JPH0560888B2 - - Google Patents

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JPH0560888B2
JPH0560888B2 JP61050204A JP5020486A JPH0560888B2 JP H0560888 B2 JPH0560888 B2 JP H0560888B2 JP 61050204 A JP61050204 A JP 61050204A JP 5020486 A JP5020486 A JP 5020486A JP H0560888 B2 JPH0560888 B2 JP H0560888B2
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rice
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Shigetaka Mori
Akihiko Mori
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L7/00Cereal-derived products; Malt products; Preparation or treatment thereof
    • A23L7/10Cereal-derived products
    • A23L7/161Puffed cereals, e.g. popcorn or puffed rice
    • A23L7/174Preparation of puffed cereals from wholegrain or grain pieces without preparation of meal or dough
    • A23L7/178Preparation of puffed cereals from wholegrain or grain pieces without preparation of meal or dough by pressure release with or without heating
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
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    • A23L7/165Preparation of puffed cereals involving preparation of meal or dough as an intermediate step
    • A23L7/17Preparation of puffed cereals involving preparation of meal or dough as an intermediate step by extrusion

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明はそのまま食用に供せられ或いは食品の
原料として用いられる糊化穀物、殊に多孔質であ
つてクリスプ性(カリカリとした性質)に富み良
好な食感を有するとともに均一な吸水膨潤性を有
し且つ溶解性に優れた例えば長さ0.1〜0.5cm、厚
さ0.5程度の鱗状(フレーク状)ならびに挽割状
(グリツツ状)の糊化穀物を製造する方法に関す
るものである。 [従来の技術] 穀物に膨化処理を旋して糊化(α化)したもの
が食品そのものとして或いは食品の原料として用
いられており、殊に膨化処理を旋して得た糊化穀
物は糊化状態が安定していて酵素での消化性が良
好であるとともに多孔質であるためかなりの水溶
性を有しており、常温で流通が可能であるなど多
くの利点を有している。 一方、穀物粉体を適量の水に溶解したものを焙
焼、乾燥して鱗状とした軽いかりかりとしたクリ
スプ性を有する糊化食品が知られている。 [発明が解決使用とする問題点] ところが、膨化処理を旋して得た糊化穀物は多
孔質化してその体積を増し、比重がきわめて小さ
い。 従つて、著しく嵩ばるため保官に不便であり、
また、吸水させたときに水が内部まで浸透するの
に時間がかかるとともにその間に表面が崩れて取
扱いにくく、更に、水などに溶解させた際にも水
分が内部まで浸透するのに時間がかかるため長時
間水面に浮遊した状態を呈し、攪拌も困難で効率
が悪いという問題がある。 そこで、原料穀物またはこれにより得られた糊
化穀物を破砕して鱗状ならびに挽割状の糊化穀物
とすることにより前記問題点を解消して取扱い容
易な糊化穀物を得る手段が考えられるが、穀物、
殊に米などのように蛋白質の含有量の少ない穀物
を破砕して鱗状や挽割状に形成することはきわめ
て困難で殆どが微細な粉末状(パウダ状)に形成
されてしまう。 粉末状の糊化穀物は一般に粉末粒子が軽量であ
るため水に投入した際に沈殿せずに水面に浮遊す
るため迅速な溶解が困難であるとともに、粉末粒
子間に水が浸入して団粒化しやすく均一な溶解が
困難であるなど取扱い面での不都合を解消するに
は至らない。 一方、前記従来のクリスプ性を有する鱗状の糊
化食品は、多孔質でないためソフトな食感を有し
ておらず、また、液体に接すると即座に吸水する
ため例えばオートミル形式により食した場合など
にベタ付きを生じ良好な食感を得ることができな
いという問題がある。 本発明は斯る点に鑑みてなされたものであつ
て、多孔質でクリスプ性に優れきわめて良好な食
感を呈するとともに吸水膨潤性および溶解性に優
れた糊化穀物の製造方法を提供することを目的と
する。 [問題点を解決するための手段] 前記問題点を解決するため本発明である糊化穀
物の製造方法は、水分含量を19〜38%に調整した
原料穀物を100℃以上の温度で膨化させ、得られ
た膨化物に加熱することなしに更に5〜15%の水
を加えることによつて水分含量を18〜41%に再調
整し、これを破砕して鱗状ならびに挽割り状の糊
化穀物を製造することを特徴とする。 本発明に用いられる原料穀物は、米(白米、玄
米)、大麦、小麦、ライ麦、エン麦、アワ、ヒエ、
ハトムギ、コウリヤン、トウモロコシなど可食性
のものであればよく、米などの小粒のものはその
まま使用するが、とうもろこしなどの大粒のもの
は破砕して使用するのがよい。 また、原料穀物の膨化前の水分含量は19〜38%
とする。この範囲であると膨化度ならびに糊化度
が高くて、脆くクリスプ性に富んだ膨化物を得る
ことが可能であるのに対し、19%未満であると得
られた膨化物の水分が少ないため破砕した際に粉
状になりやすく、また、39%を越えると膨化度な
らびに糊化度が低くて堅くクリスプ性の劣る食感
が好ましくない膨化物となるためである。 また、原料穀物への加水は散水、浸漬など手段
を問わないが、散水して長い時間放置するかまた
は浸漬して撹拌するなどにより個々の原料穀物に
必要量を充分且つ均一に吸水させることを要す
る。 本発明において、膨化とは穀物原料の急速な加
熱により原料穀物中の水分が膨張して離脱すると
き空〓を形成して多孔質化し、体積を膨張させる
とともに組織構造が固化してクリスプ性を持つよ
うになることをいう。 本発明における膨化は100℃以上の条件で行な
われればよく、膨化手段は問わないが、例えば押
出し膨化機(エクストルーダ)を用いて100℃以
上の温度ならびに高圧から押出して膨化する連続
式押出し膨化(エクストルージヨン・パフイン
グ)による場合が膨化度ならびに糊化度が高く好
ましい。 このようにして得た膨化物を破砕するに先立つ
て膨化物の水分含量を5〜15%の加水によつて18
〜41%に再調整する。即ち、膨化により水分含量
が減少した状態の糊化穀物をそのまま破砕すると
微粉化しやすいからであつて、この場合水分含量
が18%未満では水分不足により破砕工程において
粉状化しやすく、41%を越えると過度の湿潤によ
り崩壊或いは食感の低下を生じるため前記範囲内
に水分含量を再調整するのである。 尚、この水分含量の再調整は膨化直後に行なう
のがよく、破砕はその直後乃至水分再調整から1
〜2時間以内に行なうと効率よく行なえる。 尚また、水分含量の再調整のための吸水手段は
膨化前の場合と同様であり、膨化した糊化穀物は
きわめて吸水性に富むため水分添加の手段および
時期に注意を要するが、殊に加熱することを要し
ない。 更に、鱗状乃至挽割状の破砕物は例えば長さ
0.1〜0.5cm、厚さ0.5cm以下程度にするのが好まし
く、破砕手段は問わないが、例えばパン粉の製造
に使用するフレーカなどを使用するとよい。 以上の手段により得られた糊化穀物は、乾燥し
て製品とされ、そのままの状態で即席粥、ふりか
けなどとして食用に供し、また、フライ用の衣、
菓子、更には発酵、醸造用の原料などに用いられ
る。 尚、製品は吸湿性を有するが水分含有量を16%
以下に乾燥することにより、常温で放置しても黴
のような微生物に汚染される虞れは少ない。 次に、水分含量14%の白米1Kgを加水して各種
の水分含量に調整し、これを130℃の温度で1軸
押出し膨化機により膨化させ、得られた膨化物を
そのままフレーカにより粗粉砕して得られた糊化
穀物、および得られた膨化物に水分を加えて水分
含量を再調整したものをフレーカにより破砕して
得られた糊化穀物の比容、フレーク性、クリスブ
性、分散性についての測定結果を次表に示す。 尚、表中、水分含量(%)は小数点以下を四捨
五入した値を示す。また、比容は得られた糊化穀
物をメスシリンダにて測定した100g当たりの見
かけの嵩容積の比を白米を1として表示した。フ
レーク性は30メツシユの篩により篩別したとき90
%以上が残存する場合が◎、70〜90%が残存する
場合、即ちフレークの大きさの揃つているものを
〇、50〜70%が残存する場合、即ちフレークの大
きさがやや小さいものを△、50%が残存する場
合、即ち粉分の多いものを×としてそれぞれ表示
した。クリプス性は10人の判定者の判定により、
クリプス性ありと評価した者が全員の場合には
◎、8〜9人の場合には〇、6〜7人の場合には
△、5人以下の場合には×、としてそれぞれ表示
した。分散性は得られた糊化物100gを水200g中
に投入したとき、団子状にならずに分散するもの
を◎、最初に団子状になるが、10秒未満の攪拌に
より分散するものを〇、10〜30秒の攪拌により分
散するものを△、分散に30秒以上を要するものを
×としてそれぞれ表示した。
【表】
【表】 以上のの結果より、水分含量を19〜38%に調整
した原料穀物を膨化させ、得られた膨化物の5〜
15%の水分を加えて水分含量を18〜41%に再調整
し、これを破砕して得た糊化穀物がフレーク性、
クリプス性ならびに水に対する分散性に優れてい
ることが確認された。 また、破砕前の膨化物の水分含量が18〜41%の
範囲内のものであつても更に水分を加えないで破
砕した場合には優れたフレーク性、クリスプ性お
よび分散性を有した糊化穀物を得ることができな
いことも判明した。 [実施例] 次に本発明の実施例について説明する。 実施例 1 玄米100Kgに水8を散布し、2時間放置して
充分に吸水させた後、開始温度130℃で押出し膨
化し、得られた膨化物に水6を更に散布して15
分経過後にフレーカを用いて破砕した。得られた
鱗状または挽割り状の糊化穀物を乾燥して即席玄
米粥飯器に入れ、調味料と熱湯を加えて閉蓋して
3分間放置したところ美味な玄米粥が得られた。 実施例 2 実施例1で得られた鱗状または挽割り状の糊化
穀物を乾燥して既成のふりかけに5%混入したと
ころきわめて美味なふりかけを得ることができ
た。 実施例 3 未熱米(自由米)100Kgに水10を散布し、1
時間放置して充分に吸水させた後、開始温度130
℃で押出し膨化し、得られた膨化物に水6を更
に散布して15分経過後にフレーカを用いて破砕し
た。得られた挽割り状の糊化穀物を乾燥して魚フ
ライの衣として使用したところさつぱりとした味
で美味であつた。 実施例 4 白米100Kgに水10を散布し、1時間放置して
充分に吸水させた後、開始温度125℃で押出し膨
化し、得られた膨化物に水6を更に散布して15
分経過後にフレーカを用いて破砕した。得られた
鱗状または挽割状の糊化穀物を乾燥して飯器に入
れ、調味料と熱湯を加えて閉蓋して1分間放置し
たところ美味な即席雑炊が得られた。 実施例 5 実施例3に用いた糊化穀物800Kgと米麹200Kgと
を水1700を用いて常法により日本醸造協会酵母
7号を用いて清酒を醸造したところ、アルコール
分20%、エキス分1.5%の淡麗な清酒が得られた。
酒化率380/1000Kg、粕歩合5%でありきわめ
て高収率であつた。 実施例 6 実施例3に用いた糊化穀物800Kgと米麹200Kgと
を水1400を用いて常法により日本醸造協会酵母
7号を用いてもろみを作つたところ、アルコール
分20%、エキス分6%のもろみ2350を得た。こ
のもろみに米酢500を加えて変性し、更に上槽
して得たろ液2600を割水して7100の原料液と
し、これを酢酸発酵させて米酢としたところ、ま
ろやかな味で美味であつた。 実施例 7 小麦100Kgを精米機により部分的にとう精して
水8を散布し、1時間放置して充分に吸水させ
た後、開始温度140℃で押出し膨化し、得られた
膨化物に水4を更に散布して15分経過後にフレ
ーカを用いて破砕した。得られた挽割り状の糊化
穀物を乾燥して等量の脱脂大豆とともに製麹して
常法通りの手段により醤油を醸造した。本発明に
より得られた糊化穀物を用いない場合に比べて1
ケ月早く熟成が終了し、総窒素量1.5%の生揚醤
油を得た。従来の製造方法に比べて粕量が約半分
の10%程度であり、味も従来方法によるものと変
わりなかつた。 実施例 8 大麦100Kgに水10を散布し、1時間放置して
充分に吸水させた後、開始温度140℃で押出し膨
化し、得られた膨化物に水4を更に散布して15
分経過後にフレーカを用いて破砕した。得られた
挽割り状の糊化穀物を乾燥して製麹し、等量の大
豆と合わせて常法通りに麦味噌を仕込み味噌を製
造した。常法の仕込みに比べて2ケ月早く熟成が
終了し、糖分解率も83%と通常の仕込みより3℃
程度高かつた。また、光択があり、美味であつ
た。 実施例 9 とうもろこし(丸粒)100Kgを挽割りにして水
10を散布し、2時間放置して充伏に吸水させた
後、開始温度140℃で押出し膨化し、得られた膨
化物に水4を更に散布して15分経過後にフレー
カを用いて破砕した。得られた鱗状乃至挽割り状
の糊化穀物を乾燥し、麦芽25Kg、水650を加え
て糖化した後、酵母を加えて常法通りにアルコー
ル発酵を行ない、発酵終了後蒸留してウイスキー
(アルコール分57%)69を得た。従来の製造方
法に比べてアルコール発酵歩合が7%高く、マイ
ルドな味であつた。 実施例 10 粟100Kgを精米機により部分的にとう精して水
10を散布し、2時間放置して充分に吸水させた
後、開始温度140℃で押出し膨化し、得られた膨
化物に水6を更に散布して15分経過後にフレー
カを用いて破砕した。得られた挽割り状の糊化穀
物を乾燥し、その70Kgに対して玄米麹30Kg、水
160を加えて常法通りにアルコール発酵を行な
い、発酵終了後蒸留して焼酎(アルコール分25
%)135を得た。従来の製造方法に比べてアル
コール発酵歩合が3%高く、味もマイルドであつ
た。 [発明の効果] 本発明は水分含量を19〜38%に調整した原料穀
物を100℃以上の温度で膨化させ、得られた膨化
物に加熱することなしに5〜15%の水分を加える
ことによつて水分含量を18〜41%に再調整し、こ
れを破砕するという手段によつて多孔質の鱗状な
らびに挽割り状の糊化穀物を得ることを可能とし
たものである。そして、本発明により得られる鱗
状ならびに挽割状の糊化穀物はクリスプ性を有す
るとともに多孔質であるため、そのまま食用に供
してソフトな食感を与えることができ、且つ液体
に接しても即座に吸水することがなく例えばオー
トミール形式により食した場合などに良好な食感
を得ることもできる。更にフレーク性に優れてい
るとともに水などに対する分散性も良好で膨潤性
ならびに溶解性にも優れているなどの性質を有し
各種の原料として好適である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水分含量を19〜38%に調整した原料穀物を
    100℃以上の温度で膨化させ、得られた膨化物に
    加熱することなしに更に5〜15%の水分を加える
    ことによつて水分含量を18〜41%に再調整し、こ
    れを破砕して鱗状ならびに挽割り状の糊化穀物を
    製造することを特徴とする糊化穀物の製造方法。
JP61050204A 1986-03-07 1986-03-07 糊化穀物の製造法 Granted JPS62208247A (ja)

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