JP4214184B2 - アイドラ支持構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、旋回作業車等に使用されるクローラ式走行装置の構成に関するものである。詳しくは、アイドラを前後方向に摺動自在とすることで、衝撃吸収を行うように構成したクローラ式走行装置のアイドラの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からクローラ式走行装置においては、クローラフレームの一(前)端に設けたアイドラフォークによってアイドラ(従動輪)を支持する構成としており、該アイドラフォークは、クローラフレームに対して前後方向に摺動可能としてクローラーベルト緊張方向に付勢されていた。このような構成とすることで、悪路や凹凸の激しい作業場所等を走行する場合において、アイドラが前後方向に摺動して衝撃を吸収するように構成し、これによって、オペレータに対する衝撃を緩和させると共に、クローラ式走行装置に対する衝撃を和らげることで、周辺部品の保護を行い、また、緊張を緩めてクローラーベルトの交換等を行えるようにしているのである。そして、このアイドラフォークはクローラフレームに設けられた上下の支持フレーム間に嵌合挿入されるよう構成されており、該アイドラフォークの側面及び上下面を、それぞれクローラフレーム及び上下の支持フレームに嵌合させる構成としていた。図9は、従来構成のアイドラ支持フレーム及びアイドラフォークを示す正面断面図である。アイドラ14はアイドラ軸14aに対して回転自在に支持されており、該アイドラ軸14aの左右両端がアイドラフォーク56に挿入固定されている。また、略逆U字状に形成されたクローラフレーム51の左右のフレームには、上下の支持フレーム57H・57Lがそれぞれ固設されており、該支持フレーム57H・57Lによって上下方向からアイドラフォーク56を嵌合するようにしているのである。このような構成において、該アイドラフォーク56がアイドラ14と一体となって、クローラフレーム51内を前後方向に摺動するように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来構成においては、アイドラフォーク56の上下に支持フレーム57H・57Lが必要となるため、クローラフレーム51の形状を大きくする原因となっており、特に小型化が要求される小旋回作業車においては、設計上の制約となっていた。また、図9で示す従来構成図では、クローラフレーム51は断面視で略逆U字状に形成されており、その上面が平面で構成されているため、作業を行っている間に土砂、泥等が堆積し易いという問題がある。そこで、最近では、このフレーム51の上面に傾斜を持たせて略逆V字状に形成することで、泥等の堆積を防ぐようにしている。ところが、前述の如く、アイドラフォーク56を上下の支持フレーム57H・57Lで支持する構成では、クローラフレーム51の上下高さが高くなり、その構成においてフレーム上面に傾斜を持たせることは、さらにフレーム高さを高くすることになり、コンパクト化への障害となっていた。また、この従来構成においては、アイドラフォーク56の上下及び外側面、上下の支持フレーム57H・57L及びクローラフレームにフライス加工を施さなければならないため、加工時間とコストが大きくなり、改善が必要であった。また、同様に実開昭61−54982号、及び実開昭61−95685号等においても、アイドラを前後方向に摺動自在に支持する構造が開示されているが、これら従来構成においても、クローラフレームに上下ガイドを設けてスライドする部材を上下から挟み込んで支持する構成としているため、クローラフレームの形状が大きくなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に課題を解決するための手段について説明する。
【0005】
前後方向に摺動自在なアイドラフォーク(16)に、アイドラ(14)をアイドラ軸(14a)により軸支する構成のクローラ式走行装置において、該アイドラフォーク(16・16)は、アイドラ(14)を挟んで左右略対称に構成し、該アイドラフォーク(16・16)は前後方向に長い形状で、後端部を一つのスライドプレート(18)に固設し、該スライドプレート(18)は円筒状のパイプ(21)に外嵌し、該パイプ(21)上を前後方向に摺動自在とし、該パイプ(21)の後端に受止プレート(19)を固設し、該受止プレート(19)と前記スライドプレート(18)と間の、該パイプ(21)の外周にばね(20)を介装し、該アイドラフォーク(16・16)を前方へ付勢し、該アイドラ(14)を挟む左右のアイドラ支持フレーム(12・12)の内側面には、各々凸部を構成するスライドフレーム(17・17)を固設し、該スライドフレーム(17・17)の上下方向中心線(17C)は、前記アイドラ軸(14a)の軸芯位置と略同位置の高さとし、後端はアイドラ支持フレーム(12・12)の後端付近まで延設し、前記アイドラフォーク(16)の摺動部には前後方向に沿う凹部(16a)を形成し、該凹部(16a)は前後方向の略直方体形状とし、前記スライドフレーム(17)に前後方向に沿う凸部を設け、該凸部は略直方体形状とし、該凹部(16a)と凸部とを嵌合して摺動すべく構成し、前記アイドラ軸(14a)の摺動部付近のアイドラ支持フレーム(12・12)に開口部(12a)を設け、前記アイドラフォーク(16)の凹部(16a)にスライドフレーム(17・17)の凸部を嵌装した状態で、アイドラ支持フレーム(12・12)の外側から、該開口部(12a)を介して、該アイドラ支持フレーム(12・12)に、前記スライドフレーム(17・17)を溶接固定可能とし、前記アイドラフォーク(16)の前後中途部にも、長孔である開口部(16b)を穿設し、前記アイドラ支持フレーム(12)の内側から、該開口部(16b)を介して、前記スライドフレーム(17)をアイドラ支持フレーム(12)の内側に溶接し、溶接部(12c)を構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付の図面を用いて説明する。
【0007】
図1は本発明に係るアイドラ支持構造を示す正面断面図、図2は同じく側面図、図3は支持フレームの溶接状態を示す側面図、図4(a)支持フレームの全長に亘り開口部12aを設けた別実施例図、(b)は支持フレームをボルトにより固定した別実施例図である。
【0008】
図5はクローラ式作業車両の側面図、図6はクローラ式走行装置のフレーム平面図、図7はクローラ式走行装置のフレーム側面図、図8はクローラ式走行装置のフレーム正面図、図9は従来のアイドラ支持構造を示す正面断面図である。
【0009】
まず、本発明に係るアイドラ支持構成を具備した一実施例である旋回作業車の全体概略構成について説明する。図5において、旋回作業車は、クローラ式走行装置1の上部中央に旋回台軸受2を配置し、該旋回台軸受2により旋回台3を左右旋回可能に軸受支持している。また、該クローラ式走行装置1の前部(若しくは後部)において、排土板4を上下回動自在に配設している。
【0010】
旋回台3の上部で後部側には図示せぬエンジン、燃料タンク等が載置されており、該エンジン等はボンネット5に被装されている。ボンネット5は平面視で略半月状に構成されて旋回台3の後部上に配置されている。該ボンネット5の上部には運転席8が設けられており、該運転席8上方にはキャノピー9が取り付けられている。また、運転席8の前部にはステップを形成し、左右どちらからでも乗降可能なウォークスルー方式とし、該運転席8の側部及びステップ前部には、操作ペダルや操作レバーが配置されている。また、旋回台3の前端部へ左右回動自在に取り付けられたブームブラケット7には、ブーム、アーム、バケット等より構成される図示せぬ作業機が取付けられ、該作業機を操作することにより、側溝掘等を可能としている。また、旋回台3前部に装着される作業機との重量バランスを取るために、旋回台3の後端下部にはバランスウェイト6が設けられている。
【0011】
次に、クローラ式走行装置1の構成について説明する。図6及び図8に示すようにクローラ式走行装置1は、左右クローラフレーム11L・11R(以下、適宜クローラフレーム11とする)と該左右クローラフレーム11L・11Rを連結する中央フレーム10によって構成されており、該中央フレーム10の中央上部に前記旋回台3を載置する構成としている。左右クローラフレーム11L・11Rの後端には、駆動スプロケット13・13が支持されており、また、左右クローラフレーム11L・11Rの前端には、アイドラ支持フレーム12L・12R(以下、適宜アイドラ支持フレーム12とする)が取付けられ、該アイドラ支持フレーム12の前端において、後述する本発明に係る支持構造を介してアイドラ14・14が回転自在に支持されている。そして、前記駆動スプロケット13とアイドラ14の間にクローラ(クローラベルト)15が巻回されている。
【0012】
図7及び図8に示すように、中央フレーム10は左右クローラフレーム11L・11Rより上方に位置しており、該中央フレーム10の斜フレーム10sの下端がそれぞれ左右クローラフレーム11L・11Rに取付けられている。また、クローラフレーム11の上面は断面視で略逆V字状に形成されており、土砂、泥等が堆積しないように構成している。これによって、中央フレーム10の斜フレーム10s上を滑り落ちてきた土砂等も、クローラフレーム11の上面に堆積することがないので、メンテナンス作業の軽減が図れるようにしている。
【0013】
次に、本発明に係るアイドラ支持構造について説明する。図1、図2に示すように、アイドラ14はアイドラ支持軸14aに外嵌され、該アイドラ支持軸14aの両端がアイドラフォーク16・16に嵌合固定されて、該アイドラフォーク16・16は、アイドラ14を挟んで左右略対称に構成され、ベアリングを介してアイドラ14を回転自在に支持している。また、該アイドラフォーク16・16は前後方向に長い形状とし、その後端部において、それぞれ同一のスライドプレート18に固設されている。該スライドプレート18は円筒状のパイプ21に外嵌されており、該パイプ21上を前後方向に摺動自在としている。また、該パイプ21の後端には、受止プレート19が固設されており、該受止プレート19とスライドプレート18との間において、パイプ21の外周には、ばね20が介装されて、アイドラフォーク16・16を前方(クローラを緊張する方向)へ付勢している。
【0014】
一方、アイドラ14を挟む左右のアイドラ支持フレーム12の内側面には、それぞれ凸部を構成するスライドフレーム17・17が固設されている。スライドフレーム17は図3に示すように、前後方向に沿う略直方体状のフレームであり、その上下方向中心線17Cは、前記アイドラ軸14aの軸芯位置と略同位置の高さとし、その後端はアイドラ支持フレーム12の後端付近まで延設している。
【0015】
そして、該スライドフレーム17をアイドラ支持フレーム12に溶接固定するために、図2及び図3に示すように、前記アイドラフォーク16の前後中途部には、長孔である開口部16bが設けられ、アイドラ支持フレーム12の内側から該開口部16bを通してスライドフレーム17をアイドラ支持フレーム12に溶接して、溶接部12cとしている。また、図1及び図3に示すように、アイドラ支持フレーム12前部の側面のアイドラ軸芯摺動部付近には長円状の開口部12aが設けられており、該開口部12aを通して外側からアイドラ支持フレーム12と、内面側に設けられるスライドフレーム17を溶接して固定しているのである。このようにアイドラ支持フレーム12に開口部12aを設けることで、外方からの作業を可能として溶接作業を行い易くすると共に、アイドラフォーク16とスライドフレーム17の摺動部面積を増やし、摺動部の面圧の低下を図っているのである。
【0016】
また、第一の別実施例として、スライドフレーム17の長手方向の全長に亘りアイドラ支持フレーム12の開口部12aを設け、図4(a)に示すように、スライドフレーム17を外側より挿入、固定する構成とすることも可能である。つまり、側面視において開口部12aの面積をスライドフレーム17の側面形状と略同位置か、やや大きい面積とすることで、アイドラ支持フレーム12の外方側からスライドフレーム17を挿入可能とし、該スライドフレーム17の外方側面の端部と、開口部12aの開口端位置とを溶接により固設する構成としているのである。このような構成とすることで、アイドラフォーク16の摺動部面積をスライドフレーム17の全長に亘って確保することが可能となる。また、溶接作業等がアイドラ支持フレーム12の外方側から行えるので、組立作業が行いやすい構成となった。また、第二の別実施例として、図4(b)に示すように、アイドラ支持フレーム12の両側面にボルト孔12bを設け、スライドフレーム17には、該ボルト孔12bに合わせてネジ穴を設けて、アイドラ支持フレーム12の外方からボルト締めによりスライドフレーム17を固定する構成とすることもできる。この構成においても摺動部面積をスライドフレーム17の全長に亘って確保することが可能となる。
【0017】
前記アイドラフォーク16・16には、アイドラ軸14aの軸芯位置付近にそれぞれ外方に向けてボス部が形成されており、該ボス部の外側面から水平方向にスライドフレーム17・17と位置及び形状を合わせて、長溝状の凹部16a・16aが形成されている。つまり、凹部16a・16aとスライドフレーム17の上下方向中心線17Cをアイドラ軸芯と略同じ高さとしている。このような構成において、該凹部16a・16aと、スライドフレーム17を嵌合させることで、アイドラ14を前後方向に摺動自在に支持しているのである。
【0018】
以上の構成において、クローラ式走行装置1の前端に位置するアイドラ14が障害物や凹凸の形成された地面から衝撃を受けた場合には、前記ばね20が伸縮して、スライドプレート18に固設されたアイドラフォーク16とアイドラ14が一体となって前後方向に摺動して、衝撃を吸収するのである。このとき、アイドラフォーク16は、スライドフレーム17にガイドされながら前後方向に摺動するので、アイドラ14の摺動運動が安定して行われ、安定した走行が維持されるのである。
【0019】
このように、クローラ式走行装置1のアイドラ14を前後方向に摺動自在なアイドラフォーク16によって軸支する構成において、該アイドラフォーク16に形成した前後方向に沿う凹部16aとアイドラ支持フレーム12に設けた前後方向に沿う凸部であるスライドフレーム17とを嵌合させ摺動させる構成としたので、アイドラフォーク16の上下に支持部材が必要でなくなり、アイドラ支持構造がコンパクトな構成となった。これによって、アイドラ支持フレーム12の上下高さを低く構成することが可能となるので、図1に示すように、該アイドラ支持フレーム12の上面を逆V字状に形成して傾斜を持たせた場合にも、周辺構造と干渉をおこすことがないので、設計上有利で、コンパクト化が可能となった。さらに、本発明においては、スライドフレーム17とアイドラフォーク16の凹部16aにフライス加工を施せばよいので、加工時間とコストを節減することが可能となるのである。
【0020】
また、前記凹部16a及び凸部であるスライドフレーム17の上下方向中心線17Cは前記アイドラ軸芯位置と略同じ高さに位置させているので、アイドラ14を軸芯位置で支持する構成となり、衝撃を受けて摺動移動するアイドラ14を安定して軸支することが可能となった。また、嵌合する凹部16aとスライドフレーム17を略直方体形状としたことで、加工が容易となり、コスト低減が可能となった。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、以上の如く構成したので、以下のような効果を奏するものである。
前後方向に摺動自在なアイドラフォーク(16)に、アイドラ(14)をアイドラ軸(14a)により軸支する構成のクローラ式走行装置において、該アイドラフォーク(16・16)は、アイドラ(14)を挟んで左右略対称に構成し、該アイドラフォーク(16・16)は前後方向に長い形状で、後端部を一つのスライドプレート(18)に固設し、該スライドプレート(18)は円筒状のパイプ(21)に外嵌し、該パイプ(21)上を前後方向に摺動自在とし、該パイプ(21)の後端に受止プレート(19)を固設し、該受止プレート(19)と前記スライドプレート(18)と間の、該パイプ(21)の外周にばね(20)を介装し、該アイドラフォーク(16・16)を前方へ付勢し、該アイドラ(14)を挟む左右のアイドラ支持フレーム(12・12)の内側面には、各々凸部を構成するスライドフレーム(17・17)を固設し、該スライドフレーム(17・17)の上下方向中心線(17C)は、前記アイドラ軸(14a)の軸芯位置と略同位置の高さとし、後端はアイドラ支持フレーム(12・12)の後端付近まで延設し、前記アイドラフォーク(16)の摺動部には前後方向に沿う凹部(16a)を形成し、該凹部(16a)は前後方向の略直方体形状とし、前記スライドフレーム(17)に前後方向に沿う凸部を設け、該凸部は略直方体形状とし、該凹部(16a)と凸部とを嵌合して摺動すべく構成し、前記アイドラ軸(14a)の摺動部付近のアイドラ支持フレーム(12・12)に開口部(12a)を設け、前記アイドラフォーク(16)の凹部(16a)にスライドフレーム(17・17)の凸部を嵌装した状態で、アイドラ支持フレーム(12・12)の外側から、該開口部(12a)を介して、該アイドラ支持フレーム(12・12)に、前記スライドフレーム(17・17)を溶接固定可能とし、前記アイドラフォーク(16)の前後中途部にも、長孔である開口部(16b)を穿設し、前記アイドラ支持フレーム( 12)の内側から、該開口部(16b)を介して、前記スライドフレーム(17)をアイドラ支持フレーム(12)の内側に溶接し、溶接部(12c)を構成したので、アイドラ支持フレーム(12)とスライドフレーム(17)の間の溶接作業が行いやすく、製造工程の時間短縮が図れた。
【0022】
また、前記凹部及び凸部の上下方向中心線を前記アイドラ軸芯と略同じ高さ位置としたので、アイドラを軸芯位置で支持する構成となり、衝撃を受けて摺動移動するアイドラを安定して支持することが可能となった。
【0023】
また、前記凹部は前記アイドラフォークの外側面に設けた前後方向に沿う略直方体形状の凹部とし、前記凸部は前記アイドラ支持フレームに固設又はボルト締めした前後方向に沿う略直方体形状の支持フレームで構成したので、加工が容易であり、コストダウンが図れた。
また、スライドフレーム(17)により摺動部面圧の低下を図ることができた。
【0024】
また、アイドラフォークの上下に支持部材が必要でなくなり、アイドラ支持構造がコンパクトな構成となった。
これによって、アイドラ支持フレームの上下高さを低く構成することが可能となるので、アイドラ支持フレームの上面を逆V字状に形成して傾斜を持たせた場合にも、周辺構造と干渉をおこすことがなく、設計上有利で、コンパクト化が可能となった。
また、従来の上下の支持フレームでアイドラフォークを挟み込む構成に比べて、部品点数の削減が図れ、コストダウンが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアイドラ支持構造を示す正面断面図である。
【図2】 同じく側面図である。
【図3】 支持フレームの溶接状態を示す側面図である。
【図4】 (a)は支持フレームの全長に亘り開口部を設けた別実施例図であり、(b)は支持フレームをボルトにより固定した別実施例図である。
【図5】 クローラ式作業車両の側面図である。
【図6】 クローラ式走行装置のフレーム平面図である。
【図7】 クローラ式走行装置のフレーム側面図である。
【図8】 クローラ式走行装置のフレーム正面図である。
【図9】 従来のアイドラ支持構造を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 クローラ式走行装置
11 クローラフレーム
12 アイドラ支持フレーム
12a 開口部
14 アイドラ
14a アイドラ軸
16 アイドラフォーク
16a 凹部
16b 開口部
17 スライドフレーム(凸部)
18 スライドプレート
19 受止プレート
20 ばね
21 パイプ
Claims (1)
- 前後方向に摺動自在なアイドラフォーク(16)に、アイドラ(14)をアイドラ軸(14a)により軸支する構成のクローラ式走行装置において、該アイドラフォーク(16・16)は、アイドラ(14)を挟んで左右略対称に構成し、該アイドラフォーク(16・16)は前後方向に長い形状で、後端部を一つのスライドプレート(18)に固設し、該スライドプレート(18)は円筒状のパイプ(21)に外嵌し、該パイプ(21)上を前後方向に摺動自在とし、該パイプ(21)の後端に受止プレート(19)を固設し、該受止プレート(19)と前記スライドプレート(18)と間の、該パイプ(21)の外周にばね(20)を介装し、該アイドラフォーク(16・16)を前方へ付勢し、該アイドラ(14)を挟む左右のアイドラ支持フレーム(12・12)の内側面には、各々凸部を構成するスライドフレーム(17・17)を固設し、該スライドフレーム(17・17)の上下方向中心線(17C)は、前記アイドラ軸(14a)の軸芯位置と略同位置の高さとし、後端はアイドラ支持フレーム(12・12)の後端付近まで延設し、前記アイドラフォーク(16)の摺動部には前後方向に沿う凹部(16a)を形成し、該凹部(16a)は前後方向の略直方体形状とし、前記スライドフレーム(17)に前後方向に沿う凸部を設け、該凸部は略直方体形状とし、該凹部(16a)と凸部とを嵌合して摺動すべく構成し、前記アイドラ軸(14a)の摺動部付近のアイドラ支持フレーム(12・12)に開口部(12a)を設け、前記アイドラフォーク(16)の凹部(16a)にスライドフレーム(17・17)の凸部を嵌装した状態で、アイドラ支持フレーム(12・12)の外側から、該開口部(12a)を介して、該アイドラ支持フレーム(12・12)に、前記スライドフレーム(17・17)を溶接固定可能とし、前記アイドラフォーク(16)の前後中途部にも、長孔である開口部(16b)を穿設し、前記アイドラ支持フレーム(12)の内側から、該開口部(16b)を介して、前記スライドフレーム(17)をアイドラ支持フレーム(12)の内側に溶接し、溶接部(12c)を構成したことを特徴とするアイドラ支持構造。
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