JP2006257727A - ブルドーザ - Google Patents

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Abstract

【課題】 車体フレームとトラックフレームとの間で枢支される作業機フレームに取着された油圧アクチュエータに繋がる油圧配管が土砂等によって損傷されるのを防ぐことのできるブルドーザを提供する。
【解決手段】 例えば、アングルシリンダ52′と操作弁60とを接続する油圧ホース66,68を含む油圧配管およびチルトシリンダ53と操作弁60とを接続する油圧ホース70,72を含む油圧配管の両者を車体フレーム2の内部からその車体フレーム2と作業機フレーム5との間およびその作業機フレーム5の内部をそれぞれ通って対応する油圧シリンダに至る経路に配設するとともに、車体フレーム2と作業機フレーム5との間に油圧ホース66,68,70,72を覆うカバー部材74′を設ける構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、車体フレームとトラックフレームとの間で枢支される作業機フレームを備えるブルドーザに関するものである。
従来、図11に示されるような、車体フレーム102とトラックフレーム103,103′との間で枢支される基端部を有しブレード104を支持する作業機フレーム105を備えるブルドーザ101においては、車体フレーム102の左右両側部に取着された左右のリフトシリンダ106,106′の伸縮動作によって作業機フレーム105を介してブレード104が昇降駆動され、また作業機フレーム105の左右両側部に取着された左右のアングルシリンダ107,107′の伸縮動作によってブレード104が前後にアングリング駆動され、また作業機フレーム105の先端部に取着されたチルトシリンダ108の伸縮動作によってブレード104が上下に傾動駆動されるようになっている。前記リフトシリンダ106,106′、アングルシリンダ107,107′およびチルトシリンダ108の各油圧シリンダと、各油圧シリンダに対する圧油の給排を操作する操作弁109とは油圧配管によって接続されている。
ここで、前記アングルシリンダ107,107′と前記操作弁109とを接続する油圧配管は、操作弁109から車体フレーム102の内部およびその車体フレーム102とトラックフレーム103,103′との間をそれぞれ通って更に作業機フレーム105上を一旦這ってからアングルシリンダ107,107′に至る経路に配設されている。また、前記チルトシリンダ108と前記操作弁109とを接続する油圧配管も同様に、操作弁109から車体フレーム102の内部およびその車体フレーム102とトラックフレーム103,103′との間をそれぞれ通って更に作業機フレーム105上を一旦這ってからチルトシリンダ108に至る経路に配設されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3070918号公報(第11頁、図13)
しかしながら、前記従来のブルドーザ101では、走行動作に伴ってトラックフレーム103,103′上に土砂等が溜まっていき、遂にはトラックフレーム103,103′上に溜まった土砂等がトラックフレーム103,103′と車体フレーム102との間に入り込み、このトラックフレーム103,103′と車体フレーム102との間に入り込んだ土砂等によって車体フレーム102とトラックフレーム103,103′との間を通る油圧配管が損傷する恐れがあるという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、車体フレームとトラックフレームとの間で枢支される作業機フレームに取着された油圧アクチュエータに繋がる油圧配管が土砂等によって損傷されるのを防ぐことのできるブルドーザを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明によるブルドーザは、
車体フレームとトラックフレームとの間で枢支される作業機フレームと、この作業機フレームに取着される油圧アクチュエータと、この油圧アクチュエータに繋がる油圧配管とを備えるブルドーザにおいて、
前記油圧配管を前記車体フレームの内部からその車体フレームと前記作業機フレームとの間およびその作業機フレームの内部をそれぞれ通って前記油圧アクチュエータに至る経路に配設するとともに、前記車体フレームと前記作業機フレームとの間に前記油圧配管を覆うカバー部材を設けることを特徴とするものである。
本発明によれば、車体フレームとトラックフレームとの間で枢支される作業機フレームに取着された油圧アクチュエータに繋がる油圧配管が、車体フレームの内部からその車体フレームと作業機フレームとの間およびその作業機フレームの内部をそれぞれ通って油圧アクチュエータに至る経路に配設されるとともに、車体フレームと作業機フレームとの間に当該油圧配管を覆うカバー部材が設けられるので、ブルドーザの走行動作に伴ってトラックフレーム上に土砂等が溜まっていき、遂にはトラックフレーム上に溜まった土砂等がトラックフレームと車体フレームとの間に入り込んだとしても、かかる土砂等による外負荷を当該油圧配管が受けることはない。したがって、作業機フレームに取着された油圧アクチュエータに繋がる油圧配管がトラックフレームと車体フレームとの間に入り込んだ土砂等によって損傷されるのを防ぐことができる。
次に、本発明によるブルドーザの具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
〔第1の実施形態〕
図1には、本発明の第1の実施形態に係るブルドーザの全体概略構造を説明する平面図が示されている。また、図2には図1のA部拡大図が、図3には図1のB部拡大図が、図4には図1のC−C矢視図が、それぞれ示されている。また、図5には、図2のA−A矢視図(a)および図3のA−A矢視図(b)がそれぞれ示されている。なお、以下の説明において前後左右方向は、ブルドーザの前後左右方向に一致させている。
本実施形態に係るブルドーザ1は、図1に示されるように、エンジン(図示省略)やそのエンジンにより駆動される油圧ポンプ(図示省略)等が搭載される車体フレーム2と、この車体フレーム2の両側方に配される一対のトラックフレーム3,3′と、前記車体フレーム2の前方に配されるブレード4を支持する作業機フレーム5とを備えている。ここで、左側のトラックフレーム3と右側のトラックフレーム3′とは、前後に所要の間隔を存して配される前側クロスメンバ11および後側クロスメンバ12によって一体に結合されており、前側クロスメンバ11および後側クロスメンバ12はいずれも、所要厚さの鋼板材で所要寸法の箱型構造にされて、その両端が前記左右のトラックフレーム3,3′の対向側面に溶接接合されている。
前記車体フレーム2は、底部位置に配される底板8と、前記前側クロスメンバ11および後側クロスメンバ12を跨いで前記左右のトラックフレーム3,3′の間に格子状に配されてそれらクロスメンバ11,12に一体に結合される左右一対の側板(縦板ビーム)9,9′と、前端部位置に配される前側壁板10と、後端部位置に配される後側壁板18とが一体に結合されて構成されている。なお、ここで、前記後側壁板18には、図示省略される後方作業機の取付支持部となる後方作業機取付ブラケット6が連設されている。
前記左側板9には、図5(a)に示されるように、側面視でピン23(後述する)の位置に対応する位置に後述する油圧ホース62,64を通すための丸孔13(本発明の「挿通孔」に相当する。)が穿設され、この丸孔13と軸心を一致させて円筒部材14が当該左側板9の外側面から突出するように固着されている。また、図5(b)に示されるように、前記右側板9′にも同様に、側面視でピン23′(後述する)の位置に対応する位置に後述する油圧ホース66,68,70,72を通すための丸孔13′が穿設され、この丸孔13′と軸心を一致させて円筒部材14′が当該右側板9′の外側面から突出するように固着されている。
前記左右の側板9,9′の上部には、図1および図4に示されるように、それぞれ前後方向の略中央部から後端部に亘って外側に張り出すようなボックス構造部15,15′が設けられ、各ボックス構造部15,15′の前部上面には、後述するリフトシリンダ47,47′を取り付けるためのブラケット16,16′が固着されている。
図1に示される前記各トラックフレーム3,3′において、前端部にはアイドラ19,19′が回転可能に取着されるとともに、後端部には図示省略される油圧ポンプからの圧油の供給を受けて作動される油圧モータ(図示省略)を内蔵する履帯駆動減速機7,7′が取着されている。
ここで、前記各履帯駆動減速機7,7′からの回転動力を受けるスプロケット20,20′と前記各アイドラ19,19′とには、履帯21,21′が巻装されている。そして、各履帯駆動減速機7,7′からの回転動力が各スプロケット20,20′を介して各履帯21,21′に伝達され、各履帯21,21′の周回運動によってブルドーザ1の前後進動作および左右の旋回動作がそれぞれ行われるようになっている。
前記作業機フレーム5は、図1に示されるように、平面視逆Uの字形状で、その断面が四角筒形状の箱型構造体とされている。この作業機フレーム5の左側の基端部には、図1および図2に示されるように、ブラケット22が設けられている。このブラケット22にピン23(本発明の「枢支軸」に相当する。)により連結されるブラケット24は、前記前側クロスメンバ11の左側端部の前面にボルト25によって締着されている。また、図1および図3に示されるように、この作業機フレーム5の右側の基端部にも前記ブラケット22と同様のブラケット22′が設けられている。このブラケット22′にピン23′により連結されるブラケット24′は、前記前側クロスメンバ11の右側端部の前面にボルト25′によって締着されている。こうして、作業機フレーム5はピン23,23′を中心に上下方向に回動可能とされている。ここで、この作業機フレーム5においては、図1〜図3に示されるように、左右それぞれの基端部近傍の上面に後述するリフトシリンダ47,47′およびアングルシリンダ52,52′を取り付けるためのブラケット26,26′が立設されるとともに、先端部中央上面に後述するチルトシリンダ53を取り付けるためのブラケット27が立設されている。
図2に示される前記作業機フレーム5の左側の基端部近傍の上面において、前記ブラケット26を構成する部材26a,26bに挟まれた領域内には、図6(a)(b)に示されるように、開口部28が設けられるとともに、この開口部28を取り囲むような座部29が設けられている。この座部29には、油圧配管継手装置30が装着されている。この油圧配管継手装置30は、ボルト31の締め付けによって座部29の座面に固定される下面を有する取着プレート32と、この取着プレート32を貫くようにしてその取着プレート32に固着され、作業機フレーム5内に臨んで配される下端面を有するブロック部材33と、このブロック部材33の上端部に取着される2個の油圧配管継手金具34,35と、そのブロック部材33の下端部に取着される2個の油圧配管継手金具36,37とを備えて構成されている。ここで、前記油圧配管継手金具34と前記油圧配管継手金具36とは、前記ブロック部材33の内部に形成された孔(図示省略)を介して連通されている。これと同様に、前記油圧配管継手金具35と前記油圧配管継手金具37とが連通されている。
図3に示される前記作業機フレーム5の右側の基端部近傍の上面においても、前記ブラケット26′を構成する部材26a′,26b′に挟まれた領域内には、図7(a)(b)に示されるように、前記開口部28と同様の開口部28′が設けられるとともに、この開口部28′を取り囲むような座部29′が設けられている。この座部29′には、油圧配管継手装置30′が装着されている。この油圧配管継手装置30′は、ボルト31′の締め付けによって座部29′の座面に固定される下面を有する取着プレート32′と、この取着プレート32′を貫くようにしてその取着プレート32′に固着され、作業機フレーム5内に臨んで配される下端面を有するブロック部材33′と、このブロック部材33′の上端部に取着される4個の油圧配管継手金具38,39,40,41と、そのブロック部材33′の下端部に取着される4個の油圧配管継手金具42,43,44,45とを備えて構成されている。ここで、前記油圧配管継手金具38と前記油圧配管継手金具42とは、前記ブロック部材33′の内部に形成された孔(図示省略)を介して連通されている。以下同様に、前記油圧配管継手金具39と前記油圧配管継手金具43とが、前記油圧配管継手金具40と前記油圧配管継手金具44とが、前記油圧配管継手金具41と前記油圧配管継手金具45とが、それぞれ連通されている。
前記作業機フレーム5の左側の基端部近傍の右側面には、図2、図6(b)および図8(b)に示されるように、後述する油圧ホース62,64を通すための開口部46が設けられている。また、前記作業機フレーム5の右側の基端部近傍の左側面にも、図3、図7(b)および図9(b)に示されるように、後述する油圧ホース66,68,70,72を通すための開口部46′が設けられている。
前記車体フレーム2と作業機フレーム5とは、図1および図4に示されるように、車体フレーム2の両側部に配されるリフトシリンダ47,47′によって接続されている。すなわち、左右のリフトシリンダ47,47′のそれぞれのチューブ側端部がブラケット16,16′とピン48,48′により連結されるとともに、左右のリフトシリンダ47,47′のロッド側端部がブラケット26,26′の頂部とピン49,49′により連結されている。この左右のリフトシリンダ47,47′の伸縮動作によって作業機フレーム5がピン23,23′を中心に上下方向に回動駆動され、この作業機フレーム5の上下方向の回動動作によってブレード4が昇降駆動される。
また、前記ブレード4と前記作業機フレーム5とは、図4に示されるように、ブレード4の前後方向のアングリング動作およびブレード4の上下方向の傾動動作を許容する軸受装置50と、ブレードのピッチ角を調整するロッド51と、作業機フレーム5の両側部に配されるアングルシリンダ52,52′と、作業機フレーム5の先端部に配されるチルトシリンダ53とによって連結されている。ここで、図1および図4に示されるように、前記アングルシリンダ52,52′のチューブ側端部は前記ブラケット26,26′の基部における前部とピン54,54′により連結され、同シリンダ52,52′のロッド側端部はブレード4の背面の両側部に固着されたブラケット55,55′とピン56,56′により連結されている。こうして、この左右のアングルシリンダ52,52′の伸縮動作によってブレード4が前後にアングリング駆動される。また、図1に示されるように、前記チルトシリンダ53のチューブ側端部はブラケット27とピン57により連結され、同シリンダ53のロッド側端部は前記ブラケット55の上方位置においてブレード4の背面に固着されたブラケット58とピン59により連結されている。こうして、このチルトシリンダ53の伸縮動作によってブレード4が上下に傾動駆動される。
前記後方作業機取付ブラケット6の上面には、図1に示されるように、操作弁60が載置されている。この操作弁60は、図示省略される油圧ポンプと油圧配管(図示省略)によって接続されており、左右のアングルシリンダ52,52′、チルトシリンダ53および左右のリフトシリンダ47,47′の各油圧シリンダに対する圧油の給排を操作するものである。
前記左側のアングルシリンダ52のボトム側油室に連通するシリンダポートと油圧配管継手金具34とは、図1に示されるように、油圧ホース61によって接続されている。油圧配管継手金具34に連通する油圧配管継手金具36には、図6(a)に示されるように、油圧ホース62の一端部(前端部)が接続されている。この油圧ホース62の他端部(後端部)は、車体フレーム2の内側面および後方作業機取付ブラケット6のそれぞれに適宜箇所クランプ部材(図示省略)によって固定される油圧パイプ(図示省略)および油圧ホース(図示省略)を介して操作弁60の所定のポートに接続されている。また、当該左側のアングルシリンダ52のロッド側油室に連通するシリンダポートと油圧配管継手金具35とは、図1に示されるように、油圧ホース63によって接続されている。油圧配管継手金具35に連通する油圧配管継手金具37には、図6(b)に示されるように、油圧ホース64の一端部(前端部)が接続されている。この油圧ホース64の他端部(後端部)は、やはり車体フレーム2の内側面および後方作業機取付ブラケット6のそれぞれに適宜箇所クランプ部材(図示省略)によって固定される油圧パイプ(図示省略)および油圧ホース(図示省略)を介して操作弁60の所定のポートに接続されている。ここで、図2に示されるように、前記油圧ホース62および前記油圧ホース64はいずれも、車体フレーム2内から丸孔13、円筒部材14の内部、左側板9と作業機フレーム5との間および開口部46をそれぞれ通って油圧配管継手金具36,37(図6(a)(b)参照)に至る経路に配設されている。
一方、前記右側のアングルシリンダ52′のボトム側油室に連通するシリンダポートと油圧配管継手金具38とは、図1に示されるように、油圧ホース65によって接続されている。油圧配管継手金具38に連通する油圧配管継手金具42には、図7(a)に示されるように、油圧ホース66の一端部(前端部)が接続されている。この油圧ホース66の他端部(後端部)は、車体フレーム2の内側面および後方作業機取付ブラケット6のそれぞれに適宜箇所クランプ部材(図示省略)によって固定される油圧パイプ(図示省略)および油圧ホース(図示省略)を介して操作弁60の所定のポートに接続されている。また、当該右側のアングルシリンダ52′のロッド側油室に連通するシリンダポートと油圧配管継手金具39とは、図1に示されるように、油圧ホース67によって接続されている。油圧配管継手金具39に連通する油圧配管継手金具43には、図7(b)に示されるように、油圧ホース68の一端部(前端部)が接続されている。この油圧ホース68の他端部(後端部)は、やはり車体フレーム2の内側面および後方作業機取付ブラケット6のそれぞれに適宜箇所クランプ部材(図示省略)によって固定される油圧パイプ(図示省略)および油圧ホース(図示省略)を介して操作弁60の所定のポートに接続されている。ここで、図3に示されるように、前記油圧ホース66および油圧ホース68はいずれも、車体フレーム2内から丸孔13′、円筒部材14′の内部、右側板9′と作業機フレーム5との間および開口部46′をそれぞれ通って油圧配管継手金具42,43(図7(a)(b)参照)に至る経路に配設されている。
さらに、前記チルトシリンダ53のボトム側油室に連通するシリンダポートと油圧配管継手金具41とは、図1に示されるように、油圧ホース69によって接続されている。油圧配管継手金具41に連通する油圧配管継手金具45には、図7(b)に示されるように、油圧ホース70の一端部(前端部)が接続されている。この油圧ホース70の他端部は、車体フレーム2の内側面および後方作業機取付ブラケット6のそれぞれに適宜箇所クランプ部材(図示省略)によって固定される油圧パイプ(図示省略)および油圧ホース(図示省略)を介して操作弁60の所定のポートに接続されている。また、当該チルトシリンダ53のロッド側油室に連通するシリンダポートと油圧配管継手金具40とは、図1に示されるように、油圧ホース71によって接続されている。油圧配管継手金具40に連通する油圧配管継手金具44には、図7(a)に示されるように、油圧ホース72の一端部(前端部)が接続されている。この油圧ホース72の他端部(後端部)は、やはり車体フレーム2の内側面および後方作業機取付ブラケット6のそれぞれに適宜箇所クランプ部材(図示省略)によって固定される油圧パイプ(図示省略)および油圧ホース(図示省略)を介して操作弁60の所定のポートに接続されている。ここで、図3に示されるように、前記油圧ホース70および油圧ホース72はいずれも、車体フレーム2内から丸孔13′、円筒部材14′の内部、右側板9′と作業機フレーム5との間および開口部46′をそれぞれ通って油圧配管継手金具45,44(図7(b)(a)参照)に至る経路に配設されている。なお、前記油圧ホース69および前記油圧ホース71はいずれも、油圧配管継手金具41,40からチルトシリンダ53に至る経路途中において作業機フレーム5の上面に適宜箇所クランプ部材(図示省略)によって固定されるとともに、これら油圧ホース69,71における作業機フレーム5上を這っている部位は図1中符号73にて示されるカバー部材によって覆われている。
前記左側板9の外側面と作業機フレーム5との間には、図1および図2に示されるように、油圧ホース62,64を覆うカバー部材74が設けられている。このカバー部材74は、図8(a)(b)に示されるように、前端部から前後方向の中央部に亘る部分を構成する第1カバー部片75と、後端部を構成する第2カバー部片76とを備えて構成されている。前記第1カバー部片75は、作業機フレーム5の左側の基端部近傍の右側面に前記開口部46を覆い隠すようにして固着されている。一方、前記第2カバー部片76は、第1カバー部片75にボルト77によって締着されている。ここで、このカバー部材74においては、第1カバー部片75に半円状の切欠き78が、第2カバー部片76に半円状の切欠き79がそれぞれ設けられており、第1カバー部片75に第2カバー部片76が締着されたときに、それら切欠き78,79によって当該カバー部材74の右側面に円筒部材14が嵌り込む丸孔80が形成されるようにされている。
一方、前記右側板9′の外側面と作業機フレーム5との間には、図1および図3に示されるように、油圧ホース66,68,70,72を覆うカバー部材74′が設けられている。このカバー部材74′は、車体中心を基準に前記カバー部材74と対称形状を呈するものであり、図9(a)(b)に示されるように、前端部から前後方向の中央部に亘る部分を構成する第1カバー部片75′と、後端部を構成する第2カバー部片76′とを備えて構成されている。前記第1カバー部片75′は、作業機フレーム5の右側の基端部近傍の左側面に前記開口部46′を覆い隠すようにして固着されている。一方、前記第2カバー部片76′は、第1カバー部片75′にボルト77′によって締着されている。ここで、このカバー部材74′においては、第1カバー部片75′に半円状の切欠き78′が、第2カバー部片76′に半円状の切欠き79′がそれぞれ設けられており、第1カバー部片75′に第2カバー部片76′が締着されたときに、それら切欠き78′,79′によって当該カバー部材74′の左側面に円筒部材14′が嵌り込む丸孔80′が形成されるようにされている。
以上に述べたように構成されるブルドーザ1によれば、図1に示されるように、左側のアングルシリンダ52と操作弁60とを接続する油圧ホース61,62,63,64を含む油圧配管が車体フレーム2の内部からその車体フレーム2と作業機フレーム5との間およびその作業機フレーム5の内部をそれぞれ通してその左側のアングルシリンダ52に至る経路に配設されるとともに、車体フレーム2と作業機フレーム5との間に油圧ホース62,64を覆うカバー部材74が設けられるので、また右側のアングルシリンダ52′と操作弁60とを接続する油圧ホース65,66,67,68を含む油圧配管およびチルトシリンダ53と操作弁60とを接続する油圧ホース69,70,71,72を含む油圧配管がいずれも車体フレーム2の内部からその車体フレーム2と作業機フレーム5との間およびその作業機フレーム5の内部をそれぞれ通して対応する油圧シリンダ52′,53に至る経路に配設されるとともに、車体フレーム2と作業機フレーム5との間に油圧ホース66,68,70,72を覆うカバー部材74′が設けられるので、当該ブルドーザ1の走行動作に伴ってトラックフレーム3,3′上に土砂等が溜まっていき、遂にはトラックフレーム3,3′上に溜まった土砂等がトラックフレーム3,3′と車体フレーム2との間に入り込んだとしても、かかる土砂等による外負荷をそれら油圧配管が受けることはない。したがって、左右のアングルシリンダ52,52′およびチルトシリンダ53の各種油圧シリンダに繋がる油圧配管がトラックフレーム3,3′と車体フレーム2との間に入り込んだ土砂等によって損傷されるのを防ぐことができる。
さらに、前記油圧ホース62,64;66,68,70,72を車体フレーム2内から作業機フレーム5へと導出するための丸孔13;13′が、図5(a)(b)に示されるように、ピン23;23′と同位相で左右の側板9;9′に穿設されているので、つまり側面視でピン23;23′の位置に対応する位置において左右の側板9;9′に穿設されているので、リフトシリンダ47,47′の駆動によって作業機フレーム5の回動動作が行われても、それら油圧ホース62,64;66,68,70,72に無理な力が作用することはない。また、前記カバー部材74,74′においては、図8および図9に示されるように、第1カバー部片75,75′に対し第2カバー部片76,76′がボルト77,77′の着脱によって容易に着脱できる構造とされているので、車体フレーム2に対する作業機フレーム5の着脱作業や油圧ホース62,64;66,68,70,72の交換作業等が行い易いという利点がある。また、図8(a)および図9(a)に示されるように、カバー部材74,74′に形成された丸孔80,80′に円筒部材14,14′が嵌り込むようにされているので、当該カバー部材74,74′内への土砂等の侵入を確実に防ぐことができる。
〔第2の実施形態〕
図10には、本発明の第2の実施形態に係るブルドーザの全体概略構造を説明する平面図が示されている。なお、本実施形態において、前記第1の実施形態と同一または同様のものについては図に同一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することとし、以下においては前記第1の実施形態と異なる点を中心に説明するととする。
本実施形態に係るブルドーザ1Aは、いずれも図示省略されるエンジンやトランスミッション等よりなる車両駆動装置が搭載される車体フレーム2Aと、この車体フレーム2Aの両側方に配される一対のトラックフレーム3A,3A′と、前記車体フレーム2Aの後端面に締着され、図示省略される横軸装置が搭載される横軸ケース81と、この横軸ケース81の両側面に取着される終減速装置82,82′と、各終減速装置82,82′の出力軸に固定されるスプロケット20,20′とを備え、前記車両駆動装置からの動力が横軸ケース81内の横軸装置、各終減速装置82,82′および各スプロケット20,20′を介して各履帯21,21′に伝達され、各履帯21,21′の周回運動によってブルドーザ1Aの前後進動作および左右の旋回動作がそれぞれ行われるようになっている。
このブルドーザ1Aにおいて、車体フレーム2Aの後端部には左右の側板9A,9A′を結合する後端部横部材83が設けられている。また、車体フレーム2Aの前後方向の中間部には、左右のトラックフレーム3A,3A′を連結するイコライザバー85を車体中心線上に配されたピン86を介して揺動自在に支持するとともに、左右の側板9A,9A′を結合する中間部横部材11Aが設けられている。この中間部横部材11Aは下方に開口した断面コの字状部材で形成されており、このコの字状部材の下端部は底板8に固着されている。側面視で前記中間部横部材11Aの位置に対応する位置の左右の側板9A,9A′の外側面には、それぞれ中空柱状体87,87′が固設されている。各中空柱状体87,87′の上部には、各リフトシリンダ47,47′(図10においては図示省略)のチューブ側端部を支持するブラケット16A,16A′が固設されている。また、左右の側板9A,9A′の後部位置における外側面には、それぞれピボットシャフト88,88′が締着されており、各ピボットシャフト88,88′によって各トラックフレーム3A,3A′の後部が回動可能に支持されている。このように、車体フレーム2Aに対しトラックフレーム3A,3A′がピボットシャフト88,88′を中心に上下に揺動可能な懸架構造を具備するブルドーザ1Aに対しても本発明を適用することができ、前記第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第1の実施形態に係るブルドーザの全体概略構造を説明する平面図 図1のA部拡大図 図1のB部拡大図 図1のC−C矢視図 図2のA−A矢視図(a)および図3のA−A矢視図(b) 図2におけるB−B矢視図(a)およびC−C矢視図(b) 図3におけるB−B矢視図(a)およびC−C矢視図(b) 図2におけるD−D矢視図(a)およびE−E矢視図(b) 図3におけるD−D矢視図(a)およびE−E矢視図(b) 本発明の第2の実施形態に係るブルドーザの全体概略構造を説明する平面図 従来技術の説明図
符号の説明
1,1A ブルドーザ
2,2A 車体フレーム
3,3′,3A,3A′ トラックフレーム
4 ブレード
5 作業機フレーム
13,13′ 丸孔(挿通孔)
23,23′ ピン(枢支軸)
52,52′ アングルシリンダ
53 チルトシリンダ
62,64 油圧ホース(左アングルシリンダ用)
66,68 油圧ホース(右アングルシリンダ用)
70,72 油圧ホース(チルトシリンダ用)
74,74′ カバー部材

Claims (2)

  1. 車体フレームとトラックフレームとの間で枢支される作業機フレームと、この作業機フレームに取着される油圧アクチュエータと、この油圧アクチュエータに繋がる油圧配管とを備えるブルドーザにおいて、
    前記油圧配管を前記車体フレームの内部からその車体フレームと前記作業機フレームとの間およびその作業機フレームの内部をそれぞれ通って前記油圧アクチュエータに至る経路に配設するとともに、前記車体フレームと前記作業機フレームとの間に前記油圧配管を覆うカバー部材を設けることを特徴とするブルドーザ。
  2. 前記車体フレームには、前記油圧配管を通すための挿通孔が、前記作業機フレームを枢支する枢支軸と同位相で穿設されている請求項1に記載のブルドーザ。
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