JP5783933B2 - 包装ケース - Google Patents

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Description

本発明は、例えば電子機器等のような製品を梱包するための包装ケースに関するものである。
従来、電子機器等の製品(被梱包物)は、製品の仕様や価格によって、製品の外形サイズが異なり、製品サイズに応じて複数種の大きさ(容積)や形状(断面形状)の梱包ケースを用意しておく必要があった。しかし、複数種の包装ケースを用意するのは、コスト高になるうえ、その保管スペースも必要になるという問題がある。ただし、大きな包装ケースを用意しておけば小さな製品を収容することは可能であるが、内部に生じる無駄な空間には緩衝材を充填する必要があるため、やはりコスト高になるうえ緩衝材の保管スペースが必要になる。
そこで、特許文献1に記載の梱包ケースは、4つの側面で筒状に形成され、被梱包物を収納するケース本体と、このケース本体の上側の開口部の対向する端縁に連結されケース本体の上面を形成する一対の天板と、この天板に分離した状態で隣接して前記ケース本体の上側の開口部の対向する端縁に折れ線を介して連結される一対の天面内フラップと、を備える。一対の天板及び一対の天面内フラップには、水平方向の基準折れ線に対して平行に延びる補助水平折れ線が設けられている。また、一対の天板及び一対の側面には垂直方向の基準折れ線に対して平行に延びる補助垂直折れ線が設けられている。さらに垂直及び水平方向の各基準折れ線の交差位置から、補助垂直折れ線と補助水平折れ線の交差位置に向けて45度の傾斜角度で延びる傾斜折れ線が設けられている。一対の底板及び一対の底面内フラップにも、補助垂直折れ線と補助水平折れ線及び傾斜折れ線が設けられている。収容する製品のサイズに応じて、基準折れ線を折り曲げて包装ケースを組み立てて封緘する場合と、補助折れ線を折り曲げて包装ケースを組み立てて封緘する場合を使い分けている。
また、特許文献2に記載の梱包ケースは、四角形状の底部と、この底部の四辺にそれぞれ折り曲げ可能に設けられた第1〜第4側部と、第4側部に折り曲げ可能に設けられた蓋部とを備え、第1〜第4側部と蓋部とに、第1及び第2水平折れ線をそれぞれ一定間隔で底部に対し平行に設けられている。製品の高さに対応する第1、第2水平折れ線のいずれかを選択して、第1〜第4側部および蓋部を折り曲げることにより、製品の高さに応じて梱包ケースの高さを変えることができるようにしている。
特開2011−230806号公報(段落[0020]〜[0027]、[0030]〜[0034]、第1図〜第3図) 特開2008−13218号公報(要約、第3図)
しかしながら、上記の特許文献1記載の梱包ケースでは、天板と天面内フラップを分離させるために切り込み線が必要になり、段ボール紙等の一枚のブランクを所定の形状に成形する工程が増えコスト高になる。また、天板と天面内フラップを夫々折り曲げて包装ケースを封緘したときに、天板及び天面内フラップが部分的に二重に重なる部分が発生するため、梱包ケースを積み重ねた場合、上側の梱包ケースが傾斜することになり、不安定な状態で保管されるという不都合があった。
また、上記の特許文献2記載の梱包ケースでは、製品の高さに応じて梱包ケースの高さを変えることができるが、梱包ケースの横或いは縦方向のサイズを変えることができないという不都合があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、コスト高になることなく、高さ及び縦横方向のサイズを可変とした包装ケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1の発明の包装ケースは、垂直折れ線を介して連設される4つの側面により筒状に形成され、被梱包物を収納するケース本体と、該ケース本体の上側の開口部の対向する端縁に水平折れ線を介して連結され前記ケース本体の上面を形成する一対の天板と、該天板に隣接して前記ケース本体の上側の開口部の対向する端縁に水平折れ線を介して連結されるとともに前記一対の天板の側縁に前記垂直折れ線を介して連設される一対の天面内フラップと、該天面内フラップの上縁の中央部から前記垂直折れ線と前記水平折れ線との各交点に向かって45度の傾斜角で延びる一対の上側傾斜折れ線と、前記ケース本体の下側の開口部の対向する端縁に水平折れ線を介して連結され前記ケース本体の底面を形成する一対の底板と、該底板に隣接して前記ケース本体の下側の開口部の対向する端縁に水平折れ線を介して連結されるとともに前記一対の底板の側縁に前記垂直折れ線を介して連設される一対の底面内フラップと、該底面内フラップの下縁の中央部から前記垂直折れ線と前記水平折れ線との各交点に向かって45度の傾斜角で延びる一対の下側傾斜折れ線と、前記各垂直折れ線に対して平行に且つ等距離の位置に形成され、前記一対の天面内フラップの端縁から前記一対の側面を通過し、前記一対の底面内フラップの端縁まで延びる少なくとも一対の補助垂直折れ線と、前記上側傾斜折れ線と前記補助垂直折れ線との交点を通り且つ前記水平折れ線と平行で、前記一対の天面内フラップ及び一対の天板に形成される少なくとも一本の補助上側水平折れ線と、前記下側傾斜折れ線と前記補助垂直折れ線との交点を通り且つ前記水平折れ線と平行で、前記一対の底面内フラップ及び一対の底板に形成される少なくとも一本の補助下側水平折れ線と、を備え、被梱包物の外形サイズに応じて、前記垂直折れ線及び前記水平折れ線を折り曲げるか、或いは前記補助垂直折れ線と前記補助上側及び補助下側水平折れ線を折り曲げ、前記天面内フラップ及び前記底面内フラップを、夫々前記上側傾斜折れ線及び前記下側傾斜折れ線に沿って折り曲げて重畳させた状態で前記上下の開口部を閉鎖することを特徴としている。
また、第2の発明では、上記の包装ケースにおいて、前記補助垂直折れ線は、前記垂直折れ線に対して異なる距離に複数対形成され、前記補助上側水平折れ線及び前記補助下側水平折れ線は、夫々前記上側傾斜折れ線及び前記下側傾斜折れ線と複数対の前記補助垂直折れ線との交点を通るように複数本形成されることを特徴としている。
また、第3の発明では、上記の包装ケースにおいて、前記上側傾斜折れ線或いは前記下側傾斜折れ線と、前記垂直折れ線或いは前記補助垂直折れ線との各交点には貫通孔が形成されることを特徴としている。
また、第4の発明では、上記の包装ケースにおいて、前記上側傾斜折れ線及び前記下側傾斜線は、半切れ線で構成されることを特徴としている。
第1の発明によれば、所定の外形サイズの被梱包物を包装ケースに収容する場合、垂直折れ線を折り曲げて四角筒状に形成する。次に、一対の天板と一対の天面内フラップとの間の水平折れ線を上側の開口部側に折り曲げるととともに、上側傾斜折れ線を谷折れで折り曲げ且つ天板と天面内フラップとの間の垂直折れ線を山折りで折り曲げる。上側傾斜折れ線を谷折れで折り曲げて垂直折れ線を山折りで折り曲げることで、天面内フラップは重畳した状態で水平折れ線から折れ曲がり、一対の天板が上側の開口部を閉鎖する。同様に、下側の開口部は、下側傾斜折れ線を谷折れで折り曲げて垂直折れ線を山折りで折り曲げることで、底面内フラップが重畳した状態で水平折れ線から折れ曲がり、一対の底板によって閉鎖される。一方、高さ及び縦横サイズの異なる被梱包物を包装ケースに収容する場合、補助垂直折れ線を折り曲げて四角筒状に形成する。次に、一対の天板及び一対の天面内フラップ上の補助水平折れ線を上側の開口部側に折り曲げるととともに、上側傾斜折れ線を谷折れで折り曲げ且つ天面内フラップの補助垂直折れ線を山折りで折り曲げる。上側傾斜折れ線を谷折れで折り曲げて補助垂直折れ線を山折りで折り曲げることで、天面内フラップは重畳した状態で補助水平折れ線から折れ曲がり、一対の天板が上側の開口部を閉鎖する。下側の開口部は、下側傾斜折れ線を谷折れで折り曲げて補助垂直折れ線を山折りで折り曲げることで、底面内フラップが重畳した状態で補助水平折れ線から折れ曲がり、一対の底板によって閉鎖される。このように、被梱包物のサイズに応じて、一つの包装ケースの高さ及び縦横方向のサイズを可変にすることができる。
また、第1の発明によれば、一枚の略四角状のシート部材に切り込み線を設けることなく、垂直折れ線等の通常の折れ線に補助折れ線や傾斜折れ線を付加することで、高さ及び縦横方向サイズを可変とした包装ケースが得られるため、簡単にシート部材を製作することができ、コスト高になることがない。
本発明の実施形態に係る段ボールケースの展開図 実施形態に係る段ボールケースを通常の封緘状態に組み立てるための折れ線を示す展開図 実施形態に係る段ボールケースの前半の組み立て手順を示す斜視図 実施形態に係る段ボールケースの後半の組み立て手順を示す斜視図 実施形態に係る段ボールケースの通常の封緘状態を示す斜視図 実施形態に係る段ボールケースの第1補助封緘状態を示す斜視図 実施形態に係る第1補助封緘状態に組み立てるための折れ線を示す展開図 実施形態に係る第1補助封緘状態の組み立て状態を示す斜視図 実施形態に係る段ボールケースの第2補助封緘状態を示す斜視図 実施形態に係る第2補助封緘状態に組み立てるための折れ線を示す展開図 実施形態に係る第2補助封緘状態の組み立て状態を示す斜視図
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る段ボールケースの展開図である。段ボールケース100は、所定の形状に打ち抜いた段ボールシートを折り曲げて形成されている。
具体的には、段ボールケース100は、前面板2と、図1の上下方向に延びる垂直折れ線を介して前面板2に順次連なる右側面板3、後面板4、左側面板5と、を備える。また、段ボールケース100は、図1の左右方向に延びる水平折れ線を介して前面板2及び後面板4の上側に連なる天板6a、6bと、水平折れ線を介して前面板2及び後面板4の下側に連なる底板8a、8bと、を備える。さらに、段ボールケース100は、右側面板3及び左側面板5の上端に水平折れ線を介して連設される天面内フラップ7a、7bと、右側面板3及び左側面板5の下端に水平折れ線を介して連設される底面内フラップ9a、9bと、を備える。天面内フラップ7a、7bは、天板6a、6bの側端に垂直折れ線を介して連設され、また、底面内フラップ9a、9bは底板8a、8bの側端に垂直折れ線を介して連設される。前面板2、天板6a及び底板8aの一端には、夫々左側面板5、天面内フラップ7b及び底面内フラップ9bの裏面に接着される接着片11が折れ線を介して連設されている。
段ボールシートには、通常の封緘状態に組み立てる場合に用いる垂直折れ線L1〜L4と、水平折れ線L5、L6と、上側傾斜折れ線L31〜L34、及び下側傾斜折れ線L35〜L38が形成される。さらに、通常の封緘状態とは異なる外形サイズの第1補助封緘状態と第2補助封緘状態に組み立てるための折れ線が段ボールシートに形成される。第1補助垂直折れ線L11〜L14及び第1補助水平折れ線L15、L16は、第1補助封緘状態に組み立てる場合に用いられ、一方、第2補助垂直折れ線L21〜L24及び第2補助水平折れ線L25、L26は、第2補助封緘状態に組み立てる場合に用いられる。尚、第1補助水平折れ線L15、第2補助水平折れ線L25は補助上側水平折れ線を構成し、第1補助水平折れ線L16、第2補助水平折れ線L26は補助下側水平折れ線を構成している。また、図1では山折れ線は破線で示し、谷折れ線を一点鎖線で示している。
第1補助垂直折れ線L11〜L14は、各垂直折れ線L1〜L4に対して平行で、第1の所定距離だけ隔てて各天面内フラップ7a、7bと、右側面板3、左側面板5、及び各底面内フラップ9a、9bに形成される
第2補助垂直折れ線L21〜L24は、各垂直折れ線L1〜L4に対して平行で、第1の距離よりさらに離間した第2の所定距離だけ隔てて各天面内フラップ7a、7bと、右側面板3、左側面板5、及び各底面内フラップ9a、9bに形成される
第1補助水平折れ線L15、L16は、各水平折れ線L5、L6に対して平行で、第1の所定距離だけ隔てて各天面内フラップ7a、7b及び各天板6a、6bに形成される。
第2補助水平折れ線L25、L26は、各水平折れ線L5、L6に対して平行で、第1の距離よりさらに離間した第2の所定距離だけ隔てて各天面内フラップ7a、7b及び各天板6a、6bに形成される。
上側傾斜折れ線L31〜L34は、各天面内フラップ7a、7bの上縁の中央部から各垂直折れ線L1〜L4と各水平折れ線L5、L6との各交点P1に向かって45度の傾斜角で延びて形成される。
下側傾斜折れ線L35〜L38は、各底面内フラップ9a、9bの下縁の中央部から各垂直折れ線L1〜L4と各水平折れ線L5、L6との各交点P1に向かって45度の傾斜角で延びて形成される。
垂直折れ線L1〜L4、L11〜L14、L21〜L24、及び水平折り線L5、L6、L15、L16、L25、L26は、折罫線で構成される。上側傾斜折れ線L31〜L34及び下側傾斜折れ線L35〜L38は、波状の紙を2枚の板紙で挟んだ段ボールシートにおいて、1枚の板紙を残して切目を入れた半切り線で構成される。このように構成することで、所定形状の段ボールケース100に組み立てるとき、使用していない垂直折れ線及び水平折れ線が不用意に折れ曲がらないようにするとともに、傾斜折れ線は折れ曲がり易くして組立性を良好にする。垂直折れ線L1〜L4及び水平折れ線L5、L6を山折りに折り曲げるとともに、上側傾斜折れ線L31〜L34、下側傾斜折れ線L35〜L38を谷折りに折り曲げるとき、上側傾斜折れ線L31〜L34及び下側傾斜折れ線L35〜L38が半切り線であると、所定の形状に組み立てやすくなる。また、第1補助垂直折れ線L11〜L14及び第1補助水平折れ線L15、L16、或いは第2補助垂直折れ線L21〜L24及び第2補助水平折れ線L25、L26を夫々折り曲げて組み立てる場合にも、簡単に折れ曲がり所定の形状に組み立てやすくなる。
前述のように、上側傾斜折れ線L31〜L34或いは下側傾斜折れ線L35〜L38と、各垂直折れ線L1〜L4との各交差位置には、交点P1が形成されるが、上側傾斜折れ線L31〜L34或いは下側傾斜折れ線L35〜L38と第1補助垂直折れ線L11〜L14の各交差位置には、交点P2が形成され、また、第2補助垂直折れ線L21〜L24の各交差位置には、交点P3が形成される。各交点P1〜P3には貫通孔12が設けられる。各交点P1〜P3に貫通孔12を設けることで、谷折りと山折りの境目が明確になり、所定の封緘状態に組み立てる場合、谷折りと山折りの作業性が向上する。
このように、展開した段ボールケース100は、一枚の略四角形状の段ボールシートに折れ線を有するが、切り込み線を有しない簡単な構成のものとなり、容易に所定の形状に製作することができ、コスト高になることがない。
図2〜図5は通常の封緘状態の段ボールケース100を示すものである。図2は段ボールシートを通常の封緘状態に組み立てるための折れ線を示す展開図である。図3、図4は段ボールケース100の組み立て手順を示す斜視図であり、図3、図4の順に組み立てられる。図5は段ボールケース100の通常の封緘状態を示す斜視図である。
図2に示すように、段ボールケース100を通常の封緘状態に組み立てるために、図2の実線で示す垂直折れ線L1〜L4と、水平折れ線L5、L6と、上側傾斜折れ線L31〜L34、及び下側傾斜折れ線L35〜L38が折り曲げ用に使われる。
まず、垂直折れ線L1〜L4を山折りに折り曲げ、各接着片11を天面内フラップ7b、左側面板5及び底面内フラップ9bの各裏面に接着してケース本体1(図3参照)を形成する。次に、図3に示すように、底板8a、8b(図2も参照)及び底面内フラップ9a、9b(図2も参照)を水平折れ線L6でケース本体1の内側に折り返す。底板8a、8bを閉鎖して粘着テープまたはステイプルで固定する。図示しない製品をケース本体1内に載置した後、天板6a、6b及び天面内フラップ7a、7bを水平折れ線L5でケース本体1の内側に折り返す。そして天板6a、6bを閉鎖して粘着テープまたはステイプルで固定し、梱包作業を完了する(図5参照)。
底板8a、8b及び底面内フラップ9a、9bの折り返し、及び天板6a、6b及び天面内フラップ7a、7bの折り返しについて詳しく説明する。底板8a、8b及び天板6a、6bの折り返し方法は、同じ作業となるため天板6a、6bの折り返しについて説明する。
図3に示すように、ケース本体1を四角筒状に形成した状態で、天面内フラップ7aを水平折れ線L5でケース本体1の内側に折り返すために、上側傾斜折れ線L31、L32を谷折れに折り曲げるとともに、天面内フラップ7bを水平折れ線L5でケース本体1の内側に折り返すために、上側傾斜折れ線L33、L34を谷折れに折り曲げる。上側傾斜折れ線L31〜L34が谷折れに折り曲げることで、天板6a、6bは夫々水平折れ線L5でケース本体1の内側に折り返され、図4に示す状態となる。
次に、図4の状態において天板6a、6bを水平線L5で山折りに折り曲げると、天面内フラップ7a、7b(図3も参照)が上側傾斜折れ線L31〜L34に対して重畳し、また、天板6a、6bの上縁が互いに当接した状態で閉鎖される。
図5に示すように、段ボールケース100が通常の封緘状態に組み立てられ、通常の封緘状態では、段ボールケース100は、例えば横サイズAが260mmであり、縦サイズBが240mmであり、高さHが110mmである。
図6〜図8は第1補助封緘状態の段ボールケース100を示すものである。図6は段ボールケース100の第1補助封緘状態を示す斜視図であり、図7は段ボールシートを第1補助封緘状態に組み立てるための折れ線を示す展開図であり、図8は段ボールケース100の組み立て状態を示す斜視図である
図6に示すように、第1補助封緘状態では、段ボールケース100は、例えば横サイズAが300mmであり、縦サイズBが200mmであり、高さHが150mmであり、通常の封緘状態の段ボールケース100に比べると、横長で嵩高な製品を梱包することが可能である。
図7に示すように、段ボールケース100を第1補助封緘状態に組み立てるために、図7の実線で示す第1補助垂直折れ線L11〜L14及び第1補助水平折れ線L15、L16が折り曲げ用に使われる。従って、上側傾斜折れ線L31〜L34は、第1補助垂直折れ線L11〜L14と第1補助水平折れ線L15との交点P2から上側の傾斜線を折り曲げ用に使われる。また、下側傾斜折れ線L35〜L38は、第1補助垂直折れ線L11〜L14と第1補助水平折れ線L16との交点P2から下側の傾斜線を折り曲げ用に使われる。
段ボールケース100の組み立て工程は、前述の通常封緘状態の組み立てと同様であり、第1補助垂直折れ線L11〜L14(図8も参照)を山折りに折り曲げ、各接着片11を天面内フラップ7b、左側面板5及び底面内フラップ9bの各裏面に接着してケース本体1(図8参照)を形成する。
図8に示すように、ケース本体1を四角筒状に形成した状態で、天面内フラップ7a、7bを第1補助水平折れ線L15で山折りに折り曲げ、上側傾斜折れ線L31〜L34を交点P2から上側部分を谷折れに折り曲げる。次に、天板6a、6bを第1補助水平折れ線L15で山折りに折り曲げると、天面内フラップ7a、7bが上側傾斜折れ線L31〜L34に対して重畳し、また天板6a、6bの上縁が互いに当接した状態で閉鎖される。
底板8a、8b(図7も参照)の折り返しについては、底面内フラップ9a、9b(図7も参照)を第1補助水平折れ線L16で山折りに折り曲げ、また、下側傾斜折れ線L35〜L38(図7も参照)を交点P2から下側部分を谷折れに折り曲げる。次に、底板8a、8bを第1補助水平線L16で山折りに折り曲げると、底面内フラップ9a、9bが下側傾斜折れ線L36〜L38に対して重畳し、また底板8a、8bの下縁が互いに当接した状態で閉鎖される。
図9〜図11は第2補助封緘状態の段ボールケース100を示すものである。図9は段ボールケース100の第2補助封緘状態を示す斜視図であり、図10は段ボールシートを第2補助封緘状態に組み立てるための折れ線を示す展開図であり、図11は段ボールケース100の組み立て状態を示す斜視図である
図9に示すように、第2補助封緘状態では、段ボールケース100は、例えば横サイズAが360mmであり、縦サイズBが140mmであり、高さHが210mmであり、第1補助封緘状態の段ボールケース100に比べると、さらに横長で嵩高な製品を梱包することが可能である。
図10に示すように、段ボールケース100を第2補助封緘状態に組み立てるために、図10の実線で示す第2補助垂直折れ線L21〜L24及び第2補助水平折れ線L25、L26が折り曲げ用に使われる。従って、上側傾斜折れ線L31〜L34は、第2補助垂直折れ線L21〜L24と第2補助水平折れ線L25との交点P3から上側の傾斜線を折り曲げ用に使われる。また、下側傾斜折れ線L35〜L38は、第2補助垂直折れ線L21〜L24と第2補助水平折れ線L26との交点P3から下側の傾斜線を折り曲げ用に使われる。
段ボールケース100の組み立て工程は、前述の通常封緘状態の組み立てと同様であり、第2補助垂直折れ線L21〜L24(図11も参照)を山折りに折り曲げ、各接着片11を天面内フラップ7b、左側面板5及び底面内フラップ9bの各裏面に接着してケース本体1(図11参照)を形成する。
図11に示すように、ケース本体1を四角筒状に形成した状態で、天面内フラップ7a、7bを第2補助水平折れ線L25で山折りに折り曲げ、上側傾斜折れ線L31〜L34を交点P3から上側部分を谷折れに折り曲げる。次に、天板6a、6bを第2補助水平折れ線L25で山折りに折り曲げると、天面内フラップ7a、7bが上側傾斜折れ線L31〜L34に対して重畳し、また天板6a、6bの上縁が互いに当接した状態で閉鎖される。
底板8a、8b(図10も参照)の折り返しについては、底面内フラップ9a、9b(図10も参照)を第2補助水平折れ線L26で山折りに折り曲げ、また、下側傾斜折れ線L36〜L38(図10も参照)を交点P3から下側部分を谷折れに折り曲げる。次に、底板8a、8bを第2補助水平線L26で山折りに折り曲げると、底面内フラップ9a、9bが下側傾斜折れ線L35〜L38に対して重畳し、また底板8a、8bの下縁が互いに当接した状態で閉鎖される。
上記の構成によると、垂直折れ線L1〜L4等の通常の折れ線に補助折れ線L11〜L14や傾斜折れ線L31〜L34を付加した段ボールシートを用意することで、段ボールケース100の高さ及び縦横方向のサイズを簡単に可変にすることができる。
本発明は、電子機器等のような製品を梱包するための包装ケースに利用することができる。
1 ケース本体
2 前面板
3 右側面板
4 後面板
5 左側面板
6a、6b 天板
7a、7b 天面内フラップ
8a、8b 底板
9a、9b 底面内フラップ
11 接着片
12 貫通孔
100 段ボールケース(包装ケース)
L1〜L4 垂直折れ線
L5、L6 水平折れ線
L11〜L14 第1補助垂直折れ線
L15 第1補助水平折れ線(補助上側水平折れ線)
L16 第1補助水平折れ線(補助下側水平折れ線)
L21〜L24 第2補助垂直折れ線
L25 第2補助水平折れ線(補助上側水平折れ線)
L26 第2補助水平折れ線(補助下側水平折れ線)
L31〜L34 上側傾斜折れ線
L35〜L38 下側傾斜折れ線
P1〜P3 交点

Claims (4)

  1. 矩形状の板状部材に垂直折れ線を介して連設される4つの側面により筒状に形成され、被梱包物を収納するケース本体と、
    該ケース本体の上側の開口部の対向する端縁に水平折れ線を介して連結され前記ケース本体の上面を形成する一対の四角形の天板と、
    該天板に隣接して前記ケース本体の上側の開口部の対向する端縁に水平折れ線を介して連結されるとともに前記一対の天板の側縁に前記垂直折れ線を介して連設される一対の四角形の天面内フラップと、
    該天面内フラップの上縁の中央部から前記垂直折れ線と前記水平折れ線との各交点に向かって45度の傾斜角で延びる一対の上側傾斜折れ線と、
    前記天板が連結される側面において前記ケース本体の下側の開口部の対向する端縁に水平折れ線を介して連結され前記ケース本体の底面を形成する一対の四角形の底板と、
    前記天面内フラップが連結される側面において該底板に隣接して前記ケース本体の下側の開口部の対向する端縁に水平折れ線を介して連結されるとともに前記一対の底板の側縁に前記垂直折れ線を介して連設される一対の四角形の底面内フラップと、
    該底面内フラップの下縁の中央部から前記垂直折れ線と前記水平折れ線との各交点に向かって45度の傾斜角で延びる一対の下側傾斜折れ線と、
    前記各垂直折れ線に対して平行に且つ等距離の位置に形成され、前記一対の天面内フラップの端縁から前記一対の側面を通過し、前記一対の底面内フラップの端縁まで延びる少なくとも一対の補助垂直折れ線と、
    前記上側傾斜折れ線と前記補助垂直折れ線との交点を通り且つ前記水平折れ線と平行で、前記一対の天面内フラップ及び一対の天板に連続して形成される少なくとも一本の補助上側水平折れ線と、
    前記下側傾斜折れ線と前記補助垂直折れ線との交点を通り且つ前記水平折れ線と平行で、前記一対の底面内フラップ及び一対の底板に連続して形成される少なくとも一本の補助下側水平折れ線と、を備え、
    前記天板に形成される折れ線は前記天板の辺に平行なものだけであり、
    前記底板に形成される折れ線は前記底板の辺に平行なものだけであり、
    被梱包物の外形サイズに応じて、前記垂直折れ線及び前記水平折れ線を折り曲げるか、或いは前記補助垂直折れ線と前記補助上側及び補助下側水平折れ線を折り曲げ、前記天面内フラップ及び前記底面内フラップを、夫々前記上側傾斜折れ線及び前記下側傾斜折れ線に沿って折り曲げて重畳させた状態で前記上下の開口部を閉鎖することを特徴とする包装ケース。
  2. 前記補助垂直折れ線は、前記垂直折れ線に対して異なる距離に複数対形成され、前記補助上側水平折れ線及び前記補助下側水平折れ線は、夫々前記上側傾斜折れ線及び前記下側傾斜折れ線と複数対の前記補助垂直折れ線との交点を通るように複数本形成されることを特徴とする請求項1に記載の包装ケース。
  3. 貫通孔が前記天面内フラップと前記底面内フラップに形成され、
    前記天面内フラップでは、前記貫通孔が前記上側傾斜折れ線の上だけに形成され、
    前記底面内フラップでは、前記貫通孔が前記下側傾斜折れ線の上だけに形成され、
    前記上側傾斜折れ線或いは前記下側傾斜折れ線と、前記垂直折れ線或いは前記補助垂直折れ線との各交点には前記貫通孔が形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装ケース。
  4. 前記上側傾斜折れ線及び前記下側傾斜線は、半切れ線で構成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装ケース。
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