JP2934199B2 - 耕耘機におけるリヤカバー - Google Patents

耕耘機におけるリヤカバー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耕耘機におけるリヤカバ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、実公昭53−41457号公報に
は、ロータリカバー内に、ロータリカバーに対して回動
する回動リヤカバーを設けた耕耘機が記載されている。
この回動リヤカバーは、ロータリカバー内で、ロータリ
に近接して設けられており、耕耘作業時には支持アーム
によって耕地面で支持されながら回動し、ロータリ耕耘
装置を持ち上げて方向転換する際には、作業者の安全を
図るために、ロータリサイドカバーに取り付けられたス
トッパーで支持されるまで、自重で下方へ回動するよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の回動リヤカバーでは、ロータリに近接して設
けられているため、ロータリとリヤカバーの間に空間部
を多くとることができず、耕耘土が多くたまり、必要以
上に耕耘土の連れ回りを起こし、馬力ロスが生じるとい
った不具合がある。また、ロータリのメンテナンス時、
作業機装着時、耕耘後の鎮圧を嫌う場合等において、各
種作業に適した位置までリヤカバーを上昇させたいにも
拘わらず、図1で示すような耕耘機のように、ロータリ
カバーの後部に耕深調節棒や抵抗棒を上下調節自在に支
持する支持部材が存在していると、この支持部材にリヤ
カバーが当たり、リヤカバーをそれ以上、上昇させるこ
とができないため、ロータリのメンテナンス性や作業機
装着の操作性が悪く、耕耘後の鎮圧を嫌う場合において
も、リヤカバーが耕耘した土に接触する虞れがある等の
不具合を呈している。そこで、本発明は、効率的な耕耘
作業が行えるとともに、ロータリのメンテナンス時、作
業機装着時、耕耘後の鎮圧を嫌う場合等において、リヤ
カバーを各種作業に適した位置まで上昇させることがで
きるようにすることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するため、本発明は次のような耕耘機におけるリヤカバ
ーを提供するものである。すなわち、機体前方にエンジ
ンを、機体後方にロータリ耕耘装置を、ロータリ耕耘装
置の上方にハンドルを備えた耕耘機において、前記エン
ジンとロータリ耕耘装置の間にミッションケースを設
け、該ミッションケース中途部にロータリカバー前部を
固着し、又ミッションケース後部に、耕深調節棒や抵抗
棒を挿通する支持部材を固着し、又該支持部材にロータ
リカバー後部を固着するとともに、該ロータリカバーの
外側に、ロータリカバーに対して回動するリヤカバーを
設け、該リヤカバーの前部に、前記支持部材に係合可能
な係合部を設けたことを特徴とする耕耘機におけるリヤ
カバーである。
【0005】
【作用】本発明のものによれば、ロータリカバーの外側
にロータリカバーに対して回動するリヤカバーが設けら
れ、リヤカバーの前部に設けられた係合部が耕深調節棒
や抵抗棒を挿通する支持部材に係合する。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す実施例について説明する。
機体フレーム(1)にはエンジン(2)が搭載され、エ
ンジンプーリー(3)からベルト(4)を介して入力プ
ーリー(5)が駆動される。(A)はロータリ耕耘装置
で、ロータリ(8)、ロータリカバー(14)等から構
成されており、入力プーリー(5)からL字形ミッショ
ンケース(6)の直立部における伝動歯車を経て車輪
(7)が駆動され、傾斜部における伝動歯車を経てロー
タリ(8)が駆動される。車輪(7)上のボンネット
(9)には変速レバー(11)のガイド溝がある。図示
の(13)はミッションケース(6)の傾斜部に取り付
けられたハンドルであり、(12)はテンションローラ
で、ハンドル部のクラッチレバー(10)で操作され
る。
【0007】以上のような耕耘機において、ミッション
ケース(6)の傾斜部の中途部にロータリカバー(1
4)の前部が取り付けられ、ミッションケースの傾斜部
の後部に耕深調節棒(18)や抵抗棒(17)を挿通す
る支持部材(15)が取り付けられ、支持部材(15)
にロータリカバー(14)の後部が取り付けられてい
る。この支持部材(15)は中空のボックス状をなし、
図示の支持部材(15)には抵抗棒(17)と耕深調節
棒(18)とが挿通され、後述するように上下調節自在
に支持されている。
【0008】本発明は、以上のような耕耘機において、
ロータリカバー(14)に対して回動するリヤカバー
(19)を設けてなるもので、次にそのリヤカバー(1
9)について、図2、図3を基に説明する。(14)は
前述したロータリカバーであり、リヤカバー(19)
は、図2の側面視で、ほぼロータリカバー(14)に沿
った円弧状に形成され、その円弧面は、ロータリカバー
に接近した上端位置(a)よりロータリカバーから離れ
る下端位置(b)に向かう曲面で構成されている。ま
た、リヤカバー(19)の側部には、リヤカバー(1
9)と一体な扇形状のリヤサイドカバー(20)が設け
られており、ロータリカバー(14)の側部にもロータ
リサイドカバー(21)が設けられている。そして、図
2で示すように、リヤサイドカバー(20)がロータリ
サイドカバー(21)の外側にあってロータリ軸(1
6)で支持されている。
【0009】したがって、リヤカバー(19)はロータ
リ軸(16)を中心として、ロータリカバー(14)の
外側を上下に回動するようになっており、このように、
ロータリカバー(14)の外側に、ロータリカバー(1
4)に対して回動するリヤカバー(19)が設けられて
いると、ロータリ(8)とリヤカバー(19)との間に
空間部を大きく取ることができ、ロータリカバー(1
4)内での耕耘土の連れ回りを可及的に少なくすること
ができて、馬力ロスの少ない効率的な耕耘作業を行うこ
とができる。また、リヤカバー(19)の下端(b)に
はゴム垂れ(22)が取り付けられており、このゴム垂
れは、長短2様のゴム垂れが用意されて、リヤカバー
(19)に付け替えられるようになっている。
【0010】また、図4で示すように、リヤカバー(1
9)の機体幅方向略中央の前部には、前記支持部材(1
5)に係合可能な係合部(23)、ここでは支持部材
(15)に嵌入しうる凹溝(23)が設けられており、
ロータリカバー(14)の後部に支持部材(15)が取
り付けられている耕耘機であっても、各種作業に適する
位置までリヤカバー(19)を上昇させることができる
ようになっている。つまり、ロータリ(8)のメンテナ
ンス時、作業機装着時、耕耘後の鎮圧を嫌う場合等にお
いて、リヤカバー(19)を各種作業に適する位置まで
上昇させることができるので、ロータリのメンテナンス
性や作業機装着の操作性がよくなり、耕耘後の鎮圧を嫌
う場合においても、リヤカバー(19)を上方に引き上
げて耕耘作業ができるため、リヤカバー(19)が耕耘
した土に接触する虞れがない。
【0011】なお、このとき支持部材(15)に設けた
カラー(28)とリヤカバー(19)に設けたブラケッ
ト(25)にピン(24)を挿通することによって、リ
ヤカバー(19)は、各種作業に適した上昇位置に保持
されるようになっている。また、リヤカバー(19)に
は、図4で示すように、補強用の凹凸(26)(27)
が形成されており、凹凸(26)はU字形に、凹凸(2
7)は縦一文字にそれぞれ形成されている。図6はリヤ
サイドカバー(20)を除いたリヤカバー部分拡大図で
ある。
【0012】また、リヤカバー(19)の下端部(b)
とロータリ軸(16)との距離(l)が、リヤカバー
(19)の上端部(a)とロータリ軸(16)との距離
(l’)より大となっているので、後方へ土がスムーズ
に流れ、馬力ロスが少なく、均平がきれいに仕上がる。
そして、リヤカバー(19)が耕耘面の高さに応じて上
下するので、リヤカバー(19)の部分に土をためる作
用があり、細土性がよく、更に土をためることにより大
きい土が下に沈み、表面が細かい土になって仕上がりが
よく、耕耘跡の均平がよくなる。
【0013】その他、図9にはロータリ(8)の刃(3
6)が示されており、正面視、木の葉形をなし、両サイ
ドが刃面(32)(32’)を構成していて、下端が外
側に向って屈曲した刃先(33)を形成している。ま
た、図2において、(34)(35)はトルクバネで、
これが支持部材(15)のピン(36)(37)に中心
が捲回され、一端は各棒(17)(18)の背面に、他
端は支持部材(15)に固定され、トルクバネ(34)
(35)の力に抗してハンドル(38)(39)を持っ
て後方に引くことにより、それぞれの切欠(40)(4
1)からピン(36)(37)が外ずれ、外した状態で
各棒(17)(18)を上下に調節し、調節した位置で
ピン(36)(37)と切欠(40)(41)との係合
でロックされ、支持される。
【0014】以上、何れにしても、本発明によれば、ロ
ータリカバーの外側に、ロータリーカバーに対して回動
するリヤカバーが設けられているので、効率的な耕耘作
業が実現できるとともに、そのリヤカバーの前部に、耕
深調節棒や抵抗棒を挿通する支持部材に係合する係合部
が設けられているので、ロータリカバーの後部に支持部
材が存在している耕耘機であっても、各種作業に適する
位置までリヤカバーを上昇させることができる。したが
って、ロータリのメンテナンス時、作業機装着時、耕耘
後の鎮圧を嫌う場合等において、ロータリのメンテナン
ス性や作業機装着の操作性がよくなり、耕耘後の鎮圧を
嫌う場合においても、リヤカバーが耕耘した土に接触す
る虞れがなくなる。
【0015】
【発明の効果】本発明のものによれば、ロータリカバー
の外側に、ロータリカバーに対して回動するリヤカバー
を設けたため、ロータリカバーの内側に、ロータリカバ
ーに対して回動するリヤカバーを設けたものに比べて、
ロータリとリヤカバーとの間に空間部を大きく取ること
ができ、ロータリカバー内での耕耘土の連れ回りを可及
的に少なくすることができて、馬力ロスの少ない効率的
な耕耘作業を行うことができる。また、リヤカバーの前
部に、耕深調節棒や抵抗棒を挿通する支持部材に係合可
能な係合部を設けたため、ロータリのメンテナンス時、
作業機装着時、耕耘後の鎮圧を嫌う場合等において、リ
ヤカバーを各種作業に適する位置まで上昇させることが
でき、したがって、ロータリのメンテナンス性や作業機
装着の操作性がよくなり、耕耘後の鎮圧を嫌う場合にお
いても、リヤカバーが耕耘した土に接触する虞れがなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明耕耘機全体の正面図
【図2】ロータリカバーの部分図
【図3】同上の平面図
【図4】リヤカバーの平面図
【図5】リヤカバーの側面図
【図6】リヤカバーの平面部分拡大図
【図7】(イ)は同上の支持板のない左側面図、(ロ)
は同上の支持板のない右側面図
【図8】(イ)はサイドカバーの正面図、(ロ)はサイ
ドカバーの側面図
【図9】(イ)はロータリ刃の正面図、(ロ)はロータ
リ刃の側面図、(ハ)はロータリ刃の平面図
【符号の説明】
8 ロータリ 14 ロータリカバー 15 支持部材 16 ロータリ軸 19 リヤカバー 23 凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−77505(JP,U) 実開 昭51−26109(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01B 33/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前方にエンジンを、機体後方にロー
    タリ耕耘装置を、ロータリ耕耘装置の上方にハンドルを
    備えた耕耘機において、前記エンジンとロータリ耕耘装
    置の間にミッションケースを設け、該ミッションケース
    中途部ロータリカバー前部を固着し、又ミッションケ
    ース後部に、耕深調節棒や抵抗棒を挿通する支持部材を
    固着し、又該支持部材ロータリカバー後部を固着する
    とともに、該ロータリカバーの外側に、ロータリカバー
    に対して回動するリヤカバーを設け、該リヤカバーの前
    部に、前記支持部材に係合可能な係合部を設けたことを
    特徴とする耕耘機におけるリヤカバー。
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