JP3228629U - スペーサおよび包装箱 - Google Patents

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彩花 櫻井
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Abstract

【課題】包装箱に収容された複数の被包装物を容易に押えることができるスペーサを提供する。【解決手段】包装箱5に収容された複数の被包装物6を押さえるスペーサ1は、第1支持板10、第2支持板11および複数の押え部12を備え、各々の押え部12は、被包装物6に当接する押え面部25と、押え面部25と第1および第2支持板10、11との間に架設された第1および第2押え脚部30、35と、を有し、第2方向に隣り合う少なくとも1組の押え部12は、押え面部25と第1押え脚部30と第2押え脚部35の長さが異なるように形成され、第1支持板10と第2支持板11とを折り返す過程で、第1押え脚部30および第2押え脚部35は、押え面部25を押し出し、押え面部25に向かって互いに接近するように傾斜した姿勢になり、第1支持板10を第2支持板11に固定することで、第1および第2押え脚部30、35は傾斜する。【選択図】図2

Description

本考案は、スペーサおよび包装箱に関する。
四面体包装物を複数個並列して一体にするパッケージが知られている(特許文献1)。このパッケージは、矩形紙に一対の折目線を入れ、一対の折目線の間に複数の切り込みを入れ、切り込みの間に複数の細片を形成している。細片には折目線が千鳥状に形成され、細片は傾斜板と縦板とに分けられ、各折目線に沿って折り込むことで細片は屈曲する。四面体包装物は隣り合う2つの細片の間に配置され、四面体包装物の一方のシール部は支持板と挟持板との間に挟み込まれる。
実全昭50−126677号公報
しかしながら、上記したパッケージは、四面体包装物のみを支持する専用品であり、その他の形状を有する被包装物を支持することができなかった。また、上記したパッケージでは、四面体包装物を1つ1つ所定位置に配置し、シール部を支持板と挟持板との間に挟み込まなければならず、包装作業が容易であるとは言えなかった。
本考案は、上記課題を解決するために、包装箱に収容された複数の被包装物を容易に押えることができるスペーサおよび包装箱を提供する。
本考案は、包装箱に収容された複数の被包装物を押さえるスペーサであって、第1支持板と、前記第1支持板に対して第1方向に間隔をあけて配置された第2支持板と、前記第1支持板と前記第2支持板との間に架設され、第1方向に直交する第2方向に並設された複数の押え部と、を備え、前記第1支持板と前記第2支持板とは複数の前記押え部に対して折り返され、前記第1支持板は前記第2支持板に積層された状態で固定され、各々の前記押え部の第1方向の長さは、前記第2支持板の第1方向の長さよりも長く形成され、各々の前記押え部は、前記被包装物に当接する押え面部と、前記押え面部と前記第1支持板との間に架設された第1押え脚部と、前記押え面部と前記第2支持板との間に架設された第2押え脚部と、を有し、第2方向に隣り合う少なくとも1組の前記押え部は、前記押え面部と前記第1押え脚部と前記第2押え脚部のうち少なくとも1つの第1方向の長さが異なるように形成され、前記第1支持板と前記第2支持板とを折り返す過程で、前記第1押え脚部および前記第2押え脚部は、前記押え面部を前記第2支持板から離れるように押し出し、前記押え面部に向かって互いに接近するように傾斜した姿勢になり、前記第1支持板を前記第2支持板に固定することで、前記第1押え脚部および前記第2押え脚部は傾斜した姿勢に保持される。
この場合、第2方向に隣り合う少なくとも1組の前記押え面部の図心は、第1方向にずれていることとしてもよい。
この場合、前記第1支持板を前記第2支持板に固定した状態で、複数の前記押え部のうち少なくとも1つは、その他の前記押え部に比べて、前記押え面部と前記第2支持板との距離が異なることとしてもよい。
この場合、前記第1押え脚部は、第1押え折線を介して前記押え面部に連設され、前記第2押え脚部は、第2押え折線を介して前記押え面部に連設され、前記第1押え折線と前記第2押え折線とは、第2方向の一方から他方に向かって互いに離れるように斜めに形成されてもよい。
この場合、前記第1支持板は、前記第2支持板に積層された状態で、前記第2支持板に設けられた被係合部に係合する係合部を有してもよい。
本考案は、上記のいずれかに記載のスペーサを備えた。
本考案によれば、包装箱に収容された複数の被包装物を容易に押えることができる。
本考案の第1実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 図1のII−II断面図である。 本考案の第1実施形態に係る包装箱およびスペーサを示す分解斜視図である。 本考案の第1実施形態に係るスペーサのブランクを示す平面図である。 本考案の第1実施形態に係るスペーサを示す斜視図である。 本考案の第2実施形態に係るスペーサのブランクを示す平面図である。 本考案の第2実施形態に係る包装箱およびスペーサを示す断面図である。 本考案の第2実施形態の変形例に係るスペーサのブランクを示す平面図である。 本考案の第3実施形態に係るスペーサのブランクを示す平面図である。 本考案の第3実施形態に係るスペーサを示す斜視図である。 本考案の第1実施形態の変形例に係るスペーサのブランクを示す平面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本考案の実施形態について説明する。なお、図面に示すFr、Rr、L、R、U、Dは、前、後、左、右、上、下を示している。また、前後方向(第1方向)、左右方向(第2方向)および上下方向は互いに直交している。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本考案の技術的範囲を限定するものではない。また、方向や位置を示す用語は、スペーサまたは包装箱を組み立てた状態での方向や位置を基準にしている。
[第1実施形態]
図1ないし図4を参照して、第1実施形態に係る包装箱5およびスペーサ1について説明する。図1は包装箱5を示す斜視図である。図2は、図1のII−II断面図である。
図3は包装箱5およびスペーサ1を示す分解斜視図である。図4はスペーサ1のブランク1Aを示す平面図である。
[包装箱]
図1に示すように、包装箱5は、ブランク(図示せず)を組み立てることで略直方体状に形成されている。包装箱5は、略角筒状の周壁5Wの上面および下面を閉じることで封緘されるA式の箱である。ブランクは、一枚の紙製の段ボールシートを抜型等で打ち抜いて形成されている。段ボールシートは、波状の中しん9Aの表裏に表ライナ9Bと裏ライナ9C(図3参照)とを貼り合せた両面段ボールシートである。なお、本明細書では、中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。
包装箱5は、一対の側壁51と、一対の端壁52と、一対の下内フラップ53と、一対の下外フラップ54と、一対の上内フラップ55と、一対の上外フラップ56と、を備えている。一対の側壁51と一対の端壁52とは、交互に連設されて周壁5Wを形成する。一対の下内フラップ53と一対の下外フラップ54とは、この順に折り曲げられて周壁5Wの下面開口を閉塞し、包装箱5の底面を構成する。一対の上内フラップ55と一対の上外フラップ56とは、この順に折り曲げられて周壁5Wの上面開口を閉塞し、包装箱5の天面を構成する。なお、下外フラップ54は下内フラップ53に接着されてもよいし、一対の下外フラップ54の突き合せ部に沿って粘着テープ(図示せず)が貼付されてもよい。これと同様に、上外フラップ56は上内フラップ55に接着されてもよいし、一対の上外フラップ56の突き合せ部に沿って粘着テープが貼付されてもよい。
図2および図3に示すように、包装箱5の内部には、複数(例えば10個)の被包装物6と、複数(例えば2つ)のスペーサ1と、が収容されている。なお、図1では、被包装物6やスペーサ1の図示を省略している。
[被包装物]
複数の被包装物6は、包装箱5の底面(下内フラップ53、下外フラップ54)に格子状に並べられている。具体的には、左右方向に5個の被包装物6が並べられ、前後方向に2個の被包装物6が並べられている。被包装物6は略円筒形状に形成され、被包装物6の周面には広告等の情報を印刷したアテンションシール6Aが貼付されている。アテンションシール6Aは、例えば合成樹脂フィルムで形成され、被包装物6の上面よりも上方に延設されている。複数の被包装物6は、前後・左右に移動しないように包装箱5(周壁5W)の内部に詰められている。被包装物6の上面と包装箱5の天面(上内フラップ55、上外フラップ56)との間には、アテンションシール6Aが包装箱5の上面に接触しない程度の空間が設けられている。
[スペーサ]
2つのスペーサ1は、前後方向に並べられ、被包装物6の上面と包装箱5の天面との間の空間に詰められている(図2参照)。スペーサ1は、包装箱5に収容された複数の被包装物6を押さえ、例えば運搬中等に包装箱5の内部で被包装物6が上下方向に移動することを規制する(位置決めする)。
[スペーサのブランク]
スペーサ1は、図4に示すブランク1Aを組み立てることで形成される。ブランク1Aは、一枚の紙製の両面段ボールシートを抜型等で打ち抜いて形成されている。なお、図4は表ライナ9Bの側を示している。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。
図4に示すように、ブランク1Aは、第1支持板10と、第2支持板11と、複数(例えば5つ)の押え部12と、を備えている。
<第1支持板、第2支持板>
第2支持板11は、第1支持板10に対して段方向(第1方向)に間隔をあけて配置されている。第1支持板10および第2支持板11は、それぞれ、流れ方向に長い略長方形状に形成されている。詳細には、第2支持板11の段方向の寸法は、第1支持板10の段方向の寸法よりも僅かに短く設定されている。
第1支持板10の流れ方向の両端部には、一対の係合片20(係合部)が形成されている。各々の係合片20は、第1支持板10の流れ方向の端部から内側に向かって切り込まれた一対の切断線20Aによって形成されている。一対の切断線20Aは、流れ方向の端部から内側に向かって互いに接近するように傾斜している。したがって、係合片20は、流れ方向の内側から外側に向かって広がる略台形状に形成されている。また、係合片20の基端部(根本部)には、一対の切断線20Aの端部の間を結ぶように係合折線20Bが形成されている。一方、第2支持板11の流れ方向の両端部には、一対の係合凹部21(被係合部)が凹設されている。各々の係合凹部21は略矩形状の切り欠きであり、その段方向の幅は係合片20の根本部の幅(係合折線20Bの長さ)と略同等である。
<押え部>
5つの押え部12は、第1支持板10と第2支持板11との間に架設されている。各々の押え部12は、第1折返し線L1を介して第1支持板10に連設され、第2折返し線L2を介して第2支持板11に連設されている。また、5つの押え部12は、4つの干渉防止穴15を挟んで流れ方向(第2方向)に略等間隔に並設されている。各々の押え部12は、段方向に亘って一定の幅となる帯状に形成されている。各々の押え部12の段方向の長さは第2支持板11(および第1支持板10)の段方向の長さよりも長く形成されている。各々の干渉防止穴15は、隣り合う2つの押え部12を分断する溝(隙間)である。各々の干渉防止穴15の流れ方向の幅は、各々の押え部12の流れ方向の幅よりも狭く形成されている。なお、以下、説明を簡単にするため、主に1つの押え部12に着目して説明する。
押え部12は、押え面部25と、第1押え脚部30と、第2押え脚部35と、を有している。押え面部25、第1押え脚部30および第2押え脚部35は、押え部12の段方向の中間領域に形成された第1押え折線L3と第2押え折線L4とによって区画されている。なお、第1折返し線L1、第2折返し線L2、第1押え折線L3および第2押え折線L4は、流れ方向(平行)に延びるように形成されている。
押え面部25は、第1押え折線L3と第2押え折線L4との間に設けられている。詳細は後述するが、押え面部25は、被包装物6に当接する部位である。第1押え脚部30は、第1折返し線L1を介して第1支持板10に連設され、第1押え折線L3を介して押え面部25に連設されている。つまり、第1押え脚部30は、押え面部25と第1支持板10との間に架設されている。第2押え脚部35は、第2折返し線L2を介して第2支持板11に連設され、第2押え折線L4を介して押え面部25に連設されている。つまり、第2押え脚部35は、押え面部25と第2支持板11との間に架設されている。
各々の押え部12において、押え面部25と第1押え脚部30と第2押え脚部35とは、互いに段方向の寸法(長さ)が異なっている。例えば、第1実施形態に係るスペーサ1では、押え面部25が第1および第2押え脚部30,35よりも長く形成されている。
また、流れ方向に隣り合う1組(2つ)の押え部12は、押え面部25と第1押え脚部30と第2押え脚部35との段方向の長さが異なっている。流れ方向の両端と中央に位置する3つの押え部12と残り2つの押え部12とでは、各部位(25,30,35)の長さの比率が異なっている。なお、以下、説明の便宜上、流れ方向の両端と中央に位置する3つの押え部12を第1の押え部12(A)と呼び、第1の押え部12(A)に関連する構成に符号(A)を付す。また、残り2つの押え部12を第2の押え部12(B)と呼び、第2の押え部12(B)に関連する構成に符号(B)を付す。また、第1の押え部12(A)と第2の押え部12(B)とで共通する説明では、単に押え部12と呼び、押え部12に関連する構成の符号には算用数字のみを付す。
例えば、第1の押え部12(A)では、第1押え脚部30(A)が第2押え脚部35(A)よりも短く形成されている。これに対し、第2の押え部12(B)では、第1押え脚部30(B)が第2押え脚部35(B)よりも長く形成されている。第1押え脚部30(A)は第2押え脚部35(B)と略同じ長さに形成されている。第2押え脚部35(A)は第1押え脚部30(B)よりも僅かに長く形成されている。また、押え面部25(A)は、押え面部25(B)よりも僅かに短く形成されている。
また、3つの第1の押え部12(A)と2つの第2の押え部12(B)とが流れ方向に交互に配置されているため、流れ方向に隣り合う1組(2つ)の押え面部25(A),25(B)の図心は、段方向にずれている。つまり、5つの押え部12の押え面部25(または第1および第2押え折線L3,L4)は千鳥状に配置されている。
なお、係合折線20B、第1折返し線L1、第2折返し線L2、第1押え折線L3および第2押え折線L4は、それぞれ、段ボールシートを裏ライナ9C側から厚み方向に潰した汎用罫線である。汎用罫線は、裏ライナ9Cを内側に向けるように段ボールシートを折り曲げる(正折りする)機能を有している。上記した第1折返し線L1等は、汎用罫線に限らず、間隔をあけて複数の切目を並設したミシン目線や汎用罫線上にミシン目線を形成したリード罫等、段ボールシートを折曲させる機能を有するものであれば如何なるものでもよい。
[スペーサの組み立て]
次に、図5を参照して、スペーサ1を組み立てる手順の一例について説明する。図5はスペーサ1を示す斜視図である。なお、引き続き、1つの押え部12に着目して説明する。
まず、作業者は、第2折返し線L2に沿って第2支持板11を各押え部12の裏面側に折り返す。続けて、作業者は、第1折返し線L1に沿って第1支持板10を第2支持板11の表面に重ねるように折り返す。各々の押え部12は、第2支持板11よりも長く形成されているため、第1支持板10と第2支持板11とを折り返す過程で、段方向(前後方向)に圧縮される。圧縮された各々の押え部12は第1押え折線L3と第2押え折線L4とで正折りされ、各々の押え面部25は下方に突き出される。また、第1押え脚部30および第2押え脚部35は、押え面部25を下方に(第2支持板11から離れるように)押し出し、下方に向かって(押え面部25に向かって)互いに接近するように傾斜した姿勢になる。
各々の押え部12は、第1および第2押え折線L3,L4で折り曲げられることで、押え面部25を下方に突き出した押え凸部40を構成する。各々の押え凸部40は、側面から見て、上方から下方に向かって狭くなる(細くなる)略台形状に形成されている。換言すれば、各々の押え凸部40は、側面から見て、第1および第2折返し線L1,L2周りの2つの角度が鋭角となり、第1および第2押え折線L3,L4周りの2つの角度が鈍角となる略台形状に形成されている。また、各々の押え部12の各部位(25,30,35)は互いに長さが異なるため、各々の押え凸部40を構成する第1押え脚部30と第2押え脚部35とは互いに異なる角度で傾斜している。また、5つの押え凸部40において、5つの押え面部25と第2支持板11との距離は略同一に設定されている。つまり、5つの押え凸部40は、略同じ高さに形成されている。
隣り合う2つの押え部12は各部位(25,30,35)の長さが異なるため、隣り合う2つの第1押え脚部30は互いに異なる角度で傾斜し、隣り合う2つの第2押え脚部35も互いに異なる角度で傾斜している。具体的には、第1の押え部12(A)が構成する押え凸部40(A)では第1押え脚部30(A)が第2押え脚部35(B)よりも急勾配となり、第2の押え部12(B)が構成する押え凸部40(B)では第2押え脚部35(B)が第1押え脚部30(B)よりも急勾配となる。3つの押え凸部40(A)と2つの押え凸部40(B)とが左右方向に交互に配置されることで、5つの押え面部25は千鳥状に配置される。
次に、作業者は、第1支持板10に形成された一対の係合片20を係合折線20Bに沿って第2支持板11の側に折り曲げ、一対の係合片20を第2支持板11に形成された一対の係合凹部21に噛み合わせる。以上によって、第1支持板10と第2支持板11とは5つの押え部12に対して折り返され、第1支持板10は第2支持板11に積層された状態で固定される。第1支持板10を第2支持板11に固定することで、第1押え脚部30および第2押え脚部35は傾斜した姿勢に保持される。
以上によって、スペーサ1が完成する(図5参照)。
[スペーサの作用]
図3に示すように、作業者は、包装箱5の底面上に10個の被包装物6を配置する。図2および図3に示すように、作業者は、包装箱5に収容された10個の被包装物6上に2つのスペーサ1を配置する。各スペーサ1は、各押え面部25を下方に向けられ、各押え面部25を被包装物6の上面に接触させた状態で包装箱5に収容される。各被包装物6に貼付されたアテンションシール6Aは、第1押え脚部30や第2押え脚部35の下側または干渉防止穴15に位置している。このように、スペーサ1(押え凸部40)はアテンションシール6Aに干渉しないようになっている。
図2に示すように、作業者は、一対の上内フラップ55と一対の上外フラップ56とを折り曲げて包装箱5の天面を形成する。一対の上内フラップ55は、2つのスペーサ1の上面(第1支持板10)に積層される。以上によって、包装箱5は封緘され、複数の被包装物6は2つのスペーサ1に包装箱5の底面に押えられた状態になる。これにより、包装箱5の内部において被包装物6の移動が規制されるため、被包装物6およびアテンションシール6Aを保護することができる。
以上説明した第1実施形態に係るスペーサ1では、複数の押え面部25が包装箱5に収容された複数の被包装物6に当接する構成とした。この構成によれば、スペーサ1を包装箱5の内部に配置するだけで、包装箱5に並べて収容された複数の被包装物6を容易に押える(位置決めする)ことができる。
また、第1実施形態に係るスペーサ1では、5つの押え面部25が千鳥状(ジグザグ)に配置され、隣り合う2つの第1押え脚部30の傾斜角度が異なり、隣り合う2つの第2押え脚部35の傾斜角度が異なる構成とした(図2、図4および図5参照)。この構成によれば、例えば、図2において、スペーサ1の前方に荷重(偏荷重)が作用すると、傾きが緩やかな第2押え脚部35(A)は平坦に潰れそうになるが、第2押え脚部35(A)に隣り合う第2押え脚部35(B)は急勾配であるため偏荷重に抵抗することができる。つまり、押え凸部40(B)によって押え凸部40(A)が潰れることを阻止することができる。これにより、スペーサ1に偏荷重がかかっても容易に潰れることがなく、スペーサ1としての機能を維持することができる。
さらに、押え凸部40は側面から見て略台形状に形成されているため、アテンションシール6Aを避けながら押え面部25を被包装物6に当接させることができる。また、アテンションシール6Aは、押え凸部40の周囲のどの位置にあっても押え凸部40に干渉しない構成であるため、押え面部25が被包装物6に当接した状態において被包装物6の回転を許容することができる。これにより、包装箱5の運搬中に振動等によって被包装物6が回転したとしても、アテンションシール6Aの損傷を抑制することができる。
また、第1実施形態に係るスペーサ1では、第1支持板10は、第2支持板11に積層された状態で、第2支持板11に設けられた係合凹部21(被係合部)に係合する係合片20(係合部)を有していた。この構成によれば、係合片20を係合凹部21に噛み合わせるだけで、第1支持板10を第2支持板11に簡単に且つ確りと固定することができる。
なお、第1実施形態に係るスペーサ1では、押え部12が段方向に亘って一定の幅となる帯状に形成されていたが、本考案はこれに限定されない。例えば、押え面部25と第1および第2押え脚部30,35との形状や幅が異なっていてもよい(後述する第2実施形態を参照)。
[第2実施形態]
次に、図6および図7を参照して、第2実施形態に係るスペーサ2について説明する。図6はスペーサ2のブランク2Aを示す平面図である。図7は包装箱5およびスペーサ2を示す断面図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係るスペーサ1と同一または対応する構成には、同一の符号を付し、これらの説明は省略する。
第1実施形態に係るスペーサ1では、一対の係合片20および一対の係合凹部21が第1および第2支持板10,11の流れ方向の両端部に形成され、押え部12が段方向に亘って一定の幅となる帯状に形成されていた。これに対し、図6に示すように、第2実施形態に係るスペーサ2(ブランク2A)では、一対の係合片20および一対の係合凹部21が第1および第2支持板10,11の段方向の一端部に形成され、押え部13の幅が不定となっている。また、第1実施形態に係るスペーサ1では5つの押え凸部40が略同じ高さに形成されていたが、第2実施形態に係るスペーサ2では一部の押え凸部41が他の押え凸部41とは異なる高さに形成されている。なお、引き続き、主に1つの押え部13に着目して説明する。
<係合片、係合凹部>
図6に示すように、各々の係合片20は、各押え部13とは反対側となる第1支持板10の段方向の一端から押え部13の側に向かって切り込まれた一対の切断線20Aによって形成されている。一対の係合片20は、流れ方向の両側の一対の干渉防止穴15に対応する位置に形成されている。また、各々の係合凹部21は、各押え部13側となる第2支持板11の段方向の一端部に凹設されている。一対の係合凹部21は、流れ方向の両側の一対の干渉防止穴15に連続している。
<押え部>
図6に示すように、押え部13は、押え面部26と、第1押え脚部31と、第2押え脚部36と、を有している。押え面部26は、略八角形状に形成されている。第1および第2押え脚部31,36は、押え面部26から第1および第2支持板10,11に向かって徐々に幅狭くなる略台形状に形成されている。押え面部26と第1および第2押え脚部31,36との境界の長さ(第1および第2押え折線L3,L4の長さ)は、押え面部26の流れ方向の最大幅よりも短くなっている。なお、第1および第2押え折線L3,L4はリード罫となっている。
各々の押え部13において、押え面部26と第1押え脚部31と第2押え脚部36とは、互いに段方向の寸法(長さ)が異なっている。また、流れ方向の両端に位置する2つの押え部13と、流れ方向の中央に位置する1つの押え部13と、残り2つの押え部13とでは、各部位(26,31,36)の長さの比率が異なっている。なお、以下、説明の便宜上、流れ方向の両端に位置する2つの押え部13、流れ方向の中央に位置する1つの押え部13、残り2つの押え部13を、第1の押え部13(A)、第2の押え部13(B)、第3の押え部13(C)と呼び、第1〜第3の押え部13(A〜C)に関連する構成に符号(A)、(B)、(C)を付す。また、第1〜第3の押え部13(A〜C)に共通する説明では、単に押え部13と呼び、押え部13に関連する構成の符号には算用数字のみを付す。
例えば、第1の押え部13(A)では、押え面部26(A)が第1押え脚部31(A)よりも長く、第1押え脚部31(A)が第2押え脚部36(A)よりも長く形成されている。第2の押え部13(B)では、第1押え脚部31(B)が押え面部26(B)よりも長く、押え面部26(B)が第2押え脚部36(B)よりも長く形成されている。第3の押え部13(C)では、第2押え脚部36(C)が押え面部26(C)よりも長く、押え面部26(C)が第1押え脚部31(C)よりも長く形成されている。第3の押え部13(C)は、第2の押え部13(B)を反転させた形状となっている。また、第2押え脚部36(A)は、第2押え脚部36(B)(第1押え脚部31(C))よりも短く形成されている。第1押え脚部31(A)は、第2押え脚部36(B)(第1押え脚部31(C))よりも僅かに長く、且つ第1押え脚部31(B)(第2押え脚部36(C))よりも短く形成されている。
また、流れ方向に隣り合う1組の押え面部26の図心は段方向にずれており、5つの押え面部26は千鳥状に配置されている。
スペーサ2を組み立てる(第1支持板10を第2支持板11に固定する)と、第1実施形態に係るスペーサ1と同様に、各々の押え部13は、押え面部26を下方に突き出した略台形状の押え凸部41を構成する。図7に示すように、第1支持板10を第2支持板11に固定した状態で、左右両側の2つの押え部13(A)(押え凸部41(A))は、その他の3つの押え部13(B〜C)(押え凸部41(B〜C))に比べて、押え面部26と第2支持板11との距離が異なっている。具体的には、押え面部26(A)と第2支持板11との距離は、押え面部26(B〜C)と第2支持板11との距離よりも短くなっている。つまり、2つの押え凸部41(A)は、その他の3つの押え凸部41(B〜C)よりも低く形成されている。
[スペーサの作用]
図7に示すように、包装箱5の底面は、一対の下内フラップ53に一対の下外フラップ54を積層することで構成されるため、完全に平らではない。包装箱5の底面の左右両側には、一対の下内フラップ53の厚み分の段差Sが形成される。したがって、下内フラップ53上に配置された被包装物6は、下外フラップ54上に配置された被包装物6よりも、段差Sの分だけ上方に突き出す。つまり、左右両側の2つの被包装物6の上面が、その他の3つの被包装物6の上面よりも高くなっている。
上記したように、スペーサ2では、左右両側の2つの押え凸部41(A)が、その他の3つの押え凸部41(B〜C)よりも低く形成されている。したがって、左右方向に並ぶ5つの被包装物6上にスペーサ2を配置すると、5つの押え面部26は5つの被包装物6の上面に確りと面接触する。
以上説明した第2実施形態に係るスペーサ2によれば、高さが異なる複数の押え凸部41(押え部13)を設けることで、高さが異なる被包装物6を適正に押さえることができる。
なお、第2実施形態に係るスペーサ2では、5つの押え面部26が千鳥状に配置されていたが、本考案はこれに限定されない。図8に示すように、第2実施形態の変形例に係るスペーサ2´(ブランク2A´)として、流れ方向の両側で隣り合う2組の押え部13は、押え面部26、第1押え脚部31および第2押え脚部36の長さが異なるように形成されてもよい。また、流れ方向の中央で隣り合う1組の押え部13は、押え面部26、第1押え脚部31および第2押え脚部36の長さが同一に形成されてもよい。さらに、5つの押え面部26の図心が流れ方向に一列に並ぶように配置されてもよい。流れ方向の中央で隣り合う1組の押え部13では、第1および第2押え脚部31,36が第1および第2支持板10,11に食い込むように延設されている。また、第2支持板11の外端部には、第1支持板10に食い込んだ第1押え脚部31を避けるための4つの切欠き部16が凹設されている。スペーサ2´を組み立てると、流れ方向の両側の2つの押え部13(押え凸部41)が、その他の2つの押え凸部41よりも高く形成される(図示せず)。
また、第2実施形態(変形例を含む。以下同じ。)に係るスペーサ2では、左右両側の2つの押え凸部41(A)が、その他の3つの押え凸部41(B〜C)よりも低く形成されているたが、本考案はこれに限定されない。複数の押え凸部41のうち少なくとも1つの高さが、その他の押え凸部41の高さと異なっていればよい。すなわち、複数の押え部13(押え凸部41)のうち少なくとも1つが、その他の押え部12(押え凸部41)に比べて、押え面部25と第2支持板11との距離が異なるように形成されていればよい。
また、第2実施形態では、A式の包装箱5の底面に凹凸があることに起因して、収容された複数の被包装物6の高さが異なる場合について説明したが、本考案はこれに限定されない。第2実施形態に係るスペーサ2は、例えば、高さの異なる複数の被包装物(図示せず)を適正に押えることもできる。
また、第2実施形態に係るスペーサ2では、高さの異なる2種類の押え凸部41が形成されていたが、本考案はこれに限定されない。高さの異なる3種類以上の押え凸部41が形成されてもよい(図示せず)。
また、第2実施形態に係るスペーサ2では、第1および第2押え脚部31,36が押え面部26から離れるに従って徐々に幅狭くなる略台形状に形成されていたが、本考案はこれに限定されない。第1および第2押え脚部31,36は、押え面部26から離れるに従って徐々に幅広くなる略台形状に形成されてもよいし、長方形状に形成されてもよい(図示せず)。また、押え面部26は、八角形状に限らず、四角形状に形成されてもよい(図示せず)。
[第3実施形態]
次に、図9および図10を参照して、第3実施形態に係るスペーサ3について説明する。図9はスペーサ3のブランク3Aを示す平面図である。図10はスペーサ3を示す斜視図である。なお、以下の説明では、第1または第2実施形態に係るスペーサ1,2,2´と同一または対応する構成には、同一の符号を付し、これらの説明は省略する。
第1実施形態に係るスペーサ1では、第1押え折線L3および第2押え折線L4が、第1折返し線L1および第2折返し線L2と平行に形成され、押え部12を折り曲げて押え凸部40を構成すると、押え面部25は第1および第2支持板10,11と平行に設けられていた。これに対し、図9に示すように、第3実施形態に係るスペーサ3(ブランク3A)では、第1押え折線L5と第2押え折線L6とが、流れ方向(第2方向)の一方から他方に向かって互いに離れるように斜めに形成されている。したがって、押え面部27、第1押え脚部32および第2押え脚部37は略台形状に形成されている。
以上説明した第3実施形態に係るスペーサ3では、第1および第2押え折線L5,L6が互いに逆方向に傾斜する構成とした。図10に示すように、押え部14を折り曲げて押え凸部42を構成すると、押え面部27は、第1および第2押え折線L5,L6との間隔が広い側から狭い側に向かって(図10では左から右に向かって)下方に傾斜する。この構成によれば、例えば、被包装物6の上面が傾斜していたとしても、押え面部27を被包装物6の上面に面接触させることができる(図示せず)。これにより、包装箱5に収容された被包装物6を確りと位置決めすることができる。
なお、第1〜第3実施形態に係るスペーサ1〜3では、押え面部25〜27が第1および第2押え脚部30〜32,35〜37よりも長く形成される場合があったが、本考案はこれに限定されない。例えば、押え面部25〜27が第1および第2押え脚部30〜32,35〜37よりも短く形成されてもよいし、押え面部25〜27と第1および第2押え脚部30〜32,35〜37とが全て同じ長さに形成されてもよい(図示せず)。
また、第1〜第3実施形態に係るスペーサ1〜3(第2実施形態に係るスペーサ2´を除く。)では、流れ方向に隣り合う1組の押え部12〜14が、押え面部25〜27と第1押え脚部30〜32と第2押え脚部35〜37との段方向の長さを異にする構成としたが、本考案はこれに限定されない。第1実施形態係るスペーサ1を一例として説明すると、図11に示すように、流れ方向に隣り合う1組(2つ)の押え面部25の段方向の長さのみが異なり、流れ方向に隣り合う1組の第1および第2押え脚部30,35の段方向の長さは同一であってもよい。また、複数の押え面部25は千鳥状に配置される必要はなく、第2実施形態に係るスペーサ2´のように、複数の押え面部25の図心が一列に並んでいてもよい。すなわち、流れ方向(左右方向)に隣り合う少なくとも1組(2つ)の押え部12は、押え面部25〜27と第1押え脚部30〜32と第2押え脚部35〜37のうち少なくとも1つの段方向(前後方向)の長さが異なるように形成されていればよい。この場合、第1支持板10の前後方向(第1方向)の長さは、第1折返し線L1から第1支持板10の先端までの長さを指し、第2支持板11の前後方向(第1方向)の長さは、第2折返し線L2から第2支持板11の先端までの長さを指す。したがって、各々の押え部12,13,14の前後方向の長さは、第2折返し線L2から第2支持板11の先端までの長さよりも長く形成されていればよい。
また、第1〜第3実施形態に係るスペーサ1〜3では、複数の押え部12〜14が略等間隔に配置されていたが、これに限らず、不規則な間隔で配置されてもよい(図示せず)。さらに、第1支持板10に係合片20が形成され、第2支持板11に係合凹部21が形成されていたが、これに限らず、第1支持板10に係合部として係合凹部21が形成され、第2支持板11に被係合部として係合片20が形成されてもよい(図示せず)。また、係合片20および係合凹部21は少なくとも1つ形成されていればよい。
なお、包装箱5に収容される被包装物6が、略円筒形状に形成されていたが、本考案はこれに限定されない。被包装物6は、立方体等、スペーサ1〜3によって押えることが可能な立体形状であれば如何なる形状でもよい。また、被包装物6にはアテンションシール6Aが貼付されていたが、アテンションシール6Aは省略されてもよい。
なお、包装箱5は、A式の箱であったが、これに限らず、複数の被包装物6とスペーサ1〜3とを収容可能な箱であれば如何なる形式でもよい。
また、第1〜第3実施形態に係るスペーサ1〜3および包装箱5は、紙製の両面段ボールシートで形成されていたが、本考案はこれに限定されない。例えば、段ボールシートは、中しん9Aの片面にライナを貼り付けた片面段ボールシートでもよいし、片面段ボールシートと両面段ボールシートを積層した複両面段ボールシートであってもよい。また、スペーサ1〜3および包装箱5は、紙製の段ボールシートに代えて、樹脂製の板等で形成されていてもよい。また、第1〜第3実施形態に係るスペーサ1〜3では、中しん9Aが前後方向に延びていたが、これに限らず、左右方向に延びていてもよい(図示せず)。
なお、上記実施形態の説明は、本考案に係るスペーサおよび包装箱における一態様を示すものであって、本考案の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。本考案の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。本考案は技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよく、実用新案登録請求の範囲は技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様を含んでいる。
1,2,2´,3 スペーサ
5 包装箱
6 被包装物
10 第1支持板
11 第2支持板
12,13,14 押え部
20 係合片(係合部)
21 係合凹部(被係合部)
25,26,27 押え面部
30,31,32 第1押え脚部
35,36,37 第2押え脚部
L3,L5 第1押え折線
L4,L6 第2押え折線

Claims (6)

  1. 包装箱(5)に収容された複数の被包装物(6)を押さえるスペーサ(1,2,2´,3)であって、
    第1支持板(10)と、
    前記第1支持板に対して第1方向に間隔をあけて配置された第2支持板(11)と、
    前記第1支持板と前記第2支持板との間に架設され、第1方向に直交する第2方向に並設された複数の押え部(12,13,14)と、を備え、
    前記第1支持板と前記第2支持板とは複数の前記押え部に対して折り返され、前記第1支持板は前記第2支持板に積層された状態で固定され、
    各々の前記押え部の第1方向の長さは、前記第2支持板の第1方向の長さよりも長く形成され、
    各々の前記押え部は、
    前記被包装物に当接する押え面部(25,26,27)と、
    前記押え面部と前記第1支持板との間に架設された第1押え脚部(30,31,32)と、
    前記押え面部と前記第2支持板との間に架設された第2押え脚部(35,36,37)と、を有し、
    第2方向に隣り合う少なくとも1組の前記押え部は、前記押え面部と前記第1押え脚部と前記第2押え脚部のうち少なくとも1つの第1方向の長さが異なるように形成され、
    前記第1支持板と前記第2支持板とを折り返す過程で、前記第1押え脚部および前記第2押え脚部は、前記押え面部を前記第2支持板から離れるように押し出し、前記押え面部に向かって互いに接近するように傾斜した姿勢になり、
    前記第1支持板を前記第2支持板に固定することで、前記第1押え脚部および前記第2押え脚部は傾斜した姿勢に保持されることを特徴とするスペーサ。
  2. 第2方向に隣り合う少なくとも1組の前記押え面部の図心は、第1方向にずれていることを特徴とする請求項1に記載のスペーサ。
  3. 前記第1支持板を前記第2支持板に固定した状態で、複数の前記押え部のうち少なくとも1つは、その他の前記押え部に比べて、前記押え面部と前記第2支持板との距離が異なることを特徴とする請求項1または2に記載のスペーサ。
  4. 前記第1押え脚部は、第1押え折線(L5)を介して前記押え面部に連設され、
    前記第2押え脚部は、第2押え折線(L6)を介して前記押え面部に連設され、
    前記第1押え折線と前記第2押え折線とは、第2方向の一方から他方に向かって互いに離れるように斜めに形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のスペーサ。
  5. 前記第1支持板は、前記第2支持板に積層された状態で、前記第2支持板に設けられた被係合部(21)に係合する係合部(20)を有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のスペーサ。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のスペーサを備えたことを特徴とする包装箱。
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