JP2001165867A - 表面検査装置 - Google Patents

表面検査装置

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JP2001165867A
JP2001165867A JP35390099A JP35390099A JP2001165867A JP 2001165867 A JP2001165867 A JP 2001165867A JP 35390099 A JP35390099 A JP 35390099A JP 35390099 A JP35390099 A JP 35390099A JP 2001165867 A JP2001165867 A JP 2001165867A
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JP
Japan
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self
diagnosis
inspection
coil
signal
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Pending
Application number
JP35390099A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugiura
寛幸 杉浦
Mitsuaki Uesugi
満昭 上杉
Tsutomu Kawamura
努 河村
Takahiko Oshige
貴彦 大重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己診断を、製品の検査作業に影響を与え
ず、製造単位であるコイル毎に行う機能を有する表面検
査装置を提供する。 【解決手段】 溶接線トラッキング装置13は、溶接機
3からの信号を受け、溶接線7の位置をトラッキング
し、トラッキングされた位置信号を自己診断装置12に
与える。自己診断領域設定器14は、溶接線の前後それ
ぞれ何mを自己診断領域とするかを、自己診断装置12
に与える。自己診断装置12は、これらの信号を受け、
自己診断領域が表面疵検出部9の検出位置にさしかかっ
たときにコイルの表面疵検査を止め、自己診断を開始す
る。自己診断装置12は、溶接線7が表面疵検出部9に
検出されたときの信号を表面疵検査装置本体10から受
け、それが規定のパターンになっているかどうかを検出
する。そして、規定のパターンどおりのパターンが得ら
れる場合には、表面疵検査装置は正常であると判断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば薄鋼板等の
被検体の表面疵を光学的に検出する表面疵検査装置のよ
うな表面検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板の連続製造ラインにおいては、ライ
ン入側で新しく挿入するコイルの先端と現在製造ライン
を流れているコイルの後端を溶接し、溶接した製品を高
速で搬送しながら圧延、メッキ等のプロセスを通して処
理し、出側で溶接部を切断して、製品単位のコイルに巻
き取って製品とする。このとき、溶接部の前後数mの部
分はハンドリングの際に発生する欠陥等のために製品と
ならないので、また製品検査のサンプルとするために切
り落とされる。
【0003】このようなラインに設置される表面検査装
置としては、点状光源であるレーザー光を被検査体の搬
送方向と垂直な方向に走査させながら被検査体表面を走
査し、その反射光を光電子増倍管などの光電素子で受光
する方式のものが知られている。また、他の方式の装置
としては帯状光源を被検査体表面の幅方向に照射し、そ
の反射光をCCDラインセンサーカメラ等の撮像素子で
受光する方式のものが知られている。
【0004】このような表面検査装置では、前記のよう
な不要部である溶接部前後の数mについては、検査をす
る必要がない上、溶接をする時に生じる汚れ等と疵の判
別が難しく、正確に検査できないために検査対象から外
すのが一般的であった。
【0005】このような装置の校正方法としては、特開
平11−132967号公報に記載されるように、校正
を行いたいタイミングで鋼板に穴を開け、表面検査装置
の受光カメラで穴部と被検体部の反射光量差を検出する
ことにより光学系がずれていることを確認し光学系の調
整を行う方法が知られている。
【0006】また、検査装置の動作確認作業方法として
は、一定期間毎の調整タイミングに基準サンプルを計測
することで装置が正常に動作していることを確認する方
法が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
校正を行うタイミングを決めて校正作業を行っている。
このため校正作業を行うまでは検査装置の状態が判らな
いまま検査を行うことになり、校正作業で問題が発見さ
れた場合には、以前の校正作業を行った後の製品を全部
再検査する必要が発生するという問題点があった。ま
た、従来の表面検査装置では、鋼板に疵等が頻繁に発生
している場合には疵信号が出力されるため、検査装置が
正しく動作していることを確認できるが、鋼板に疵を出
さないような製造条件が確立されて疵がほとんど出力さ
れなくなると、本当に疵がないのか、あるいは検査装置
が正常に動作していないために疵の出力がされないのか
確認することが難しくなるという問題点があった。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、装置が正常に作動しているかどうかの正常動作
確認(自己診断)を、製品の検査作業に影響を与えず、
製造単位であるコイル毎に行う機能を有する表面検査装
置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、長尺物体を溶接で接続して連続的に走
行させるラインにおいて当該長尺物体の表面を検査する
表面検査装置であって、当該長尺物体同士の溶接部から
の信号を処理して、所定の信号が得られるか否かを判断
することにより、自己診断を行う機能を有することを特
徴とする表面検査装置(請求項1)である。
【0010】本手段においては、溶接部の信号を処理し
て、所定の信号が得られるか否かを判断することによ
り、自己診断を行う機能を有するので、製造ラインを止
めることなく製造単位であるコイル単位で装置が正常に
動作しているか確認することができる。また、溶接部近
傍は検査が不要な部分であるので、このような自己診断
を行っても、製品の検査が妨げられることがない。
【0011】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、前記自己診断を行う機能が、
前記長尺物同士の溶接部の前後所定の距離にある部分が
検査位置を通過するときのみ作動するものであることを
特徴とするもの(請求項2)である。
【0012】本手段においては、自己診断機能を、長尺
物同士の溶接部の前後所定の距離にある部分が検査位置
を通過するときのみ作動させている。この前後所定の距
離を、検査が不要な部分の長さ以下の長さに設定してお
けば、確実に、検査が必要な部分については検査を行
い、検査が不要な部分のみを使用して自己診断を実施す
ることができる。
【0013】
【発明の実施形態】以下本発明の実施の形態の例につい
て、図を用いて説明する。図1は本発明の実施形態の1
例である薄鋼板の表面疵検査装置とその設置ラインの構
成を示す概要図である。図1において、1はペイオフリ
ール、2は後行コイル、3は溶接機、4は先行コイル、
5は処理ライン、6は巻取リール、7は溶接線、8は切
断機、9は表面疵検出部、10は表面疵検査装置本体、
11は表示装置、12は自己診断装置、13は溶接線ト
ラッキング装置、14は自己診断領域設定器である。
【0014】ペイオフリール1から巻戻された後行コイ
ル2は、溶接機3により先行コイル4と溶接され、処理
ライン5において所定の処理(たとえばメッキ)を受け
る。処理されたコイルは巻取リール6により巻き取ら
れ、溶接線7の位置で切断機8により切断されて1巻の
コイルとなる。このラインには表面疵検出器の表面疵検
出部9が薄鋼板の表裏面に設けられており、その出力が
表面疵検査装置本体10に入力されて、表面疵の有無と
その種類の判断が行われるようになっている。その結果
は、表示装置11によりオペレーターに知らされたり、
図示しないマーキング装置によりコイル上にマーキング
されたりする。以上の構成は、従来の表面疵検査装置と
同じである。
【0015】本実施の形態においては、自己診断装置1
2、溶接線トラッキング装置13、自己診断領域設定器
14が設けられている。溶接線トラッキング装置13
は、溶接機3からの信号を受け、ラインに設けられたロ
ールに直結されたパルス発信器(図示せず)の信号を用
いて、溶接線7の位置をトラッキングし、トラッキング
された位置信号を自己診断装置12に与える。自己診断
領域設定器14は、溶接線の前後それぞれ何mを自己診
断領域とするかを、自己診断装置12に与える。
【0016】自己診断装置12は、これらの信号を受
け、自己診断領域が表面疵検出部9の検出位置にさしか
かったときにコイルの表面疵検査を止め、自己診断を開
始する。自己診断装置12は、溶接線7が表面疵検出部
9に検出されたときの信号を表面疵検査装置本体10か
ら受け、それが規定のパターンになっているかどうかを
検出する。そして、規定のパターンどおりのパターンが
得られる場合には、表面疵検査装置は正常であると判断
する。規定のパターンどおりのパターンが得られない場
合には、表面疵検査装置は異常であると判断して、表示
装置11にその旨を表示し、オペレーターの判断を促す
と共に、ラインを管理するコンピューター(図示せず)
にその情報を伝達する。
【0017】図2に自己診断領域設定器14で設定され
る自己診断領域の概要を示す。前述したように、溶接線
7の前後所定長さの部分は製品とならずに切り捨てられ
るので、自己診断領域はその範囲内になるように設定さ
れ、先行コイル4の後端部A(m)、後行コイル2の先端
部B(m)というように、自己診断装置12に与えられ
る。A、Bの値はラインを管理するコンピューターより
コイルごとに与えるようにするのが好ましい。自己診断
装置12は、表面疵検出部9が自己診断領域を検査して
いるときのみ、自己診断を行うようになっている。
【0018】このようにすることにより、コイル内で疵
の検査が必要な領域では疵の検査が行われ、疵の検査が
不要な領域では自己診断がコイル毎に行われることにな
る。よって、必要な検査を中断することなく、コイル毎
に自己診断を行うことができる。このため異常発見が迅
速になり、異常が発生した場合にはすぐに検査装置の修
理が行える。また、異常が発生した場合でも異常発生の
直前コイルと現在流れているコイルの途中までを再検査
すればよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製造ラインを止めることなく製造単位であるコイル単位
で装置が正常に動作しているか確認することができる。
また、溶接部近傍は検査が不要な部分であるので、この
ような自己診断を行っても、製品の検査が妨げられるこ
とがない。よって、異常発生を迅速に発見することが可
能となり、異常発生時の再検査を最小限に押さえること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の1例である薄鋼板の表面疵
検査装置とその設置ラインの構成を示す概要図である。
【図2】自己診断領域設定器で設定される自己診断領域
の概要を示す図である。
【符号の説明】
1…ペイオフリール 2…後行コイル 3…溶接機 4…先行コイル 5…処理ライン 6…巻取リール 7…溶接線 8…切断機 9…表面疵検出部 10…表面疵検査装置本体 11…表示装置 12…自己診断装置 13…溶接線トラッキング装置 14…自己診断領域設定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 努 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 大重 貴彦 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA49 AA61 BB13 BB15 CC06 DD00 FF01 FF61 JJ03 JJ26 KK01 QQ25 QQ38 RR05 SS13 UU05 2G051 AA37 AB07 BA10 CA03 DA06 9A001 HH34 JJ45 KK37 KK54 LL05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺物体を溶接で接続して連続的に走行
    させるラインにおいて当該長尺物体の表面を検査する表
    面検査装置であって、当該長尺物体同士の溶接部からの
    信号を処理して、所定の信号が得られるか否かを判断す
    ることにより、自己診断を行う機能を有することを特徴
    とする表面検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表面検査装置であっ
    て、前記自己診断を行う機能が、前記長尺物同士の溶接
    部の前後所定の距離にある部分が検査位置を通過すると
    きのみ作動するものであることを特徴とする表面検査装
    置。
JP35390099A 1999-12-14 1999-12-14 表面検査装置 Pending JP2001165867A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333732A (ja) * 2006-05-18 2007-12-27 Nippon Steel Corp 表面検査システム及び表面検査システムの検査性能の診断方法
JP2007333731A (ja) * 2006-05-18 2007-12-27 Nippon Steel Corp 表面検査システム及び表面検査システムの検査性能の診断方法
JP2014153155A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Kobe Steel Ltd 溶接センサ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333732A (ja) * 2006-05-18 2007-12-27 Nippon Steel Corp 表面検査システム及び表面検査システムの検査性能の診断方法
JP2007333731A (ja) * 2006-05-18 2007-12-27 Nippon Steel Corp 表面検査システム及び表面検査システムの検査性能の診断方法
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040304