JPH0645290Y2 - 丸鋸切断装置 - Google Patents

丸鋸切断装置

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JPH0645290Y2
JPH0645290Y2 JP10337790U JP10337790U JPH0645290Y2 JP H0645290 Y2 JPH0645290 Y2 JP H0645290Y2 JP 10337790 U JP10337790 U JP 10337790U JP 10337790 U JP10337790 U JP 10337790U JP H0645290 Y2 JPH0645290 Y2 JP H0645290Y2
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saw blade
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handle
cutting
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JP10337790U
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弘彦 増田
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増田精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、作業テーブルに対し鋸刃をその回転方向に手
動で水平移動させ、非鉄金属等の被切断材を切断する丸
鋸切断装置に関する。
[従来の技術] 鋸刃をその回転方向に手動で水平移動させ、被切断材を
切断する切断装置としては、従来、既に本出願人らによ
って提供された実公昭58-21614号の装置等が知られてい
る。この装置は、第5図及び第6図に示す如く上面に作
業テーブル2を取り付けた機台30内にガイド軸7,8が架
設し、このガイド軸7,8に滑動基台9をガイド軸の軸方
向に滑動自在に取り付け、この滑動基台9にモータ31を
取り付けるとともに、前記滑動基台9の上面に回転軸32
を前記ガイド軸7,8に対して直交させて支承し、この回
転軸32に取り付けられたプーリ33と前記モータ31の駆動
軸34に設けられたプーリ35との間にベルト36を張設し、
また、前記作業テーブル2には前記ガイド軸7,8方向に
スリット状開口部3を設け、前記回転軸32に鋸刃10を前
記スリット状開口部3から作業テーブル2上に突出させ
て固設したもので、鋸刃10は滑動基台9がガイド軸7,8
に沿って移動することで案内されるものである。
そして、鋸刃10の手動操作機構は、滑動基台9の後端側
にL字状連杆37が、取り付け具38を介し一体固定され、
この連杆37は鋸刃10を越えて延出され、この連杆37の先
端に取り付け金具39を介して操作ハンドル40が架設され
ているもので、モータ31を起動した状態で操作ハンドル
40で滑動基台9及び鋸刃10を移動させ、作業テーブル2
上の被切断材を切断するものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来の鋸刃を手動で水平移動させて被切
断材を切断する切断装置は、鋸刃が傾倒できないため、
鋸刃が垂直状態での切断作業しか行なえず、鋸刃を傾倒
して傾斜状態での切断は行なえない欠点があった。
鋸刃の傾倒機構としては、特願平1-283954号に記載され
たものが提供されており、このような機構を採用したと
しても、従来の手動で切断する装置は、特願平1-283954
号のようにシリンダ等で自動的に水平移動させるものと
異なり、操作ハンドル40を有し、この操作ハンドル40で
鋸刃を水平移動させるものであるから、鋸刃10を傾倒さ
せると操作ハンドル40も傾倒してしまい、そのまま採用
することはできない。従って、従来のこの種装置での切
断加工には限度があり、傾斜しての切断面での切断加工
等には困難があった。
本考案は、このような点に鑑み前記欠点を解決した手動
で水平移動させる丸鋸切断装置を提供することを目的と
するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、前記目的を達成するため、作業テーブルの両
側適所より下方に向け、作業テーブルの両側適所にその
上端が回動自在に枢支されたブラケットを設け、このブ
ラケット間にガイド軸を架設し、このガイド軸に滑動基
台を軸方向に摺動自在に設け、駆動源によって回転せし
められる鋸刃を、作業テーブルに設けたスリット状開口
部から上方に突き出して前記滑動基台に設け、前記鋸刃
を回転させながら前記滑動基台とともにガイド軸に沿っ
てスリット状開口部の非切断側から切断側に移動させ
て、作業テーブル上に載置した被切断材を切断する丸鋸
切断装置において、前記滑動基台に固定して取付座が、
スリット状開口部から上方に突出して立設され、この取
付座にL字状に連杆の基端が回動自在に枢着され、その
先端は鋸刃の上方に延出し開閉カバーの内側に設けたハ
ンドルガイドに摺動自在に嵌挿されるとともに、この連
杆の先端には取付部材を介してハンドルが設けられて成
る構成としたものである。
[作用] 鋸刃は、駆動源によって回転できる。鋸刃は、滑動基台
とともにガイド軸にそってスリット状開口部を往復移動
できる。この移動は、ハンドルにより操作できる。鋸刃
は、ブラケットが回動できるため、傾倒できる。この傾
倒は、ガイド軸,滑動基台及び鋸刃が傾倒前の状態を維
持して全体がそのまま傾倒するものである。ハンドル
は、鋸刃が傾倒しても、そのままの垂直状態を維持でき
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図乃至第4図について詳細
に説明すると、第1図は平面図、第2図は縦断正面図、
第3図は縦断側面図及び第4図は開閉カバーの斜視図を
示し、前述の第5図及び第6図と同一符号は同一物を示
している。
上面が作業テーブル2となっている装置本体1は、四囲
が側板で囲繞されて全体が箱形状をなしている。作業テ
ーブル2には、鋸刃が上面に所望量突出した状態で水平
移動可能になるための間隙としてスリット状開口部3が
形成されている。本体1内には、作業テーブル2の両端
から下方に向け側板に沿ってブラケット4,5が、その上
端を作業テーブル2の端部に設けた軸受6に枢支され回
動自在に設けられている。このブラケット4,5間には、
ガイド軸7,8が同一水平位置で平行に架設され、このガ
イド軸7,8には滑動基台9が摺動自在に設けられてい
る。鋸刃10は、前記滑動基台9に回転自在に軸支され、
所望量を前記スリット状開口部3より作業テーブル2上
に突出させて取り付けられ、駆動源で回転されるように
なっている。その構成は、第5図及び第6図に示す従来
例と同様であるので、図示は省略するが、ようするに、
鋸刃10は、その回転軸を滑動基台9に固着された軸受に
回転自在に支持されると共に、滑動基台9には鋸刃10の
駆動源となるモータが固着されており、無端ベルトによ
り鋸刃10の回転軸に連係して回転駆動されるようになっ
ている。
従って、このような構造においては、鋸刃10,滑動基台
9,モータ(図示せず)及びガイド軸7,8の全体が、ブラ
ケット4,5の枢支部位を回転中心として、一体的に回転
するよになっている。この時の回転方向は、鋸刃10の水
平移動方向と直交する方向となっており、この回転で鋸
刃10は、第2図の二点鎖線の状態に傾倒する。そして、
鋸刃10の前記した傾倒作業は、螺子棒11とその螺子棒11
に螺合するナット体12とによって行なわれる。すなわ
ち、一方のブラケット5にナット体12が回動自在に枢支
され、このナット体12に、本体1の側板に回動自在に取
り付けられた螺子棒11が螺合され、この螺子棒11を摘み
11aで回動させ、ナット体12を進退させブラケット4,5を
傾倒させることによって、第2図二点鎖線で示す如く鋸
刃10を傾倒させるものである。
また、鋸刃10の水平移動機構は次の様になっている。
滑動基台9の端部に固定した取付座13が、スリット状開
口部3から作業テーブル2上方に突出して立設され、こ
の取付座13にL字状の連杆14が、軸15にて回動自在に枢
支されている。この連杆14の先端は鋸刃10の上方に延出
し、開閉カバー16の内面に設けたハンドルガイド17に摺
動自在に嵌挿されている。前記ハンドルガイド17は、ガ
イド溝17aを有し、連杆14はこのガイド溝17aに嵌挿され
ガイド溝17aに案内されて移動する。この連杆14には、
取付部材19を介してハンドル18が固着されている。従っ
て、ハンドル18を押し引き操作することによって、滑動
基台9及び鋸刃10は、水平移動される。
尚、開閉カバー16は、作業テーブル2面上に鋸刃10の移
動経路を覆うかたちで設けられ、固定部20と開閉部21と
より構成され、開閉部21は、蝶番23で開閉自在となって
いる。この開閉部21の両側は全面的に開放24されると共
に、上面は透視窓22になっており、先端側面には開閉用
の取手25も設けられている。
しかして、本考案に係る丸鋸切断装置は、モータを起動
した状態でハンドル18を、スリット状開口部3の非切断
側から切断側に向って手前に引けば、滑動基台9及び鋸
刃10は非切断側から切断側に水平移動され、作業テーブ
ル2上に固定手段(図示せず)で位置決めされている被
切断材を切断し、逆に押せば元に復動されるものであ
る。
このとき、テーブル2面と垂直に切断作業を行なう時の
ハンドル(以下、連杆14,ハンドル18及び取付部材19の
全体をハンドルという)は、軸15を中心に回動自在であ
るが、ハンドルガイド17によってテーブル2面に垂直な
状態を保持することができ、かつハンドルガイド17はハ
ンドルを固定しておらずスライドできる状態にあるの
で、ハンドルはテーブル面と垂直な状態を保持しながら
前後にスライドすることができ、また、テーブル面と垂
直方向に鋸刃10の角度変更(鋸刃の傾倒)をした時のハ
ンドルは、軸15を中心に鋸刃10と共に取付座13も傾く
が、ハンドルは軸15を中心に回動自在であるので、取付
座13が傾いてもハンドルガイド17によってテーブル面と
垂直な状態を保つことでき、かつハンドルガイド17はハ
ンドルを固定しておらずスライドできる状態にあるの
で、ハンドルはテーブル面と垂直な状態を保ちながら、
前後にスライドすることができる。
尚、作業テーブル2には、実公昭58-21614号公報に記載
されているような従来公知の角度選定機構や被切断材の
固定手段が設けられる。また、鋸刃10の傾倒機構は、前
記実施例に限定されるものではなく、従来公知の手段で
もよい。例えば、シリンダ,モータ等を用いた機構、本
体1の側板に円弧溝を穿設しブラケットに固着した螺軸
を前記円弧溝から外方へ突出し、この螺軸に螺合される
ナットで側板を締付ける機構、また、本実施例の螺子棒
11とナット本体12にかえて、歯車の伝動機構であっても
よい、等である。
[考案の効果] 以上説明のとおり本考案によれば、鋸刃を傾倒して切断
作業が行なえるし、テーブル面と垂直方向に鋸刃の角度
変更(傾倒)をおこなってもハンドルの位置は、テーブ
ル面と垂直の位置にあるので、テーブル面と垂直となる
切断のときと同様に切断作業が容易に行なえる。また、
作業テーブル上には、鋸刃を覆う開閉カバーが鋸刃の移
動軌跡範囲にわたり設けられているので、鋸刃による人
身事故が防止されるし、切断作業時に発生する切断屑が
作業者に及ぶこともない。しかも、開閉カバーの切断作
業部側は、開閉部とし開閉自在であり、その開閉部の上
面は透視窓になっているので、透視窓を通し鋸刃の動き
の監視や、被切断材に対する操作をして切断作業ができ
るから、作業性が向上すると同時に正確な被切断材の切
断が実施できる。また、例えば板材のような比較的大き
なものを切断する時に、この開閉カバーの開閉部を開放
することで、このカバーに邪魔されることなく良好な切
断が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、本考案の実施例を示し、第1図は
平面図、第2図は縦断正面図、第3図は縦断側面図、第
4図は開閉カバーの斜視図である。第5図及び第6図
は、従来例を示し、第5図は一部切欠正面図、第6図は
縦断側面図である。 1……装置本体、2……作業テーブル、 3……スリット状開口部、4,5……ブラケット、 7,8……ガイド軸、9……滑動基台、 10……鋸刃、11……螺子棒、11a……摘み、 12……ナット体、13……取付座、14……連杆、 15……軸、16……開閉カバー、 17……ハンドルガイド、18……ハンドル、 19……取付部材、22……透視窓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業テーブルの両側適所より下方に向け、
    作業テーブルの両側適所にその上端が回動自在に枢支さ
    れたブラケットを設け、このブラケット間にガイド軸を
    架設し、このガイド軸に滑動基台を軸方向に摺動自在に
    設け、駆動源によって回転せしめられる鋸刃を、作業テ
    ーブルに設けたスリット状開口部から上方に突き出して
    前記滑動基台に設け、前記鋸刃を回転させながら前記滑
    動基台とともにガイド軸に沿ってスリット状開口部の非
    切断側から切断側に移動させて、作業テーブル上に載置
    した被切断材を切断する丸鋸切断装置において、前記滑
    動基台に固定して取付座が、スリット状開口部から上方
    に突出して立設され、この取付座にL字状の連杆の基端
    が回動自在に枢着され、その先端は鋸刃の上方に延出し
    開閉カバーの内側に設けたハンドルガイドに摺動自在に
    嵌挿されるとともに、この連杆の先端には取付部材を介
    してハンドルが設けられて成ることを特徴とする丸鋸切
    断装置。
JP10337790U 1990-10-02 1990-10-02 丸鋸切断装置 Expired - Lifetime JPH0645290Y2 (ja)

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JPH0460611U JPH0460611U (ja) 1992-05-25
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