JPH0725355A - 車両の下部車体構造 - Google Patents

車両の下部車体構造

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JPH0725355A
JPH0725355A JP17044393A JP17044393A JPH0725355A JP H0725355 A JPH0725355 A JP H0725355A JP 17044393 A JP17044393 A JP 17044393A JP 17044393 A JP17044393 A JP 17044393A JP H0725355 A JPH0725355 A JP H0725355A
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Seiichi Tsuji
誠一 辻
Tomohiro Hori
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フロア下部に配置される駆動系の支持剛性を低
下させることなく、しかも燃料タンクの十分な容量を確
保できるようなコンパクトな車両の下部車体構造を提供
する。 【構成】駆動系は3点で車体に支持され、アクスルは両
端部で車輪のハブに結合される。リヤデフ16を後方の
クロスメンバ7の近傍で支持するとともに、パワープラ
ントフレーム21を介して別のクロスメンバ6で支持す
るようにしたので、駆動系の十分な支持剛性を与えるこ
とができる。該ブラケット21aとの結合部付近にその
幅方向すなわち車両の左右方向に延びる脆弱部21cを
備えている。後突が生じた場合には、リヤデフ16と、
ユニバーサルジョイント15の部分で屈折する。これに
ともなって、パワープラントフレーム21はパネル部材
21bの脆弱部21cの部分で屈折して、リヤデフ16
が後部で支えられているため前端側が下方に変位する。
したがって、後突によって水平に移動して燃料タンク3
7に衝突することがなく、安全性が高い支持状態を構成
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の下部車体構造に
関し、とくに後部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】車両の後部構
造において、車室空間を広くする観点から車両のフロア
レベルを極力低くするいわゆる低床化の要請がある。し
かし、低床化を達成するためにはフロアの下側の空間が
圧迫されることになるため、燃料タンク、排気系、サス
ペンション装置等の干渉が問題となる。上記制約された
空間内でのレイアウトを検討する場合、後輪のサスペン
ション装置として、独立懸架よりも車軸式の方が部品点
数を減少でき、構造が比較的簡単であるという点におい
て、好適である。たとえば、特開昭64−28012号
公報には、いわゆる4リンク車軸式のサスペンション装
置が開示されている。しかし、このような車軸式サスペ
ンション装置の場合、車輪駆動系すなわちデフと車輪を
支持する車軸とが一体となっているのでこの部分が大型
となり、またこれが走行中一体となって変位するので、
車軸を車体との干渉を避けつつ支持するのことが困難と
なり、したがって低床化の支障となる。また、駆動系す
なわちデフと車軸すなわちアクスルをとを、べつべつに
支持するようにしたいわゆるドデオン式サスペンション
装置が知られている。このサスペンション装置では、駆
動系の変位を拘束することはできるが、上記車軸式のも
のに比して部品点数が増えるので車両の下部に配置すべ
き他の装置との干渉が問題となる。
【0003】しかし、干渉を避けようとすると、車両の
下部車体に配置されるその他の機器たとえば、燃料タン
ク等を小さくせざるをえず所望の容量を確保できなくな
るおそれがある。また、燃料タンクと駆動系あるいはサ
スペンション装置等とは安全性の面から所定以上隔離し
て配置する必要があり、さらに燃料タンクの容量の面で
不利生じる。また、レイアウトに重点を置き過ぎると、
駆動系の支持、サスペンション機能等を損なう恐れもあ
る。本発明はこのような事情に鑑みて構成されたもの
で、フロア下部に配置される駆動系の支持剛性を低下さ
せることなく、しかも燃料タンクの十分な容量を確保で
きるようなコンパクトな車両の下部車体構造を提供する
ことを目的とする。さらに、本発明は、コンパクトを推
進するあまり安全性の損なうといった問題を解消するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため以下のように構成される。すなわち、本発
明の車両の下部車体構造は、車両の下部に前後方向に延
びるように配置される一対のリヤサイドフレームと、フ
ロア下部の前記一対のリヤサイドフレーム間に配置され
たデフと、該デフの前方と後方において、車両の左右方
向に延びて両端で前記リヤサイドフレームに結合される
クロスメンバと、前記デフを後方のクロスメンバにマウ
ントする支持手段と、一端が前記デフの前部に結合され
他端が前記前方のクロスメンバに接続されたパワープラ
ントフレームとを備えたことを特徴とする。好ましい態
様では、パワープラントフレームは前記デフの前部下端
に取り付けられるとともに前後方向の荷重が作用した際
に下方に屈折する節部を有する。また、別の態様では、
さらにフロア下部に燃料タンクが設けられ、該燃料タン
クと前記デフとは平面視において前後方向に少なくとも
一部がオーバーラップするような位置関係で配置され
る。また、前記燃料タンクを固定するためのタンクバン
ドは車両のリヤサイドフレームに取り付けられる。前記
リヤサイドフレームと燃料タンクとが平面視において少
なくとも1部がオーバーラップするように配置されるの
が好ましい。
【0005】
【作用】本発明によれば、後輪のサスペンション装置を
構成するにあたり、リヤデフを含む後輪駆動系と両アク
スルとを別々に支持するようにしている。したがって車
軸式のものに比して支持コンポーネントを小さくするこ
とができる。また、独立懸架式のものに比して部品点数
をすくなくすることができる。この場合、アクスルは、
左右後輪のハブを結合するように車体横方向すなわち左
右方向に延び、ほぼ中央部において2本のラテラルリン
クに結合され、このラテラルリンクは外方に延在させて
車体に結合されている。ラテラルリンクを介して車体と
アクスルとを結合することによって、主として左右方向
の変位を支持する。デフは後部において、後側のクロス
メンバによってマウントされるまた前端側はパワープラ
ントフレームを介して前側のクロスメンバに支持され
る。このような構造では、パワープラントフレームによ
るデフの支持点からパワープラントフレームが取り付け
られる前側のクロスメンバとが比較的離れている。した
がって後突が生じた場合には、パワープラントフレーム
の節部が屈折してデフは、下方に変位する。これによっ
て、前方に燃料タンクがあってもデフが衝突することは
ない。このように両者の干渉を回避することできるの
で、燃料タンクと駆動系、特にデフとのレイアウトに自
由度を与えることができる。
【0006】したがって、本発明の上記構成によれば、
低床化をおこないつつ、燃料タンクの十分な容量を確保
することができる。
【0007】
【実施例】以下、添附の図面に基づいて本発明の実施例
を説明する。図1には、本発明の1実施例にかかる車両
の下部車体構造の斜視図が示されている。本例の車両は
左右両側にに車体の下部を構成するリヤサイドフレーム
1が前後方向に平行に延びている。図2を合わせて参照
すると、リヤサイドフレーム1は、後輪2のやや前方で
比較的低いレベルで真っ直ぐ後方に延びる前部水平部3
と、この前部水平部3、に連続して後輪の前方でやや内
方に湾曲しかつ上方に湾曲する傾斜部4とこの傾斜部4
の後端かつ上端に連続してほぼ水平に後方に真っ直ぐ延
びる後部水平部5とからなっている。リヤサイドフレー
ム1は、上記後輪2の前方で内側及び上方に湾曲する直
前の位置で左右にのびるクロスメンバ6によって結合さ
れるとともに、後輪2のすぐ後方の位置で左右にのびる
別のクロスメンバ7によって結合されている。さらに図
3を合わせて参照すると、リヤサイドフレーム1は車両
の後端部まで延び、その上端面にはフロアパネル8が取
り付けられるとともに、その上方には、車室9が形成さ
れる。本例の車両では、前側のクロスメンバ6の上方に
座席10が位置するとともに、その僅かに後方では、リ
ヤサイドフレーム1が上方に湾曲するのにともなってフ
ロアパネル8が上方に位置することとなる。すなわち、
後輪2の部分でフロアアップした構造になっている。そ
して、ほぼ後輪2の位置に後部座席11が設けられる。
さらに、リヤサイドフレーム1の後端部に後部車体パネ
ル12が位置する。また、リヤサイドフレーム1の後端
からやや隔置した位置に左右方向に延びるリヤバンパ1
3が位置する。
【0008】該リヤサイドフレーム1の下方の車両の中
央部をプロペラシャフト14が前後方向に延びている。
そして、その後端部には、ユニバーサルジョイント15
を介してリヤデファレンシャルギヤ装置16(以下リヤ
デフという)が結合されている。リヤデフ16からは左
右にドライブシャフト17が延びており、後輪2に動力
伝達可能に結合されている。リヤデフ16のデフケース
18はその上端部においてブラケット19に結合されて
おり、該ブラケット19は、やや後方、外方かつ上方に
2股状に延びている。その両端部はデフマウント20を
介してクロスメンバ7に結合されている。すなわち、後
輪駆動系は、リヤデフケース18を介して2点でクロス
メンバ7すわなち車体に結合されている。また、プロペ
ラシャフト14の下方には、そのシャフト14の径より
も左右方向に張り出す幅で前後方向に延びるパワープラ
ントフレーム21が配設されており、このパワープラン
トフレーム21の後端側は上記リヤデフケース18の前
端部下部に結合され、パワープラントフレーム21の前
端側は上方に延びるアーム22を介してクロスメンバ6
の下面に結合されている。したがって、パワープラント
フレーム21はプロペラシャフト14と路面との間に介
在して前後に延びており、プロペラシャフト14が直接
路面と対峙しないように保護する役割も持つ。したがっ
て、後輪駆動装置は、デフ16の後部でクロスメンバ7
に2点支持され、デフ16の前端側はパワープラントフ
レーム21を介して前方のクロスメンバ6に支持されて
いる。
【0009】ドライブシャフト17の先端には、後輪2
を回転自在に支持するハブ23が結合されている。左右
の後輪2のハブ23には左右に延びるアクスル24の両
端で結合されており、これによって、左右後輪の横方向
の相対変位は拘束される。さらにアクスル24の左右方
向中央部には、左右方向に延びる2本のラテラルリンク
25、26の一端がブッシュを介して回動自在に取り付
けられている。この場合、図4を合わせて参照するとア
クスル24の左右方向中央部には、上方に突出した取り
付けブラケット27が設けられており、このブラケット
27に、回動自在に別のほぼ3角形状の取り付け部材2
8が結合されている。そして、上記2本のラテラルリン
ク25、26の内端はこの三角形状の取り付け部材28
の2つの頂点の位置にそれぞれブッシュを介して回動自
在に結合され、残りの頂点の部分が上記アクスル24の
ブラケット27に回動自在に結合されている。該ラテラ
ルリンク25、26の図4において左方に延びるラテラ
ルリンク25は、上記取り付け部材28の上端からほぼ
水平に延び、クロスメンバ7のリヤサイドフレーム1と
の接合部付近で下部から下方に延びるブラケット29の
下端部に枢支されている。右方にのびるラテラルリンク
26は中央部の取り付け部材28の下端部からほぼ水平
方向に延びており、同様にクロスメンバ7の下部から下
方の延びるブラケット30の下端に前後方向の回動軸回
りにブッシュを介して枢支されている。すなわち、2本
のラテラルリンク25、26は、互い違いに水平に中央
部のブラケット27から外方向に延びている。
【0010】図2及び図4を参照すると、クロスメンバ
7は左右方向中間部の後部及び下部が切り欠かれた形状
を有している。平面視及び立面視でクロスメンバ7と重
ならないように位置することによって、上記取り付け部
材28がアクスル24の変位にともなって車体に対して
相対的に変位するとき、前記2本のラテラルリンクとク
ロスメンバとの干渉を回避できるようになっている。さ
らにハブ23には前後方向に延びるアパーリンク31と
ロワーリンク32の後端がブッシュを介して取り付けら
れており、この前後方向2本のリンク31、32で車輪
2の前後方向の動きを拘束する。この場合、ハブ23は
上方に延びる上方アーム33を備えており、アパーリン
ク31の後端はこの上方アーム33の先端にブッシュを
介して回動自在に結合されている。アパーリンク31は
ぼぼ水平かつやや内方に向かって前方に延びリヤサイド
フレーム1の内方かつ上方への傾斜部4と後部水平部5
との接続点付近の外面に左右方向の軸の回りの上下方向
に回動自在に枢支されている。また、ロワーリンク32
の後端はハブ23の前側に左右方向軸回りに枢動自在に
支持されている。ロワーリンク32は前方にほぼリヤサ
イドフレーム1の水平部と平行にかつ水平に延びて、前
端はリヤサイドフレーム1の前部水平部3の後端部から
下方に延びるブラケット34と同様に左右方向軸回りに
回動自在に結合されている。
【0011】さらにハブ23は上下方向に関しコイルス
プリング35を介してリヤサイドフレーム1に結合され
ており、コイルスプリング35の存在によって、路面振
動が後輪を介してリヤサイドフレーム1すなわち車体へ
伝達されるのを緩衝するようになっている。さらにハブ
23には、ダンパ36の下端が取り付けられており、ダ
ンパ36は後方且つ上方に延びてリヤサイドフレーム1
に枢支されている。さらに、本例の構成では、前後方向
に関し、アクスル24の前方でクロスメンバ1の後方の
空間であって上下方向に関し、プロペラシャフト14の
上方かつフロアパネル8の下方の空間には、燃料タンク
37が配置される。燃料タンク37の中央部はプロペラ
シャフト14との干渉を回避するため下部に、これに対
応して前後方向に延びる凹部が形成される。したがっ
て、プロペラシャフト14は図5に示すように上方は燃
料タンク37に下方はパワープラントフレーム21に囲
まれ状態で位置する。燃料タンク37は、図2に示すよ
うに前後方向に延び2つのクロスメンバ6、7に固定さ
れる一対のタンクバンド38によって車体側に支持され
ている。なお、一方の車体側面から給油パイプ39が燃
料タンク37に接続されている。
【0012】さらに本例の車両の下部車体構造におい
て、排気装置40が設けられる。排気装置40の排気管
41は上下方向に関し燃料タンク37と干渉するレベル
に設けられるので、本例の構成では、燃料タンク37の
前方でリヤサイドフレーム1の方にに湾曲して燃料タン
ク37を回避しその後リヤサイドフレーム1の内側に沿
って後方に延びている。そして、アパーリンク31とロ
ワーリンク32との間の空間を通ってやや内方にかつ後
方に延び、さらに、図4に示すようにアクスル24の上
方に水平に延びる一方のラテラルリンク25の上方でか
つクロスメンバ7の下方に形成される空間部を通って後
方に延びる。この場合図2示すように平面視において燃
料タンク37と排気管が干渉するので、燃料タンクの下
部は切り欠かれた形状になっている。このように燃料タ
ンク37をリヤサイドフレーム1まで張り出してぎりぎ
りまで配置し、排気管41との干渉部だけを回避するよ
うに構成したので燃料タンク37の容量を極力確保する
ことができる。排気管41は、その後、リヤサイドフレ
ーム1のやや下方をこれにそって後方にのび後部水平部
5の内側やや下方には、前後方向に延びるサイレンサ4
2が前後方向が設けられる。
【0013】左右方向に関し、このサイレンサ42と、
もう一方のリヤサイドフレーム41との間の空間には床
下収納部43が形成される。なお、燃料タンクの上方に
は、リヤサイドフレーム1に両端が固定された補強フレ
ーム44、45が左右方向にのびている。以上の構造で
は、駆動系は3点で車体に支持され、アクスルは両端部
で車輪のハブに結合されるとともに、2本のラテラルリ
ンクによって上下左右方向を支持される。また、ハブ
は、アパーリンク31とロワーリンク32からなるいわ
ゆる4リンクによって車体に支持されることにより、前
後方向を拘束される。本例の構成では、リヤデフ16を
後方のクロスメンバ7の近傍で支持するとともに、パワ
ープラントフレーム21を介して別のクロスメンバ6で
支持するようにしたので、駆動系の十分な支持剛性を与
えることができる。上記のように、リヤデフ16は後端
側2点で支持されており、重心が支持点よりも前方に位
置する。また、図6に示すように、パワープラントフレ
ーム21は、後部にリヤデフケース18の前端を両側か
ら支持する一対のブラケット21aと、このブラケット
21aの下端に結合され前方にのびるパネル部材21b
とを備えている。
【0014】そしてこのパネル部材21bには、該ブラ
ケット21aとの結合部付近にその幅方向すなわち車両
の左右方向に延びる脆弱部21cを備えている。このよ
うな構成のために、後突が生じた場合には、リヤデフ1
6と、ユニバーサルジョイント15の部分で屈折する。
これにともなって、パワープラントフレーム21はパネ
ル部材21bの脆弱部21cの部分で屈折して、リヤデ
フ16が後部で支えられているため前端側が下方に変位
する。したがって、後突によって水平に移動して燃料タ
ンク37に衝突することがなく、安全性が高い支持状態
を構成している。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、サスペンション機能を
損なうことなく比較的簡単な構成のリヤサスペンション
装置が提供されており、全体として車両の下部車体構造
をコンパクトにすることができる。この結果、その他の
機器たとえば、燃料タンク、排気系等のレイアウトの自
由度が向上する。特に、上記のように後突の場合でも燃
料タンクと他の部材の干渉を回避することができるの
で、燃料タンクを極力大きくとることができる。このよ
うに、車両の下部車体構造の下部構造をコンパクトに構
成することがでのるので、低床化を図ることができ、車
室を大きくとることができる。さらに上記のようにコン
パクトであると同時に、安全性の高い車両の下部車体構
造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例にかかる車両の下部車体構造
の斜視図、
【図2】図1の下部車体構造の平面図、
【図3】図1の下部車体構造の横方向からみた立面図、
【図4】図1の下部車体構造の後部からみた立面図
【図5】プロペラシャフト、燃料タンク、及びパワープ
ラントフレームの位置関係を示す断面図、
【図6】パワープラントフレームの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 リヤサイドフレーム、 2 後輪 6 クロスメンバ 7 クロスメンバ 16 リヤデフ 21 パワープラントフレーム 23 ハブ 24 アクスル 25 ラテラルリンク 26 ラテラルリンク 31 アパーリンク 32 ロワーリンク 37 燃料タンク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の下部に前後方向に延びるように配置
    される一対のリヤサイドフレームと、 フロア下部の前記一対のリヤサイドフレーム間に配置さ
    れたデフと、 該デフの前方と後方において、車両の左右方向に延びて
    両端で前記リヤサイドフレームに結合されるクロスメン
    バと、 前記デフを後方のクロスメンバにマウントする支持手段
    と、 一端が前記デフの前部に結合され他端が前記前方のクロ
    スメンバに接続されたパワープラントフレームとを備え
    たことを特徴とする車両の下部車体構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記パワープラントフ
    レームは前記デフの前部下端に取り付けられるとともに
    前後方向の荷重が作用した際に下方に屈折する節部を有
    することを特徴とする車両の下部構造。
  3. 【請求項3】請求項1において、さらにフロア下部に燃
    料タンクが設けられており、該燃料タンクと前記デフと
    は平面視において前後方向に少なくとも一部がオーバー
    ラップするような位置関係で配置することを特徴とする
    車両の下部車体構造。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記燃料タンクを固定
    するためのタンクバンドが車両のリヤサイドフレームに
    取り付けられていることを特徴とする車両の下部車体構
    造。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記リヤサイドフレー
    ムと燃料タンクとが平面視において少なくとも1部がオ
    ーバーラップするように配置されていることを特徴とす
    る車両の下部車体構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001171373A (ja) * 1999-12-20 2001-06-26 Mazda Motor Corp 車両用駆動伝達装置
KR100764504B1 (ko) * 2006-10-19 2007-10-09 현대자동차주식회사 버스용 리어 프레임 연결구조
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