JP2956820B2 - キャブサスペンションのショックアブソーバの取付構造 - Google Patents

キャブサスペンションのショックアブソーバの取付構造

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JP2956820B2
JP2956820B2 JP6207248A JP20724894A JP2956820B2 JP 2956820 B2 JP2956820 B2 JP 2956820B2 JP 6207248 A JP6207248 A JP 6207248A JP 20724894 A JP20724894 A JP 20724894A JP 2956820 B2 JP2956820 B2 JP 2956820B2
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shock absorber
inner cylinder
resin
pin
cab
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宏光 田中
裕之 藤生
昭由 宮沢
真史 山口
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NITSUSAN DEIIZERU KOGYO KK
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NITSUSAN DEIIZERU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャブサスペンション
のショックアブソーバの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】チルトキャブ式キャブオーバトラック等
のキャブは、従来図3,図4で示すトーションバー10
を軸として回動しチルト可能となっている。そして、キ
ャブ(図示せず)を支持するブラケット12にピン1が
固定され、このピン1の取付部2に内筒3が装着され、
この内筒3の外面にラバーブッシユ等のクッション部材
を介して外筒5が装着され、その外筒5に他方がフレー
ムAに固定されたショックアブソーバ6の一端が連結さ
れて、そのショックアブソーバ6の衝撃吸収によって乗
心地をよくしている。尚、Bは軸受、Cはカラーであ
る。
【0003】ところで、このキャブサスペンションのシ
ョックアブソーバの取付構造は、従来、図5に示すよう
に、キャブを支持するブラケット12に固定されたピン
1の取付部2に内筒3を装着し、内筒3の外面にラバー
ブッシュ4を介して外筒5を装着し、この外筒5をショ
ックアブソーバ6の一端に連結する構成が採用されてい
る。
【0004】しかし、このようなショックアブソーバの
取付構造においては、キャブチルト時にキャブが滑らか
に回動しチルトできるように、内筒3とピン1の側面及
び内筒3とナット7との間に間隙aを形成するようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように内
筒3とピン1の側面及び内筒3とナット7との間に間隙
aを形成すると、走行時に内筒3とピン1及びナット7
との金属同士の接触に伴う低級音(異音)が発生してそ
の低級音がキャブ内に伝達されてドライバに不快感を与
える虞がある。また、経時変化による磨耗が発生し耐久
性に欠ける。
【0006】本発明の目的は、内筒とピン及びナットと
の接触に伴う低級音の発生や磨耗を防止することができ
るキャブサスペンションのショックアブソーバの取付構
造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1の発明は、キャブを支持するブラケットにピ
ンが固定され、このピンの取付部に内筒が摺動自在で且
つ回転自在に装着され、この内筒の外面にクッション部
材を介して外筒が装着され、外筒がショックアブソーバ
の一端に連結され、内筒が締結部材によりピンの取付部
に保持されているキャブサスペンションのショックアブ
ソーバの取付構造において、前記内筒は、一対の樹脂製
カラーで構成され、各樹脂製カラーの外端部に環状の鍔
部が膨出形成され、両樹脂製カラーの鍔部間に前記クッ
ション部材が装着されていることを特徴とするキャブサ
スペンションのショックアブソーバの取付構造である。
【0008】請求項2の発明は、前記各樹脂製カラーの
鍔部と前記クッション部材との間にそれぞれワッシャが
装着されていることを特徴とする請求項1記載のキャブ
サスペンションのショックアブソーバの取付構造であ
る。
【0009】請求項3の発明は、キャブを支持するブラ
ケットにピンが固定され、このピンの取付部に内筒が
動自在で且つ回転自在に装着され、この内筒の外面にク
ッション部材を介して外筒が装着され、外筒がショック
アブソーバの一端に連結され、内筒が締結部材によりピ
ンの取付部に保持されているキャブサスペンションのシ
ョックアブソーバの取付構造において、前記内筒は、筒
状の樹脂製カラーで構成され、この筒状の樹脂製カラー
の両端側に樹脂製ワッシャが装着され、樹脂製カラー外
面の樹脂製ワッシャ間に前記クッション部材が装着され
ていることを特徴とするキャブサスペンションのショッ
クアブソーバの取付構造である。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、各樹脂製カラーがピ
ンの取付部に摺動自在に且つ回転自在に装着され、両樹
脂製カラー間にクッション部材が装着されるため、弾力
性のあるクッション部材の反力により樹脂製カラーとピ
ンの側面及び樹脂製カラーとナットとの隙間がなくな
る。そして、樹脂製カラーとピンの側面及び樹脂製カラ
ーとナットとの隙間がないことから、走行時の樹脂製カ
ラーの左右の移動がなくなり、また内筒が樹脂製カラー
で構成されていることから、金属同士の接触が回避され
て低級音の発生がなくなる。
【0011】また、摩擦係数の小さい樹脂製カラーと金
属製ピン及びナットとの接触となるから、経時変化によ
る摩耗の発生が少ない。請求項2の発明によれば、樹脂
カラーの鍔部とクッション部材間にワッシャが設けられ
ているので、クッション部材の支持が確実になり安定す
る。
【0012】請求項3の発明によれば、内筒を単一の樹
脂製カラーで構成し、この樹脂製カラーの両端側に樹脂
製ワッシャーを装着したので、金属同士の接触が回避さ
れ、然もピンと摩擦係数の小さい樹脂製カラー及び樹脂
製ワッシャが、またナットと樹脂製ワッシャがそれぞれ
接触するので、請求項1の発明と同様に樹脂製カラー及
び樹脂製ワッシャの移動がなく走行時等の低級音の発生
が回避され、また経時変化による磨耗の発生が少なくな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を、図面に基づいて説明する。
図1は、請求項1及び2の発明に係るキャブサスペンシ
ョンのショックアブソーバの取付構造の実施例の要部を
示したものである。尚、キャブサスペンションの全体の
構成は、前述の図3,図4に示すようになっている。
【0014】前述の如く、この実施例の場合も、ピン1
4の先端側には取付部16が形成されており、取付部1
6に内筒18が摺動自在に装着されている。この内筒1
8の外面にはクッション部材としてのラバーブッシュ2
0が装着されている。ラバーブッシュ20の外周側には
外筒22が装着されており、外筒22の一端がショック
アブソーバ24の一端に連結されている。そしてピン1
4の取付部16に挿着したナット(締結部材)27の締
付により、内筒18が保持されてショックアブソーバ2
4が取り付けられている。
【0015】前記内筒18は、一対の樹脂製カラー2
6、28から構成されており、各樹脂製カラー26、2
8の外端部には環状の鍔部30、32がそれぞれ膨出形
成されている。そして各樹脂製カラー26、28は、各
鍔部30、32が取付部16の両端側に分かれ、且つ弾
性のあるラバーブッシユ20の反力によって両樹脂製カ
ラー26、28の中間に間隙34を形成した状態でピン
14に装着されて樹脂製カラー28とピン14の側面及
び樹脂製カラー26とナット27との隙間がないように
なっている。更に各鍔部30、32とラバーブッシュ2
0との間にワッシャ36、38が装着され、ラバーブッ
シユ20の支持が確実になっている。
【0016】このように、本実施例においては、内筒1
8を一対の樹脂製カラー26、28で構成して金属同志
の接触が回避される。即ち、ピン14及びナット27と
他の金属と直接接触しないようにしている。このため、
走行時等に樹脂製カラー26、28が振動しても、ピン
14には摩擦係数の小さい樹脂製カラー26、28が接
触するので、ショックアブソーバ24のラバーブッシユ
20の取付部16の本来の振動吸収を確保しつつ、低級
音が発生したり、ピン14が磨耗したりするのを防止す
ることができる。更に各樹脂製カラー26、28は摺動
自在にピン14に装着されているため、キャブチルト時
においてもピン14の回転を円滑にすることができる。
【0017】また、前記実施例においては、ワッシャ3
6、38を設けたものについて述べたが、ワッシャ3
6、38を省略しても、ほぼ同様な効果が得られる。図
2は、請求項3の発明の実施例を示したものである。
【0018】本実施例は、内筒18を円筒状の樹脂製カ
ラー40で構成し、この樹脂製カラー40の両端側に樹
脂製ワッシャ42、44を装着し、樹脂製ワッシャ4
2、44間にラバブッシュ20を装着し、内筒18をナ
ット27でピン14に保持したものであり、他の構成は
前記実施例と同様であるので、前記実施例と同一のもの
には同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【0019】本実施例においても、ナット27及びピン
14と接触する内筒18と樹脂製ワッシャ42,44を
樹脂材で構成し、金属同志の接触を回避するようにした
ため、走行時等に内筒18が振動しても、低級音が発生
したりピン14が磨耗したりするの防止することができ
る。またピン14は摩擦係数の小さい樹脂製カラー4
0、樹脂製ワッシャ44と接触し、ナット27は樹脂製
ワッシャ42に接触しているため、キャブチルト時に摩
耗が少なくなり、また円滑にチルトできる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように請求項1乃至3の発
明によれば、走行時等における金属同士の接触による低
級音が回避されて、キャブへの低級音の伝達がなくなっ
てドライバへの不快感が解消される。また、ショックア
ブソーバの取付部の磨耗の発生が防止されて耐久性が増
大できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び2の発明の実施例の要部断面図で
ある。
【図2】請求項3の発明の実施例の要部断面図である。
【図3】従来のキャブサスペンションのショックアブソ
ーバの取付構造の背面図である。
【図4】図3のキャブサスペンションのショックアブソ
ーバの取付構造の一方側の分解斜視図である。
【図5】従来のキャブサスペンションのショックアブソ
ーバの取付構造の要部断面図である。
【符号の説明】
12 ブラケット 14 ピン 18 内筒 20 ラバーブッシュ 22 外筒 24 ショックアブソーバ 26、28 樹脂製カラー 27 ナット 30、32 鍔部 36,38 ワッシャ 40 樹脂製カラー 42、44 樹脂製ワッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−144778(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 24/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブを支持するブラケットにピンが固
    定され、このピンの取付部に内筒が摺動自在で且つ回転
    自在に装着され、この内筒の外面にクッション部材を介
    して外筒が装着され、外筒がショックアブソーバの一端
    に連結され、内筒が締結部材によりピンの取付部に保持
    されているキャブサスペンションのショックアブソーバ
    の取付構造において、前記内筒は、一対の樹脂製カラー
    で構成され、各樹脂製カラーの外端部に環状の鍔部が膨
    出形成され、両樹脂製カラーの鍔部間に前記クッション
    部材が装着されていることを特徴とするキャブサスペン
    ションのショックアブソーバの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記各樹脂製カラーの鍔部と前記クッシ
    ョン部材との間にそれぞれワッシャが装着されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のキャブサスペンションの
    ショックアブソーバの取付構造。
  3. 【請求項3】 キャブを支持するブラケットにピンが固
    定され、このピンの取付部に内筒が摺動自在で且つ回転
    自在に装着され、この内筒の外面にクッション部材を介
    して外筒が装着され、外筒がショックアブソーバの一端
    に連結され、内筒が締結部材によりピンの取付部に保持
    されているキャブサスペンションのショックアブソーバ
    の取付構造において、前記内筒は、筒状の樹脂製カラー
    で構成され、この筒状の樹脂製カラーの両端側に樹脂製
    ワッシャが装着され、樹脂製カラー外面の樹脂製ワッシ
    ャ間に前記クッション材が装着されていることを特徴と
    するキャブサスペンションのショックアブソーバの取付
    構造。
JP6207248A 1994-08-31 1994-08-31 キャブサスペンションのショックアブソーバの取付構造 Expired - Lifetime JP2956820B2 (ja)

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CN112919613B (zh) * 2021-01-25 2022-08-05 恒安(重庆)生活用纸有限公司 臭氧反应罐防倒吸装置

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