JP2706026B2 - コイル巻取り制御方法 - Google Patents

コイル巻取り制御方法

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JP2706026B2 JP33529292A JP33529292A JP2706026B2 JP 2706026 B2 JP2706026 B2 JP 2706026B2 JP 33529292 A JP33529292 A JP 33529292A JP 33529292 A JP33529292 A JP 33529292A JP 2706026 B2 JP2706026 B2 JP 2706026B2
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誠 侍留
進 門脇
衛 田渕
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷延鋼板等の帯状鋼板
であるストリップの連続処理装置におけるコイルの巻取
り制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、冷延鋼板等のストリップの連続
圧延等の連続処理プロセスラインにおいては、入側で先
行ストリップの尾端と後続ストリップの先端とを溶接
し、出側で溶接部またはコイル細分割点で剪断し、設定
したサイズのコイルを成形している。
【0003】このストリップをコイル状に巻き取ってコ
イルに成形するに際しては、ストリップの耳端を揃えて
巻く必要があり、このために、ストリップの耳端位置を
検出して耳端位置または中心位置を制御する耳端位置制
御装置または中央位置制御装置(原理的には、耳端位置
制御装置と同じであるので、以下、耳端位置制御装置で
代表させる。)により、検出した耳端位置に巻取りリー
ルを追従させる巻取りリール方式が採用されている。
【0004】この耳端位置制御装置の検出器としては、
特公昭51−36415号公報に開示されたテレビジョ
ンカメラ等の撮像器で構成したものが広く採用されてい
て、テレビジョンカメラによりストリップ板面の垂直方
向から、ストリップの耳端位置を撮影し、この撮影信号
であるビデオ信号から、検出した耳端位置の目標値との
偏差を算出し、この算出された偏差を、耳端位置制御装
置の操作部で、巻取りリールを変位させて修正するよう
にしている。
【0005】従来、この耳端位置制御装置によるコイル
巻取り制御は、巻き取られているストリップの剪断機に
よる所定長でのカット完了時点、または剪断機でカット
されたストリップの尾端が、耳端位置制御装置の検出器
の検出位置を通り抜けた時点を、制御動作停止時点とし
ていた。
【0006】ところで、剪断機によるストリップのカッ
ト時には、このカットの衝撃によりストリップにバタツ
キが発生し、剪断機よりも下流側に位置している耳端位
置制御装置の検出器検出位置で、図3に示すように、ス
トリップSがパスラインPLからバウンド量Hだけ跳ね
上がり、例え耳端位置がストリップSの幅方向に変位し
ていなくても、検出器3には、バウンド量Hと耳端位置
に対する垂直方向からの傾斜角度に応じた検出量eが偏
差として検出されてしまい、この検出量eに従った量だ
け、耳端位置制御装置の操作部は巻取りリールを変位さ
せてしまう。
【0007】この時の耳端位置制御装置の操作部の動き
は、図4(a)の動作曲線ハに示されるように、剪断機
によるカット時点A直後に大きく往復変位し、この変位
が徐々に治まって耳端位置制御装置の制御動作停止時点
Bで停止すると云う形態となる。
【0008】この耳端位置制御装置の操作部の変位は、
剪断機によるカット後のほとんど拘束されていないスト
リップSの尾端を大きく幅方向に振ることになり、この
ため成形されるコイルの外巻部のコイル端面に巻きズレ
を発生させ、コイル端面不揃いの不良品発生の大きな原
因となっていた。特に、ストリップSに塗る油の量が多
い程、この影響が顕著に現れるものとなっていた。
【0009】この不都合を解消する従来技術として、特
開昭63−282607号公報、実公昭63−2155
4号公報そして実公昭63−50025号公報に示され
る技術、すなわち耳端位置制御装置のテレビジョンカメ
ラ等の撮像器で構成される検出器を、ストリップの耳端
の蛇行変位に対して追従変位可能として、検出器の視野
の光軸中心が、常にストリップ板面に垂直な方向から耳
端に対向可能とし、もってストリップのパスラインに対
するバタツキによる検出量eの誤認識の発生を防止し
て、成形されるコイルののコイル端面の巻きズレを防止
していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、追従移動機構追加による設備費
増加のために装置が高価となると共に、設置に大きなス
ペースを必要とすると云う問題があった。
【0011】また、高速通板するストリップの耳端の高
速変位に対して、耳端位置制御装置の検出器を充分に追
従して変位させることができないと共に、この検出器の
追従変位部分に対する固定をしっかりできないための誤
動作の発生があると云う問題があった。
【0012】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、剪断機によ
るカット時におけるストリップのバタツキ変位が、耳端
位置制御装置の動作に影響を与えないようにすることを
技術的課題とし、もって成形されるコイル外巻部のコイ
ル端面の巻きズレ発生を、確実に防止することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の手段は、ストリップの連続処理装置の終端に
設けた巻取りリールの手前の位置で、ストリップの耳端
位置を、このストリップ板面に垂直な方向から、耳端位
置制御装置の検出器で光学的に検出し、耳端位置制御装
置により、検出した耳端位置に巻取りリールを追従変位
させて、この巻取りリールにストリップを耳端を揃えて
巻き取ってコイルに成形するに際し、少なくともストリ
ップを所定長にカットする剪断機の作動中は、耳端位置
制御装置の動作を停止させる、ことにある。
【0014】
【作用】ストリップの耳端位置を検出し、この耳端位置
の変位に従って、巻取りリールを追従変位させる耳端位
置制御装置は、剪断機の作動中にその動作を停止してい
るので、ストリップの剪断機によるカットによる衝撃的
な張力変動で、巻取りリールに巻き取られるストリップ
の尾端部分にバタツキが発生しても、耳端位置制御装置
が、このバタツキを検出量e(図3参照)として誤認識
して動作することがない。
【0015】このように、剪断機のストリップカット動
作中は、耳端位置制御装置が停止しているので、ストリ
ップの尾端部分が耳端位置制御装置の誤動作により大き
く振られることなく、もってコイルの外巻部は、耳端位
置制御装置の動作の影響によるコイル端面の巻ズレを生
じることなく、巻き取られることになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。図1は、本発明方法が実施されるストリッ
プSの連続処理装置の終端部分のライン構成を示すもの
で、ラインの終端部分の始点部には、ストリップSを所
定長にカットする剪断機2が、そしてラインの終端には
巻取りリール1が設けられ、巻取りリール1の直前に、
巻取りリール前デフロール4とデフピンチロール5との
組合せが配置されていて、巻取りリール1に巻き取られ
るストリップSの最後の案内を行っている。
【0017】剪断機2の下流でデフロール4の直前に
は、耳端位置制御装置の検出器3が配置されており、こ
の検出器3でストリップSの耳端位置を検出し、ストリ
ップSの蛇行等により耳端位置が目標位置からズレてい
る場合には、このズレ変位量を算出し、耳端位置制御装
置の操作部で巻取りリール1をストリップSの幅方向に
検出したズレ変位量だけ移動させ、もって巻き取るコイ
ル端面を揃えるようにしている。
【0018】図1図示実施例の場合、検出器3は、不動
に固定され、視野の光軸中心をストリップSの板面に垂
直とした撮像器3aと、通過するストリップSの耳端部
分を挟んで撮像器3aに対向して配置され、撮像器3a
に撮影されるストリップSの影像の、バックに対するコ
ントラストを明確に出すための投光器3bとから構成さ
れている。
【0019】図1に示した終端部分のライン構成では、
剪断機2でカットされたストリップSの尾端部分に対す
る拘束力は、デフピンチロール5だけが発揮しているの
で、きわめて小さく、このため耳端位置制御装置により
巻取りリール1を変位させると、ストリップSの尾端部
分は大きく振られて変位することになるが、耳端位置制
御装置を停止状態としておくことにより、巻取りリール
1が耳端位置制御装置により変位させられることがない
ので、ストリップSの尾端部分が振られることがなく、
そのまま巻取りリール1に巻き取られることになる。
【0020】図2は、本発明の耳端位置制御装置の制御
動作特性の動作曲線を示すもので、図2(a)の動作曲
線イは、剪断機2の作動開始直前の時点t1でオフし、
剪断機2のカット動作が完了した直後の時点t2でオン
に復帰させ、そして停止時点Bで最終的にオフさせる動
作形態を示し、図2(b)の動作曲線ロは、剪断機2の
作動開始直前の時点t1でオフし、そして停止時点Bま
でオフのままとなる動作形態を示しており、両者共に、
剪断機2によるうストリップSのカット時点Aでは、耳
端位置制御装置はオフ状態となっている。
【0021】図2(a)に示した動作曲線イのパターン
は、剪断機2から巻取りリール1までのライン長が大き
い場合に使用するのが有効で、このように剪断機2から
巻取りリール1までのライン長が大きい場合には、この
剪断機2と巻取りリール1との間のラインに、ピンチロ
ール等の張力付加手段を設置して、カット後におけるス
トリップSの尾端部分に対して拘束力を作用させること
ができるようにするのが有利である。
【0022】図4(b)に示した、耳端位置制御装置の
操作部動作曲線ニは、図2(a)に示した動作曲線イに
従って耳端位置制御装置を制御した場合の実測結果を示
すもので、図4(a)の従来例の場合に比べて、剪断機
2によるストリップSカットによるカット時点A直後の
激しい往復変位がない、すなわちカット時のストリップ
Sに発生するバタツキの影響をなくすことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。ストリップを所定長にカ
ットする剪断機の作動中に、耳端位置制御装置を停止状
態とするので、剪断機の作動によるカットによりストリ
ップの尾端部分にバタツキが発生しても、このバタツキ
による耳端位置制御装置の巻取りリールに対する誤制御
動作をなくすことができ、もってコイル外巻部における
コイル端面の巻ズレ発生を確実に防止することができ、
品質の高いコイルの成形を達成することができる。
【0024】耳端位置制御装置の検出器を、変位するス
トリップの耳端に追従して変位させる必要がないので、
検出器を追従変位させるための複雑で高価を設備が不要
となると共に、検出器の可動部分への取付けの不確実性
が原因する誤差の発生が皆無であり、もって設備費の大
幅な低減と、安定した精度の高い動作を得ることができ
る。
【0025】耳端位置制御装置に対する制御操作は、単
に剪断機作動中に停止状態とするだけであるので、その
制御操作がきわめて簡単であり、もって正確で確実な動
作を簡単に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施されるストリップ連続処理装置の
終端部の簡略ライン構成例図。
【図2】耳端位置制御装置に対する本発明の異なる制御
形態を示す動作特性線図。
【図3】ストリップのバタツキにより発生する耳端位置
制御装置における検出器の誤認識動作発生の説明図。
【図4】耳端位置制御装置の巻取りリールに対する制御
動作特性を示す線図で、(a)は従来例の動作特性図、
(b)は図2(a)に示した本発明の制御形態による動
作特性図。
【符号の説明】
1 ; 巻取りリール 2 ; 剪断機 3 ; 耳端位置制御装置の検出器 3a; 撮像器 3b; 投光器 4 ; 巻取りリール前デフロール 5 ; デフピンチロール S ; ストリップ K ; コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門脇 進 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所 内 (72)発明者 田渕 衛 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所 内 (72)発明者 小川 隆生 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所 内 (56)参考文献 特開 平4−266421(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップ(S) の連続処理装置の終端に
    設けた巻取りリール(1) の手前の位置で、前記ストリッ
    プ(S) の耳端位置を、該ストリップ(S) 板面に垂直な方
    向から、耳端位置制御装置の検出器(3) で光学的に検出
    し、前記耳端位置制御装置により、前記検出した耳端位
    置に前記巻取りリール(1) を追従させて、該巻取りリー
    ル(1) に前記ストリップ(S) を耳端を揃えて巻き取って
    コイル(K) に成形するに際し、少なくとも前記ストリッ
    プ(S) を所定長にカットする剪断機(2) の作動中は、前
    記耳端位置制御装置の動作を停止させるコイル巻取り制
    御方法。
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