JPH065820U - 卓上切断機の切断片飛散防止装置 - Google Patents
卓上切断機の切断片飛散防止装置Info
- Publication number
- JPH065820U JPH065820U JP4556192U JP4556192U JPH065820U JP H065820 U JPH065820 U JP H065820U JP 4556192 U JP4556192 U JP 4556192U JP 4556192 U JP4556192 U JP 4556192U JP H065820 U JPH065820 U JP H065820U
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- cutting machine
- cut
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 切断した切片が後方に飛散しない卓上切断機
の切断片飛散防止装置を提供する。 【構成】 第1の定規1に補助定規5の挿入部7が挿入
される挿入筒3を設ける。そして、ハンドル54の回動
角度に応じて前記補助定規5の長さを調節し、丸鋸刃5
9と補助定規5との隙間を小さくする。従って、被切断
材Wの切片は前記隙間を通過せず、卓上切断機の後方に
飛散されない。
の切断片飛散防止装置を提供する。 【構成】 第1の定規1に補助定規5の挿入部7が挿入
される挿入筒3を設ける。そして、ハンドル54の回動
角度に応じて前記補助定規5の長さを調節し、丸鋸刃5
9と補助定規5との隙間を小さくする。従って、被切断
材Wの切片は前記隙間を通過せず、卓上切断機の後方に
飛散されない。
Description
【0001】
本考案は卓上切断機の切断片飛散防止装置に係り、特に卓上切断機の後方に切 断片が飛散しないようにした卓上切断機の切断片飛散防止装置の改良に関する。
【0002】
従来の卓上丸鋸(卓上切断機)の一般的な構成を図5,図6に基づいて説明す る。図5は卓上丸鋸の側面図であり、図6は図5のII−II線に沿う断面図である 。
【0003】 図5,図6に示すように、ベース51のほぼ中央部には回転テーブル52が嵌 合され、この回転テーブル52はその下部に一体的に固定されたヒンジ53を有 し、このヒンジ53を水平方向(図6において矢印Aまたは矢印B方向)に回動 させることにより、一体となって回動される。
【0004】 回転テーブル52の回動および位置決めは、ヒンジ53の前端部に螺合したハ ンドル54によって行われ、ハンドル54を締め付け側に回すと、ハンドル54 の先端がベース51の円弧部51aに突き当てられて位置決めされ、逆にハンド ル54を緩める側に回すことにより、ハンドル54の先端と円弧部51aとの突 き当てが開放され、回転テーブル52が回動可能状態にされる。
【0005】 符号55は、被切断材(図示せず)の切り口におけるけば立った仕上面の発生 を防止するために、回転テーブル52に設けられた刃口板であり、刃口板55は その上方に配置された丸鋸刃59の厚さに対応するスリット55aを有し、プラ スチック等で構成されている。符号50は、丸鋸刃59を上下に揺動せしめる取 っ手であり、符号57は、安全用のカバーであり、符号58はカバー57および 丸鋸刃59がヒンジ53に対して揺動する支点である。
【0006】 また、回転テーブル52上面の両脇には、ベース上面に固定された定規(フェ ンス)56a,56bのそれぞれ一端側が位置している。ここに、左右の定規5 6a,56bの間隔(隙間)は、回転テーブル52を符号Sで示す初期位置から 水平方向に符号Tおよび符号Uで示す回動限界範囲Nで回動させた場合にも、丸 鋸刃59が定規56a,56bと干渉することがないようにする必要がある。そ のために、定規56a,56bを回動限界範囲Nの外に設置する必要があり、左 右定規56a,56bの間隔はかなり広くしなければならない(図6においては 前記間隔=2l)。
【0007】 ところが、左右定規56a,56bの間隔が広いと被切断材(図示せず)を切 断する際に、切断された切片(図示せず)は、丸鋸刃59が矢印M方向に回転し ているので、矢印Q方向に飛び、ヒンジ53に衝突して四方に飛散するので、作 業者(操作者)にとって危険であった。
【0008】 かかる欠点を解消するべく、実公平3−57444号公報に開示された木片飛 散防止機構が提案されている。この木片飛散防止機構は、図7,図8に示すよう に、刃口板55のヒンジ53側にスリット60aおよび傾斜面60bを備えた突 起部材60を形成し、被切断材Wから切片Pを切断した場合に、切片Pの通過経 路上に丸鋸刃59の刃先部分が露出しないようにすることにより、切片Pは丸鋸 刃59に巻き込まれることなく、スムーズに卓上丸鋸の後方側へ送り出されるよ うにしている。
【0009】
しかしながら、実公平3−57444号では突起部材60に切片Pを受止める ための平面60cが形成されているが、その幅は狭く、切片Pを受止めるには十 分ではない。また、定規56a,56bの間隔が広いため(図6に示す間隔=2 l)、切片Pが切り離されて倒れる際の倒れ方によっては、丸鋸刃59の刃先に 切片Pが接触し、矢印R方向に飛散し、他の作業者に危害を及ぼすおそれがあっ た。
【0010】 そこで本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、切断片が卓上 切断機の後方に飛散しない卓上切断機の切断片飛散防止装置を提供することを目 的とする。
【0011】
本考案は上記課題を解決するために、ベースと、このベースに対して回動自在 な回転テーブルと、この回転テーブル上に設けられた丸鋸刃と、この丸鋸刃の回 転経路の両側に所定の間隔を有して前記ベース上に対向配置された、被切断材の 位置決め用の定規とを備えた卓上切断機において、前記丸鋸刃と定規とがなす間 隔を閉塞する閉塞部材を備えて卓上切断機の切断片飛散防止装置を構成した。
【0012】
必要に応じて回転テーブル(ハンドル)を回転させて角度を固定し、被切断材 をベース上に載置して定規の当接面に当接せしめる。次いで、閉塞部材の先端部 を丸鋸刃の通過経路の近傍に移動させ、その位置で閉塞部材を固定し、被切断材 を切断する。切断された切片は、閉塞部材と丸鋸刃との隙間が狭いため、卓上切 断機の後方には飛散しない。
【0013】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。図1に卓上切断機の側面図 および正面図を示し、図2に本考案の要旨に係る閉塞部材である補助定規の斜視 図を示す。なお、既に説明した部分には同一符号を付し、重複記載を省略する。
【0014】 図1(A),(B)および図2に示すように、ベース51および回転テーブル 52上には定規1と定規2とが、丸鋸刃59を挟んで対向配置され、これら定規 1,2はそれぞれベース51に固定されている。定規1は、断面形状がL字状を なし、その垂直部が被切断材に当接される当接面1aをなし、水平部がベース5 1に載置される載置面1bをなしている。定規1の内側角部には、断面形状が正 方形の挿入筒3が形成され、この挿入筒3の手前側面には締付けノブ4が螺合さ れている。
【0015】 補助定規5は、被切断材Wが当接面6aに当接される当接部6と、前記挿入筒 3に挿入される挿入部7とからなる。前記当接部6は、ほぼ直角三角形状をなし 、挿入部7を挿入筒3に挿入した場合には前記当接面6aと定規1の当接面1a とは同一平面をなし、締付けノブ4を締付けることにより、定規1から補助定規 5の当接部6が突き出した状態で位置固定される。
【0016】 次に、以上のように構成された卓上切断機の動作を説明する。ハンドル54を初期位置Sに設定した場合(図3(A)) 図3(A)にハンドル54を初期位置(回転させない場合)Sに設定した場合 を示す。
【0017】 この場合は、ハンドル54を緩めて初期位置Sにハンドル54を設定し、ハン ドル54を締付けて固定する。次いで、締付けノブ4を緩めて補助定規5を挿入 筒3から引き出し、当接部6の先端6bを刃口板55のスリット55aに接近さ せる。この接近させた状態で締付けノブ4を締付け、定規1に対する補助定規5 の位置を固定する。
【0018】 この状態で被切断材Wを、定規1と補助定規5と定規2のそれぞれの当接面1 a,6a,2aに当接せしめ、丸鋸刃59を回転して被切断材Wを切断する。す ると、図3(B)に示すように、切片Pは補助定規5に衝突し、卓上切断機の後 方に飛散することがない。ハンドル54を左回動限界位置Uに設定した場合(図4(A)) 図4(A)にハンドル54を左回動限界位置Uに設定した場合を示す。
【0019】 この場合は、ハンドル54を緩めて左回動限界位置Uにハンドル54を設定し 、ハンドル54を締付けて固定する。次いで、締付けノブ4を緩めて補助定規5 を挿入筒3から引き出し、当接部6の斜面6cを刃口板55のスリット55aに 接近させる。この接近させた状態で締付けノブ4を締付け、定規1に対する補助 定規5の位置を固定する。
【0020】 この状態で被切断材(図示せず)を、定規1と補助定規5と定規2のそれぞれ の当接面1a,6a,2aに当接せしめ、丸鋸刃59を回転して被切断材を切断 する。すると、前記の場合と同様に、切片は補助定規5に衝突し、卓上切断機 の後方に飛散することがない。ハンドル54を右回動限界位置Tに設定した場合(図4(B)) 図4(B)にハンドル54を右限界位置Tに設定した場合を示す。
【0021】 この場合は、ハンドル54を緩めて右限界位置Tにハンドル54を設定し、ハ ンドル54を締付けて固定する。次いで、締付けノブ4を緩めて補助定規5を挿 入筒3から引き出し、当接部6の先端角部を刃口板55のスリット55aに接近 させる。この接近させた状態で締付けノブ4を締付け、定規1に対する補助定規 5の位置を固定する。
【0022】 この状態で被切断材(図示せず)を、定規1と定規2のそれぞれの当接面1a ,2aに当接せしめ、丸鋸刃59を回転して被切断材を切断する。すると、前記 の場合と同様に、切片は補助定規5に衝突し、卓上切断機の後方に飛散するこ とがない。
【0023】 なお、本実施例では閉塞部材(補助定規5)を第1定規1にのみ取り付けた場 合を示したが、第2定規2にも補助定規5を取り付ければ、被切断材が小さい場 合に、被切断材の本体側と切片とのいずれもが左右に補助定規に衝突し、後方に 飛散することがない。
【0024】 また、本実施例では閉塞部材(補助定規5)を第1定規1に取り付けた場合を 説明したが、ベース51に配設してもよい。
【0025】
本考案によれば、閉塞部材(補助定規)をハンドルの回転角度に応じた位置に 対応して丸鋸刃と補助定規の隙間を小さくした状態で被切断材を切断するので、 切片が前記隙間から飛び出さず、切片が卓上切断機の後方に飛散することがない 。
【図1】(A)は本考案の実施例の側面図、(B)は正
面図である。
面図である。
【図2】前記実施例の要部である補助定規の斜視図であ
る。
る。
【図3】図1(A)のI−I線に沿う断面図においてハ
ンドルを初期位置に設定した場合の図であって、(A)
は補助定規を刃口板のスリットに接近せしめた図、
(B)は切片が補助定規により後方への飛散を防止され
た状態を示す図である。
ンドルを初期位置に設定した場合の図であって、(A)
は補助定規を刃口板のスリットに接近せしめた図、
(B)は切片が補助定規により後方への飛散を防止され
た状態を示す図である。
【図4】前記実施例においてハンドルを左右の回動限界
位置に設定した場合の図であって、(A)はハンドルを
左限界まで回動した場合の図、(B)はハンドルを右限
界まで回動した場合の図である。
位置に設定した場合の図であって、(A)はハンドルを
左限界まで回動した場合の図、(B)はハンドルを右限
界まで回動した場合の図である。
【図5】従来の卓上切断機の側面図である。
【図6】図5の卓上切断機のII−II線に沿う断面図であ
る。
る。
【図7】従来の改良された卓上切断機の断面図である。
【図8】図7の卓上切断機の要部斜視図である。
1…第1の定規 1a…当接面 2…第2の定規 3…挿入筒 4…締付けノブ 5…補助定規(閉塞部材) 6…当接部 6a…当接面 7…挿入部 51…ベース 52…回転テーブル 53…ヒンジ 54…ハンドル 55…刃口板 55a…スリット 59…丸鋸刃 S…初期位置 U…左回動限界 T…右回動限界
Claims (1)
- 【請求項1】 ベースと、このベースに対して回動自在
な回転テーブルと、この回転テーブル上に設けられた丸
鋸刃と、この丸鋸刃の回転経路の両側に所定の間隔を有
して前記ベース上に対向配置された、被切断材の位置決
め用の定規とを備えた卓上切断機において、 前記丸鋸刃と定規とがなす間隔を閉塞する閉塞部材を備
えたことを特徴とする卓上切断機の切断片飛散防止装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4556192U JPH065820U (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 卓上切断機の切断片飛散防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4556192U JPH065820U (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 卓上切断機の切断片飛散防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065820U true JPH065820U (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=12722772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4556192U Pending JPH065820U (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 卓上切断機の切断片飛散防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065820U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2103400A2 (en) | 2008-03-21 | 2009-09-23 | Makita Corporation | Table saws |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4556192U patent/JPH065820U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2103400A2 (en) | 2008-03-21 | 2009-09-23 | Makita Corporation | Table saws |
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