JP2931812B1 - 電解用電極およびその製造方法 - Google Patents
電解用電極およびその製造方法Info
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Abstract
陽極としての使用で長寿命であり、卑な電位領域下にお
かれても十分な耐久性を有する電解用電極およびその製
造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の電解用電極は、導電性電極基体
上に、金属換算で白金1〜20at%およびタンタル80
〜99at%を含有する白金金属と酸化タンタルとの下地
層を有し、この下地層を介して、金属換算でイリジウム
70〜99.9at%およびタンタル0.1〜30at%を
含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの中間層を有
し、さらに、この中間層を介して、金属換算で白金60
〜99.9at%およびイリジウム0.1〜40at%を含
有する白金金属と酸化イリジウムとの上地層を有する。
Description
用電解プロセスに使用される電解用電極とその製造方法
に関する。さらに詳しくいえば、金属電解液を電気分解
してメッキを行い、陽極で酸素を発生させる反応に陽極
として用いられ、その際の耐久性に優れており、かつ、
卑な電位領域下におかれても耐久性に優れた電解用電極
とその製造方法に関する。
の上に白金族金属やその酸化物の被覆層を設けた金属電
極は、種々の電解工業の分野において使用されている。
例えば、チタン基材上に、ルテニウムとチタンの酸化物
や、ルテニウムとスズの酸化物の被覆を熱分解法により
施した電極が食塩電解による塩素発生用陽極として知ら
れている(特公昭46−21884号公報、特公昭48
−3954号公報、特公昭50−11330号公報、特
開昭52−63176号公報)。
に高濃度塩水溶液の電解には適するが、希薄な塩水溶液
の電解や海水の電解では、耐久性が十分でなく、塩素発
生の効率も十分満足しうるものではない。
や特開昭56−150148号公報には、非晶質合金を
電極材料として用いた電極が食塩のようなアルカリ金属
ハロゲン化物水溶液の電解用電極として開示されてい
る。しかし、非晶質合金は作製に際し大がかりな装置を
必要とする。
合のように塩素発生を伴う電解のほかに、酸、アルカリ
または塩の回収、銅、亜鉛などの金属の採取や精製、メ
ッキ、銅などの金属箔製造、金属表面処理、陰極防食、
廃液処理などの酸素発生を伴う電解プロセスも数多くの
分野で利用されている。そして、このような酸素発生を
伴う電解では、不溶性電極として、チタン基板上に酸化
イリジウムと白金を被覆した電極、酸化イリジウム−酸
化スズ系電極、酸化イリジウム−酸化タンタル系電極な
どの酸化イリジウム系電極や白金メッキチタン電極など
が使用されている。
タン基体電極を陽極として酸素発生を伴う電解を行う
と、基体と被覆層との間に酸化チタン層を生じて陽極が
不動態化したり、チタン基体が腐食したりして、次第に
陽極電位が高くなり、寿命を終えてしまう。また、被覆
層が剥離してしまうこともある。チタン基体に形成され
る酸化チタンの生成を抑制したり、チタン基体の腐食を
抑制し、陽極の不動態化を防止するために、適当な被覆
層を選択したり、適当な下地層を設けることも種々提案
されてきている。
は、導電性基体上に、金属換算でイリジウム8.4〜1
4モル%およびタンタル86〜91.6モル%を含有す
る酸化イリジウムと酸化タンタルとの下地層を有し、こ
の下地層を介して、金属換算でイリジウム80〜99.
9モル%およびタンタル0.1〜20モル%を含有する
酸化イリジウムと酸化タンタルとの上地層を設けた酸素
発生用電極が提案されている。
は、導電性基体上に、金属タンタルおよび/またはタン
タル合金粉末をプラズマ溶射することにより金属タンタ
ルおよび/またはタンタル合金を主成分とする中間層を
設け、その中間層上に、酸化イリジウムを20重量%以
上含み残部が酸化タンタルよりなる電極活性層を設けた
酸素発生用陽極が提案されている。
上に、スパッタリング法により形成された結晶性金属タ
ンタルを主成分とする中間層を設け、その中間層上に、
白金族金属またはその酸化物(イリジウム酸化物等)を
含む電極活性被覆層を設けた酸素発生用電極が提案され
ている。
平行平板とし、その間を被メッキ板を搬送する。被メッ
キ板の両面にメッキするときには、両極を陽分極として
用い、片面のみにメッキするときは一方のみを陽分極と
して用いる。一方のみを陽分極として用いるときには、
他方は卑な電位領域下にさらされ、陰分極となる場合が
ある。
合には十分な耐久性が得られる。しかし、電極が卑な電
位環境下にさらされた場合には、触媒の消耗が大きくな
り、著しく耐久性が短くなるという問題がある。これ
は、主に、電極が還元状態となるために、導電性電極基
体表面が水素脆化して触媒との密着性がなくなってしま
うため、また、触媒能の高い酸化イリジウムが還元され
てしまうためである。
の耐久性だけではなく、卑な電位領域下におかれても十
分な耐久性を有することが求められる。そのため、硫酸
電解において耐食性の劣る白金を添加して、水素過電圧
を低減し、還元状態での耐食性を向上させる方法が種々
検討されている。
性電極基体上に、白金を主成分とする白金層と、バルブ
メタル(チタン、タンタル、ニオブ、ジルコニウムおよ
びスズ)の酸化物を主成分とする酸化物層とから構成さ
れる中間層を有し、その中間層上に、電極活物質層を被
覆した電解用電極が開示されている。しかし、この電極
は、陰分極に対する耐久性は有するが、陽極として使用
して硫酸酸性中で電解すると、電解液が電極の内部まで
浸透して白金層に到達し、白金が消耗するために耐久性
が不十分である。
ンまたはチタン合金よりなる電極基体上に、10〜80
%の被覆率で基体表面に分散被覆された白金と、その隙
間を埋めるその他の金属酸化物(酸化イリジウム、酸化
マンガン、酸化コバルト、酸化スズおよび酸化アンチモ
ン0〜20モル%、酸化ニオブ、酸化タンタルおよび酸
化ジルコニウム80〜100モル%)とから構成される
中間層を設け、その中間層上に、酸化イリジウム5〜9
4モル%、白金1〜30モル%およびバルブメタルの酸
化物5〜94モル%から成る外層を設けた電解用電極が
開示されている。しかし、この電極は、陰分極に対する
耐久性は有するが、陽極として使用して硫酸酸性溶液中
で電解すると、中間層、外層すべてにおいて白金が含有
されているために、白金が消耗し、耐久性が不十分であ
る。
は、導電性基体上に、金属換算で白金1〜20モル%お
よびタンタル80〜99モル%を含有する白金金属と酸
化タンタルとの下地層を設け、この下地層を介して、金
属換算でイリジウム80〜99.9モル%およびタンタ
ル20〜0.1モル%を含有する酸化イリジウムと酸化
タンタルとの中間層を設け、さらにその上に、金属換算
でイリジウム40〜79.9モル%およびタンタル60
〜20.1モル%を含有する酸化イリジウムと酸化タン
タルとの上地層を設けた酸素発生用電極が開示されてい
る。
ン基体上に、チタン、白金およびタンタルの合金層を形
成し、この合金層表面に、酸化イリジウム5〜30モル
%と酸化タンタル70〜95モル%より成る中間層を介
して、酸化イリジウム60〜98モル%と酸化タンタル
2〜40モル%より成る外層を設けた電解用電極が開示
されている。
タンまたはチタン合金よりなる電極基体上に、10〜8
0%の被覆率で基体表面に分散被覆された白金と、その
他の金属酸化物(酸化イリジウム、酸化マンガン、酸化
コバルト、酸化スズおよび酸化アンチモン0〜20モル
%、酸化ニオブ、酸化タンタルおよび酸化ジルコニウム
80〜100モル%)とから構成される中間層を設け、
その中間層上に、酸化イリジウム5〜95モル%、バル
ブメタル(ニオブ、タンタルおよびジルコニウム)の酸
化物5〜95モル%から成る外層を設けた電解用電極が
開示されている。
る耐久性は有するが、電極を長寿命にするために触媒層
(中間層)を厚くした場合には、下地層に添加した白金
の効果が薄れ、陰分極に対する耐久性が低下する。
で、しかも、卑な電位領域下におかれても十分な耐久性
を有する電解用電極は得られていない。
電解液を電解する電極であって、通常の陽極としての使
用で長寿命であり、卑な電位領域下におかれても十分な
耐久性を有する電解用電極およびその製造方法を提供す
ることである。
久性を有し、卑な電位領域下におかれても長時間にわた
って使用可能な酸素発生用電極を開発するために研究を
重ねた結果、チタンのような導電性基体上の酸化タンタ
ル被覆層に白金金属を添加し、この白金金属の添加され
た下地層の上に酸化イリジウムと酸化タンタルとから成
る中間層を設け、さらに、この中間層の上に白金と酸化
イリジウムとから成る上地層を設けることによって、白
金添加による触媒の消耗の影響が少ない上に、大幅に過
電圧が低減し、卑な電位領域下での耐久性が格段に向上
することを見いだし、これらの知見に基づいて本発明を
なすに至った。
よって達成される。
白金1〜20at%およびタンタル80〜99at%を含有
する白金金属と酸化タンタルとの下地層を有し、この下
地層を介して、金属換算でイリジウム70〜99.9at
%およびタンタル0.1〜30at%を含有する酸化イリ
ジウムと酸化タンタルとの中間層を有し、さらに、この
中間層を介して、金属換算で白金60〜99.9at%お
よびイリジウム0.1〜40at%を含有する白金金属と
酸化イリジウムとの上地層を有する電解用電極。 (2) 陽極として使用され、卑な電位領域下にさらさ
れることのある上記(1)の電解用電極。 (3) 前記導電性電極基体が、チタン基体上ににタン
タル層を有する上記(1)または(2)の電解用電極。 (4) 導電性電極基体上に、まず白金化合物とタンタ
ル化合物とを含有する溶液を塗布した後、酸化性雰囲気
中で熱処理して、金属換算で白金1〜20at%およびタ
ンタル80〜99at%を含有する白金金属と酸化タンタ
ルとの下地層を形成し、次いで、この上に、イリジウム
化合物とタンタル化合物とを含有する溶液を塗布した
後、酸化性雰囲気中で熱処理して、金属換算でイリジウ
ム70〜99.9at%およびタンタル0.1〜30at%
を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの中間層を
形成し、さらに、この上に、白金化合物とイリジウム化
合物とを含有する溶液を塗布した後、酸化性雰囲気中で
熱処理して、金属換算で白金60〜99.9at%および
イリジウム0.1〜40at%を含有する白金金属と酸化
イリジウムとの上地層を形成して上記(1)〜(3)の
いずれかの電解用電極を得る電解用電極の製造方法。
換算で白金1〜20at%およびタンタル80〜99at%
を含有する白金金属と酸化タンタルとの下地層を有し、
この下地層を介して、金属換算でイリジウム70〜9
9.9at%およびタンタル0.1〜30at%を含有する
酸化イリジウムと酸化タンタルとの中間層を有し、さら
に、この中間層を介して、金属換算で白金60〜99.
9at%およびイリジウム0.1〜40at%を含有する白
金金属と酸化イリジウムとの上地層を有する。
ルとの第2層中間層が触媒層である。白金金属と酸化タ
ンタルとの第1層下地層は接着層の役割を果たし、白金
金属と酸化イリジウムとの第3層上地層は保護層として
働く。上地層は触媒能の増強にも効果がある。
用電極としての触媒能が高い。触媒層には、耐食性向上
のために、タンタルを添加している。しかし、前述の通
り、電極が卑な電位環境下にさらされた場合には、触媒
の消耗が大きくなり、著しく耐久性が劣化するという問
題がある。本発明では、水素過電圧が低い白金を下地層
と上地層に含有させ、触媒層を白金含有層で挟み込むこ
とにより、卑な電位領域下での耐久性を格段に向上さ
せ、しかも、通常の電解においても十分な耐久性を実現
している。
基体としては、例えばチタン、タンタル、ジルコニウ
ム、ニオブなどのバルブ金属またはこれらのバルブ金属
の中から選ばれた2種以上の金属の合金、多層構造体が
挙げられる。基体としてはチタンが好ましく、多層構造
体の被覆層としてはタンタルが好ましい。チタンにタン
タルを被覆したものを基体に用いるとさらに寿命が長く
なる。チタンにタンタルを被覆する方法にはスパッタ
法、蒸着、クラッド接合、溶射等がある。タンタル被覆
層の厚さは0.5μm 〜5mm程度である。
基体上に、下地層として、白金金属および酸化タンタル
からなる層が設けられている。この下地層の白金および
タンタルの割合は、金属換算で、白金が1〜20at%、
タンタルが80〜99at%の範囲である。さらには、白
金が5〜15at%、タンタルが85〜95at%の範囲に
あることが好ましい。白金添加量が少ない場合は下地層
による水素過電圧低減の効果が少なく、白金添加量が多
い場合は溶出しやすい白金が触媒として作用し、被覆層
の剥離につながる。
酸化タンタルを金属換算で0.1〜3mg/cm2の範囲で施
すことが好ましい。0.1mg/cm2未満では、導電性基体
との接着層としての効果がなくなってくる。また、3mg
/cm2を超えると、導電性が悪くなり、急激な電圧上昇を
引き起こす。
層と組み合わせた場合、水素過電圧の上昇を抑えること
が可能であり、また、通常の電解において急激な消耗加
速は起こらない。
に、酸化イリジウムを金属換算でイリジウム10at%以
下含有していてもよい。
ジウムおよび酸化タンタルからなる中間層が被覆されて
設けられている。この中間被覆層の酸化イリジウムおよ
び酸化タンタルの割合は、金属換算で、イリジウムが7
0〜99.9at%、タンタルが0.1〜30at%の範囲
である。この範囲内においては、酸化イリジウムの割合
が多い方が良好な結果が得られるが、あまり多すぎると
密着強度が低下し十分な効果が発揮されない。また、酸
化イリジウムが少なすぎると、酸素過電圧の増加を招
く。
ウムをイリジウム換算で0.5〜7mg/cm2、特に2〜6
mg/cm2、そして、2.5〜6mg/cm2、さらには3〜6mg
/cm2の範囲で施すのが好ましい。0.5mg/cm2未満では
触媒量が少ないために、十分な耐久性が得られなくなっ
てくる。また、7mg/cm2を超えると密着強度が低下す
る。
および酸化イリジウムからなる上地層が被覆されて設け
られている。この上地層の白金およびイリジウムの割合
は、金属換算で、白金が60〜99.9at%、イリジウ
ムが0.1〜40at%の範囲である。白金量が少ない場
合は、通常の電解初期に白金が溶出してしまい、陰分極
に対する耐久性が小さくなる。
酸化イリジウムを金属換算で0.1〜3mg/cm2の範囲で
施すことが好ましい。0.1mg/cm2未満では、白金がす
ぐ消耗してしまうために、陰分極に対する耐久性向上の
効果がなくなってくる。また、3mg/cm2を超えると、中
間層に浸透する白金量が多く、電極消耗量が多くなって
くる。
酸中で電解した場合、上地層中の白金が選択的に溶出す
るが、一部は中間層中に拡散し、水素過電圧を減ずるの
に十分な効果を発揮する。また、中間層自体には白金が
含有されていないので、電極内部から触媒が剥離するこ
とがない。
他に、酸化タンタルを金属換算でタンタル30at%以下
含有していてもよい。
層において、通常、白金は金属として存在し、イリジウ
ム、タンタルはともに酸化物として存在する。なお、酸
化イリジウム、酸化タンタルは化学量論組成から多少偏
倚していてもよい。白金は、通常、粒界に存在するが、
一部酸化物中に固溶していてもよい。また、イリジウム
酸化物、タンタル酸化物は単独で存在していてもよい
し、複合酸化物として存在していてもよい。
明する。
は、チタン上にタンタルを化学的、あるいは物理的に接
合した基体を用いる。
タンタル化合物を含有する溶液を塗布した後、酸化性雰
囲気中で熱処理して、金属換算で白金1〜20at%およ
びタンタル80〜99at%を含有する、白金金属および
酸化タンタルからなる下地層を設ける。
白金金属になる化合物、例えば塩化白金酸(H2 PtC
l6 ・6H2 O)、塩化白金などの白金化合物と、熱分
解によって酸化タンタルになる化合物、例えば塩化タン
タルのようなハロゲン化タンタルやタンタルエトキシド
(Ta(OC2 H5 )5 )のようなタンタルアルコキシ
ドなどのタンタル化合物とを、所定の割合で適当な溶媒
に溶解することによって調製することができる。
ルコールや水等であってよいが、アルコキシドを用いる
場合には、その分解を避けるために水以外の溶媒、例え
ば、アルコール等を用いる。
塗布液を導電性基体上に塗布し、乾燥した後、酸素の存
在下、一般に0.05気圧以上の酸素分圧、通常大気中
で、好ましくは400〜550℃の範囲の温度において
焼成することによって行われる。塗布は、刷毛塗り、ス
プレー、浸漬等で行えばよい。塗布と熱処理との一連の
操作は、必要な担持量になるまで、通常、複数回繰り返
す。
イリジウム化合物およびタンタル化合物を含有する溶液
を塗布した後、酸化性雰囲気中で熱処理して、金属換算
でイリジウム70〜99.9at%およびタンタル0.1
〜30at%を含有する、酸化イリジウムおよび酸化タン
タルからなる中間層を形成する。
酸化イリジウムになる化合物、例えば塩化イリジウム酸
(H2 IrCl6 ・6H2 O)、塩化イリジウムなどの
イリジウム化合物と、熱分解によって酸化タンタルにな
る化合物、例えば塩化タンタルのようなハロゲン化タン
タルやタンタルエトキシドのようなタンタルアルコキシ
ドなどのタンタル化合物を、所定の割合で適当な溶媒に
溶解することによって調整することができる。
雰囲気中での熱処理も下地層と同様に行う。
白金化合物およびイリジウム化合物を含有する溶液を塗
布した後、酸化性雰囲気中で熱処理して、金属換算で白
金60〜99.9at%およびイリジウム0.1〜40at
%を含有する、白金金属および酸化イリジウムからなる
上地層を形成する。
いた白金化合物と、前記中間層で用いたイリジウム化合
物を、所定の割合で適当な溶媒に溶解することによって
調整することができる。
た、酸化性雰囲気中での熱処理も下地層、中間層と同様
に行うが、焼成温度は400〜600℃の範囲が好まし
い。
リジウム上地層が施され、本発明の電極が得られる。
層、上地層を形成するための熱処理を酸化性雰囲気中で
行わない場合には、酸化が不十分になり、金属が遊離状
態で存在するので得られる電極の耐久性が低下する。
する電極であって、通常の陽電極としての使用で長寿命
であり、かつ、卑な電位領域下におかれても十分な耐久
性を有する電解用電極として用いられる。
鉄、錫、ビスマス、アンチモン、ヒ素、各種貴金属等の
いずれであってもよいが、特に亜鉛を用いるときに好ま
しい結果が得られる。そして、これらの電気メッキ、金
属精製、金属採取、金属箔製造、廃液処理等の電解プロ
セスに用いられる各種のメッキ浴、電解液のいずれにも
適用できる。
明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定される
ものではない。
に示されるように、白金金属と酸化タンタル、酸化イリ
ジウムと酸化タンタル、白金金属と酸化イリジウムとが
所定の組成比になるような割合で、塩化白金酸(H2 P
tCl6 ・6H2 O)、タンタルエトキシド(Ta(O
C2 H5 )5 )、塩化イリジウム酸(H2 IrCl6 ・
6H2 O)をブタノールに溶解して白金/タンタルの組
成比、イリジウム/タンタルの組成比、または白金/イ
リジウムの組成比を変化させた金属換算濃度80g/l の
下地層用、中間層用または上地層用塗布液を調整した。
基体上に、前記下地層用塗布液を刷毛で塗布し、乾燥し
た後、電気炉に入れて空気を吹き込みながら500℃で
焼き付けた。この塗布、乾燥、焼き付けの操作を適当な
回数、所定の担持量になるまで繰り返して、表1、2に
示されるような白金金属と酸化タンタルの各種下地層を
作製した。なお、下地層の白金と酸化タンタルの担持量
は、金属換算で、0.3〜0.7mg/cm2とし、その他の
白金を含まない下地層でも同等の金属担持量とした。
布液を刷毛で塗布し、乾燥した後、電気炉に入れて空気
を吹き込みながら500℃で焼き付けた。この塗布、乾
燥、焼き付けの操作を適当な回数、所定の担持量になる
まで繰り返して、表1、2に示されるような酸化イリジ
ウムと酸化タンタルの各種中間層を作製した。なお、中
間層の酸化イリジウムと酸化タンタルの担持量は、金属
換算で、2.0〜4.0mg/cm2とし、その他の金属を含
む中間層でも同等の金属担持量とした。
塗布液を刷毛で塗布し、乾燥した後、電気炉に入れて空
気を吹き込みながら500℃で焼き付けた。この塗布、
乾燥、焼き付けの操作を適当な回数、所定の担持量にな
るまで繰り返して、表1、2に示されるような白金と酸
化イリジウムの各種上地層を作製した。なお、上地層の
白金と酸化イリジウムの担持量は、金属換算で、0.3
〜0.7mg/cm2とした。
℃、1モル/l硫酸水溶液中で寿命試験を行った。この
電極を陽極とし、陰極には白金を用い、電流密度300
A/dm2で電解を行った。その結果を表1、2に示す。1
モル/l硫酸水溶液中での正電解における電極寿命は、 ◎:6000時間以上 ○:4000時間以上6000時間未満 △:3000時間以上4000時間未満 ×:3000時間未満 で示した。なお、電解電圧が初期の電解電圧の2倍にな
った時間をその電極の寿命とした。
1モル/l硫酸水溶液中で極性逆転電解における寿命試
験を行った。対極には試験電極と同じ電極を用い、電流
密度100A/dm2 、陽分極を5分、陰分極を5分のイン
ターバルで極性を逆転して電解を行った。その結果を表
1、2に示す。1モル/l硫酸水溶液中での極性逆転に
おける電極寿命は、 ◎:1500時間以上 ○:800時間以上1500時間未満 △:200時間以上800時間未満 ×:200時間未満 で示した。
ても、極性逆転電解においても比較例の電極よりも長寿
命であった。
性基体として、熱シュウ酸でエッチングしたチタン基体
上にタンタルをスパッタ法で膜厚0.7〜0.9μm に
成膜したものを用いた他は実施例1〜7と同様にして電
極を作製し、同様に寿命試験を行った。その結果を表
1、2に示す。
基体とした電極(実施例1〜7)よりもさらに長寿命で
あった。
解液を電解する電極であって、通常の陽分極において長
寿命で、卑な電位領域下におかれても十分な耐久性を有
する電解用電極およびその製造方法を提供することがで
きる。
Claims (4)
- 【請求項1】 導電性電極基体上に、 金属換算で白金1〜20at%およびタンタル80〜99
at%を含有する白金金属と酸化タンタルとの下地層を有
し、 この下地層を介して、金属換算でイリジウム70〜9
9.9at%およびタンタル0.1〜30at%を含有する
酸化イリジウムと酸化タンタルとの中間層を有し、 さらに、この中間層を介して、金属換算で白金60〜9
9.9at%およびイリジウム0.1〜40at%を含有す
る白金金属と酸化イリジウムとの上地層を有する電解用
電極。 - 【請求項2】 陽極として使用され、卑な電位領域下に
さらされることのある請求項1の電解用電極。 - 【請求項3】 前記導電性電極基体が、チタン基体上に
にタンタル層を有する請求項1または2の電解用電極。 - 【請求項4】 導電性電極基体上に、まず白金化合物と
タンタル化合物とを含有する溶液を塗布した後、酸化性
雰囲気中で熱処理して、金属換算で白金1〜20at%お
よびタンタル80〜99at%を含有する白金金属と酸化
タンタルとの下地層を形成し、 次いで、この上に、イリジウム化合物とタンタル化合物
とを含有する溶液を塗布した後、酸化性雰囲気中で熱処
理して、金属換算でイリジウム70〜99.9at%およ
びタンタル0.1〜30at%を含有する酸化イリジウム
と酸化タンタルとの中間層を形成し、 さらに、この上に、白金化合物とイリジウム化合物とを
含有する溶液を塗布した後、酸化性雰囲気中で熱処理し
て、金属換算で白金60〜99.9at%およびイリジウ
ム0.1〜40at%を含有する白金金属と酸化イリジウ
ムとの上地層を形成して請求項1〜3のいずれかの電解
用電極を得る電解用電極の製造方法。
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