JP2956828B2 - 織機の緯糸糸端捕捉装置 - Google Patents
織機の緯糸糸端捕捉装置Info
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- JP2956828B2 JP2956828B2 JP21055396A JP21055396A JP2956828B2 JP 2956828 B2 JP2956828 B2 JP 2956828B2 JP 21055396 A JP21055396 A JP 21055396A JP 21055396 A JP21055396 A JP 21055396A JP 2956828 B2 JP2956828 B2 JP 2956828B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は緯糸糸端捕捉装置に関
するものであり、さらに詳しくは緯入れノズルがスレー
上に固定された型式の流体噴射式織機において、緯糸到
着側において緯糸飛走路を挟んで対設された圧縮空気噴
射ノズルと捕捉パイプとの協働により緯糸糸端を捕捉す
る技術の改良に関するものである。
するものであり、さらに詳しくは緯入れノズルがスレー
上に固定された型式の流体噴射式織機において、緯糸到
着側において緯糸飛走路を挟んで対設された圧縮空気噴
射ノズルと捕捉パイプとの協働により緯糸糸端を捕捉す
る技術の改良に関するものである。
【0002】なおこの明細書においては緯糸の飛走方向
に関連して「上流、下流」の表現を用いる。また圧縮空
気噴射ノズルと捕捉パイプとの「対向配置」とは、圧縮
空気噴射ノズルの噴射口が捕捉パイプの緯糸糸端捕捉領
域を指向しているような配置関係をいう。
に関連して「上流、下流」の表現を用いる。また圧縮空
気噴射ノズルと捕捉パイプとの「対向配置」とは、圧縮
空気噴射ノズルの噴射口が捕捉パイプの緯糸糸端捕捉領
域を指向しているような配置関係をいう。
【0003】
【従来の技術】緯入れノズルがスレー上に固定された型
式の流体噴射式織機において、緯入れされた緯糸の弛み
を防止するために、筬の緯糸の到着側(反給糸側)の外
側でスレーに固定されて圧縮空気噴射により緯糸を捕捉
する装置はすでにあり、この装置は図5に示すように緯
糸飛走路を挟んで互いに対向する圧縮空気噴射ノズル1
と捕捉パイプ3とから構成されている。すなわち噴射ノ
ズル1の噴射口が捕捉パイプの緯糸糸端捕捉領域を指向
しており、捕捉パイプ3に向けて噴射される圧縮空気の
作用により捕捉パイプ3内に緯糸糸端を保持するもので
ある。
式の流体噴射式織機において、緯入れされた緯糸の弛み
を防止するために、筬の緯糸の到着側(反給糸側)の外
側でスレーに固定されて圧縮空気噴射により緯糸を捕捉
する装置はすでにあり、この装置は図5に示すように緯
糸飛走路を挟んで互いに対向する圧縮空気噴射ノズル1
と捕捉パイプ3とから構成されている。すなわち噴射ノ
ズル1の噴射口が捕捉パイプの緯糸糸端捕捉領域を指向
しており、捕捉パイプ3に向けて噴射される圧縮空気の
作用により捕捉パイプ3内に緯糸糸端を保持するもので
ある。
【0004】しかし図示のように従来型の装置では噴射
ノズル1の軸心X1と捕捉パイプ3の軸心X3とが同心
状である故につぎに述べるような問題が発生する。
ノズル1の軸心X1と捕捉パイプ3の軸心X3とが同心
状である故につぎに述べるような問題が発生する。
【0005】両軸心が同心状であるので、捕捉パイプに
よる緯糸捕捉可能領域が捕捉パイプ3の軸心から下流側
の捕捉パイプ緯糸導入部31の反緯糸糸端進入側の壁面
までに限定されてしまい、捕捉パイプ3の緯糸糸端導入
部の開口の全域を緯糸捕捉のために有効に利用できな
い。
よる緯糸捕捉可能領域が捕捉パイプ3の軸心から下流側
の捕捉パイプ緯糸導入部31の反緯糸糸端進入側の壁面
までに限定されてしまい、捕捉パイプ3の緯糸糸端導入
部の開口の全域を緯糸捕捉のために有効に利用できな
い。
【0006】緯糸Wに作用している飛走方向の搬送力が
大きいので、緯糸Wに対して噴射ノズル1から捕捉パイ
プ3側へ圧縮空気の気流を作用させても、上記のように
緯糸捕捉可能領域が小さいので、緯糸糸端が捕捉パイプ
3に入り込まずに捕捉パイプ3の下流側に流れてしまう
ことがある。この結果緯糸糸端の捕捉状態が図6に示す
ように捕捉パイプ3の緯糸糸端導入部31内でループ状
になる。
大きいので、緯糸Wに対して噴射ノズル1から捕捉パイ
プ3側へ圧縮空気の気流を作用させても、上記のように
緯糸捕捉可能領域が小さいので、緯糸糸端が捕捉パイプ
3に入り込まずに捕捉パイプ3の下流側に流れてしまう
ことがある。この結果緯糸糸端の捕捉状態が図6に示す
ように捕捉パイプ3の緯糸糸端導入部31内でループ状
になる。
【0007】このようなループ状態では緯糸に対する捕
捉力が充分ではなく、また牽引力も充分に作用しないの
で、緯入れされた緯糸に弛みが発生し織疵形成の原因と
なる。またこのようにループ状となった緯糸糸端は圧縮
空気の気流により徐々に伸張されてはいくものの、完全
に伸張される前に緯糸が経糸の閉口により拘束されて織
り込まれてしまうので、上記のような弛みが完全に解消
することにはならない。
捉力が充分ではなく、また牽引力も充分に作用しないの
で、緯入れされた緯糸に弛みが発生し織疵形成の原因と
なる。またこのようにループ状となった緯糸糸端は圧縮
空気の気流により徐々に伸張されてはいくものの、完全
に伸張される前に緯糸が経糸の閉口により拘束されて織
り込まれてしまうので、上記のような弛みが完全に解消
することにはならない。
【0008】また噴射ノズルから噴射される圧縮空気の
気流はその軸心付近が最も強く周縁域にいくにつれて拡
散の故に弱くなる。これに対して緯糸糸端は圧縮空気の
気流の作用により捕捉パイプ3の緯糸糸端導入部31の
緯糸糸端進入側の壁面に沿って導かれる。すなわち圧縮
空気気流の弱い周縁域に位置することになる。したがっ
て上記のような両軸心が同心状の構成では、例え緯糸糸
端が捕捉パイプ3内に入り込んだ場合でも、糸端に作用
する圧縮空気の気流部分が弱いものとなり、充分な捕捉
力が緯糸に作用しないのである。この結果やはり緯糸が
充分に伸張されずに弛んだ状態で織り込まれることにな
り、織疵形成の原因となる。
気流はその軸心付近が最も強く周縁域にいくにつれて拡
散の故に弱くなる。これに対して緯糸糸端は圧縮空気の
気流の作用により捕捉パイプ3の緯糸糸端導入部31の
緯糸糸端進入側の壁面に沿って導かれる。すなわち圧縮
空気気流の弱い周縁域に位置することになる。したがっ
て上記のような両軸心が同心状の構成では、例え緯糸糸
端が捕捉パイプ3内に入り込んだ場合でも、糸端に作用
する圧縮空気の気流部分が弱いものとなり、充分な捕捉
力が緯糸に作用しないのである。この結果やはり緯糸が
充分に伸張されずに弛んだ状態で織り込まれることにな
り、織疵形成の原因となる。
【0009】かかる緯糸の弛みを回避するには、噴射ノ
ズルの圧縮空気噴射圧力を高めることが考えられる。し
かし圧縮空気の噴射圧力を高めると、空気消費量が増大
して製織コストが増加するだけでなく、圧縮空気により
緯糸糸端が吹き切れを起こして、余計に捕捉力が得られ
ないという逆の結果となる恐れがある。
ズルの圧縮空気噴射圧力を高めることが考えられる。し
かし圧縮空気の噴射圧力を高めると、空気消費量が増大
して製織コストが増加するだけでなく、圧縮空気により
緯糸糸端が吹き切れを起こして、余計に捕捉力が得られ
ないという逆の結果となる恐れがある。
【0010】かかる問題を解決する提案としては実開昭
60−63580号に開示された技術がある。この従来
技術にあっては、対向配置された噴射ノズルと捕捉パイ
プの位置より下流側にエアカーテンを発生するノズルが
付設されており、このエアカーテンにより飛走してきた
緯糸糸端を捕捉パイプ内に誘導するようにしている。
60−63580号に開示された技術がある。この従来
技術にあっては、対向配置された噴射ノズルと捕捉パイ
プの位置より下流側にエアカーテンを発生するノズルが
付設されており、このエアカーテンにより飛走してきた
緯糸糸端を捕捉パイプ内に誘導するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの従来技術
の場合にはエアカーテンを発生させる付設ノズルは捕捉
パイプよりも下流側で捕捉パイプと対向しない位置に設
けられている。この故に発生されるエアカーテンでは緯
糸糸端を確実に捕捉パイプ内に誘導することができな
い。またノズルを1個増設するので構成が複雑となると
ともに、圧力関係の管理も複雑となるのを免れないので
ある。
の場合にはエアカーテンを発生させる付設ノズルは捕捉
パイプよりも下流側で捕捉パイプと対向しない位置に設
けられている。この故に発生されるエアカーテンでは緯
糸糸端を確実に捕捉パイプ内に誘導することができな
い。またノズルを1個増設するので構成が複雑となると
ともに、圧力関係の管理も複雑となるのを免れないので
ある。
【0012】かかる従来技術の現状に鑑みてこの発明の
目的は、上記型式の緯糸糸端捕捉装置の構成に大きな変
更を加えずに、捕捉パイプによる緯糸糸端捕捉を容易と
することにある。
目的は、上記型式の緯糸糸端捕捉装置の構成に大きな変
更を加えずに、捕捉パイプによる緯糸糸端捕捉を容易と
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このためにこの発明にお
いては、緯糸到着側においてスレー上に固定されてかつ
緯糸飛走路を挟んで互いに対向配置された圧縮空気噴射
ノズルと捕捉パイプとを用い、圧縮空気噴射ノズルの軸
心の延長線と緯糸飛走路との交点が捕捉パイプの緯糸糸
端導入部の軸心より上流側に位置するように構成したこ
とを要旨とする。
いては、緯糸到着側においてスレー上に固定されてかつ
緯糸飛走路を挟んで互いに対向配置された圧縮空気噴射
ノズルと捕捉パイプとを用い、圧縮空気噴射ノズルの軸
心の延長線と緯糸飛走路との交点が捕捉パイプの緯糸糸
端導入部の軸心より上流側に位置するように構成したこ
とを要旨とする。
【0014】
【作用】圧縮空気噴射ノズルの軸心が緯糸飛走路中にお
いて捕捉パイプの緯糸糸端導入部の軸心より上流側に位
置するので、緯糸糸端への気流の作用点より下流側に捕
捉パイプによる大きな緯糸捕捉可能領域が確保される。
また圧縮空気気流の最も強い部分が緯糸糸端に作用す
る。
いて捕捉パイプの緯糸糸端導入部の軸心より上流側に位
置するので、緯糸糸端への気流の作用点より下流側に捕
捉パイプによる大きな緯糸捕捉可能領域が確保される。
また圧縮空気気流の最も強い部分が緯糸糸端に作用す
る。
【0015】
【実施例】図1、図2にこの発明の緯糸糸端捕捉装置周
りの構成の概略を示す。該装置は緯糸到着側の筬2の外
側に配置されており、筬2、サブノズル4およびフィー
ラー6などが固定されたリードホルダー8にホルダー5
を介して取り付けられている。該ホルダー5はリードホ
ルダー8上面に形成された凹溝内にリードグリッパー1
0により締結固定されている。なおこの発明の場合には
図示しない緯入れノズルもこのリードホルダー8に固定
されている。
りの構成の概略を示す。該装置は緯糸到着側の筬2の外
側に配置されており、筬2、サブノズル4およびフィー
ラー6などが固定されたリードホルダー8にホルダー5
を介して取り付けられている。該ホルダー5はリードホ
ルダー8上面に形成された凹溝内にリードグリッパー1
0により締結固定されている。なおこの発明の場合には
図示しない緯入れノズルもこのリードホルダー8に固定
されている。
【0016】捕捉装置はリードホルダー8に固定された
ホルダー5と、ホルダー5に固定された圧縮空気噴射ノ
ズル1と捕捉パイプ3とから構成されており、噴射ノズ
ル1と捕捉パイプ3とは緯糸飛走路を含む案内空間を隔
てて相互に対向して配置されている。なお圧縮空気噴射
ノズル1は適宜な圧縮空気源に接続されている。
ホルダー5と、ホルダー5に固定された圧縮空気噴射ノ
ズル1と捕捉パイプ3とから構成されており、噴射ノズ
ル1と捕捉パイプ3とは緯糸飛走路を含む案内空間を隔
てて相互に対向して配置されている。なお圧縮空気噴射
ノズル1は適宜な圧縮空気源に接続されている。
【0017】図3に示すこの発明の最適実施例において
は、噴射ノズル1の軸線X1が捕捉パイプ3の緯糸糸端
導入部31の軸線X3より上流側、すなわち該導入部3
1の緯糸糸端進入側壁面の近傍に位置するように噴射ノ
ズル1が配置されている。また両軸心は実質的に平行で
ある。
は、噴射ノズル1の軸線X1が捕捉パイプ3の緯糸糸端
導入部31の軸線X3より上流側、すなわち該導入部3
1の緯糸糸端進入側壁面の近傍に位置するように噴射ノ
ズル1が配置されている。また両軸心は実質的に平行で
ある。
【0018】かかる構成とした場合、圧縮空気気流の軸
心より下流側に捕捉パイプ3による大きな緯糸捕捉可能
領域が確保されることになるので、緯糸糸端が捕捉パイ
プ3内に従来技術の場合より入り易くなり、緯糸の捕捉
が確実なものとなる。
心より下流側に捕捉パイプ3による大きな緯糸捕捉可能
領域が確保されることになるので、緯糸糸端が捕捉パイ
プ3内に従来技術の場合より入り易くなり、緯糸の捕捉
が確実なものとなる。
【0019】また上記のような噴射ノズル1の配置とし
た場合には、噴射ノズル1から噴射される圧縮空気の気
流の軸心が緯糸糸端進入側壁面の近傍に位置することに
なり、軸心付近の最も強い圧縮空気気流が緯糸糸端に作
用することになる。
た場合には、噴射ノズル1から噴射される圧縮空気の気
流の軸心が緯糸糸端進入側壁面の近傍に位置することに
なり、軸心付近の最も強い圧縮空気気流が緯糸糸端に作
用することになる。
【0020】さらに圧縮空気気流の壁面付着効果(コア
ンダ効果)もあって、緯糸が該壁面から受ける摩擦抵抗
および気流による摩擦抵抗が強いものとなる。加えて緯
糸に対する牽引力も強くなり、緯入れされた緯糸が確実
に伸張されるので、緯糸の弛みが効果的に防止される。
ンダ効果)もあって、緯糸が該壁面から受ける摩擦抵抗
および気流による摩擦抵抗が強いものとなる。加えて緯
糸に対する牽引力も強くなり、緯入れされた緯糸が確実
に伸張されるので、緯糸の弛みが効果的に防止される。
【0021】なお図示の実施例では下側の噴射ノズル1
から上側の捕捉パイプ3に向けて圧縮空気を吹き上げて
いるが、配置を逆にして圧縮空気を吹き下げるようにし
てもよい。また噴射ノズル1が筬2の前後方向を指向す
るように配置してもよい。いずれにしても、噴射ノズル
と捕捉パイプとが互いに対向し、かつ両者間に緯糸飛走
路が存在するものであれば、どのような配置構成であっ
てもよい。
から上側の捕捉パイプ3に向けて圧縮空気を吹き上げて
いるが、配置を逆にして圧縮空気を吹き下げるようにし
てもよい。また噴射ノズル1が筬2の前後方向を指向す
るように配置してもよい。いずれにしても、噴射ノズル
と捕捉パイプとが互いに対向し、かつ両者間に緯糸飛走
路が存在するものであれば、どのような配置構成であっ
てもよい。
【0022】この発明において緯糸飛走方向についての
噴射ノズルの捕捉パイプに対する相対位置は、上記のよ
うに噴射ノズルの軸心X1と捕捉パイプの軸心X3が平
行になるように配置されている場合には、噴射ノズルの
軸心X1が捕捉パイプの軸心X3に対して緯糸糸端進入
側に偏心しているものであればよく、この偏心の程度は
特定されないのである。
噴射ノズルの捕捉パイプに対する相対位置は、上記のよ
うに噴射ノズルの軸心X1と捕捉パイプの軸心X3が平
行になるように配置されている場合には、噴射ノズルの
軸心X1が捕捉パイプの軸心X3に対して緯糸糸端進入
側に偏心しているものであればよく、この偏心の程度は
特定されないのである。
【0023】さらに図3に示す実施例においては噴射ノ
ズルの軸心X1と捕捉パイプの軸心X3とが平行になる
ように噴射ノズルが配置されているが、図4に示す実施
例のように噴射ノズルの軸心X1が捕捉パイプの軸心X
3に対して傾斜するように、噴射ノズルを配置してもよ
い。またこの傾斜の方向は、噴射ノズルから噴射される
圧縮空気気流の軸心が捕捉パイプによる緯糸捕捉可能領
域内を指向する限りであれば、図示とは逆の傾斜であっ
てもよい。
ズルの軸心X1と捕捉パイプの軸心X3とが平行になる
ように噴射ノズルが配置されているが、図4に示す実施
例のように噴射ノズルの軸心X1が捕捉パイプの軸心X
3に対して傾斜するように、噴射ノズルを配置してもよ
い。またこの傾斜の方向は、噴射ノズルから噴射される
圧縮空気気流の軸心が捕捉パイプによる緯糸捕捉可能領
域内を指向する限りであれば、図示とは逆の傾斜であっ
てもよい。
【0024】ただしいずれの場合であっても、噴射ノズ
ルの軸心X1の延長線と緯糸飛走路との交点が捕捉パイ
プの軸心X3に対して緯糸糸端進入側に位置するように
構成しなければならないのである。
ルの軸心X1の延長線と緯糸飛走路との交点が捕捉パイ
プの軸心X3に対して緯糸糸端進入側に位置するように
構成しなければならないのである。
【0025】
【発明の効果】捕捉パイプ側に大きな緯糸捕捉可能領域
が確保され、しかも圧縮空気が最も強い軸心部分で緯糸
糸端に作用するので、緯糸の捕捉が従来技術に比べて顕
著に確実となり、緯糸弛みに起因する織傷の発生が効果
的に抑制される。またそのために必要なのは噴射ノズル
の配置を変更することだけなので、構成的にも複雑にな
ることがない。
が確保され、しかも圧縮空気が最も強い軸心部分で緯糸
糸端に作用するので、緯糸の捕捉が従来技術に比べて顕
著に確実となり、緯糸弛みに起因する織傷の発生が効果
的に抑制される。またそのために必要なのは噴射ノズル
の配置を変更することだけなので、構成的にも複雑にな
ることがない。
【図1】この発明の緯糸糸端捕捉装置周りの構成を示す
正面図である。
正面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】この発明の一実施例の配置を示す一部断面側面
図である。
図である。
【図4】同じく他の実施例の配置を示す一部断面側面図
である。
である。
【図5】従来技術における緯糸捕捉状態を示す一部断面
側面図である。
側面図である。
【図6】同じく緯糸糸端のループ状化を示す一部断面側
面図である。
面図である。
1 :圧縮空気噴射ノズル 2 :筬 3 :緯糸捕捉パイプ 31 :緯糸糸端導入部 4 :サブノズル 5 :ホルダー 6 :フィーラー 8 :リードホルダー 10 :リードグリッパー W :緯糸
Claims (2)
- 【請求項1】緯入れノズルがスレー上に固定された型式
の流体噴射式織機において、緯糸到着側においてスレー
上に固定されてかつ緯糸飛走路を挟んで互いに対向配置
された圧縮空気噴射ノズルと捕捉パイプとからなり、圧
縮空気噴射ノズルの軸心の延長線と緯糸飛走路との交点
が捕捉パイプの緯糸糸端導入部の軸心より上流側に位置
していることを特徴とする織機の緯糸糸端捕捉装置。 - 【請求項2】前記の噴射ノズルの軸心が捕捉パイプの軸
心と平行で、かつ捕捉パイプの緯糸糸端進入側壁面近傍
に位置するように噴射ノズルが配置されていることを特
徴とする請求項1に記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21055396A JP2956828B2 (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 織機の緯糸糸端捕捉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21055396A JP2956828B2 (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 織機の緯糸糸端捕捉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1037042A JPH1037042A (ja) | 1998-02-10 |
JP2956828B2 true JP2956828B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=16591234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21055396A Expired - Lifetime JP2956828B2 (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 織機の緯糸糸端捕捉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2956828B2 (ja) |
-
1996
- 1996-07-22 JP JP21055396A patent/JP2956828B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1037042A (ja) | 1998-02-10 |
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