JP2532517Y2 - 卓上切断機の回転刃物取付け規制装置 - Google Patents

卓上切断機の回転刃物取付け規制装置

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JP2532517Y2
JP2532517Y2 JP4695291U JP4695291U JP2532517Y2 JP 2532517 Y2 JP2532517 Y2 JP 2532517Y2 JP 4695291 U JP4695291 U JP 4695291U JP 4695291 U JP4695291 U JP 4695291U JP 2532517 Y2 JP2532517 Y2 JP 2532517Y2
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stopper
rotary
rotary blade
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bar
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JP4695291U
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JPH04130803U (ja
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繁春 牛渡
隆一 今村
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株式会社日立工機原町
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、外径の異なる回転刃物
取付可能な複数の下限位置ストッパを有する卓上切断
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の下限位置ストッパ装置には、実開
昭61−260546号公報及び実開昭62−2679
2号公報がある。これらは、単一のこ刃使用時の下限位
置ストッパ装置であり、回転刃物部に取付ける回転刃物
が数種類あり、特に、溝切カッタのようにのこ刃に比べ
小径の回転刃物が取付可能な場合、該のこ刃使用時の前
回転刃物部の揺動最下限位置を再設定する必要があっ
た。この問題を図6により説明する。
【0003】回転刃物部9にはストッパ10がねじ嵌合
し、チョウナット14でストッパ10の位置を固定す
る。また、ヒンジ5には回転刃物部9の揺動でストッパ
10と当接可能な位置に対向するように突出部6が設け
られている。突出部6の上面(ストッパ10当接面)は
回転刃物部9の下限位置規制範囲内におけるストッパ1
0との当接点を結んで凹状の円弧に形成されている。
こ刃18による切断作業の頻度が高いため、ストッパ1
0に2個のロックナット13を互いに締付けて固定し、
ロックナット13でストッパ10の上限位置、すなわち
回転刃物部9の揺動最下限位置を規制し、のこ刃18が
規定量以上ベース1に入り込み、刃口溝21にのこ刃1
8が接触しないよう配慮されている。
【0004】のこ刃18の下限位置を規制する場合、回
転刃物部9をこれ以上下降しないように規制したい位置
まで押し下げ、その位置でチョウナット14を緩め、ス
トッパ10を突起部6の上面に当接するまで下方に回転
移動させ調整する。次に、チョウナット14を締め、ス
トッパ10の位置を固定することにより、回転刃物部9
の下限位置を設定し、被切断材20に切込みを与える。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、のこ刃18よ
りも小径の溝切カッタ19を使用して溝入れ作業を行な
う場合には、のこ刃18取付時の回転刃物部9揺動最下
限位置よりも、さらに下方へ揺動させなければならない
必要がある。この場合、ストッパ10に固定された2個
のロックナット13を緩め、ロックナット13をストッ
パ10の下方に回転移動させ、そのあと、ストッパ10
を上方へ移動させなければならない。溝切り作業後、再
びのこ刃18を取付ける場合、前述したように、刃口溝
21にのこ刃18が接触しないよう、ロックナット13
で回転刃物部9の最下限位置を再調整する必要があっ
た。このように、のこ刃18、溝切カッタ19を取付け
るたびに、回転刃物部9の揺動最下限位置を調整しなけ
ればならない不便さがあった。
【0006】また、のこ刃18取付時の回転刃物部9最
下限位置よりも、さらに、下方へ揺動する溝切カッタ1
9の下限位置を設定した状態のままで、のこ刃18で切
断作 業を行なえば、のこ刃18で刃口溝21、ターンテ
ーブル2を切断するばかりでなく、のこ刃18が破損し
作業者に危険を及ぼす問題があった。
【0007】本考案の目的は、上記した従来の欠点をな
くし、外径の異なる回転刃物使用時の回転刃物部下限位
置調整の操作性及び安全性を向上させる卓上切断機を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、被切断材を
支持するベースに支持部材を設け該支持部材の上方に外
径の異なる回転刃物を保持可能な回転刃物部を該ベース
上面に向けて揺動自在に位置させ、かつベース上方で前
後摺動自在なスライド式卓上切断機において、前記回転
刃物部に上下左右に移動する下限ストッパ部を設け、前
記支持部材に回転刃物の外径に対応する複数の段で形成
したストッパ受け部を設け、前記回転刃物部に下限スト
ッパ部の左右移動に連動するストッパバーを設け、小径
の回転刃物に対応するストッパ受け部上に下限ストッパ
部を移動させたとき、前記回転刃物部内の大径の回転刃
物取付け位置にストッパバーを突出させ、大径の回転刃
物の取付けを阻止することにより達成される。
【0009】
【作用】上記したような構成により、大径の回転刃物使
用時のストッパ位置では、大径の回転刃物の取付け取外
しができるが、小径の回転刃物使用時のストッパ位置で
は、ストッパバーが大径の回転刃物取付け位置に突出す
るため大径の回転刃物の取付はできない。すなわち、大
径の回転刃物取付時には、必ずストッパ位置を大径の回
転刃物使用時のストッパ位置に戻す操作が必要となる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図5により説明す
る。図において、ベース1上面に被切断材20を支持
し、ベース1の中央にターンテーブル2を水平方向へ回
動自在に埋設し、ターンテーブル2後方にホルダ3が保
持されている。ホルダ3の上方内部には摺動保持部材3
aが設けられ、摺動保持部材3aには軸方向に摺動自在
なガイドバー4を挿通し、ガイドバー4のベース1側の
先端にヒンジ5が連結されている。ヒンジ5上方にはシ
ャフト8を支点とし、ベース1に対し上下揺動自在に回
転刃物部9が軸支されている。回転刃物部9には図示し
ないモートルにより回転駆動する回転刃物となるのこ刃
18又は溝切カッタ19が保持されている。なお、回転
刃物部9を支持する支持部材は、ホルダ3、ガイドバー
4およびヒンジ5から構成されている。
【0011】ヒンジ5前端部には凹状の円弧で高さの異
なる複数の段(本実施例では2段)を有するストッパ受
け部6,7が形成されている。図3において、回転刃物
部9にはストッパホルダ11がシャフト12を支点に左
右方向(図5)へ回動自在に軸支され、ストッパホルダ
11の一端にストッパ10がねじ嵌合している。なお、
ストッパホルダ11は回転刃物部9が下方に揺動したと
きに、ストッパ10がストッパ受け部6又はストッパ受
け部7に当接可能な位置に対向するよう回転刃物部9に
設けられている。
【0012】回転刃物部9の揺動最下限位置を規制する
位置、すなわち、ストッパ10の上限位置となる位置に
2個のロックナット13をストッパ10に互いに締付け
て固定する。ストッパ10を上限位置となる位置まで移
動した場合、ロックナット13上部がストッパホルダ1
1下端に当接し、ストッパ10の上方への移動を規制す
ることで、回転刃物部9の揺動最下限位置を規制する。
また、チョウナット14によりストッパ10の位置を固
定する。
【0013】さらに、のこ刃18側面と直交する方向に
ストッパバー15を回転刃物部9に挿通し、ストッパバ
ー15の一端に設けたピン16を介してストッパホルダ
11の他端に形成した溝11aに保持されている。スト
ッパバー15はストッパホルダ11の回動に追従しての
こ刃18の側面と直交する方向に移動する。
【0014】ストッパホルダ11の位置が溝切カッタ1
9に対応するストッパ受け部7上に 位置する場合には、
図3に示すように、ストッパバー15は回転刃物部9内
ののこ刃18の取付位置に大きく突出するため、この状
態でのこ刃18を取付けようとしても、図3の2点鎖線
に示すようにストッパバー15により取り付けることが
できない。のこ刃18に対応するストッパ受け部6上に
ストッパホルダ11が位置する場合には、図4に示すよ
うに、ストッパバー15はのこ刃18の取付位置よりも
後退しているため、のこ刃18の取付けが可能となる。
【0015】回転刃物部9には一端に引掛部17aを形
成した板ばね17の他端がねじで固定されている。スト
ッパバー15の外周にはのこ刃18、溝切カッタ19使
用時のストッパ10に対応した位置に溝15a,15b
が形成されており、板ばね17の引掛部17aは、溝1
5a又は溝15bに向かって圧接することでストッパバ
ー15の位置決めを行う。
【0016】上記構成において、のこ刃18で被切断材
20を切断する場合は、まず、スライドバー4を介して
回転刃物部9を前方に移動させ、次に、回転刃物部9を
下方に押し下げる。のこ刃15はストッパ10がヒンジ
5のストッパ受け部6に当接するまで被切断材20に切
込みを与え、さらに切込みを与えたまま回転刃物部9を
後方へ移動させ、被切断材20切断完了後、回転刃物部
を上限に戻し切断作業を完了させる。
【0017】また、のこ刃18で溝入れ作業を行なう場
合は、まず、被切断材20に与える切込量に応じた位置
に回転刃物部9を押し下げ、チョウナット14を緩めス
トッパ10を回転移動させてストッパ受け部6に当接さ
せ、回転刃物部9の揺動下限量を規制する。そのあと
は、前記したのこ刃18による切断と同様の操作により
溝入れ作業を完了させる。
【0018】さらに、図2に示すように、溝切カッタ1
9による溝入れ作業を行なう場合は、通常、のこ刃18
の外径より小径の溝切カッタ19となるため、ストッパ
ホルダ11をストッパ受け部7に当接する位置に回動
せ、ストッパ10をストッパ 受け部7上に位置させる。
被切断材20に与える切込量に応じた位置に回転刃物部
9を押し下げ、ストッパ10を回転移動させてストッパ
受け部7に当接させ、回転刃物部9の溝切カッタ19に
おける揺動下限量を規制する。そのあとは、前記したの
こ刃18による切断と同様の操作により溝入れ作業を完
了させる。
【0019】このとき、この溝切カッタ19による下限
位置セット時のストッパホルダ11の状態は図3に示す
ようになっており、ストッパホルダ11の回動に連動し
て、ストッパバー15はのこ刃18取付位置に大きく突
出しているため、この状態でのこ刃18を取付けること
ができないようになっている。
【0020】また、ストッパバー15は上記したように
ストッパ10の回動により移動するが、ストッパバー1
5の溝15a又は溝15bに板ばね17を圧接させるこ
とにより、ストッパ10の移動位置が板ばね17と溝1
5a,15bと一致している時だけストッパバー15は
確実に保持される。すなわち、のこ刃18使用時と溝切
カッタ19使用時におけるストッパ10の位置決めを確
実にし、その状態を保持することができる。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、ストッパ部の回動と連
動しストッパバーを動作させることにより、小径の回転
刃物使用時の下限位置設定時には、ストッパバーが大径
の回転刃物取付位置に突出するため、大径の回転刃物の
取付ができない構造としたので、誤操作により大径の回
転刃物でターンテーブルを切断したり、大径の回転刃物
が破損することがなく、切断作業時の安全性の向上を図
ることができる。また、ストッパバーの溝と板ばねによ
り、ストッパバー及びストッパ部の位置決めが容易かつ
確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案となるスライド式卓上切断機の一実施例
を示す左側面図である。
【図2】溝切カッタによる溝入作業例を示す左側面図で
ある。
【図3】溝切カッタ使用時の下限位置切り換え時の部分
上面図である。
【図4】のこ刃使用時の下限位置切り換え時の部分上面
図である。
【図5】図1の部分正面図である。
【図6】従来例を示す右側面図である。
【符号の説明】1はベース、6,7はストッパ受け部、9は回転刃物
部、10はストッパ、11はストッパホルダ、11aは
溝、15はストッパバー、15a,15bは溝、17は
板ばね、17aは引掛部、18はのこ刃、19は溝切カ
ッタである。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断材を支持するベースに支持部材を
    設け該支持部材の上方に外径の異なる回転刃物を保持可
    能な回転刃物部を該ベース上面に向けて揺動自在に位置
    させた卓上切断機において、前記回転刃物部に上下左右
    に移動する下限ストッパ部を設け、前記支持部材に回転
    刃物の外径に対応する複数の段で形成したストッパ受け
    部を設け、前記回転刃物部に下限ストッパ部の左右移動
    に連動するストッパバーを設け、小径の回転刃物に対応
    するストッパ受け部上に下限ストッパ部を移動させたと
    き、前記回転刃物部内の大径の回転刃物取付け位置にス
    トッパバーを突出させ、大径の回転刃物の取付けを阻止
    したことを特徴とする卓上切断機の回転刃物取付け規制
    装置。
  2. 【請求項2】 上記ストッパバーに溝を形成し、前記溝
    を圧接し前記ストッパバーの位置規制を行なう板ばねを
    回転刃物部に装着したことを特徴とする請求項1記載の
    卓上切断機の回転刃物取付け規制装置
JP4695291U 1991-05-24 1991-05-24 卓上切断機の回転刃物取付け規制装置 Expired - Lifetime JP2532517Y2 (ja)

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JPH04130803U JPH04130803U (ja) 1992-12-01
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