JP2945599B2 - バックホウ - Google Patents
バックホウInfo
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Description
機台に左右間隔調節可能に設けるとともに、機台に対し
て上下揺動自在に支持された主ドーザと、この主ドーザ
の左右両端部にそれぞれ左右幅方向に出退自在に設けた
補助ドーザとから成るドーザを設けて、前記主ドーザか
らの前記補助ドーザの出退によって、前記ドーザを前記
一対の走行装置の左右幅とほぼ同幅に拡縮調節可能に構
成してあるバックホウに関する。
ドーザの両端部に補助ドーザを、人力により左右にスラ
イドされるように設けて、所定長さだけスライドさせた
補助ドーザを、主ドーザにピン止めするように構成して
あった。
ドーザに対する補助ドーザのスライド操作やピン止め操
作を人力により行わなければならず、操作に手間がかか
り作業性の面から改善の余地があった。
で、その目的は、ドーザの拡縮作業の作業性を向上する
ことができるバックホウを提供することにある。
ウの特徴構成は、左右一対の走行装置を機台に左右間隔
調節可能に設けるとともに、機台に対して上下揺動自在
に支持された主ドーザと、この主ドーザの左右両端部に
それぞれ左右幅方向に出退自在に設けた補助ドーザとか
ら成るドーザを設けて、前記主ドーザからの前記補助ド
ーザの出退によって、前記ドーザを前記一対の走行装置
の左右幅とほぼ同幅に拡縮調節可能に構成してあるバッ
クホウであって、バックホウ装置を搭載装備する旋回台
を、縦軸芯周りで旋回自在に前記機台に設けるととも
に、前記左右のクローラ走行装置が前記縦軸芯に最も近
接した状態で、前記旋回台の外周面の回動軌跡が、左右
のクローラ走行装置の左右外側端にほぼ接するように構
成し、前記左右一対の補助ドーザと前記左右一対のクロ
ーラ走行装置とは、左右幅方向で左右各別に突出可能に
構成してあることにある。
た状態で、旋回台の外周面の回動軌跡が、前記左右のク
ローラ走行装置の左右外側端にほぼ接するように構成し
てあるから、壁際一杯まで確実に掘削することができ
る。
とができる。
する。図1に、作業車の一例としてのバックホウを示し
ている。このバックホウは、左右一対のクローラ走行装
置1を支持する機台2に、旋回台3を縦軸芯X周りで旋
回可能に設けるとともに、旋回台3には、操縦部4・原
動部5・横スイング可能なバックホウ装置6等を搭載装
備し、前記機台2にドーザ11を設けて構成している。
レームからなる支持フレーム7を、その長手方向を左右
方向に沿わせた状態で前後に一対連結して設けている。
一方、左側のクローラ走行装置1のトラックフレーム8
には、角パイプを機体内方に向けて、トラックフレーム
8の前後2箇所に突設してそれぞれ横向きフレーム9を
構成している。そして、それらの角パイプの先端部を、
前記支持フレーム7に嵌合して、支持フレーム7と互い
に横方向で摺動に支持している。右側のクローラ走行装
置1のトラックフレーム8にも、角パイプを機体内方に
向けて、トラックフレーム8の前後2箇所に突設して、
それぞれ横向きフレーム9を構成し、それらの角パイプ
の先端部を、前記支持フレーム7に嵌合して、支持フレ
ーム7と互いに横方向で摺動自在に支持している。
間隔を変更調節するための複動型の左走行装置駆動用油
圧シリンダ10と右走行装置駆動用油圧シリンダ12と
を、前後の支持フレーム7の間に横方向に沿うように、
左右のクローラ走行装置1に各別に設けて、左右のクロ
ーラ走行装置1を機台2に対しそれぞれ独立して横移動
可能に構成してある。前記左右の走行装置駆動用油圧シ
リンダ10,12の両端部はトラックフレーム8と機台
2とにそれぞれ枢支連結してある。
のクローラ走行装置1が前記縦軸芯Xに最も近接した状
態で、その旋回台3の外周面の回動軌跡Sが、左右のク
ローラ走行装置1の左右外側端にほぼ接するように構成
してある。
装置1を機台2に対しそれぞれ独立して横移動可能に構
成してあるから、図5に示すように、クローラ走行装置
1の左右一方側の壁際の土を掘削する場合、壁Wとは反
対側のクローラ走行装置1を前記縦軸芯X側に寄せるこ
となく、壁W側のクローラ走行装置1だけを前記縦軸芯
X側に寄せて、前者を後者よりも前記縦軸芯から遠ざけ
た状態にして掘削作業を行うことができる。この場合、
左右のクローラ走行装置1が縦軸芯Xに最も近接した状
態で、旋回台3の外周面の回動軌跡Sが、前記左右のク
ローラ走行装置1の左右外側端にほぼ接するように構成
してあるから(図4参照)、壁際一杯まで確実に掘削す
ることができる。
を広くした状態で、壁際を掘削することができるから、
壁Wとは反対側に停車しているトラック31に土を積み
込むために旋回台3を旋回させ、バックホウ装置6を横
に向かせたときも、機体のバランスを安定させることが
できる。
ザ11は、基端部を機台2に枢支連結した角パイプ製の
支持アーム15で上下揺動自在に支持された主ドーザ1
7と、この主ドーザ17の左右両端部にそれぞれ左右幅
方向に出退自在に設けた補助ドーザ18とから成り、主
ドーザ17の左右両端側それぞれにおいて、主ドーザ1
7の背部と補助ドーザ18とに、ドーザ11の長手方向
に沿って嵌合スライド自在な角パイプ製の外筒28と内
筒27とを振り分け配設し、外筒28と内筒27とをス
ライドさせながら主ドーザ17から補助ドーザ18を左
右幅方向に各別に出退させる左右一対の補助ドーザ出退
駆動用油圧シリンダ19,20を、主ドーザ17の背部
から補助ドーザ18にわたって取り付けて、主ドーザ1
7からの補助ドーザ18の出退によって、前記ドーザ1
1を一対のクローラ走行装置1の左右幅とほぼ同幅に拡
縮調節可能に構成してある。
側から重ね合わせてある。また、主ドーザ17側の外筒
28の左右内方側の筒端部周りと、支持アーム15の左
右外側壁部で前記筒端部よりも機体後方側部位の周りと
の間に閉塞空間Aが形成される状態に、主ドーザ17と
支持アーム15との連結部周りの外側コーナ部に、上下
壁30a,30b及び外側壁30cを備える補強用部材
30を固着してある。前記補助ドーザ駆動用油圧シリン
ダ19,20は、シリンダチューブの基端部を前記補強
用部材30の上下壁30a,30bに枢支連結し、ピス
トン先端部を補助ドーザ18の左右外方側の張出し端縁
部に連結した状態で、前記左右一対の内筒27に各別に
内蔵してある。そして、補助ドーザ駆動用油圧シリンダ
19,20の配管32aを前記閉塞空間Aに挿通させ、
支持アーム15の先端部側に形成した前側開口部15a
から支持アーム15内に挿入して、支持アーム15の基
端側内側面に形成した後側開口部15bから支持アーム
15外に引出し、機台2側からの配管32bに係合連結
式の配管連結具33を介して着脱自在に連結してある
(図8参照)。支持アーム15の後側開口部15b周り
には、配管連結具33を保護するための三角箱状のカバ
ー34を、ボルト35を介して着脱自在に取り付けてあ
る。
支持アーム15外に引出した配管32aを、前記機台2
側からの配管32bに配管連結具33を介して着脱自在
に連結してあるから、組立て時やメンテナンス時には、
ドーザ11側の配管作業と機台2側の配管作業とをそれ
ぞれ別個に独立して行い、その後に支持アーム15から
の配管32aと機台2側からの配管32bとを配管連結
具33で連結することができ、例えばドーザ11の機台
2への連結作業と並行して、機台2側と補助ドーザ駆動
用油圧シリンダ19,20とを、連続した配管で一挙に
連結する場合に比べて、配管作業を簡単に行うことがで
きる。また上記のメンテナンス時においては、配管連結
具33による連結状態を解除して、支持アーム15から
の配管32aと機台2側からの配管32bとを分離する
ことで、ドーザ11を機台2から容易に取り外すことが
でき、メンテナンスを簡単に行うことができる。
28左右内方側の筒端部周りと、支持アーム15の左右
外側壁部で前記筒端部よりも機体後方側部位の周りとの
間に形成されているから、配管32をこの閉塞空間Aに
沿って延出して支持アーム15内に入り込ませること
で、支持アーム15の配管入口部周りでは配管32が緩
やかな曲線を描き、その結果、配管32の折曲部に大き
な力が集中しにくくなり、配管32の折曲部の破れ等を
回避することができるとともに、作動油を円滑に流動さ
せることができる。
動用油圧シリンダ10,12のそれぞれ一対づつの圧油
給排路13,14を、旋回台3の原動部の油圧ポンプか
ら機台2側へ圧油給排するためのロータリジョント16
を介して旋回台3側に延出し、左右の走行装置駆動用油
圧シリンダ10,12を伸縮操作するための操作弁23
に接続してある。左走行装置駆動用油圧シリンダ10の
一方の圧油給排路13と、右走行装置駆動用油圧シリン
ダ12の一方の圧油給排路14とは、ロータリジョント
16よりも下方側で連通接続して、それらを1本の油路
にした状態でロータリジョント16に入り込ませてあ
る。左走行装置駆動用油圧シリンダ10の他方の圧油給
排路13と、左走行装置駆動用油圧シリンダ12の他方
の圧油給排路14とに対しては、操作弁23とロータリ
ジョント16との間で切換え弁22を設けて、ポンプか
らの作動油を両油路に択一的に給排可能に構成すること
で、両油圧シリンダ10,12への配管系のロータリジ
ョント16に対する配管本数を3本に節減し、もってロ
ータリジョント16の大型化を抑制してある。
この操作弁23に対しては操作レバー24を設けてあ
る。ロータリジョント16には左右のクローラ走行装置
1を駆動させるための油圧モータと旋回台3上のモータ
操作部とに連通接続する油路(図示せず)が装備されて
いる。
用油圧シリンダと補助ドーザ駆動用油圧シリンダとを同
期して駆動させる同期駆動手段21を、左右いずれの側
に対しても設けてあり、この同期駆動手段21は、左補
助ドーザ駆動用油圧シリンダ19に対する作動油給排用
ポート25を左走行装置駆動用油圧シリンダ10に、右
補助ドーザ駆動用油圧シリンダ20に対する作動油給排
用ポート26を右走行装置駆動用油圧シリンダ12に、
それぞれ設けて構成してある。
駆動用油圧シリンダ19,20で、前記外筒28と内筒
27とにスライド案内させながら、主ドーザ17から補
助ドーザ18を左右幅方向に各別に出退させることがで
きるから、ドーザ11を拡縮するには走行装置駆動用油
圧シリンダ10,12を駆動操作するだけでよく、ドー
ザ11の拡縮作業を簡単に行うことができる。
ム15内に引き込んでもよい。このようにすればカバー
34を平板状にできて、支持アーム15からのカバー3
4の突出量を小さくできる。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
破断平面図
路図
ックホウの全体平面図
離間させた状態のバックホウの全体平面図
Claims (1)
- 【請求項1】 左右一対の走行装置(1)を機台(2)
に左右間隔調節可能に設けるとともに、機台(2)に対
して上下揺動自在に支持された主ドーザ(17)と、こ
の主ドーザ(17)の左右両端部にそれぞれ左右幅方向
に出退自在に設けた補助ドーザ(18)とから成るドー
ザ(11)を設けて、前記主ドーザ(17)からの前記
補助ドーザ(18)の出退によって、前記ドーザ(1
1)を前記一対の走行装置(1)の左右幅とほぼ同幅に
拡縮調節可能に構成してあるバックホウであって、バッ
クホウ装置(6)を搭載装備する旋回台(3)を、縦軸
芯(X)周りで旋回自在に前記機台(6)に設けるとと
もに、前記左右のクローラ走行装置(1),(1)が前
記縦軸芯(X)に最も近接した状態で、前記旋回台
(3)の外周面の回動軌跡(S)が、左右のクローラ走
行装置(1),(1)の左右外側端にほぼ接するように
構成し、前記左右一対の補助ドーザ(18),(18)
と前記左右一対のクローラ走行装置(1),(1)と
は、左右幅方向で左右各別に突出可能に構成してあるバ
ックホウ。
Priority Applications (1)
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JP2898695A JP2945599B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | バックホウ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2898695A JP2945599B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | バックホウ |
Publications (2)
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Family
ID=12263748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2898695A Expired - Lifetime JP2945599B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | バックホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2945599B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
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-
1995
- 1995-02-17 JP JP2898695A patent/JP2945599B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH08218417A (ja) | 1996-08-27 |
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