JP2954138B2 - 緩衝材 - Google Patents
緩衝材Info
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- JP2954138B2 JP2954138B2 JP10032784A JP3278498A JP2954138B2 JP 2954138 B2 JP2954138 B2 JP 2954138B2 JP 10032784 A JP10032784 A JP 10032784A JP 3278498 A JP3278498 A JP 3278498A JP 2954138 B2 JP2954138 B2 JP 2954138B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボール箱等の包
装箱の中に入れて、包装箱の底面や側面等の内壁と包装
箱の中に収容する物品との間に介在させて物品にかかる
衝撃力を緩和させるための緩衝材に関し、特に、段ボー
ル板紙を用いて、高さを自由に変えることができるよう
にした緩衝材に関する。
装箱の中に入れて、包装箱の底面や側面等の内壁と包装
箱の中に収容する物品との間に介在させて物品にかかる
衝撃力を緩和させるための緩衝材に関し、特に、段ボー
ル板紙を用いて、高さを自由に変えることができるよう
にした緩衝材に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボール箱等の包装箱の中に入れて、包
装箱の底面や側面等の内壁と包装箱の中に収容する物品
との間に介在させて物品にかかる衝撃力を緩和させるた
めの緩衝材は、多種多様なものがあるが、価格が安く、
しかも少量の材料で多くの空間を埋める効果を得ること
ができるものとして、段ボール材を使用したものが多く
用いられている。このような従来の段ボール製緩衝材
(緩衝体)の一例が特開平7−61474号公報に開示
されている。
装箱の底面や側面等の内壁と包装箱の中に収容する物品
との間に介在させて物品にかかる衝撃力を緩和させるた
めの緩衝材は、多種多様なものがあるが、価格が安く、
しかも少量の材料で多くの空間を埋める効果を得ること
ができるものとして、段ボール材を使用したものが多く
用いられている。このような従来の段ボール製緩衝材
(緩衝体)の一例が特開平7−61474号公報に開示
されている。
【0003】図4は、特開平7−61474号公報に開
示されている緩衝体の第1の実施例を示す斜視図、図5
は図4の緩衝体を包装箱の底壁と被包装体との間に介在
させた状態を示す縦断面図である。
示されている緩衝体の第1の実施例を示す斜視図、図5
は図4の緩衝体を包装箱の底壁と被包装体との間に介在
させた状態を示す縦断面図である。
【0004】図4の緩衝体11は、段ボール板紙からな
る方形状の底板12と、山部13と谷部14とを交互に
連ねて正三角形の波状に形成した段ボール板紙からな
り、底板12の上に配置した緩衝部15と、緩衝部15
の山部13の上に載置された底板12と同じ形状の天板
16とで構成されており、緩衝部15は、波の進行方向
の両側部が底板12に接着材19によって固定されてい
る。
る方形状の底板12と、山部13と谷部14とを交互に
連ねて正三角形の波状に形成した段ボール板紙からな
り、底板12の上に配置した緩衝部15と、緩衝部15
の山部13の上に載置された底板12と同じ形状の天板
16とで構成されており、緩衝部15は、波の進行方向
の両側部が底板12に接着材19によって固定されてい
る。
【0005】このように構成した緩衝体11は、図5に
示すように、包装箱17の底壁に、山部13を上に向け
て配置し、山部13の上に載置した天板16の上に被包
装体18を載せることにより、包装箱17が落下して包
装箱17の底壁に衝撃荷重がかかったとき、緩衝部15
が縦方向および横方向に自由に変形できるため、包装箱
17の落下時の衝撃を吸収して被包装体18を保護す
る。
示すように、包装箱17の底壁に、山部13を上に向け
て配置し、山部13の上に載置した天板16の上に被包
装体18を載せることにより、包装箱17が落下して包
装箱17の底壁に衝撃荷重がかかったとき、緩衝部15
が縦方向および横方向に自由に変形できるため、包装箱
17の落下時の衝撃を吸収して被包装体18を保護す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の段ボール製緩衝材は、緩衝部の形状が一定であって高
さを任意に変えることができないため、要求される各種
の高さに応じた多種類の緩衝部を用意する必要があり、
従って製造コストが高くなるという問題点を有してい
る。また、緩衝部の両側部を底板に接着材によって固定
しなければならないため、組立てのための作業工数が多
くかかるという欠点も有している。
の段ボール製緩衝材は、緩衝部の形状が一定であって高
さを任意に変えることができないため、要求される各種
の高さに応じた多種類の緩衝部を用意する必要があり、
従って製造コストが高くなるという問題点を有してい
る。また、緩衝部の両側部を底板に接着材によって固定
しなければならないため、組立てのための作業工数が多
くかかるという欠点も有している。
【0007】本発明の目的は、上述のような従来の段ボ
ール製緩衝材の問題点を解消し、各種の高さの緩衝材を
1種の緩衝部で実現できるために製造コストを低減で
き、また接着作業が不要なために組立ての作業工数を削
減できる緩衝材を提供することにある。
ール製緩衝材の問題点を解消し、各種の高さの緩衝材を
1種の緩衝部で実現できるために製造コストを低減で
き、また接着作業が不要なために組立ての作業工数を削
減できる緩衝材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の緩衝材
は、所定の幅の段ボール板紙に対して長手方向を直角に
して一定のピッチで穿設した複数個の長方形穴と隣接す
る前記長方形穴の中央に設けた第一のミシン目とを有す
る長尺の穴明板を前記第一のミシン目において所定の長
さに切断した上板および下板と、前記長方形穴の幅より
も少し小さな幅の段ボール板紙の表面および裏面に交互
にそれぞれ第二および第三のミシン目を設けた長尺のジ
グザグ板素材を適当な長さに切断して表面の前記第二の
ミシン目において山折りし裏面の前記第三のミシン目に
おいて谷折りしたジグザグ板とを有し、前記上板および
前記下板の前記長方形穴の長さを前記ジグザグ板素材の
厚さの2倍よりも少し長くし、前記ジグザグ板の高さが
所定の高さとなるように前記ジグザグ板の山折りおよび
谷折りする前記第二および第三のミシン目の位置を適宜
に選択し、前記ジグザグ板の山折り部を前記上板の前記
長方形穴の連続した複数個のうちの1個の穴に挿入し、
前記ジグザグ板の谷折り部を前記下板の前記長方形穴の
連続した複数個のうちの1個の穴に挿入して組み立てた
ものである。
は、所定の幅の段ボール板紙に対して長手方向を直角に
して一定のピッチで穿設した複数個の長方形穴と隣接す
る前記長方形穴の中央に設けた第一のミシン目とを有す
る長尺の穴明板を前記第一のミシン目において所定の長
さに切断した上板および下板と、前記長方形穴の幅より
も少し小さな幅の段ボール板紙の表面および裏面に交互
にそれぞれ第二および第三のミシン目を設けた長尺のジ
グザグ板素材を適当な長さに切断して表面の前記第二の
ミシン目において山折りし裏面の前記第三のミシン目に
おいて谷折りしたジグザグ板とを有し、前記上板および
前記下板の前記長方形穴の長さを前記ジグザグ板素材の
厚さの2倍よりも少し長くし、前記ジグザグ板の高さが
所定の高さとなるように前記ジグザグ板の山折りおよび
谷折りする前記第二および第三のミシン目の位置を適宜
に選択し、前記ジグザグ板の山折り部を前記上板の前記
長方形穴の連続した複数個のうちの1個の穴に挿入し、
前記ジグザグ板の谷折り部を前記下板の前記長方形穴の
連続した複数個のうちの1個の穴に挿入して組み立てた
ものである。
【0009】本発明の第二の緩衝材は、所定の幅の段ボ
ール板紙に対して長手方向を直角にして一定のピッチで
複数個の長方形穴を穿設して所定の長さとした上板およ
び下板と、前記長方形穴の幅よりも少し小さな幅の段ボ
ール板紙の表面および裏面に交互にそれぞれ第二および
第三のミシン目を設けた長尺のジグザグ板素材を適当な
長さに切断して表面の前記第二のミシン目において山折
りし裏面の前記第三のミシン目において谷折りしたジグ
ザグ板とを有し、前記上板および前記下板の前記長方形
の穴の長さを前記ジグザグ板素材の厚さの2倍よりも少
し長くし、前記ジグザグ板の高さが所定の高さとなるよ
うに前記ジグザグ板の山折りおよび谷折りする前記第二
および第三のミシン目の位置を適宜に選択し、前記ジグ
ザグ板の山折り部を前記上板の前記長方形穴の連続した
複数個のうちの1個の穴に挿入し、前記ジグザグ板の谷
折り部を前記下板の前記長方形穴の連続した複数個のう
ちの1個の穴に挿入して組み立てたものである。
ール板紙に対して長手方向を直角にして一定のピッチで
複数個の長方形穴を穿設して所定の長さとした上板およ
び下板と、前記長方形穴の幅よりも少し小さな幅の段ボ
ール板紙の表面および裏面に交互にそれぞれ第二および
第三のミシン目を設けた長尺のジグザグ板素材を適当な
長さに切断して表面の前記第二のミシン目において山折
りし裏面の前記第三のミシン目において谷折りしたジグ
ザグ板とを有し、前記上板および前記下板の前記長方形
の穴の長さを前記ジグザグ板素材の厚さの2倍よりも少
し長くし、前記ジグザグ板の高さが所定の高さとなるよ
うに前記ジグザグ板の山折りおよび谷折りする前記第二
および第三のミシン目の位置を適宜に選択し、前記ジグ
ザグ板の山折り部を前記上板の前記長方形穴の連続した
複数個のうちの1個の穴に挿入し、前記ジグザグ板の谷
折り部を前記下板の前記長方形穴の連続した複数個のう
ちの1個の穴に挿入して組み立てたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0011】図1は図2の実施形態を部品別に示した斜
視図、図2は本発明の第一の実施形態の組立て状態を示
す斜視図である。
視図、図2は本発明の第一の実施形態の組立て状態を示
す斜視図である。
【0012】本実施形態の段ボール製緩衝材(緩衝材)
は、図1に示すように、上板(天板)1(図1(a))
と、ジグザグ板(緩衝板)2(図1(b))と、下板3
(底板)(図1(c))とで構成されている。
は、図1に示すように、上板(天板)1(図1(a))
と、ジグザグ板(緩衝板)2(図1(b))と、下板3
(底板)(図1(c))とで構成されている。
【0013】上板1は、図1(a)に示すように、長手
方向を所定の幅Sの段ボール板紙の横目方向(段ボール
板紙の中間の波形の部材の山や谷と平行な方向)(矢印
A方向)に平行に設けた複数個の長方形穴5と、隣接す
る長方形穴5の中央に設けたミシン目4とを有してい
る。複数個の長方形穴5は、一定のピッチで穿設されて
おり、その幅Bは、図1(b)に示してあるジグザグ板
2の幅よりも少し大きくしてある。また長方形穴5の長
さDは、ジグザグ板2の厚さtの2倍よりも少し大きく
してある。
方向を所定の幅Sの段ボール板紙の横目方向(段ボール
板紙の中間の波形の部材の山や谷と平行な方向)(矢印
A方向)に平行に設けた複数個の長方形穴5と、隣接す
る長方形穴5の中央に設けたミシン目4とを有してい
る。複数個の長方形穴5は、一定のピッチで穿設されて
おり、その幅Bは、図1(b)に示してあるジグザグ板
2の幅よりも少し大きくしてある。また長方形穴5の長
さDは、ジグザグ板2の厚さtの2倍よりも少し大きく
してある。
【0014】ミシン目4は、長尺の穴明板を所望の長さ
に切断するためのものであり、図1の実施態様では、本
実施形態を収容する包装箱の内側寸法に合わせて長さL
に切断してある。
に切断するためのものであり、図1の実施態様では、本
実施形態を収容する包装箱の内側寸法に合わせて長さL
に切断してある。
【0015】ジグザグ板2は、図1(b)に示すよう
に、上板1の穴5の幅Bよりも少し小さな幅の段ボール
板紙の表面および裏面に交互にミシン目6および7を設
けた長尺のジグザグ板素材を、ミシン目6および7の位
置で適当な長さに切断し、ミシン目6および7において
山折りおよび谷折りしたものである。ミシン目6および
7は、段ボール板紙の横目方向段目方向に平行に設けて
ある。
に、上板1の穴5の幅Bよりも少し小さな幅の段ボール
板紙の表面および裏面に交互にミシン目6および7を設
けた長尺のジグザグ板素材を、ミシン目6および7の位
置で適当な長さに切断し、ミシン目6および7において
山折りおよび谷折りしたものである。ミシン目6および
7は、段ボール板紙の横目方向段目方向に平行に設けて
ある。
【0016】山折りおよび谷折りを行う箇所は、折り曲
げを行った後のジグザグ板2の高さが、所定の高さHと
なるように、複数個(連続した複数個のなかの1個で、
等間隔の位置にあるもの)おきのミシン目6および7と
し、山折り部および谷折り部の数は、両端の折り返しの
ない部分を含めて上板1の穴5の数と同じ数である。ま
た、谷折り部の位置は、その両側の山折り部のほぼ中央
の位置である。
げを行った後のジグザグ板2の高さが、所定の高さHと
なるように、複数個(連続した複数個のなかの1個で、
等間隔の位置にあるもの)おきのミシン目6および7と
し、山折り部および谷折り部の数は、両端の折り返しの
ない部分を含めて上板1の穴5の数と同じ数である。ま
た、谷折り部の位置は、その両側の山折り部のほぼ中央
の位置である。
【0017】山折り部と谷折り部の間のミシン目6およ
び7の数を変えることにより、高さHを変えることがで
きる。
び7の数を変えることにより、高さHを変えることがで
きる。
【0018】下板3は、上板1と全く同じ形状および寸
法のものである。すなわち、多数の穴5およびミシン目
4を有する長尺の穴明板から同じ長さLの2枚の部材を
切り取り、1枚を上板1とし、他の1枚を下板3とす
る。
法のものである。すなわち、多数の穴5およびミシン目
4を有する長尺の穴明板から同じ長さLの2枚の部材を
切り取り、1枚を上板1とし、他の1枚を下板3とす
る。
【0019】緩衝材は、上述のような上板1およびジグ
ザグ板2および下板3を用いて図2に示すように組み立
てる。
ザグ板2および下板3を用いて図2に示すように組み立
てる。
【0020】すなわち、ジグザグ板2の一端の折り返し
のない部分を含めてミシン目6の山折り部を上板1の長
方形穴5に下から挿入し、他端の折り返しのない部分を
含めてミシン目7の谷折り部を下板3の長方形穴5に上
から挿入する。山折り部および谷折り部は、ジグザグ板
2の上下の中央に向って広がっているため、長方形穴5
に挿入された山折り部および谷折り部は、上板1および
下板3より一定量だけ外に出ると、ジグザグ板2は摩擦
によって上板1および下板3に固定される。従ってジグ
ザグ板2は接着剤によって固定す必要がない。
のない部分を含めてミシン目6の山折り部を上板1の長
方形穴5に下から挿入し、他端の折り返しのない部分を
含めてミシン目7の谷折り部を下板3の長方形穴5に上
から挿入する。山折り部および谷折り部は、ジグザグ板
2の上下の中央に向って広がっているため、長方形穴5
に挿入された山折り部および谷折り部は、上板1および
下板3より一定量だけ外に出ると、ジグザグ板2は摩擦
によって上板1および下板3に固定される。従ってジグ
ザグ板2は接着剤によって固定す必要がない。
【0021】上述のように組み立てた緩衝材は、図4に
示した従来の緩衝体と同様に、包装箱の底壁に載置し
て、その上に被包装体を載せることができるため、包装
箱が落下したとき、衝撃を吸収して被包装体を保護する
ことができる。
示した従来の緩衝体と同様に、包装箱の底壁に載置し
て、その上に被包装体を載せることができるため、包装
箱が落下したとき、衝撃を吸収して被包装体を保護する
ことができる。
【0022】図3は本発明の第二の実施形態の組立て状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【0023】図3の実施形態は、上板1および下板3の
構成は図1の実施形態と同じであるが、ジグザグ板2a
の構成が図1の実施形態と異っている。
構成は図1の実施形態と同じであるが、ジグザグ板2a
の構成が図1の実施形態と異っている。
【0024】すなわち、ジグザグ板2aは、山折り部お
よび谷折り部の数を、図1の実施形態の約半分(山折り
部は5個、谷折り部は両端の折り返しのない部分を含め
て6個)としたものであり、これらの山折り部および谷
折り部を、上板1および下板3の長方形穴5に一つおき
に挿入して緩衝材を組み立てる。このように構成するこ
とにより、緩衝材の高さを約半分にすることができる。
従って、ジグザグ板2の山折り部および谷折り部の間の
ミシン目の数の選択と、上板1および下板3のジグザグ
板2を挿入する長方形穴の位置の選択とを組合わせるこ
とにより、緩衝材の高さを極めて多種のものとすること
ができる。
よび谷折り部の数を、図1の実施形態の約半分(山折り
部は5個、谷折り部は両端の折り返しのない部分を含め
て6個)としたものであり、これらの山折り部および谷
折り部を、上板1および下板3の長方形穴5に一つおき
に挿入して緩衝材を組み立てる。このように構成するこ
とにより、緩衝材の高さを約半分にすることができる。
従って、ジグザグ板2の山折り部および谷折り部の間の
ミシン目の数の選択と、上板1および下板3のジグザグ
板2を挿入する長方形穴の位置の選択とを組合わせるこ
とにより、緩衝材の高さを極めて多種のものとすること
ができる。
【0025】上述の実施形態は、上板1および下板3の
穴5の長手方向を、段ボール板紙の段目の方向と直角方
向としたものであるが、段目の方向と平行としても差し
支ええない。ただし、この場合は、段ボール板紙の強度
は弱くなるので、緩衝材に許容される衝撃吸収能力の範
囲によって随意に選択する。
穴5の長手方向を、段ボール板紙の段目の方向と直角方
向としたものであるが、段目の方向と平行としても差し
支ええない。ただし、この場合は、段ボール板紙の強度
は弱くなるので、緩衝材に許容される衝撃吸収能力の範
囲によって随意に選択する。
【0026】また、上述の実施形態では、上板および下
板は、多数の穴およびミシン目を有する長尺の穴明板か
ら同じ長さのに切り取ったものであるが、ミシン目を設
けず、最初から所定の長さに切断した穴明板を用いて上
板および下板とすることもできる。
板は、多数の穴およびミシン目を有する長尺の穴明板か
ら同じ長さのに切り取ったものであるが、ミシン目を設
けず、最初から所定の長さに切断した穴明板を用いて上
板および下板とすることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の緩衝材
は、所定の幅の段ボール板紙に対して長手方向を直角に
して一定のピッチで穿設した複数個の長方形穴を有する
上板および下板と、上記長方形穴の幅よりも少し小さな
幅の段ボール板紙の表面および裏面に交互にミシン目を
設けた長尺のジグザグ板素材を適当な長さに切断して表
面のミシン目において山折りし、裏面のミシン目におい
て谷折りしたジグザグ板とを有し、上板および下板の長
方形穴の長さをジグザグ板素材の厚さの2倍よりも少し
長くし、ジグザグ板の高さが所定の高さとなるようにジ
グザグ板の山折りおよび谷折りするミシン目の位置を適
宜に選択し、ジグザグ板の山折り部を上板の複数の長方
形穴のうちの所定の穴に下から挿入し、ジグザグ板の谷
折り部を下板の複数の長方形穴のうちの所定の穴に上か
ら挿入して組み立てることにより、2種類の材料によっ
て任意の高さの緩衝材を得ることができるため、製造コ
ストを低減することができるという効果がある。また組
み立て作業のときに接着作業が不要なため、組立ての作
業工数を削減できるという効果もある。
は、所定の幅の段ボール板紙に対して長手方向を直角に
して一定のピッチで穿設した複数個の長方形穴を有する
上板および下板と、上記長方形穴の幅よりも少し小さな
幅の段ボール板紙の表面および裏面に交互にミシン目を
設けた長尺のジグザグ板素材を適当な長さに切断して表
面のミシン目において山折りし、裏面のミシン目におい
て谷折りしたジグザグ板とを有し、上板および下板の長
方形穴の長さをジグザグ板素材の厚さの2倍よりも少し
長くし、ジグザグ板の高さが所定の高さとなるようにジ
グザグ板の山折りおよび谷折りするミシン目の位置を適
宜に選択し、ジグザグ板の山折り部を上板の複数の長方
形穴のうちの所定の穴に下から挿入し、ジグザグ板の谷
折り部を下板の複数の長方形穴のうちの所定の穴に上か
ら挿入して組み立てることにより、2種類の材料によっ
て任意の高さの緩衝材を得ることができるため、製造コ
ストを低減することができるという効果がある。また組
み立て作業のときに接着作業が不要なため、組立ての作
業工数を削減できるという効果もある。
【図1】図2の実施形態を部品別に示した斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明の第一の実施形態の組立て状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】本発明の第二の実施形態の組立て状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図4】従来の緩衝材の一例を示す分解斜視図である。
【図5】図4の例を包装箱の底壁と被包装体との間に介
在させた状態を示す断面図である。
在させた状態を示す断面図である。
1 上板 2・2a ジグザグ板 3 下板 4・6・7 ミシン目 5 穴 11 緩衝体 12 底板 13 山部 14 谷部 15 緩衝部 16 天板 17 包装箱 18 被包装体 19 接着材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 81/03 B65D 5/50 101
Claims (8)
- 【請求項1】 所定の幅の段ボール板紙に対して長手方
向を直角にして一定のピッチで穿設した複数個の長方形
穴と隣接する前記長方形穴の中央に設けた第一のミシン
目とを有する長尺の穴明板を前記第一のミシン目におい
て所定の長さに切断した上板および下板と、前記長方形
穴の幅よりも少し小さな幅の段ボール板紙の表面および
裏面に交互にそれぞれ第二および第三のミシン目を設け
た長尺のジグザグ板素材を適当な長さに切断して表面の
前記第二のミシン目において山折りし裏面の前記第三の
ミシン目において谷折りしたジグザグ板とを有し、前記
上板および前記下板の前記長方形穴の長さを前記ジグザ
グ板素材の厚さの2倍よりも少し長くし、前記ジグザグ
板の高さが所定の高さとなるように前記ジグザグ板の山
折りおよび谷折りする前記第二および第三のミシン目の
位置を適宜に選択し、前記ジグザグ板の山折り部を前記
上板の前記長方形穴の連続した複数個のうちの1個の穴
に挿入し、前記ジグザグ板の谷折り部を前記下板の前記
長方形穴の連続した複数個のうちの1個の穴に挿入して
組み立てたをこと特徴とする緩衝材。 - 【請求項2】 前記複数個の長方形穴の長手方向の形成
方向を前記段ボール板紙の段目方向に対して直角方向と
したことを特徴とする請求項1記載の緩衝材。 - 【請求項3】 前記複数個の長方形穴の長手方向の形成
方向を前記段ボール板紙の段目方向と平行な方向とした
ことを特徴とする請求項1記載の緩衝材。 - 【請求項4】 前記ジグザグ板の山折り部を前記上板の
前記長方形穴の連続した2個のうちの1個の長方形穴に
挿入し、前記ジグザグ板の谷折り部を前記下板の前記長
方形穴の連続した2個のうちの1個の穴に挿入して組み
立てたことを特徴とする請求項1、2または3記載の緩
衝材。 - 【請求項5】 所定の幅の段ボール板紙に対して長手方
向を直角にして一定のピッチで複数個の長方形穴を穿設
して所定の長さとした上板および下板と、前記長方形穴
の幅よりも少し小さな幅の段ボール板紙の表面および裏
面に交互にそれぞれ第二および第三のミシン目を設けた
長尺のジグザグ板素材を適当な長さに切断して表面の前
記第二のミシン目において山折りし裏面の前記第三のミ
シン目において谷折りしたジグザグ板とを有し、前記上
板および前記下板の前記長方形の穴の長さを前記ジグザ
グ板素材の厚さの2倍よりも少し長くし、前記ジグザグ
板の高さが所定の高さとなるように前記ジグザグ板の山
折りおよび谷折りする前記第二および第三のミシン目の
位置を適宜に選択し、前記ジグザグ板の山折り部を前記
上板の前記長方形穴の連続した複数個のうちの1個の穴
に挿入し、前記ジグザグ板の谷折り部を前記下板の前記
長方形穴の連続した複数個のうちの1個の穴に挿入して
組み立てたことを特徴とする緩衝材。 - 【請求項6】 前記複数個の長方形穴の長手方向の形成
方向を前記段ボール板紙の段目方向に対して直角方向と
したことを特徴とする請求項5記載の緩衝材。 - 【請求項7】 前記複数個の長方形穴の長手方向の形成
方向を前記段ボール板紙の段目方向と平行な方向とした
ことを特徴とする請求項5記載の緩衝材。 - 【請求項8】 前記ジグザグ板の山折り部を前記上板の
前記長方形穴の連続した2個のうちの1個の長方形穴に
挿入し、前記ジグザグ板の谷折り部を前記下板の前記長
方形穴の連続した2個のうちの1個の穴に挿入して組み
立てたことを特徴とする請求項5、6または7記載の緩
衝材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10032784A JP2954138B2 (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10032784A JP2954138B2 (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 緩衝材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11227835A JPH11227835A (ja) | 1999-08-24 |
JP2954138B2 true JP2954138B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=12368489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10032784A Expired - Lifetime JP2954138B2 (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 緩衝材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2954138B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-16 JP JP10032784A patent/JP2954138B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11227835A (ja) | 1999-08-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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