JP2002321515A - 自動車用サスペンションのスタビライザ装置 - Google Patents
自動車用サスペンションのスタビライザ装置Info
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60G21/00—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces
- B60G21/02—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected
- B60G21/04—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically
- B60G21/05—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically between wheels on the same axle but on different sides of the vehicle, i.e. the left and right wheel suspensions being interconnected
- B60G21/055—Stabiliser bars
- B60G21/0551—Mounting means therefor
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- B60G2204/12—Mounting of springs or dampers
- B60G2204/122—Mounting of torsion springs
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スタビライザにより、左右車輪の相対的な変
位が小さく抑制されると共に、車体のローリング振動が
抑制されるようにした場合でも、車体の所望位置へのス
タビライザ装置の設置が容易にできるようにする。 【解決手段】 スタビライザ8が、トーションバー10
と、このトーションバー10の各端部から延出してその
各延出端部が車輪3,3側に連結される連結バー12と
を備える。トーションバー10のその長手方向で互いに
離れた各中途部分10a,10aにそれぞれ遊嵌状に外
嵌される筒状体22を設ける。各中途部分10aと各筒
状体22との間にそれぞれ弾性体25を介設する。中途
部分10aと弾性体25とを互いに連結すると共に、筒
状体22と弾性体25とを互いに連結する。両筒状体2
2,22を互いに結合させる結合バー29を設ける。
位が小さく抑制されると共に、車体のローリング振動が
抑制されるようにした場合でも、車体の所望位置へのス
タビライザ装置の設置が容易にできるようにする。 【解決手段】 スタビライザ8が、トーションバー10
と、このトーションバー10の各端部から延出してその
各延出端部が車輪3,3側に連結される連結バー12と
を備える。トーションバー10のその長手方向で互いに
離れた各中途部分10a,10aにそれぞれ遊嵌状に外
嵌される筒状体22を設ける。各中途部分10aと各筒
状体22との間にそれぞれ弾性体25を介設する。中途
部分10aと弾性体25とを互いに連結すると共に、筒
状体22と弾性体25とを互いに連結する。両筒状体2
2,22を互いに結合させる結合バー29を設ける。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、車体のローリング
振動の発生をも抑制できるようにした自動車用サスペン
ションのスタビライザ装置に関するものである。
振動の発生をも抑制できるようにした自動車用サスペン
ションのスタビライザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記自動車用サスペンションのスタビラ
イザ装置には、従来、特開平7−246825号公報で
示されるものがある。
イザ装置には、従来、特開平7−246825号公報で
示されるものがある。
【0003】上記公報のものによれば、車体に左右一対
の車輪が懸架されている。一方、車体の幅方向に延びて
その各端部がこれら各端部に対応する各車輪側に連結さ
れるスタビライザが設けられ、このスタビライザは、車
体の幅方向に延びるトーションバーと、このトーション
バーの長手方向の各端部から車体の前後のいずれか一方
に延出してその各延出端部が上記車輪側に連結される連
結バーとを備えている。
の車輪が懸架されている。一方、車体の幅方向に延びて
その各端部がこれら各端部に対応する各車輪側に連結さ
れるスタビライザが設けられ、このスタビライザは、車
体の幅方向に延びるトーションバーと、このトーション
バーの長手方向の各端部から車体の前後のいずれか一方
に延出してその各延出端部が上記車輪側に連結される連
結バーとを備えている。
【0004】また、上記トーションバーには左右一対の
筒状体が遊嵌状に外嵌され、上記トーションバーの各端
部と、これら各端部に対応する上記各筒状体の一端部と
が互いに固着されている。一方、上記両筒状体のうち、
一方の筒状体よりも他方の筒状体の外径寸法がその長手
方向の全体にわたり大きくされており、上記一方の筒状
体の他端部に、他方の筒状体の他端部が遊嵌状に外嵌さ
れて、これら両他端部の間に弾性体が介設され、上記一
方の筒状体の他端部と弾性体とが互いに連結され、上記
他方の筒状体の他端部と弾性体とが互いに連結されてい
る。
筒状体が遊嵌状に外嵌され、上記トーションバーの各端
部と、これら各端部に対応する上記各筒状体の一端部と
が互いに固着されている。一方、上記両筒状体のうち、
一方の筒状体よりも他方の筒状体の外径寸法がその長手
方向の全体にわたり大きくされており、上記一方の筒状
体の他端部に、他方の筒状体の他端部が遊嵌状に外嵌さ
れて、これら両他端部の間に弾性体が介設され、上記一
方の筒状体の他端部と弾性体とが互いに連結され、上記
他方の筒状体の他端部と弾性体とが互いに連結されてい
る。
【0005】そして、自動車の例えば、走行旋回時に、
左右の車輪が上下に相対的に変位したときには、上記各
車輪に連動する上記スタビライザのトーションバーに弾
性的なねじりが生じ、このねじりにより生じる弾性的な
反力で、上記変位が小さく抑制されるようになってい
る。
左右の車輪が上下に相対的に変位したときには、上記各
車輪に連動する上記スタビライザのトーションバーに弾
性的なねじりが生じ、このねじりにより生じる弾性的な
反力で、上記変位が小さく抑制されるようになってい
る。
【0006】また、上記したように、トーションバーが
上記ねじりから生じる反力で、上記変位が小さくさせら
れるときには、車体にローリング振動が生じようとする
が、この振動の発生は、上記弾性体の弾性変形によって
抑制されるようになっており、よって、安定した走行が
得られることとされている。
上記ねじりから生じる反力で、上記変位が小さくさせら
れるときには、車体にローリング振動が生じようとする
が、この振動の発生は、上記弾性体の弾性変形によって
抑制されるようになっており、よって、安定した走行が
得られることとされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、トーションバーにその長手方向の全体にわた
り左右一対の筒状体が外嵌されているため、上記トーシ
ョンバーがその途中で屈曲しているとすると、このトー
ションバーにねじりが生じたときには、上記屈曲部と上
記筒状体とが互いに干渉し合うおそれを生じる。このた
め、上記トーションバーは直線的に延びていることが求
められる。
技術では、トーションバーにその長手方向の全体にわた
り左右一対の筒状体が外嵌されているため、上記トーシ
ョンバーがその途中で屈曲しているとすると、このトー
ションバーにねじりが生じたときには、上記屈曲部と上
記筒状体とが互いに干渉し合うおそれを生じる。このた
め、上記トーションバーは直線的に延びていることが求
められる。
【0008】また、前記したように、他方の筒状体は、
その長手方向の全体にわたり、一方の筒状体よりも外径
寸法が大きくされていることから、上記スタビライザ装
置の外形寸法は大きいものとなっている。
その長手方向の全体にわたり、一方の筒状体よりも外径
寸法が大きくされていることから、上記スタビライザ装
置の外形寸法は大きいものとなっている。
【0009】しかし、自動車では、車両構成部品がコン
パクトに配設されていて、限られた狭い余剰空間しか存
在しないため、上記したように、トーションバーを直線
的にする必要があるスタビライザ装置や、外形寸法が大
きいスタビライザ装置では、これを車体の所望位置に配
置させることは容易でない。
パクトに配設されていて、限られた狭い余剰空間しか存
在しないため、上記したように、トーションバーを直線
的にする必要があるスタビライザ装置や、外形寸法が大
きいスタビライザ装置では、これを車体の所望位置に配
置させることは容易でない。
【0010】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、スタビライザにより、左右車輪の相対的
な変位が小さく抑制されると共に、車体のローリング振
動が抑制されるようにした場合でも、車体の所望位置へ
のスタビライザ装置の設置が容易にできるようにするこ
とを課題とする。
されたもので、スタビライザにより、左右車輪の相対的
な変位が小さく抑制されると共に、車体のローリング振
動が抑制されるようにした場合でも、車体の所望位置へ
のスタビライザ装置の設置が容易にできるようにするこ
とを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車用サスペンションのスタビライザ装置
は、次の如くである。
の本発明の自動車用サスペンションのスタビライザ装置
は、次の如くである。
【0012】請求項1の発明は、図1〜4、8〜10に
例示するように、車体1に左右一対の車輪3,3を懸架
し、車体1の幅方向に延びてその各端部がこれら各端部
に対応する各車輪3,3側に連結されるスタビライザ8
を設け、このスタビライザ8が、車体1の幅方向に延び
るトーションバー10と、このトーションバー10の長
手方向の各端部から車体1の前後のいずれか一方に延出
してその各延出端部が上記車輪3,3側に連結される連
結バー12とを備えた自動車用サスペンションのスタビ
ライザ装置において、
例示するように、車体1に左右一対の車輪3,3を懸架
し、車体1の幅方向に延びてその各端部がこれら各端部
に対応する各車輪3,3側に連結されるスタビライザ8
を設け、このスタビライザ8が、車体1の幅方向に延び
るトーションバー10と、このトーションバー10の長
手方向の各端部から車体1の前後のいずれか一方に延出
してその各延出端部が上記車輪3,3側に連結される連
結バー12とを備えた自動車用サスペンションのスタビ
ライザ装置において、
【0013】上記トーションバー10のその長手方向で
互いに離れた各中途部分10a,10aにそれぞれ遊嵌
状に外嵌される筒状体22を設け、上記各中途部分10
aと各筒状体22との間にそれぞれ弾性体25を介設
し、上記中途部分10aと弾性体25とを互いに連結す
ると共に、上記筒状体22と弾性体25とを互いに連結
し、上記両筒状体22,22を互いに結合させる結合バ
ー29を設けたものである。
互いに離れた各中途部分10a,10aにそれぞれ遊嵌
状に外嵌される筒状体22を設け、上記各中途部分10
aと各筒状体22との間にそれぞれ弾性体25を介設
し、上記中途部分10aと弾性体25とを互いに連結す
ると共に、上記筒状体22と弾性体25とを互いに連結
し、上記両筒状体22,22を互いに結合させる結合バ
ー29を設けたものである。
【0014】請求項2の発明は、図5〜7に例示するよ
うに、車体1に左右一対の車輪3,3を懸架し、車体1
の幅方向に延びてその各端部がこれら各端部に対応する
各車輪3,3側に連結されるスタビライザ8を設け、こ
のスタビライザ8が、車体1の幅方向に延びるトーショ
ンバー10と、このトーションバー10の長手方向の各
端部から車体1の前後のいずれか一方に延出してその各
延出端部が上記車輪3,3側に連結される連結バー12
とを備えた自動車用サスペンションのスタビライザ装置
において、
うに、車体1に左右一対の車輪3,3を懸架し、車体1
の幅方向に延びてその各端部がこれら各端部に対応する
各車輪3,3側に連結されるスタビライザ8を設け、こ
のスタビライザ8が、車体1の幅方向に延びるトーショ
ンバー10と、このトーションバー10の長手方向の各
端部から車体1の前後のいずれか一方に延出してその各
延出端部が上記車輪3,3側に連結される連結バー12
とを備えた自動車用サスペンションのスタビライザ装置
において、
【0015】直線的に延びる上記トーションバー10の
長手方向の中途部分10bに遊嵌状に外嵌する筒状体3
1を設け、上記中途部分10bと筒状体31との間に弾
性体32を介設し、上記中途部分10bと弾性体32と
を互いに連結すると共に、上記筒状体31と弾性体32
とを互いに連結したものである。
長手方向の中途部分10bに遊嵌状に外嵌する筒状体3
1を設け、上記中途部分10bと筒状体31との間に弾
性体32を介設し、上記中途部分10bと弾性体32と
を互いに連結すると共に、上記筒状体31と弾性体32
とを互いに連結したものである。
【0016】請求項3の発明は、図8〜10に例示する
ように、請求項1の発明に加えて、上記トーションバー
10の上記両中途部分10a,10aの間で直線的に延
びる上記トーションバー10の他の中途部分10bに遊
嵌状に外嵌する他の筒状体31を設け、上記他の中途部
分10bと他の筒状体31との間に他の弾性体32を介
設し、上記他の中途部分10bと他の弾性体32とを互
いに連結すると共に、上記他の筒状体31と他の弾性体
32とを互いに連結し、かつ、上記各筒状体22,22
と上記他の筒状体31とを互いに結合したものである。
ように、請求項1の発明に加えて、上記トーションバー
10の上記両中途部分10a,10aの間で直線的に延
びる上記トーションバー10の他の中途部分10bに遊
嵌状に外嵌する他の筒状体31を設け、上記他の中途部
分10bと他の筒状体31との間に他の弾性体32を介
設し、上記他の中途部分10bと他の弾性体32とを互
いに連結すると共に、上記他の筒状体31と他の弾性体
32とを互いに連結し、かつ、上記各筒状体22,22
と上記他の筒状体31とを互いに結合したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
により説明する。
【0018】(第1の実施の形態)
【0019】図1〜4は、第1の実施の形態を示してい
る。
る。
【0020】符号1は自動車の車体で、矢印Frはこの
自動車の前方を示している。また、下記する左右とは上
記前方に向っての車体1の幅方向をいうものとする。
自動車の前方を示している。また、下記する左右とは上
記前方に向っての車体1の幅方向をいうものとする。
【0021】上記車体1の前、後部にはそれぞれ懸架装
置2を介し左右一対の車輪3,3が懸架されている。上
記各懸架装置2は、上記車体1の左右各側部からそれぞ
れ外側方に向って突出しその突出端側が上下に揺動自在
となるようその基部が枢支軸4により枢支されるロアア
ーム5と、上記車体1と各ロアアーム5の間にそれぞれ
介設され、これら各ロアアーム5の上方回動に対抗する
よう各ロアアーム5を付勢するばね6とを備えている。
上記各ロアアーム5の揺動端にそれぞれ上記車輪3が回
転自在に支承され、これら車輪3と懸架装置2とによっ
て、上記車体1が走行路面上に支持されている。
置2を介し左右一対の車輪3,3が懸架されている。上
記各懸架装置2は、上記車体1の左右各側部からそれぞ
れ外側方に向って突出しその突出端側が上下に揺動自在
となるようその基部が枢支軸4により枢支されるロアア
ーム5と、上記車体1と各ロアアーム5の間にそれぞれ
介設され、これら各ロアアーム5の上方回動に対抗する
よう各ロアアーム5を付勢するばね6とを備えている。
上記各ロアアーム5の揺動端にそれぞれ上記車輪3が回
転自在に支承され、これら車輪3と懸架装置2とによっ
て、上記車体1が走行路面上に支持されている。
【0022】上記左右車輪3,3の相対的な変位を抑制
すると共に、車体1のローリング振動の発生を抑制する
スタビライザ装置7が設けられている。以下、このスタ
ビライザ装置7につき説明する。
すると共に、車体1のローリング振動の発生を抑制する
スタビライザ装置7が設けられている。以下、このスタ
ビライザ装置7につき説明する。
【0023】上記車体1の幅方向に延びてその各端部が
これら各端部に対応する各車輪3側であるロアアーム5
に連結されるスタビライザ8が設けられている。このス
タビライザ8は、車体1の幅方向に直線的に延びる軸心
9を有するトーションバー10と、このトーションバー
10の長手方向の各端部から車体1の前後方向のうち後
方に延出してその各延出端部が上記ロアアーム5に枢支
具11により連結される連結バー12とを備えている。
これら各端部に対応する各車輪3側であるロアアーム5
に連結されるスタビライザ8が設けられている。このス
タビライザ8は、車体1の幅方向に直線的に延びる軸心
9を有するトーションバー10と、このトーションバー
10の長手方向の各端部から車体1の前後方向のうち後
方に延出してその各延出端部が上記ロアアーム5に枢支
具11により連結される連結バー12とを備えている。
【0024】上記スタビライザ8は、断面円形である1
本の金属製弾性棒材を屈曲させて成形されている。ま
た、上記各枢支具11は、上記スタビライザ8のトーシ
ョンバー10が上下に揺動自在となるよう上記各連結バ
ー12の自由端部を上記各ロアアーム5に枢支させてい
る。
本の金属製弾性棒材を屈曲させて成形されている。ま
た、上記各枢支具11は、上記スタビライザ8のトーシ
ョンバー10が上下に揺動自在となるよう上記各連結バ
ー12の自由端部を上記各ロアアーム5に枢支させてい
る。
【0025】上記トーションバー10は、その軸心9回
りに回動自在となるよう、このトーションバー10の長
手方向の各端部が上記車体1にそれぞれ支承具14によ
り支承されている。これら各支承具14は、上記トーシ
ョンバー10の車体1に締結具13により支持されるブ
ラケット15と、このブラケット15に支持されて上記
トーションバー10の各端部に外嵌され、上記軸心9回
りで上記トーションバー10を回動自在に支承する弾性
体16とを備えている。
りに回動自在となるよう、このトーションバー10の長
手方向の各端部が上記車体1にそれぞれ支承具14によ
り支承されている。これら各支承具14は、上記トーシ
ョンバー10の車体1に締結具13により支持されるブ
ラケット15と、このブラケット15に支持されて上記
トーションバー10の各端部に外嵌され、上記軸心9回
りで上記トーションバー10を回動自在に支承する弾性
体16とを備えている。
【0026】上記軸心9上に配置され、かつ、上記支承
具14,14の間における上記トーションバー10の各
中途部分10a,10aに対し、外嵌固着される厚肉の
円筒形状で左右一対のボス部材18,18が設けられて
いる。上記各中途部分10a,10aはそれぞれ上記ト
ーションバー10の各端部近傍に位置し、これら両中途
部分10a,10aは上記トーションバー10の長手方
向で互いに離れて位置している。
具14,14の間における上記トーションバー10の各
中途部分10a,10aに対し、外嵌固着される厚肉の
円筒形状で左右一対のボス部材18,18が設けられて
いる。上記各中途部分10a,10aはそれぞれ上記ト
ーションバー10の各端部近傍に位置し、これら両中途
部分10a,10aは上記トーションバー10の長手方
向で互いに離れて位置している。
【0027】上記各ボス部材18は、上記軸心9を通り
この軸心9に沿ってほぼ水平に延びる割り面で上下に分
割された上下一対の半割体19,19と、これら半割体
19,19を互いに着脱自在に締結させる締結具20と
を備え、これら締結具20による締結で、上記各半割体
19が上記トーションバー10の端部に固着されてい
る。
この軸心9に沿ってほぼ水平に延びる割り面で上下に分
割された上下一対の半割体19,19と、これら半割体
19,19を互いに着脱自在に締結させる締結具20と
を備え、これら締結具20による締結で、上記各半割体
19が上記トーションバー10の端部に固着されてい
る。
【0028】上記軸心9上で、上記各中途部分10aに
外嵌固着された上記各ボス部材18にそれぞれ遊嵌状に
外嵌する円筒形状の金属製筒状体22が設けられてい
る。これら各筒状体22は、上記軸心9を通りこの軸心
9に沿ってほぼ鉛直方向に延びる割り面で前後に分割さ
れた前後一対の半割体23,23と、これら半割体2
3,23を互いに着脱自在に締結させる締結具24とを
備えている。
外嵌固着された上記各ボス部材18にそれぞれ遊嵌状に
外嵌する円筒形状の金属製筒状体22が設けられてい
る。これら各筒状体22は、上記軸心9を通りこの軸心
9に沿ってほぼ鉛直方向に延びる割り面で前後に分割さ
れた前後一対の半割体23,23と、これら半割体2
3,23を互いに着脱自在に締結させる締結具24とを
備えている。
【0029】上記トーションバー10の各中途部分10
aと各筒状体22との間の環状空間、より具体的には、
上記各ボス部材18と各筒状体22との間の環状空間に
はそれぞれ円筒形状でゴム製の弾性体25が介設されて
いる。
aと各筒状体22との間の環状空間、より具体的には、
上記各ボス部材18と各筒状体22との間の環状空間に
はそれぞれ円筒形状でゴム製の弾性体25が介設されて
いる。
【0030】上記各中途部分10aと上記弾性体25の
内周面側とが、上記各中途部分10aと共に回動する上
記各ボス部材18を介して互いに摩擦力を与えられなが
ら摺動すること(以下、これを単に摩擦接合という)に
より互いに連結され、上記筒状体22と弾性体25の外
周面側とが摩擦接合により互いに連結されている。
内周面側とが、上記各中途部分10aと共に回動する上
記各ボス部材18を介して互いに摩擦力を与えられなが
ら摺動すること(以下、これを単に摩擦接合という)に
より互いに連結され、上記筒状体22と弾性体25の外
周面側とが摩擦接合により互いに連結されている。
【0031】上記軸心9とほぼ平行に直線的に延びる軸
心28を有して上記筒状体22,22を互いに結合させ
る一対の結合バー29,29が設けられている。これら
各結合バー29は断面円形の金属製棒材で成形され、剛
性を有している。これら結合バー29,29は、上記ト
ーションバー10の径方向外方で、この径方向の対称位
置に配置され、上記各結合バー29の端部が、上記各筒
状体22の外周面にそれぞれ溶接により結合されてい
る。
心28を有して上記筒状体22,22を互いに結合させ
る一対の結合バー29,29が設けられている。これら
各結合バー29は断面円形の金属製棒材で成形され、剛
性を有している。これら結合バー29,29は、上記ト
ーションバー10の径方向外方で、この径方向の対称位
置に配置され、上記各結合バー29の端部が、上記各筒
状体22の外周面にそれぞれ溶接により結合されてい
る。
【0032】上記構成によれば、自動車の、例えば走行
旋回時に、左右の車輪3,3が上下に相対的に変位した
ときには、上記各車輪3,3側に連動する上記スタビラ
イザ8のトーションバー10に弾性的なねじりが生じ、
このねじりにより生じる弾性的な反力で、上記変位が小
さく抑制されるようになっている。
旋回時に、左右の車輪3,3が上下に相対的に変位した
ときには、上記各車輪3,3側に連動する上記スタビラ
イザ8のトーションバー10に弾性的なねじりが生じ、
このねじりにより生じる弾性的な反力で、上記変位が小
さく抑制されるようになっている。
【0033】また、上記したように、トーションバー1
0がそのねじりから生じる反力で、上記変位が小さくさ
せられるときには、車体1にローリング振動が生じよう
とする。
0がそのねじりから生じる反力で、上記変位が小さくさ
せられるときには、車体1にローリング振動が生じよう
とする。
【0034】しかし、この際、上記左右筒状体22,2
2の上記軸心9回りでの相対回動は上記結合バー29に
よって規制されていて、上記軸心9回りでの上記トーシ
ョンバー10の各中途部分10aと上記各筒状体22と
の相対回動は、上記各弾性体25の弾性変形を伴うこと
になるため、上記トーションバー10が、上記ねじりか
ら生じる反力で、逆方向に大きなねじりを生じさせると
いうことは、上記各弾性体25によって抑制され、よっ
て、上記したローリング振動の発生が抑制されて、安定
した走行が得られる。
2の上記軸心9回りでの相対回動は上記結合バー29に
よって規制されていて、上記軸心9回りでの上記トーシ
ョンバー10の各中途部分10aと上記各筒状体22と
の相対回動は、上記各弾性体25の弾性変形を伴うこと
になるため、上記トーションバー10が、上記ねじりか
ら生じる反力で、逆方向に大きなねじりを生じさせると
いうことは、上記各弾性体25によって抑制され、よっ
て、上記したローリング振動の発生が抑制されて、安定
した走行が得られる。
【0035】そして、上記の場合、筒状体22,22
は、上記トーションバー10のその長手方向の全体にわ
たり外嵌しているのではなく、上記トーションバー10
においてその長手方向で互いに離れた各中途部分10
a,10aに外嵌させられており、しかも、上記結合バ
ー29は、上記トーションバー10の外方に位置して上
記両筒状体22,22を互いに結合させるものであれば
足りる。
は、上記トーションバー10のその長手方向の全体にわ
たり外嵌しているのではなく、上記トーションバー10
においてその長手方向で互いに離れた各中途部分10
a,10aに外嵌させられており、しかも、上記結合バ
ー29は、上記トーションバー10の外方に位置して上
記両筒状体22,22を互いに結合させるものであれば
足りる。
【0036】よって、上記トーションバー10や結合バ
ー29はそれぞれその途中を屈曲させても、上記した所
定の作用が得られることから、その分、車体1の所望位
置へのスタビライザ装置7の設置の自由度が向上する。
ー29はそれぞれその途中を屈曲させても、上記した所
定の作用が得られることから、その分、車体1の所望位
置へのスタビライザ装置7の設置の自由度が向上する。
【0037】また、前記したように、トーションバー1
0の各端部にボス部材18を外嵌固着し、このボス部材
18と筒状体22との間に弾性体25を介設してある。
0の各端部にボス部材18を外嵌固着し、このボス部材
18と筒状体22との間に弾性体25を介設してある。
【0038】このため、上記ボス部材18を設けた分、
弾性体25の径寸法を大きくして、容量を大きくできる
分、上記ローリング振動を、より確実に抑制できる。
弾性体25の径寸法を大きくして、容量を大きくできる
分、上記ローリング振動を、より確実に抑制できる。
【0039】なお、以上は図示の例によるが、上記一対
の筒状体22,22、一対の弾性体25,25、および
結合バー29による組立体は、上記トーションバー10
の長手方向で複数(一対)設けてもよい。また、上記結
合バー29は断面が角形状であってもよい。また、上記
筒状体22の両半割体23,23はスポットなどにより
互いに溶接固着してもよい。
の筒状体22,22、一対の弾性体25,25、および
結合バー29による組立体は、上記トーションバー10
の長手方向で複数(一対)設けてもよい。また、上記結
合バー29は断面が角形状であってもよい。また、上記
筒状体22の両半割体23,23はスポットなどにより
互いに溶接固着してもよい。
【0040】以下の各図は、第2,3の実施の形態を示
している。これら各実施の形態は、前記第1の実施の形
態と構成、作用効果において多くの点で共通している。
そこで、これら共通するものについては、図面に共通の
符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につ
き主に説明する。また、これら各実施の形態における各
部分の構成を、本発明の課題、作用効果に照らして種々
組み合せてもよい。
している。これら各実施の形態は、前記第1の実施の形
態と構成、作用効果において多くの点で共通している。
そこで、これら共通するものについては、図面に共通の
符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につ
き主に説明する。また、これら各実施の形態における各
部分の構成を、本発明の課題、作用効果に照らして種々
組み合せてもよい。
【0041】(第2の実施の形態)
【0042】図5〜7は、第2の実施の形態を示してい
る。
る。
【0043】これによれば、直線的に延びる上記軸心9
上で、上記トーションバー10の長手方向のほぼ全体に
わたる中途部分10bに、これにほぼ全体的に遊嵌状に
外嵌する円筒形状の金属製筒状体31が設けられてい
る。この筒状体31は、上記軸心9を通りこの軸心9に
沿ってほぼ水平に延びる割り面で上下に分割された上下
一対の半割体23,23と、これら半割体23,23を
互いに着脱自在に締結させる締結具24とを備えてい
る。
上で、上記トーションバー10の長手方向のほぼ全体に
わたる中途部分10bに、これにほぼ全体的に遊嵌状に
外嵌する円筒形状の金属製筒状体31が設けられてい
る。この筒状体31は、上記軸心9を通りこの軸心9に
沿ってほぼ水平に延びる割り面で上下に分割された上下
一対の半割体23,23と、これら半割体23,23を
互いに着脱自在に締結させる締結具24とを備えてい
る。
【0044】上記トーションバー10の中途部分10b
と筒状体31との間の環状空間には円筒形状でゴム製の
弾性体32が介設されている。上記中途部分10bと上
記弾性体32の内周面側とが加硫接着により互いに直接
的に連結され、上記筒状体31と弾性体32の外周面側
とが摩擦接合により互いに連結されている。
と筒状体31との間の環状空間には円筒形状でゴム製の
弾性体32が介設されている。上記中途部分10bと上
記弾性体32の内周面側とが加硫接着により互いに直接
的に連結され、上記筒状体31と弾性体32の外周面側
とが摩擦接合により互いに連結されている。
【0045】上記構成によれば、自動車の、例えば走行
旋回時に、左右の車輪3,3が上下に相対的に変位した
ときには、上記各車輪3,3側に連動する上記スタビラ
イザ8のトーションバー10に弾性的なねじりが生じ、
このねじりにより生じる弾性的な反力で、上記変位が小
さく抑制されるようになっている。
旋回時に、左右の車輪3,3が上下に相対的に変位した
ときには、上記各車輪3,3側に連動する上記スタビラ
イザ8のトーションバー10に弾性的なねじりが生じ、
このねじりにより生じる弾性的な反力で、上記変位が小
さく抑制されるようになっている。
【0046】また、上記したように、トーションバー1
0がそのねじりから生じる反力で、上記変位が小さくさ
せられるときには、車体1にローリング振動が生じよう
とする。
0がそのねじりから生じる反力で、上記変位が小さくさ
せられるときには、車体1にローリング振動が生じよう
とする。
【0047】しかし、この際、上記軸心9回りでの上記
トーションバー10の中途部分10bと上記筒状体31
との相対回動は、上記各弾性体32の弾性変形を伴うこ
とになり、しかも、この場合、トーションバー10の中
途部分10bは直線的に延びていることから、その分、
上記中途部分10bと、これに外嵌される筒状体31と
弾性体32とを共に長くさせることができて、上記弾性
体32の容量を十分に大きくできるため、上記トーショ
ンバー10が、上記ねじりから生じる反力で、逆方向に
大きなねじりを生じさせるということは、上記弾性体3
2によって抑制され、よって、上記したローリング振動
の発生が抑制されて、安定した走行が得られる。
トーションバー10の中途部分10bと上記筒状体31
との相対回動は、上記各弾性体32の弾性変形を伴うこ
とになり、しかも、この場合、トーションバー10の中
途部分10bは直線的に延びていることから、その分、
上記中途部分10bと、これに外嵌される筒状体31と
弾性体32とを共に長くさせることができて、上記弾性
体32の容量を十分に大きくできるため、上記トーショ
ンバー10が、上記ねじりから生じる反力で、逆方向に
大きなねじりを生じさせるということは、上記弾性体3
2によって抑制され、よって、上記したローリング振動
の発生が抑制されて、安定した走行が得られる。
【0048】そして、上記の場合、上記筒状体31と弾
性体32とは共に、上記トーションバー10の中途部分
10bに対し無用な空隙を介在させることなく、コンパ
クトに外嵌させられるものであるため、上記筒状体31
の外形寸法は小さく抑えられる。
性体32とは共に、上記トーションバー10の中途部分
10bに対し無用な空隙を介在させることなく、コンパ
クトに外嵌させられるものであるため、上記筒状体31
の外形寸法は小さく抑えられる。
【0049】よって、その分、上記スタビライザ装置7
の外形寸法が小さく抑えられ、車体1の所望位置へのス
タビライザ装置7の設置の自由度が向上する。
の外形寸法が小さく抑えられ、車体1の所望位置へのス
タビライザ装置7の設置の自由度が向上する。
【0050】(第3の実施の形態)
【0051】図8〜10は、第3の実施の形態を示して
いる。
いる。
【0052】これによれば、前記第1、第2の実施の形
態が一体化されており、即ち、第1の実施の形態の構成
に加えて、上記トーションバー10の上記両中途部分1
0a,10aの間で直線的に延びる上記トーションバー
10の他の中途部分10bに遊嵌状に外嵌する他の筒状
体31が設けられ、上記他の中途部分10bと他の筒状
体31との間に他の弾性体32が介設され、上記他の中
途部分10bと他の弾性体32とが互いに連結されると
共に、上記他の筒状体31と他の弾性体32とが互いに
連結されている。また、上記各筒状体22,22と上記
他の筒状体31とが互いに結合させられている。
態が一体化されており、即ち、第1の実施の形態の構成
に加えて、上記トーションバー10の上記両中途部分1
0a,10aの間で直線的に延びる上記トーションバー
10の他の中途部分10bに遊嵌状に外嵌する他の筒状
体31が設けられ、上記他の中途部分10bと他の筒状
体31との間に他の弾性体32が介設され、上記他の中
途部分10bと他の弾性体32とが互いに連結されると
共に、上記他の筒状体31と他の弾性体32とが互いに
連結されている。また、上記各筒状体22,22と上記
他の筒状体31とが互いに結合させられている。
【0053】このため、上記スタビライザ8のトーショ
ンバー10に対し、弾性体25と、他の弾性体32とが
設けられる分、車体1のローリング振動の発生がより確
実に抑制できる。
ンバー10に対し、弾性体25と、他の弾性体32とが
設けられる分、車体1のローリング振動の発生がより確
実に抑制できる。
【0054】そして、上記の場合、第1の実施の形態に
おける結合バー29に、第2の実施の形態における他の
筒状体31が利用されたことから、上記効果は簡単な構
成によって達成される。
おける結合バー29に、第2の実施の形態における他の
筒状体31が利用されたことから、上記効果は簡単な構
成によって達成される。
【0055】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0056】請求項1の発明は、車体に左右一対の車輪
を懸架し、車体の幅方向に延びてその各端部がこれら各
端部に対応する各車輪側に連結されるスタビライザを設
け、このスタビライザが、車体の幅方向に延びるトーシ
ョンバーと、このトーションバーの長手方向の各端部か
ら車体の前後のいずれか一方に延出してその各延出端部
が上記車輪側に連結される連結バーとを備えた自動車用
サスペンションのスタビライザ装置において、
を懸架し、車体の幅方向に延びてその各端部がこれら各
端部に対応する各車輪側に連結されるスタビライザを設
け、このスタビライザが、車体の幅方向に延びるトーシ
ョンバーと、このトーションバーの長手方向の各端部か
ら車体の前後のいずれか一方に延出してその各延出端部
が上記車輪側に連結される連結バーとを備えた自動車用
サスペンションのスタビライザ装置において、
【0057】上記トーションバーのその長手方向で互い
に離れた各中途部分にそれぞれ遊嵌状に外嵌される筒状
体を設け、上記各中途部分と各筒状体との間にそれぞれ
弾性体を介設し、上記中途部分と弾性体とを互いに連結
すると共に、上記筒状体と弾性体とを互いに連結し、上
記両筒状体を互いに結合させる結合バーを設けている。
に離れた各中途部分にそれぞれ遊嵌状に外嵌される筒状
体を設け、上記各中途部分と各筒状体との間にそれぞれ
弾性体を介設し、上記中途部分と弾性体とを互いに連結
すると共に、上記筒状体と弾性体とを互いに連結し、上
記両筒状体を互いに結合させる結合バーを設けている。
【0058】このため、自動車の、例えば走行旋回時
に、左右の車輪が上下に相対的に変位したときには、上
記各車輪側に連動する上記スタビライザのトーションバ
ーに弾性的なねじりが生じ、このねじりにより生じる弾
性的な反力で、上記変位が小さく抑制されるようになっ
ている。
に、左右の車輪が上下に相対的に変位したときには、上
記各車輪側に連動する上記スタビライザのトーションバ
ーに弾性的なねじりが生じ、このねじりにより生じる弾
性的な反力で、上記変位が小さく抑制されるようになっ
ている。
【0059】また、上記したように、トーションバーが
そのねじりから生じる反力で、上記変位が小さくさせら
れるときには、車体にローリング振動が生じようとす
る。
そのねじりから生じる反力で、上記変位が小さくさせら
れるときには、車体にローリング振動が生じようとす
る。
【0060】しかし、この際、上記左右筒状体の上記軸
心回りでの相対回動は上記結合バーによって規制されて
いて、上記軸心回りでの上記トーションバーの各中途部
分と上記各筒状体との相対回動は、上記各弾性体の弾性
変形を伴うことになるため、上記トーションバーが、上
記したねじりから生じる反力で、逆方向に大きなねじり
を生じさせるということは、上記各弾性体によって抑制
され、よって、上記したローリング振動の発生が抑制さ
れて、安定した走行が得られる。
心回りでの相対回動は上記結合バーによって規制されて
いて、上記軸心回りでの上記トーションバーの各中途部
分と上記各筒状体との相対回動は、上記各弾性体の弾性
変形を伴うことになるため、上記トーションバーが、上
記したねじりから生じる反力で、逆方向に大きなねじり
を生じさせるということは、上記各弾性体によって抑制
され、よって、上記したローリング振動の発生が抑制さ
れて、安定した走行が得られる。
【0061】そして、上記の場合、筒状体は、上記トー
ションバーのその長手方向の全体にわたり外嵌している
のではなく、上記トーションバーにおいてその長手方向
で互いに離れた各中途部分に外嵌させられており、しか
も、上記結合バーは、上記トーションバーの外方に位置
して上記両筒状体を互いに結合させるものであれば足り
る。
ションバーのその長手方向の全体にわたり外嵌している
のではなく、上記トーションバーにおいてその長手方向
で互いに離れた各中途部分に外嵌させられており、しか
も、上記結合バーは、上記トーションバーの外方に位置
して上記両筒状体を互いに結合させるものであれば足り
る。
【0062】よって、上記トーションバーや結合バーは
それぞれその途中を屈曲させても、上記した所望の作用
が得られることから、その分、車体の所望位置へのスタ
ビライザ装置の設置の自由度が向上する。即ち、スタビ
ライザにより、左右車輪の相対的な変位を小さく抑制さ
せると共に、車体のローリング振動を抑制させるように
した場合でも、車体の所望位置へのスタビライザ装置の
設置が容易にできる。
それぞれその途中を屈曲させても、上記した所望の作用
が得られることから、その分、車体の所望位置へのスタ
ビライザ装置の設置の自由度が向上する。即ち、スタビ
ライザにより、左右車輪の相対的な変位を小さく抑制さ
せると共に、車体のローリング振動を抑制させるように
した場合でも、車体の所望位置へのスタビライザ装置の
設置が容易にできる。
【0063】請求項2の発明は、車体に左右一対の車輪
を懸架し、車体の幅方向に延びてその各端部がこれら各
端部に対応する各車輪側に連結されるスタビライザを設
け、このスタビライザが、車体の幅方向に延びるトーシ
ョンバーと、このトーションバーの長手方向の各端部か
ら車体の前後のいずれか一方に延出してその各延出端部
が上記車輪側に連結される連結バーとを備えた自動車用
サスペンションのスタビライザ装置において、
を懸架し、車体の幅方向に延びてその各端部がこれら各
端部に対応する各車輪側に連結されるスタビライザを設
け、このスタビライザが、車体の幅方向に延びるトーシ
ョンバーと、このトーションバーの長手方向の各端部か
ら車体の前後のいずれか一方に延出してその各延出端部
が上記車輪側に連結される連結バーとを備えた自動車用
サスペンションのスタビライザ装置において、
【0064】直線的に延びる上記トーションバーの長手
方向の中途部分に遊嵌状に外嵌する筒状体を設け、上記
中途部分と筒状体との間に弾性体を介設し、上記中途部
分と弾性体とを互いに連結すると共に、上記筒状体と弾
性体とを互いに連結してある。
方向の中途部分に遊嵌状に外嵌する筒状体を設け、上記
中途部分と筒状体との間に弾性体を介設し、上記中途部
分と弾性体とを互いに連結すると共に、上記筒状体と弾
性体とを互いに連結してある。
【0065】このため、自動車の、例えば走行旋回時
に、左右の車輪が上下に相対的に変位したときには、上
記各車輪側に連動する上記スタビライザのトーションバ
ーに弾性的なねじりが生じ、このねじりにより生じる弾
性的な反力で、上記変位が小さく抑制されるようになっ
ている。
に、左右の車輪が上下に相対的に変位したときには、上
記各車輪側に連動する上記スタビライザのトーションバ
ーに弾性的なねじりが生じ、このねじりにより生じる弾
性的な反力で、上記変位が小さく抑制されるようになっ
ている。
【0066】また、上記したように、トーションバーが
そのねじりから生じる反力で、上記変位が小さくさせら
れるときには、車体にローリング振動が生じようとす
る。
そのねじりから生じる反力で、上記変位が小さくさせら
れるときには、車体にローリング振動が生じようとす
る。
【0067】しかし、この際、上記軸心回りでの上記ト
ーションバーの中途部分と上記筒状体との相対回動は、
上記各弾性体の弾性変形を伴うことになり、しかも、こ
の場合、トーションバーの中途部分は直線的に延びてい
ることから、その分、上記中途部分と、これに外嵌され
る筒状体と弾性体とを共に長くさせることができて、上
記弾性体の容量を十分に大きくできるため、上記トーシ
ョンバーが、上記ねじりから生じる反力で、逆方向に大
きなねじりを生じさせるということは、上記弾性体によ
って抑制され、よって、上記したローリング振動の発生
が抑制されて、安定した走行が得られる。
ーションバーの中途部分と上記筒状体との相対回動は、
上記各弾性体の弾性変形を伴うことになり、しかも、こ
の場合、トーションバーの中途部分は直線的に延びてい
ることから、その分、上記中途部分と、これに外嵌され
る筒状体と弾性体とを共に長くさせることができて、上
記弾性体の容量を十分に大きくできるため、上記トーシ
ョンバーが、上記ねじりから生じる反力で、逆方向に大
きなねじりを生じさせるということは、上記弾性体によ
って抑制され、よって、上記したローリング振動の発生
が抑制されて、安定した走行が得られる。
【0068】そして、上記の場合、上記筒状体と弾性体
とは共に、上記トーションバーの中途部分に対し無用な
空隙を介在させることなく、コンパクトに外嵌させられ
るものであるため、上記筒状体の外形寸法は小さく抑え
られる。
とは共に、上記トーションバーの中途部分に対し無用な
空隙を介在させることなく、コンパクトに外嵌させられ
るものであるため、上記筒状体の外形寸法は小さく抑え
られる。
【0069】よって、その分、上記スタビライザ装置の
外形寸法が小さく抑えられ、車体の所望位置へのスタビ
ライザ装置の設置の自由度が向上する。即ち、スタビラ
イザにより、左右車輪の相対的な変位を小さく抑制させ
ると共に、車体のローリング振動を抑制させるようにし
た場合でも、車体の所望位置へのスタビライザ装置の設
置が容易にできる。
外形寸法が小さく抑えられ、車体の所望位置へのスタビ
ライザ装置の設置の自由度が向上する。即ち、スタビラ
イザにより、左右車輪の相対的な変位を小さく抑制させ
ると共に、車体のローリング振動を抑制させるようにし
た場合でも、車体の所望位置へのスタビライザ装置の設
置が容易にできる。
【0070】請求項3の発明は、上記トーションバーの
上記両中途部分の間で直線的に延びる上記トーションバ
ーの他の中途部分に遊嵌状に外嵌する他の筒状体を設
け、上記他の中途部分と他の筒状体との間に他の弾性体
を介設し、上記他の中途部分と他の弾性体とを互いに連
結すると共に、上記他の筒状体と他の弾性体とを互いに
連結し、かつ、上記各筒状体と上記他の筒状体とを互い
に結合してある。
上記両中途部分の間で直線的に延びる上記トーションバ
ーの他の中途部分に遊嵌状に外嵌する他の筒状体を設
け、上記他の中途部分と他の筒状体との間に他の弾性体
を介設し、上記他の中途部分と他の弾性体とを互いに連
結すると共に、上記他の筒状体と他の弾性体とを互いに
連結し、かつ、上記各筒状体と上記他の筒状体とを互い
に結合してある。
【0071】このため、上記スタビライザのトーション
バーに対し、弾性体と、他の弾性体とが設けられる分、
車体のローリング振動の発生がより確実に抑制できる。
バーに対し、弾性体と、他の弾性体とが設けられる分、
車体のローリング振動の発生がより確実に抑制できる。
【0072】そして、上記の場合、第1の実施の形態に
おける結合バーに、第2の実施の形態における他の筒状
体が利用されたことから、上記効果は簡単な構成によっ
て達成される。
おける結合バーに、第2の実施の形態における他の筒状
体が利用されたことから、上記効果は簡単な構成によっ
て達成される。
【図1】第1の実施の形態で、図2の部分拡大断面図で
ある。
ある。
【図2】第1の実施の形態で、自動車の部分平面図(ス
タビライザ装置の前端部は正面図)である。
タビライザ装置の前端部は正面図)である。
【図3】第1の実施の形態で、図1の3‐3線矢視断面
図である。
図である。
【図4】第1の実施の形態で、図1の4‐4線矢視断面
図である。
図である。
【図5】第2の実施の形態で、図2に相当する図であ
る。
る。
【図6】第2の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
る。
【図7】第2の実施の形態で、図6の7‐7線矢視断面
図である。
図である。
【図8】第3の実施の形態で、図2に相当する図であ
る。
る。
【図9】第3の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
る。
【図10】第3の実施の形態で、図9の10‐10線矢
視断面図である。
視断面図である。
1 車体 3 車輪 4 枢支軸 5 ロアアーム 7 スタビライザ装置 8 スタビライザ 9 軸心 10 トーションバー 10a 中途部分 10b 中途部分 12 連結バー 22 筒状体 25 弾性体 29 結合バー 31 筒状体 32 弾性体
Claims (3)
- 【請求項1】 車体に左右一対の車輪を懸架し、車体の
幅方向に延びてその各端部がこれら各端部に対応する各
車輪側に連結されるスタビライザを設け、このスタビラ
イザが、車体の幅方向に延びるトーションバーと、この
トーションバーの長手方向の各端部から車体の前後のい
ずれか一方に延出してその各延出端部が上記車輪側に連
結される連結バーとを備えた自動車用サスペンションの
スタビライザ装置において、 上記トーションバーのその長手方向で互いに離れた各中
途部分にそれぞれ遊嵌状に外嵌される筒状体を設け、上
記各中途部分と各筒状体との間にそれぞれ弾性体を介設
し、上記中途部分と弾性体とを互いに連結すると共に、
上記筒状体と弾性体とを互いに連結し、上記両筒状体を
互いに結合させる結合バーを設けた自動車用サスペンシ
ョンのスタビライザ装置。 - 【請求項2】 車体に左右一対の車輪を懸架し、車体の
幅方向に延びてその各端部がこれら各端部に対応する各
車輪側に連結されるスタビライザを設け、このスタビラ
イザが、車体の幅方向に延びるトーションバーと、この
トーションバーの長手方向の各端部から車体の前後のい
ずれか一方に延出してその各延出端部が上記車輪側に連
結される連結バーとを備えた自動車用サスペンションの
スタビライザ装置において、 直線的に延びる上記トーションバーの長手方向の中途部
分に遊嵌状に外嵌する筒状体を設け、上記中途部分と筒
状体との間に弾性体を介設し、上記中途部分と弾性体と
を互いに連結すると共に、上記筒状体と弾性体とを互い
に連結した自動車用サスペンションのスタビライザ装
置。 - 【請求項3】 上記トーションバーの上記両中途部分の
間で直線的に延びる上記トーションバーの他の中途部分
に遊嵌状に外嵌する他の筒状体を設け、上記他の中途部
分と他の筒状体との間に他の弾性体を介設し、上記他の
中途部分と他の弾性体とを互いに連結すると共に、上記
他の筒状体と他の弾性体とを互いに連結し、かつ、上記
各筒状体と上記他の筒状体とを互いに結合した請求項1
に記載の自動車用サスペンションのスタビライザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001128491A JP2002321515A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 自動車用サスペンションのスタビライザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001128491A JP2002321515A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 自動車用サスペンションのスタビライザ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002321515A true JP2002321515A (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=18977171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001128491A Pending JP2002321515A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 自動車用サスペンションのスタビライザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002321515A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2874859A1 (fr) * | 2004-09-07 | 2006-03-10 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif anti-devers de vehicule automobile |
DE102007028852A1 (de) * | 2007-06-22 | 2008-12-24 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Radaufhängung für ein Kraftfahrzeug |
WO2014065186A1 (ja) * | 2012-10-26 | 2014-05-01 | 日本発條株式会社 | スタビライザ用ブシュ、接着用工具、および、接着方法 |
KR20170021538A (ko) * | 2015-08-18 | 2017-02-28 | 남학기 | 철도차량용 안티롤바 어셈블리 |
-
2001
- 2001-04-25 JP JP2001128491A patent/JP2002321515A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR2874859A1 (fr) * | 2004-09-07 | 2006-03-10 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif anti-devers de vehicule automobile |
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KR101720275B1 (ko) | 2015-08-18 | 2017-03-28 | 남학기 | 철도차량용 안티롤바 어셈블리 |
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