JP3042793U - 紙製容器 - Google Patents

紙製容器

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JP3042793U
JP3042793U JP1997003184U JP318497U JP3042793U JP 3042793 U JP3042793 U JP 3042793U JP 1997003184 U JP1997003184 U JP 1997003184U JP 318497 U JP318497 U JP 318497U JP 3042793 U JP3042793 U JP 3042793U
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正博 竹本
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日本紙業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つで数種類の大きさの紙製容器として使用
することのできる紙製容器を提供する。 【解決手段】 第1胴部2と第2胴部3とからなる胴部
1の、第1胴部2の上側に横山折り線M12,M13を有す
る第1上フラップ部5を第1横山折り線M11を介して連
設し、第1胴部2の下側に横山折り線M22,M23を有す
る第1下フラップ部6を第2横山折り線M21を介して連
設し、第2胴部3の上側に横山折り線M32,M33を有す
る第2上フラップ部7を第3横山折り線M31を介して連
設し、第2胴部3の下側に横山折り線M42,M43を有す
る第2下フラップ部8を第4横山折り線M41を介して連
設する。そして、第1胴部2、第1上フラップ部5およ
び第1下フラップ部6に縦山折り線MV3,MV4,MV5
設け、第2胴部3、第2上フラップ部7および第2下フ
ラップ部8に縦山折り線MV6,MV7,MV8を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、製品や商品などの被収容物を収容して取り扱う、例えば厚紙、段 ボールなどの紙製容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、被収容物を紙製容器に収容する場合、被収容物の大きさに応じた紙製容 器を製造して被収容物を収容したり、または、数種類の大きさの紙製容器を製造 しておき、紙製容器と被収容物との隙間を詰め物で埋めたりするのが一般的にあ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した前者の場合、被収容物の大きさが1種類であると、紙製容器が価格的 にも安価になるが、被収容物に応じた大きさの紙製容器を製造すると、紙製容器 の数が膨大になる。 そこで、上記した後者のように紙製容器の数を少なくするために数種類の大き さの紙製容器を製造しておき、紙製容器と被収容物との隙間を詰め物で埋めると 、詰め物を多く使用することになるので、省資源の観点から問題が残る。 しかし、後者の場合、専用の紙製容器を製造する程の数量がないときや、いろ いろな種類の被収容物を詰め合わせるときなどは、便利である。
【0004】 この考案は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、1つで 数種類の大きさの紙製容器として使用することのできる紙製容器を提供するもの である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかる紙製容器は、第1胴部の一端に、この第1胴部と同じ矩形の 第2胴部の一端が第1縦山折り線を介して連設され、第2胴部の他端に第1胴部 の他端が第2縦山折り線を介して連設された胴部と、第1胴部の上側に第1横山 折り線を介して連設され、この第1横山折り線に対して所定間隔の順次整数倍と なるように第1横山折り線から遠ざかる方向へ複数の横山折り線が設けられた第 1上フラップ部と、第1胴部の下側に第2横山折り線を介して連設され、この第 2横山折り線に対して所定間隔の順次整数倍となるように第2横山折り線から遠 ざかる方向へ複数の横山折り線が設けられた第1下フラップ部と、第2胴部の上 側に第3横山折り線を介して連設され、この第3横山折り線に対して所定間隔の 順次整数倍となるように第3横山折り線から遠ざかる方向へ複数の横山折り線が 設けられた第2上フラップ部と、第2胴部の下側に第4横山折り線を介して連設 され、この第4横山折り線に対して所定間隔の順次整数倍となるように第4横山 折り線から遠ざかる方向へ複数の横山折り線が設けられた第2下フラップ部とか らなり、 第1胴部、第1上フラップ部および第1下フラップ部に、第1横山折り線およ び第2横山折り線に直交し、第1胴部の一端から所定位置に所定間隔の2倍の間 隔で前述の複数に1を加えた数の縦山折り線を設けるとともに、第2胴部、第2 上フラップ部および第2下フラップ部に、第3横山折り線および第4横山折り線 に直交し、第2胴部の他端から所定位置に所定間隔の2倍の間隔で前述の複数に 1を加えた数の縦山折り線を設け、 第1、第2、第3および第4横山折り線を含めた第1、第2、第3および第4 横山折り線からの横山折り線の数を、第1上フラップ部および第1下フラップ部 に設けた複数の縦山折り線の第1胴部の一端から遠いものからの数に対応させる とともに、第2上フラップ部および第2下フラップ部に設けた複数の縦山折り線 の第2胴部の他端から遠いものからの数に対応させ、各フラップ部のn番目の横 山折り線とn番目の縦山折り線との交点まで各上、下フラップ部の上端または下 端からn番目の縦山折り線を切断し、第1胴部および第1上、下フラップ部をn 番目の縦山折り線で山折りし、第2胴部および第2上、下フラップ部をn番目の 縦山折り線で山折りするとともに、各フラップ部をn番目の横山折り線で山折り するものである。
【0006】 そして、第1上フラップ部と第2上フラップ部とを同じ矩形とし、第1下フラ ップ部と第2下フラップ部とを同じ矩形としたり、各フラップ部のn番目の横山 折り線とn番目の縦山折り線との交点まで各上、下フラップ部の上端または下端 からn番目の縦山折り線にミシン目を入れたり、各フラップ部に設けた複数の横 山折り線の間隔を異ならせて各フラップ部の対応する複数の横山折り線の間隔を 同じにするのが望ましい。
【0007】 さらに、各フラップ部を同じ矩形とし、第1胴部の一端から、第1胴部および 第1上、下フラップ部に設けた第1胴部の一端に一番遠い縦山折り線までの長さ を、第1横山折り線または第2横山折り線と第1胴部の一端に一番遠い縦山折り 線との交点から第1上、下フラップ部の上端または下端までの距離の2倍とし、 第2胴部の他端から、第2胴部および第2上、下フラップ部に設けた第2胴部の 他端に一番遠い縦山折り線までの長さを、第3横山折り線または第4横山折り線 と第2胴部の他端に一番遠い縦山折り線との交点から第2上、下フラップ部の上 端または下端までの距離の2倍とするのが望ましい。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施形態を図に基づいて説明する。 図1はこの考案の一実施形態である紙製容器の拡大展開図、図2は図1に示し た紙製容器を組み付けて積層可能な状態に折り畳んだ一例の平面図、図3は図2 に示した紙製容器の第1使用状態を示す斜視図、図4は図2に示した紙製容器の 第2使用状態を示す斜視図、図5は図2に示した紙製容器の第3使用状態を示す 斜視図である。
【0009】 これらの図において、1は胴部を示し、第1胴部2の一端に第1縦山折り線M V1 を介して第1胴部2と同じ矩形の第2胴部3の一端が連設され、第2胴部3の 他端に第2縦山折り線MV2を介して固定片4が設けられている。 2aは第1胴部2の一端、2bは第1胴部2の他端、3aは第2胴部3の一端 、3bは第2胴部3の他端を示す。 なお、他端3bは第2縦山折り線MV2に対応し、固定片4の高さ、すなわち図 1における上下方向の長さは、第1および第2胴部2,3の高さと同じか、僅か に短くされている。
【0010】 5は第1胴部2の上側に第1横山折り線M11を介して連設された第1上フラッ プ部を示し、第1横山折り線M11に対して所定間隔の順次整数倍となるように第 1横山折り線M11から遠ざかる方向へ2本の横山折り線M12,M13が設けられて いる。 そして、第1横山折り線M11と横山折り線M12との間隔は、横山折り線M12と 横山折り線M13との間隔に等しくなっている。
【0011】 6は第1胴部2の下側に第2横山折り線M21を介して連設された第1下フラッ プ部を示し、第1フラップ部5と同じ矩形で、第2横山折り線M21に対して所定 間隔の順次整数倍となるように第2横山折り線M21から遠ざかる方向へ2本の横 山折り線M22,M23が設けられている。 そして、第1横山折り線M21と横山折り線M22との間隔は、横山折り線M22と 横山折り線M23との間隔に等しく、第1横山折り線M11と横山折り線M12との間 隔にされている。
【0012】 7は第2胴部3の上側に第3横山折り線M31を介して連設された第2上フラッ プ部を示し、第1フラップ部5と同じ矩形で、第3横山折り線M31に対して所定 間隔の順次整数倍となるように第3横山折り線M31から遠ざかる方向へ2本の横 山折り線M32,M33が設けられている。 そして、第3横山折り線M31と横山折り線M32との間隔は、横山折り線M32と 横山折り線M33との間隔に等しく、第1横山折り線M11と横山折り線M12との間 隔にされている。
【0013】 8は第2胴部3の下側に第4横山折り線M41を介して連設された第2下フラッ プ部を示し、第1フラップ部5と同じ矩形で、第4横山折り線M41に対して所定 間隔の順次整数倍となるように第4横山折り線M41から遠ざかる方向へ2本の横 山折り線M42,M43が設けられている。 そして、第4横山折り線M41と横山折り線M42との間隔は、横山折り線M42と 横山折り線M43との間隔に等しく、第1横山折り線M11と横山折り線M12との間 隔にされている。
【0014】 MV3,MV4,MV5は第1胴部2、第1上フラップ部5および第1下フラップ部 6に設けられた縦山折り線を示し、第1横山折り線M11および第2横山折り線M 21 に直交し、第1胴部2の一端2aから所定位置に、第1横山折り線M11と横山 折り線M12との間隔の2倍の間隔で設けられている。 MV6,MV7,MV8は第2胴部3、第2上フラップ部7および第2下フラップ部 8に設けられた縦山折り線を示し、第3横山折り線M31および第4横山折り線M 41 に直交し、第2胴部3の他端3aから所定位置に、第1横山折り線M11と横山 折り線M12との間隔の2倍の間隔で設けられている。
【0015】 S11,S12,S13は第1上フラップ部5に設けられたミシン目を示し、ミシン 目S11は第1上フラップ部5の上端から第1横山折り線M11まで縦山折り線MV3 に重ねて設けられ、ミシン目S12は第1上フラップ部5の上端から横山折り線M 12 まで縦山折り線MV4に重ねて設けられ、ミシン目S13は第1上フラップ部5の 上端から横山折り線M13まで縦山折り線MV5に重ねて設けられている。 S21,S22,S23は第1下フラップ部6に設けられたミシン目を示し、ミシン 目S21は第1下フラップ部6の下端から第2横山折り線M21まで縦山折り線MV3 に重ねて設けられ、ミシン目S22は第1下フラップ部6の下端から横山折り線M 22 まで縦山折り線MV4に重ねて設けられ、ミシン目S23は第1下フラップ部6の 下端から横山折り線M23まで縦山折り線MV5に重ねて設けられている。
【0016】 S31,S32,S33は第2上フラップ部7に設けられたミシン目を示し、ミシン 目S31は第2上フラップ部7の上端から第3横山折り線M31まで縦山折り線MV6 に重ねて設けられ、ミシン目S32は第2上フラップ部7の上端から横山折り線M 32 まで縦山折り線MV7に重ねて設けられ、ミシン目S33は第2上フラップ部7の 上端から横山折り線M33まで縦山折り線MV8に重ねて設けられている。 S41,S42,S43は第2下フラップ部8に設けられたミシン目を示し、ミシン 目S41は第2下フラップ部8の下端から第4横山折り線M41まで縦山折り線MV6 に重ねて設けられ、ミシン目S42は第2下フラップ部8の下端から横山折り線M 42 まで縦山折り線MV7に重ねて設けられ、ミシン目S43は第2下フラップ部8の 下端から横山折り線M43まで縦山折り線MV8に重ねて設けられている。
【0017】 21は第1胴部分、22は第2胴部分を示し、各胴部分21,22は3つの縦 山折り線MV3,MV4,MV5のいずれかで第1胴部分2を山折りすることによって 形成される。 31は第3胴部分、32は第4胴部分を示し、各胴部分31,32は3つの縦 山折り線MV6,MV7,MV8のいずれかで第2胴部分3を山折りすることによって 形成される。
【0018】 51は第1上フラップ部分、52は第2上フラップ部分を示し、各上フラップ 部分51,52は3つのミシン目S11,S12,S13のいずれかに切れ目を入れる ことによって形成され、一部が胴部を構成する場合がある。 61は第1下フラップ部分、62は第2下フラップ部分を示し、各下フラップ 部分61,62は3つのミシン目S21,S22,S23のいずれかに切れ目を入れる ことによって形成され、一部が胴部を構成する場合がある。
【0019】 71は第3上フラップ部分、72は第4上フラップ部分を示し、各上フラップ 部分71,72は3つのミシン目S31,S32,S33のいずれかに切れ目を入れる ことによって形成され、一部が胴部を構成する場合がある。 81は第3下フラップ部分、82は第4下フラップ部分を示し、各下フラップ 部分81,82は3つのミシン目S41,S42,S43のいずれかに切れ目を入れる ことによって形成され、一部が胴部を構成する場合がある。
【0020】 なお、第1胴部2の一端2a、すなわち第1縦山折り線MV1から縦山折り線M V3 までの長さは、第1上フラップ部5の上端から第1横山折り線M11までの距離 の2倍、および第1下フラップ部6の下端から第2横山折り線M21までの距離の 2倍とされている。 したがって、第1縦山折り線MV1から縦山折り線MV4までの長さは第1上フラ ップ部5の上端から横山折り線M12までの距離の2倍、および第1下フラップ部 6の下端から横山折り線M22までの距離の2倍に等しく、第1縦山折り線MV1か ら縦山折り線MV5までの長さは第1上フラップ部5の上端から横山折り線M13ま での距離の2倍、および第1下フラップ部6の下端から横山折り線M23までの距 離の2倍に等しくなっている。
【0021】 また、第2胴部3の他端3b、すなわち第2縦山折り線MV2から縦山折り線M V6 までの長さは、第2上フラップ部7の上端から第3横山折り線M31までの距離 の2倍、および第2下フラップ部8の下端から第4横山折り線M41までの距離の 2倍とされている。 したがって、第2縦山折り線MV2から縦山折り線MV7までの長さは第2上フラ ップ部7の上端から横山折り線M32までの距離の2倍、および第2下フラップ部 8の下端から横山折り線M42までの距離の2倍に等しく、第2縦山折り線MV2か ら縦山折り線MV8までの長さは第2上フラップ部7の上端から横山折り線M33ま での距離の2倍、および第2下フラップ部8の下端から横山折り線M43までの距 離の2倍に等しくなっている。
【0022】 次に、紙製容器の製造などについて説明する。 まず、1枚の段ボール原紙から図1に示す展開図のものを裁断した後、各縦山 折り線MV1〜MV8、各横山折り線M11〜M13,M21〜M23,M31〜M33,M41〜 M43、およびミシン目S11〜S13,S21〜S23,S31〜S33,S41〜S43を所定 の機械で各部に形成する。 次に、縦山折り線MV5で第1胴部2を山折りするとともに、縦山折り線MV8で 第2胴部3を山折りして固定片4を第2胴部3の内側に接着固定すると、図2の 状態になるので、この状態で積層して保管することができる。
【0023】 次に、紙製容器の使用例について説明する。 まず、図2の状態の紙製容器のミシン目S11,S21,S31,S41に切れ目を入 れ、縦山折り線MV3で第1胴部2を山折りするとともに、縦山折り線MV6で第2 胴部3を山折りする。 次に、第2、第4下フラップ部分62,82を第2横山折り線M21または第4 横山折り線M41で山折りした後、第1、第3下フラップ部分61,81を第2横 山折り線M21または第4横山折り線M41で山折りして各下フラップ部分61,6 2,81,82を所定の手段で固定する。
【0024】 そして、紙製容器の内容積に見合った収容物を収容して第2、第4上フラップ 部分52,72を第1横山折り線M11または第3横山折り線M31で山折りした後 、第1、第3上フラップ部分51,71を第1横山折り線M11または第3横山折 り線M31で山折りして各上フラップ部分51,52,71,72を所定の手段で 固定すると、図3に示す第1使用状態になる。
【0025】 また、図2の状態の紙製容器のミシン目S12,S22,S32,S42に切れ目を入 れ、縦山折り線MV4で第1胴部2を山折りするとともに、縦山折り線MV7で第2 胴部3を山折りする。 次に、第2、第4下フラップ部分62,82を第2横山折り線M22または第4 横山折り線M42で山折りした後、第1、第3下フラップ部分61,81を第2横 山折り線M22または第4横山折り線M42で山折りして各下フラップ部分61,6 2,81,82を所定の手段で固定する。
【0026】 そして、紙製容器の内容積に見合った収容物を収容して第2、第4上フラップ 部分52,72を第1横山折り線M12または第3横山折り線M32で山折りした後 、第1、第3上フラップ部分51,71を第1横山折り線M12または第3横山折 り線M32で山折りして各上フラップ部分51,52,71,72を所定の手段で 固定すると、図4に示す第2使用状態になる。 図4の第2使用状態では、図3に示す第1使用状態に比べて、高さが高くなり 、幅(第1、第3胴部分21,31の長さ)が広くなり、奥行き(第2、第4胴 部分22,32の長さ)が浅くなる。
【0027】 また、図2の状態の紙製容器のミシン目S13,S23,S33,S43に切れ目を入 れ、縦山折り線MV5で第1胴部2を山折りするとともに、縦山折り線MV8で第2 胴部3を山折りする。 次に、第2、第4下フラップ部分62,82を第2横山折り線M23または第4 横山折り線M43で山折りした後、第1、第3下フラップ部分61,81を第2横 山折り線M23または第4横山折り線M43で山折りして各下フラップ部分61,6 2,81,82を所定の手段で固定する。
【0028】 そして、紙製容器の内容積に見合った収容物を収容して第2、第4上フラップ 部分52,72を第1横山折り線M13または第3横山折り線M33で山折りした後 、第1、第3上フラップ部分51,71を第1横山折り線M13または第3横山折 り線M33で山折りして各上フラップ部分51,52,71,72を所定の手段で 固定すると、図5に示す第3使用状態になる。 図5の第3使用状態では、図4に示す第2使用状態に比べて、高さが高くなり 、幅(第1、第3胴部分21,31の長さ)が広くなり、奥行き(第2、第4胴 部分22,32の長さ)が浅くなる。
【0029】 上述したように、この考案の一実施形態によれば、1つで数種類の大きさの紙 製容器として使用することができる。 そして、1つで数種類の大きさの紙製容器として使用することができるので、 多くの種類の紙製容器を用意する必要がなくなるため、保管効率がよくなり、ま た、使用頻度にばらつきのある種類の紙製容器を1つに集約できるため、無駄を 省くことができる。
【0030】 さらに、各フラップ部5〜8の大きさを同じにしたので、原紙を無駄にするこ となく効率よく裁断することができる。 また、予め設けられたミシン目S11〜S13,S21〜S23,S31〜S33,S41〜 S43の対応する4個所に切れ目を入れることにより、サイズの選択ができるので 、サイズの選択が簡単で、サイズ選択作業、すなわち縦山折り線MV3〜MV8の切 断が容易になる。
【0031】 そして、各フラップ部分51,61,71,81を各横山折り線M11〜M13, M21〜M23,M31〜M33,M41〜M43の対応する部分で山折りすると、第1、第 3上フラップ部分51,71の上端同士が接するとともに、第1、第3下フラッ プ部分61,81の下端同士が接するように各横山折り線M11,〜M13,M21〜 M23,M31〜M33,M41〜M43の位置を設定したので、底面および天面ともに隙 間が発生せず、塵埃などの進入を防止することができる。
【0032】 さらに、段ボールで構成したので、従来の段ボール箱と同じ製造設備で製造す ることができる。 また、段ボールで強度を確保することができるので、重量のある被収容物を収 容することができる。
【0033】 上記した実施形態では、各フラップ部5〜8を同じ矩形にしたが、各フラップ 部5〜8の大きさは、それぞれが異なる大きさであっても、第1、第2上フラッ プ部5,7の大きさが同じで、第1、第2下フラップ部6,8の大きさが同じで あってもよい。 そして、ミシン目S11〜S13,S21〜S23,S31〜S33,S41〜S43を設けた 例で説明したが、ミシン目を設けずに、縦山折り線MV3〜MV8のままでもあって もよい。
【0034】 さらに、各フラップ部5〜8に設けた各横山折り線M11〜M13,M21〜M23, M31〜M33,M41〜M43の間隔を同じにしたが、各フラップ部5〜8に設ける各 横山折り線M11〜M13,M21〜M23,M31〜M33,M41〜M43の間隔を異ならせ 、各フラップ部5〜8の対応する各横山折り線M11〜M13,M21〜M23,M31〜 M33,M41〜M43の間隔を同じにしても同様な効果を得ることができる。 また、紙製容器を段ボールで製造した例で説明したが、厚紙であっても、同様 に紙製容器を製造することができる。
【0035】 なお、横山折り線および縦山折り線をそれぞれ3本にした例で説明したが、横 山折り線および縦山折り線は、それぞれ4本以上であってもよいことは言うまで もない。
【0036】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、1つで数種類の大きさの紙製容器として使 用することができる。 そして、1つで数種類の大きさの紙製容器として使用することができるので、 多くの種類の紙製容器を用意する必要がなくなるため、保管効率がよくなり、ま た、使用頻度にばらつきのある種類の紙製容器を1つに集約できるため、無駄を 省くことができる。
【0037】 さらに、第1および第2上フラップ部を同じ大きさにし、第1および第2下フ ラップ部を同じ大きさにしたので、また、各フラップ部の大きさを同じにしたの で、原紙を無駄にすることなく効率よく裁断することができる。 また、縦山折り線の所定部分にミシン目を設けたので、ミシン目の対応する4 個所に切れ目を入れることにより、サイズの選択ができるため、サイズの選択が 簡単で、サイズ選択作業、すなわち縦山折り線の切断が容易になる。
【0038】 そして、各フラップ部分を各横山折り線の対応する部分で山折りすると、第1 、第2上フラップ部を分割した外側になる上フラップ部分の上端同士が接すると ともに、第1、第2下フラップ部を分割した外側となる下フラップ部分の下端同 士が接するように各横山折り線の位置を設定したので、底面および天面ともに隙 間が発生せず、塵埃などの進入を防止することができる。
【0039】 さらに、段ボールで構成したので、従来の段ボール箱と同じ製造設備で製造す ることができる。 また、段ボールで強度を確保することができるので、重量のある被収容物を収 容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施形態である紙製容器の拡大展
開図である。
【図2】図1に示した紙製容器を組み付けて積層可能な
状態に折り畳んだ一例の平面図である。
【図3】図2に示した紙製容器の第1使用状態を示す斜
視図である。
【図4】図2に示した紙製容器の第2使用状態を示す斜
視図である。
【図5】図2に示した紙製容器の第3使用状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】 1 胴部 2 第1胴部 2a 一端 2b 他端 21 第1胴部分 22 第2胴部分 3 第2胴部 3a 一端 3b 他端 31 第3胴部分 32 第4胴部分 4 固定片 5 第1上フラップ部 51 第1上フラップ部分 52 第2上フラップ部分 6 第1下フラップ部 61 第1下フラップ部分 62 第2下フラップ部分 7 第2上フラップ部 71 第3上フラップ部分 72 第4上フラップ部分 8 第2下フラップ部 81 第3下フラップ部分 82 第4下フラップ部分 MV1 第1縦山折り線 MV2 第2縦山折り線 MV3〜MV8 縦山折り線 M11 第1横山折り線 M12,M13 横山折り線 M21 第2横山折り線 M22,M23 横山折り線 M31 第3横山折り線 M32,M33 横山折り線 M41 第4横山折り線 M42,M43 横山折り線 S11〜S13 ミシン目 S21〜S23 ミシン目 S31〜S33 ミシン目 S41〜S43 ミシン目

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1胴部の一端に、この第1胴部と同じ
    矩形の第2胴部の一端が第1縦山折り線を介して連設さ
    れ、前記第2胴部の他端に前記第1胴部の他端が第2縦
    山折り線を介して連設された胴部と、 前記第1胴部の上側に第1横山折り線を介して連設さ
    れ、この第1横山折り線に対して所定間隔の順次整数倍
    となるように前記第1横山折り線から遠ざかる方向へ複
    数の横山折り線が設けられた第1上フラップ部と、 前記第1胴部の下側に第2横山折り線を介して連設さ
    れ、この第2横山折り線に対して前記所定間隔の順次整
    数倍となるように前記第2横山折り線から遠ざかる方向
    へ複数の横山折り線が設けられた第1下フラップ部と、 前記第2胴部の上側に第3横山折り線を介して連設さ
    れ、この第3横山折り線に対して前記所定間隔の順次整
    数倍となるように前記第3横山折り線から遠ざかる方向
    へ複数の横山折り線が設けられた第2上フラップ部と、 前記第2胴部の下側に第4横山折り線を介して連設さ
    れ、この第4横山折り線に対して前記所定間隔の順次整
    数倍となるように前記第4横山折り線から遠ざかる方向
    へ複数の横山折り線が設けられた第2下フラップ部とか
    らなり、 前記第1胴部、前記第1上フラップ部および前記第1下
    フラップ部に、前記第1横山折り線および前記第2横山
    折り線に直交し、前記第1胴部の一端から所定位置に前
    記所定間隔の2倍の間隔で前記複数に1を加えた数の縦
    山折り線を設けるとともに、 前記第2胴部、前記第2上フラップ部および前記第2下
    フラップ部に、前記第3横山折り線および前記第4横山
    折り線に直交し、前記第2胴部の他端から前記所定位置
    に前記所定間隔の2倍の間隔で前記複数に1を加えた数
    の縦山折り線を設け、 前記第1、第2、第3および第4横山折り線を含めた前
    記第1、第2、第3および第4横山折り線からの横山折
    り線の数を、前記第1上フラップ部および前記第1下フ
    ラップ部に設けた前記複数の縦山折り線の前記第1胴部
    の一端から遠いものからの数に対応させるとともに、前
    記第2上フラップ部および前記第2下フラップ部に設け
    た前記複数の縦山折り線の前記第2胴部の他端から遠い
    ものからの数に対応させ、前記各フラップ部のn番目の
    横山折り線とn番目の縦山折り線との交点まで前記各
    上、下フラップ部の上端または下端から前記n番目の縦
    山折り線を切断し、前記第1胴部および第1上、下フラ
    ップ部を前記n番目の縦山折り線で山折りし、前記第2
    胴部および第2上、下フラップ部を前記n番目の縦山折
    り線で山折りするとともに、前記各フラップ部を前記n
    番目の横山折り線で山折りした、 ことを特徴とする紙製容器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の紙製容器において、 前記第1上フラップ部と前記第2上フラップ部とは同じ
    矩形で、 前記第1下フラップ部と前記第2下フラップ部とは同じ
    矩形である、 ことを特徴とする紙製容器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の紙製容
    器において、 前記各フラップ部の前記n番目の横山折り線と前記n番
    目の縦山折り線との交点まで前記各上、下フラップ部の
    上端または下端から前記n番目の縦山折り線にミシン目
    を入れた、 ことを特徴とする紙製容器。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか1項に
    記載の紙製容器において、 前記各フラップ部に設けた前記複数の横山折り線の間隔
    は異なり、 前記各フラップ部の対応する前記複数の横山折り線の間
    隔は同じである、 ことを特徴とする紙製容器。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のいずれか1項に
    記載の紙製容器において、 前記各フラップ部は同じ矩形で、 前記第1胴部の一端から、前記第1胴部および前記第1
    上、下フラップ部に設けた前記第1胴部の一端に一番遠
    い縦山折り線までの長さが、前記第1横山折り線または
    前記第2横山折り線と前記第1胴部の一端に一番遠い縦
    山折り線との交点から前記第1上、下フラップ部の上端
    または下端までの距離の2倍とされ、 前記第2胴部の他端から、前記第2胴部および前記第2
    上、下フラップ部に設けた前記第2胴部の他端に一番遠
    い縦山折り線までの長さが、前記第3横山折り線または
    前記第4横山折り線と前記第2胴部の他端に一番遠い縦
    山折り線との交点から前記第2上、下フラップ部の上端
    または下端までの距離の2倍とされている、 ことを特徴とする紙製容器。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれか1項に
    記載の紙製容器において、 1枚の段ボールで構成されている、 ことを特徴とする紙製容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013184712A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Kyocera Document Solutions Inc 包装ケース

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