JP2961527B2 - 竹炭粉末入り麺類の製造法 - Google Patents

竹炭粉末入り麺類の製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小麦粉等の臭いがな
く、かつ腰があり、風味が変わらず、長持ちするうど
ん、そば等の麺類の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、うどん、そば等は小麦粉、そば粉
等に食塩水を加えて混ぜ合わせ、これをこね機を用いて
こねた後、反対方向に回転する平滑なロール間を通して
麺帯にし、この間、グルテンを出させて粘弾力を強くし
て、切出機にかけ、細い麺線に形成することによって作
製している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に作製されるうどん、そば等において一部、保存性をよ
くするため過酸化水素を用いたり、また変化を与えるた
め、抹茶やゆず等の粉末や液を混入することが屡々行わ
れているが、従来より小麦粉等の原料粉に混入する上記
粉類などは色彩や香りに若干の変化を与えることはあっ
ても、小麦粉等の原料粉特有の臭みについては殆ど考え
られておらず、細い麺線に作成された後にも、その臭い
が一部に残存し風味を阻害する傾向を有していた。
【0004】本発明は上記実状に鑑み、これに対処して
特に竹炭のもつ特性を利用し、麺類に残存する小麦粉等
の臭味をなくし、同時に麺類の腰及び色、つやを良好な
らしめることを目的とするものである。
【0005】竹は成長過程で、地中からカルシウム、カ
リウムなどのミネラルを吸収し、このうち、カリウムが
減塩効果を有することから一部、竹炭として食品に食品
に使用することは行われているが、未だ粉砕し、うど
ん、そば等に混入することは全く行われていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】かくて上記目的に適合す
る本発明は、特に竹材を1000℃以上の温度で蒸し焼
きして得た竹炭を粉砕し粉末として、これを小麦粉、そ
ば粉などの穀物粉に混入し練り上げた後、薄く伸ばし、
その後切り出し細い麺線に形成することにある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、更に上記本発明の具体的な
実施の態様を説明すると、本発明は特に竹材を蒸し焼き
し竹炭としてその粉末を使用することが肝要である。こ
の場合、竹炭を作るには真竹又は孟宗竹を切り出し、約
1ケ月間、乾燥した後、竹炭窯に入れ、55〜60℃で
5〜6日間燻煙する。そして、次に300℃位まで順次
温度を上げてゆき、5〜6時間ガス抜きして、更に40
0〜430℃位まで温度を上げ、煙突と窯の口に蓋をし
て密閉し、窯の中の温度が1000℃、望ましくは12
00℃位になるまで蒸し焼きして、その後、4日間程、
冷やして窯出しをする。
【0008】ここで、得られた竹炭は多数の空孔を有す
る多孔質で、表面積が極めて大きく、孔にはバクテリア
が住み、種々の物質を吸着する。なお、この場合、通常
の木炭のように竹材を600〜800℃位で蒸し焼きし
た場合には、胃壁がタールとなって付着し、食品に適し
ないが、1000℃以上で蒸し焼きしたときは、食して
も特に以上は認められない。このことは、備長炭の場合
にも1000℃以上の蒸し焼きにより本発明竹材と同様
に食品に使用可能であり、本発明の適用が可能である。
しかし、1000℃以上で蒸し焼きにした竹炭はそのま
までは硬いため、粉砕機又は石うすのような粉砕具を用
いて微粉末状とする。従って、本発明においては特に竹
炭は1000℃以上で蒸し焼きされていることが肝要で
あり、更にこれを粉砕して粉末状として小麦粉、そば粉
などの穀物粉に混入することが必要である。混入する穀
物粉は小麦粉が最も一般的であるが、そば粉でもよく、
勿論、小麦粉とそば粉その他、トウモロコシ粉と混合さ
せたものであってもよい。
【0009】竹炭粉末の上記穀物粉への混入割合は通
常、穀物粉100に対し3%以下、好ましくは0.1〜
1%位で充分である。3%以上混入する場合には風味に
影響を与える恐れがあり、また余り少なすぎては充分な
効果が得られない。以下、うどん、そば作製の実施例を
掲げる。
【0010】(実施例)竹材を前述のように1000℃
以上に保持された窯において蒸し焼きし、竹炭を得て、
この竹炭をうすを用いて粉砕し粉末とした。次にこの竹
炭粉末を使用し、小麦粉4kg、水200cc、食塩1
50gの配合に竹炭粉末を小さじ1/2混入し、よく混
練してもち状のねりだんごを作り、空気にふれないよう
にして1晩ねかせた。そして、この練り込んだねりだん
ごを麺帯機でうすい帯状としたのち、一定の厚さにし、
切出機で適宜細い麺線に切り出し、うどんを作製した。
このうどんを次いで適宜長さに切り、沸騰水中で約8分
間ゆでて、食用に供した。
【0011】一方、竹炭粉の混入されていない麺と、竹
材を800℃で蒸し焼きして同様にして得た粉を混入し
たうどんとを夫々作製し、同様に食用に供した。その結
果、竹炭の混入されていないもの及び800℃で蒸し焼
きした竹炭粉を混入したものは、柔軟で腰がなく、しか
も小麦粉の臭いが感じられたが、本発明に係る竹炭粉混
入のものは小麦粉の臭いが全く感じられず、しかも腰が
あり、極めて美味感に富む好適なうどんであった。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上のように麺材料である穀物
粉中に竹材を1000℃以上で蒸し焼きして得た竹炭の
粉末を混入して麺類を作製するものであり、上記竹炭粉
の混入により、従来のうどん等に感じられていた小麦粉
臭などの臭いを解消すると共に、1000℃以上で蒸し
焼きして得た竹炭は多孔質で種々の物質を吸着し、体外
へ排出するため麺類の塩分を少なくしてもうどんの腰を
強くし、かつ孔内のバクテリアにより長持ちさせること
もでき、更に含有するミネラル効果によりうどんの色、
つやをよくし、美味感を良好ならしめる実効を有してい
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竹材を1000℃以上で蒸し焼きして得
    た竹炭を粉砕し粉末として、小麦粉、そば粉などの穀物
    粉に混入し、練り上げた後、薄く伸ばし、その後、切り
    出し細い麺線に形成することを特徴とする竹炭粉末入り
    麺類の製造法。
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