JP2956501B2 - 板状物品のケース内固定構造 - Google Patents

板状物品のケース内固定構造

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JP2956501B2 JP30982394A JP30982394A JP2956501B2 JP 2956501 B2 JP2956501 B2 JP 2956501B2 JP 30982394 A JP30982394 A JP 30982394A JP 30982394 A JP30982394 A JP 30982394A JP 2956501 B2 JP2956501 B2 JP 2956501B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板等の板状
物品をケース内に固定して収納するための構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリント基板を樹脂ケース内に収納して
ユニット化する構造の一例として、図4に示すようなも
のが知られている。樹脂ケースは、一面を開口した本体
ケースaと、その開口面に被着される蓋ケースbとを備
えている。本体ケースaの左右の内側面には、ガイド溝
cが長さ方向に沿って形成されている。そして、プリン
ト基板dの左右の側縁をガイド溝cに嵌めてそれに沿っ
て挿入することで本体ケースa内に収納し、その後蓋ケ
ースbを嵌めてユニットとして組み付けるようになって
いる。
【0003】ところで上記のような樹脂ケースは、成形
時に歪が生じたり寸法誤差が出たりするため、プリント
基板dを本体ケースa内に緊密に収納することは難し
い。したがって、ユニットを車両に取り付けた場合にそ
の振動を受けてプリント基板dが内部でがたつき、不快
な異音を発する不具合がある。
【0004】そのため従来、同図に示すように、ガイド
溝cの奥端に次第に内側に出っ張るようなテーパ状の挟
圧部eを形成し、プリント基板dをその挟圧部eの間に
押し込むことでプリント基板dのがたつきを抑えること
が行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
法では、挟圧部eが本体ケースaの奥に形成されていて
剛性が高いために、プリント基板dは挟圧部eを広げる
というよりもそれを削るようにして押し込まれ、挿入す
るのにかなりの力を要する。また、そのようにプリント
基板dの挿入時に大きな抵抗を覚えることで押し込みを
中途で終えてしまい、蓋ケースbを被せて初めてプリン
ト基板dの挿入が不完全であることに気付いて、再度プ
リント基板dを押し込むという煩雑な作業を余儀なくさ
れ、作業能率が悪い欠点があった。
【0006】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、板状物品を小さな挿入力でケース
内に挿入しつつその中にがたつきなく固定できるように
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、板状物品と、一面
を開口したケースとを備え、板状物品の左右の側縁を前
記ケースの左右の内側面の間に嵌めて挿入することによ
り、板状物品をケース内に固定収納するようにした板状
物品のケース内固定構造であって、前記板状物品の側縁
には、前記ケースの側面における開口縁側の広がり変形
を伴ってこの板状物品の側縁を挟圧するように機能する
突部が設けられ、かつこの突部は、板状物品がケース内
の所定位置まで挿入された場合に、この突部の挿入方向
の後縁が前記ケースの開口縁と整合する位置に形成され
ている構成としたところに特徴を有する。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載のものに
おいて、前記ケースの左右の内側面には、一対の側壁を
上下に間隔を開けて立てることにより前記板状物品の側
縁を嵌めて挿入案内するガイド溝が対向状に形成され、
かつ上下一対の側壁のうちの上側の側壁が、開口縁側か
ら一定寸法切除されているところに特徴を有する。
【0009】
【0010】
【発明の作用および効果】<請求項1の発明> 板状物品をケース内に挿入すると、突部がケースの側面
の開口縁側を広げ、その反力で板状物品の両側縁が挟圧
され、板状物品がケース内にがたつきなく固定収納され
る。板状物品が所定位置まで挿入されていれば、突部の
後縁がケースの開口縁と一致した状態となる。本発明に
よれば、板状物品をケース内にがたつきなく固定すべく
挟圧力を得るのに、ケースの最も剛性の低い開口縁側に
おいて広がり変形させるようにしたから、板状物品を挿
入する際に要する力が最小限に抑えられて、作業能率を
大幅に向上させることができる。しかも、板状物品がケ
ース内の所定位置まで挿入された場合に、突部の後縁が
ケースの開口縁と整合する設定となっているから、突部
とケースの開口縁との位置関係を目視することにより、
板状物品が所定位置まで挿入されているか否かを簡単に
かつ正確に確認することができる。
【0011】<請求項2の発明> 上側の側壁の開口縁側が一定寸法切り欠かれていること
により、板状物品の先端をガイド溝に嵌める場合に、板
状物品をある程度傾いた姿勢でも挿入でき、挿入作業の
容易性が図られる。
【0012】
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。本実施例では、図1に示すように、プ
リント基板1と、本体ケース2並びに蓋ケース3を備え
ている。プリント基板1には、特に図示はされていない
が、IC、コンデンサ等の各種電子部品とコネクタとが
取り付けられている。
【0015】本体ケース2と蓋ケース3とはそれぞれ合
成樹脂材で形成されている。本体ケース2は前面が開口
された外形直方体をなし、上記したプリント基板1の長
さ方向の大部分を収納可能な奥行きを有している。ま
た、本体ケース2の左右の側板5の内面には、プリント
基板1の左右の側縁を嵌めてそのプリント基板1の挿入
を案内するガイド溝6が、全長にわたって対向して形成
されている。なお、各ガイド溝6を構成する上下の側壁
7、7のうち、上側の側壁7の開口縁側が一定寸法切り
欠かれている。これは、プリント基板1の先端をガイド
溝6に嵌める場合に、プリント基板1をある程度傾いた
姿勢でも挿入できるようにして、挿入作業の容易性を図
るためである。
【0016】一方の蓋ケース3は、本体ケース2の開口
面に突き合わされるようにして被着されるものであっ
て、本体ケース2内に収納されたプリント基板1の開口
面から突出した部分を覆って図示しない係止手段により
本体ケース2に結合されるようになっている。
【0017】さて、プリント基板1の左右の側縁には、
図3に示すように、左右のガイド溝6の対応間隔よりも
広い幅となるように外側に出っ張った一対の突部9が形
成されている。各突部9は、プリント基板1が本体ケー
ス2の奥端まで挿入された場合における本体ケース2の
開口縁2aの内側に対応する位置に形成されており、プ
リント基板1の挿入方向の後側の縁辺がプリント基板1
の側縁と直角をなし、前側の縁辺が先狭まりのテーパ状
をなす三角形状に形成されている。
【0018】特に、プリント基板1の先端縁から突部9
の直角縁9aまでの長さS1が、本体ケース2の奥面か
ら開口縁2aまでの長さS2に等しくなるように形成さ
れている。したがって、プリント基板1が本体ケース2
の奥面まで正規に挿入された場合には、突部9の直角縁
9aが本体ケース2の開口縁2aの位置と一致し、その
突部の直角縁9aが、プリント基板1が正規に挿入され
たか否かを確認するための目印となっている。
【0019】本実施例は上記のような構造であって、続
いてその組み付け手順を説明する。プリント基板1の先
端を本体ケース2のガイド溝6に嵌めて、それに沿って
本体ケース2内に挿入すると、プリント基板1の先端が
本体ケース2の奥面に突き当たる手前で、図3(A)に
示すように、突部9のテーパ縁9bが本体ケース2の左
右の側板5の開口縁2aに対応して、その開口縁2aを
弾性的に外側に広げつつ押し込まれる。
【0020】すなわち、プリント基板1の側縁に設けた
突部9が、剛性の低い本体ケース2の開口縁2a側にお
いて左右の側板5を押圧する構造としたことにより、本
体ケース2の左右の側板5が容易に広がり変形し得ると
いう格別の作用が得られる。そのため、プリント基板1
の挿入力は小さなものに抑えられる。これに対して、例
えば突部9がプリント基板1の挿入方向の先端側に設け
られていると、突部9は本体ケース2の開口縁2aから
奥方に向かって順次に側板5を押圧することになり、本
体ケース2の奥方では剛性はきわめて高くなることから
側板5の広がり変形は得られず、したがって、プリント
基板1を挿入するのにきわめて大きな力を要することと
なる。
【0021】上記のようにプリント基板1を本体ケース
2内に挿入すると、プリント基板1は本体ケース2の側
板5の復元弾力を受けて左右両側から挟み付けられ、そ
れにより本体ケース2内に移動不能に固定されて収納さ
れる。
【0022】そのとき、プリント基板1が本体ケース2
内の奥端まで挿入されていれば、同図(B)に示すよう
に、目印となる突部9の直角縁9aが本体ケース2の開
口縁2aと整合し、それによりプリント基板1が正規に
挿入されたことが確認される。突部9の直角縁9aが本
体ケース2から飛び出していれば、開口縁2aと整合す
るまでプリント基板1を押し込めばよい。
【0023】そして、プリント基板1が正規に挿入され
た状態で、蓋ケース3を本体ケース2に嵌合することに
よって、図2に示すようにユニットが組み付けられる。
そして、このユニットを車両に取り付けた場合、例え振
動を受けたとしてもプリント基板1がケース内でがたつ
くことがなく、したがって異音を発するおそれもない。
【0024】このように本実施例によれば、プリント基
板1をがたつき不能に固定するための挟圧力を得るの
に、本体ケース2の側板5を広がり変形させたときの反
力から得るようにし、しかも剛性が低くて最も変形させ
やすい本体ケース2の開口縁2a付近で広がり変形させ
るようにしたから、プリント基板1を挿入する際の力が
小さくて済む。
【0025】また、突部9に設けた目印9aによりプリ
ント基板1が正規に挿入されたか否かを迅速に確認する
ことができ、蓋ケース3を嵌めてみて再度プリント基板
1を挿入し直すといった手間が一切不要となり、組み付
け作業の能率を大幅に向上させることができる。また、
上記のような本体ケース2は成形時に内反りしやすい傾
向にあるから、突部9が側板5を広がり変形させること
で、その反りを矯正することも可能となる。
【0026】<他の実施例> (1)突部9の形状は上記実施例に示した形状に限ら
ず、円弧形等の、要はガイド溝6内に引っ掛かりなく嵌
入させることができて、本体ケース2の側板5を広がり
変形し得るように機能できれば、他の形状であってもよ
い。 (2)本発明は、上記実施例に示したようなプリント基
板を樹脂ケース内収納するものに限らず、要は板状物品
の左右の側縁をケースの側板の間に嵌めてその中に収納
する構造全般に広く適用することができる。その他本発
明は、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施
することができる。
【0027】
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の組付前の状態の斜視図であ
る。
【図2】その組付後の状態の斜視図である。
【図3】その作動を説明する平断面図である。
【図4】従来例の平断面図である。
【符号の説明】
1…プリント基板(板状物品) 2…本体ケース(ケース) 2a…(本体ケース2の)開口縁 5…(本体ケース2の)側板 6…ガイド溝 9…突部 9a…(突部9の)直角縁(目印)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状物品と、一面を開口したケースとを
    備え、板状物品の左右の側縁を前記ケースの左右の内側
    面の間に嵌めて挿入することにより、板状物品をケース
    内に固定収納するようにした板状物品のケース内固定構
    造であって、前記板状物品の側縁には、前記ケースの側
    面における開口縁側の広がり変形を伴ってこの板状物品
    の側縁を挟圧するように機能する突部が設けられ、かつ
    この突部は、板状物品がケース内の所定位置まで挿入さ
    れた場合に、この突部の挿入方向の後縁が前記ケースの
    開口縁と整合する位置に形成されていることを特徴とす
    る板状物品のケース内固定構造。
  2. 【請求項2】 前記ケースの左右の内側面には、一対の
    側壁を上下に間隔を開けて立てることにより前記板状物
    品の側縁を嵌めて挿入案内するガイド溝が対向状に形成
    され、かつ上下一対の側壁のうちの上側の側壁が、開口
    縁側から一定寸法切除されていることを特徴とする請求
    項1記載の板状物品のケース内固定構造。
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