JP3580742B2 - 切粉遮蔽機能付き携帯用電気マルノコ - Google Patents

切粉遮蔽機能付き携帯用電気マルノコ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業者に向けて飛散する切粉を遮蔽する機能を有するマルノコに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常のマルノコは、作業者の安全を確保するために、鋸刃の外周を少なくとも部分的に覆うブレードケースを備えている。このブレードケースは切粉を内部に閉じ込めて切粉が周囲に飛散しないようにする機能を併せ持っている。
上記した携帯用マルノコでは、ベースとブレードケースが干渉せず、しかも両者が傾動可能とするために、ブレードケース下端とベース表面間に間隙を設けておく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
傾斜マルノコでは、上記したように、ブレードケース下端とベース表面間に間隙を設けておく必要があり、わずかではあるものその間隙を通過して作業者に向けて切粉が飛散することがある。本発明は、そのわずかな切粉まで考慮し、作業者に向けて飛散しようとする切粉を遮蔽して切粉が作業者に飛散しないようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このために、円形の鋸刃を回転可能に支持すると共に、墨線追い用ののぞき窓が形成されているブレードケースにアンギュラプレートが設けられ、該アンギュラプレートをベース側に設けたアンギュラガイドに対して傾動可能に支持して前記鋸刃を前記ベースに対して傾動可能とした携帯用電気マルノコにおいて、前記アンギュラプレートに、切断方向後方に突出して、アンギュラプレートで反射して後方上方側に飛散する切粉を、その下面で下方側にさらに反射する遮蔽部材を、のぞき窓から墨線を見る視線と干渉しない位置に付加する構成とした。
この切粉を遮蔽するための部材は、鋸刃に対する相対的位置関係を保って鋸刃とともにベースに対して傾斜することから、その傾斜角の如何を問わず、作業者に向けて飛散する切粉を安定的に遮蔽することになり、作業しやすくなる。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を具現化した一つの実施の形態にかかわるマルノコを側方からみた半断面図であり、図2はそのマルノコを上方からみた外観図(作業中に見える姿に略等しい)である。図1、2に示すように、マルノコ3は鋸刃14とモータMとベース10等を備えている。
ベース10にはアンギュラガイド8が固定されている。アンギュラガイド8にはアンギュラプレート2が傾動軸7の回りに傾動可能に組み付けられている。即ち、切断方向5に向かってマルノコ3を見た(図1の左側から見た)図3と図4によく示されているように、アンギュラガイド8を貫通するボルト6(このボルト6の軸心が図2に示す傾動軸7であり、この傾動軸7は切断の進行方向5に平行である)によって、アンギュラプレート2が切断方向5に平行な傾動軸7の回りに傾動可能に組み付けられている。
アンギュラプレート2には、略板形状の遮蔽板4が突設されている。またアンギュラプレート2にはマルノコ本体18がボルト36によって揺動可能に支持されている。ボルト36は切断方向5に垂直に伸びており、図1においてマルノコ本体18はベース10に対してボルト36の回りに(矢印9方向)揺動可能となっている。マルノコ本体18の内部にはモータMが収容され、そのマルノコ本体18にブレードケース20が固定されている。モータMの出力軸に円盤状の鋸刃14が固定されており、モータMによって鋸刃14は図1において反時計回転方向(矢印28方向)に回転させられる。鋸刃14の略上半分の外周はブレードケース20に覆われている。また、ベース4には所定の幅および長さで形成された抜き窓形状の開口部37が設けられている。この開口部37を経て鋸刃14のほぼ下半分がベース4から下方に突き出た状態となっており、この突き出た部分の刃先16は図1に示す様に鋸刃14の回転中心を中心として回転可能にマルノコ本体18に取り付けられたセフティカバー22によって覆われている。セフティカバー22は常時反時計回転方向に付勢されており、その先端部分がワークWに当接することで時計回転方向に回転し、ワークWに当接した状態でマルノコ3を移動させることにより開閉され、これにより鋸刃14の必要な部分だけが露出されるようになっている。
【0006】
図3の状態が一般によく使用される傾斜角ゼロの状態である。このとき後述する図1中鋸刃14の回転軸32は、切断方向5から見て、ワークWの表面ないしはベース10の裏面に対して平行である。したがって切断面とワーク表面は垂直である。
図4はアンギュラプレート2を、傾動軸7を傾動中心として傾動させた状態を示す。即ち、矢印30方向にアンギュラプレート2を傾動させることができ、作業者の調節した傾斜角でアンギュラプレート2を保持することができる。図1、2に示すレバー24を押し下げ操作している間は、アンギュラプレート2、マルノコ本体18、鋸刃14、ブレードケース20、セフティカバー22を図4の矢印30に示すようにボルト6の回りに傾動させることができ、傾動角(傾斜角)を調節した後にレバー24を逆方向に操作することで調節された傾斜角に固定される。本実施の形態ではこの傾斜角が0度から50度の間で自由に調節できるが、本発明で調節できる傾斜角は0度から50度に限らない。
【0007】
アンギュラプレート2には、前記したように、略板形状の遮蔽板4が突設されている。図1〜5からわかるように、遮蔽板4はアンギュラガイド8の略垂直方向にアンギュラプレート2から突出している。しかし略垂直方向に突出するものに限らない。作業者のいる方向に飛散する切粉を遮蔽して作業者に向けて切粉が飛散しないものであればよい。また図5に示すように、遮蔽板4の上下面は傾斜角0度のときにベース10の裏面に対して平行な角度関係であるが、この角度は平行に限られるものでない。作業者に向けて飛散する切粉を効果的に遮蔽する角度であることが好ましい。遮蔽板4は、前述のごとく、鋸刃14とともにボルト6の回りに矢印30のように傾動するアンギュラプレート2に固定されているために、鋸刃14の傾斜角が如何なる場合でも、常に鋸刃14の回転軸32と一定の角度(本発明の図1〜5の場合は0度)の関係を有する。その結果、鋸刃14の傾斜角が如何なる場合でも、常に作業者のいる方向に飛散しようとする切粉を効果的に遮蔽して切粉が作業者に向かわないようにしている。
【0008】
なお図2に示すように、遮蔽板4は墨線追いや切断作業を妨げない形状及び位置に設けられている。
遮蔽板4はアンギュラプレート2と一体に作製することができる。その場合、遮蔽板4の作製のためのコストアップは殆ど生じない。あるいは、従来のアンギュラプレート2に板を固定して遮蔽板4とすることもできる。
【0009】
図5に示すように、ブレードケース20には鋸刃14の回転軸32より切断方向5側の作業者側側面下部に切断部Cの確認用のぞき窓34が設けられている。本発明の実施の形態を示す図1では、ベース10より上方に回転軸32を有し、鋸刃14は回転軸より切断方向5側でベース10に対して下方から上方に向かう方向に回転(矢印28方向)する。したがって、鋸刃14は切粉を掻き揚げるように回転しながら切断していく。
【0010】
これまで本発明におけるマルノコの構成を説明してきた。以下、作用を説明する。マルノコ3はマルノコ本体18に設けられた図示されていないスイッチをオンすることにより作動開始、つまり矢印28方向に鋸刃14が回転開始する。作業者はワークWに載せたマルノコ3をマルノコ本体18に形成されているハンドル38を握り、もう一方の手で同じくマルノコ本体18に形成されている補助グリップ39を握り、ベース10によってそのワークWに対し矢印5方向に摺動させながら、そのワークWを切断していく。
【0011】
通常、作業者はのぞき窓34から切断部Cを確認しながら切断作業を行なう。のぞき窓34があるがゆえ、傾斜切りのとき切断部Cを確認し易い。
【0012】
ところで、鋸刃14によるワークWの切断時に掻き揚げられた切粉はブレードケース20によって周囲に飛散することが防止されている。しかし切粉の飛散方向によってはブレードケース20で完全に飛散を防止することはできない。傾斜マルノコでは、ベース10に設けられた開口部37に鋸刃14及びセフティカバー22貫通可能とし、しかもベース10に対してブレードケース20とセフティカバー22等を傾斜可能とする必要があり、ベース10に設ける開口部37を大きくする必要がある。ワークWの切断完了間際では、ワークW自体によってその開口部37を塞ぐことができず、その開口部37からの切粉の飛散も生じた。また、ブレードケース20の下端をベース10に十分に近づけることができず(近づけると傾斜させられない)、ベース10とブレードケース20の下端との間隙、さらには、のぞき窓34から作業者に向かって飛散する切粉もあった。
【0013】
作業者は前述したように切断部Cを目視しながら作業を行なっており、切粉のその飛散方向にその身を置いて作業することになるので、楽に能率良く作業できないという問題があった。そこで本実施の形態では遮蔽板4を設け、ブレードケース20とベース10との間隙及びのそき窓34から作業者に向かって飛散する切粉を遮蔽して切粉が作業者に向かわないようにすることに成功した。
図5に示すように、遮蔽板4がなければ作業者の方に飛散する切粉Dは、遮蔽板4の下面で遮蔽され、飛散方向を変え又は失速し、作業者に向けて切粉が飛散することはない。なお、図5は作業者がいる側から見たマルノコの部分側面図であり、マルノコ本体18を省略して示している。
【0014】
遮蔽板は必ずしもアンギュラプレート2から突出している必要はない。鋸刃14とともに傾斜する部分に形成されていればよく、例えばブレードケース20に固定されていてもよいし、ブレードケース20の形状の一部が遮蔽板となっていてもよい。遮蔽板の形状及び位置は作業中における墨線追いや切断を妨げないものであり、作業者に切粉を飛散させないものであればよい。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、上述のとおり構成されているので、いずれの傾斜角においても、ワーク切断時に生ずる切粉が作業者に向けて飛散することが無く、作業の能率が向上する。また、作業者に向けて切粉が飛散することが無くなり、楽に能率良く作業することが可能となる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】ワーク切断時のマルノコを作業者がいない側から見た半断面図。
【図2】図1のマルノコを上方からみた外観図。
【図3】傾斜角がゼロ度のときのアンギュラプレートとアンギュラガイドの位置関係を示す図。
【図4】鋸刃が揺動したときのアンギュラプレートとアンギュラガイドの位置関係を示す図。
【図5】ワーク切断時のマルノコを作業者がいる側から見た半断面図。
【符号の説明】
2・・アンギュラプレート
4・・遮蔽板
8・・アンギュラガイド
10・・ベース
14・・鋸刃
20・・ブレードケース
22・・セフティカバー

Claims (1)

  1. 円形の鋸刃を回転可能に支持すると共に、墨線追い用ののぞき窓が形成されているブレードケースにアンギュラプレートが設けられ、該アンギュラプレートをベース側に設けたアンギュラガイドに対して傾動可能に支持して前記鋸刃を前記ベースに対して傾動可能とした携帯用電気マルノコにおいて、前記アンギュラプレートに、切断方向後方に突出して、アンギュラプレートで反射して後方上方側に飛散する切粉を、その下面で下方側にさらに反射する遮蔽部材を、のぞき窓から墨線を見る視線と干渉しない位置に付加したことを特徴とする携帯用電気マルノコ。
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