JPH0618740Y2 - 切断機用安全カバー - Google Patents

切断機用安全カバー

Info

Publication number
JPH0618740Y2
JPH0618740Y2 JP1988094247U JP9424788U JPH0618740Y2 JP H0618740 Y2 JPH0618740 Y2 JP H0618740Y2 JP 1988094247 U JP1988094247 U JP 1988094247U JP 9424788 U JP9424788 U JP 9424788U JP H0618740 Y2 JPH0618740 Y2 JP H0618740Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting machine
covering member
safety cover
cutter
disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988094247U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0215820U (ja
Inventor
勝平 大見
Original Assignee
大見工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大見工業株式会社 filed Critical 大見工業株式会社
Priority to JP1988094247U priority Critical patent/JPH0618740Y2/ja
Publication of JPH0215820U publication Critical patent/JPH0215820U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0618740Y2 publication Critical patent/JPH0618740Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は切断機の運転時に、その円盤型カッタの露出部
分を覆うことによって作業者の安全を確保するための切
断機用安全カバーに関するものである。
[従来の技術] チップソーなどの円盤型カッタを使用した切断機におい
ては作業者の安全を図るため、円盤型カッタの外周の一
部に覆いを設けることが法令で義務付けられている。故
に、上記切断機の円盤型カッタには切断作業に必要な部
分以外は被覆部材が取り付けられている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、より安全性を重視して円盤型カッタの被覆部分
を多くすると、カッタの露出部分が少ないため被切断物
の大きさや形状が限定されることになったり、作業がし
難くなったりする。逆に作業がしやすいように円盤型カ
ッタの被覆部分を少なくし、カッタの露出部分が多くな
ると安全性を十分確保できないという問題があった。
本考案の目的は、既存のサイズが異なる様々な切断機に
も取り付け可能であり、切断機の被覆部材によって覆わ
れていない円盤型カッタの露出部分を覆うことによって
作業者の安全を確保するとともに、切断作業の邪魔にな
らない切断機用安全カバーを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この考案では、円盤型カッ
タの外周部を被覆部材で部分的に覆った切断機に取り付
けられ、前記被覆部材によって覆われていない円盤型カ
ッタの露出部分を覆う安全カバーであって、前記被覆部
材の外側において円盤型カッタの軸芯方向と直交する平
面内で回動可能に支持される基板と、同基板に対し円盤
型カッタの軸芯方向と直交する平面内でスライド調節可
能に取り付けられ、かつ前記円盤型カッタの露出部分を
覆う位置にて被覆部材に係止するストッパが設けられた
遮蔽部材とを備えたことを要旨としている。
〔作用〕
即ち、円盤型カッタを覆う被覆部材の大きさに合わせて
遮蔽部材を基板に対してスライド調節した後、基板を被
覆部材の外側において円盤型カッタの軸芯方向と直交す
る平面内で回動し得るように支持する。すると、遮蔽部
材のストッパが被覆部材に係止され、被覆部材で覆われ
ていない円盤型カッタの露出部分が遮蔽部材により覆わ
れる。そして、切断時には前記基板と共に遮蔽部材を円
盤型カッタの軸芯方向と直交する平面内にて回動させる
と、被覆部材に対するストッパの係止状態が解除される
ため、前記基板及び遮蔽部材が切断作業の妨げになるこ
とはない。
[実施例] 以下に、本考案の安全カバーを具体化した一実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。
第1図に示すように、遮蔽部材4は長側板部4a、前板
部4b、短側板部4cからなる平面ほぼコ字状の覆いを
なしている。すなわち、第2図に示すように、遮蔽部材
4の長側板部4aは基端部(第2図右端部)から先端部
にいくほど徐々に上下幅が広がる前後に長い四角形状の
板材からなっている。尚、遮蔽部材4の長側板部4aの
前後長(基端から先端までの長さ)は安全カバーを取り
付ける切断機の被覆部材24(第3図)の直径よりもや
や長めに設定されている。又、前記長側板部4aの基端
寄りには前後方向へ延びる一対の長溝10が透設されて
いる。
そして第1図に示すように、この長側板部4aの先端部
分から側方へ向けて直角に前板部4bが屈曲形成されて
いる。この前板部4bは前記長側板部4a先端部の上下
幅全体にわたって延びており、その左右幅は切断機の被
覆部材24の幅(円盤型カッタ23の軸芯方向幅)より
も広くされている。
さらに、前記前板部4bの先端部には前記長側板部4a
と平行に、しかもその基端方向へ向けて短側板部4cが
屈曲形成されている。この短側板部4cは長側板部4a
の前後長より短く、安全カバーを切断機に取り付けたと
き、切断機の円盤型カッタ23の切刃部分に側方から触
れることができない程度の長さを有している。
前記遮蔽部材4の前板部4b上端部には、これと同一幅
の平板からなるストッパ6が遮蔽部材4の基端部方向斜
め上方へ突設されている。
又、第1図に示すように基板9は前記遮蔽部材4の長側
板部4aの背面と重合可能な長板状に形成されており、
同基板9の外面側には前記一対の長溝10と対応する位
置に一対のボルト7が突設されている。
故に第2図に示すように、基板9の両ボルト7を遮蔽部
材4の長側板部4aの両長溝10に挿通した場合、二つ
のボルト7を同時に遮蔽部材4の長溝10の一方の端部
に配置することができる。そして、この状態で各ボルト
7に蝶ナット8を螺着すれば、遮蔽部材4を基板9に対
して固定することができる。
一方、前記基板9の基端には側面チャンネル状をなすブ
ラケット3が、その背面において相対回動可能に軸5着
されている。このブラケット3の上下両側部には、一対
の固定具1がその長側腕部1aにおいて固着されてい
る。
各固定具1は長さの違う二つの側腕部1a,1bを有す
るように平面チャンネル状に屈曲形成され、長側腕部1
aと短側腕部1bの間隔は切断機の被覆部材24の幅よ
りも広く形成されている。また、各固定具1の両側腕部
1a,1bには、互いに対応する位置に各一対のねじ1
1を螺入し得るねじ穴2が設けられている。
次に、上記実施例の安全カバーの作用、効果について説
明する。
第3図にこの安全カバーを切断機に取り付けた状態を示
す。
切断機は、透設溝21を有する台座22、チップソー等
の円盤型カッタ23、さらにこの円盤型カッタ23を覆
う被覆部材24及び円盤型カッタ23の中心部に取り付
けられた図示しない電動モータを主な構成部材とするも
のである。前記透設溝21は、円盤型カッタ23が入り
込める程度の幅を有するものである。
そして、前記円盤型カッタ23及び電動モータは、腕部
25によって台座22の一端部に軸27支されていると
ともに、操作レバー26を手で押すことによって前記軸
27を中心として下方に回動することができる。尚、こ
の切断機の円盤型カッタ23は操作レバー26を下方に
押していた手を放すと、腕部25内に設けられた弾性部
材の復元力によって元の位置(第3図の状態)に戻され
るようになっている。
前記安全カバーは、その一対の固定具1の両側腕部1
a,1b間に切断機の被覆部材24の腕部25寄り部分
を嵌め入れた後、これらの固定具1のねじ穴2に外側方
からねじ11を螺入し、その先端を被覆部材24表面に
圧接することで切断機上に固定される。
そして、第3図に示すように円盤型カッタ23が台座2
2から離れた上方位置にある状態では、安全カバーのス
トッパ6が、切断機の被覆部材24上で腕部25とは反
対側部分に係合しているため、安全カバーの遮蔽部材4
はこの被覆部材24の中央部付近側方に支承されて、こ
の位置から下方へ回動することはない。従って、円盤型
カッタ23が台座22上方に位置している時でも、従来
ならば被覆部材24によって被覆されていなかった円盤
型カッタ23の露出部分の、特に上部が被覆部材24に
よって覆われているため、作業者にとって従来よりも安
全性が向上しているといえる。
尚、安全カバーの遮蔽部材4は、第3図において実線で
示した位置から、切断機の被覆部材24上方を経て、仮
想線で示すように遮蔽部材4の先端部分が切断機の設置
面に当接する位置まで回動することができる。こうする
ことによって、安全カバーを切断機からいちいち取り外
さなくとも切断機の円盤型カッタ23を取り替えること
ができる。
切断機の台座22上に置かれた被切断物(図示せず)を
切断する場合には、第3図の状態から操作レバー26を
下方に押圧して円盤型カッタ23を台座22に接近させ
る。すると、安全カバー全体が円盤型カッタ23及び被
覆部材24とともに下動するが、第4図に示すように、
遮蔽部材4の先端部下縁4dが台座22の上面に当接す
ると、遮蔽部材4はそれ以上下がることはない。
しかし、台座22には透設溝21が形成されており、し
かも遮蔽部材4は被覆部材24に対して軸5において回
動可能であるため、遮蔽部材4は、第4図に示すように
円盤型カッタ23が透設溝21内まで入り込むことを妨
げることはなく、円盤型カッタ23を大きく押し下げる
ことができ、被切断物を切断することができる。従っ
て、安全カバーの存在が切断作業の邪魔になることはな
い。
第4図の状態から円盤型カッタ23を被覆部材24とと
もに再び上方へ押し上げると、はじめは円盤型カッタ2
3と被覆部材24だけが上動するが、安全カバーのスト
ッパ6が再び切断機の被覆部材24上に係合すると、安
全カバーは円盤型カッタ23とともに上動する。
さらに、長溝10の長さの範囲内ならば基板9に対する
遮蔽部材4の取り付け位置の前後調節が可能であり、第
6図に仮想線で示したように、最大限長溝10の長さ分
だけ遮蔽部材4をその先端方向に延出させることができ
る。そのため、この安全カバーは切断機の大きさ、即ち
その被覆部材24の外径にあわせて基板9の基端から遮
蔽部材4先端までの長さを調節することができる。
また、本考案は安全カバーの各部材についても前記構成
に限るものではなく、ブラケット3を固定具1の短側腕
部1b側にも取り付けるとともに、遮蔽部材4の両側板
部をともに長側板部4aとしてもよい。
また、遮蔽部材4の前端部分を前記実施例では平面ほぼ
コ字状としたが、これは円形状に湾曲形成してもよい。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案によれば被覆部材によって
覆われていない円盤型カッタの露出部分を覆うことによ
り、作業者の安全を確保できるばかりでなく、基板に対
して遮蔽部材をスライド調節することによりサイズの異
なる様々な切断機にも取り付けることができるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案を具体化した一実施例を示し、第1
図は分解斜視図、第2図は正面図、第3図は本実施例の
安全カバーを切断機に取り付けた状態を示す正面図、第
4図は第3図の切断機の円盤型カッタを下方へ押し下げ
た状態を示す正面図である。 1は固定具、3はブラケット、4は遮蔽部材、6はスト
ッパ、9は基板、23は切断機の円盤型カッタ、24は
切断機の被覆部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円盤型カッタ(23)の外周部を被覆部材
    (24)で部分的に覆った切断機に取り付けられ、前記
    被覆部材(24)によって覆われていない円盤型カッタ
    (23)の露出部分を覆う安全カバーであって、 前記被覆部材(24)の外側において円盤型カッタ(2
    3)の軸芯方向と直交する平面内で回動可能に支持され
    る基板(9)と、 同基板(9)に対し円盤型カッタ(23)の軸芯方向と
    直交する平面内でスライド調節可能に取り付けられ、か
    つ前記円盤型カッタ(23)の露出部分を覆う位置にて
    被覆部材(24)に係止するストッパ(6)が設けられ
    た遮蔽部材(4)とを備えたことを特徴とする切断機用
    安全カバー。
JP1988094247U 1988-07-16 1988-07-16 切断機用安全カバー Expired - Lifetime JPH0618740Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988094247U JPH0618740Y2 (ja) 1988-07-16 1988-07-16 切断機用安全カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988094247U JPH0618740Y2 (ja) 1988-07-16 1988-07-16 切断機用安全カバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0215820U JPH0215820U (ja) 1990-01-31
JPH0618740Y2 true JPH0618740Y2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=31318750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988094247U Expired - Lifetime JPH0618740Y2 (ja) 1988-07-16 1988-07-16 切断機用安全カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0618740Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200466270Y1 (ko) * 2012-09-24 2013-04-05 (주) 우리산업 가변식 안전커버가 구성된 창호 절단기

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4922606U (ja) * 1972-05-30 1974-02-26
JPS5147653U (ja) * 1974-10-07 1976-04-08
JPS6383215U (ja) * 1986-11-20 1988-06-01
JP2717534B2 (ja) * 1986-12-29 1998-02-18 株式会社マキタ 丸鋸盤における安全カバー装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200466270Y1 (ko) * 2012-09-24 2013-04-05 (주) 우리산업 가변식 안전커버가 구성된 창호 절단기

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0215820U (ja) 1990-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5564323A (en) Circular saw unit
US5216964A (en) Angle adjusting device for circular saw with table
JP3925046B2 (ja) 卓上丸鋸
JPH0839508A (ja) 複合型マイターソー用の調整可能な被加工物支持装置
US4245533A (en) Motorized circular miter chop saw
US20030200852A1 (en) Miter cut fine adjustment mechanism
JP3110454B2 (ja) 木工フライス盤用保護およびガイド装置
JPH0618740Y2 (ja) 切断機用安全カバー
EP1568432B1 (en) Miter saw
JPH07276302A (ja) 丸鋸盤
JPH04506320A (ja) パラレル―及びアングルストッパ
JP2784424B2 (ja) 卓上切断機の下限位置設定装置
JP2009072983A (ja) 切断機用ガイドフェンス及び切断機
JP2011245564A (ja) 切断工具における可動カバーの位置調整機構
JP3215967B2 (ja) 卓上丸鋸盤
JPH08103901A (ja) 丸 鋸
JP7401275B2 (ja) 携帯用加工機
JP2532517Y2 (ja) 卓上切断機の回転刃物取付け規制装置
JP4248919B2 (ja) 切断機における切断材の位置決め機構
JP3867457B2 (ja) 卓上切断機
JPS6338978Y2 (ja)
JP3030360U (ja) 丸のこ盤
JP2729166B2 (ja) 電動丸ノコ盤
JPH0436794Y2 (ja)
JP2002370203A (ja) 丸 鋸