JP3172486B2 - Pc鋼より線の二重被膜形成方法、二重被膜pc鋼より線およびpc鋼より線の二重被膜形成装置 - Google Patents
Pc鋼より線の二重被膜形成方法、二重被膜pc鋼より線およびpc鋼より線の二重被膜形成装置Info
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Description
建築構造物、土木構造物の特に塩害腐食の恐れが大きい
橋梁、港湾構造物、海洋構造物等のプレストレストコン
クリート用として、また、斜張橋のケーブルとして使用
されるPC鋼より線の芯線と側線の外周面に防錆被膜を
形成し、更にその上に防護被膜を形成するPC鋼より線
の二重被膜形成方法と、二重被膜PC鋼より線、および
この方法を実施するPC鋼より線二重被膜形成装置に関
するものである。
れるPC鋼より線は、素線に亜鉛メッキを施した後、よ
り合わせ加工が行われ、ブルーイング処理が行われてい
る。また、建築、土木構造物のプレストレストコンクリ
ートのプレテンショニング方式用緊張材としてのPC鋼
より線の防錆処理の現状は、未だ防錆処理を施していな
い裸のPC鋼より線を用いていることが多い。
は、腐食の問題があり、腐食が進行してプレストレスが
解放されるなど、構造物として用をなさなくなるという
事故例も現実に発生し、我が国のみならず諸外国でも問
題になっている。PC鋼より線の防錆方法は、他のPC
鋼材のPC鋼線やPC鋼棒のように、表面のみを防錆処
理しただけでは、図6に示す芯線1aと側線1bの空隙
部分24、芯線1a、及び、側線1b相互の接触部分2
3が防錆処理されず、それらの部分から腐食が進行する
恐れがある。
て、より合わせ加工前の芯線と側線を夫々防錆被膜処理
し、それらをより合わせることは不可能である。何故な
ら、PC鋼線より線の素線の製造工程における冷間引き
抜き加工、及び、より合わせ加工によって生起する残留
応力を、約450℃でのブルーイング処理によって除去
するため、素線の状態で防錆被膜を形成しても、このブ
ルーイング処理により防錆被膜が焼失してしまうのであ
る。
た素線をより合わせたPC鋼より線においても、ブルー
イング処理を450℃前後で実施すると、亜鉛メッキの
密着部分の合金が著しく発達し、剥離を起こし、防錆力
は著しく低下するので、250℃前後と通常の温度より
低い温度でブルーイング処理を実施しているが、この温
度では冷間引き抜き加工における残留応力が完全に除去
されず、0.2%永久伸びに対する荷重、伸び、及びリ
ラクセーションが十分改善されていない。また、亜鉛メ
ッキは合成樹脂被膜と比較すると、その防錆力は低く、
著しく差がある。
方式では、PC鋼より線を所定の引張荷重に緊張した
後、コンクリートを打設し、コンクリートの固化後に先
に緊張しておいたPC鋼より線の引張荷重を解放してコ
ンクリートにプレストレスを導入している。
ニズムは、緊張材表面とコンクリートとの付着力による
ものであり、PC鋼より線の場合は、より合わせによっ
て生じる側線相互間の螺旋状溝部分がコンクリートとの
付着力を得るための主要部分である。
ことは、その螺旋状溝部分が防錆被膜で埋められ、深さ
が浅くなると共に巾が狭くなってコンクリートとの付着
力の大巾な低下を招くこととなる。また、図1に示すP
C鋼より線の表面を図6に示すように側線の空隙24に
樹脂を充填するようにして防錆被膜25を形成しても、
側線の内部側の空隙24、及び、芯線1aは十分に防錆
被膜加工されず、更に、側線相互、及び、側線と芯線の
接触部分23には防錆被膜が形成されないので、内部腐
食の問題は解決されない。
の防錆被膜形成加工では、コンクリートとの付着力を改
善するために、「特開昭59−130960号公報」に
開示されているように防錆被膜25の表面に砂状粒子を
吹き付けて表面に凹凸を形成している。
食の問題を解決するものとして、図5に示すようにPC
鋼より線をより戻して素線の状態とし、芯線1a、側線
1b夫々の外周面に防錆被膜を形成して再度より合わせ
ることが、「特公平3−1436号公報」、「特公平3
−1438号公報」、「特公平7−103643号公
報」、「特開平5−329441号公報」、「特開平6
−142595号公報(特許第2691113)」に開
示されている。以上のことから、PC鋼より線の防錆方
法としては、ブルーイング処理が施され、品質的に安定
しているPC鋼より線を順次一時的により戻し、このよ
り戻された状態の芯線と側線夫々の外周面に防錆被膜を
形成して再度より合わせをするのが現在のところ最適な
方法と考えられている。
して芯線と側線を構成する素線に防錆被膜を形成する手
法は、PC鋼より線の防錆方法として画期的なものでは
あるが、その被膜厚が最大でも200μm程度と薄いも
のであり、施工時に防錆被膜が損傷を受けやすいという
問題がある。防錆被膜が外力を受けても素線が露出しな
いように防錆被膜を200μm以上と厚くすると、再よ
り合わせが不可能となり、元のより合わせ状態に復元で
きなくなってしまう。そこで、PC鋼より線の素線の薄
い防錆被膜が、施工中に外力が加えられても損傷を受け
ないようにすることが本発明の課題である。
め、PC鋼より線をより戻し、芯線と側線の全外周面に
防錆被膜を形成し、直径が増大したことにより余剰とな
る芯線を集積吸収しながら再度側線を芯線により合わ
せ、更に、より合わされたPC鋼より線の表面に防護被
膜を形成して防錆被膜の損傷を回避するものである。さ
らに、防護被膜に粒状物を混入して防護被膜表面に微細
な凹凸を形成し、プレストレストコンクリート用緊張鋼
材としても使用できるようにするものである。
雲母粉を単独、または混合物として塗装用の合成樹脂粉
体に混入して防護被膜を形成し、二重被膜PC鋼より線
の付着力の低下を防止するものである。人工骨粉、また
は、人工雲母粉の比重を混合する合成樹脂粉体の比重と
ほぼ等しくすることにより、樹脂粉体塗装装置において
合成樹脂粉体と挙動を同じくし、偏在することなく平均
的に分散されるのである。
C鋼より線の側線を一時的に芯線からより戻す緩解装置
とこのより戻された側線を再度芯線の周囲により合わせ
る緩閉装置、これらの緩解装置と緩閉装置の間に、より
戻された側線を所定の間隔に広げる拡開維持装置、塗装
装置、及び、冷却装置を配設し、緩閉装置の後に防護被
膜を形成するための加熱装置、塗装装置、及び、冷却装
置を配列した。
被膜形成の実施例に基づき詳しく説明する。 実施例 図1は、PC鋼より線の合成樹脂粉体塗装被膜形成方法
を実施する加工ラインの概略図である。PC鋼より線1
は、図2に示すように中央部に芯線1aがあり、その芯
線の外周に複数の側線1bが螺旋状により合わされてい
る。
コイル状に巻き取られている。このPC鋼より線1の一
端部から順次巻き戻して加工ラインに供給され、被膜形
成工程を経て他方の端部より巻き取られるというもので
あり、被膜形成は連続的に行われる。
鋼より線1がセットされるアンコイラー2が設けられお
り、順次、次工程に向けて巻き取り状態から引き出され
る。次に、芯線1aの周囲より側線1bをより戻す緩解
装置3、側線1bを拡げて所定の間隔に保つ拡開維持装
置4a、芯線に防錆被膜を形成したために直径が増大
し、側線に対して芯線に余剰が生じた分を集積吸収する
芯線調整装置5、拡開維持装置4bが続く。
うショットブラスト装置6、拡開維持装置4c、前加熱
装置7、塗装装置8、後加熱装置9、冷却装置10、拡
開維持装置4dと続き、拡開されたPC鋼より線を元の
より合わされた状態に戻す緩閉装置11が設けられてい
る。続いて、表面に合成樹脂粉体塗装により表面に防錆
被膜が形成された芯線と側線をより合わせた被膜PC鋼
より線12に更に防護被膜を形成するための加熱装置1
3、粉体塗装装置14、冷却装置15、二重被膜PC鋼
より線16の被膜厚を計測する膜厚測定装置17、ピン
ホール検出装置18の検査装置が続き、引取装置19、
巻取装置20が設けてある。
れたコイル状PC鋼より線1は、緩解装置3において芯
線1aの周囲により合わされている側線1bが順次連続
してより戻され、そのより戻された側線1bの防錆被膜
形成工程中、拡開維持装置4a、4b、4c、4d、に
よって所定間隔に広げられた状態が維持されている。図
7に示す緩解装置3及び緩閉装置11の回転リング28
の側線通過孔27の間隔は20mm以上が好ましく、図8
に示す拡開維持装置4a、4b、4c、4dの回転リン
グ28の側線通過孔27の間隔は30mm以上とするのが
好ましい。
て巻取装置20より緩閉装置11まで通されている先導
ワイヤーの先端に、より合わせ状態が復元されたPC鋼
より線の先端部をバット溶接して、巻取装置20に巻き
取り可能とする。運転を開始すると、アンコイラー2か
ら繰り出されたPC鋼より線1は、緩解装置3によって
芯線1aの周囲に螺旋状により合わされていた側線1b
は、より戻され、拡開維持装置4a、4bによって、そ
の側線1bは必要な間隔に拡げられる。
地調整で生じた芯線1aの余剰分が集積吸収されて次の
ショットブラスト装置6に送られる。図9に示す芯線調
整装置5において、芯線1aは、図8に示すように、拡
開維持装置4aの回転リング28の中央の芯線通過穴2
9を通過し、固定滑車34でUターンさせられ、再度可
動滑車33でUターンさせられて固定滑車34を介して
拡開維持装置4bの中央の芯線通過穴を通って次工程に
送られる。可動滑車33の移動可能距離は、集積吸収す
べき余剰芯線の長さに応じて定める。可動滑車33は常
時、張力調整スプリング31によって緩解装置3側に一
定のテンションで引っ張られているので、緩閉装置11
によって側線1bが元の状態により戻される間で生じた
芯線1aの余剰分が集積吸収される。
駆動力を与えることなく自由に回転できるように滑車ア
ーム32に支持されている。一方、緩解された側線1b
は、回転リング28の外周側の側線通過穴27…27を
通過して次工程に送られる。緩閉装置の回転リング28
と拡開維持装置4a〜4dの回転リング28は、夫々周
囲をベアリング26で基体に回転可能に支持されてい
る。
1bは、拡開維持装置4bと4cによって拡開され、相
互に離れた状態でショットブラスト装置6に導かれる。
ショットブラスト装置6では、研掃材(0.3mm程度の
鋼球)が高速回転しているブレード(羽根)によって全
方向に均一に投射され、芯線1a、側線1b夫々の全外
周面が均一に素地調整されて表面が梨肌状になり、樹脂
被膜との密着性が高くなる。
は、拡開維持装置4c、4dによって拡開された状態で
次工程に送られる。そして、前加熱装置7によって合成
樹脂粉体塗料が溶融する所定の温度まで加熱される。前
加熱装置は省略可能であり、後加熱装置のみでも良い。
加熱手段は、細かい温度調節が容易である高周波誘導加
熱が望ましい。
熱された芯線1a、側線1b夫々の全外周面に静電気に
よって合成樹脂粉体を吸着させて溶融密着させる静電粉
体塗装を行う塗装装置8によって粉体塗装付着層が芯線
1aと側線1b表面に形成され、これが溶融して防錆被
膜21が形成される。芯線1a、側線1b夫々の全外周
面に防錆被膜21が形成されたその表面を、後加熱装置
9によって加熱し、完全に溶融状態にして防錆被膜21
の形成を完全に行う。
された防錆被膜21が完全に硬化した後、冷却装置10
によって常温まで冷却する。冷却された芯線1a、側線
1bは、拡開維持装置4dを通過した後、緩閉装置11
によって側線1bは、芯線1aの周囲により合わされ元
のPC鋼より線の状態に復元される。
鋼より線12は、図3に示すように芯線1a及び側線1
bの夫々の外周面に防錆被膜21が形成された断面構造
を有する。
3である高周波誘導加熱装置で再度加熱され、塗装装置
14において、人工骨粉、または、人工雲母粉を単独、
または、それらの混合物が混入された樹脂粉体塗装を行
ない、図4に示すように防護被膜22が形成され、冷却
装置15で常温程度まで冷却する。
1であり、防護被膜形成に使用する合成樹脂粉体の比重
とほぼ等しいものであり、その大きさは30〜40μ
m、好ましくは35〜37μmである。粒状物の比重が
合成樹脂粉体より大きいと均一に混合されずに偏在し、
形成された防護被膜22に平均的に分散されないので好
ましくない。
樹脂粉体の比重にほぼ等しく、粒度は30〜40μm、
好ましくは35〜37μmである。完全に冷却され、防
護被膜22が形成された二重被膜PC鋼より線16は、
検査装置としての膜厚測定装置17により、膜厚が測定
される。膜圧が、許容値を超えると警報と信号を発せら
れる。更にピンホール検出装置18によって被膜の状態
が検査される。被膜に損傷を与えないよう非接触型の例
えば光学式検出手段を用い、ピンホールを検出した場合
には、その検出位置にマーキングを施し警報信号を発す
るようにする。
線16は、上下に無端ベルトが配された引取装置19に
よって防護被膜22に傷を付けないように巻取装置20
に向かって送り出され、巻取装置20のトルクモータに
よって、一定の張力で巻き取られる。
PC鋼より線1が無くなった時点で被膜形成装置の運転
を一時停止し、新たなPC鋼より線をアンコイラー2に
セットし、PC鋼より線の端部をバット溶接して接続
し、運転を再開する。
被膜を保護する防護被膜が形成してあるので、施工時の
外力による防錆被膜の損傷が防止され、PC鋼より線の
錆の発生が防止されるようになった。また、PC鋼より
線の螺旋溝が防護被膜によって消失するが、防護被膜に
混入された人工骨粉、人工雲母粉の作用によって、コン
クリートに対する付着力の低下は抑止される。
図。
断面図。
図。
来のPC鋼より線の断面図。
Claims (16)
- 【請求項1】PC鋼より線の側線を順次一時的に芯線か
らより戻し、そのより戻された状態に於いて、芯線、側
線夫々の全外周面に防錆被膜を形成し、直径が増大した
ことにより余剰となる芯線を集積吸収しながら再度側線
を芯線により合わせ、さらに、防護被膜を形成するPC
鋼より線の二重被膜形成方法。 - 【請求項2】請求項1において、素線が冷間引抜加工で
製造されたものであるPC鋼より線の二重被膜形成方
法。 - 【請求項3】請求項1〜2のいずれかにおいて、塗装は
樹脂粉体塗装であるPC鋼より線の二重被膜形成方法。 - 【請求項4】請求項3において、樹脂がエポキシ樹脂で
あるPC鋼より線の二重被膜形成方法。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、防護被
膜には粒状物が混入してあるPC鋼より線の二重被膜形
成方法。 - 【請求項6】請求項5において、粒状物は、人工骨粉、
人工雲母粉のいずれか、または混合物であるPC鋼より
線の二重被膜形成方法。 - 【請求項7】請求項6において、人工骨粉、および、人
工雲母粉の比重が合成樹脂粉体の比重とほぼ同一である
PC鋼より線二重被膜形成方法。 - 【請求項8】請求項1〜7のいずれかにおいて、芯線及
び側線にショットブラストの前処理をおこなうPC鋼よ
り線の二重被膜形成方法。 - 【請求項9】PC鋼より線の芯線及び側線が、より戻さ
れた状態で全外周面に防錆被膜が形成されたものであ
り、さらに再より合わせしたPC鋼より線の外周に防護
被膜が形成された二重被膜PC鋼より線。 - 【請求項10】請求項9において、両被膜は樹脂被膜で
ある二重被膜PC鋼より線。 - 【請求項11】請求項9〜10のいずれかにおいて、防
護被膜には粒状物が混入してある二重被膜PC鋼より
線。 - 【請求項12】請求項11において、粒状物は、人工骨
粉、または、人工雲母粉のいずれか、または、それらの
混合物である二重被膜PC鋼より線。 - 【請求項13】請求項11〜12のいずれかにおいて、
粒状物の比重が合成樹脂粉体の比重とほぼ同一である二
重被膜PC鋼より線。 - 【請求項14】PC鋼より線の側線を一時的に芯線から
より戻す緩解装置とこのより戻された側線を再度芯線の
周囲により合わせる緩閉装置、これらの緩解装置と緩閉
装置の間に、より戻された側線を所定の間隔に拡げる拡
開維持装置、余剰の芯線を集積吸収する芯線調整装置及
び塗装装置を配設し、緩閉装置の後に防護被膜を形成す
るための塗装装置を配置したPC鋼より線の二重被膜形
成装置。 - 【請求項15】請求項14において、塗装装置は静電粉
体樹脂塗装装置であり、少なくとも塗装装置の後に加熱
装置が設けてあるPC鋼より線の二重被膜形成装置。 - 【請求項16】請求項14〜15のいずれかにおいて、
緩解装置、緩閉装置、拡開維持装置の構造が回転リング
形状であり、回転リング中心に芯線通過孔が設けてあ
り、回転リング外周部に側線通過孔が等間隔に設けてあ
るPC鋼より線の二重被膜形成装置。
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JP01499998A JP3172486B2 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | Pc鋼より線の二重被膜形成方法、二重被膜pc鋼より線およびpc鋼より線の二重被膜形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP01499998A JP3172486B2 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | Pc鋼より線の二重被膜形成方法、二重被膜pc鋼より線およびpc鋼より線の二重被膜形成装置 |
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ID=11876630
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JP01499998A Expired - Lifetime JP3172486B2 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | Pc鋼より線の二重被膜形成方法、二重被膜pc鋼より線およびpc鋼より線の二重被膜形成装置 |
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