JP2953274B2 - ルーパーにおけるストリップの蛇行制御方法 - Google Patents

ルーパーにおけるストリップの蛇行制御方法

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JP2953274B2
JP2953274B2 JP5287579A JP28757993A JP2953274B2 JP 2953274 B2 JP2953274 B2 JP 2953274B2 JP 5287579 A JP5287579 A JP 5287579A JP 28757993 A JP28757993 A JP 28757993A JP 2953274 B2 JP2953274 B2 JP 2953274B2
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strip
meandering
looper
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loop car
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博彰 三城
謙一 酒井
一 田中
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JFE Engineering Corp
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Nippon Kokan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ルーパーにおけるス
トリップの蛇行制御方法、特に、ストリップの貯蔵量に
伴うループカーの走行位置によらず、ストリップの蛇行
を早期に修正することが可能な、ルーパーにおけるスト
リップの蛇行制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ループカーを水平方向に走行させてスト
リップの貯蔵量を調整するタイプのルーパーとして、特
開昭53−104559号公報には、以下のものが開示
されている。以下、この従来技術1を図面を参照しなが
ら説明する。
【0003】図7は、従来技術1を示す正面図、図8
は、図7の部分拡大平面図、図9は、図7の部分拡大側
面図である。図7〜図9に示すように、従来技術1は、
ストリップ1の下方部に間隔をあけて、シリンダー2に
よって昇降自在なガイドロール3が配置され、ガイドロ
ール3によってストリップ1を支持し、ループカー4の
移動に伴ってガイドロール3を順次、退避させるもので
ある。ガイドロール3は、図8および図9に示すよう
に、V字形に配置され、これによってストリップ1の蛇
行防止を図っている。
【0004】また、ルーパーにおけるストリップの蛇行
検出装置として、特開平3−179204号公報には、
以下のものが開示されている。以下、この従来技術2を
図面を参照しながら説明する。
【0005】図10は、従来技術2を示す側面図、図1
1は、従来技術2を示す正面図である。図10および図
11に示すように、従来技術2は、ストリップ1の上方
に配されたノズル5からストリップ1の幅方向に層状に
水を流し、この水流6中に光ファイバー7を配置し、ス
トリップ1の下方部に配された保護ガラス8を介して棒
状光源9から光をストリップ1に向けて当て、ストリッ
プ1により遮断された領域を、光ファイバー7に接続さ
れたカメラ10によって検出し、これによって、ストリ
ップ1の蛇行量を検出するものである。
【0006】従来技術2に示すような蛇行検出装置を、
従来技術1に示すようなルーパーにおけるループカー4
の走行領域内に設置しようとすると、ループカー4と蛇
行検出装置とが干渉するために設置することができな
い。従って、ループカー4が走行しない領域に設置せざ
るを得ないことから、ルーパーにおけるストリップ1の
出側、即ち、ルーパー出側にステアリングロール(図示
せず)を設け、このステアリングロールの直後に蛇行検
出装置を設置して、ストリップ1の蛇行量に応じてステ
アリングロールを調整していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ルーパ
ー内におけるストリップ1の貯蔵量が少ない場合、即
ち、ループカー4が短端側(図7中、左側)に移動して
いる場合には、ストリップ1の蛇行量が少ないことか
ら、蛇行は、効果的に防止できるが、ルーパー内におけ
るストリップ1の貯蔵量が多い場合、即ち、ループカー
4がルーパーの中央部から長端側(図7中、右側)に移
動している場合には、ストリップ1の蛇行は、効果的に
防止できない。
【0008】この理由は、次の通りである。即ち、ルー
プカー4が長端側に走行している場合、ルーパー出側の
ステアリングロールの直後において、ストリップ1の蛇
行を検出しても、ループカー4においてストリップ1に
蛇行が発生してロールアウトすると、ループカー4のロ
ールの端面にストリップ1が折れ込む結果、ルーパー出
側のステアリングロールにおいては、ステアリングロー
ルの端面にストリップ1の折込みが引っ掛かる。このた
めに、ステアリングロールをいくら傾動操作してもスト
リップ1の蛇行は修正することができない。そして、一
度このような状態になると、その部分のストリップ1
は、広範囲に亘って不良品となるばかりか、ラインが停
止して、その修復に長時間を要する。
【0009】一方、従来技術1における、ガイドロール
3のV字形配置によるストリップの蛇行防止手段は、ス
トリップ1の板厚や材質、ストリップ1にかかる張力等
によって、常時、一定の矯正力をストリップ1に付与す
ることはできないので、その効果はあまり期待できな
い。しかも、ガイドロール3をV字形に配置すると、ス
トリップ1のエッジがガイドロール3の表面を削るため
に、ガイドロール3の寿命が極めて短くなる。
【0010】従って、この発明の目的は、ストリップの
貯蔵量に伴うループカーの走行位置によらず、ストリッ
プの蛇行を早期に修正することができ、しかも、ストリ
ップの走行によるガイドロールの損傷の恐れもない、ル
ーパーにおけるストリップの蛇行制御方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、走行するル
ープカーを回避するために、ストリップのガイドロール
を左右に2分割し、各ガイドロールを水平方向に開閉自
在とし、少なくとも前記ストリップの貯蔵量が最大とな
る前記ループカーの走行位置近傍における前記ガイドロ
ールの各々の取付け架台に前記ストリップの蛇行量検出
器を設け、前記蛇行量検出器によって検出した前記スト
リップの蛇行量に応じてステアリングロールを調整し、
かくして、前記ストリップの蛇行を早期に修正すること
に特徴を有するものである。
【0012】
【作用】ストリップのガイドロールを左右に2分割し、
各ガイドロールを水平方向に開閉自在とすることによっ
て、ループカーとの干渉を防止でき、そして、各ガイド
ロールの取付け架台にストリップの蛇行量検出器を設け
ることによって、ループカーの移動位置によらずストリ
ップの蛇行を早期に修正することができ、しかも、ガイ
ドロールを傾斜させることがないので、ストリップの走
行によるガイドロールの損傷の恐れもない。
【0013】
【実施例】次に、この発明の、ルーパーにおけるストリ
ップの蛇行制御方法の一実施態様を、図面を参照しなが
ら説明する。図1は、この発明の、ルーパーにおけるス
トリップの蛇行制御方法の一実施態様を示す側面図、図
2は、図1のA−A線断面図、図3は、図2の平面図で
ある。
【0014】図1から図3において、11は、ストリッ
プ1のガイドロールであり、オペ側ガイドロール11A
とドライブ側ガイドロール11Bとに左右に2分割され
ている。ガイドロール11A、11Bは、取付け架台1
2A、12Bに、軸13A、13Bを中心として水平面
内において開閉自在に取り付けられており、ループカー
4と干渉しないようにループカー4の移動に伴って順
次、開閉する。14、15は、取付け架台12A、12
Bに設けられた可動型ストリップ蛇行量検出器である。
ストリップ蛇行量検出器14は、複数個の光電管センサ
ーからなり、光電管センサーは、ガイドロール11の軸
線方向に間隔をあけて設けられた光源14Aと、光源1
4Aからの光を受光する受光器14Bとからなってい
る。他方のストリップ蛇行量検出器15もこれと同様
に、光源15Aと受光器15Bとからなる複数個の光電
管センサーからなっている。
【0015】ストリップ蛇行量検出器14、15は、ル
ープカー4が最長端の85%程度の位置に移動したとこ
ろ(図1中、実線位置)および65%程度の位置に移動
したところ(図1中、2点鎖線位置)の計2カ所に設け
られている。ストリップ蛇行量検出器をルーパーの短端
側に設けなくてよいのは、短端側ではストリップの蛇行
は生じにくく、例え、短端側で蛇行が生じても、ステア
リングロール16の出側に設けられた、例えば、光学式
の固定型蛇行検出器17によって蛇行の修正が容易に行
えるからである。18は、可動型ストリップ蛇行量検出
器14、15および固定型蛇行検出器17による検出信
号に従ってステアリングロール16を傾動制御するため
の制御器である。
【0016】ストリップ蛇行量検出器14、15によっ
てストリップ1の中央位置外れが検出されると、その信
号は、制御器18に送られる。制御器18は、ストリッ
プ1がガイドロール11の中央位置に戻るようにステア
リングロール16に指令を出す。このようにして、ルー
プカー4が長端側に移動した場合においても、ストリッ
プ1の蛇行を早期に修正することができる。
【0017】ストリップ蛇行量検出器14、15の光源
14Aおよび受光器14Bがそれぞれ3個づつ設けられ
ている場合についての制御方法を、図4のフローチャー
トを参照しながら説明する。オペ側のストリップ蛇行量
検出器14、15における1段目の受光器14B(内
側)からストリップ検出信号が出された場合には、制御
器18は、一定時間、一定量の修正操作信号をステアリ
ングロール16に送り、一定時間経過後、1段目の受光
器14Bからストリップ検出信号が出されていない場合
には、修正動作が完了したものとして、ステアリングロ
ール16をもとの操作位置に戻す。
【0018】2段目の受光器14B(中央)からストリ
ップ検出信号が出された場合には、制御器18は、1段
目の修正量に更に修正を加え、一定時間後に検出されて
いないときは、1段目の修正量に戻す。
【0019】3段目の受光器14B(外側)からストリ
ップ検出信号が出された場合には、制御器18は、ライ
ン停止信号を出して、ラインを停止させ、警報を出して
手動修正に切り換える。
【0020】ドライブ側についても、上述したオペ側に
おけると同様な手順に従ってステアリングロール16が
操作される。
【0021】オペ側において測定したストリップの蛇行
の一例を図5に示す。図5から明らかなように、図6の
従来法による場合では、ストリップの振れ幅は、約40
0mmであったものが、この発明の適用によってストリ
ップの振れ幅は、約1/2に低減していることがわか
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ストリップ蛇行量検出器を開閉自在なストリップガ
イドロールと一体的に取り付けることによって、ループ
カーとの干渉の問題がなくなるので、ループカーの走行
位置によらず、ストリップの蛇行を早期に修正すること
が可能となり、しかも、機械的な蛇行修正法のようにス
トリップの走行によってガイドロールが損傷する恐れも
ないといった有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の、ルーパーにおけるストリップの蛇
行制御方法の一実施態様を示す側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2の平面図である
【図4】この発明による制御のフローチャートである。
【図5】従来法によるストリップの振れ幅を示すグラフ
である。
【図6】この発明によるストリップの振れ幅を示すグラ
フである。
【図7】従来技術1を示す正面図である。
【図8】図7の部分拡大平面図である。
【図9】図7の部分拡大側面図である。
【図10】従来技術2を示す側面図である。
【図11】従来技術2を示す正面図である。
【符号の説明】
1:ストリップ、 2:シリンダー、 3:ガイドロール、 4:ループカー、 5:ノズル、 6:水流、 7:光ファイバー、 8:保護ガラス、 9:光源、 10:カメラ、 11:ガイドロール、 12A 、12B :取付け架台、 13A 、13B :軸、 14、15:可動型蛇行検出器、 14A 、15A :光源、 14B 、15B :受光器、 16:ステアリングロール、 17:固定型蛇行検出器、 18:制御器。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21C 49/00 B21B 39/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行するループカーを回避するために、
    ストリップのガイドロールを左右に2分割し、各ガイド
    ロールを水平方向に開閉自在とし、少なくとも前記スト
    リップの貯蔵量が最大となる前記ループカーの走行位置
    における前記ガイドロールの各々の取付け架台に前記ス
    トリップの蛇行量検出器を設け、前記蛇行量検出器によ
    って検出した前記ストリップの蛇行量に応じてステアリ
    ングロールを調整し、かくして、前記ストリップの蛇行
    を早期に修正することを特徴とする、ルーパーにおける
    ストリップの蛇行制御方法。
  2. 【請求項2】 前記蛇行量検出器は、前記ストリップの
    幅方向に間隔をあけて設けられた複数個の光電管センサ
    ーからなっていることを特徴とする、請求項1記載の蛇
    行制御方法。
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EP4183496A4 (en) * 2020-10-29 2024-01-03 JFE Steel Corporation METHOD FOR DETECTING THE MEANDER-SHAPED QUANTITY OF A METAL STRIP AND MEANDERING METHOD

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