JP2945574B2 - バックホーの安全装置 - Google Patents

バックホーの安全装置

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JP2945574B2 JP32361993A JP32361993A JP2945574B2 JP 2945574 B2 JP2945574 B2 JP 2945574B2 JP 32361993 A JP32361993 A JP 32361993A JP 32361993 A JP32361993 A JP 32361993A JP 2945574 B2 JP2945574 B2 JP 2945574B2
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の油圧アクチュエ
ータにより操作されるバックホー装置を備え、前記各油
圧アクチュエータを駆動させる操作レバーを運転座席の
前方の操縦部ポスト上に配置するとともに、前記操作レ
バーによるアクチュエータ駆動操作を不能にさせる作用
状態と、前記駆動操作を許容する非作用状態とに切り換
え自在なレバー操作牽制手段を備え、前記運転座席に対
する左右両側の乗降通路に張り出して操縦者の乗降を阻
止する張り出し姿勢と、前記乗降通路から引退して乗降
を許容する引退姿勢とに切り換え自在な左右一対の操作
具を設け、この操作具を張り出し姿勢に設定すると前記
レバー操作牽制手段が非作用状態に切り換わり、前記操
作具を引退姿勢に設定すると前記レバー操作牽制手段が
作用状態に切り換わるよう構成してあるバックホーの安
全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記バックホーの安全装置において、従
来では、左右一対の前記操作具を夫々各別に切り換え操
作自在に設けるとともに、前記レバー操作牽制手段も夫
々操作具に対応して左右一対設けられ、各操作具によっ
て単独でレバー牽制並びに解除状態の切り換えが可能に
構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような構成
は、操縦者が機体から降りる場合に誤って操作レバーに
触れたり、あるいは、操縦者が降りているとき、他の作
業者が誤って操作レバーを操作してバックホー装置が意
に反して作動する等の弊害を未然防止するための安全対
策を施したものである。ところが、上記従来構造におい
ては、運転座席への乗降は機体の左右両側から行える構
成であるから、作業中断して運転座席から降りる場合、
片側の操作具をレバー牽制作用状態〔張り出し姿勢〕に
設定した場合であっても、次回に乗り込む際に反対側か
ら乗り込むと、当該側では操作具がレバー牽制非作用状
態〔引退姿勢〕のままであるから、そのまま乗り込みバ
ックホー装置の操縦操作を開始しようとしても、反対側
の操作具が張り出し姿勢に維持されているからレバー操
作が不能になる等の弊害があり、操作性の面で未だ改善
の余地があった。しかも、検出スイッチ等のレバー操作
牽制手段も左右一対必要で、且つ、その接続配線等も多
くなって、部品点数が大になり、構造が複雑になる欠点
もあった。本発明は上記不具合点を解消することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載したバックホーの安全装置において、前記各操
作具を一体的に姿勢変化するよう連動連係させて前記操
縦部ポストの左右両横側に突設状態でそれぞれ支持する
とともに、前記各操作具を上方に立ち上げさせて引退姿
勢に変更するように構成し、前記各操作具の連係途中部
に、前記レバー操作牽制手段に対する切り換え操作部を
設けてある点にある。
【0005】
【作用】左右の夫々の操作具が一体的に姿勢変化するの
で、運転座席への乗り降りの際に片側の操作具を姿勢切
り換えさせた場合であっても、それに連動して反対側の
操作具も一体的に姿勢が切り換わる。従って、操縦者が
運転座席の左右両側のいずれの乗降通路を乗り降りして
もレバー操作牽制状態か否かが誤りなく判断できる。
又、各操作具の連係途中部に設けられる切り換え操作部
も同様にいずれの操作具を操作しても一体的に作動する
ので、レバー操作牽制手段は1個だけで済み、部品点数
が削減できる。また、両操作具を操縦部ポストの左右両
横側に突出状態でそれぞれ支持し、各操作具を上方に立
ち上げさせて引退姿勢に変更するように構成しているか
ら、操縦者が乗り降りするための操縦部ポストと運転座
席との間の左右両側の乗り降り用通路の足元箇所を広く
できる。
【0006】
【発明の効果】従って、合理的構造改良によって、部品
点数の削減により構造の簡素化が可能でありながら、左
右いずれの乗降通路を介して乗り降りしても、レバー操
作牽制状態が誤りなく判別できて、判断誤りに起因する
操作性の低下を防止できることとなった。また、操縦者
が乗り降りする際に各操作具が邪魔にならないよう、そ
の乗り降り箇所の足元を広い空間にできるものとなって
いるから、操縦者は、操縦部ポストと運転座席との間の
左右両側の乗り降り用通路のどちら側でも楽に乗り降り
できることになる。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図6
に示すように、夫々走行モータM1,M2によって駆動
される左右一対のクローラ走行装置1,1を備えた走行
機台2上に、旋回モータM3により縦軸芯周りで全旋回
自在に旋回台3を搭載し、旋回台3上に原動部4、操縦
部5を設けるとともに、バックホー装置6を連結してバ
ックホーを構成してある。
【0008】前記操縦部5における運転座席7の上方を
覆うカバー8を備えてあり、図4に示すように、このカ
バー8は旋回台3の横幅よりも少し幅広に形成され、雨
天時での作業において雨水が旋回台3上に降りかかるの
を防止できるようにしてある。又、このカバー8は、作
業状況に応じて上下3段階に姿勢切り換えできるように
してある。つまり、図3に示すように、正面視略U字状
に形成されるカバー支持部材9の丸パイプ状の連結部9
aを、原動部ボンネット10の上部に固定された丸パイ
プ状の取付部11に回動自在に内嵌挿通させ、取付部1
1の左右2箇所において径方向に沿って挿通孔を形成す
るとともに、その挿通孔に相当する箇所で連結部9aに
周方向に沿って3個のピン孔13を形成して、挿通孔と
いずれかのピン孔13に選択的にテーパピン14を差し
込み、カバー8の相対角度を3段階に切り換えて位置保
持できるよう構成してある。
【0009】前記バックホー装置6は、スイングシリン
ダCY1により駆動操作されるスイングブラケット15
を介して縦軸芯周りで揺動自在に旋回台3に連結され、
スイングブラケット15に対して横軸芯周りで回動自在
に枢支されるブーム16、ブーム16に対して横軸芯周
りで回動自在に枢支されるアーム17、アーム17に対
して横軸芯周りで回動自在に枢支されるバケット18で
構成され、ブーム16、アーム17及びバケット18
は、夫々、複数の油圧アクチュエータとしてのブームシ
リンダCY2、アームシリンダCY3、バケットシリン
ダCY4により回動駆動するよう構成してある。図5に
示すように、前記各シリンダCY1〜CY4及び旋回モ
ータM3に対する油圧制御弁V1〜5は、油圧パイロッ
ト操作式に構成され、運転座席7の前方に立設した操縦
部ポスト19の上部に左右一対配設された操作レバー2
0R,20Lによって操作するよう構成してある。左右
各操作レバー20R,20Lは、夫々、前後方向並びに
左右方向に十字揺動操作自在に支持され、夫々の方向に
おける揺動操作に基づいて各油圧パイロット弁PV1〜
PV8を切り換え操作して、夫々の油圧制御弁V1〜5
が切り換え操作されるよう油圧回路構成してある。左右
走行モータM1,M2に対する油圧制御弁V6,V7は
手動操作式に構成され、操縦部ポスト19に設けられた
左右一対の走行操作レバー21R,21Lによって切り
換え操作されるよう構成してある。尚、スイングシリン
ダCY1と旋回モータM3とは、同一の操作によって、
いずれか一方を選択的に操作できるようにしてある。
【0010】そして、このバックホーにおいては、操縦
者が運転座席7に着座しているときには、前記操作レバ
ー20R,20Lによる各油圧シリンダCY1〜CY4
や旋回モータM3等の駆動操作を許容し、操縦者が運転
座席7から離れるときには前記駆動操作を不能にさせ、
誤操作によるバックホー装置6の作動を阻止するように
して安全対策が施されている。詳述すると、図5の油圧
回路に示すように、前記各油圧パイロット弁PV1〜P
V8に対する圧油供給路に圧油供給状態と供給停止状態
とに2位置に切り換え自在な電磁操作式アンロード弁2
2〔レバー操作牽制手段の一例〕を介装し、このアンロ
ード弁22を圧油供給状態から供給停止状態に切り換え
るための切換スイッチSWを操縦部ポスト19内に配備
してある。そして、図1,図2に示すように、運転座席
7に対する左右両側の乗降通路に張り出して操縦者の乗
降を阻止する張り出し姿勢と、前記乗降通路から引退し
て乗降を許容する引退姿勢とに亘り横軸芯X周りで切り
換え揺動自在な左右一対の操作具23,23を設け、こ
の操作具23,23を張り出し姿勢(図1(ロ)参照)
に設定すると切換スイッチSWがオン操作され、アンロ
ード弁22が圧油供給状態から供給停止状態に切り換え
られ、前記操作具23,23を上方に立ち上がる姿勢の
引退姿勢(図1(イ)参照)に設定すると切換スイッチ
SWがオフして、アンロード弁22が供給停止状態から
圧油供給状態に切り換わるよう構成してある。左右の各
操作具23,23は一体的に姿勢切り換えするよう連動
連係され、その連係途中部に切換スイッチSWに対する
切り換え操作部を設けてある。つまり、左右の操作具2
3,23の回動支軸24,24の中間部に揺動アーム2
5,25を連設し、各揺動アーム25,25の回動軸芯
から偏芯した位置に亘りピン26が架設され、このピン
26を介して各操作具23,23が連動して回動するよ
う連係されるとともに、前記ピン26と回動軸芯に対し
て反対側に位置する固定部27とに亘って引っ張りスプ
リング28を張設し、両方向回動限界〔前記張り出し姿
勢と前記引退姿勢に対応する位置〕において揺動アーム
25が接当部29に接当して位置規制されるようにして
ある。このようにして、デッドポイント乗り越え式で前
記2位置に切り換え保持されるよう構成してある。そし
て、一方の揺動アーム25の遊端側に前記張り出し姿勢
で切換スイッチSWに接当作用してオン操作する切り換
え操作部としての接当板30を設けてある。
【0011】〔別実施例〕 前記操作レバーによる油圧操作形態は、油圧パイロット
操作式に限らず、リンク機構による手動操作式であって
もよく、この場合、レバー操作牽制手段としては、リン
ク機構を機械的に牽制する機構でもよい。又、レバー操
作量をポテンショメータによる電気制御式で構成しても
よく、スイッチ式のレバー操作牽制手段により制御牽制
する構成としてもよい。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作具の支持構造を示す側面図
【図2】操作具の支持構造を示す斜視図
【図3】カバーの調節構造を示す縦断側面図
【図4】バックホーの後面図
【図5】油圧回路図
【図6】バックホーの全体側面図
【符号の説明】
6 バックホー装置 7 運転座席 20R,20L 操作レバー 22 レバー操作牽制手段 23,23 操作具 30 切り換え操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/24 E02F 9/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の油圧アクチュエータにより操作さ
    れるバックホー装置(6)を備え、前記各油圧アクチュ
    エータを駆動させる操作レバー(20R),(20L)
    を運転座席(7)の前方の操縦部ポスト(19)上に
    置するとともに、前記操作レバー(20R),(20
    L)によるアクチュエータ駆動操作を不能にさせる作用
    状態と、前記駆動操作を許容する非作用状態とに切り換
    え自在なレバー操作牽制手段(22)を備え、前記運転
    座席(7)に対する左右両側の乗降通路に張り出して操
    縦者の乗降を阻止する張り出し姿勢と、前記乗降通路か
    ら引退して乗降を許容する引退姿勢とに切り換え自在な
    左右一対の操作具(23),(23)を設け、この操作
    具(23),(23)を張り出し姿勢に設定すると前記
    レバー操作牽制手段(22)が非作用状態に切り換わ
    り、前記操作具(23)を引退姿勢に設定すると前記レ
    バー操作牽制手段(22)が作用状態に切り換わるよう
    構成してあるバックホーの安全装置であって、前記各操
    作具(23),(23)を一体的に姿勢変化するよう
    動連係させて前記操縦部ポスト(19)の左右両横側に
    突設状態でそれぞれ支持するとともに、前記各操作具
    (23),(23)を上方に立ち上げさせて引退姿勢に
    変更するように構成し、前記各操作具(23),(2
    3)の連係途中部に、前記レバー操作牽制手段(22)
    に対する切り換え操作部(30)を設けてあるバックホ
    ーの安全装置。
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JP4699869B2 (ja) * 2005-11-04 2011-06-15 日立建機株式会社 建設機械
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