類(例えばテルロアセ
トアミド、N,N−ジメチルテルロベンズアミド)、テ
ルロヒドラジド(例えばN,N′,N′−トリメチルテ
ルロベンズヒドラジド)、テルロエステル(例えばt−
ブチル−t−ヘキシルテルロエステル)、ホスフィンテ
ルリド類(例えばトリブチルホスフィンテルリド、トリ
シクロヘキシルホスフィンテルリド、トリイソプロピル
ホスフィンテルリド、ブチル−ジイソプロピルホスフィ
ンテルリド、ジブチルフェニルホスフィンテルリド)、
他のテルル化合物(例えば英国特許第1,295,46
2号記載の負電荷のテルライドイオン含有ゼラチン、ポ
タシウムテルリド、ポタシウムテルロシアナート、テル
ロペンタチオネートナリトウム塩、アリルテルロシアネ
ート)があげられる。
は、後掲の化4〜化5に示す一般式(IV)および(V)
があげられる。
脂肪族基、芳香族基、複素環基、OR4 、NR
5 (R6 )、SR7 、OSiR8 (R9 )(R10)、X
または水素原子を表す。R4 およびR7 は脂肪族基、芳
香族基、複素環基、水素原子またはカチオンを表し、R
5 およびR6 は脂肪族基、芳香族基、複素環基または水
素原子を表し、R8 、R9 およびR10は脂肪族基を表
し、Xはハロゲン原子を表す。
基、複素環基または−NR13(R14)を表し、R12は−
NR15(R16)、−N(R17)N(R18)R19または−
OR20を表す。R13、R14、R15、R16、R17、R18、
R19およびR20は水素原子、脂肪族基、芳香族基、複素
環基またはアシル基を表す。ここでR11と15、R11とR
17、R11とR18、R11と20、R13と15、R13とR17、R
13とR18、およびR 13とR20は結合して環を形成しても
よい。
る。
R3 、R4 、R5 、R6 、R7、R8 、R9 およびR10
で表される脂肪族基は好ましくは炭素数1〜30のもの
であって、特に炭素数1〜20の直鎖、分岐または環状
のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アラルキ
ル基である。ここで、アルキル基、アルケニル基、アル
キニル基、アラルキル基としては、例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、n−オ
クチル、n−デジル、n−ヘキサデシル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、アリル、2−ブテニル、3−ペン
テニル、プロパルギル、3−ペンチニル、ベンジル、フ
ェネチルがあげられる。
R3 、R4 、R5 、R6 およびR7 で表される芳香族基
は好ましくは炭素数6〜30のものであって、特に炭素
数6〜20の単環または縮環のアリール基であり、例え
ばフェニル基、ナフチル基があげられる。
R3 、R4 、R5 、R6 およびR7 で表される複素環基
は窒素原子、酸素原子および硫黄原子のうち少なくとも
一つを含む3〜10員環の飽和もしくは不飽和の複素環
基である。これらは単環であってもよいし、さらに他の
芳香環もしくは複素環と縮合環を形成してもよい。好ま
しき複素環基は、は5〜6員環の芳香族複素環基であ
り、例えば、ピリジル、フリル、チエニル、チアゾリ
ル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリルがあげられる。
表されるカチオンはアルカリ金属、アンモニウムを表
す。
ン原子は、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子およ
び沃素原子を表す。
素環基は置換されていてもよい。代表的な置換基として
は、例えば、アルキル基、アラルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、アリール基、アルコキシ基、アリー
ルオキシ基、アミノ基、アシルアミノ基、ウレイド基、
ウレタン基、スルホニルアミノ基、スルファモイル基、
カルバモイル基、スルホニル基、スルフィニル基、アル
キルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
基、アシル基、アシルオキシ基、リン酸アミド基、ジア
シルアミノ基、イミド基、アルキルチオ基、アリールチ
オ基、ハロゲン原子、シアノ基、スルホ基、カルボキシ
基、ヒドロキシ基、ホスホノ基、ニトロ基、およびヘテ
ロ環基が挙げられる。これらの基はさらに置換されてい
てもよい。
っていてもよい。
子と一緒に環を形成してもよく、また、R5 とR6 は結
合して含窒素複素環を形成してもよい。
よびR3 は脂肪族基または芳香族基を表し、より好まし
くはアルキル基または芳香族基を表す。
る。
R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20で表さ
れる脂肪族基は好ましくは炭素数1〜30のものであっ
て、特に炭素数1〜20の直鎖、分岐または環状のアル
キル基、アルケニル基、アルキニル基、アラルキル基で
ある。ここで、アルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、アラルキル基としては、例えば、メチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、n−オクチ
ル、n−デシル、n−ヘキサデシル、シクロペンチル、
シロクヘキシル、アリル、2−ブテニル、3−ペンテニ
ル、プロパルギル、3−ペンチニル、ベンジル、フェネ
チルがあげられる。
R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20で表さ
れる芳香族基は好ましくは炭素数6〜30のものであっ
て、特に炭素数6〜20の単環または縮環のアリール基
であり、例えばフェニル基、ナフチル基があげられる。
R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20で表さ
れる複素環基は窒素原子、酸素原子および硫黄原子のう
ち少なくとも一つを含む3〜10員環の飽和もしくは不
飽和の複素環基である。これらは単環であってもよい
し、さらに他の芳香環もしくは複素環と縮合環を形成し
てもよい。好ましい複素環基は、5〜6員環の芳香族複
素環基であり、例えば、ピリジル、フリル、チエニル、
チアゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリルがあげ
られる。
R15、R16、R17、R18、R19およびR20で表されるア
シル基は好ましくは炭素数1〜30のものであって、特
に炭素数1〜20の直鎖または分岐のアシル基であり、
例えばアセチル基、ベンゾイル基、ホルミル基、ピバロ
イル基、デカノイル基があげられる。
R18、R11と20、R13と15、R13とR17、R13とR18、
およびR13とR20は結合して環を形成する場合は、例え
ば、アルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基また
はアルケニレン基があげられる。
素環基は、一般式(I)であげた置換基で置換されてい
てもよい。
基、芳香族基または−NR13(R14)を表し、R12は−
NR15(R16)を表す。R13、R14、R15およびR16は
脂肪族基または芳香族基を表す。
香族基または−NR13(R14)を表し、R12は−NR15
(R16)を表す。R13、R14、R15およびR16はアルキ
ル基または芳香族基を表す。ここで、R11とR15および
R13とR15はアルキレン基、アリーレン基、アラルキレ
ン基またはアルケニレン基を介して環を形成することも
より好ましい。
V)および(V)で表される化合物44〜81の具体例
を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
よび(V)で表される化合物は既に知られている方法に
準じて合成することができる。例えば、ジャーナル・オ
ブ・ケミカル・ソサイアティ(J.Chem.Soc.
(A))1969,2927;ジャーナル・オブ・オル
ガノメタリック・ケミストリー(J.Organome
t.Chem.)4,320(1965);ibid,
1,200(1963);ibid,113,C35
(1976);フォスフォラス・サルファー(Phos
phorus Sulfur)15,155(198
3);ヘミッシェ・ベリヒテ(Chem.Ber.)1
09,2996(1976);ジャーナル・オブ・ケミ
カル・ソサイアティ・ケミカル・コミュニケーション
(J.Chem.Soc.Chem.Commun.)
635(1980);ibid,1102(197
9);ibid,645(1979);ibid,82
0(1987);ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイ
アティ・パーキン・トランザクション(J.Chem.
Soc.Perkin.Trans.)1,2191
(1980);ザ・ケミストリー・オブ・オルガノ・セ
レニウム・アンド・テルリウム・カンパウンズ(The
Chemistry of Organo Sele
nium and Tellurium Compou
nds)2巻の216〜267(1987)に記載の方
法で合成することができる。
用量は、例えば、使用するハロゲン化銀粒子、化学熟成
条件により変わるが、一般にハロゲン化銀1モル当り1
0 −8 〜10 −2 モル、好ましくは10 −7 〜5×10
−3 モル程度を用いる。 本発明における化学増感の条件
としては、特に制限はないが、pAgとしては、6〜1
1、好ましくは7〜10であり、温度としては40〜9
5℃、好ましくは50〜85℃である。 本発明において
は、例えば、金、白金、パラジウム、イリジウムのよう
な貴金属増感剤を併用することが好ましい。特に、金増
感剤を併用することは好ましく、具体的には、例えば、
塩化金酸、カリウムクロロオーレート、カリウムオーリ
チオシアネート、硫化金、金セレナイドが挙げられ、ハ
ロゲン化銀1モル当り、10 −7 〜10 −2 モル程度を
用いることができる。 本発明において、更に、硫黄増感
剤を併用することも好ましい。具体的には、例えば、チ
オ硫酸塩(例えば、ハイポ)、チオ尿素類(例えば、ジ
フェニルチオ尿素、トリエチルチオ尿素、アリルチオ尿
素)、ローダニンのような公知の不安定イオウ化合物が
挙げられ、ハロゲン化銀1モル当り、10 −7 〜10
−2 モル程度を用いることができる。 本発明において、
更に、セレン増感剤を併用することも好ましい。本発明
で用いるセレン増感剤としては、例えば、米国特許第1
574944号、同1602592号、同162349
9号、及び同3297446号に記載のセレン化合物が
好ましい。より具体的には、コロイド状金属セレニウ
ム、イソセレノシアモート類(例えば、アリルイソセレ
ノシアネート)、セレノ尿素類(例えば、セレノ尿素;
例えば、N,N−ジメチルセレノ尿素、N,N−ジエチ
ルセレノ尿素の脂肪族セレノ尿素;例えば、フェニル基
の芳香族基や、例えば、ピリジル基の複素環をもつ置換
セレノ尿素)、セレノケトン類(例えば,セレノアセト
ン、セレノアセトフェノン)、セレノアミド類(例え
ば、セレノアセトアミド)、セレノカルボン酸およびエ
ステル類(例えば、2−セレノプロピオン酸、メチル3
−セレノブチレート)、セレナイド類(例えば、ジエチ
ルセレナイド、トリフェニルフォスフィンセレナイ
ド)、セレノフォスフェート類(例えば、トリ−p−ト
リルセレノフォスフェート)、を挙げることができる。
10−8〜10 −2 モル程度を用いることができる。
感剤を併用することも好ましい。
用することも可能であり具体的には、例えば、塩化第1
スズ、アミノイミノメタンスルフィン酸、ヒドラジン誘
導体、ボラン化合物、シラン化合物、ポリアミン化合物
が挙げられる。
剤の存在下で、テルル増感を行なうのが好ましい。
えば、チオシアン酸カリウム)、チオエーテル化合物
(例えば、米国特許第3021215号、同32711
57号、特公昭58−30571号、特開昭60−13
6736号に記載の化合物、特に、3,6−ジチア−
1,8−オクタンジオール)、四置換チオ尿素化合物
(例えば、特公昭59−11892号、米国特許第42
21863号に記載の化合物、特にテトラメチルチオ尿
素)、更に、特公昭60−11341号に記載のチオン
化合物、特公昭63−29727号に記載のメルカプト
化合物、特開昭60−163042号に記載のメソイオ
ン化合物、米国特許第4782013号に記載のセレノ
エーテル化合物、特開平2−118566号に記載のテ
ルロエーテル化合物、亜硫酸塩が挙げられる。特に、こ
れらの中で、チオシアン酸塩、チオエーテル化合物、四
置換チオ尿素化合物とチオン化合物は好ましくは用いる
ことができる。使用量としては、ハロゲン化銀1モル当
り10−5×10−2モル程度用いることができる。
ようにテルル増感されたハロゲン化銀乳剤を含有する乳
剤層又はこれと水透過性の関係にあるその他の親水性コ
ロイド層に含有せしめられる。ここで水透過性とは、現
像処理時にアルカリ性雰囲気下で、水が相互に透過しう
るような関係になりうることをいう。例えば、乳剤層に
直接又は間接に接する他の乳剤層又は、例えば、中間
層、混色防止層、ハレーション防止層、フィルター層、
保護層の各層が含まれるが、支持体の反対側にある、例
えばバック層は含まない。
変性ゼラチン、ポリビニルアルコールの親水性ビニルポ
リマーの単独又は混合物を含むことが典型的である。
物について説明する。
COOR1 、−OHか−NHR2 から選ばれた少なくと
も1種を直接または間接に結合した複素環残基、例えば
オキサゾール環、チアゾール環、イミダゾール環、セレ
ナゾール環、トリアゾール環、テトラゾール環、チアジ
アゾール環、オキサジアゾール環、ペンタゾール環、ピ
リミジン環、チアジン環、トリアジン環、チオジアジン
環、または他の炭素環やヘテロ環と結合した環(例え
ば、ベンゾチアゾール環、ベンゾトリアゾール環、ベン
ツイミダゾール環、ベンゾオキサゾール環、ベンゾセレ
ナゾール環、ナフトオキサゾール環、トリアザインドリ
ジン環、ジアザインドリジン環、テトラアザインドリジ
ン環)である。
トラゾール環、ベンツイミダゾール環、ベンズチアゾー
ル環、ベンゾオキサゾール環、トリアザール環をあげる
ことができる。
カリ金属原子、四級アンモニウム基または四級ホスホニ
ウム基を表わす。R1 は水素原子、アルカリ金属原子ま
たは炭素数1ないし6のアルキル基を表わし、R2 は水
素原子、炭素数1ないし6のアルキル基、−COR3 、
−COOR3 または−SO2 R3 を表わし、R3 は水素
原子、脂肪族基または芳香族基を表わし、これらの基は
さらに置換基を有してもよい。
環化合物のうちで好ましいものとして、一般式(II)及
び(III)で表わされるものを挙げることができる。
窒素原子またはCR4 (R4 は水素原子、置換もしくは
無置換のアルキル基、または置換もしくは無置換のアリ
ール基を表わす。)を示し、R5 は、−SO3 M、−C
OOM、−OHおよび−NHR2 から成る群から選ばれ
た少くとも1種で置換された有機残基であり、具体的に
は炭素数1〜20のアルキル基(例えばメチル、エチ
ル、プロピル、ヘキシル、ドデシル、オキタデシル)、
炭素数6〜20のアリール基(例えばフェニル、ナフチ
ル)を示し、L1 は−S−、−O−、−N(−)−、−
CO−、−SO−および−SO2 −から成る群から選ば
れた連結基を示す.nは0または1である。
さらに、例えば、ハロゲン原子(例えばF、Cl、B
r)、アルコキシ基(例えばメトキシ、メトキシエトキ
シ)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ)、アルキ
ル基(R2 がアリール基のとき)、アリール基(R2 が
アルキル基のとき)、アミド基(例えばアセトアミド、
ベンゾイルアミノ)、カルバモイル基(例えば無置換カ
ルバモイル、フェニルカルバモイル、メチルカルバモイ
ル)、スルホンアミド基(例えばメタンスルホンアミ
ド、フェニルスルホンアミド)、スルファモイル基(例
えば無置換スルファモイル、メチルスルファモイル、フ
ェニルスルファモイル)、スルホニル基(例えばメチル
スルホニル、フェニルスルホニル)、スルフィニル基
(例えばメチルスルフィニル、フェニルスルフィニ
ル)、シアノ基、アルコキシカルボニル基(例えばメト
キシカルボニル)、アリールオキシカルボニル基(例え
ばフェノキシカルボニル)、およびニトロ基の他の置換
基によって置換されていてもよい。
M、−OHおよび−NHR2 が2個以上あるときは同じ
であっても異なっていてもよい。
ものと同じものを意味する。
子、酸素原子または−NR6 −を表し、R6 は水素原
子、置換もしくは無置換のアルキル基、または置換もし
くは無置換のアリール基を表わす。
い。
SO2 NR7 −、−NR7 SO2−、−OCO−、−C
OO−、−S−、−NR7 −、−CO−、−SO−、−
OCOO−、−NR7 CONR8 −、−NR7 COO
−、−OCONR7 −、または−NR7 SO2 NR8 −
を表わし、R7 、R8 は、各々水素原子、置換もしくは
無置換のアルキル基、または置換もしくは無置換のアリ
ール基を表わす。
れたものと同じものを意味し、nは0または1を表わ
す。
わされるアルキル基、およびアリール基の置換基として
はR5 の置換基として挙げたものと同じものを挙げるこ
とができる。
−SO3 Mおよび−COOMのものが好ましい。
に用いられる一般式(I)、(II)、または(III)で表
される化合物の好ましい具体例1〜43を示す。
れる化合物は公知であり、また以下の文献に記載されて
いる方法により合成することができる。
541,924号、特公昭42−21,842号、特開
昭53−50,169号、英国特許第1,275,70
1号、D.A.バージエスら、“ジャーナル・オブ・ヘ
テロサイクリック・ケミストリ”(D.A.Berge
s et.al.,“Journal of Hete
rocyclic Chemistry”)第15巻9
81号(1978号)、“ザ・ケミストリ・オブ・ヘテ
ロサイクリック・ケミストリ”、イミダゾール・アンド
・デリバティブス、パートI(“The Chemis
try ofHeterocylic Chemist
ry”Imidazole andDerivativ
es part I)、336〜9頁、ケミカル・アブ
ストラクト(Chemical Abstract)、
58、7921号(1963)、394頁、E.ホガー
ス、“ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティ
(E.Hoggarth“Journal of Ch
emical Society”)1160〜7頁(1
949)、及びS.R.サウドラー、W.カロ、“オル
ガニック・ファンクショナル・グループ・プレバレーシ
ョン、アカデミックプレス社(S.R.Saudle
r,W.Karo、“Organic Fanctio
nal Group Preparation”Aca
demic Press社312〜5頁、(1968)
M.シャムドムら(M.Chamdon,et.a
l.,)、ブルタン、・ド・ラ・ソシエテ・シミーク・
ド・フランス(Bulletin de la Soc
iete Chmique de France)、7
23(1954)、D.A.シャーリー、D.W.アレ
イ、ジャーナル・オブ・ゼ・アメリカ・ケミカル・ソサ
エティ(D.A.Shirley,D.W.Alle
y,J.Amer.Chem.Soc.)、79、(4
922(1954)A.ボールW.マーチバルト、ベリ
ッヒテ(A.Wohl,W.Marchwald,Be
r.)(ドイツ化学誌)、22巻、568頁(188
9)ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサエ
ティ(J.Amer.Chem.Soc.)、44、1
502〜10頁 米国特許第3,017,270号、英
国特許第940,169号、特公昭49−8,334
号、特開昭55−59,463号、アドバンスド・イン
・ヘテロサイクリックケミストリー(Advanced
in Heterocyclic Chemistr
y)、西独特許第2,716,707号、ザ・ケミスト
リー・オブ・ヘテロサイクリック・コンパウンズ、イミ
ダゾール・アンド・デリバティブズ(The Chem
istry of Heterocyclic Com
pounds Imidazole and Deri
vatives) Vol 1,385頁、オルガニッ
ク・シンセシス(Org.Synth)IV.,569
(1963)、ベリツヒテ(Ber.)9,465(1
976)、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・
ソサイエティ(J.Amer,Chem.Soc.)4
5、2390(1923)、特開昭50−89034
号、同53−28426、同55−21007号、特公
昭40−28496号。
される化合物はハロゲン化銀乳剤層、親水性コロイド層
(例えば、中間層、表面保護層、イエローフィルター
層、アンチハレーション層)に含有させられる。
含有させることが好ましい。
-5〜1×10-1g/m2 、より好ましくは5×10-5〜
1×10-2g/m2 、特に好ましくは1×10-4〜5×
10-3g/m2 である。
添加物の通常の添加方法に従えば良い。例えばメチルア
ルコール、エチルアルコール、メチルセロソルブ、アセ
トン、水あるいはこれらの混合溶媒の中に溶解し、溶液
として添加することができる。
で示される化合物は写真用乳剤の製造工程のいかなる工
程で添加して用いることもできるし、乳剤製造後塗布直
前までのいかなる段階で添加して用いることもできる。
本発明に於ける好ましい添加する工程は、ハロゲン化銀
粒子形成終了後から化学熟成工程の間で添加する事が効
果的である。
される化合物は、通常テルル増感されたハロゲン化銀1
モル当り、1×10-6モル乃至1×10-1モル好ましく
は1×10-5モル乃至8×10-3モルの範囲で使用され
る。
る化合物と一般式(III)で表わされる化合物を併用する
ことが最も好ましい。この場合、一般式(II)で表わさ
れる化合物として一般式(III)で表わされる化合物の添
加時期は、同じでも良いし、異なっていても良い。例え
ば一般式(II)で表わされる化合物をハロゲン化銀粒子
形成終了後から化学熟成工程の間で添加し、一般式(II
I)で表わされる化合物を化学熟成工程終了後塗布直前ま
でに添加しても良いし、またその逆でも良い。さらに一
般式(II)で表わされる化合物と一般式(III)で表わさ
れる化合物をそれぞれ分割してハロゲン化銀粒子形成終
了後から化学熟成工程の間および化学熟成工程終了後塗
布直前までに添加しても良い。一般式(II)および(II
I)で表わされる化合物の併用時の添加量は、テルル増感
されたハロゲン化銀1モル当り各々1×10-6モル乃至
1×10-1モルであり、好ましくは1×10-5乃至8×
10-3モルである。それらの添加量の比は1:100か
ら100:1までの範囲が好ましく、最も好ましくは
1:20から20:1である。
銀粒子は、立法体、八面体のような規則的(regul
ar)を結晶形を有するもの、また、例えば、球状、板
状のような変則的(irregular)な結晶形をも
つもの、あるいはこれらの結晶形の複合形をもつもので
ある。また種々の結晶形の粒子の混合から成るものも使
用できるが、規則的な結晶形を使用するのが好ましい。
銀粒子は、内部と表層とが異なる相をもっていても、均
一な相から成っていてもよい。また、潜像が主として表
面に形成されるような粒子(例えばネガ型乳剤)でもよ
く、粒子内部に主として形成されるような粒子(例え
ば、内部潜像型乳剤、予めかぶらせた直接反転型乳剤)
であってもよい。好ましくは、潜像が主として表面に形
成されるような粒子である。
厚みが0.5ミクロン以下、好ましくは0.3ミクロン
以下で、径が好ましくは0.6ミクロン以上であり、平
均アスペクト比が3以上の粒子が全投影面積の50%以
上を占めるような平板粒子乳剤か、統計学上の変動係数
(投影面積を円近似した場合の直径で表わした分布にお
いて、標準偏差Sを平均直径dで除した値S/d)が2
0%以下である単分散乳剤が好ましい。また、平板粒子
乳剤および単分散乳剤を2種以上混合してもよい。
ピー・グラフキデス(P.Glafkides)著、シ
ミー・エ・フイジーク・フォトグラフィーク(Chim
ieet Physique Photographe
que)(ポールモンテル社刊、1967年)、ジー・
エフ・ダフィン(G.F.Duffin)著、フォトグ
ラフィック・エマルジョン・ケミストリー(Photo
graphic Emulsion Chemistr
y)(フォーカルプレス刊、1966年)、ブイ・エル
・ゼリクマン(V.L.Zelikman)ら著、メー
キング・アンド・コーティング・フォトグラフィック・
エマルジョン(MakingandCoating P
hotographic Emulsion)(フォー
カルプレス刊、1964年)に記載された方法を用いて
調製することができる。
子の成長をコントロールするためにハロゲン化銀溶剤と
して例えばアンモニア、ロダンカリ、ロダンアンモン、
チオエーテル化合物(例えば米国特許第3,271,1
57号、同第3,574,628号、同第3,704,
130号、同第4,297,439号、同第4,27
6,374号)、チオン化合物(例えば特開昭53−1
44319号、同53−82408号、同55−777
37号)、アミン化合物(例えば特開昭54−1007
17号)を用いることができる。
程において、例えば、カドミウム塩、亜鉛塩、タリウム
塩、イリジウム塩またはその錯塩、ロジウム塩またはそ
の錯塩、鉄塩または鉄錯塩を共存させてもよい。
の個々のハロゲン化銀粒子の沃化銀含有率の相対標準偏
差はそれぞれの乳剤において20%以下であることが好
ましい。上記の相対標準偏差値が20%を越えるとカブ
リの上昇及び階調が劣化する傾向を示し好ましくない。
の具体的方法は、特願平1−045724号に記載の方
法によって行うことができる。
銀写真乳剤は、例えばリサーチ・ディスクロージャー
(RD)No.17643(1978年12月)、22頁
〜23頁、“I.乳剤製造(Emulsion pre
paration and types)”、および同
No.18716(1979年11月)、648頁、グラ
フキデ著「写真の物理と化学」、ポールモンテル社刊
(P.Glafkides.Chemie et Ph
isique Photographique,pau
l Montel,1967)、ダフィン著「写真乳剤
化学」、フォーカルプレス社刊(G.F.Duffi
n,Photographic Emulsion C
hemistry(Focal Press,196
6))、ゼリクマンら著「写真乳剤の製造と塗布」、フ
ォーカルプレス社刊(V.L.Zelikman et
al.,Making and Coating P
hotographic Emulsion,Foca
l Press,1964)に記載された方法を用いて
調製することができる。例えば、米国特許第3,57
4,628号、同3,655,394号および英国特許
第1,413,748号に記載された単分散乳剤も好ま
しい。
が異質なハロゲン組成からなるものでもよく、層状構造
をなしていてもよい、また、エピタキシャル接合によっ
て組成の異なるハロゲン化銀が接合されていてもよく、
また、例えばロダン銀、酸化鉛のハロゲン化銀以外の化
合物と接合されていてもよい。また、種々の結晶形の粒
子の混合物を用いてもよい。
学熟成および分光増感を行ったものを使用する。このよ
うな工程で使用される添加剤はリサーチ・ディスクロー
ジャーNo.17643および同No.18716に記載さ
れており、その該当箇所を後掲の表Iにまとめた。
上記の2つのリサーチ・ディスクロージャーに記載され
ており次の表Iに関連する記載箇所を示した。
る。 実施例1 臭化カリウム、チオエーテル(HO(CH2 )2 S(C
H2 )2 S(CH2 )2 OH)およびゼラチンを加えて
溶解し、65℃に保った溶液中に、攪拌しながら硝酸銀
溶液と沃化カリウムと臭化カリウムの混合溶液をダブル
ジェット法により添加した。
ロキュレーション法により可溶性塩類を除去したのち、
再び40℃に昇温してゼラチン60gを追添して溶解し
pHを6.3に調整した。
径が1.05μmで厚み0.15μm、平均の直径/厚
み比は7.0であり沃化銀含有率が2.5モル%であ
り、また40℃でpAgは8.5であった。
昇温し増感色素アンヒドロー5,5′−ジクロロ−9−
エチル−3,3′−ジ(3−スルホプロピル)オキサカ
ルボシアニンハイドロオキサイドナトリウム塩(580
mg/AgX1モル)と沃化カリウム(200mg/AgX
1モル)を加え、表IIに示す増感剤を加え、更に塩化
金酸(9.4×10-6モル/AgX 1モル)とチオシ
アン酸カリウム(3.2×10-4モル/モルAgX)を
加え、更に表IIに示す化合物を加え、30分間化学熟成
した。
0.08モル含む)を40℃で溶解し、下記i)〜iv)
を攪拌しながら順次添加し調液した。
てi)〜v)を攪拌しながら順次添加し調液した。
1)〜(C−4)の化学構造式を示す。
面保護層用塗布液と共に、同時押し出し法によりポリエ
チレンテレフタレートフィルム支持体上にそれぞれ塗布
時の体積比率が103:45になるように塗布した。塗
布銀量は2.5g/m2 である。これらのサンプルを、
センシトメーターを用いてイエローフィルターと光学楔
を介して露光(1/100秒)して、自動現像機用RD
−III 現像液(富士写真フィルム(株)製)で35℃で
30秒間現像した後、常法により定着、水洗、乾燥し、
写真感度を測定した。写真感度は、カブリ値+0.2の
光学濃度を得るのに必要な露光量の逆数の相対値で表わ
し、試料1の感度を100とした。
ン増感に比べてテルル増感は感度が高いがカブリの発生
が大きい。しかし本発明の化合物の併用によりカブリの
発生を著しく抑制し、かつ感度の低下も硫黄増感、セレ
ン増感に用いるときから予想されるよりも小さくテルル
増感により低カブリで高感度のものが得られた。
一般式(III)で示される化合物を併用した試料10と1
4においてはかぶりが著しく低く、かつ高感度が得られ
た。
物の添加量は、銀1モルあたりのモル単位で示した。
リウムを含有する2.0重量%のゼラチン溶液2.6リ
ットルに、それを攪拌しながらダブルジェット法で1.
2モルの硝酸銀溶液と、1.11モルの臭化カリウムと
0.09モルの沃化カリウムを含むハロゲン塩水溶液を
各1200mlを15分間かけて添加した。この間ゼラチ
ン溶液は35℃に保たれた。この後乳剤を、常法のフロ
キュレーション法で洗浄しゼラチン30gを加え、溶解
した後、pH6.5、pAg8.6に調整した。得られた
沃臭化銀微粒子(沃化銀含量7.5モル%)は平均粒子
サイズは0.07μm であった。
9モルの臭化カリウムを含有する0.8重量%のゼラチ
ン溶液2リットルにそれを攪拌しながらダブルジェット
法で2.0モルの硝酸銀溶液と同じく2.0モルの臭化
カルウム溶液とを30cc添加した。この間反応容器中の
ゼラチン溶液は40℃に保たれた。添加後70℃に昇温
し、ゼラチンを40g添加した。その後1.0モルの硝
酸銀溶液を添加してpBrを2.70にし、この後80
分間で150gの硝酸銀が加速された流量(終了時の流
量が開始時の10倍)で添加され、同時にダブルジェッ
ト法で臭化カリウム溶液がpBrが2.55になるよう
に添加された。
キュレーション法で水洗し、ゼラチン60gを添加し4
0℃において溶解した後、pH6.5、pAg8.6に調
整した。この平板状臭化銀粒子は、平均円相当径が1.
32μmで粒子厚さは0.22μm であり、円相当径の
変動係数は14.5%である単分散平板状粒子であっ
た。
0gに相当する臭化銀を含む乳剤II−Bを水1.1リッ
トルに溶解し、温度を75℃、pBrを1.5に保っ
た。次いで、3,6−ジチアオクタン−1,8−ジオー
ルを1g添加し、直ちに、微粒子乳剤II−Aを硝酸銀に
換算して100gになるよう一定流量で50分間で反応
容器に添加した。得られた平板状粒子は、平均円相当径
が2.1μm 、粒子厚さは0.3μm であった。
水洗しpH6.5、pAg8.6に調整した。
にして増感色素アンヒドロ−5−クロロ−5′−フェニ
ル−9−エチル−3,3′−ジ(3−スルホプロピル)
オキサカルボシアニンハイドロオキサイド・ナトリウム
塩を加えたあと、表III に示す化合物と増感剤を加え、
次いで塩化金酸(1.2×10-5モル/モルAgX)と
チオシアン酸カリウム(6.5×10-4モル/モルAg
X)を加え、最適に化学熟成した。そのあと、下記に示
す化合物を加えて、下塗層を有するトリアセチルセルロ
ースフィルム支持体上に、保護層と共に同時に押し出し
法で塗布し、試料15〜28を作成した。
(D−1)) ・トリクレジルフォスフェート ・安定剤 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テト
ラザインデン ・塗布助剤 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム。
ナトリウム塩 ・ゼラチン。
(1/100秒)を与え、下記のカラー現像処理を行っ
た。
した。得られた写真性能の結果を表III に示した。相対
感度は試料15の感度を100とした。
℃で行った。
ある。
で表わした。
合物の添加量は、銀1モルあたりのモル単位で示した。
ル当り、以下同じ)を含有する不活性骨ゼラチン0.7
%水溶液(溶液A)1.0リットルを40℃に保ち攪拌
しながら、これにダブルジェット法により同一の一定流
量で24秒間にわたり臭化カリウム1.95モル水溶液
(溶液B)および硝酸銀1.9モル水溶液(溶液C)を
加えた(全硝酸銀の2.06%を消費した)。さらに8
%脱イオンゼラチン溶液400mlを加えた後、80℃に
昇温した。硝酸銀1.12モル水溶液(溶液D)を加え
pBrを2.25に調整した後(全硝酸銀の1.84%
を硝酸した)、14.7Nアンモニア水溶液を加えpHを
8.3に調整して物理熟成後、1N硝酸を加え再びpHを
5.5に調整した。臭化カリウム1.34モル水溶液
(溶液E)及び溶液Dを同時に流量を加速しながら(終
了時流量を開始時の2.5倍とした)11分間にわたっ
てpBrを1.56に保ちながら加えた後(全硝酸銀の
12.8%を消費した)、1NのNaOHを加えてpHを
9.3に調整した。臭化カリウム1.34モル、沃化カ
リウム0.108モルを含んだ水溶液(溶液F)及び溶
液Dを同時に流量を加速しながら(終了時流量を開始時
の5.5倍とした)28.5分間にわたってpBrを
1.56に保ちながら加えた(全硝酸銀の67.3%を
消費した)。沃化カリウム0.14モル水溶液100cc
(溶液G)を10分間にわたって添加し、添加終了後1
0分後に溶液Dと臭化カリウム1.34モル水溶液(溶
液H)を同時に流量を加速しながら(終了時流量を開始
時の2倍とした)10分間にわたってpBrを2.42
に保ちながら加えた(全硝酸銀の16%を消費した)。
次いで通常のフロキュレーション法により脱塩して、平
均粒子直径/厚み6.0、球相当径1.1μmである平
板状AgBrI(沃化銀5 mol%)を調製した。
て、後掲の化21〜22に示す増感色素I〜III を添加
した後、表IVに示す化合物と増感剤を加え、次いで塩化
金酸(1.2×10-5モル/Agモル)とチオシアン酸
カリウム(4.0×10-4モル/Agモル)を加え最適
に熟成した。ここに最適とは1/100秒で露光したと
きに最高に感度を示すことを言う。
塗布条件でTAC(三酢酸セルロース)ベースに塗布を
行い試料29〜34を作成した。
条件下に72時間放置した後、富士写真フィルム(株)
製ゼラチンフィルターYFと連続ウエッジを通して1/
100秒間露光し、次のカラー現像処理を行った。
した。
換樹脂(ロームアンドハース社製アンバーライトIR−
120B)と、OH型アニオン交換樹脂(同アンバーラ
イトIR−400)を充填した混床式カラムに通水して
カルシウムおよびマグネシウムイオン濃度を3mg/リッ
トル以下に処理し、続いて二塩化イソシアヌール酸ナト
リウム20mg/リットルと硫酸ナトリウム1.5g/リ
ットルを添加した。
る。
−1)および漂白促進剤(E−2)の化学構造式を示
す。
クス・秒で表示する露光量の逆数の相対値で表わした。
た。
物の添加量は、銀1モルあたりのモル単位で示した。
著しい金・テルル増感に本発明の化合物を用いることに
よりカブリ発生を顕著に抑制し、かつ高感度を維持する
ことができた事が解る。
下記に示すような組成の各層を重層塗布し、多層カラー
感光材料である試料101を作製した。
g/m2 単位で表した塗布量を示し、ハロゲン化銀につ
いては、銀換算の塗布量を示す。ただし増感色素につい
ては、同一層のハロゲン化銀1モルに対する塗布量をモ
ル単位で示す。
防黴・防菌性、帯電防止性及び塗布性をよくするために
W−1、W−2、W−3、B−4、B−5、F−1、
F−2、F−3、F−4、F−5、F−6、F−7、F
−8、F−9、F−10、F−11、F−12、F−1
3及び、鉄塩、鉛塩、金塩、白金塩、イリジウム塩、ロ
ジウム塩が含有されている。
は、後掲の化15〜化27に示す通りである。また、こ
こで使用した乳剤A〜Fは、後掲の表11に示す表Vの
通りである。
くは金−硫黄−セレン増感によって化学増感が施こされ
ている。
えた以外は、試料101と全く同一の資料を作成し試料
102とした。
て1/100秒間露光し、表VIに示す条件でカラー現象
処理を行った。
への向流方式であり、また漂白液のオーバーフロー液は
全て漂白定着(2)へ導入した。
工程への持込量は35mm巾の感光材料1m長さ当り2ml
であった。
ース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型強
塩基性アニオン交換樹脂(同アンバーライトIRA−4
00)を充填した混床式カラムに通水してカルシウム及
びマグネシウムシオン濃度を3mg/リットル以下に処理
し、続いて二塩化イソシアヌール酸ナトリム20mg/リ
ットルと硫酸ナトリウム150mg/リットルを添加し
た。この液のpHは6.5−7.5の範囲にあった。
ターで濃度測定を行い、カブリと感度を評価したとこ
ろ、本発明の試料102は、比較的試料101に対し、
高い感度と低いカブリが達成されることが確認された。
銀写真感光材料は、テルル増感のもつ増感作用によって
高感度であると共に、かぶりが少なくかつ保存性の点で
も優れている等の効果を奏するものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、
該ハロゲン化銀乳剤層に含有される感光性ハロゲン化銀
粒子が沃臭化銀粒子であり、テルル増感されており、か
つ該ハロゲン化銀乳剤層またはこれと水透過性の関係に
ある他の親水性コロイド層に下記の一般式(I)で表さ
れる化合物の少なくとも1種を含有することを特徴とす
るハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】 (一般式(I)中、Zは−SO3 M、−COOR1 、−
OH、および−NHR2から選ばれた基の少なくとも1
個を直接または間接に有する複素環を表し、Mは水素原
子、アルカリ金属原子または、四級アンモニウム基また
は四級ホスホニウム基を表す。R1 は水素原子、アルカ
リ金属原子または炭素数1ないし6のアルキル基、R2
は水素原子、炭素数1ないし6のアルキル基、−COR
3 、−COOR3 または−SO2 R3 を表し、R3 は水
素原子、脂肪族基または芳香族基を表す。) - 【請求項2】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、
該ハロゲン化銀乳剤層に含有される感光性ハロゲン化銀
粒子が沃臭化銀粒子であり、テルル増感されており、か
つ該ハロゲン化銀乳剤層またはこれと水透過性の関係に
ある他の親水性コロイド層に下記の一般式(II)で表さ
れる化合物の少なくとも1種を含有することを特徴とす
るハロゲン化銀写真感光材料。 【化2】 (一般式(II)中、Y、Wは独立して窒素原子またはC
R4 (R4 は水素原子、置換もしくは無置換のアルキル
基、または置換もしくは無置換のアリール基を表す。)
を示し、R5 は−SO3 M、−COOM、−OH、およ
び−NHR2 から成る群から選ばれた少なくとも1種で
置換された有機残基を示し、Mは水素原子、アルカリ金
属原子または、四級アンモニウム基または四級ホスホニ
ウム基を表し、L1 は−S−、−O−、−N(−)−、
−CO−、−SO−、及び−SO2−から成る群から選
ばれた連結基を示し、nは0または1である。R2 は水
素原子、炭素数1ないし6のアルキル基、−COR3 、
−COOR3 または−SO2R3 を表し、R3 は、水素
原子、脂肪族基または芳香族基を表す。) - 【請求項3】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、
該ハロゲン化銀乳剤層に含有される感光性ハロゲン化銀
粒子が沃臭化銀粒子であり、テルル増感されており、か
つ該ハロゲン化銀乳剤層またはこれと水透過性の関係に
ある他の親水性コロイド層に下記の一般式(III )で表
される化合物の少なくとも1種を含有することを特徴と
するハロゲン化銀写真感光材料。 【化3】 (一般式(III )中、Xは硫黄原子、酸素原子または−
NR6 −(R6 は水素原子、置換もしくは無置換のアル
キル基、または置換もしくは無置換のアリール基を表
す。)を示し、L2 は−COONR7 、−NR7 CO
−、−SO2 NR7 −、−NR7 SO2 −、−OCO
−、−COO−、−S−、−NR7 −、−CO−、−S
O−、−OCOO−、−NR7 CONR8 −、−NR7
COO−、−OCONR7 −、または−NR7 SO2 N
R8 −を表し、R5 は−SO3 M、−COOM、−O
H、及び−NHR2 から成る群から選ばれた少なくとも
1種で置換された有機残基を表す。nは0または1であ
る。R2 は、水素原子、単素数1ないし6のアルキル
基、−COR3 、−COOR3 または−SO2 R3 を表
し、R3は、水素原子、脂肪族基または芳香族基を表
す。R7 、R8 は、各々水素原子、置換もしくは無置換
のアルキル基、または置換もしくは無置換のアリール基
を表す。) - 【請求項4】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、
該ハロゲン化銀乳剤層に含有される感光性ハロゲン化銀
粒子が沃臭化銀粒子であり、テルル増感されており、か
つ該ハロゲン化銀乳剤層またはこれと水透過性の関係に
ある他の親水性コロイド層に請求項2記載の一般式(I
I) で表される化合物及び請求項3記載の一般式(III
)で表される化合物のそれぞれ少なくとも1種を含有
することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3197336A JP2962533B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3197336A JP2962533B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0519395A JPH0519395A (ja) | 1993-01-29 |
JP2962533B2 true JP2962533B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=16372780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3197336A Expired - Fee Related JP2962533B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2962533B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5357817A (en) * | 1976-11-05 | 1978-05-25 | Asahi Chemical Ind | Halogenated silver emulsion and method of producing same |
JPS62174743A (ja) * | 1985-10-22 | 1987-07-31 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | ハロゲン化銀写真感光材料 |
JP2557214B2 (ja) * | 1986-07-17 | 1996-11-27 | 富士写真フイルム株式会社 | カラ−写真感光材料 |
EP0339870A1 (en) * | 1988-04-29 | 1989-11-02 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Novel antifoggant for polyalkylene glycol sensitizers |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP3197336A patent/JP2962533B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0519395A (ja) | 1993-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0425832A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPS63146044A (ja) | 迅速処理性に優れた色素画像の形成方法 | |
JP2640144B2 (ja) | ハロゲン化銀カラー反転写真感光材料 | |
EP0318001B1 (en) | Silver halide photographic materials | |
JP2703121B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2962533B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2691089B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2535538B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料の製造方法 | |
JPH02216147A (ja) | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 | |
JP2864059B2 (ja) | ハロゲン化銀写真用乳剤並びに写真感光材料 | |
JPH01283551A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2841220B2 (ja) | ハロゲン化銀エマルジョンの増感法 | |
JPH03111838A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2811097B2 (ja) | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 | |
JPS6337348A (ja) | 迅速処理性に優れた色素画像の形成方法 | |
JPH0527353A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH04147250A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH04140738A (ja) | ハロゲン化銀乳剤の化学増感法 | |
JPH049942A (ja) | ハロゲン化銀写真乳剤 | |
JPH0473740A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH02214856A (ja) | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 | |
JPH11143000A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料及び画像形成方法 | |
US5733717A (en) | Silver halide photographic elements containing aryliodonium compounds | |
JP2778861B2 (ja) | ハロゲン化銀写真用乳剤及び写真感光材料 | |
JP2516050B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070806 Year of fee payment: 8 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070806 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |