JP2931566B2 - Pcストランドの防錆被膜形成加工方法 - Google Patents
Pcストランドの防錆被膜形成加工方法Info
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Description
場所のプレストレストコンクリート工法、建築構造物、
橋梁、港湾構造物、海洋構造物、斜張橋ケーブル、永久
アンカー等のプレテンショニング方式の緊張材として用
いられるPCストランドの防錆被膜形成方法の改良に関
し、更に詳しくは、従来の芯線調整機が一切不要になる
など、芯線調整に高度の技術と仕法を駆使する必要のな
い防錆被膜形成加工方法に関する。
別すると、1.PCストランドの表面のみに厚い被覆を
形成する方法(図4参照)、2.PCストランド芯線、
側線及び側線相互間の空隙部分に合成樹脂を充填し、表
面に厚い被膜を形成して芯線、側線全体を一体化する方
法(図5参照)、3.PCストランドの芯線、側線それ
ぞれの外周面単独に樹脂被膜を形成する方法(図6参
照)などが挙げられる。
ば、特開昭59−130960号公報に開示されたも
のが従来例として周知である。この公報に開示の防錆被
膜形成加工方法は、プレストレストコンクリートの製造
に際して、PCストランド(PC鋼より線)に予め緊張
力を与えた後に、これを埋め込んでコンクリートを打設
し、そのコンクリートの固化後にPCストランドの両端
を開放してコンクリートにプレストレスを導入するプレ
テンショニング方式を採用し、図4に示すように、ポリ
エチレン若しくはエポキシ等の合成樹脂の粉体材料を使
用した押出成形法によってPCストランド全体の外周面
のみに防錆被膜4を形成させている。
ば、特開平2−33386号又は特開平5−1956
02号公報に開示されたものが従来例として周知であ
る。この特開平2−33386号公報に開示の防錆被覆
形成加工方法は、図5に示すように、芯線2と複数の側
線3,3…とをより合わせたPCストランドを加熱した
後、緩解装置に連続して送り込み、該PCストランドの
各芯線2と側線3,3…との間が互いに離反した状態に
よりを拡げ、そのより拡げられた各芯線2、側線3,3
…のそれぞれに熱可塑性を有する合成樹脂被覆粉末を流
動接触させて付着させ、該合成樹脂粉末を加熱溶融させ
た後、元のより合わせ状態に戻し、該PCストランドの
内外に合成樹脂の防錆被膜4を形成している。
ば、特開平6−142595号公報に開示されたもの
が従来例として周知である。この公報に開示の防錆被膜
形成加工方法は、図6に示すように、PCストランドの
より合わせ部分を順次、一時的により戻し、該より戻さ
れた部分の芯線2と測線3,3…のそれぞれの外周面に
合成樹脂粉体塗料付着膜を形成し、その付着膜を加熱溶
着させた後に再度より合わせることにより、芯線2、側
線3,3…のそれぞれの外周面単独に防錆被膜4を形成
している。
た従来例のうち、特開昭59−130960号公報に
開示の防錆被膜形成加工方法にあっては、PCストラン
ドの表面には厚い防錆被膜4が形成されるものの、芯線
2と側線3,3…及び側線3,3…相互間の空隙部Sに
は、全く防錆処理がなされないため(図4参照)、内部
腐食の問題は解決されず、また、PCストランド表面に
厚い防錆被膜4が形成されることから、コンクリート付
着強度が大幅に低下し、そのままの状態では使用でき
ず、防錆被膜4の表面に砂状粒子等を吹き付けてコンク
リートとの付着強度を補わなくてはならない等の問題が
ある。
示の防錆被膜形成加工方法にあっては、芯線2と側線
3,3…及び側線3,3…相互間の空隙部Sに合成樹脂
材を充填しているため、この空隙部分の内部腐食の問題
は解決されるものの、依然として芯線2と側線3,3…
及び側線3,3…相互間の接触部分には全く防錆処理が
施されていないため(図5参照)、斯かる接触部分の内
部腐食の問題は未だ解決されていない。
脂材で一体化し、表面に厚い防錆被膜4を形成すること
から、PCストランドの最大の特徴である柔軟性が著し
く低下してしまうといった問題をも有するものであり、
使用場所も自ずと限定されてしまうものであった。
方法と同様、大幅に低下してしまうことも相俟って、そ
のままの状態では使用できないといった欠点をも有する
ものであった。
開示の防錆被膜形成加工方法にあっては、側線3,3…
のそれぞれの外周面単独に防錆被膜4,4…を形成する
ことによって、芯線2の外径がその防錆被膜4の厚さ分
だけ太くなることから、それに巻き付いてより合わされ
る側線3,3…が、その芯線径の太くなった分だけ不足
し、逆に芯線2が余剰となることから、後述のように撓
み現象を惹起せしめ、生産性が低く、コスト高になって
しまうといった問題を有するものである。以下、その芯
線の余剰となる計算例を示しながら具体的に説明する。
ンド7本より12.7mm)
同一ピッチであるから、次に示すように側線が1ピッチ
当たり0.88mm短くなり、芯線が余剰となる。 芯線被膜形成前周長 4.39×π=13.785mm 芯線被膜形成後周長 4.67×π=14.664mm 1ピッチ当りの差は 14.664mm−13.785mm
≒0.88mm
なる。
係計算例 拡開必要スパンは、最低14000mmとなるので、芯
線がどの程度余剰になると側線に接触し、ラインが停止
するかを計算すると次のようになる。
芯線が余剰となる撓み現象は、側線に接触してライン
は停止する。
成が完了し、より戻されている部分が元の状態に緩閉さ
れて約1mm移動すると、芯線は側線に接触する撓み現
象となる。
に一定の張力を与えながら、芯線、側線のそれぞれの外
周面に単独で防錆被膜を形成しなければならないため、
高度の技術と仕法を駆使する必要があり、生産性が低
く、コストが高くなってしまうといった問題を有するも
のである。
てなされたもので、特に、PCストランドを構成する芯
線、側線のそれぞれの外周面単独の防錆方法にあって、
複雑な芯線調整装置を一切必要とせずに防錆被膜の形成
が極めて容易にできる、換言すれば、生産性を高めてコ
ストの低減化が図れ、しかも、裸PCストランドの特性
(柔軟性)をも阻害することのない、有用なPCストラ
ンドの防錆被膜形成加工方法を提供することを目的とし
たものである。
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、少なくとも外周面に被装される防錆被膜の厚
さ分だけ、その線径を細くした一条の芯線を成形した
後、側線をより合わせてPCストランドを成形し、然る
後、前記芯線が余剰とならないように同芯線、側線のそ
れぞれの外周面単独に防錆被膜を形成するPCストラン
ドの防錆被膜形成加工方法に存する。
分を順次一時的に緩解し、そのより戻されている状態に
おいて芯線、側線のそれぞれの外周面単独に合成樹脂粉
体塗料付着膜層を設けた後、その付着膜層を加熱溶着せ
しめて被膜を形成し、次いで、被膜合成樹脂が完全に硬
化した後、冷却処理を施してより戻されている部分を元
のより合わせ状態に緩閉するのが良い。
に拡開維持し、その間に前加熱、塗装、後加熱、冷却を
行って被膜形成しても良い。
ンドの防錆被膜形成加工方法は、少なくとも外周面に被
装される防錆被膜の厚さ分だけ、その線径を細くした一
条の芯線を成形した後、側線をより合わせてPCストラ
ンドを成形し、然る後、前記芯線が余剰とならないよう
に同芯線、側線のそれぞれの外周面単独に防錆被膜を形
成することによって、従来のように芯線調整を一切行う
ことがなく、芯線、側線の外周面単独の防錆被膜形成が
容易となり、加工ラインのスピードアップが可能とな
る。
分を順次一時的に緩解し、そのより戻されている状態に
おいて芯線、側線のそれぞれの外周面単独に合成樹脂粉
体塗料付着膜層を設けた後、その付着膜層を加熱溶着せ
しめて被膜を形成し、次いで、被膜合成樹脂が完全に硬
化した後、冷却処理を施してより戻されている部分を元
のより合わせ状態に緩閉することにより、PCストラン
ドの特性である柔軟性、コンクリートとの付着強度等を
全く阻害することなく防錆加工が施されることとなる。
に拡開維持し、その間に前加熱、塗装、後加熱、冷却を
行って被膜形成をすれば、未だかつてない多種構造のP
Cストランドの加工が可能となり、防錆力は元より、作
業性と施工性が著しく向上することとなる。
ドの防錆被膜形成加工方法を図面を参照しながら説明す
る。図1は、本発明方法を実施する加工ラインを示すブ
ロック図であり、図中1は、加工されるべきPCストラ
ンドである。
に、その中央部分に配設された芯線2と、該芯線2の周
囲に接合状態で配置された6本の側線3,3…とからな
り、螺旋状により合わされた構造となっている。
れる防錆被膜の厚さ分だけ、線径が細く形成されて側線
3,3…とより合わされており、図3に示すように、そ
の芯線2、側線3,3…のそれぞれの外周面単独に防錆
被膜4,4…が形成されている。
合成樹脂粉体塗料からなる付着膜層を加熱溶着すること
により形成されるものであり、任意の厚さに設定され
る。
3,3…の外周面相互間のより合わせ部分には、螺旋状
溝部(図示せず)を形成しており、この螺旋状溝部は、
柔軟性及びコンクリートとの付着強度主要部分となる。
しく説明する。前記PCストランド1は、所定の長さの
ものがコイル状に巻き取られたものであり、そのPCス
トランド1の一端を、順次、巻き戻しながら、加工ライ
ンの引出ロール装置6に供給し、所定の加工工程を経
て、その端部を巻き取りながら連続的に加工されるもの
である。
すように、一方の端部にPCストランド1がセットされ
るアンコイラー装置5が設けられ、順次、巻取装置21
側に向けて引出ロール装置6、緩解装置7によって側線
3,3…は、順次、一時的により戻され、その間に素地
調整としてショットプラスト装置8を経て、緩閉装置9
によって元の状態により合わされる。
3,3…は、順次一時的により戻され、拡開装置11,
12によって一定の間隔に拡げ、前加熱装置13、塗装
装置14、後加工装置15、冷却装置16を経た後、緩
閉装置17によって元のより合わせ状態に復元される。
出装置19、引取装置20によって一定のスピードで引
き取られ、巻取装置21によって芯線、側線それぞれの
外周面単独に被膜が形成されたPCストランド22が、
順次、巻き取られていくものである。
れたコイル状のPCストランド1は、その端部を引出ロ
ール6によって順次所定の速度で引き出され、上述の引
取装置21までの間、所定のテンションが維持されてい
る。
次工程のショットプラスト装置8に供給されて素地調整
が行われるが、この場合、緩解装置7によって側線3,
3…はより戻された状態でショットブラストされ、緩閉
装置9で元のより合わせ状態に復元する。
は、緩解装置10に供給されて側線より合わせ部分を順
次一時的に連続してより戻されるのである。因に、その
より戻された側線3,3…は、拡開維持装置11,12
によって拡開状態が維持されることは云うまでもない。
拡開維持された側線3,3…は、より戻されている方向
に回転しながら前加熱装置13によって次工程の粉体塗
料付着膜層に必要な温度に芯線2、側線3,3…のそれ
ぞれを加熱する。
装法を採用し、芯線2、測線3,3…のそれぞれの外周
面に均一な防錆被膜(詳しくは、粉体塗料付着膜層)4
が被装される構造とし、斯かる防錆被膜(粉体塗料付着
膜層)4の厚さ調整は、ボリュウム一つで任意の厚さの
設定ができる。
れぞれの外周面単独に付着させた粉粉体塗料付着膜層を
加熱装置13によって芯線2、測線3,3…のそれぞれ
を必要な温度に加熱して溶着するものであるが、更に加
熱装置15によって追加熱を行うことにより、十分な溶
着処理が施されて防錆被膜4が形成される。
被膜4が完全に硬化した状態において、冷却装置16に
よって冷却し、緩閉装置17によって、元のより合わせ
状態に復元させるものである。
復元された処理済みのPCストランド22は、図3に示
す断面構造を有し、次の外径測定装置18によって同P
Cストランド22の外径が常時、測定・検出される。
二方向により測定し、例えば、防錆被膜4の厚さを20
0μmにセットした場合、その測定値が許容範囲を超え
ると警報信号を発し、ラインを非常停止するようにシス
テム化されている。
よって、防錆被膜4にピンホール又は傷等があった場合
は、その検出位置にマーキングされると同時に警報信号
を発し、ラインは非常停止するようになっている。
が終了した処理済みPCストランド22は、引取装置2
0によって一定の速度で次工程の巻取装置21に送り込
まれ、該巻取装置21によって一定のテンションの元
で、順次、コイル状に巻き取られるのである。
転時は、緩解、緩閉をすべて手作業によって行い、PC
ストランド1の供給側端部測線は手でより戻し、或いは
手でより合わせるものである。
3を通し、前側に引っ張って緩閉装置9に通し手で測線
3をより合わせて元の状態に復元させた時点で、引取装
置20に挿入されているダミーのPCストランド(図示
せず)と接続してスレーティング運転を開始する。
る部分が引取機20から送り出されてきたら、その分で
切断し、然る後、巻取機21に斯かる切断後端部を取り
付けることにより、連続運転開始の準備は完了する。
ラー装置5にセットされているPCストランド1がなく
なり、その後端部が引出ロール6より送り出された時点
で運転を停止する。
ストランド1をセットし、その先端部が引出ロール6に
より送り出されたら、その先端部の測線(図示せず)
と、先に引出ロール6から送り出されているPCストラ
ンド1の後端部とをバット溶接することで、再び運転を
開始することができ、以後、この手順の繰り返すことに
よって、連続運転が続けられるのである。
トランドの防錆被膜形成加工方法では、少なくとも外周
面に被装される防錆被膜4の厚さ分だけ、その線径を細
くした一条の芯線2に複数本の側線3,3…をより合わ
せているため、従来の如き、芯線2の外径がその防錆被
膜4の厚さ分太くなってしまうことがなく、その結果、
それに巻き付いてより合わされる側線3,3…がその芯
線径の太くなった分だけ不足して芯線2が余剰となって
しまうといった従来の欠点を解消でき、側線3,3…と
の接触による撓み現象に起因するラインの停止が皆無と
なった。
ど、芯線調整に高度の技術と仕法を駆使する必要がなく
なり、芯線、側線の外周面単独の防錆被膜形成が容易と
なり、加工ラインのスピードアップに伴い、より生産性
の向上とコスト低減を図ることができるのである。
成加工方法は、これら実施例に限定されることなく、本
発明の目的の範囲内で自由に設計変更し得るものであ
り、本発明はそれらの全てを包摂するものである。
工方法は、少なくとも外周面に被装される防錆被膜の厚
さ分だけ、その線径を細くした一条の芯線を成形した
後、側線をより合わせてPCストランドを成形し、然る
後、前記芯線が余剰とならないように同芯線、側線のそ
れぞれの外周面単独に防錆被膜を形成することによっ
て、従来の如き複雑な芯線調整装置を一切省略すること
ができるため、斯かる芯線調整に高度の技術と仕法を駆
使する必要がなくなり、芯線、側線の外周面単独の防錆
被膜形成が容易となり、加工ラインのスピードアップに
伴い、より生産性の向上とコスト低減を図ることができ
るといった優れた効果を奏するものである。
分を順次一時的に緩解し、そのより戻されている状態に
おいて芯線、側線のそれぞれの外周面単独に合成樹脂粉
体塗料付着膜層を設けた後、その付着膜層を加熱溶着せ
しめて被膜を形成し、次いで、被膜合成樹脂が完全に硬
化した後、冷却処理を施してより戻されている部分を元
のより合わせ状態に緩閉することによって、PCストラ
ンドの特性である柔軟性、コンクリートとの付着強度等
を全く阻害することなく防錆被膜処理を行なうことがで
きるといった効果を奏するものである。
に拡開維持し、その間に前加熱、塗装、後加熱、冷却を
行って被膜形成すれば、未だかつてない多種構造のPC
ストランドの加工が可能となり、防錆力は元より、作業
性と施工性が著しく向上するなどの効果を奏する。
伴う側線との撓み現象を阻止できるため、従来の如き複
雑な芯線調整装置を一切省略することができ、しかも、
PCストランドの特性である柔軟性、コンクリートとの
付着強度等を全く阻害することなく防錆被膜処理を行な
うことができる他、構成が単純であるため、大量生産に
適し、価格も低廉なものとして需要者に供給できる等、
本発明を実施することはその実益的価値が甚だ大であ
る。
方法に使用される加工ラインを示す全体略図である。
トランドの断面図である。
である。
る。
る。
る。
防錆被膜 5 アンコイラー装置 6 引出ロール
装置 7 緩解装置 8 ショットプラスト装置
9 緩閉装置 10 緩解装置 11 拡開装置 1
2 拡開装置 13 加熱装置 14 塗装装置 15 後加工装置
16 冷却装置 17緩閉装置 18 外径測定装置
19 ピンホール検出装置 20 引取装置 21 巻取装置 22 処理済みPCストランド
Claims (3)
- 【請求項1】少なくとも外周面に被装される防錆被膜の
厚さ分だけ、その線径を細くした一条の芯線を成形した
後、側線をより合わせてPCストランドを成形し、然る
後、前記芯線が余剰とならないように同芯線、側線のそ
れぞれの外周面単独に防錆被膜を形成することを特徴と
するPCストランドの防錆被膜形成加工方法。 - 【請求項2】PCストランド芯線のより合わせ部分を順
次一時的に緩解し、そのより戻されている状態において
芯線、側線のそれぞれの外周面単独に合成樹脂粉体塗料
付着膜層を設けた後、その付着膜層を加熱溶着せしめて
被膜を形成し、次いで、被膜合成樹脂が完全に硬化した
後、冷却処理を施してより戻されている部分を元のより
合わせ状態に緩閉することを特徴とする請求項1に記載
のPCストランドの防錆被膜形成方法。 - 【請求項3】より戻されている部分を一定の間隔に拡開
維持し、その間に前加熱、塗装、後加熱、冷却を行って
被膜形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の
PCストランドの防錆被膜形成加工方法。
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ID=15374539
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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