JP2935265B2 - 靴底、該靴底を用いた靴及び靴底の取付方法 - Google Patents

靴底、該靴底を用いた靴及び靴底の取付方法

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JP2935265B2 JP63049702A JP4970288A JP2935265B2 JP 2935265 B2 JP2935265 B2 JP 2935265B2 JP 63049702 A JP63049702 A JP 63049702A JP 4970288 A JP4970288 A JP 4970288A JP 2935265 B2 JP2935265 B2 JP 2935265B2
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、直接加硫圧着式若しくは射出成形法に係る
靴底の構造に関する。
〈従来の技術〉 靴底の成形方法として一般に、金型を使って表底を成
形しながら靴に付ける所謂直接加硫圧着式(バルカナイ
ズ式)並びに射出成形法(インジェクション・モールデ
ィング式)が従来より知られている。
これを第4図に示すと、前者は、甲革1を中底2に釣
り込み、靴型を抜いて袋状になった製胛体に金足型3を
差し込み、製胛体の底部と左右両サイズの金型4,5と底
金型6との4者の間にできる空間に未加硫ゴム片を入
れ、加熱加圧して表底7を加硫しながら製胛体底部に付
ける方法である。
後者は、袋状になった製胛体に金足型3を差し込み、
左右両サイズの金型4,5と底金型6をセットする迄は前
者の方法と同様であり、次いで配合された底原液を金型
に注入すると、この原液自身が化学反応を起こして固化
し、金型通りに成形された表底7が製胛体底部に固着す
るように設けている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来の靴の製法では、次の
ような問題点がある。
即ち、これらの製法では、表底7を製胛体底部に一体
に成形固着する方法であり、表底接地面の意匠は底金型
6の意匠面によって決定される。
この底金型6の一例を第5図に示す。
図の8が表底接地面の意匠を決定する凹凸模様部であ
る。
従って、種々の金型を用意すれば、多種類の地面意匠
による靴を製造できるが、その場合には個々の金型が高
価であるため莫大な設備費がかかることとなり、製品と
して高価なものとなってしまう欠点がある。よって、従
来の直接加硫圧着式若しくは射出成形法による底付け法
は、小品種・大量生産には適するが、多品種・少量の製
靴には適していない。
そこで、本発明は以上のような従来の実情に鑑み、従
来の直接加硫圧着式若しくは射出成形法の特徴を活かし
つつ、設備費をかけずに表底接地面の意匠を種々変化さ
せた靴を容易に製造でき、多品種・少量生産に適した靴
の製法およびその構造を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため本発明の靴底は、中底に甲革を釣り込んで固
着することにより形成される製胛体に取り付けられる靴
底において、直接加硫圧着式又は射出成形法により製胛
体の底部に取り付けられる第1表底層と、予め、接地面
に任意の意匠が施されて形成されており、該第1表底層
に対し、接着と縫合のうちの少なくとも一方の手段によ
り接合される第2表底層と、を有することを特徴とす
る。また、本発明は靴は、中底に甲革を釣り込んで固着
することにより形成される製胛体を有する靴であって、
前記靴底を有することを特徴とする。さらに、本発明の
靴底の取付方法は、中底に甲革を釣り込んで固着するこ
とにより形成される製胛体に取り付けられる靴底の取付
方法において、直接加硫圧着式又は射出成形法により製
胛体の底部に第1表底層を取り付ける工程と、予め、接
地面に任意の意匠が施されて形成された第2表底層を、
該第1表底層に対し、接着と縫合のうちの少なくとも一
方の手段により接合する工程と、を有することを特徴と
する。
〈作用〉 係る構成の靴の構造では、製胛体の底部に直接加硫圧
着式若しくは射出成形法により略平滑な底面からなる底
部材(第1表底層)を付けることによって、従来通り靴
底周部の防水性と、釣込み後のアッパーと底部材の強固
な接合を維持できると共に、上記第1表底層に接地表底
(第2表底層)及び踵を選択的に重層固着し得るものと
したので、意匠を種々変化させることにより多品種の靴
を安価・迅速に製造できる。すなわち、前記底部材(第
1表底層)を一種の金型で成形すれば良いので、金型の
費用は嵩まず、設備費を安価に抑えることができ、多品
種・少量の靴の製造に適するものとなる。
〈実施例〉 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図には本発明に係る靴底の構造が示さ
れており、10は甲革、11は中底、12はふまず芯(シャン
ク)、13は第1表底層たる底部材、14は第2表底層たる
接地表底、15は中物(衝撃吸収材)、16は踵部材であ
る。
次に、本発明の靴の製法について説明する。
まず、甲革10を中底11に釣り込み固着して製胛体(ア
ッパー)を形成し、靴型を抜いて袋状になった製胛体に
金足型を装着し、次いでこれを底付け機に装着して製胛
体の左右両サイド金型と底金型との間にできる底部空間
に未加硫ゴム片を入れ、加熱加圧することにより、ゴム
製の底面が略平滑面の底部材13を第1表底層として形成
する。
この場合の底金型17は、第3図に示すように、中抜き
用凸部17aを有する構成とすることにより、成型後の底
部材13が環状となるように形成している。すなわち、第
1表底層は製胛体の底周縁に沿って形成されている。
次に、底部材13の中抜き部13a内に踏まず芯12および
衝撃吸収材となるスポンジ、コルク等の中物15を充填
し、この後に、これらを被覆するように第2表底層たる
接地表底14及び踵16を重層接合する。
この接地表底14は、底部材13に出縫18によって縫合す
るか接着剤によるセメント式製法で貼り合わせる等によ
り第1表底層に対して強固に接合する。また、踵16は接
地表底14に接着剤によるセメント式製法で貼り合わせて
いる。
接地表底14及び踵16は、一般の靴底に使用されるゴ
ム、合成樹脂、革等の素材を適用することができる。
なお、この実施例では、直接加硫圧着式によって底部
材13を製胛体の底部に付けるようにしたが、射出成形法
により底部材13を形成するようにしてもよい。
かかる靴底の構造および製法によると、従来通り靴底
部の防水性と製胛体と表底部材との強固な接合を維持で
きる。また第1表底層たる底部材13のみを形成したアッ
パーを予め多数製造しておき、その後適時に重層接合す
べき接地表底14及び踵16として任意の意匠のものを自由
に選択して接合することができるので多品種・少量の靴
を製造できる。すなわち前記底部材13を一種の金型で成
形すれば良いので、金型の費用は嵩まず、設備費を安価
に抑えることができ、少量・多品種の靴の製造に適する
ものとなる。
因みに、従来の射出成形法によって表底全体をウレタ
ンフォームとした靴の製法では、クッション性を高める
ことが可能であるが、底面意匠ごとの金型が必要であ
る。また、従来の直接加硫圧着式による靴の製法では、
金型に熱と圧力を加える関係でシャンクや中物に替わる
ようなクッション性を持たせることは困難である。しか
し、本製法では、上記実施例のように、底金型17を中抜
き用凸部17aを設けた構成にして略平板状の底部材13を
環状に形成し、この底部材13の中抜き部13aに中物15等
を充填することによって、直接加硫圧着式であっても、
軽量化並びにクッション性向上を図れる。
なお、本実施例においては、略平板状の底部材13を環
状に形成したが、中抜き部13aのない単なる平板状の底
部材として形成しても良く、この場合には中物15を充填
する工程を省略する。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明の靴の構造によると、従
来の直接加硫圧着式若しくは射出成形法による利点即
ち、製胛と底部の強固な接合と防水性を維持できると共
に、第2表底層として重層接合され接地表底及び踵の意
匠を任意に選択接合することができるので多品種・少量
の靴を安価に製造できる。すなわち、前記底部材を一種
の金型で成形すれば良いので、金型の費用は嵩まず、設
備費を安価に抑えることができ、少量・多品種の靴の製
造に適するものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る靴の縦断面図、第2図はその製法
の一部を説明するためのA−A線断面図、第3図は同上
の靴の製法に使用される底金型の一例を示す斜視図、第
4図(a),(b)は夫々従来の靴の製法を示す概略
図、第5図は上記従来の靴の製法に使用される底金型の
一例を示す斜視図である。 10……甲革 11……中底 13……底部材 14……接地表底 16……踵

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中底に甲革を釣り込んで固着することによ
    り形成される製胛体に取り付けられる靴底において、 直接加硫圧着式又は射出成形法により製胛体の底部に取
    り付けられる第1表底層と、予め、接地面に任意の意匠
    が施されて形成されており、該第1表底層に対し、接着
    と縫合のうちの少なくとも一方の手段により接合される
    第2表底層と、を有することを特徴とする靴底。
  2. 【請求項2】中底に甲革を釣り込んで固着することによ
    り形成される製胛体を有する靴であって、前記請求項1
    記載の靴底を有することを特徴とする靴。
  3. 【請求項3】中底に甲革を釣り込んで固着することによ
    り形成される製胛体に取り付けられる靴底の取付方法に
    おいて、 直接加硫圧着式又は射出成形法により製胛体の底部に第
    1表底層を取り付ける工程と、予め、接地面に任意の意
    匠が施されて形成された第2表底層を、該第1表底層に
    対し、接着と縫合のうちの少なくとも一方の手段により
    接合する工程と、を有することを特徴とする靴底の取付
    方法。
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