JPH0986739A - 鋼帯のセンタリング装置 - Google Patents

鋼帯のセンタリング装置

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JPH0986739A
JPH0986739A JP27681395A JP27681395A JPH0986739A JP H0986739 A JPH0986739 A JP H0986739A JP 27681395 A JP27681395 A JP 27681395A JP 27681395 A JP27681395 A JP 27681395A JP H0986739 A JPH0986739 A JP H0986739A
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steering roll
strip
center position
position control
roll
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JP27681395A
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Shigeaki Oki
重明 沖
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストリップの平坦形状を悪化させることな
く、ストリップの幅変動に対応して高いセンタリング精
度を得る。 【解決手段】 サイドトリマー29の上流側に複数の押
さえロール7と複数の竪ロール10からなるサイドガイ
ド9を鋼帯幅方向にスライド自在に設け、サイドガイド
9の上流側に2本のロール5、6からなるディスプレー
スメント型の第2ステアリングロールユニット4を設
け、第2ステアリングロールユニット4の上流側にアイ
ドルロール3、2を介在させて第1ステアリングロール
1を設け、第1ステアリングロール1および第2ステア
リングロールユニット4の出側およびサイドトリマー入
側にセンター位置制御センサー30、31、33を設
け、出側のセンター位置制御センサー30、31の検出
信号に対応して第1ステアリングロール1、第2ステア
リングロールユニット4を傾動制御すると共に、サイド
トリマー29入側のセンター位置制御センサー33の検
出信号に対応してサイドガイド9を鋼帯幅方向にスライ
ド制御するセンター位置制御部34を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋼帯をテンショ
ントリム方式によりサイドトリミングする際の鋼帯のセ
ンタリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼帯の処理ラインでのセンタリング装置
は、連続化によるライン長の延長により、蛇行防止の観
点からセンタリング精度向上が問題となってくる。特
に、鋼帯トリミングを行うラインにおいては、トリミン
グ装置直前での鋼帯のセンタリングが重要となってく
る。サイドトリマーを有する例えば酸洗処理ラインにお
いては、酸洗処理された鋼帯(以下ストリップという)
の幅を需要家および次工程の要求に応じた一定幅のコイ
ルを製造するため、サイドトリマーにより両端部をカッ
トする。サイドトリマー位置でのセンタリングは、サイ
ドトリマー前に設置してある数本の竪ロールで構成され
るサイドガイドにより行われる。
【0003】このトリム方式には、フリーループトリム
方式とテンショントリム方式がある。フリーループトリ
ム方式は、図8に示すとおり、サイドトリマー81の前
にセンタリング装置としてサイドガイド82が設置され
ており、その上流にフリーループ83が設置される。ス
トリップ84のセンタリングは、フリーループ83によ
りセンタリングが容易であり、幅変動が大きいキャンバ
ーおよび蛇行の影響をを受けないが、張力が小さいため
にストリップ84のばたつきがあり、蛇行検出精度が悪
化するばかりでなく、ストリップ84のばたつきにより
トリム面の品質が悪化する。
【0004】一方、テンショントリム方式は、図9に示
すとおり、ステアリングロール91でストリップ92の
センタリングを行い、サイドガイド93で再度センタリ
ングを行う。このため、トリムをサイドトリマー94で
行う場合は、張力がかかっているためにストリップ92
のばたつきがなく、ストリップ92の幅精度が良好な場
合は良好なトリム面が得られるが、サイドガイド93に
よるセンタリングは急激な幅変動に対して無理にセンタ
リングを行うために、ストリップ92のエッジに負荷が
かかり、耳折れが発生しトリム不良が発生するばかりで
なく、制御精度の応答性が悪く、キャンバー時や蛇行時
にはトリミングが不可能となる。
【0005】酸洗ストリップ処理ラインでのサイドトリ
マー前のセンタリング方法および装置としては、入側の
固定ロールと2本のロールを保持する傾動ロールフレー
ムを入側の固定ロールの中心点を支点として傾動するロ
ールユニット傾動フレームに配置し、傾動ロールフレー
ムをロールユニット傾動フレームに垂直方向ならびに水
平方向に傾動自在に保持せしめ、蛇行量検出器によって
検出された蛇行方向ならびに蛇行量に応じてロールユニ
ット傾動フレームを傾動させる駆動機構を制御する傾動
制御部を設けた装置(特開平7−1022号公報)、図
10に示すとおり、出側のセンター位置制御センサー1
01の検出信号に対応して第1ステアリングロール10
2を傾動制御し、出側のセンター位置制御センサー10
3の検出信号に対応してストリップ104の進行方向に
対して傾斜させた2本のステアリングロール105、1
06からなる第2ステアリングロールユニット107を
傾動制御すると共に、サイドトリマー108入側のセン
ター位置制御センサー109の検出信号に対応してスト
リップ104を上下より交互に押さえる複数のロール1
10と複数の竪ロール111からなるサイドガイド11
2と共に、第2ステアリングロールユニット107をス
トリップ幅方向にスライド制御してセンタリングを行う
方法(特開平6−345303号公報)等が提案されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平7−102
2号公報に開示の装置は、蛇行量検出器によって検出さ
れた蛇行方向ならびに蛇行量に応じてロールユニット傾
動フレームを垂直方向ならびに水平方向に傾動させると
共に、傾動ロールフレームの傾動によって蛇行制御する
が、傾動ロールフレームとロールユニット傾動フレーム
がともに同設備上に設置されているために、傾動制御が
複雑となり、ストリップの急激な幅変動下でのセンタリ
ングが困難である。
【0007】また、特開平6−345303号公報に開
示の方法は、ストリップの急激な幅変動に対応して高い
センタリングが期待できるが、図10の第1ステアリン
グロール102と第2ステアリングロールユニット10
7の入側ロール105との距離を十分にとらないと、ロ
ール傾動時にストリップ104の捻りによって第2ステ
アリングロールユニット107のロール105入側での
平坦不良(絞り込み)が発生するため、距離を十分にと
る必要がある。しかも、特開平6−345303号公報
に開示の方法は、出側のセンター位置検出器103の検
出信号で第2ステアリングロールユニット107を制御
し、サイドトリマー108入側のセンター位置制御セン
サー109の検出信号でサイドガイド112とともにさ
らに第2ステアリングロールユニット107を制御する
ため、制御そのものが複雑になるという欠点を有してい
る。
【0008】この発明の目的は、前記テンショントリム
方式での欠点を解消し、ストリップの平坦形状を悪化さ
せることなく、ストリップの幅変動に対応して高いセン
タリング精度が得られるストリップのセンタリング装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく種々試験検討を重ねた。その結果、サイド
トリマー直前でのストリップのセンタリング精度向上を
図るためには、第1ステアリングロールおよび2本のロ
ールからなる第2ステアリングロールユニットでストリ
ップをセンタリングし、サイドトリマー直前でスライド
ベース上に設置したサイドガイドで再度ストリップのセ
ンタリングを行うと共に、第1ステアリングロールと第
2ステアリングロールユニット間にアイドルロールを介
在させ、第1ステアリングロールと第2ステアリングロ
ールユニット間距離を十分にとることによって、ストリ
ップの平坦不良を解消できると共に、ストリップの急激
な幅変動に対応して高いセンタリング精度を確保できる
ことを確認し、この発明に到達した。
【0010】すなわちこの発明は、テンショントリム方
式で鋼帯をサイドトリミングする際のサイドトリマー直
前でのストリップのセンタリング装置において、サイド
トリマーの上流側に複数の押さえロールと竪ロールから
なるサイドガイドをストリップ幅方向にスライド自在に
設け、サイドガイドの上流側に2本のロールからなるデ
ィスプレースメント型の第2ステアリングロールユニッ
トを設け、第2ステアリングロールユニットの上流側に
アイドルロールを介在させて第1ステアリングロールを
設け、第1ステアリングロールおよび第2ステアリング
ロールユニットの出側およびサイドトリマー入側にセン
ター位置制御センサーを設け、出側のセンター位置制御
センサーの検出信号に対応して第1ステアリングロー
ル、第2ステアリングロールユニットを傾動制御すると
共に、サイドトリマー入側のセンター位置制御センサー
の検出信号に対応してサイドガイドをストリップ幅方向
にスライド制御するセンター位置制御部を設けたことを
特徴とするストリップのセンタリング装置。
【0011】
【発明の実施の形態】一般に、ストリップを安定した通
板位置に確保するためのセンタリング装置としては、ス
テアリング型とディスプレースメント型がある。ステア
リング型のセンタリング装置は、図6(a)(b)に示
すとおり、通常1本ロールで構成され、ロール入側のス
トリップ61を含む内面において、旋回手段62を使っ
てステアリングロール63を旋回運動させることによ
り、ストリップ61を横方向に送ると共に、ストリップ
61のステアリングロール63に対する入角が直角でな
くなることにより発生するストリップ61のステアリン
グロール63に対する横移動の効果を用いてストリップ
61のセンタリングを行うものである。
【0012】一方、この発明において第2ステアリング
ロールユニットに採用したディスプレースメント型のセ
ンタリング装置は、1本ないし2本のロールで構成され
ており、図7(a)(b)に示すとおり、装置出側のス
トリップ71に蛇行が検出された場合、ストリップ71
に対して旋回装置72を使って垂直な面内でステアリン
グロール73を旋回させることにより、旋回角度(θ)
と旋回半径(L)とから決定される量だけストリップ7
1を蛇行した方向の反対方向に移送することができ、こ
れにより装置出側でストリップ71のセンタリングが可
能となる。
【0013】ステアリング型のセンタリング装置は、通
常センタリング装置の入側および出側距離として板幅の
10倍程度必要であり、短い距離でのステアリング操作
は修正可能量に限りがある。一方、ステアリング型のセ
ンタリング装置においては、ストリップの面内変形をし
ながら走行させることも可能であるが、幅方向の張力分
布の不均一を助長するため平坦不良を発生させる。これ
に対し、ディスプレースメント型のセンタリング装置
は、センタリング装置の入側および出側距離として板幅
の2倍〜5倍程度で十分センタリングが可能であり、ス
トリップに対して捻り変形でセンタリングを行う負荷を
軽減できる。
【0014】そこで、この発明の第2ステアリングロー
ルユニットは、ディスプレースメント型を採用し、その
センタリング装置入側は短いスパンでの距離をかせぐた
めにアイドルロールを設置する。また、この発明のサイ
ドガイドの制御は、サイドトリマー入側のセンター位置
制御センサーの検出信号によりセンタリングを行うもの
であるが、複数の押さえロールおよび竪ロールからなる
サイドガイドを、ストリップ幅方向にスライド制御して
センタリングを行うことによって、応答性が高く、微少
量を高精度に制御することができる。
【0015】
【実施例】
実施例1 以下にこの発明のセンタリング装置の詳細を実施の一例
を示す図1ないし図4に基づいて説明する。図1はこの
発明のセンタリング装置の全体説明図、図2は制御系統
を除くセンタリング装置の概略平面図、図3は第1ステ
アリングロールを示すもので、(a)図は全体側面図、
(b)図は全体平面図、図4は第2ステアリングロール
ユニットとサイドガイドを示すもので、(a)図は概略
側断面面図、(b)図は全体平面図である。
【0016】図1ないし図4において、1は第1ステア
リングロール、2、3はアイドルロール、4は2本のス
テアリングロール5、6からなる第2ステアリングロー
ルユニットで、第1ステアリングロール1と第2ステア
リングロールユニット4間距離は、アイドルロール2、
3によって平坦不良発生を抑制するに十分な距離が確保
されている。7はストリップ8を上下より交互に押さえ
る複数のロールで構成されたアンフォールディングロー
ル、9は複数の竪ロール10からなるサイドガイドであ
る。
【0017】第1ステアリングロール1は、ベースフレ
ーム11上に固定された支点ピン12を支点として入側
のパスラインの回りに傾動可能のロール固定フレーム1
3に軸支されている。ロール固定フレーム13は、4隅
上下面にはライナー14が設けられ、4隅上下面のライ
ナー14がベースフレーム11に固設した荷重受部15
と浮上がり防止フレーム16の下面ライナー17との間
に位置し、油圧シリンダー18を操作すれば、支点ピン
12を支点として入側のパスラインの回りに傾動するよ
う構成されている。
【0018】2本のステアリングロール5、6からなる
第2ステアリングロールユニット4は、基礎19上に立
設した支持枠20に垂直面内で傾動自在に軸支され、油
圧サーボシリンダー21を操作すれば、垂直面内で傾動
するよう構成されている。
【0019】アンフォールディングロール7は、スライ
ドベース22上に設けたスライド部23上のフレーム2
4に押圧機構25を介して軸支されている。また、サイ
ドガイド9は、モータ26により駆動する開閉スクリュ
ー軸27に螺合され、モータ26を駆動して開閉スクリ
ュー軸27を回転させれば、サイドガイド9がストリッ
プ8の幅方向に開閉するよう構成されている。さらにス
ライド部23は、油圧サーボシリンダー28を操作すれ
ばスライドベース22に沿ってストリップ8の幅方向に
スライドするよう構成されている。
【0020】29はサイドトリマー、30は第1ステア
リングロール1の出側に設けた光源とフォトセンサーか
らなるセンター位置制御センサー、31は第2ステアリ
ングロールユニット4の出側に設けた光源とフォトセン
サーからなるセンター位置制御センサー、32はサイド
ガイド9の入側に設けられ、サイドガイド9と共にスト
リップ8の幅方向に移動する光源とフォトセンサーから
なるサイドガイドセンサー、33はサイドトリマー29
と共にストリップ8の幅方向にスライドする光源とフォ
トセンサーからなるセンター位置制御センサーである。
センター位置制御センサー30、31、サイドガイドセ
ンサー32およびセンター位置制御センサー33の検出
信号は、センター位置制御部34に入力される。
【0021】センター位置制御部34は、センター位置
制御センサー30から入力されるストリップ8の変位量
に基づいて第1ステアリングロール1のパスラインに対
する傾動角を演算し、第1ステアリングロール1の操作
部35に出力して油圧シリンダー18を操作し、支点ピ
ン12を支点としてロール固定フレーム13を回動さ
せ、第1ステアリングロール1を傾動させてストリップ
8のセンタリング制御を行う。
【0022】また、センター位置制御部34は、センタ
ー位置制御センサー31から入力されるストリップ8の
変位量に基づいて第2ステアリングロールユニット4の
パスラインに対する垂直面内での傾動角を演算し、第2
ステアリングロールユニット4の操作部36に指令して
油圧サーボシリンダー21を操作し、第2ステアリング
ロールユニット4の2本のステアリングロール5、6を
垂直面内で傾動させてストリップ8のセンタリング制御
を行う。
【0023】さらに、センター位置制御部34は、サイ
ドガイドセンサー32から入力されるストリップ8のエ
ッジ位置に応じてサイドガイド9の竪ロール10幅を演
算し、サイドガイド9の操作部37に指令してモータ2
6を駆動して開閉スクリュー軸27を回転させ、サイド
ガイド9の竪ロール10幅を調整する。
【0024】また、センター位置制御部34は、センタ
ー位置制御センサー33から入力されるストリップ8の
変位量に基づいて、サイドガイド9のスライド量とスラ
イド方向を演算し、サイドガイド9の操作部37に指令
して油圧サーボシリンダー28を操作し、スライド部2
3をスライドベース22に沿ってストリップ8の幅方向
にスライドさせ、ストリップ8のセンタリングを行うよ
う構成する。なお、38はサイドトリマー29の制御部
で、センター位置制御部34から入力されるストリップ
8の幅に応じてサイドトリマー29の幅を調整する。
【0025】上記のとおり構成したことによって、セン
ター位置制御部34は、センター位置制御センサー30
から入力されるラインセンターからのストリップ8の変
位量に基づいて第1ステアリングロール1のパスライン
に対する傾動角を演算し、第1ステアリングロール1の
操作部35に指令する。操作部35は、第1ステアリン
グロール1のパスラインに対する傾動角が指令値と等し
くなるよう、油圧シリンダー18を操作して支点ピン1
2を支点としてロール固定フレーム13を回動させ、第
1ステアリングロール1を傾動させてストリップ8の粗
センタリング制御を行う。
【0026】また、センター位置制御部34は、第1ス
テアリングロール1によるセンタリング制御の不良、あ
るいはセンタリング精度不足であることがセンター位置
制御センサー31から入力されると、入力されるライン
センターからのストリップ8の変位量に基づいて、第2
ステアリングロールユニット4のパスラインに対する垂
直面内での傾動角を演算し、第2ステアリングロールユ
ニット4の操作部36に指令する。操作部36は、油圧
サーボシリンダー21を操作し、第2ステアリングロー
ルユニット4の垂直面内での傾斜角が指令値と等しくな
るよう第2ステアリングロールユニット4の2本のステ
アリングロール5、6を傾動させてストリップ8のセン
タリング制御を行う。この第2ステアリングロールユニ
ット4によるセンタリング制御によって、ラインセンタ
ーに対するストリップセンターの偏差は、通常±2mm
以下に制御される。この場合、第1ステアリングロール
1と第2ステアリングロールユニット4との距離は、ア
イドルロール2、3によって平坦不良発生を抑制するに
十分な距離が確保されているため、ストリップ8が平坦
不良を発生することはない。
【0027】さらに、センター位置制御部34は、サイ
ドガイドセンサー32から入力されるストリップ8のエ
ッジ位置に応じてサイドガイド9の竪ロール10幅を演
算し、サイドガイド9の操作部37に指令してモータ2
6を駆動して開閉スクリュー軸27を回転させ、サイド
ガイド9の竪ロール10幅を調整するから、ストリップ
8の耳折れを防止することができる。
【0028】さらにまた、センター位置制御部34は、
サイドトリマー29直近のセンター位置制御センサー3
3からラインセンターに対するストリップセンターの偏
差が入力されると、入力されるラインセンターからのス
トリップ8の変位量に基づいて、サイドガイド9のスラ
イド量とスライド方向を演算し、サイドガイド9の操作
部37に指令する。操作部37は、サイドガイド9のス
ライド量とスライド方向に基づいて油圧サーボシリンダ
ー28を操作し、スライド部23をスライドベース22
に沿ってストリップ8の幅方向にスライドさせ、ストリ
ップ8のセンタリング制御を行うことによって、高精度
でストリップ8のセンタリング制御を行うことができ、
キャンバーや蛇行時にもトリム不良を生じることはな
い。
【0029】実施例2 実施例1の装置を使用し、板厚2.3mm、板幅120
0mmの酸洗処理した軟質材のストリップのサイドトリ
ミングを実施した本発明の場合と、同寸法の酸洗処理し
た軟質材の鋼帯サイドトリミングを、図8に示す従来装
置を使用し、板厚2.3mm、板幅1200mmの酸洗
処理した軟質材のストリップのサイドトリミングを実施
した従来例の場合のそれぞれについて、ストリップ端部
曲がり量とサイドトリマー位置でのストリップのズレ量
との関係を求めた。その結果を図5に示す。図5に示す
とおり、通常ストリップ端部の板曲がり量は15mmで
あり、サイドトリマー位置で8mm程度ズレ量が改善し
た。その時の最小トリム代の測定結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1に示すとおり、本発明によれば、従来
例に比較して最小トリム代を軟質材で8mm低減するこ
とができた。また、トリム代削減によって、サイドトリ
ミング後の鋼帯歩留は、従来例に比較して0.7%向上
すると共に、トリムトラブルも減少した。
【0032】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明のテンショ
ントリム方式でのストリップセンタリング装置は、スト
リップの平坦形状を悪化させることなく、ストリップの
幅変動に対応して高いセンタリング精度を有しており、
サイドトリミング時のセンタリングを高精度で実施でき
ると共に、トリム代削減によりの鋼帯歩留向上ならびに
トリムトラブル抑制により生産性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のセンタリング装置の全体説明図であ
る。
【図2】この発明の制御系統を除くセンタリング装置の
概略平面図である。
【図3】この発明の第1ステアリングロールを示すもの
で、(a)図は全体側面図、(b)図は全体平面図であ
る。
【図4】この発明の第2ステアリングロールユニットと
サイドガイドを示すもので、(a)図は概略側断面面
図、(b)図は全体平面図である。
【図5】実施例2におけるストリップ曲がり量とサイド
トリマーでのズレ量との関係を示すグラフである。
【図6】ステアリング型センタリング装置の原理を示す
もので、(a)図は平面図、(b)図は側面図である。
【図7】ディスプレースメント型センタリング装置の原
理を示すもので、(a)図は側面図、(b)図は平面図
である。
【図8】従来のフリーループ方式のセンタリング装置の
全体説明図である。
【図9】従来のステアリング型センタリング装置の全体
説明図である。
【図10】従来のディスプレースメント型センタリング
装置の全体説明図である。
【符号の説明】
1、102 第1ステアリングロール 2、3 アイドルロール 4、107 第2ステアリングロールユニット 5、6、63、73、91、105、106 ステアリ
ングロール 7 アンフォールディングロール 8、61、71、84、92、104 ストリップ 9、82、93、112 サイドガイド 10、111 竪ロール 11 ベースフレーム 12 支点ピン 13 ロール固定フレーム 14 ライナー 15 荷重受部 16 浮上がり防止フレーム 17 下面ライナー 18 油圧シリンダー 19 基礎 20 支持枠 21、28 油圧サーボシリンダー 22 スライドベース 23 スライド部 24 フレーム 25 押圧機構 26 モータ 27 開閉スクリュー軸 29、81、94、108 サイドトリマー 30、31、33、101、103、109 センター
位置制御センサー 32 サイドガイドセンサー 34 センター位置制御部 35、36、37、38 操作部 62、72 旋回手段 83 フリーループ 110 ロール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テンショントリム方式で鋼帯をサイドト
    リミングする際のサイドトリマー直前での鋼帯のセンタ
    リング装置において、サイドトリマーの上流側に複数の
    押さえロールと複数の竪ロールからなるサイドガイドを
    鋼帯幅方向にスライド自在に設け、サイドガイドの上流
    側に2本のロールからなるディスプレースメント型の第
    2ステアリングロールユニットを設け、第2ステアリン
    グロールユニットの上流側にアイドルロールを介在させ
    て第1ステアリングロールを設け、第1ステアリングロ
    ールおよび第2ステアリングロールユニットの出側およ
    びサイドトリマー入側にセンター位置制御センサーを設
    け、出側のセンター位置制御センサーの検出信号に対応
    して第1ステアリングロール、第2ステアリングロール
    ユニットを傾動制御すると共に、サイドトリマー入側の
    センター位置制御センサーの検出信号に対応してサイド
    ガイドを鋼帯幅方向にスライド制御するセンター位置制
    御部を設けたことを特徴とする鋼帯のセンタリング装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217123A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Jfe Steel Kk ストリップのセンタリング方法および装置
KR100854363B1 (ko) * 2002-05-25 2008-09-02 주식회사 포스코 인덕티브 방식의 노내 냉연코일 중심제어장치
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