JPH09209402A - 旋回式作業車のトラックフレーム - Google Patents

旋回式作業車のトラックフレーム

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JPH09209402A
JPH09209402A JP2024596A JP2024596A JPH09209402A JP H09209402 A JPH09209402 A JP H09209402A JP 2024596 A JP2024596 A JP 2024596A JP 2024596 A JP2024596 A JP 2024596A JP H09209402 A JPH09209402 A JP H09209402A
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Takuzo Kawamura
卓蔵 河村
Hiroki Kazusa
広記 上総
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクト型で旋回性のよい旋回式作業車に
適用していた構造をそのまま大型旋回式作業車に適用す
る場合に生じる重心移動の弊害及び部品加工用の工作機
械の大型化を回避することを課題として、トラックフレ
ームを構成する。 【解決手段】 トラックフレーム1に取り付ける部材と
して、スイベルジョイント取付部材3は角棒材SSの切
断加工にて構成し、ベアリング取付座4は予め機械加工
してからトラックフレーム1に溶接する。また、トラッ
クフレーム1の上板1Uは左右分割した左上板1UL・
右上板1URから構成し、上板1U・下板1D間の後リ
ブ板1Rの曲折部P1を左右中央寄りにして、クローラ
フレーム2上面における溶接部の後リブ板1R先端P2
aと前中リブ板1MR先端P3aとの間の距離Lを長く
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクト型の旋
回式作業車を大型化するのに伴い、フレームを加工する
工作機械を大型化する必要なく、従来の工作機械を使用
したままフレーム加工を可能にできるためのトラックフ
レーム構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人手不足の解消や労力削減の需要
が高まるとともに、小型で、旋回性に優れる旋回式作業
車が提供されるようになった。この旋回性のよさは、エ
ンジンルームとなるボンネットを含めた本体部分のう
ち、特に後端部が膨出しない形状にして、本体部分を回
動しても、本体部分が、両側のクローラから外部に突出
しない構造にすることで得られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような良好な旋回
性を得る本体部分の構造をそのまま適用して、旋回式作
業車の大型化を図る場合に、まず、本体部分の後端部が
膨出していない形状では、従来のように小型軽量の旋回
式作業車であれば問題はなかったが、大型化すると、前
部のブーム、アーム及びバケットよりなる作業腕部分が
重量化し、一方、本体部の後端部が膨出しておらず、即
ち、旋回式作業車全体における後方部分に重量がかかっ
ていないので、重心が前方に移動し、不安定になる。ま
た、作業腕部分の重量の増大に伴い、トラックフレーム
の強度を上げなければならない。本発明は、このような
課題を解決するためのものである。
【0004】また、一般的な問題として、このような機
械の大型化は、即ち、部品の大型化を伴うものであっ
て、通常は、これらの部品を加工する工作機械も大型化
しなければならない。今までコンパクト型の旋回式作業
車用の部品を加工していた工場で、これに付け加えて大
型旋回式作業車用の部品を加工する注文を受けるに当た
って新たに大型の工作機械を購入するのは、負担が大き
い。従って、今までのコンパクト型旋回式作業車用の部
品を加工していた工作機械で大型旋回式作業車用の部品
も加工できるように、フレーム構造を工夫すれば、大型
工作機械を購入する必要なく、コスト抑制に貢献する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決すべく、次のような手段を用いる。まず第一
に、旋回式作業車の回動可能な本体フレーム下方に取り
付けるトラックフレームにおいて、該トラックフレーム
に取り付けるスイベルジョイント取付部材を角棒材より
構成する。
【0006】第二に、旋回式作業車の回動可能な本体フ
レーム下方にベアリングを介して取り付けるトラックフ
レームにおいて、機械加工済みの単品のベアリング取付
座を該トラックフレームに溶接する。
【0007】第三に、旋回式作業車の回動可能な本体フ
レーム下方に取り付けるトラックフレームであって、上
板と下板を組み合わせた構造のものにおいて、該上板
を、中央にて左右に二分割した板材よりなる構造とす
る。
【0008】第四に、旋回式作業車の回動可能な本体フ
レーム下方に取り付けるトラックフレームであって、上
板と下板とを垂直方向の複数のリブ板にて連結した構造
で、該リブ板の中、後リブ板は、平面視で左右部分を八
の字状に曲折した形状としたものにおいて、該後リブ板
の曲折部位を、左右中央部に近い位置にし、クローラフ
レームにおける該後リブ板の側端部の溶接部分と、後中
リブ板の側端部の溶接部分との間の前後間距離を大きく
取る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面より説明する。図1は本発明に係るスイベルジョイン
ト取付部材3を設けた旋回式作業車の全体側面図、図2
は旋回式作業車の平面図、図3は従来のクローラ走行装
置のフレームに対する本体部のフレームの取付構造を示
す組立斜視図、図4は大型旋回式作業車用のクローラ走
行装置のフレームの平面図、図5は同じく側面図、図6
は従来のコンパクト型旋回式作業車用のクローラ走行装
置のフレームの平面図、図7は同じく側面図、図8は本
発明に係るトラックフレーム1の下板1Dにおけるスイ
ベルジョイント取付部材3の取付構成を示す平面図、図
9は同じく側面断面図、図10は角棒材SSを切断して
スイベルジョイント取付部材3を構成する様子を示す斜
視図、図11は従来のトラックフレーム1’の下板1’
Dにおける従来のスイベルジョイント取付部材3’の取
付構成を示す平面図、図12は同じく側面断面図、図1
3は従来のスイベルジョイント取付部材3’の斜視図、
図14は鋼板SPにおける従来のコンパクト型旋回式作
業車用のトラックフレーム1’用の上板1’Uの寸法取
りを示す平面略図、図15は従来の形状で、大型旋回式
作業車用の上板1”Uを鋼板SPの短辺a方向に寸法取
りした場合の平面略図、図16は同じく長辺b方向に寸
法取りした場合の平面略図、図17は鋼板SPにおける
本発明に係る大型旋回式作業車用のトラックフレーム1
の左右二分割状の上板1Uの寸法取りを示す平面略図、
図18は大型旋回式作業車用のクローラフレーム2の図
で、(a)は平面図、(b)は側面図、図19は従来の
コンパクト型旋回式作業車用のクローラフレーム2’の
図で(a)は平面図、(b)は側面図、図20はクロー
ラフレーム2における上部転輪URの懸架構造を示す平
面図、図21は同じく側面図、図22は同じく後面図、
図23は従来のクローラフレーム2’における上部転輪
URの懸架構造を示す平面図、図24は同じく側面図、
図25は同じく後面図である。
【0010】旋回式作業車の全体構成について図1乃至
図3より説明する。なお、図3に関しては、クローラ走
行装置Aは従来型のものを採用しているが、概略構造は
本発明に係る図1図示のトラックフレーム1及びクロー
ラフレーム2を適用するクローラ走行装置Aと同じなの
で、図3におけるトラックフレーム1’、クローラフレ
ーム2’、スイベルジョイント取付部材3’は、それぞ
れトラックフレーム1、クローラフレーム2、スイベル
ジョイント取付部材3に置き換えて説明する。また、図
1及び図2図示の旋回式作業車は、本体部Cをクローラ
走行装置A上にて180°旋回した状態となっており、
クローラ走行装置A自体の前後方向は、フロントローダ
ーFLを配置し、アイドラーIRを懸架した側を前方、
駆動スプロケットDSを懸架した側を後方とする。な
お、FLCはフロントローダー駆動用油圧シリンダーで
ある。
【0011】図1及び図2図示の旋回式作業車は、旋回
式掘削機であり、旋回半径が車幅の略2分の1以下で、
旋回フレームが略円形としたものである。また、オペレ
ータの乗り込むキャビン15が搭載されていることでも
判るように、キャビン付きのものである。クローラ走行
装置Aのフレーム構造は、左右に並設したクローラフレ
ーム2・2間にトラックフレーム1を架設して形成され
ており、各クローラフレーム2の下部には、複数のトラ
ックローラーTR・TR・・・を懸架し、また、その前
端にはアイドラー支持部材8、後端には駆動スプロケッ
ト支持部材9を固設して、それぞれにアイドラーIR、
駆動スプロケットDSを支持し、更に、前後略中央部よ
り上方に上部転輪支持フレーム10を立設して、上部転
輪URを懸架している。そして、これら駆動スプロケッ
トDS、トラックローラーTR、アイドラーIR、上部
転輪URにクローラ11を巻回しているのである。
【0012】クローラ走行装置Aの上には、図1及び図
3の如く、ベアリングBを介して回転自在に本体部Cを
搭載している。本体部Cは、下部に、該ベアリングBを
介して、該クローラ走行装置Aのトラックフレーム1に
連結される本体フレーム12を配設し、その最後部にて
バランサー13を固設し、その上部にてエンジンルーム
等となるボンネット14及びキャビン15を搭載し、ま
た、その最前部にてブーム16・アーム17・バケット
18よりなる作業腕の基端部を枢支している。そして、
本体部Cにて油圧ポンプや油圧バルブ等が配設されてお
り、クローラ走行装置Aにおける左右各クローラフレー
ム2・2に懸架する駆動スプロケットDSには、それぞ
れに油圧モーターが取り付けられるので、この油圧モー
ターに制御用圧油を供給すべく、本体フレーム12から
ベアリングB、トラックフレーム1にかけて、中心部に
はスイベルジョイントSJを配設しており、その底部
を、該トラックフレーム1に取り付けたスイベルジョイ
ント取付部材3に固設している。
【0013】この旋回式作業車の特徴としては、本体フ
レーム12の形状が、図2の如く、平面視上、略円形で
あり、後端部(即ち、バランサー13の溶接部分)が後
方に膨出していないことであって、これにより、本体部
Cを旋回させても、該後端部がクローラ走行装置Aの外
縁部よりも外側に突出しないようになっている。即ち、
旋回性が良いのである。これは、コンパクト型の旋回式
作業車には既に適用された構造であるが、この構造を、
そのまま図1及び図2図示の大型の旋回式作業車に適用
しているのである。
【0014】しかし、この構造は、旋回性を向上する一
方、本体部の後方部分が寸足らずであるために、前方に
配設する作業腕に対する釣合いが取れず、重心が前方に
移動してしまう。コンパクト型では、さほど問題はなか
ったが、大型化すると、この問題が顕著に現れてしまう
のである。良好な旋回性を確保しつつ、このような重心
移動を是正するには、本体部Cより低い部分、即ち、ク
ローラ走行装置A部分の重量を増大させることが望まし
い。更に言えば、これを、コストのかからない方法で実
現することが望まれる。
【0015】そこで、本発明では、前記の如く、トラッ
クフレーム1に固設するスイベルジョイント取付部材3
を、図10の如く、鋼製の角棒材SSを切断し、図8及
び図9の如くスイベルジョイントSJ係止用の係止孔3
a・3a・・・を穿設し、また、トラックフレーム1へ
の(詳しくは、後記下板1Dへの)螺止用の螺子孔3b
・3bを穿設して構成している。つまり、加工工程とし
ては、角棒材SSの切断工程と、係止孔3a・螺子孔3
bの穿設工程のみである。なお、トラックフレーム1
(下板1D)への取付は、螺子孔3bを介しての図9図
示のボルト19の螺止のみで行われる。
【0016】これに対して、従来のスイベルジョイント
取付部材3’は、図11乃至図13の如く、鋼製の板材
をコの字状に曲折して、更に、スイベルジョイントSJ
の螺止用としての螺子孔3’b・3’bを穿設した取付
座3’a・3’aを水平面部分に溶接固着する。しか
も、トラックフレーム1’(下板1’a)への取付のた
め、雌ねじ3’c・3’cを下方に垂設しており、この
溶接工程も必要である。このように、加工工程として、
板材より規定の寸法の板材を溶断する工程、切断した板
材の曲折工程、取付座3’aの溶接工程、該取付座3’
aにおける螺子孔3’bの穿設工程、更には、雌ねじ
3’cの溶接工程を要する。
【0017】以上のように、本発明に係るスイベルジョ
イント取付部材3は、従来の構成のスイベルジョイント
取付部材3’に比して、加工工程が低減されて、低コス
トで製作できて、容易にトラックフレーム1に取り付け
ることができる。そして、板材を曲折したのでなく、角
棒材で構成されているので、重量が増大しており、これ
を取り付けることで、トラックフレーム1部分の重量が
増大し、即ち、本体部Cより低いクローラ走行装置A部
分の重量が増大するので、図1及び図2図示の本体部A
の形状にて、良好な旋回性を保持したまま、重心位置を
是正できるのである。
【0018】次に、該クローラ走行装置Aにおける、大
型旋回式作業車に適用するための本発明に係るトラック
フレーム1の具体的構成について、従来のコンパクト型
旋回式作業車用のトラックフレーム1’の構成との比較
の上から説明する。図4及び図5の如く、トラックフレ
ーム1は、正面視台形状に曲折した上板1Uと下板1D
とを略上下平行に配設している。即ち、中央部は水平面
状であって、この中央部にて、上板1U・下板1Dに、
それぞれ油圧配管用孔1Ua・1Daを穿設し、両側
は、正面視八の字状に傾斜して、上板1Uの両側端部
は、それぞれクローラフレーム2・2の傾斜状上面に、
下板1Dの両側端部は、それぞれクローラフレーム2・
2の内側垂直面に溶接する。また、両板1U・1Dの傾
斜面において、軽量化及びコスト低減のため、前後略中
央部に切欠部1Ub・1Dbを設け、それぞれ、平面視
アーチ状になるようにしている。
【0019】なお、該上板1U前端と下板1Dの前端と
の間にて、左右に、フロントローダーFLの左右端を枢
支するためのフロントローダーブラケット5・5と、中
央部に、該フロントローダーFLのアクチュエーターで
あるフロントローダー駆動用油圧シリンダーFLCを枢
支するためのシリンダーブラケット6とを、前方突出状
に配設している。
【0020】上板1Uの中央部の水平面部分において
は、前記ベアリングBを取り付けるための環状のベアリ
ング取付座4を溶接固着している。該ベアリング取付座
4は、従来は、予め図3の如く、トラックフレーム1’
(上板1’U)上に溶接固着しておいてから、表面を切
削加工していたが、これでは、表面の機械加工時に、該
ベアリング取付座4の位置が固定された状態となり、表
面加工用の工作機械を大型化しなければ対処できない。
そこで、従来のコンパクト型の旋回式作業車の部品を加
工していた工作機械をそのまま使用できるように、本発
明においては、単品としてのベアリング取付座4を予め
表面加工してから、これを上板1U上面に溶接する構成
としている。ベアリング取付座4単品ならば、小型の工
作機械でも、該ベアリング取付座4の位置を動かして作
業ができ、表面加工は可能である。
【0021】このベアリング取付座4の内側にて、該上
板1Uに穿設した油圧配管用孔1Uaの周囲には、スイ
ベルジョイント保護筒7を立設している。一方、その下
方において、下板1Dの中央水平面部分には、前記の如
く油圧配管用孔1Daが穿設されているが、これに架設
する様態で、前記のスイベルジョイント取付部材3を前
後方向に下板1Dに取り付けている。取付方法は、前記
の如くボルト19での螺止による。スイベルジョイント
SJは、こうして固設されたスイベルジョイント取付部
材3の上面に、その底部をノックピンSJaを係止孔3
aに嵌入して係止固設する。スイベルジョイント保護筒
7は、こうして配設したスイベルジョイントSJを環状
に被覆する。
【0022】なお、従来のコンパクト型旋回式作業車用
のトラックフレーム1’においても、図3、図6及び図
7の如く、上下に、正面視台形状に曲折した上板1’
U、1’Dを、左右クローラフレーム2’・2’間に跨
設し、前端にはフロントローダーブラケット5’・5’
及びシリンダーブラケット6’を取り付けている。ま
た、該上板1’U及び下板1’Dの中央水平面部分に
は、それぞれに油圧配管孔1’Ua、1’Daを穿設
し、前記のスイベルジョイント取付部3’を、該下板
1’Dの油圧配管孔1’Daを跨ぐ形状にて取り付け、
その上方の上板1’Uの油圧配管孔1’aの周囲にはス
イベルジョイント保護筒7’を、その周囲にベアリング
取付座4’を配設した構造としている。また、該上板
1’U及び下板1’Dの傾斜部分には、同様に切欠部
1’Ub、1’Dbを形成している。
【0023】ここで、本発明に係るトラックフレーム1
における上板1Uの構成について、図4、図5、図14
乃至図17より説明する。該上板1Uは左右に分割した
左上板1ULと右上板1URよりなるものであって、両
上板1UL・1URの中央部側端部を、トラックフレー
ム1における左右中央部分で、継目部材20・20を介
して溶接して貼り合わせて、一体状にしたものである。
即ち、左のクローラフレーム2には左上板1ULの側端
部を、右のクローラフレーム2には右上板1URの側端
部を溶接することとなる。
【0024】対して、図6及び図7図示の従来のコンパ
クト型旋回式作業車用のトラックフレーム1’に採用す
る上板1’Uは、一枚の板材よりなって、両クローラフ
レーム2’・2’に対して両側端を溶接する。しかし、
該上板1’Uの左右傾斜部分の後端部から、左右各クロ
ーラフレーム2’・2’の後端(駆動スプロケットDS
懸架側)にかけてのエッジ部分には、捩じり応力が集中
するので、該上板1’Uとは別の上板補強板材21・2
1を配設している。下板1’Dの後端部分においても、
同様に、該下板1’Dとは別体の下板補強板材22・2
2を、各上板補強板材21・21と平行に配設してい
る。更に上板1’Uと上板補強板材21との上面で、両
者同士の継目溶接部分Xの近傍には、この部分への応力
減衰のための補強用としてパッチ部材を固着するもので
あり、該上板1’Uには、パッチ部材23を、左右の上
板補強板材21には、各々パッチ部材24を固着してい
る。
【0025】本来は、これらのエッジ部分には、別体で
ある上板補強板材21を設けることなく、上板1’Uの
後端部を延設して、一体状にすれば、強度を確保でき、
パッチ部材23や24を溶着する必要もない。しかし、
上板補強板材21の配設部分も含めて全て一体にして、
上板1’Uを鋼板から溶断するには、寸法上無理がある
ので、図14の如く、鋼板SPから、上板補強板材21
の部分を含まない上板1’Uを溶断するようにせざるを
得ないのである。つまり、上板1’Uとは別体に上板補
強板材21を取り付けざるを得ないので、パッチ部材2
3・24も必要となるのである。下板1’Dについて
も、同様の理由で、下板補強板材22を別体にして取り
付けざるを得ないのである。
【0026】さて、このように、左右の後端エッジ部分
を除いた形で、図1及び図2図示の大型の旋回式作業車
に対処すべく、上板1’Uと同一形状で大型化した上板
1”Uを鋼板SPより溶断する場合、該上板1”Uが、
鋼板SP全体の縦横サイズに対して、中途半端な大きさ
となるのである。即ち、図15のように、鋼板SPの短
辺a方向に上板1”Uの左右方向の寸法を取れば、寸足
らずになる。図16のように、長辺b方向にこれを取れ
ば、充分に寸法が取れ、一枚の上板1”Uは溶断できる
ものの、該上板1”Uを溶断した鋼板SPの残り部分
は、寸法が中途半端で、もう一枚上板1”Uを取ること
はできない。
【0027】そこで、元来、上板補強板材21を配設し
ていたエッジ部分も含めて、一体の上板1Uとし、これ
を、左右中心線にて左右対称形の左上板1ULと右上板
1URとに分割し、これら左上板1UL・右上板1UR
について、該鋼板SP上に寸法を取れば、図17のよう
に配置できて、一枚の鋼材SPより、無駄に余材を残す
ことなく、充分に左上板1UL・右上板1URを溶断で
きるのである。
【0028】なお、下板1Dに関しても、同様に、下板
補強板材22を配設していたエッジ部分も含めて一体の
下板1Dとしているが、左右方向の寸法は、上板1Uに
比べれば短くてすみ、鋼材SP上にて充分に寸法は取
れ、残り部分にも更に別の下板1Dの寸法を取ることが
できて、鋼板SPの無駄を発生させない。従って、該下
板1Dに関しては、上板1Uのように左右分割すること
なく、一枚にて構成している。
【0029】次に、本発明に係るトラックフレーム1に
おける上板1Uと下板1Dとの間に垂直方向に介設する
リブ板について、図4及び図5より説明する。前端に
は、平面視左右方向に一直線状の前リブ板1Fを、ま
た、後端には、平面視台形状に曲折した後リブ板1R
を、それぞれ左右クローラフレーム2L・2R間を跨設
する状態で配設している。前リブ板1Fと後リブ板1R
の間には、平行な平面視前後方向に一直線状の左右の中
央リブ板1C・1Cを、該油圧配管用孔1Ua・1Da
の左右近傍位置にて配設している。更に、左右各中央リ
ブ板1C・1Cより、それぞれ左右各クローラフレーム
2L・2Rにかけて、各切欠部1Ub・1Dbの前後近
傍位置にて、前中リブ板1MFと後中リブ板1MRを配
設している。同一の切欠部1Ub・1Dbを介して前後
に配設される前中リブ板1MFと後中リブ板1MRどう
しは、平面視で中央から側方にかけて八の字状に拡がっ
た形に配設されている。
【0030】ここで、従来のトラックフレーム1’にお
けるリブ構成について図6及び図7より説明する。従来
のトラックフレーム1’においても、前リブ板1’F、
中央リブ板1’C、前後の中リブ板1’MF・1’MR
が、同様の様態にて配設されていたが、後リブ板1’R
に関しては、該上板1’U及び下板1’Dの後端と平行
状に、平面視左右一直線状となっており、該上板補強板
材21と下板補強板材22との間にて、該後リブ板1’
Rからクローラフレーム2にかけて、後補強リブ板25
を配設している。
【0031】従来のトラックフレーム1’においては、
強度上、また、コスト上、上板1’Uと上板補強板材2
1との間の溶接箇所、及び下板1’Dと下板補強板材2
2との間の溶接箇所をなるべく少なくするために、上板
1’Uと上板補強板材21との継目部分と、下板1’D
と下板補強板材22との継目部分(上下合わせての該継
目溶接部分をXとする。)の左右長さは短くしている。
従って、該後補強リブ板25と後リブ板1’Rとの継目
位置P1’は左右中央位置に対して、かなり左右側方に
寄っている。
【0032】上板1’U・下板1’Dとクローラフレー
ム2’の後方部分との間のエッジ部分には、捩じり応力
がかかるので、本来ならば、クローラフレーム2’上面
における、後補強リブ板25側端の溶接先端部分P2
a’と後中リブ板1’MR側端の溶接先端部分P3a’
との間の前後方向の距離L’を長く取りたいが、前記の
理由の如く、上板1’U、下板1’Dと、上板補強板材
21、下板補強板材22との継目溶接部分Xを短縮化す
るために、該後補強リブ板25側端の溶接部分P2a’
をあまり後方には取れず、即ち、該距離L’をあまり長
く取ることはできない。従って、捩じり剛性を高めるべ
く、後リブ板1’Rも、両側端部をクローラフレーム
2’まで延出して(即ち、延設部分1’Raを設けて)
溶接したり(溶接部分P6)、前記の如く、パッチ部材
23・24を固着する等の工夫を必要とするのである。
【0033】これに比して、本発明に係るトラックフレ
ーム1においては、後リブ板1Rのみで、従来のトラッ
クフレーム1’における後リブ板1’Rと左右の後補強
リブ板25・25全体のリブ板構成の機能を奏する。即
ち、前記の如く、上板1U及び下板1Dともに、トラッ
クフレーム1の後端部からクローラフレーム2の後方部
分にかけてのエッジ部分を延設して一体状に形成してい
るので、従来のような継目溶接部分Xが存在しない。そ
こで、後リブ板1Rは、平面視上、左右直線部分1Ra
と、側端部が後方に傾斜する傾斜部分1Rbとを有する
曲折形状となっているが、該部分1Ra・1Rbとの継
目である曲折位置P1が、前記の継目位置P1’に相当
し、これを、従来の継目位置P1’に比して、左右中央
部に寄せることができ、その分だけ、クローラフレーム
2L・2R上面における該後リブ板1R側端の溶接先端
部分P2aを後方に寄ることができ、従って、該溶接先
端部分P2aと、後中リブ板1MR側端の溶接先端部分
P3aとの間の前後方向の距離Lを長く取ることができ
て、捩じり剛性を高めることができるのである。また、
従来のような継ぎ目溶接部分Xが存在しないので、従来
必要であった後リブ板1’Rにおける継目位置P1’か
ら溶接部分P4までの延設部分1’Raが削除されてい
るが、これでも充分に捩じり剛性を確保することがで
き、この延設部分の削除分だけ、コストを低減化できる
のである。
【0034】トラックフレーム1についての説明は以上
であり、次に、大型旋回式作業車用のクローラフレーム
2について、図18、図20乃至図22より説明する。
クローラフレーム2は、凡そ、一枚の鋼板を曲折し、正
面視で、図22の如く、下辺を削除した五角形状となる
ようにしたものであって、前記の如く、後端には、駆動
スプロケットDSを保持するための駆動スプロケット支
持部材9を係合溶接し、前端には、アイドラーIRを保
持するためのアイドラー支持部材8を係合溶接する。該
クローラフレーム2の内側には、適宜箇所に中リブ板を
配設する。まず、前端近傍位置は、側面視略L字に曲折
した前中リブ板2aを、そのやや後方には中央中リブ板
2bを、そして、後端近傍位置には、垂直面状の後中リ
ブ板2cを配設している。なお、該前中リブ板2aの垂
直面部分、該中央中リブ板2bの垂直面部分は、それぞ
れ、前リブ板1F、前中リブ板1MFの側端部の該クロ
ーラフレーム2の内側垂直面の外面における垂直方向の
各溶接部分P5、P4からの平面視延長線上に配設され
ており、該後中リブ板2cも、該後リブ板1Rのクロー
ラフレーム2の内側垂直面の外面への垂直方向の溶接部
分P2からの平面視延長線上に配設されている。このよ
うに、トラックフレーム1の各リブ板1F・1MF、1
Rのクローラフレーム2の内側面への溶接部分P5、P
4、P2から延長状に該中リブ板2a・2b・2cの垂
直面部分を配設することで、溶接部分がずれず、剪断力
が発生しにくくなり、クローラフレーム2の強度を確保
できるのである。
【0035】なお、従来のクローラフレーム2’も、図
19のように、同様に鋼板を曲折して構成し、後端に駆
動スプロケット支持部材9’を係合溶接し、前端にはア
イドラー支持部材8’を係合溶接している。また、L字
状の前中リブ板2’a、中央中リブ板2’b、垂直面状
の後中リブ板2’cを内側に配設しており、前中リブ板
2’aの垂直面部分及び後中リブ板2’cを、トラック
フレーム1’における前リブ板1’F、前中リブ板1’
MF、後リブ板1’Rの、該クローラフレーム2’の内
側垂直面の外面に対する溶接部分P5’、P2’からの
平面視延長線上に配設している。
【0036】このように、従来からクローラフレームの
中リブ板の垂直面部分は、トラックフレームのリブ板の
クローラフレームへの溶接部分から延長状に配設するこ
とで剪断力が発生しないように工夫されていたが、従
来、クローラフレーム2’における中リブ板の中で、特
に前中リブ板2’aは、水平面部分が前後に長く、この
クローラフレーム2の垂直面の内面に対する水平方向の
溶接部分Q1’と、トラックフレーム1’における下板
1’Dの、クローラフレーム2’の内側垂直面の外面に
対する側端部の水平方向の溶接部分Q2’との間には、
特に位置関係が考慮されることはなく、図19の如く、
上下に位置ずれしていた。しかし、この溶接位置Q1’
・Q2’間の位置ずれも、剪断力を発生させることとな
り、クローラフレーム2’の強度上、好ましいものでは
ない。
【0037】そこで、図18図示の本実施例のクローラ
フレーム2においては、該前中リブ板2aの、クローラ
フレーム2の垂直面の内面に対する水平方向の溶接部分
Q1と、トラックフレーム1における下板1Dの、クロ
ーラフレーム2の内側垂直面の外面に対する水平方向の
溶接部分Q2とが、側面視で略重合するような位置関係
にし、剪断力を発生させないようにして、クローラフレ
ーム2の強度向上を図っているのである。
【0038】次に、クローラフレーム2前端におけるア
イドラー支持部材8の連結構造について説明する。従来
は、クローラフレーム2’の前端も、該アイドラー支持
部材8’の形状に合わせて切り欠き、該クローラフレー
ム2’の前端部の略全面を、該アイドラー保持部材5’
が被覆する状態にして連結していた。ところで、コンパ
クト型の旋回式作業車におけるクローラフレーム2’の
前端から後端までの曲折加工を可能とした工作機械にお
いて、大型化した旋回式作業車に適用するクローラフレ
ーム2を従来のやり方で曲折加工するには、前後長が長
すぎてしまう。そこで、従来の曲折加工用の工作機械で
も加工可能なように、クローラフレーム2自体の前後長
はあまり長くすることなく、アイドラー支持部材8の前
端から駆動スプロケット支持部材9の後端までの全長を
確保できるようにすべく、図18図示の本実施例のクロ
ーラフレーム2においては、アイドラー保持部材5の後
端付近にて、該クローラフレーム2の前端部分を係合溶
接する構造としている。即ち、クローラフレーム2の前
端部分を延設することなく、アイドラー保持部材5のみ
を前方に延出することで、大型旋回式作業車に適用可能
な全長を確保しているのである。また、クローラフレー
ム2の前後長を抑制することができて、コスト抑制に貢
献する。
【0039】最後に、該クローラフレーム2における上
部転輪URの懸架構造について説明する。従来のクロー
ラフレーム2’においては、上部転輪URの懸架部材と
して図23乃至図25の如き上部転輪支持フレーム1
0’を上方に突設していた。該上部転輪支持フレーム1
0’の形状は、正面視で図25の如く、基端部の剛性を
確保すべく、曲折部分10’aを設けて基端部に厚みを
もたせており、更に、該クローラフレーム2’の外側面
に対して溶接面積R’を多く取っている。このような該
上部転輪支持フレーム10’は、鋼板を溶断して構成し
ているので、加工が複雑で、加工点数も多い。一方、図
20乃至図22図示の本実施例のクローラフレーム2に
おける上部転輪支持フレーム10は、鋼製の角棒材を切
断加工したのみで構成されており、その底面を、クロー
ラフレーム2の上面に溶着するようにして立設している
ので、基端部の溶接面積が少ない。この場合に、基端部
の剛性を向上すべく、該クローラフレーム2の内側に、
正面視傾斜状に、倒れ防止板26を溶接固着している。
従って、従来の上部転輪8の懸架構造に比して、倒れ防
止板26を配設する分だけ部品点数は多くなるものの、
該上部転輪支持フレーム10及び該倒れ防止板26と
も、容易な加工で製作でき、結果的には、加工工程の低
減に繋がるのである。
【0040】
【発明の効果】本発明は、コンパクト型旋回式作業車に
採用していた構造をそのまま大型旋回式作業車に採用す
る上でのトラックフレームの加工において、以上のよう
に構成したので、次のような効果を奏する。即ち、請求
項1記載の如く、トラックフレームに取り付けるスイベ
ルジョイントの取付部材を角棒材より構成したので、従
来の如く板材を曲折加工して構成するものに比べて、該
スイベルジョイント取付部材の重量が増大する分、トラ
ックフレーム部分の重量が増し、従って、旋回式作業車
の本体部の下方部分の重量が増す。このように、本体部
より低い部分の重量が増せば、コンパクト型旋回式作業
車にて採用していた、本体部の後端部が膨出せず、旋回
してもクローラ走行装置から外側に該部分が突出しない
という良好な旋回性を確保する一方で、重心が前方に移
動するという不具合が解消され、安定性を確保できる。
また、従来のスイベルジョイント取付部材の加工に比
べ、加工工程数を低減でき、コスト低減できる。
【0041】また、既にトラックフレームに溶接したベ
アリング取付座を機械加工する場合には、コンパクト型
の旋回式作業車におけるトラックフレームならば対処可
能であった切削等の加工機械であっても、ベアリング取
付座の全面を加工すべく、トラックフレームごと位置移
動させるということが困難なので、加工機械を大型化す
る必要に迫られが、請求項2記載の如く、トラックフレ
ームには、予め機械加工を施したベアリング取付座を溶
接固設するようにすれば、単品でのベアリング取付座
は、大型であっても位置移動が可能なので、従来のコン
パクト型旋回式作業車構成用の加工機械で対処可能とな
り、コスト抑制に貢献できるのである。
【0042】また、トラックフレームの上板は、板材を
溶断して構成するが、従来、コンパクト型旋回式作業車
に採用する上板は、左右のクローラフレーム間を一体の
上板とする一方、該上板後端部からクローラフレームの
後方部分にかけてのエッジ部分に別体の補強板材を配設
するものであって、即ち、三枚の板材よりなっていた。
しかし、大型旋回式作業車用のトラックフレームを構成
する上で、従来の形の上板構成にすれば、まず、上板の
左右長が長くなって、従来の方法で板材に寸法を取れ
ば、寸足らずになり、寸法を取る方向を変更すれば、上
板全体の寸法を取れても、板材の余りの部分が中途半端
な面積になり、更に別の上板の寸法を取るということが
できない。また、補強板材と上板との溶接部分における
ねじり応力も強くなり、補強構造も確保しなければなら
ない。
【0043】この点で、請求項3の如く、上板を左右中
央で左右二分割状にして構成すれば、上板の左右に分割
した板材の寸法を、板材上に数多く取ることができ、板
材の余剰を残すことなく、無駄なく部品を製作すること
ができ、コスト抑制に貢献する。また、該上板の後端部
からクローラフレームの後方部分にかけてのエッジ部分
も、左右二分割した上板に一体状に含めることができ、
従来のような上板と補強板材との溶接部分がなくなっ
て、従来のような補強構造を設けることなく、該エッジ
部分における捩じり剛性を確保することができ、この点
でも、コスト低減に貢献する。
【0044】そして、請求項3記載の構成と相まって、
トラックフレームにおける後リブ板は、上板後端からク
ローラフレーム後方部分にかけてのエッジ部分が、上板
と一体状に形成されているため、従来のように、上板と
エッジ部分の補強板材との継目構造を補強するため、三
枚のリブ板にて構成する必要がなく、後リブ板一枚を平
面視八の字状に曲折するのみで同様の補強効果を奏する
ことができ、この点で、コスト低減を図ることができ
る。そして、従来のような上板後端とエッジ部分の補強
板材との継目が存在しないので、後リブ板の曲折部分を
左右中央に近く寄せることで、該後リブ板の側端部のク
ローラフレームへの溶接部分を後方に寄せることができ
る。そのため、クローラフレームにおける後中リブ板の
側端の溶接部分と、後リブ板の側端の溶接部分との間の
前後距離が大きく取れ、捩じり剛性を一層向上すること
ができるのである。なお、本発明は、旋回式作業車、例
えば、旋回式クレーン車、旋回式掘削機、旋回式破砕車
等に採用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイベルジョイント取付部材3を
設けた旋回式作業車の全体側面図である。
【図2】旋回式作業車の平面図である。
【図3】従来のクローラ走行装置のフレームに対する本
体部のフレームの取付構造を示す組立斜視図である。
【図4】大型旋回式作業車用のクローラ走行装置のフレ
ームの平面図である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】従来のコンパクト型旋回式作業車用のクローラ
走行装置のフレームの平面図である。
【図7】同じく側面図である。
【図8】本発明に係るトラックフレーム1の下板1Dに
おけるスイベルジョイント取付部材3の取付構成を示す
平面図である。
【図9】同じく側面断面図である。
【図10】角棒材SSを切断してスイベルジョイント取
付部材3を構成する様子を示す斜視図である。
【図11】従来のトラックフレーム1’の下板1’Dに
おける従来のスイベルジョイント取付部材3’の取付構
成を示す平面図である。
【図12】同じく側面断面図である。
【図13】従来のスイベルジョイント取付部材3’の斜
視図である。
【図14】鋼板SPにおける従来のコンパクト型旋回式
作業車用のトラックフレーム1’用の上板1’Uの寸法
取りを示す平面略図である。
【図15】従来の形状で、大型旋回式作業車用の上板
1”Uを鋼板SPの短辺a方向に寸法取りした場合の平
面略図である。
【図16】同じく長辺b方向に寸法取りした場合の平面
略図である。
【図17】鋼板SPにおける本発明に係る大型旋回式作
業車用のトラックフレーム1の左右二分割状の上板1U
の寸法取りを示す平面略図である。
【図18】大型旋回式作業車用のクローラフレーム2の
図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図19】従来のコンパクト型旋回式作業車用のクロー
ラフレーム2’の図で(a)は平面図、(b)は側面図
である。
【図20】クローラフレーム2における上部転輪URの
懸架構造を示す平面図である。
【図21】同じく側面図である。
【図22】同じく後面図である。
【図23】従来のクローラフレーム2’における上部転
輪URの懸架構造を示す平面図である。
【図24】同じく側面図である。
【図25】同じく後面図である。
【符号の説明】
A クローラ走行装置 B ベアリング C 本体部 SJ スイベルジョイント 1 トラックフレーム 1U 上板 1UL 左上板 1UR 右上板 1D 下板 1F 前リブ板 1MF 前中リブ板 1MR 後中リブ板 1R 後リブ板 1a 油圧配管用孔 1b 切欠部 2 クローラフレーム 3 スイベルジョイント取付部材 3a 係止孔 3b 螺止孔 4 ベアリング取付座

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回式作業車の回動可能な本体フレーム
    下方に取り付けるトラックフレームにおいて、該トラッ
    クフレームに取り付けるスイベルジョイント取付部材を
    角棒材より構成したことを特徴とする旋回式作業車のト
    ラックフレーム。
  2. 【請求項2】 旋回式作業車の回動可能な本体フレーム
    下方にベアリングを介して取り付けるトラックフレーム
    において、機械加工済みの単品のベアリング取付座を該
    トラックフレームに溶接することを特徴とする旋回式作
    業車のトラックフレーム。
  3. 【請求項3】 旋回式作業車の回動可能な本体フレーム
    下方に取り付けるトラックフレームであって、上板と下
    板を組み合わせた構造のものにおいて、該上板を、中央
    にて左右に二分割した板材よりなる構造としたことを特
    徴とする旋回式作業車のトラックフレーム。
  4. 【請求項4】 旋回式作業車の回動可能な本体フレーム
    下方に取り付けるトラックフレームであって、上板と下
    板とを垂直方向の複数のリブ板にて連結した構造で、該
    リブ板の中、後リブ板は、平面視で左右部分を八の字状
    に曲折した形状としたものにおいて、該後リブ板の曲折
    部位を、左右中央部に近い位置にし、クローラフレーム
    における該後リブ板の側端部の溶接部分と、後中リブ板
    の側端部の溶接部分との間の前後間距離を大きく取った
    ことを特徴とする旋回式作業車のトラックフレーム。
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