JP3276821B2 - ロータリ耕耘機のリヤカバー構造 - Google Patents

ロータリ耕耘機のリヤカバー構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロータリ耕耘機のリ
ヤカバーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開平4−117503号公報
「ロータリーカバー」には、同公報の図1にて、ロータ
リーカバー14の前部を丸型カバー14aとし、後部を
山型カバー14bとし、この山型カバー14bの端部か
らゴム垂れ27を垂下した構成が示されている。ゴム垂
れ27を採用したことにより、後部を広く開放できるこ
とを特徴としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記技術の様に、半割
り円筒状のメインカバーの後縁にゴム垂れを下げるとい
う構造が一般に採用されているが、本発明者等が試した
ところ次の問題のあることが分かった。即ち、耕耘深さ
は、作物の種類によって変化するため、必ずしも一定せ
ず、少なくとも深く耕耘する「深耕」と浅く耕耘する
「浅耕」とがある。
【0004】図5(a),(b)は従来のゴム垂れを備
えたメインカバーの作用説明図であり、(a)は浅耕、
(b)は深耕を示す。(a)に示す通りメインカバー1
01に、ゴム垂れ102が浅耕に適した長さで取り付け
られていれば、良好な耕耘が実施できる。しかし、
(b)に示す深耕では、ゴム垂れ102の上端部の地上
高が小さくなったために、ゴム垂れ102の先端(後端
が)が大きく後方へ張出してしまい、側面視で三角形空
間ができる。本来は、ゴム垂れ102の前の空間に溜ま
った一次耕土を、再度耕耘爪で砕くところの再耕を実施
するが、空間が横長であるために、一次耕土は溜まらず
に後方へ流れてしまう。即ち、再耕不良となる。
【0005】そこで、耕耘深さに応じてゴム垂れ102
を交換する手法がある。しかし、交換作業の煩わしさ、
交換用ゴム垂れの購入費用及び保管場所の問題があり、
この手法も採用するには至らない。そこで、本発明の目
的は、耕耘深さの変更に良好に追従し得、ハウス等内で
の枕地の未耕地部分が小さくて済み、耕耘面積を広げる
ことのできる耕耘機のリヤカバー構造を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、作業車両の後部に昇降自在に懸
架するロータリ耕耘機のメインカバーの後縁に、耕土を
均すリヤカバーを備えた耕耘機であり、前記リヤカバー
は、メインカバーの後縁にヒンジを介して揺動可能に取
付けた第1リヤカバーと、この第1リヤカバーに付設し
た第2リヤカバーとからなり、前記第1リヤカバーを比
較的硬い板、前記第2リヤカバーを弾性板で構成したロ
ータリ耕耘機のリヤカバー構造において、前記第1リヤ
カバーの後部に、後方へ折り曲げた折り曲げ部を備え
ことにより第1リヤカバーを、縦部と横部とからなる略
L字断面に構成し、折り曲げ部より上位位置にて前記縦
部に前記第2リヤカバーの上部を止め、前記横部の端部
に接する様に前記第2リヤカバーを垂下させたことを特
徴とする。浅耕時は、第2リヤカバーが弾性変形しつつ
リヤカバーの重みで均平作用をなし、深耕時は、第1リ
ヤカバーが均平作用をなす。即ち、浅耕時、第1リヤカ
バーは第2リヤカバーを支える支持作用のみをなす。深
耕時、第2リヤカバーは均平後の耕土上を摺接するので
均平度を増す。
【0007】請求項2は、リヤカバーが、地面に接して
いない場合、前後方向の位置において、第1リヤカバー
の後下端部と第2リヤカバーの下端部とがほぼ同位置で
あることを特徴とする。これにより、ロータリ本体の前
後長さを短縮でき、ハウス内などの壁際の枕地の耕耘が
容易に実施でき、耕耘面積を拡大することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。なお、図1,2におけるロータリ耕耘機2
0は略図であって、図3の斜視図が正確な図面である。
図1は本発明に係る作業車両の側面図であり、作業車両
1は、車体フレーム2の前後に小径の前輪3及び大径の
後輪4を備え、前端にフロントウエイト5、前から後に
向って、ハンドルポスト6、操向ハンドル7、乗員シー
ト8、原動機9(シリンダヘッド11,マフラー12,
燃料タンク13を上部に有する。)を備え、後部にロー
タリ耕耘機20を脱着自在に懸架する比較的小型で軽量
の車両である。
【0009】上記ロータリ耕耘機20は、図示せぬ油圧
シリンダで上昇した状態を示し、前記原動機9から伝動
手段を介して駆動力を受け、耕耘爪21を適宜正逆転さ
せものであり、本例では耕耘軸22に同軸に複数の正転
爪と複数の逆転爪とを備える。
【0010】23は減速機ケースであり、原動機の駆動
力を減速して耕耘軸22へ伝える機器であり、24はロ
ータリサイドカバーであり、耕耘爪21の上半部を覆う
ロータリカバー25の両サイドを塞ぐ部材であり、26
はサイドリヤカバーで有り、前記ロータリサイドカバー
24の後部に位置調整可能に取付けたものであり、27
はそのための湾曲長孔である。また、28は抵抗棒であ
り、先端(下端)に尾そり(または深さ調整棒シュー)
29を備え、耕耘深さを決定する部材である。
【0011】図2は本発明に係る作業車両の平面図(ロ
ータリ耕耘機20は簡便に表現した。)であり、機体前
部から順に、フロントウエイト5、操作ペダル16、操
向ハンドル7、乗員シート8、原動機9、伝動手段とし
てのチェーンケース31及び減速機ケース23、ロータ
リ耕耘機20を配置したことを示す。前記チェーンケー
ス31は駆動スプロケット32と従動スプロケット33
とチェーン34を一括収納した密閉ケースであり、ま
た、減速機ケース23は図示せぬギヤ類、スプロケッ
ト、チェーンを一括収納した密閉ケースであり、これら
は密封構造であるために、雨水、泥が内部に侵入する心
配はない。また、36は変速レバー、37は耕耘爪回転
/停止レバーであり、38はエアクリーナ、39はスタ
ータグリップである。
【0012】図3は本発明に係るロータリ式耕耘機の斜
視図であり、31はチェーンケース、23は減速機ケー
ス、28は抵抗棒である。なお、ロータリサイドカバー
25に付設するサイドリヤカバー26(図1参照)は省
略した。ロータリカバー24は、半割り円筒状のメイン
カバー41と、このメインカバー41の後縁にヒンジ4
2,42を介して揺動可能に取付けた第1リヤカバー4
3と、この第1リヤカバー43の後縁に帯板44及びボ
ルト45にて取付けた第2リヤカバー46からなり、第
1リヤカバー43を金属板あるいは硬質樹脂などからな
る比較的硬い板、第2リヤカバー46をゴム板あるいは
変形自在な樹脂等からなる弾性板で構成したことを特徴
とする。
【0013】図4(a),(b)は本発明に係るリヤカ
バーの拡大断面図兼作用図であり、第1リヤカバー43
は後部に、J型あるいはL型に後方へ折り曲げた折り曲
げ部47を有する。そのために、第2リヤカバー46を
寸法Lだけ第1リヤカバー43にラップさせた後に係止
したことにも特徴がある。
【0014】以上に述べた第1・第2リヤカバーの作用
を次に説明する。図4(a)は浅耕作用を示し、このと
きには第1リヤカバー43は単にメインカバー41の延
長部の機能のみを発揮し、第2リヤカバー46が後方へ
飛び出ようとする耕土を抑える。浅耕では、再耕をあま
り必要としないのでこれで十分である。
【0015】図4(b)は深耕作用を示し、第1リヤカ
バー43が直接的に均平作用をなし、第2リヤカバー4
6は耕土に摺接しているので均平度を増す。そして、第
1リヤカバー43は金属板等の比較的硬い板であるか
ら、耕土をせき止める。せき止められた耕土は耕耘爪2
1で再び砕かれる。従って、再耕を良好に実施できる。
また、図4(b)から明らかな如く、弾性体である第2
リヤカバー46は帯板44及びボルト45で係止された
位置から徐々に湾曲し、水平になるため、曲りが緩やか
になり、第2リヤカバー46の寿命が長くなる。
【0016】また、作業機を上昇させて、第1・第2リ
ヤカバーが地面等に接地せずに宙に浮いた状態にしたと
き、前後方向の位置において、第1リヤカバーの後下端
部と第2リヤカバーの下端部とがほぼ同位置である。こ
れにより、ロータリ本体の前後長さを短縮でき、ハウス
内などの壁際の枕地の耕耘が容易に実施でき、耕耘面積
を拡大することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、ロータリ耕耘機のメインカバーの後
縁にヒンジを介して揺動可能に比較的硬い板(例えば金
属板)製第1リヤカバーを取付け、且つ第1リヤカバー
の後部に、後方へ折り曲げた折り曲げ部を備え、この様
第1リヤカバーの後縁に、折り曲げ部の端部に接する
様にして、弾性板製第2リヤカバーを垂下したので、浅
耕時は、第2リヤカバーが弾性変形しつつリヤカバーの
重みで均平作用をなし、深耕時は、第1リヤカバーが均
平作用をなす。本発明のリヤカバー構造は、耕耘深さの
変更に自動的に追従し、良好な耕耘及び再耕がなせるの
で、砕土耕耘が可能となる。また、最後端にゴム等の弾
性部材を配置したので、ハウス耕耘や畦耕耘の際に、枕
地の未耕地部分を小さくすることができ、この結果、耕
耘面積の拡大が図れ、作物の成育に良影響を及ぼすこと
ができる等の利点がある。
【0018】請求項2は、リヤカバーが、地面に接して
いない場合、前後方向の位置において、第1リヤカバー
の後下端部と第2リヤカバーの下端部とがほぼ同位置で
あることを特徴とする。これにより、ロータリ本体の前
後長さを短縮でき、ハウス内などの壁際の枕地の耕耘が
容易に実施でき、耕耘面積を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業車両の側面図
【図2】本発明に係る作業車両の平面図
【図3】本発明に係るロータリ式耕耘機の斜視図
【図4】本発明に係るリヤカバーの拡大断面図兼作用図
【図5】従来のゴム垂れを備えたメインカバーの作用説
明図
【符号の説明】
1…作業車両、20…ロータリ耕耘機、41…メインカ
バー、42…ヒンジ、43…第1リヤカバー、46…第
2リヤカバー、47…折り曲げ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 勝久 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭57−80206(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 33/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業車両の後部に昇降自在に懸架するロ
    ータリ耕耘機のメインカバーの後縁に、耕土を均すリヤ
    カバーを備えた耕耘機であり、前記リヤカバーは、メイ
    ンカバーの後縁にヒンジを介して揺動可能に取付けた第
    1リヤカバーと、この第1リヤカバーに付設した第2リ
    ヤカバーとからなり、前記第1リヤカバーを比較的硬い
    板、前記第2リヤカバーを弾性板で構成したロータリ耕
    耘機のリヤカバー構造において、 前記第1リヤカバーの後部に、後方へ折り曲げた折り曲
    げ部を備えることにより第1リヤカバーを、縦部と横部
    とからなる略L字断面に構成し、折り曲げ部より上位位
    置にて前記縦部に前記第2リヤカバーの上部を止め、前
    記横部の端部に接する様に前記第2リヤカバーを垂下さ
    せたことを特徴とするロータリ耕耘機のリヤカバー構
    造。
  2. 【請求項2】 リヤカバーが、地面に接していない場
    合、前後方向の位置において、第1リヤカバーの後下端
    部と第2リヤカバーの下端部とがほぼ同位置であること
    を特徴とした請求項1記載のロータリ耕耘機のリヤカバ
    ー構造。
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