JP2933196B2 - 丸 鋸 - Google Patents

丸 鋸

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JP2933196B2
JP2933196B2 JP6240189A JP24018994A JP2933196B2 JP 2933196 B2 JP2933196 B2 JP 2933196B2 JP 6240189 A JP6240189 A JP 6240189A JP 24018994 A JP24018994 A JP 24018994A JP 2933196 B2 JP2933196 B2 JP 2933196B2
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sliding contact
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板材等の被切断部材を
切断する丸鋸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示したように、実願平2−118
210号公報、特開平4−353401号公報、特開平
5−124002号公報にも開示されているような、従
来から存在する丸鋸90は、モーター91と、モーター
91に取り付けられている回転刃93と、回転刃93の
上部を覆い一端がモーター91に固定されている固定覆
部92、固定覆部92の下端に回動可能に枢着されて、
被切断部材の切断位置に回転刃93を支持する摺接面部
94とを備えて構成されている。
【0003】上記の構成の丸鋸90の摺接面部94には
回転刃93を臨ませる空間が形成されており、この摺接
面部94の空間から下方に回転刃93の一部を露出させ
ている。この回転刃93の一部(切削部)が露出してい
る摺接面部94の空間の下方の部分は、被切断部材であ
る床板12aが切断される切断位置となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の丸鋸9
0は、図5に示したように、モーター91部分が、摺接
面部94あるいは床板12aと接しており、また、丸鋸
90が摺接面部94に直接枢止されているため、摺接面
部94からモーター91側が離れる方向にしか丸鋸90
を回動させることができない。
【0005】また、摺接面部94の枠辺が回転刃93に
対して、この回転刃93が摺接面部94の外側にはみ出
る状態となるのを邪魔するため、回転刃93を摺接面部
94の端縁から外側にはみ出させることができない。
【0006】したがって、例えば、図5に二点鎖線で示
した切断線12iに沿って、床板12aを切り取る作業
に丸鋸90を使用する場合においては、摺接面部94お
よび固定覆部92が邪魔となり、切断すべき被切断部
分、すなわち切断線12iに沿って切断することが不可
能であった。
【0007】そのために、従来の丸鋸90においては、
図5に示すように、一旦、摺接面部94の端縁を壁12
bに当接させ、壁12bに沿って床板12aを切断して
いた。このように床板12aを切断すると、切断すべき
切断線12iに対して切り残し部分ができ、残った部分
12gをさらに、作業者が手鋸で取り除くという煩わし
い作業をする必要であった。
【0008】本発明は、上記の欠点に鑑みてなされたも
のであって、回転刃がモーターで駆動する丸鋸におい
て、壁と床板との間の角の部分を被切断部分として切断
するときでも、丸鋸の摺接面部の端縁、或いは、固定覆
部が邪魔にならず、正確に被切断部分を切断することが
できる丸鋸の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明にかかる丸鋸は、回転刃と、この回転刃の後
方に設けられ回転刃を回転駆動させるモーターとを有す
る丸鋸本体と、被切断部材に摺接する摺接面部とを備
え、回転刃の回転軸が回動可能に丸鋸本体が摺接面部に
枢止されている丸鋸において、摺接面部は、丸鋸本体の
回転刃の一部を露出させてあり、回転刃を覆う固定覆い
部を立設部材に回動可能に枢止し、この固定覆い部を介
して回転刃2を傾けられるように構成したことを特徴と
する構成をしている。
【0010】
【作用】上記のように構成された丸鋸によれば、丸鋸本
体は、取り付け部材によって、摺接面部の上方で所定の
角度に回転刃が傾斜するように固定、或いは、回動可能
に枢着されているので、傾斜している回転刃が摺接面部
から下方に露出する位置よりずれる。このずれた回転刃
の露出位置で丸鋸は被切断部材の切断位置を切断するこ
とができる。
【0011】
【実施例】図1乃至図4は本発明の一実施例を示す図で
ある。以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明す
る。図1に示すように、本実施例に係る丸鋸1は、丸鋸
本体1aと、摺接面部6とを備えている。
【0012】丸鋸本体1aは、回転刃2と、モーター3
と、固定覆部4と、可動覆部5とを備えている。
【0013】回転刃2は、円盤形状であり、モーター3
の回転軸にワッシャー、ナットからなる留具2aによっ
て取り付けられている。モーター3は電気駆動式であ
り、合成樹脂製のブラケットで外装されている。ブラケ
ットの上部にはスイッチ3b付きのハンドル3aが設け
られるとともに、ブラケットの前部には下方に突出する
突出部3cが形成されている。その突出部3cの壁面に
はスタットボルト3dが形成されている。
【0014】固定覆部4は、合成樹脂で作られており、
モーター3の一端に固定されて回転刃2の上部を覆って
いる。そして、固定覆部4の内壁面に沿って回転刃2の
下部を覆う金属製の可動覆部5が進退可能に収納されて
おり、使用しないときには、固定覆部4から進出して、
回転刃2の下部を覆いこれを保護するようになってい
る。
【0015】摺接面部6は、前部立設部材7および後部
立設部材8とを備えている。摺接面部本体60は、図1
に示したように、丸鋸本体1aを被切断部材上に支持す
る部分であり、回転刃2の径よりも長辺側が長く、縁辺
が上方に折り曲げられている略長方形の鉄製の板材で形
成されている。
【0016】前部立設部材7は、略高さが5cm,幅2
cm程度の略長方形の金属製の板材であり、その一端が
摺接面部6の前端部6bに固定されて取り付けられてい
る。また、前部立設部材7の他端は、丸鋸本体1aの回
転刃2を覆っている固定覆部4を枢着しており、丸鋸本
体1aが回動可能となっている。
【0017】又、図1および図2に示すように、後部立
設部材8は、弾性を有する長方形の板材から構成されて
おり、その下端は摺接面部6の後端部6cに回動自在に
枢着されるとともに、固定覆部4と可動覆部5との間に
進退自在に収納されている。
【0018】さらに、後部立設部材8は、図2に示した
ように、長手方向に沿って進退位置調整用長孔8bが形
成されており、その進退位置調整用長孔8bの内側から
角根丸頭ボルト8cが挿通されて、固定覆部4に蝶ナッ
ト8dで螺着されている。
【0019】尚、後部立設部材8はその上端および下端
の枢着部分がともに小さく回動するとともに、後部立設
部材8自身が撓み、前部立設部材7の回動角度による摺
接面部本体60の傾きに対応する。これにより、回転刃
2は無理なく被切断部材である床板12aを所望の切断
角度に切断することができる。
【0020】角度調整部9は、扇形状のプレートであ
り、摺接面6の前端部6bに一体的に形成されている。
そして、角度調整部9の壁面には円弧状の角度調整用長
孔9aが形成されている。この角度調整用長孔9aは、
モーター3の突出部3cに設けられているスタットボル
ト3dが挿入され、このスタットボルト3dに螺合され
る蝶ナット9bを解締するとともに、丸鋸本体1aを回
動させて回転刃2の角度を所望の角度に固定できるよう
になっている。
【0021】切断幅調整棒10a,10bは、4角柱の
棒体で形成されており、その側壁が摺接面部6の前端部
6bおよび後端部6cの辺部分に沿うようにそれぞれ進
退可能に固定されている。さらに述べると、切断幅調整
棒10a,10bは所定の切断間隔で被切断部材を切断
するときに利用される。すなわち、丸鋸1を使用すると
き、切断幅調整棒10a,10bを所望の長さに突出さ
せることで、この突出させた長さを基準にして同じ切断
幅で切断することができるようになっている。
【0022】尚、10cは、摺接面部6に固定された断
面コ状の止金具であり、この止金具10cには切断幅調
整棒10aが挿通される挿通口が形成されている。そし
て、この挿通口に挿通された切断幅調整棒10aは蝶ナ
ット10dで固定されるようになっている。又、同様
に、切断幅調整棒10bに関しても、止金具(図外)お
よび蝶ナット(図外)で固定されるようになっている。
【0023】上記のように構成された丸鋸1によれば、
前部立設部材7および後部立設部材8によって、固定覆
部4は、摺接面部6の上方に所望の距離を持った状態で
回動可能に枢止されているため、丸鋸本体1aを、その
モーター3が摺接面部6に接する方向に傾斜させること
ができる。
【0024】すなわち、図3に示すように、丸鋸本体1
aのモーター3が摺接面部6に接した時、回転刃2の切
削部が摺接面部6よりも外側にはみ出る状態となる。所
望の角度に傾けられた回転刃2の摺接面部6での露出位
置のずれる大きさは、傾けられた所定の角度と所定の高
さの積に比例する。
【0025】次に、図3に従って、具体的に壁12bに
沿って床板12aを切断する場合を説明する。図中の二
点鎖線は、回転刃2を所望の角度に傾ける以前の丸鋸1
を示している。又、図中の実線は、丸鋸本体1aを摺接
面部6から垂直方向に5cm離れた位置で枢止した丸鋸
1において、二点鎖線の丸鋸本体1aに対して、丸鋸本
体1aのモーター3側が摺接面部6に接する方向に略3
0度傾けられている状態を示している。
【0026】例えば、摺接面部6で、二点鎖線が示す回
転刃2の露出位置と、実線が示す回転刃2の露出位置と
のずれる幅をdとすると、d=5(高さ)×tan30
(回動角度)となり、図3中において、露出位置が左方
向に約2.7cmずれたことになる。このずれた露出位
置は摺接面部6の縁辺と略重なるので、切断すべき切断
位置は摺接面部6の縁辺となる。
【0027】床板12aの張り替えに上記の丸鋸を使用
した場合において、摺接面部6の縁辺に回転刃2の露出
位置があるので、摺接面部6の縁辺を壁12bに当接さ
せると、回転刃2が切断線12iに一致し、この状態で
壁12bに沿って丸鋸1を走行させると、壁12bと床
板12aとの切断線12iで、床板12aが簡単に切断
できる。
【0028】すなわち、この丸鋸1によれば、従来の丸
鋸では、摺接面部6あるいは固定覆部4自体が邪魔にな
り、切断することができなかった切断位置も無理なく簡
単に切断することができる。
【0029】図4は丸鋸1を使用して被切断部材12c
を板面に対して略直角に切断する場合を示している。こ
の場合に、回転刃2は、摺接面部6に対して直交する位
置にあり、蝶ナット9bでその位置が固定されている。
この状態で、被切断部材12cを切断すると、従来の丸
鋸と同様に使用することができる。
【0030】尚、上記丸鋸は、摺接面部6と、前部立設
部材7および後部立設部材8とは別々の部材で作られて
いるが、別々に構成する必要はなく、例えば、摺接面部
6の後端部6cおよび前端部6bを上方に一体的に立設
して立設部材を形成しても良いことは言うまでもない。
この場合には、摺接面部の加工がより簡単なものとな
り、丸鋸を安価に生産することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る丸鋸によれば、丸鋸本体
は、立設部材により、摺接面部の上方で回動可能に枢着
されているため、今まで摺接面部自体が邪魔で切断する
ことができなかった切断位置を無理無く、極めて簡単に
切断することができ、扱いやすい丸鋸となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る丸鋸を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施例に係る丸鋸の後部立設部材を
示す要部背面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る丸鋸の使用を説明する
説明図である。
【図4】本発明の一実施例に係る丸鋸の使用を説明する
説明図である。
【図5】従来の丸鋸を示す正面図である。
【符号の説明】
1 丸鋸 1a 丸鋸本体 2 回転刃 21 切削部 3 モーター 4 固定覆部 6 摺接面部 7 前部立設部材(立設部材) 8 後部立設部材(立設部材)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転刃と、この回転刃の後方に設けられ回
    転刃を回転駆動させるモーターとを有する丸鋸本体と、
    被切断部材に摺接する摺接面部とを備え、回転刃の回転
    軸が回動可能に丸鋸本体が摺接面部に枢止されている丸
    鋸において、 摺接面部は、丸鋸本体の回転刃の一部を露出させてあ
    り、 回転刃を覆う固定覆い部を立設部材に回動可能に枢止
    し、この固定覆い部を介して回転刃2を傾けられるよう
    に構成したことを特徴とする丸鋸。
JP6240189A 1994-10-04 1994-10-04 丸 鋸 Expired - Lifetime JP2933196B2 (ja)

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JPH08103901A JPH08103901A (ja) 1996-04-23
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