JP3152499B2 - 酸素発生用電極およびその製造方法 - Google Patents

酸素発生用電極およびその製造方法

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JP3152499B2 JP12002992A JP12002992A JP3152499B2 JP 3152499 B2 JP3152499 B2 JP 3152499B2 JP 12002992 A JP12002992 A JP 12002992A JP 12002992 A JP12002992 A JP 12002992A JP 3152499 B2 JP3152499 B2 JP 3152499B2
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    • C25C7/02Electrodes; Connections thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
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    • C25B11/091Electrodes formed of electrocatalysts on a substrate or carrier characterised by the electrocatalyst material consisting of at least one catalytic element and at least one catalytic compound; consisting of two or more catalytic elements or catalytic compounds
    • C25B11/093Electrodes formed of electrocatalysts on a substrate or carrier characterised by the electrocatalyst material consisting of at least one catalytic element and at least one catalytic compound; consisting of two or more catalytic elements or catalytic compounds at least one noble metal or noble metal oxide and at least one non-noble metal oxide

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な酸素発生用電極
と、その製造方法とに関するものである。さらに、詳し
くいえば、本発明は、所望の水溶液を電解して、陽極で
酸素を発生させる反応に好適に用いられる、優れた耐久
性と低い酸素過電圧とを有する酸素発生用電極と、これ
を製造するための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属チタンを導電性基体とし、そ
の上に白金族金属やその酸化物の被覆層を設けた金属電
極が、種々の電解工業の分野において使用されている。
例えば、チタン基板上に、ルテニウムとチタンの酸化物
や、ルテニウムとスズの酸化物の被覆を施した電極が食
塩電解による酸素発生用陽極として知られている(特公
昭46−21884号公報、特公昭48−3954号公
報、特公昭50−11330号公報)。
【0003】ところで、電解工業においては、前記の食
塩電解の場合のように塩素発生を伴う電解のほかに、
酸、アルカリあるいは塩の回収、銅、亜鉛などの金属の
採取、めっき、陰極防食など酸素発生を伴う場合があ
る。
【0004】そして、このような酸素発生を伴う電解
に、塩素発生用として慣用されている電極、例えば前記
のチタン基板上に、ルテニウムとチタンの酸化物やルテ
ニウムとスズの酸化物の被覆を施した電極を用いると、
短期間で腐食し、電解が不能になる。このため、特に酸
素発生用として構成された電極が用いられている。この
ような電極としては、酸化イリジウム−白金系電極、酸
化イリジウム−酸化スズ系電極、白金めっきチタン電極
などが知られているが、最も一般的に使用されているの
は鉛系電極や可溶性亜鉛陽極である。
【0005】しかしながら、これらの公知の電極は、そ
の使用目的によっては種々のトラブルを生じ、必ずしも
適当なものとはいえない。例えば亜鉛めっき用の陽極と
して可溶性亜鉛陽極を用いると、陽極の溶解が著しいの
で極間距離の調節を頻繁に行わなければならないし、ま
た鉛系の不溶性陽極を用いると、電解液中に混入した鉛
の影響によりめっき不良を生じる。また、白金めっきチ
タン電極は、100A/dm2 以上の高電流密度で、いわゆ
る高速亜鉛めっきを行う場合には、消耗が激しく使用す
ることができない。
【0006】したがって、酸素発生を伴う電解用とし
て、なんら障害を伴わずに、広い分野に普遍的に適用で
きる電極の開発が、電極製造技術における重要な課題の
1つになっている。
【0007】他方、一般に被覆層を有するチタン基板電
極を陽極として、酸素発生を伴う電解を行うと、基板と
被覆層との間に酸化チタン層を生じ、次第に陽極電位が
高くなり、ついには被覆層が剥離して陽極が不働態化す
ることがしばしばみられる。このため、このような中間
に形成される酸化チタンの生成を抑制し、陽極の不働態
化を防止し、電気抵抗の上昇を防止するために、各種金
属酸化物を適当な下地層ないし中間層として設けること
が行われている(特公昭60−21232号公報、特公
昭60−22075号公報、特開昭57−116786
号公報、特開昭60−184690号公報など。)
【0008】しかしながら、このようにして設けられた
下地層は、一般に被覆層よりも導電性が低いため、高電
流密度で電解を行う場合には、期待するほどの効果が得
られないのが実状である。また、卑金属酸化物に白金を
分散させた下地層を設けること(特開昭60−1846
91号公報)や、バルブ金属酸化物と貴金属からなる中
間層を設けること(特開昭57−73193号公報)も
提案されているが、白金はそれ自体耐食性が低いため、
下地層としての効果が不十分であるし、またバルブ金属
酸化物を混合する場合には、その種類や配合量におのず
から制約があり、所期の効果を奏することが困難であ
る。
【0009】そのほか、導電性金属基体の上に酸化イリ
ジウムと酸化タンタルを含む下地層を介して二酸化鉛被
覆を施した電極も知られているが(特開昭56−123
388号公報、特開昭56−123389号公報)、こ
の下地層は単に金属基体と二酸化鉛被覆との間の密着性
を改善し、ピンホールなどに起因する腐食を防止する効
果があるだけで、これを酸素発生を伴う電解に用いた場
合、酸化チタンの生成抑制の効果が不十分な上に、電解
液中に鉛が混入するのを避けられないという欠点があ
る。
【0010】また、導電性金属基体上に、酸化イリジウ
ムと酸化タンタルを下地層として、上地層に下地層より
酸化イリジウムを施した電極(特開昭63−23549
3号公報)や、上地層に下地層より酸化イリジウム量を
増大した酸化イリジウム−酸化タンタル電極(特開平2
−61083号公報、特開平3−193889号公報)
も提案されている。この場合、特開平2−61083号
公報のものは、金属換算で、下地層がIr2.6〜8.
1モル%、上地層がIr17.6〜66.7モル%を含
有する。また、その比較例では下地層のIrが16.7
モル%のものがある。また、特開平3−193889号
公報のものは、下地層がIr40〜79.9モル%(比
較例で30モル%)、上地層がIr80〜99.9モル
%のものである。すなわち、上地層よりIrプアな下地
層のIr量としては8.1モル%以下、あるいは16.
7モル%以上のものが知られている。しかし、これらの
ものは上地層の酸化イリジウムが酸化イリジウムと酸化
タンタルからなる下地層よりも酸素過電圧が高いため、
電力ロスを生じる。また、電解後の酸素過電圧の経時変
化や電極寿命の点で満足できない。しかも電解後に密着
強度が低下することがある。
【0011】なお、特公平3−55558号公報には、
Ir量19.8〜39.6モル%の酸化イリジウム−酸
化タンタルの単層被覆が記載されているが、このものも
酸素過電圧や寿命や密着強度等の点で不十分である。
【0012】さらには、酸素過電圧の低い電極として、
酸化イリジウムと酸化タンタルと白金を含むものが知ら
れている(特開平1−301876号公報)。しかし、
このものでも、下地層にイリジウムや白金を用いる必要
があるためコスト高になるのを免れない上に、寿命や経
時劣化の点においても、酸化イリジウムと酸化タンタル
を含む電極以上に長くすることはできない。また電解後
の密着強度の点でも不十分である。
【0013】また、下地層として、分散被覆された白金
と酸化イリジウムあるいは卑金属酸化物とを設け、外層
に酸化イリジウムあるいは白金とバルブ金属の酸化物と
を設けた電極も知られている(特開平2−190491
号公報、特開平2−200790号公報、特開昭59−
150091号公報など)。しかし、この電極は下地層
がコスト的にも高く、予想以上の耐久性が期待できな
い。
【0014】また白金または酸化イリジウムとバルブ金
属の酸化物との下地層と、この下地層上に、白金または
二酸化鉛層からなる電極も知られている(特開平2−2
94494号公報)が、酸素過電圧も高く、寿命も不十
分である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的は
チタン等の導電性基板上に、酸化イリジウムを主体とす
る被覆を有する電極において、中間に酸化チタンが生成
するのを効果的に抑制し、酸素発生を伴う電解に用いた
場合に、長期間に亘って、なんの支障もなく使用するこ
とができ、しかも高電流密度での電解においても低い陽
極電位を示す電極を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、優れた耐
久性を有し、長期間にわたって使用可能な酸素発生用電
極を開発するために種々研究を重ねた結果、チタンのよ
うな導電性基体上の酸化イリジウム−酸化タンタル下地
層に添加するIr量を特定の範囲とすることにより電気
抵抗を低下させうる上に、電極の消耗劣化を抑制しうる
ことを見出した。また、この下地層の上に所定のIr量
とした酸化イリジウム−酸化タンタル層を設けることに
より電気抵抗の増大を伴うことなく中間下地層における
劣化を抑制しうることを見出し、これらの知見に基づい
て本発明をなすに至った。
【0017】すなわち、上記の下記(1)〜(6)の本
発明により達成される。 (1)導電性基体上に、金属換算でイリジウム8.4〜
14モル%およびタンタル86〜91.6モル%を含有
する酸化イリジウムと酸化タンタルとのみからなる下地
層を有し、この下地層を介して、金属換算でイリジウム
80〜99.9モル%およびタンタル0.1〜20モル
%を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの上地層
を設けた酸素発生用電極。
【0018】(2)導電性基体上に、金属換算でイリジ
ウム8.4〜14モル%およびタンタル86〜91.6
モル%を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第
1層を設け、この第1層を介して、金属換算でイリジウ
ム80〜99.9モル%およびタンタル0.1〜20モ
ル%を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第2
層を設け、さらにその上に金属換算でイリジウム40〜
79.9モル%およびタンタル20.1〜60モル%を
含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第3層を設
けた酸素発生用電極。
【0019】(3)導電性基体上に、金属換算でイリジ
ウム8.4〜14モル%およびタンタル86〜91.6
モル%を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第
1層を設け、この第1層を介して金属換算でイリジウム
80〜99.9モル%およびタンタル0.1〜20モル
%を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第2層
を設け、さらにその上に金属換算でイリジウム40〜7
9.9モル%およびタンタル20.1〜60モル%を含
有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第2層を設
け、さらにその上に前記第2層および第3層を積層した
ユニットを少なくとも一単位以上設けた酸素発生用電
極。
【0020】(4)導電性基体上に、まずイリジウム化
合物とタンタル化合物とを含有する溶液を塗布した後、
酸化性雰囲気中で熱処理して、金属換算でイリジウム
8.4〜14モル%およびタンタル86〜91.6モル
%を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとのみから
なる下地層を形成し、次いで、この上にイリジウム化合
物およびタンタル化合物を含有する溶液を塗布した後、
酸化性雰囲気中で熱処理して、金属換算でイリジウム8
0〜99.9モル%およびタンタル0.1〜20モル%
を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの上地層を
形成する酸素発生用電極の製造方法。
【0021】(5)導電性基体上に、まずイリジウム化
合物とタンタル化合物とを含有する溶液を塗布した後、
酸化性雰囲気中で熱処理して、金属換算でイリジウム
8.4〜14モル%およびタンタル86〜91.6モル
%を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第1層
を形成し、次いで、この上にイリジウム化合物およびタ
ンタル化合物を含有する溶液を塗布した後、酸化性雰囲
気中で熱処理して、金属換算でイリジウム80〜99.
9モル%およびタンタル0.1〜20モル%を含有する
酸化イリジウムと酸化タンタルとの第2層を設け、さら
に、この上にイリジウム化合物およびタンタル化合物を
含有する溶液を塗布した後、酸化性雰囲気中で熱処理し
て、金属換算でイリジウム40〜79.9モル%および
タンタル20.1〜60モル%を含有する酸化イリジウ
ムと酸化タンタルとの第3層を形成する酸素発生用電極
の製造方法。
【0022】(6)導電性基体上に、まずイリジウム化
合物とタンタル化合物とを含有する溶液を塗布した後、
酸化性雰囲気中で熱処理して、金属換算でイリジウム
8.4〜14モル%およびタンタル86〜91.6モル
%を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第1層
を形成し、次いで、この上にイリジウム化合物およびタ
ンタル化合物を含有する溶液を塗布した後、酸化性雰囲
気中で熱処理して、金属換算でイリジウム80〜99.
9モル%およびタンタル0.1〜20モル%を含有する
酸化イリジウムと酸化タンタルとの第2層を設け、さら
に、この上にイリジウム化合物およびタンタル化合物を
含有する溶液を塗布した後、酸化性雰囲気中で熱処理し
て、金属換算でイリジウム40〜79.9モル%および
タンタル20.1〜60モル%を含有する酸化イリジウ
ムと酸化タンタルとの第3層を形成し、さらにこの上
に、前記第2層および第3層を交互に少なくとも1層ず
つ形成する酸素発生用電極の製造方法。
【0023】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。本発明の電極に用いられる導電性基板とし
ては、例えばチタン、タンタル、ジルコニウム、ニオブ
などのバルブ金属またはこれらのバルブ金属の中から選
ばれた2種以上の金属の合金が挙げられる。
【0024】本発明の電極においては、これらの導電性
基体上に、下地層として、酸化イリジウムおよび酸化タ
ンタルからなる層が設けられている。そして、この下地
層のイリジウムおよびタンタルの割合は、金属換算で、
イリジウムが8.4〜14モル%およびタンタルが86
〜91.6モル%の範囲にあることが必要である。この
範囲内においてのみ、良好な結果が得られ、イリジウム
が14モル%より多すぎても、8.4モル%より少なす
ぎても、下地膜の膜抵抗低下を招き、酸素過電圧の上昇
を招くことになり、また経時劣化が生じてしまう。ま
た、イリジウムが14モル%をこえると、電極寿命も低
下する。
【0025】所期の効果を十分達成するには、被覆層に
おいて、下地層中のイリジウム金属を金属換算で0.1
〜3mg/cm2の割合となるように施すのが好ましい。
【0026】また、本発明では、この下地層の上に酸化
イリジウムおよび酸化タンタルからなる上地層が被覆さ
れて設けられる。この上地被覆層の金属換算のイリジウ
ムおよびタンタルの割合は、イリジウムが80〜99.
9モル%、タンタルが20〜0.1モル%の範囲にある
ことが必要である。この範囲内においては、酸化イリジ
ウムの割合が多い方が良好な結果が得られるが、99.
9モル%より多いと密着強度が低下し十分な効果が発揮
されない。また、酸化イリジウムが80モル%より少な
いと、過電圧の増加を招く。
【0027】なお、この被覆層においては、酸化イリジ
ウムをイリジウム換算で0.01〜7mg/cm2の割合で施
すのが好ましい。この被覆層がイリジウム換算で0.0
1mg/cm2未満では電解時の電極消耗量が多く、耐久性が
低下するし、また7mg/cm2を超えると密着強度が低下す
る。
【0028】次に、この酸素発生用電極を製造するため
の良好な実施態様を説明すると、導電性基体上に、白金
化合物およびタンタル化合物を含有する溶液を塗布した
後、酸化性雰囲気中で熱処理して、金属換算でイリジウ
ム8.4〜14モル%およびタンタル86〜91.6モ
ル%を含有する、酸化イリジウムおよび酸化タンタルか
らなる被覆層を設ける。
【0029】この際使用する塗布液は、熱分解によって
酸化イリジウムになる化合物、例えば塩化イリジウム酸
(H2 IrCl6 ・6H2 O)塩化イリジウムなどのイ
リジウム化合物と、熱分解によって酸化タンタルになる
化合物、例えば塩化タンタルのようなハロゲン化タンタ
ルやエトキシタンタルのようなタンタルアルコキシドな
どのタンタル化合物とを、所定の割合で適当な溶媒に溶
解することによって調製することができる。
【0030】また、酸化性雰囲気中での熱処理は、前記
塗布液を導電性基体上に塗布し、乾燥した後、酸素の存
在下に、一般に0.05気圧以上の酸素分圧で、好まし
くは400〜550℃の範囲の温度において焼成するこ
とによって行われる。この操作は必要な担持量になるま
で複数回繰り返される。
【0031】このようにして、所望の担持量の下地層が
得られるが、本発明においては、さらにこの上にイリジ
ウム化合物およびタンタル化合物を含有する溶液を塗布
した後、酸化性雰囲気中で熱処理して金属換算でイリジ
ウム80〜99.9モル%およびタンタル20〜0.1
モル%を含有する酸化イリジウムおよび酸化タンタルか
らなる上地被覆層を形成させる。この際使用する塗布液
は、前記同様熱分解によって酸化イリジウムになる化合
物と、熱分解によって酸化タンタルになる化合物例えば
塩化タンタルのようなハロゲン化タンタルやエトキシタ
ンタルのようなタンタルアルコキシドなどのタンタル化
合物を所定の割合で適当な溶媒に溶解することによって
調製することができる。
【0032】また、酸化性雰囲気中での熱処理は、この
塗布液を下地層の上に塗布し、乾燥したのち、酸素の存
在下好ましくは400〜550℃の範囲の温度におい
て、焼成することによって行われる。この操作は必要な
担持量に達するまで複数回繰り返される。このようにし
て、下地層の上に所望の担持量を有する酸化イリジウム
−酸化タンタル上地層が施され、本発明の電極が得られ
る。
【0033】これらの被覆層、すなわち下地層、上地層
を形成するための熱処理を酸化性雰囲気中で行わない場
合には、酸化が不十分になり、金属が遊離状態で存在す
るので得られる電極の耐久性が低下する。
【0034】さらに、本発明では、上記の下地層および
上地層を第1層および第2層として、この上にさらに酸
化イリジウム−酸化タンタルの第3層を設けることがで
きる。第3層の組成は、金属換算で、イリジウム40〜
79.9モル%、タンタル60〜20.1モル%であ
る。この第3層により、より一層の密着強度ならびに電
解中の機械的強度が向上する。
【0035】ただし、この第3層組成でイリジウムが7
9.9モル%より多いと、電解中の機械的強度が低下す
ることとなり、また、40モル%より少ないと、過電圧
の増加を招くことになる。なお、この第3層の設層法は
前記と全く同様である。
【0036】第3層の酸化イリジウムの担持量は、イリ
ジウム換算で0.01〜7mg/cm2が好ましい。少なすぎ
ると密着強度の低下を招きまた、多すぎると、密着強度
が低下することとなる。
【0037】このような場合、第2層および第3層は第
1層上に交互に複数積層してもよい。ただし、第3層を
最上層に存在させると、その効果が発揮されるので、第
2層と第3層との積層ユニットを2単位以上、特に2〜
10単位設けることが好ましい。このように第2層と第
3層とのユニットを積層することにより、電解中の機械
的強度が向上する。なお、このように、第2層と第3層
とのユニットを積層する際に、その担持量は、第2層お
よび第3層の総計が上記のとおりとなるようにすればよ
い。さらに、第1層、第2層、第3層中にはルテニウ
ム、パラジウム、ロジウム、オスミウムなどの白金族金
属や、これらの白金族酸化物、あるいはチタン、ニオ
ブ、ジルコニウムなどのバルブ金属酸化物や酸化スズ等
が10重量%以下含有されてもよい。
【0038】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。
【0039】実施例1〜5、比較例1〜15 第1表に示されるように、酸化イリジウムと酸化タンタ
ル、あるいは酸化イリジウムと白金金属と酸化タンタル
とが所定の組成比に相当するような所定の割合で、塩化
イリジウム酸(H2 IrCl6 ・6H2 O)とタンタル
エトキシド[Ta(OC255 ]、あるいは塩化イ
リジウム酸(H2 IrCl6 ・6H2 O)と塩化白金酸
(H2 PtCl6 ・6H2 O)とタンタルエトキシド
[Ta(OC255 ]をブタノールに溶解して、イ
リジウム/タンタルの組成比、または白金/イリジウム
/タンタルの組成比を変化させた金属換算濃度80g/l
の下地または上地用塗布液を調整した。
【0040】別に、熱シュウ酸でエッチングしたチタン
基体上に、前記下地用塗布液を刷毛で塗布し、乾燥した
後、電気炉に入れて空気を吹き込みながら500℃で焼
き付けた。この塗布、乾燥、焼き付けの操作を適当な回
数所定の担持量になるまで繰り返して、酸化イリジウム
と酸化タンタル等の表1に示される各種被覆下地層を作
製した。ただし、一部は比較用の単層膜被覆とした。な
お、下地層のイリジウム担持量は0.3〜0.7mg/cm2
とし、その他下地層を単層膜被覆で用いる場合にはイリ
ジウム担持量を1.8〜2.3mg/cm2とした。
【0041】さらに、この下地層に前記上地用塗布液を
刷毛で塗布し、乾燥した後、電気炉に入れて空気を吹き
込みながら500℃で焼き付けた。この塗布、乾燥、焼
き付けの操作を適当な回数所定の担持量になるまで繰り
返して、下地層の上に酸化イリジウムと酸化タンタルの
上地層が被覆した電極試料を作製した。上地層のイリジ
ウムの担持量は1.3〜1.7mg/cm2とした。
【0042】次に、この作製した電極について、酸素過
電圧を測定した。測定方法は電位走査法により、30
℃、1モル/l硫酸水溶液中で電流密度20A/dm2 にお
ける値を求めた。その結果を表1に示す。
【0043】また、この電極について60℃、1モル/
l硫酸水溶液中で寿命試験を行った。この電極を陽極と
して陰極には白金を用い、電流密度200A/dm2 で電解
を行った。その結果も表1に示した。
【0044】また、電極の経時変化については、上記寿
命試験を1000時間まで行い、試験を一時中断して上
記の酸素過電圧の測定法により1000時間経過後の酸
素過電圧を求め、その値と初期値との差を求めて評価を
行った。
【0045】また、被覆層のコーティングを下地層と上
地層を設けた電極の効果を明らかにするため電解中の電
極の機械的強度を試験した。試験方法は、上記寿命試験
を1000時間まで行い、その後超音波による振動剥離
試験を5分間行い、振動剥離試験前後の膜厚を蛍光X線
分析により測定し、減量を求め評価を行った。
【0046】なお、電極の寿命は○:2000時間以
上、△:1000〜2000時間、×:1000時間以
下で表示してあり、電解可能時間を示している。また、
酸素過電圧の経時変化は○:0.3V 以下、△:0.3
〜0.7V 、×:0.7V 以上の過電圧の上昇で示して
いる。そして、電極膜厚の剥離は○:5%以下、△:5
〜10%、×:10%以上の超音波減量で表示してい
る。
【0047】
【表1】
【0048】実施例21〜25、比較例21〜24 実施例1〜5と同様にして表2に示される第1層、第2
層、第3層をこの順で有する電極を作製した。結果を表
2に示す。なお、実施例21〜25において、第1層の
イリジウム担持量は0.3〜0.7mg/cm2、第2層のイ
リジウム担持量は1.3〜1.7mg/cm2、第3層のイリ
ジウム担持量は0.3〜0.7mg/cm2とし、ただし、比
較例21の単層膜被覆度ではイリジウム担持量1.8〜
2.3mg/cm2とした。
【0049】
【表2】
【0050】実施例31〜37、比較例31 実施例21〜25と同様にして、表3に示されるコーテ
ィングパターンで被覆を形成した。結果を表3に示す。
なお、Aの被覆層のイリジウム担持量は、実施例31〜
37で0.3〜0.7mg/cm2、比較例31で0.8〜
1.2mg/cm2、Bの被覆層のイリジウム担持量は、実施
例31〜37で1.2〜1.6mg/cm2、比較例31で
0.7〜1.1mg/cm2、Cの被覆層のイリジウム担持量
は、実施例31、32で0.5〜0.9mg/cm2、実施例
33〜37で0.6〜1.0mg/cm2、比較例31で1.
0〜1.4mg/cm2とした。
【0051】
【表3】
【0052】これらの結果から明らかなように本発明の
電極は低い酸素過電圧を示し、しかも酸素過電圧の経時
変化も小さく、機械的密着強度も強く著しく長い寿命を
有する。
【0053】
【発明の効果】本発明の電極は、酸素発生を伴う電解に
おいて陽極として使用する場合、低い槽電圧で長期間の
使用に耐える上、100A/dm2 以上の高電流密度で電解
を行っても、耐久性に優れ、機械的強度も高く、長期間
の使用が可能である。また、酸素過電圧の経時変化も少
ない。このようにして、本発明の電極は、酸素発生用電
極として、好適である。
フロントページの続き (72)発明者 大江 一英 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−61083(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基体上に、金属換算でイリジウム
    8.4〜14モル%およびタンタル86〜91.6モル
    %を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとのみから
    なる下地層を有し、この下地層を介して、金属換算でイ
    リジウム80〜99.9モル%およびタンタル0.1〜
    20モル%を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルと
    の上地層を設けた酸素発生用電極。
  2. 【請求項2】 導電性基体上に、金属換算でイリジウム
    8.4〜14モル%およびタンタル86〜91.6モル
    %を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第1層
    を設け、この第1層を介して、金属換算でイリジウム8
    0〜99.9モル%およびタンタル0.1〜20モル%
    を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第2層を
    設け、さらにその上に金属換算でイリジウム40〜7
    9.9モル%およびタンタル20.1〜60モル%を含
    有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第3層を設け
    た酸素発生用電極。
  3. 【請求項3】 導電性基体上に、金属換算でイリジウム
    8.4〜14モル%およびタンタル86〜91.6モル
    %を含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第1層
    を設け、この第1層を介して金属換算でイリジウム80
    〜99.9モル%およびタンタル0.1〜20モル%を
    含有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第2層を設
    け、さらにその上に金属換算でイリジウム40〜79.
    9モル%およびタンタル20.1〜60モル%を含有す
    る酸化イリジウムと酸化タンタルとの第2層を設け、さ
    らにその上に前記第2層および第3層を積層したユニッ
    トを少なくとも一単位以上設けた酸素発生用電極。
  4. 【請求項4】 導電性基体上に、まずイリジウム化合物
    とタンタル化合物とを含有する溶液を塗布した後、酸化
    性雰囲気中で熱処理して、金属換算でイリジウム8.4
    〜14モル%およびタンタル86〜91.6モル%を含
    有する酸化イリジウムと酸化タンタルとのみからなる下
    地層を形成し、次いで、この上にイリジウム化合物およ
    びタンタル化合物を含有する溶液を塗布した後、酸化性
    雰囲気中で熱処理して、金属換算でイリジウム80〜9
    9.9モル%およびタンタル0.1〜20モル%を含有
    する酸化イリジウムと酸化タンタルとの上地層を形成す
    る酸素発生用電極の製造方法。
  5. 【請求項5】 導電性基体上に、まずイリジウム化合物
    とタンタル化合物とを含有する溶液を塗布した後、酸化
    性雰囲気中で熱処理して、金属換算でイリジウム8.4
    〜14モル%およびタンタル86〜91.6モル%を含
    有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第1層を形成
    し、 次いで、この上にイリジウム化合物およびタンタル化合
    物を含有する溶液を塗布した後、酸化性雰囲気中で熱処
    理して、金属換算でイリジウム80〜99.9モル%お
    よびタンタル0.1〜20モル%を含有する酸化イリジ
    ウムと酸化タンタルとの第2層を設け、 さらに、この上にイリジウム化合物およびタンタル化合
    物を含有する溶液を塗布した後、酸化性雰囲気中で熱処
    理して、金属換算でイリジウム40〜79.9モル%お
    よびタンタル20.1〜60モル%を含有する酸化イリ
    ジウムと酸化タンタルとの第3層を形成する酸素発生用
    電極の製造方法。
  6. 【請求項6】 導電性基体上に、まずイリジウム化合物
    とタンタル化合物とを含有する溶液を塗布した後、酸化
    性雰囲気中で熱処理して、金属換算でイリジウム8.4
    〜14モル%およびタンタル86〜91.6モル%を含
    有する酸化イリジウムと酸化タンタルとの第1層を形成
    し、 次いで、この上にイリジウム化合物およびタンタル化合
    物を含有する溶液を塗布した後、酸化性雰囲気中で熱処
    理して、金属換算でイリジウム80〜99.9モル%お
    よびタンタル0.1〜20モル%を含有する酸化イリジ
    ウムと酸化タンタルとの第2層を設け、 さらに、この上にイリジウム化合物およびタンタル化合
    物を含有する溶液を塗布した後、酸化性雰囲気中で熱処
    理して、金属換算でイリジウム40〜79.9モル%お
    よびタンタル20.1〜60モル%を含有する酸化イリ
    ジウムと酸化タンタルとの第3層を形成し、 さらにこの上に、前記第2層および第3層を交互に少な
    くとも1層ずつ形成する酸素発生用電極の製造方法。
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