JP4878766B2 - 作業車のブーム旋回自動停止装置 - Google Patents

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本発明は、高所作業車やクレーン車等の走行体上にブームを備えて構成される作業車に関し、更に詳しくは、ブームを所定の格納姿勢にさせる際、旋回作動させたブームが格納姿勢に対応する所定の旋回停止位置に達したときにブームの旋回作動を自動で停止させるブーム旋回自動停止装置に関する。
高所作業車やクレーン車等の走行体上にブームを備えた作業車は、オペレータが行うブーム操作手段(例えばレバー)の操作に応じてブームが旋回、起伏及び伸縮(或いは屈伸)作動するようになっており、これによりオペレータはブームの先端部に設けた作業機(クレーン車であれば懸吊装置、高所作業車であれば作業台)を所望の位置に移動させて所要の作業を行うことができるようになっている。このような作業車では路上を走行移動する際などにはブームを格納姿勢にするが、そのようなブームの格納は一般には、ブームを先ず全縮状態にしたうえでブームを格納姿勢に対応する旋回停止位置の直上まで旋回させ、その後ブームを倒伏作動させてブームを走行体上に設けたブーム受けに載置させるという手順でなされる。
このような一連のブーム格納操作において特に難しいのは、ブームを所定の旋回停止位置において確実に停止させる操作であり、走行体上に設けられたブーム受けがブームを受け得る許容範囲(ブームの旋回角度にして通常2度程度)内の位置にブームを移動させる必要がある。このため従来、格納時におけるブームの旋回作動操作を容易にするための種々の装置が考案されており、例えばブームを格納させる際、旋回作動させたブームが旋回停止位置に達したときにリミットスイッチが作動してブームの旋回作動を停止させる構成が知られている(例えば、下記の特許文献参照)。
実公平6−49580号公報
しかしながら、上記リミットスイッチを備えた構成では、格納時におけるブームの旋回作動速度が大きいときには、ブームは旋回停止位置を大きく超えて(オーバーランして)から停止する場合があった。このようなオーバーランを防止するにはブームの格納時におけるブームの旋回作動速度を初めから低速に制限すればよいが、このようにすると今度は作業性が損なわれるという不都合を生じてしまう。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、格納時におけるブームの旋回作動速度が大きい場合でも、ブームが所定の旋回停止位置に達したときにはその旋回作動を確実に停止させることが可能な構成の作業車のブーム旋回自動停止装置を提供することを目的としている。
本発明に係る作業車のブーム旋回自動停止装置は、走行体及び走行体上に旋回作動自在に取り付けられたブーム(例えば、実施形態における屈折ブーム30)を有して構成される作業車に備えられ、ブームを所定の格納姿勢にさせる際、旋回作動させたブームが格納姿勢に対応する所定の旋回停止位置に達したときにブームの旋回作動を自動で停止させる作業車のブーム旋回自動停止装置であって、ブームを格納させる場合に操作されて旋回自動停止モードを設定する旋回自動停止モード設定手段(例えば、実施形態におけるモード切換スイッチ71)と、旋回自動停止モード設定手段により旋回自動停止モードが設定されている状態でブームが旋回作動しているとき、ブームの旋回作動方向を検出する旋回作動方向検出手段(例えば、実施形態におけるレバー操作状態検出器72)と、ブームが旋回停止位置とこの旋回停止位置より右回りに所定角度だけ旋回した第1の旋回位置との間に位置した状態を検出したときに第1検出信号を出力する第1検出手段と、ブームが旋回停止位置とこの旋回停止位置より左回りに所定角度だけ旋回した第2の旋回位置との間に位置した状態を検出したときに第2検出信号を出力する第2検出手段と、旋回作動方向検出手段によりブームが左回りに旋回作動していることが検出されている状態では、第1検出手段から第1検出信号が出力されているときにブームの旋回作動速度を所定速度以下に制限し、第2検出手段から第2検出信号が出力されたときにブームの旋回作動を停止させる制御を行い、旋回作動方向検出手段によりブームが右回りに旋回作動していることが検出されている状態では、第2検出手段から第2検出信号が出力されているときにブームの旋回作動速度を所定速度以下に制限し、第1検出手段から第1検出信号が出力されたときにブームの旋回作動を停止させる制御を行うブーム作動制御手段(例えば、実施形態におけるコントローラ60)とを備える。
ここで、第1検出手段及び第2検出手段はそれぞれカム部材とこのカム部材によりオンオフされて第1検出信号若しくは第2検出信号を出力するリミットスイッチとの組み合わせ(実施形態では右側カムCRと右側リミットスイッチLSRとの組み合わせ及び左側カムCLと左側リミットスイッチLSLの組み合わせ)からなり、カム部材及びリミットスイッチの一方がブームを走行体に対して旋回自在に支持する旋回台に設けられ、他方が走行体における旋回台の近傍位置に設けられていることが好ましい。なお、このとき、カム部材は、旋回台若しくは走行体に対して旋回台の旋回方向に位置調整可能に設けられていることが好ましい。
また、旋回自動停止モード設定手段により旋回自動停止モードが設定されているときには、第1検出手段からの第1検出信号の出力と第2検出手段からの第2検出信号の出力とが同時に行われている状態でのみブームの倒伏作動を許容する倒伏作動規制手段(例えば、実施形態におけるコントローラ60)を備えていることが好ましい。
上記のように本発明に係る作業車のブーム旋回自動停止装置では、ブームを左回りの旋回作動によって格納するときには、ブームが旋回停止位置に近づいている状況を第1検出手段により検知し、ブームが旋回停止位置に達した状況は第2検出手段により検知するようになっており、また、ブームを右回りの旋回作動によって格納するときには、ブームが旋回停止位置に近づいている状況を第2検出手段により検知し、ブームが旋回停止位置に達した状況は第1検出手段により検知するようになっている。そして、ブームの旋回作動方向によらず、ブームが旋回停止位置に近づいている状況を検知しているときにはブームの旋回作動速度を所定速度以下に制限し、ブームが旋回停止位置に達した状況を検知したときにブームの旋回作動を停止させるようになっている。このため、ブームの格納時におけるブームの旋回作動速度が大きい場合でも、ブームが所定の旋回停止位置に達したときにはその旋回作動を確実に停止させることが可能である。
また、ブームの旋回作動停止は第1検出手段及び第2検出手段がともに検出信号(第1検出信号と第2検出信号)を出力したときではなく、ブームを左回りの旋回作動で格納させようとしているときには第2検出手段が第2検出信号を出力したとき、またブームを右回りの旋回作動で格納させようとしているときには第1検出手段が第1検出信号を出力したときであるので、ブームが左回りに旋回作動していてブームが旋回停止位置に近づいた(第1検出手段から第1検出信号が出力された)後、ブームが旋回停止位置に達する(第2検出手段から第2検出信号が出力される)前に誤ってブームの旋回作動方向を逆転させる操作を行ってしまった場合には、ブームを右回りに旋回作動させたときにブームの旋回作動を停止させる信号である第1検出信号が第1検出手段から出力される状況となるので、ブームの旋回作動は即時停止される。同様に、ブームが右回りに旋回作動していてブームが旋回停止位置に近づいた(第2検出手段から第2検出信号が出力された)後、ブームが旋回停止位置に達する(第1検出手段から第1検出信号が出力される)前に誤ってブームの旋回作動方向を逆転させる操作を行ってしまった場合には、ブームを左回りに旋回作動させたときにブームの旋回作動を停止させる信号である第2検出信号が第2検出手段から出力される状況となるので、ブームの旋回作動は即時停止される。このように本発明に係るブーム旋回自動停止装置は、ブームの格納時におけるブーム操作手段の誤操作に対する安全性が高いものとなっている。
ここで、第1検出手段及び第2検出手段がそれぞれカム部材と、このカム部材によりオンオフされて第1検出信号若しくは第2検出信号を出力するリミットスイッチとの組み合わせからなり、カム部材及びリミットスイッチの一方がブームを走行体に対して旋回自在に支持する旋回台に設けられ、他方が走行体における旋回台の近傍位置に設けられているのであれば、構成が簡単なものとなるので、製造コストを低減することができる。また、このような構成では、カム部材若しくはリミットスイッチを相対的に移動させるだけで簡単にその位置調整をすることができるので、作業車の組み立て作業工数を大幅に減らすことが可能である。
また、旋回自動停止モードが設定されているときには、第1検出手段からの第1検出信号の出力と第2検出手段からの第2検出信号の出力とが同時に行われている状態でのみブームの倒伏作動を許容する構成になっているのであれば、ブームが格納姿勢に対応する旋回停止位置に位置していない状態でブームを不用意に倒伏作動させてしまってブームを走行体上の構造物に接触させてしまう事態の発生を未然に防止することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1及び図2は本発明の一実施形態に係るブーム旋回自動停止装置が適用された高所作業車1を示している。この高所作業車1は、いわゆる屈折ブーム型の高所作業車であり、タイヤ車輪11,11,…を備えて運転キャビン12から走行運転操作が可能なトラック式の走行体10と、走行体10上に水平旋回自在に設けられた旋回台20と、この旋回台20上に立設されたブーム支持柱21の上部にフートピン22を介して取り付けられた屈折ブーム(以下、単にブームと称する)30と、このブーム30の先端部に取り付けられた作業者搭乗用の作業台40とを有して構成されている。
旋回台20は走行体10上における運転キャビン12の後方位置に上下軸まわり360度回動自在に取り付けられている。走行体10の内部には旋回モータ(油圧モータ)23が設けられており、この旋回モータ23を回転作動させることにより、図示しないギヤを介して旋回台20を上下軸まわりに旋回作動させることができる。ブーム30はロアブーム31及びアッパブーム32から構成されており、ロアブーム31は入れ子式に構成された第1ブーム部材31a及び第2ブーム部材31bからなっている。
ロアブーム31の内部には油圧シリンダからなる伸縮シリンダ33がロアブーム31の軸方向に延びて設けられており、この伸縮シリンダ33の伸縮作動によりロアブーム31を構成する第1及び第2ブーム部材31a,31bを相対的に移動させて、ロアブーム31全体を軸方向に伸縮動させることができるようになっている。また、ロアブーム31の下段側に位置する第1ブーム部材31aとブーム支持柱21との間には起伏シリンダ(油圧シリンダ)24が跨設されており、この起伏シリンダ24を伸縮作動させることにより、ロアブーム31を鉛直面内で起伏動させることが可能である。
アッパブーム32は、基端側がロアブーム31を構成する第2ブーム部材31bの先端部に設けられた第1金具34に連結されるとともに、先端側が第2金具35に連結された上段側部材32a及び下段側部材32bからなっている。これら両部材32a,32bは常時平行姿勢が保たれる構成となっており、下段側部材32bとロアブーム31を構成する第2ブーム部材31bとの間に設けられた屈伸シリンダ36を伸縮作動させることにより、アッパブーム32全体をロアブーム31に対して鉛直面内で屈折動させることができるようになっている。
アッパブーム32の先端部に取り付けられた上記第2金具35には垂直ポスト37の下端部が支持されている。この垂直ポスト37は図示しないレベリング装置により常時鉛直姿勢に保持される。
作業台40は箱形状を有しており、その側面部には作業台40の外部に突出してアーム部材38が設けられている。このアーム部材38は垂直ポスト37の上端部に回動自在に取り付けられており、内部に設けられた首振りモータ39を回転作動させることにより、作業台40全体を垂直ポスト37まわりに首振り(水平旋回)させることができる。ここで、垂直ポスト37は上述のように常時鉛直姿勢が保持されるため、結果として作業台40の床面はブーム30の起伏角度によらず常時水平姿勢に保たれる。
走行体10の前後左右各箇所には走行体10を安定状態に支持するアウトリガジャッキ13が設けられている。各アウトリガジャッキ13は走行体10に固定されて上下方向に延びたアウタージャッキ(シリンダチューブ)13aと、このアウタージャッキ13a内に設けられて上下方向に移動(伸縮動)自在なインナージャッキ(ピストンロッド)13bと、インナージャッキ13bの下端部に揺動自在に取り付けられた接地板13cとを有して構成されている。これらアウトリガジャッキ13は車両の走行時などではインナージャッキ13bをアウタージャッキ13a内に納めた格納状態にしておき、作業現場においてはインナージャッキ13bを下方に移動させ、接地板13cを地面に接地させて突っ張らせることにより、走行体10を持ち上げ支持させることができる。
作業台40の側壁には外方に張り出して設けられた操作部43が設けられており、この操作部43上には作業台40の移動操作、すなわちブーム30の旋回、起伏、伸縮及び屈伸操作を行うための複数のブーム操作レバー44と、作業台40の(アーム部材38の)首振り操作を行うための作業台操作レバー45とが備えられている。作業台40に搭乗した作業者は、これら複数のブーム操作レバー44と作業台操作レバー45とを操作することにより、旋回モータ23の回転作動、起伏シリンダ24の伸縮作動、伸縮シリンダ33の伸縮作動、屈伸シリンダ36の伸縮作動及び首振りモータ39の回転作動の各操作を行うことができる。
図3に示すように、旋回モータ23には第1電磁制御バルブ51経由で、起伏シリンダ24には第2電磁制御バルブ52経由で、伸縮シリンダ33には第3電磁制御バルブ53経由で、屈伸シリンダ36には第4電磁制御バルブ54経由で、首振りモータ39には手動制御バルブ55経由で、走行体10に設けられた油圧ポンプPより吐出された圧油が供給されるようになっており、上記油圧アクチュエータ(旋回モータ23、起伏シリンダ24、伸縮シリンダ33、屈伸シリンダ36及び首振りモータ39)はそれぞれ対応する電磁制御バルブ51,52,53,54及び手動制御バルブ55の各スプール(図示せず)の駆動状態に応じた方向及び速度で作動するようになっている。走行体10内には電磁制御バルブ51,52,53,54の制御を行うコントローラ60が設置されており、コントローラ60はブーム操作レバー44の操作により出力された操作信号に基づいて電磁制御バルブ51,52,53,54の各スプールを駆動する。ここで、複数のブーム操作レバー44それぞれの操作状態は作業台40の操作部43内に設けられたレバー操作状態検出器(例えばポテンショメータから構成される)72により検出され、その検出信号が上記ブーム操作レバー44の各方向の操作信号としてコントローラ60に入力される。
また、作業台40を(アーム部材38を)首振りさせる首振りモータ39の手動制御バルブ55は作業台40内に設けられており、作業台操作レバー45の操作により直接そのスプールを駆動できるようになっている。このような構成により、作業台40に搭乗した作業者は、ブーム操作レバー44を操作して旋回台20を旋回作動させ、ロアブーム31を起伏及び伸縮作動させ、アッパブーム32を屈伸作動させ、或いは作業台操作レバー45を操作して作業台40を首振り作動させることで、自身が搭乗する作業台40を所望の位置及び姿勢に移動させることが可能である。
路上走行する際などには、ブーム30(及び作業台40)は図1に示すような姿勢に格納される。ブーム30を格納するには、先ずブーム30を全縮状態にし、作業台40をブーム30の側方に首振りしたうえで、ブーム30の先端部を走行体10の後方に向けるようにブーム30を(旋回台20を)旋回させる。このときブーム30を走行体10上に立設されたブーム受け14の直上に位置させる。そして、最後にその旋回位置においてブーム30を倒伏作動させ、ブーム30をブーム受け14に載置させる。このようにブーム30の格納を行う際には、ブーム30は所定の格納姿勢に対応する旋回停止位置(ブーム受け14の直上の位置)まで旋回させるが、本高所作業車1では、ブーム30の格納時にブーム30をこのような旋回停止位置にちょうど停止させ得る装置として、以下に説明するブーム旋回自動停止装置を備えている。
高所作業車1に備えられたブーム旋回自動停止装置は、ブーム30を格納姿勢にさせる際、旋回作動させたブーム30が格納姿勢に対応する所定の旋回停止位置に達したときにブーム30の旋回作動を自動で停止させる作用をし、モード切換スイッチ71、前述のレバー操作状態検出器72、右側カムCR及び右側リミットスイッチLSRからなる第1検出手段73、左側カムCL及び左側リミットスイッチLSLからなる第2検出手段74及び上述のコントローラ60から構成される(図3参照)。
モード切換スイッチ71は作業台40の操作部43に設けられており、作業台40に搭乗した作業者が操作することができる。このモード切換スイッチ71は作業者がブーム30の格納させる場合に操作する。モード切換スイッチ71が操作されるとモード切換信号がコントローラ60に出力され、コントローラ60はこれに応じてブーム30の動作モードをそれまでの通常モードから旋回自動停止モードに切り換える(すなわち旋回自動停止モードの設定を行う)とともに、作業台40の操作部43に設けられた表示ランプ46を点灯させる。また、ブーム30の動作モードが旋回自動停止モードに設定されている状態からモード切換スイッチ71を操作すると、コントローラ60は動作モードをそれまでの旋回自動停止モードから通常モードに切り換えるとともに、表示ランプ46を消灯させる。ここで通常モードとは、ブーム操作レバー44の操作に応じてブーム30を旋回、起伏、伸縮及び屈伸させる動作モードであり、旋回自動停止モードとは、通常のブーム30の旋回、起伏操作等はできるものの、ブーム30が旋回作動によって上記所定の旋回停止位置に達したときには、ブーム操作レバー44によるブーム30の旋回作動操作が継続されていてもブーム30の旋回作動の停止状態が維持されるようにする動作モードである。
右側カムCR及び左側カムCLは図4及び図5に示すように旋回台20の外縁付近に並んで設けられている。右側カムCR及び左側カムCLはそれぞれに設けられた位置調整ボルトCRB,CLBの捻り操作により旋回台20の外縁付近に円弧状に設けられた溝25,26に沿って移動可能であり、それぞれ溝25,26を貫装して設けられた固定ボルトBの締め付けにより、これら溝25,26上の任意の位置において固定できるようになっている。なお、図4から分かるように、右側カムCRは左側カムCLの厚さよりも若干大きい厚さを有するスペーサSPにより底上げされた状態で旋回台20上に取り付けられている。これは、後述する左側リミットスイッチLSLは左側カムCLによってのみオンオフされ、右側リミットスイッチLSRは右側カムCRによってのみオンオフされるようにするため、換言すると、右側リミットスイッチLSRが左側カムCLによってオンオフされたり、左側リミットスイッチLSLが右側カムCRによってオンオフされたりしないようにするためである。
右側リミットスイッチLSR及び左側リミットスイッチLSLは図4及び図5に示すように走行体10上の旋回台20近傍位置に設けられたリミットスイッチ取り付け金具15に取り付けられている。右側リミットスイッチLSRはその可動切片AMRが中立位置にあるときにオフであり、可動切片AMRが中立位置から左右いずれかの方向に振れた状態でオンとなって第1検出信号をコントローラ60に出力する。また、左側リミットスイッチLSLはその可動切片AMLが中立位置にあるときにオフであり、可動切片AMLが中立位置から左右いずれかの方向に振れた状態でオンとなって第2検出信号をコントローラ60に出力する(図3参照)。なお、右側リミットスイッチLSRの可動切片AMRと左側リミットスイッチLSLの可動切片AMLはいずれも内蔵されたばねにより中立位置に自動復帰する構成を有している。
右側カムCRは、ブーム30が(旋回台20が)旋回停止位置と、この旋回停止位置より右回りに所定角度α1だけ旋回した第1の旋回位置(図6参照)との間に位置したときに右側リミットスイッチLSRの可動切片AMRと接触し、これをオンにする位置に取り付けられている。また、左側カムCLは、ブーム30が(旋回台20が)旋回停止位置と、この旋回停止位置より左回りに所定角度α2だけ旋回した第2の旋回位置(図6参照)との間に位置したときに左側リミットスイッチLSLの可動切片AMLと接触し、これをオンにする位置に取り付けられている。すなわち、第1検出手段73は、ブーム30が旋回停止位置と旋回停止位置より右回りに所定角度α1だけ旋回した第1の旋回位置との間に位置した状態を検出したときに第1検出信号を出力するようになっており、第2検出手段74は、ブーム30が旋回停止位置と旋回停止位置より左回りに所定角度α2だけ旋回した第2の旋回位置との間に位置した状態を検出したときに第2検出信号を出力するようになっている。また、このためブーム30が旋回停止位置に位置している状態では、第1検出手段73からの第1検出信号の出力と、第2検出手段74からの第2検出信号の出力とが同時になされる(右側リミットスイッチLSRと左側リミットスイッチLSLとはともにオンとなる)。なお、上記角度α1とα2とは同じ大きさであってもよいし、異なる値であってもよい。
上記のように、ブーム30が旋回停止位置に位置している状態では、右側リミットスイッチLSRと左側リミットスイッチLSLとはともにオンとなるので、右側リミットスイッチLSRに対する右カムCRの位置調整及び左側リミットスイッチLSLに対する左側カムCLの位置調整はブーム30を格納姿勢にさせた状態で、両リミットスイッチLSL,LSRがともにオンとなるように、位置調整ボルトCRB,CLBを捻り操作して行う。ブーム30が右回りの旋回作動で旋回停止位置に達した状態では、左側リミットスイッチLSLの可動切片AMLは中立位置よりも左方に振れた状態となり、ブーム30が左回りの旋回作動で旋回停止位置に達した状態では、右側リミットスイッチLSRの可動切片AMRは中立位置よりも右方に振れた状態となるが、高所作業車1の組み立て時における当初の位置調整では、図4及び図5に示すように、右側リミットスイッチLSRの可動切片AMRがその中立位置よりも右側に振れた状態でオンとなり、かつ左側リミットスイッチLSLの可動切片AMLがその中立位置よりも左側に振れた状態でオンとなるように右側カムCR及び左側カムCLの位置調整を行えば十分である。なお、両カムCR,CLの位置調整次第では両リミットスイッチLSR,LSLがともにオンとなる領域に或る程度の幅(角度)を持たせることができるが、その幅はブーム30の格納時における旋回停止位置の許容誤差範囲に相当することとなる。
次に、図7及び図8を用いて高所作業車1に備えられたブーム旋回自動停止装置の作動を説明する。高所作業を終えた作業者がブーム30の格納をしようとする場合には、作業者は先ずブーム操作レバー44の操作を行ってブーム30を全縮状態にし、続いて作業台操作レバー45の操作を行って作業台40をブーム30の側方に首振りさせる。そして、旋回自動停止モード設定スイッチブーム30を操作する。これによりコントローラ60はブーム30の動作モードをそれまでの通常モードから旋回自動停止モードに切り換える。続いて作業者はブーム操作レバー44を操作してブーム30を旋回作動させるが、格納姿勢でのブーム30はその先端部が走行体10の後方を向くことから、一般にはブーム30の先端部が走行体10の左半分領域に位置しているときにはブーム30を左回りに旋回作動させて格納し、ブーム30の先端部が走行体10右半分領域に位置しているときにはブーム30を右回りに旋回作動させて格納することになる。
先ず、ブーム30を左回りに旋回作動させてブーム30を格納させる場合について説明する。作業者30がブーム操作レバー44の操作を行ってブーム30を左回りに旋回作動させると、コントローラ60はレバー操作状態検出器72が検出するブーム操作レバー44の操作状態からブーム30の旋回作動方向を検知し、現在のブーム30の旋回作動方向が左回り(左旋回)であることを認識する。なお、初め両リミットスイッチLSR,LSLはともにオフであるとする(図7(A)参照)。
ブーム30が左回りに旋回作動していくと、右側カムCRは右側リミットスイッチLSRと接触するようになり、右側カムCRが右側リミットスイッチLSRの可動切片AMRを押圧すると、右側リミットスイッチLSRはオンになる(第1検出手段73から第1検出信号が出力される。図7(B)参照)。右側リミットスイッチLSRがオンになるということは、ブーム30が旋回停止位置に近づいたことを意味するので、コントローラ60はブーム30の(旋回台20の)旋回作動速度を予め定めた所定速度以下に制限する制御を開始する。具体的には、ブーム30の旋回作動速度が予め定めた所定速度を超えていた場合に、旋回モータ23の回転作動制御を行う第1電磁制御バルブ51のスプールを電磁作動させて油圧ポンプPから旋回モータ23へ供給される圧油の流量を絞り、旋回モータ23の回転速度を減速させる。ブーム30の旋回作動速度がもともと予め定めた所定速度以下であれば、旋回モータ23の回転速度の減速は特に行う必要はない。なお、ブーム30の旋回作動速度は旋回モータ23の回転速度を検出することによって求めることができるが、その他の方法によってもよい。例えば、油圧ポンプPより吐出される圧油の圧力及び流量、第1電磁制御バルブ51の開度等を検出するようにし、予め用意しておいたこれらパラメータとブーム30の旋回作動速度との対応関係データとの比較によってブーム30の旋回作動速度を求めるようにしてもよい。
コントローラ60は、ブーム30の旋回作動速度の制限制御を開始した後は、右側リミットスイッチLSRがオンになっている間、上記ブーム30の旋回作動速度の制限制御を継続する。ブーム30が更に左回りに旋回作動していくと、今度は左側カムCLが左側リミットスイッチLSLと接触するようになり、左側カムCLが左側リミットスイッチLSLの可動切片AMLを押圧したときに左側リミットスイッチLSLがオンになる(第2検出手段74から第2検出信号が出力される。図7(C)参照)。左側リミットスイッチLSLがオンになるということは、ブーム30が旋回停止位置に達したことを意味するので、コントローラ60は旋回モータ23の回転作動制御を行う第1電磁制御バルブ51を閉止させ、ブーム30の(旋回台20の)旋回作動を停止させる。これによりブーム30は旋回停止位置において停止することになる。
続いて、ブーム30を右回りに旋回作動させてブーム30を格納させる場合について説明する。作業者30がブーム操作レバー44の操作を行ってブーム30を右回りに旋回作動させると、コントローラ60はレバー操作状態検出器72が検出するブーム操作レバー44の操作状態からブーム30の旋回作動方向を検知し、現在のブーム30の旋回作動方向が右回り(右旋回)であることを認識する。ここでも初め両リミットスイッチLSR,LSLはともにオフであるとする(図8(A)参照)。
ブーム30が右回りに旋回作動していくと、左側カムCLは左側リミットスイッチLSLと接触するようになり、左側カムCLが左側リミットスイッチLSLの可動切片AMLを押圧することによって左側リミットスイッチLSLはオンになる(第2検出手段74から第2検出信号が出力される。図8(B)参照)。左側リミットスイッチLSLがオンになるということは、ブーム30が旋回停止位置に近づいたことを意味するので、コントローラ60はブーム30の旋回作動速度を予め定めた所定速度以下に制限する制御を開始する。
コントローラ60は、ブーム30の旋回作動速度の制限制御を開始した後は、左側リミットスイッチLSLがオンになっている間、上記ブーム30の旋回作動速度の制限制御を継続する。ブーム30が更に右回りに旋回作動していくと、今度は右側カムCRが右側リミットスイッチLSRと接触するようになり、右側カムCRが右側リミットスイッチLSRの可動切片AMRを押圧したときに右側リミットスイッチLSRがオンになる(第1検出手段73から第1検出信号が出力される。図8(C)参照)。右側リミットスイッチLSRがオンになるということは、ブーム30が旋回停止位置に達したことを意味するので、コントローラ60は旋回モータ23の回転作動制御を行う第1電磁制御バルブ51を閉止させ、ブーム30の旋回作動を停止させる。これによりブーム30は旋回停止位置において停止することになる。
このようにコントローラ60は、レバー操作状態検出器72によりブーム30が左回りに旋回作動していることが検出されている状態では、第1検出手段73から第1検出信号が出力(右側リミットスイッチLSRからオン信号が出力)されているときにブーム30の旋回作動速度を所定速度以下に制限し、第2検出手段74から第2検出信号が出力(左側リミットスイッチLSLからオン信号が出力)されたときに(そのとき第1検出手段73から第1検出信号が出力されているか否かは無関係)、ブーム30の旋回作動を停止させる制御を行うようになっている。また、レバー操作状態検出器72によりブーム30が右回りに旋回作動していることが検出されている状態では、第2検出手段74から第2検出信号が出力(左側リミットスイッチLSLからオン信号が出力)されているときにブーム30の旋回作動速度を所定速度以下に制限し、第1検出手段73から第1検出信号が出力(右側リミットスイッチLSRからオン信号が出力)されたときに(そのとき第2検出手段74から第2検出信号が出力されているか否かは無関係)、ブーム30の旋回作動を停止させる制御を行うようになっている。なお、コントローラ60は、旋回作動を停止(自動停止)させた後は、ブーム操作レバー44によるブーム30の旋回作動操作が継続されていてもこれに従ったブーム30の旋回作動を行わず、ブーム30の旋回停止位置での停止状態が維持されるようにする。
上記のようにブーム30が所定の旋回停止位置において自動停止したら、作業者はモード切換スイッチ71を操作したうえで(これによりコントローラ60はブーム30の動作モードをそれまでの旋回自動停止モードから通常モードに切り換える)、ブーム操作レバー44の操作を行ってブーム30を倒伏作動させ、ブーム30をブーム受け14に載置させる。これによりブーム30の格納が完了する。
ここで、コントローラ60は、ブーム30の動作モードを旋回自動停止モードに設定している状態では、第1検出手段73からの第1検出信号の出力と第2検出手段74からの第2検出信号の出力とが同時に行われているとき(右側リミットスイッチLSRと左側リミットスイッチLSLが同時にオンになっているとき)のみブーム30の倒伏作動を許容するようになっている。これは、ブーム30が旋回停止位置の近傍に位置はしているものの、まだ旋回停止位置に達していないという状況でブーム30の倒伏作動ができるとすると、ブーム30を走行体10上の構造物に接触させてしまうおそれが生じるので、このような不都合を防止するようにしたものである。
上述のように高所作業車1に備えられたブーム旋回自動停止装置では、ブーム30を左回りの旋回作動によって格納するときには、ブーム30が旋回停止位置に近づいている状況を第1検出手段73により検知し、ブーム30が旋回停止位置に達した状況は第2検出手段74により検知するようになっており、また、ブーム30を右回りの旋回作動によって格納するときには、ブーム30が旋回停止位置に近づいている状況を第2検出手段74により検知し、ブーム30が旋回停止位置に達した状況は第1検出手段73により検知するようになっている。そして、ブーム30の旋回作動方向によらず、ブーム30が旋回停止位置に近づいている状況を検知しているときにはブーム30の旋回作動速度を所定速度以下に制限し、ブーム30が旋回停止位置に達した状況を検知したときにブーム30の旋回作動を停止させるようになっている。このため、ブーム30の格納時におけるブーム30の旋回作動速度が大きい場合でも、ブーム30が所定の旋回停止位置に達したときにはその旋回作動を確実に停止させることが可能である。
また、ブーム30の旋回作動停止は第1検出手段73及び第2検出手段74がともに検出信号(第1検出信号と第2検出信号)を出力したときではなく、ブーム30を左回りの旋回作動で格納させようとしているときには第2検出手段74が第2検出信号を出力したとき、またブーム30を右回りの旋回作動で格納させようとしているときには第1検出手段73が第1検出信号を出力したときであるので、ブーム30が左回りに旋回作動していてブーム30が旋回停止位置に近づいた(第1検出手段73から第1検出信号が出力された)後、ブーム30が旋回停止位置に達する(第2検出手段74から第2検出信号が出力される)前に誤ってブーム30の旋回作動方向を逆転させる操作を行ってしまった場合には、ブーム30を右回りに旋回作動させたときにブーム30の旋回作動を停止させる信号である第1検出信号が第1検出手段73から出力される状況となるので、ブーム30の旋回作動は即時停止される。同様に、ブーム30が右回りに旋回作動していてブーム30が旋回停止位置に近づいた(第2検出手段74から第2検出信号が出力された)後、ブーム30が旋回停止位置に達する(第1検出手段73から第1検出信号が出力される)前に誤ってブーム30の旋回作動方向を逆転させる操作を行ってしまった場合には、ブーム30を左回りに旋回作動させたときにブーム30の旋回作動を停止させる信号である第2検出信号が第2検出手段74から出力される状況となるので、ブーム30の旋回作動は即時停止される。このため高所作業車1に備えられたブーム旋回自動停止装置は、ブーム30の格納時におけるブーム操作レバー44の誤操作に対する安全性が高いものとなっている。
また、高所作業車1に備えられたブーム旋回自動停止装置では、第1検出手段73及び第2検出手段74がそれぞれカム部材と、このカム部材によりオンオフされて検出信号を出力するリミットスイッチとの組み合わせ(右側カムCRと右側リミットスイッチLSRとの組み合わせ、及び左側カムCLと左側リミットスイッチLSLとの組み合わせ)からなり、カム部材及びリミットスイッチの一方が走行体10に対して旋回自在に支持する旋回台20に設けられ、他方が走行体10の旋回台20近傍に設けられている。第1検出手段73及び第2検出手段74はフォトカプラなどの光センサを用いて構成することも可能であるが、本実施形態のように第1検出手段73及び第2検出手段74をカム部材とリミットスイッチとの組み合わせとするのであれば、構成が簡単なものとなるので、製造コストを低減することができる。また、このような構成では、カム部材(右側カムCR及び左側カムCL)を旋回台20に対して移動させるだけで簡単にその位置調整をすることができるので、高所作業車1の組み立て作業工数を大幅に減らすことが可能である。なお、上述の実施形態では、カム部材(右側カムCR及び左側カムCL)が旋回台20に設けられ、リミットスイッチ(右側リミットスイッチLSR及び左側リミットスイッチLSL)が走行体10上に設けられていたが、これらの関係を逆にし、リミットスイッチ(右側リミットスイッチLSR及び左側リミットスイッチLSL)が旋回台20に設けられ、カム部材(右側カムCR及び左側カムCL)が走行体10上に設けられる構成とすることもできる。
また、高所作業車1に備えられたブーム旋回自動停止装置では、旋回自動停止モードが設定されているときには、第1検出手段73からの第1検出信号(右側リミットスイッチLSRのオン信号)の出力と第2検出手段74からの第2検出信号(左側リミットスイッチLSLのオン信号)の出力とが同時に行われている状態でのみブーム30の倒伏作動が許容されるようになっているので、ブーム30が格納姿勢に対応する旋回停止位置に位置していない状態でブーム30を不用意に倒伏作動させてしまってブーム30を走行体10上の構造物に接触させてしまう事態の発生を未然に防止することが可能である。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では、ブームを走行体の後方に向けて格納するようになっていたが、これは一例に過ぎず、ブームを走行体の前方に向けて格納するようになっていてもよいし、走行体の前後軸に対して斜めに向けて格納するようになっていてもよい。
また、上述の実施形態では、本発明に係るブーム旋回自動停止装置が適用される作業車はブームの先端部に作業台を備える高所作業車であったが、本発明はブームの先端部に懸吊装置を備えたクレーン車やアースオーガを備えた穴掘り建柱車等、走行体上にブームを旋回作動自在に備えた他の作業車にも同様に適用することが可能である。また、上述の実施形態では、走行体に備えられるブームは屈折ブームであるとしたが、これは伸縮ブーム等、他の形式のブームであってもよい。
本発明の一実施形態に係るブーム旋回自動停止装置を備えた高所作業車の斜視図である。 上記高所作業車の側面図であり、(A)はブームを水平姿勢にした状態、(B)はブームをほぼ垂直姿勢にした状態を示している。 上記高所作業車におけるブームの作動系統を示すブロック図である。 旋回台の近傍領域を上方から見た斜視図である。 図4に示す領域の一部を拡大して示す平面図である。 ブームの第1の旋回位置及び第2の旋回位置の説明をするための図である。 ブームが右旋回で格納されるときの左右各リミットスイッチのオンオフ状態を示す図である。 ブームが左旋回で格納されるときの左右各リミットスイッチのオンオフ状態を示す図である。
符号の説明
1 高所作業車(作業車)
10 走行体
20 旋回台
30 屈折ブーム(ブーム)
40 作業台
60 コントローラ(ブーム作動制御手段、倒伏作動規制手段)
71 モード切換スイッチ(旋回自動停止モード設定手段)
72 レバー操作状態検出器(旋回作動方向検出手段)
73 第1検出手段
74 第2検出手段
CR 右側カム(カム部材)
CL 左側カム(カム部材)
LSR 右側リミットスイッチ(リミットスイッチ)
LSL 左側リミットスイッチ(リミットスイッチ)

Claims (4)

  1. 走行体及び前記走行体上に旋回作動自在に取り付けられたブームを有して構成される作業車に備えられ、前記ブームを所定の格納姿勢にさせる際、旋回作動させた前記ブームが前記格納姿勢に対応する所定の旋回停止位置に達したときに前記ブームの旋回作動を自動で停止させる作業車のブーム旋回自動停止装置であって、
    前記ブームを格納させる場合に操作されて旋回自動停止モードを設定する旋回自動停止モード設定手段と、
    前記旋回自動停止モード設定手段により前記旋回自動停止モードが設定されている状態で前記ブームが旋回作動しているとき、前記ブームの旋回作動方向を検出する旋回作動方向検出手段と、
    前記ブームが前記旋回停止位置と前記旋回停止位置より右回りに所定角度だけ旋回した第1の旋回位置との間に位置した状態を検出したときに第1検出信号を出力する第1検出手段と、
    前記ブームが前記旋回停止位置と前記旋回停止位置より左回りに所定角度だけ旋回した第2の旋回位置との間に位置した状態を検出したときに第2検出信号を出力する第2検出手段と、
    前記旋回作動方向検出手段により前記ブームが左回りに旋回作動していることが検出されている状態では、前記第1検出手段から前記第1検出信号が出力されているときに前記ブームの旋回作動速度を所定速度以下に制限し、前記第2検出手段から前記第2検出信号が出力されたときに前記ブームの旋回作動を停止させる制御を行い、前記旋回作動方向検出手段により前記ブームが右回りに旋回作動していることが検出されている状態では、前記第2検出手段から前記第2検出信号が出力されているときに前記ブームの旋回作動速度を所定速度以下に制限し、前記第1検出手段から前記第1検出信号が出力されたときに前記ブームの旋回作動を停止させる制御を行うブーム作動制御手段とを備えたことを特徴とする作業車のブーム旋回自動停止装置。
  2. 前記第1検出手段及び前記第2検出手段はそれぞれカム部材と前記カム部材によりオンオフされて前記第1検出信号若しくは前記第2検出信号を出力するリミットスイッチとの組み合わせからなり、前記カム部材及び前記リミットスイッチの一方が前記ブームを前記走行体に対して旋回自在に支持する旋回台に設けられ、他方が前記走行体における前記旋回台の近傍位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の作業車のブーム旋回自動停止装置。
  3. 前記カム部材は、前記旋回台若しくは前記走行体に対して前記旋回台の旋回方向に位置調整可能に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の作業車のブーム旋回自動停止装置。
  4. 前記旋回自動停止モード設定手段により前記旋回自動停止モードが設定されているときには、前記第1検出手段からの前記第1検出信号の出力と前記第2検出手段からの前記第2検出信号の出力とが同時に行われている状態でのみ前記ブームの倒伏作動を許容する倒伏作動規制手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の作業車のブーム旋回自動停止装置。
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