JP2931477B2 - 薄膜磁気ヘッド構造体およびその製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッド構造体およびその製造方法

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JP2931477B2
JP2931477B2 JP4133553A JP13355392A JP2931477B2 JP 2931477 B2 JP2931477 B2 JP 2931477B2 JP 4133553 A JP4133553 A JP 4133553A JP 13355392 A JP13355392 A JP 13355392A JP 2931477 B2 JP2931477 B2 JP 2931477B2
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    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜磁気ヘッド構造体
およびその製造方法に関し、特に端子接続構造に特徴を
有する薄膜磁気ヘッド構造体およびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録装置の大容量化、かつ小
型化の傾向に伴って、磁気ヘッドの高記録密度化、なら
びに多トラック化が要求されるようになってきた。トラ
ック数を増大するためには、各トラック幅を狭小化し、
磁気ヘッドの端子幅も必然的に小さくする必要がある。
このため、隣接端子間の間隔が小さくなり、端子引出部
の接続精度の高精度化が要求されるようになってきた。
【0003】まず、従来の薄膜磁気ヘッド構造体におけ
る端子引出部の接続構造について説明する。
【0004】図26は、従来の薄膜磁気ヘッド構造体の
端子接続構造を示す平面図、図27は、図26のIV−
IV線に沿う断面図である。
【0005】図26、図27を参照して、従来の薄膜磁
気ヘッド構造体は、可撓性プリント基板510、薄膜磁
気ヘッド部520および支持板530から構成されてい
る。この可撓性プリント基板510は、リード端子50
2、ベースフィルム503およびカバーフィルム504
から構成されている。ポリイミドからなるベースフィル
ム503の表面上には、多数のリード端子502が配さ
れている。このリード端子502は、銅箔とこの銅箔上
にメッキ法により形成されたAu層から構成されてい
る。リード端子502の表面上には、カバーフィルム5
04が接着されている。このカバーフィルム504から
は、各リード端子502の一部が露出している。
【0006】薄膜磁気ヘッド部520は、外部接続端子
511、磁性基板512、素子部513および保護板5
14から構成されている。磁性基板512の表面上であ
って、媒体摺動面519側には素子部513が形成され
ている。媒体摺動面519は、テープなどの磁性媒体が
摺動する面である。外部接続端子511は、この素子部
513と電気的に接続され、かつ磁性基板512の表面
上を他端へ延びるように形成されている。この外部接続
端子511は、各素子から各々2本ずつ引出されてい
る。素子から引出される接続端子511の一方511a
は、外部との接続用である。それゆえ、その先端は幅の
広い外部取出しパターン511cとなっている。また、
素子から引出される接続端子511の他方511bは、
接地されている。素子部513の表面上には、フェライ
ト、ガラスなどからなる保護板514が接着されてい
る。なお、媒体摺動面519は、磁性基板512、素子
部513および保護板514からなっており、所望の曲
率を有している。
【0007】プリント基板510のベースフィルム50
3と薄膜磁気ヘッド部520の磁性基板512は、支持
板530に接着されている。この接着の際、接続される
べきリード端子502と外部接続端子511の各々が相
対する位置となるように、支持板530に対して可撓性
プリント基板510および薄膜磁気ヘッド部520が各
々高精度に位置決めされている。対応するリード端子5
02と外部接続端子511はワイヤ501によって電気
的に接続されている。このワイヤ501は、Au、Al
などからなっている。このリード端子502と外部接続
端子511の接続には、ワイヤボンディング技術による
端子接続方法が採用されている。すなわち、この方法は
超音波振動を与えながらワイヤ501を各端子502、
511に圧着する方法である。
【0008】上記のように、従来の薄膜磁気ヘッド構造
体は構成されている。次に、従来の薄膜磁気ヘッド構造
体の製造方法について説明する。
【0009】まず、シート状のフィルムに可撓性プリン
ト基板を構成すべき1組のリード端子が多数個形成され
る。このシート状のフィルムを打抜くことによって、フ
ィルムとリード端子を含む可撓性プリント基板が多数形
成される。この可撓性プリント基板の1つと薄膜磁気ヘ
ッド部が、支持板に位置決めされた後、接着される。リ
ード端子と外部接続端子がワイヤボンディング技術によ
って電気的に接続される。この後、リード端子、外部接
続端子、ワイヤなどがモールドによって封止される。
【0010】このように従来の薄膜磁気ヘッド構造体は
製造される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の薄
膜磁気ヘッド構造体においては、対応するリード端子5
02と外部接続端子511はワイヤ501によって電気
的に接続されている。このように、ワイヤ501により
両端子を接続する場合、各ワイヤ501の両端で接続を
行なわねばならない。このため、多点箇所での煩雑なワ
イヤボンディング作業が必要になるという問題点があっ
た。また、ワイヤボンディング工程の自動化を図るため
には、あらかじめ支持板530に可撓性プリント基板5
10と薄膜磁気ヘッド部520を接着しておかなければ
ならない。また、その接着に際して、支持板530に対
して可撓性プリント基板510と薄膜磁気ヘッド部52
0とを高精度に位置決めした後に接着する必要がある。
【0012】また、支持板530に可撓性プリント基板
510を接着する際に、これらの接着部に気泡を取込む
場合がある。この気泡は、ワイヤボンディングの際の超
音波を吸収する。このため、超音波がリード端子502
へ伝わらず、ワイヤ501とリード端子502の十分な
圧着が困難となる。よって、ワイヤ501とリード端子
502のボンダビリティが低下するという問題点があっ
た。
【0013】さらに、ワイヤボンディング時には温度が
150℃程度となる。この温度では、ベースフィルム5
03とリード端子502を接着する接着剤が軟化するお
それがある。接着剤が軟化した場合、ワイヤボンディン
グ時の超音波は、ベースフィルム503により吸収され
る。これにより、超音波はリード端子502へ十分に伝
わらず、ワイヤ501とリード端子502のボンダビリ
ティが低下する。したがって、比較的低温でのワイヤボ
ンディングが必要となるなどボンディング条件の抽出が
困難になるとともに、条件設定のマージン(余裕)が非
常に小さく不安定なものとなるという問題点があった。
【0014】加えて、薄膜磁気ヘッド構造体を構成する
可撓性プリント基板510は、シート状のフィルムから
打抜かれた後に、支持板530に接着される。このた
め、各可撓性プリント基板510を支持板530に接着
する工程が非常に煩雑となり、自動化の工程を図り難い
という問題点もあった。
【0015】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、電気的接続の信頼性が高く、作
業性が良好で、かつ接続工程の自動化を容易に行なうこ
とのできる端子接続構造を有する薄膜磁気ヘッド構造体
およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜磁気ヘッド
構造体は、主表面を有し、薄膜磁気ヘッドを含む薄膜磁
気ヘッド用基板と、薄膜磁気ヘッドに含まれる素子部か
ら延びるように薄膜磁気ヘッド用基板の主表面上に配置
された複数個のAl(アルミニウム)からなる接続端子
と、接続端子の各々と対応するように配置された複数個
のリード端子と、リード端子を、少なくとも対応する接
続端子と対向する部分の表裏両面が露出するようにして
保持する端子形成用基板と、を備え、接続端子とリード
端子とは、対向する部分において、リード端子の表面上
に形成されたAu(金)バンプからなる導電層を介して
接続されてなるものである。
【0017】
【0018】本発明の薄膜磁気ヘッド構造体の製造方法
は、薄膜磁気ヘッドと、薄膜磁気ヘッドに接続するリー
ド端子を有する薄膜磁気ヘッド構造体の製造方法であっ
て、少なくとも表裏両面が露出する部分を有するように
複数個のリード端子を保持する端子形成用基板を準備す
る工程と、薄膜磁気ヘッドを含み、その薄膜磁気ヘッド
に含まれる素子部から延びるように複数個のAl(アル
ミニウム)からなる接続端子が形成された主表面を有す
る薄膜磁気ヘッド用基板を準備する工程と、リード端子
の露出部分にAu(金)バンプからなる導電層を形成す
る工程と、リード端子と接続端子の各々が互いに対向す
るように、端子形成用基板と薄膜磁気ヘッド用基板を配
置する工程と、リード端子の露出部分を直接押圧するこ
とにより、リード端子と接続端子を導電層を介して接続
する工程と、を備えてなるものである。
【0019】本発明の他の薄膜磁気ヘッド構造体の製造
方法は、薄膜磁気ヘッドと、薄膜磁気ヘッドに接続する
リード端子を有する薄膜磁気ヘッド構造体の製造方法で
あって、少なくとも露出する部分を有するように複数個
のリード端子を互いに電気的に絶縁して保持する端子形
成用基板が所定間隔で複数個形成されたテープを準備す
る工程と、薄膜磁気ヘッドを含み、その薄膜磁気ヘッド
に含まれる素子部から延びるように複数個の接続端子が
形成された主表面を有する複数個の薄膜磁気ヘッド用基
板を準備する工程と、リード端子の露出部分および接続
端子のいずれか一方に導電層を形成する工程と、テープ
を一定ピッチで送りながら、順次、リード端子と接続端
子の各々が互いに対向するように、テープに形成された
端子形成用基板の各々に薄膜磁気ヘッド用基板の各々を
配置して、リード端子の露出部分と接続端子を導電層を
介して接続していく工程と、リード端子を利用して素子
部の電気的特性を検査する工程と、端子形成用基板をテ
ープから分離する工程と、を備えてなるものである。
【0020】
【作用】本発明の薄膜磁気ヘッド構造体によれば、導電
層を介して対応するリード端子と外部接続端子の表面が
対向するように接続されている。このため、端子形成用
基板を薄膜磁気ヘッド用基板に直接、接合・支持するこ
とが可能となる。よって両基板を支持する支持板は不要
となる。支持板が不要であるため、薄膜磁気ヘッド用基
板を支持板に位置決めし、また端子形成用基板を支持板
に位置決めするという2回の位置決めは不要となる。す
なわち、端子形成用基板を薄膜磁気ヘッド用基板に位置
決めするのみで位置決めは完了する。したがって、高精
度の位置決めを必要とせず、接着工程の簡略化を図るこ
とも可能となる。
【0021】また、ワイヤボンディング技術を用いない
ため、超音波の吸収などによる不十分な圧着も生じな
い。よって、電気的接続の信頼性も向上する。
【0022】さらに、両端子の表面は対向しているた
め、その接続は加圧などにより一括して行なうことがで
きる。このため、ワイヤボンディングのように多点箇所
での接続は不要となり、作業性の大幅な向上を図ること
が可能となる。
【0023】また、リード端子の表面上にAuバンプか
らなる導電層を形成したものを用いることにより、工程
の簡略化を図ることができる。
【0024】本発明の薄膜磁気ヘッド構造体の製造方法
によれば、上記の効果を有する薄膜磁気ヘッド構造体を
得ることができる。
【0025】本発明の他の薄膜磁気ヘッド構造体の製造
方法によれば、端子形成用基板は、テープに多数配列さ
れた状態で、薄膜磁気ヘッド用基板に位置決め・接合さ
れる。このため、テープを移動させることにより、テー
プに配列された端子形成用基板を連続的に薄膜磁気ヘッ
ド用基板に接合することが可能となる。よって、端子形
成用基板単体を1つずつ薄膜磁気ヘッド用基板に接合す
るのに比較して、自動化の工程を図ることが容易とな
る。また、作業性の大幅な向上を図ることも可能であ
る。
【0026】また、テープ単位で、接合、樹脂モールド
および電気的特性の評価を行なえる。このため、薄膜磁
気ヘッド構造体の製造の自動化を容易に図ることがで
き、かつ工数を数十パーセント程度削減して大幅なコス
トダウンを図ることも可能である。通常のリードフレー
ムでは各リード端子がフレームに短絡接続される。この
ため、リード端子をフレームから分離しなければリード
端子を用いて薄膜磁気ヘッドの電気的特性を検査するこ
とができない。これに対して、本発明では複数のリード
端子が互いに電気的に絶縁されてテープに保持されてい
る。このため、リード端子と接続端子との接続直後であ
って、端子形成用基板をテープから分離する前にも、リ
ード端子を利用して薄膜磁気ヘッドの素子部の電気的特
性を検査することができる。これにより、テープの状態
で、リードにヘッドを一括して位置合せした後、それら
を一括して接続し、さらに電気的特性評価を行なうこと
ができる。
【0027】
【実施例】第1の参考例 図1は、第1の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の概
略構成を示す平面図、図2は、図1のI−I線に沿う断
面図である。図1と図2を参照して、薄膜磁気ヘッド構
造体50は、可撓性プリント基板10と薄膜磁気ヘッド
部20から構成されている。
【0028】薄膜磁気ヘッド部20は外部接続端子1
1、磁性基板12、素子部13および保護板14から構
成されている。フェライトなどからなる磁性基板12の
媒体摺動面19側の表面上には、素子部13が形成され
ている。また、磁性基板12の表面上には、素子部13
から他端へ延びるように外部接続端子11が形成されて
いる。この外部接続端子11は、外部との接続用11a
および接地用11bからなっている。また、外部接続端
子11は、アルミニウム(Al)からなり、かつその膜
厚は3000Å程度である。この3000Åという膜厚
は、ボンディング後のAuとの接合界面において、十分
な引張り強度を得るのに必要な最小限の膜厚である。こ
の膜厚であれば、外部接続端子11aとAuとの接合の
信頼性は、ICチップと同等であることを確認してい
る。外部接続端子11aの先端には、Ti−W合金のバ
リアメタル膜とAuからなるメッキ下地膜(図示せず)
を介して、Auバンプが形成されている。すなわち、外
部接続端子11aの先端には、Auバンプを含む導電層
1が形成されている。このAuバンプの厚みは20〜3
0μm程度である。素子部13の表面上には、フェライ
ト、ガラス、セラミックスなどからなる保護板14が接
着されている。磁性基板12、素子部13および保護板
14は、所望の曲率に加工された媒体摺動面19を構成
している。この媒体摺動面19は、テープなどの磁気媒
体が摺動する面である。
【0029】可撓性プリント基板10は、ベースフィル
ム3、リード端子2、およびカバー部材4から構成され
ている。ベースフィルム3の表面上には、多数のリード
端子2が配置・形成されている。このリード端子2は銅
箔からなっている。リード端子2の表面上を被覆するよ
うに、ソルダーレジスト等からなるカバー部材4が接着
されている。このベースフィルム3とカバー部材4から
は、リード端子2の一部表面が露出している。このリー
ド端子2の露出した部分には、メッキ法によりAu層が
表面全面に形成されている。この露出したリード端子2
の部分をインナーリード端子2aとする。リード端子2
は、インナーリード端子2aとフィルムに保持される部
分2cとアウターリード端子(図示せず)からなってい
る。
【0030】各インナーリード端子2aは、外部接続端
子11a上に形成された導電層1に含まれるAuバンプ
と同一ピッチで配置・形成されている。このインナーリ
ード端子2aと各々対応するAuバンプが、接合され、
電気的に接続されている。インナーリード端子2aとA
uバンプとの接合は、インナーリード端子2aの表面に
Au層が形成されているため、同一材料同士の接合とな
る。よって、接続部の信頼性を高めることができる。
【0031】上記のように、第1の参考例による薄膜磁
気ヘッド構造体は構成されている。
【0032】次に、Auバンプを含む導電層1の構成に
ついて詳細に説明する。図3(a)は、図1のP部にお
ける薄膜磁気ヘッド部20の概略構成を示す平面図、図
3(b)は、図3(a)のII−II線に沿う断面図で
ある。これらの図を参照して、外部接続用のリード端子
11aの先端部は、幅の広い外部取出パターン部11c
となっている。外部接続端子11が形成された磁性基板
12の表面上には外部接続端子11を覆うように、酸化
物(SiO2 )からなる表面保護膜15が形成されてい
る。この表面保護膜15には、孔15aが形成されてい
る。この孔15aからは、外部取出パターン部11cの
一部表面が露出している。この外部取出パターン部11
cの露出部を被覆するように、Ti−W合金からなるバ
リヤメタル膜16が形成されている。このバリヤメタル
16膜は拡散防止の役割をなしている。このバリヤメタ
ル膜16の表面上には、Auからなるメッキ下地膜17
が堆積されている。このメッキ下地膜17の表面上に
は、Auバンプ1aが形成されている。このAuバンプ
1aの厚みは、20〜30μm程度である。このよう
に、導電層1は、Auバンプ1a,バリヤメタル膜16
およびメッキ下地膜17から構成されている。
【0033】次に、上記の導電層1の製造方法について
説明する。図4〜図8は、本発明の導電層1の製造方法
を工程順に示す断面図である。
【0034】図4を参照して、磁性基板12の表面上に
は、外部接続端子11を被覆するように表面酸化膜(S
iO2 )15が形成される。この表面酸化膜15には、
パターニングによって孔15aが形成される。この孔1
5aからは、外部取出パターン部11cの一部表面が露
出する。
【0035】図5を参照して、磁性基板12の表面全面
に、Ti−W合金からなるバリヤメタル膜16が蒸着さ
れる。このバリヤメタル膜16の表面全面には、Auか
らなるメッキ下地膜17が蒸着される。
【0036】図6を参照して、メッキ下地膜17の表面
上には、フォトレジスト膜18が塗布される。このフォ
トレジスト膜18には、感光などにより孔18aが形成
される。この孔18aは、リード端子11の各外部取出
パターン部11c上方に形成される。この孔18aから
は、メッキ下地膜17の一部表面が露出する。
【0037】図7を参照して、電気メッキ法によって、
各孔18aを埋込むようにAuバンプ1aが形成され
る。このAuバンプ1aは、バリヤメタル膜16とメッ
キ下地膜17を介して外部取出パターン部11cと電気
的に接続される。
【0038】図8を参照して、フォトレジスト膜18が
除去される。また、バリヤメタル膜16およびメッキ下
地膜17は、Auバンプ1aをマスクとして外部取出パ
ターン部11c上方以外除去される。
【0039】上記のようにして、導電層1が形成され
る。次に、第1の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の
製造方法について、図9〜図14を用いて説明する。
【0040】図9は、第1の参考例による薄膜磁気ヘッ
ド構造体の製造に用いる第1のキャリアテープの概略構
成を示す平面図である。図9を参照して、キャリアテー
プ40は、フィルム、カバー部材および複数のリード端
子2から構成されている。フィルム3の両端には、複数
のスプロケット孔31が一定ピッチで形成されている。
また、フィルム3の比較的内側には、一定の距離を介し
て孔32が形成されている。この孔32から先端が突出
すように複数のリード端子2がフィルム3上に形成・接
着されている。このリード端子2の一方端部であって、
孔32から突出している部分はインナーリード端子2a
である。リード端子2を覆うように、カバー部材が形成
されている。また、リード端子2の他方端部はアウター
リード端子2bである。1個の可撓性プリント基板を構
成すべき1組のリード端子が、フィルムの長手方向に多
数個配列されている。このように構成されるキャリアテ
ープ40の幅は35mmまたは70mmである。キャリ
アテープ40のスプロケット孔31には、スプロケット
ホイール(図示せず)が係合している。このキャリアテ
ープ40を用いて薄膜磁気ヘッド構造体は以下のように
製造される。
【0041】図10〜図12は、第1の参考例による薄
膜磁気ヘッド構造体の製造方法を工程順に示す図9のI
II−III線に沿う断面図である。
【0042】図10を参照して、スプロケットホイール
(図示せず)により、キャリアテープ40は一定のピッ
チで送られる。この後、インナーリード端子2aの任意
の点がCCDカメラにより検出される。これにより、イ
ンナーリード端子2aの位置確認が行なわれる。
【0043】図11を参照して、インナーリード端子2
aの位置確認と同時に、外部接続端子11の任意の点が
CCDカメラにより検出される。これにより、インナー
リード端子2aの任意の点と外部接続端子11の任意の
点の相対位置(X、Y、θ方向)が補正される。このよ
うにして、インナーリード端子2aと外部接続パターン
部11cの位置合わせが行なわれる。
【0044】図12を参照して、この位置合わせの後、
インナーリード端子2aと外部接続パターン部に形成さ
れた導電層1が、ツールにより加圧接合される。この接
合条件としては、ツールの温度が500℃、ステージの
温度が150℃であり、かつ荷重40〜60g/リー
ド、時間1〜2sec.程度である。インナーリード端
子2aと外部取出パターン部11cの接合が終了した
後、キャリアテープ40の状態で封止樹脂を用いてモー
ルドが行なわれる。この後、アウターリード端子を利用
して、プローバ(prober)により電気的特性が検
査される。
【0045】このようにして薄膜磁気ヘッド部20がキ
ャリアテープ40に配置された状態を図13に示す。こ
の図13の状態(すなわち、薄膜磁気ヘッド部20がキ
ャリアテープ40に配置された状態)から、キャリアテ
ープ40が可撓性プリント基板ごとに打抜かれる。この
打抜きにより、図14に示すような可撓性プリント基板
10と薄膜磁気ヘッド部20からなる薄膜磁気ヘッド構
造体50が製造される。
【0046】上記のように、第1の参考例による薄膜磁
気ヘッド構造体は製造される。
【0047】なお、第1の参考例による薄膜磁気ヘッド
構造体の製造に用いられるキャリアテープは、図9に示
されるものに限られない。すなわち、図15に示すよう
に、アライメントマーク33を配置してもよい。このア
ライメントマーク33は、リード端子2の材料を利用し
てアライメントしやすい形状に加工することも可能であ
る。アライメントマーク33を配置することにより、薄
膜磁気ヘッド部を接合するための位置合わせが容易にな
る。
【0048】また、可撓性プリント基板となるべき1組
のリード端子の配置は、図9および図15に示すものに
限られず、図16および図17に示すように自由に配置
することが可能である。
【0049】なお、図15、図16、図17において
は、アライメントマーク33を配した構成を示したが、
特にアライメントマーク33がなくてもよい。
【0050】第2の参考例 次に、第2の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の構成
について説明する。
【0051】図18(a)、(b)は、第2の参考例
よる薄膜磁気ヘッド構造体を構成する薄膜磁気ヘッド部
およびリード基板部の概略構成を示す平面図である。ま
た図19は、図18に示す薄膜磁気ヘッド部およびリー
ド基板部を接合した薄膜磁気ヘッド構造体の概略構成を
示す側面図である。図18と図19を参照して、薄膜磁
気ヘッド構造体150は、薄膜磁気ヘッド部120およ
びリード基板部110から構成されている。
【0052】薄膜磁気ヘッド部120は、磁性基板11
2、素子部113、外部接続端子111、導電層1、保
護板114などから構成されている。フェライトなどか
らなる磁性基板1の媒体摺動面119側の表面上には、
素子部113が形成されている。この素子部113から
延びるように、磁性基板112の表面上には外部接続端
子111が形成されている。この外部接続端子111
は、外部との接続用111aおよび接地用111bから
なっている。外部との接続用111aの先端は、幅の広
い外部取出パターン部111cとなっている。また、こ
の外部接続端子111はアルミニウム(Al)などから
なっている。素子部113の表面上には、素子部113
を覆うように保護板114が接着されている。この磁性
基板112、素子部113および保護板114より、一
定の曲率を有する媒体摺動面119が構成されている。
また、外部取出パターン部111c上には、導電層1が
形成されている。この導電層1は、図3に示すようにバ
リヤメタル膜16、メッキ下地膜17およびAuバンプ
1aから構成されている。
【0053】リード基板部110は、ガラス基板103
およびリード端子102から構成されている。ガラス基
板103の表面上には、複数のリード端子102が形成
されている。このリード端子102は、領域A0 から領
域B0 に延びる複数のリード端子102aと、領域B0
から領域C0 に延びる複数のリード端子102bからな
っている。この複数のリード端子102aは、外部取出
パターン部111cと同一ピッチで形成されている。ま
た、複数のリード基板102bは、領域B0 においては
リード端子102aより大きなピッチで形成されてい
る。また、リード端子102bは領域C0 において領域
0 のピッチより大きいピッチで形成されている。これ
らの端子ピッチは、実装するドライバIC105の外部
取出パターン部(図示せず)と同一ピッチにする。この
リード端子102a、102bは、ガラス基板8の表面
全面に蒸着されたリード層のパターニングによって形成
される。領域B0 には、ドライバIC105が各リード
端子102a、102bと電気的に接続されるように取
付けられている。
【0054】リード基板部110の表面上に形成された
リード端子102aと、これに対応する外部取出パター
ン部111cは、導電層1を介して電気的に接続されて
いる。また、この接続は、ガラス基板103と磁性基板
112の端子102、111が形成された面を対向させ
た状態で接合することにより行なわれる。
【0055】次に、リード基板部110と薄膜磁気ヘッ
ド部120の接合方法について説明する。
【0056】図18、図19を参照して、リード基板部
110と薄膜磁気ヘッド部120の接合に際して、リー
ド端子102aと外部接続端子111の位置合わせが行
なわれる。まず、リード端子102aの任意の点がCC
Dカメラにより検出される。これにより、リード基板部
110の位置確認が行なわれる。これと同時に、外部接
続端子111の任意の点がCCDカメラにより検出され
る。これにより、リード端子102aの任意の点と外部
接続端子111の任意の点との相対位置(X、Y、θ方
向)が補正される。この後、リード基板部110と薄膜
磁気ヘッド部120の端子が形成された面を各々対向さ
せてツールにより加圧する。リード基板部110と薄膜
磁気ヘッド部120の接合部分に光硬化性樹脂またはエ
ポキシなどの樹脂が充填される。これらの樹脂は、UV
照射または熱により硬化させられる。このようにして、
本参考例による薄膜磁気ヘッド構造体150の接合が完
了する。
【0057】なお、ドライバIC105とリード基板部
110のリード端子102a、102bの接合に際して
も、上記と同様の工程を経ることにより一括して接合を
行なうことが可能である。また、この薄膜磁気ヘッド保
護構造体150と外部基板などとの接合は、リード基板
部110の領域C0 において行なわれる。この接合に際
しては、領域C0 におけるリード端子102bの接続数
が少なく、かつピッチが比較的大きいため、半田付けな
どで十分対応可能である。
【0058】第3の参考例 次に、第3の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の構成
について説明する。
【0059】図20(a)、(b)は、第3の参考例
よる薄膜磁気ヘッド構造体を構成する薄膜磁気ヘッド部
およびリード基板部の概略構成を示す平面図である。ま
た図21は、図20に示す薄膜磁気ヘッド部とリード基
板部とを接合した薄膜磁気ヘッド構造体の概略構成を示
す側面図である。図20と図21を参照して、薄膜磁気
ヘッド構造体250は、薄膜磁気ヘッド部220とリー
ド基板部210から構成されている。
【0060】薄膜磁気ヘッド部220は、磁性基板21
2、素子部213、外部接続端子211、導電層1など
から構成されている。これらの構成は、図18、図19
に示す第2の参考例における薄膜磁気ヘッド構造体15
0の構成とほぼ同様である。ただし、素子部213の表
面上に保護板が取付けられていない点で図18、図19
の薄膜磁気ヘッド構造体150とは異なる。また、媒体
摺動面側の端部から外部取出パターン部211cまでの
距離はLに設定されている。さらに、薄膜磁気ヘッド部
220の幅はWに設定されている。
【0061】リード基板部210は、ガラス基板203
およびリード端子202から構成されている。これらの
構成は、図18、図19に示す第2の参考例における薄
膜磁気ヘッド構造体150の構成とほぼ同様である。た
だし、ガラス基板203の表面上に形成されるリード端
子202aの先端からガラス基板203の先端までの距
離がLに設定されている。また、ガラス基板203の幅
はWに設定されている。領域B1 には、ドライバIC2
05が、各リード端子202a、202bと電気的に接
続されるように取付けられている。また、領域C1 は、
外部基板との接続に用いられる領域である。
【0062】多数のリード端子202aとこれに対応す
る外部取出パターン部211cが各々導電層1を介して
電気的に接続されている。また、この接続は、ガラス基
板203と磁性基板212の端子202a、202b、
211が形成された面を対向させた状態で接合すること
により行なわれる。さらに、リード基板部210の領域
1 から距離Lを設定した領域は、薄膜磁気ヘッド部2
20の素子部213を覆うように接着されている。この
ガラス基板203、素子部213および磁性基板219
からなる端部は、所望の曲率を有する媒体摺動面219
に加工されている。
【0063】次に、リード基板部210と薄膜磁気ヘッ
ド部220の接合方法について説明する。
【0064】図20と図21を参照して、リード基板部
210と薄膜磁気ヘッド部220は、端部からの距離L
と幅Wが設定されている。このため、この接合において
は、各端子形成面を対面させた状態で媒体摺動面となる
べき端面を揃えて加圧するだけでよい。この接合によ
り、リード端子202aと外部取出パターン部211c
上に形成された導電層1の相対位置は精度よく定まる。
この後、リード基板部210と薄膜磁気ヘッド部220
を加圧した状態で、その接合部に光硬化樹脂またはエポ
キシなどの樹脂が充填される。この樹脂は、UV照射ま
たは熱により硬化させられる。
【0065】リード基板部210と薄膜磁気ヘッド部2
20を接合した後、磁性基板212、素子部213およ
びガラス基板203から構成される端面が加工される。
この加工により、端面は所定の曲率を有する媒体摺動面
(図21に点線で示す面)に加工される。
【0066】なお、ドライバIC205とリード基板部
210の接合については、図18、図19に示す薄膜磁
気ヘッド構造体150と同様に行なわれる。すなわち、
ドライバIC205とリード端子202a、202bの
相対位置がCCDカメラにより補正される。この後、加
圧接合によりドライバIC205は、各リード端子20
2a、202bと電気的に接続するようにガラス基板2
03に取付けられる。
【0067】特に、第3の参考例による薄膜磁気ヘッド
構造体250では、リード基板部210により、素子部
213の表面上が保護される。すなわち、ガラス基板2
03は保護板の役割をもなす。このため、保護板は不要
となり、その接着工程は省略できる。
【0068】実施例 上記の第1、第2および第3の参考例 による薄膜磁気ヘ
ッド構造体50(図2)、150(図19)、250
(図21)においては、導電層1として図3に示す構造
が用いられている。しかしながら、第1、第2および第
3の参考例(図2、図19、図21)に用いられる導電
層1は、上記のものに限られず、Auバンプのみから構
成されていてもよい。以下、Auバンプのみからなる導
電層1の製造方法について、代表例として第1の参考例
を挙げて説明する。
【0069】図22は、本発明の他の導電層の製造方法
を概略的に示す断面図である。図22を参照して、可撓
性プリント基板10ならびに薄膜磁気ヘッド部20とは
別個に基材90が準備される。この基材90を準備する
工程について、まず基板81が用意される。この基板8
1は、ガラス、セラミックス等からなる。次に、基板8
1の表面上にPt、ITOなどからなる導電層材82が
形成される。この導電層材82を被覆するように、耐熱
性絶縁膜などからなるメッキ用マスク材83が基板81
の表面上に形成される。このメッキ用マスク材83に
は、複数個の開口窓83aが設けられる。この複数個の
開口窓83aは、インナーリード端子2aまたは外部取
出パターン部11cと同一ピッチとなるように配列され
る。また、この開口窓83aからは、導電層材82の一
部表面が露出する。このように、基材90が準備され
る。
【0070】この基材90を用いて、電解メッキ法が行
なわれる。この電解メッキ法により、導電路となる導電
層材83の露出部分(開口窓83aの部分)には、Au
バンプ1bが選択的に形成される。このAuバンプ1b
は、インナーリード端子2aまたは外部取出パターン部
11cと同一ピッチとなるように配置・形成される。ま
た、Auバンプ1bの厚みは、20〜30μm程度であ
る。この基材90に形成されたAuバンプ1bは、イン
ナーリード端子2aまたは外部取出パターン部11cの
いずれかに位置合わせされる。この位置合わせの際、A
uバンプ1bと両端子2a、11cは同一ピッチである
ため、精度の良い位置合わせが可能である。位置合わせ
の後、熱圧着により各Auバンプ1bは、各インナーリ
ード端子2aまたは各外部取出パターン部11cに転写
される。この転写により、各インナーリード端子2aま
たは各外部取出パターン部11cには、Auバンプ1b
が取付けられる。これにより、インナーリード端子2a
または外部取出パターン部11c上にAuバンプ1bか
らなる導電層1が形成される。
【0071】なお、第1の参考例のインナーリード端子
2a、外部取出パータン部11cは、それぞれ、第2の
参考例のリード端子102a、外部取出パータン部11
1c(図19)、第3の参考例のリード端子202a、
外部取出パターン部211c(図21)に対応する。
【0072】この導電層1は、第1の参考例における薄
膜磁気ヘッド構造体50に採用する場合に特に有効であ
る。すなわち、このAuバンプ1bを特にインナーリー
ド端子2aに形成したキャリアテープは、転写バンプ付
キャリアテープとして半導体分野では実用化されてお
り、この転写バンプ付キャリアテープを第1の参考例
おける薄膜磁気ヘッド50に採用すれば、薄膜磁気ヘッ
ド50を作成するにあたり、Auバンプの形成プロセス
における工程の簡略化を図ることができる。
【0073】また、導電層1は、上記のものに限られ
ず、錫や半田材、もしくはプラスチックボールにAuメ
ッキしたAuボールなどでもよい。また、導電層1とし
て厚み方向のみに導電性の得られる異方性導電フィルム
を用いる方法もある。すなわち、第1、第2、第3の参
考例におけるリード端子2a、102a、202aと外
部取出パターン部11c、111c、211cの間に異
方性導電フィルムを介在させ、加圧・加熱することによ
り一括してボンディングをすることもできる。さらに別
の方法として、超音波あるいは超音波と熱を併用して、
第1、第2、第3の参考例における外部取出パターン部
11c、111c、211c上の各Auバンプ1と各リ
ード端子2a、102a、202aとを1本ずつ接合す
る、いわゆるシングルポイントボンディングも可能であ
る。加えて、Auバンプなどの導電層1は、リード端子
2a、102a、202a側でも、外部取出パターン部
11c、111c、211c側に設けても同一の効果が
得られる。
【0074】次に、第1の参考例による薄膜磁気ヘッド
構造体50のアウターリード端子のピッチを大きくする
方法、あるいは外部回路との接続において可撓性プリン
ト基板10の寸法を大きくする方法について説明する。
【0075】図23は、本発明の薄膜磁気ヘッド構造体
に、さらに可撓性プリント基板を取付けた状態を概略的
に示す平面図である。図23を参照して、第1の参考例
による薄膜磁気ヘッド構造体50の可撓性プリント基板
10は、上述のとおり35mmまたは70mm幅のキャ
リアテープにより形成される。このため、可撓性プリン
ト基板10の寸法には限界がある。すなわち、アウター
リード端子2bのピッチをある程度以上大きくすること
ができない。これにより、外部基板との電気的な接続
が、距離的、空間的に困難となる場合が生じ、多種多様
な用途への適用が困難となる場合がある。
【0076】上記のような問題点を解決するために、薄
膜磁気ヘッド構造体50のアウターリード端子2bに、
第2の可撓性プリント基板80を接続することが考えら
れる。この第2の可撓性プリント基板80は、銅箔がベ
ースフィルム83とカバーフィルム84に挟まれた構成
となっている。この銅箔は、ベースフィルムとカバーフ
ィルムの両端部から露出している。この露出した銅箔上
に半田層がメッキされている。このメッキが施された銅
箔の一方端部はインナーリード端子82aであり、他方
端部はアウターリード端子82bである。このインナー
リード端子82aは、薄膜磁気ヘッド構造体50のアウ
ターリード端子2bと同一ピッチで配列されている。し
たがって、アウターリード端子2bとインナーリード端
子82aの位置合わせについては、これらのリード端子
を用いて容易に行なうことができる。また、アウターリ
ード端子82bは、インナーリード端子82aに比較し
て大きいピッチで形成されている。このように、第2の
可撓性プリント基板により、外部基板との接合部のピッ
チを変えることができる。このため、可撓性プリント基
板80を用いることにより、多種多様なピッチを有する
外部基板と接合することが可能となり、その適用範囲は
大幅に拡大する。なお、薄膜磁気ヘッド構造体50と第
2の可撓性プリント基板80の接合および第2の可撓性
プリント基板80と外部基板(図示せず)の接合には、
Auバンプなどの本発明で述べる導電層を適用すること
ができる。この接合は、キャリアテープの状態で行える
ので、自動化は容易であり、生産性を低下させることに
はつながらない。また、第2、第3の参考例による薄膜
磁気ヘッド構造体150、250では、リード基板部1
10,210の寸法の制限は特にない。よって、可撓性
プリント基板80を用いなくともその設計の自由度は非
常に高い。
【0077】次に、ヘッドハウジングケースおよびヘッ
ドユニットについて説明する。図24は、本発明のガイ
ドケースの概略構成を示す斜視図である。図24を参照
して、ヘッドハウジングケース310は、テープガイド
302とヘッドケース303とを樹脂により一体成形し
たものである。このヘッドハウジングケース310のヘ
ッド挿入孔301に図23などに示す薄膜磁気ヘッド構
造体50を挿入することにより、図25に示すヘッドユ
ニット300を得ることができる。
【0078】
【発明の効果】本発明の薄膜磁気ヘッド構造体によれ
ば、導電層を介して対応するリード端子と接続端子の両
端子の表面が対向するように接続されている。このた
め、端子形成用基板を薄膜磁気ヘッド用基板に直接、接
合・支持することが可能となる。よって、両基板を支持
する支持板は不要となる。支持板が不要であるため、薄
膜磁気ヘッド用基板を支持板に位置決めし、また端子形
成用基板を支持板に位置決めするという2回の位置決め
は不要となる。すなわち、端子形成用基板を薄膜磁気ヘ
ッド用基板に位置決めするのみで位置決めは完了する。
したがって、高精度の位置決めを必要とせず、接着工程
も簡略化される。
【0079】また、ワイヤボンディング技術を用いない
ため、超音波の吸収などによる不十分な圧着も生じな
い。よって、電気的接続の信頼性も向上する。さらに、
両端子の接続は、両端子の表面が対向しているため、加
圧などにより一括して行なうことができる。よって、ワ
イヤボンディングのように多点箇所での接続が不要とな
り、作業性の大幅な向上を図ることも可能となる。
た、リード端子の表面上にAuバンプからなる導電層を
形成したものを用いることにより、工程の簡略化を図る
ことができる。
【0080】本発明の薄膜磁気ヘッド構造体の製造方法
によれば、上記の効果を有する薄膜磁気ヘッド構造体を
得ることができる。
【0081】本発明の他の薄膜磁気ヘッド構造体の製造
方法によれば、端子形成用基板は、テープに多数配列さ
れた状態である。このため、各端子形成用基板は、薄膜
磁気ヘッド用基板に連続的に位置決め・接合することが
可能となる。このため、端子形成用基板単体を1つずつ
薄膜磁気ヘッド用基板に位置決め・接合するのに比較し
て、自動化の工程を図ることが容易となる。また、キャ
リアテープを利用することにより接続端子とリード端子
の接合、樹脂モールド、磁気ヘッドの電気的特性検査、
端子用形成基板の打ち抜きなどのプロセスが、一連の流
れの中で行なえ、生産性の大幅向上が可能となることは
言うまでもない。また、通常のリードフレームでは、各
リード端子がフレームに短絡接続されるため、リード端
子をフレームから分離しなければリード端子を用いて薄
膜磁気ヘッドの電気的特性を検査することはできない。
これに対して、本発明では複数のリード端子が互いに電
気的に接続されてテープに保持されている。よって、リ
ード端子と接続端子との接続直後であって、端子形成用
基板をテープから分離する前にも、リード端子を利用し
て薄膜磁気ヘッドの素子部の電気的特性を検査すること
ができる。これにより、テープの状態で、リードにヘッ
ドを一括して位置合せした後、それらを一括して接続
し、さらに電気的特性評価を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の概
略構成を示す平面図である。
【図2】図1のI−I線に沿う断面図である。
【図3】図1のP部における薄膜磁気ヘッド部の概略構
成を示す平面図(a)、図3(a)のII−II線に沿
う断面図(b)である。
【図4】本発明の導電層の製造方法の第1工程を示す断
面図である。
【図5】本発明の導電層の製造方法の第2工程を示す断
面図である。
【図6】本発明の導電層の製造方法の第3工程を示す断
面図である。
【図7】本発明の導電層の製造方法の第4工程を示す断
面図である。
【図8】本発明の導電層の製造方法の第5工程を示す断
面図である。
【図9】第1の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の製
造に用いる第1のキャリアテープの概略構成を示す平面
図である。
【図10】第1の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の
製造方法の第1工程を概略的に示す図9のIII−II
I線に沿う拡大断面図である。
【図11】第1の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の
製造方法の第2工程を概略的に示す図9のIII−II
I線に沿う拡大断面図である。
【図12】第1の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の
製造方法の第3工程を概略的に示す図9のIII−II
I線に沿う拡大断面図である。
【図13】第1の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の
製造方法の第4工程を概略的に示す平面図である。
【図14】第1の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の
製造方法の第5工程を概略的に示す平面図である。
【図15】第1の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の
製造に用いる第2のキャリアテープの概略構成を示す平
面図である。
【図16】第1の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の
製造に用いる第3のキャリアテープの概略構成を示す平
面図である。
【図17】第1の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の
製造に用いる第4のキャリアテープの概略構成を示す平
面図である。
【図18】第2の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体を
構成する薄膜磁気ヘッド部(a)、リード基板部(b)
の概略構成を示す平面図である。
【図19】第2の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の
概略構成を示す側面図である。
【図20】第3の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体を
構成する薄膜磁気ヘッド部(a)、リード基板部(b)
の概略構成を示す平面図である。
【図21】第3の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体の
概略構成を示す側面図である。
【図22】本発明の導電層の他の製造方法を概略的に示
す基材の断面図である。
【図23】第1の参考例による薄膜磁気ヘッド構造体に
可撓性プリント基板を取付けた状態を概略的に示す平面
図である。
【図24】本発明のガイドケースの概略構成を示す斜視
図である。
【図25】本発明の薄膜磁気ヘッド構造体をガイドケー
スに挿入した状態を概略的に示す斜視図である。
【図26】従来の薄膜磁気ヘッド構造体の概略構成を示
す平面図である。
【図27】図26のIV−IV線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 Auバンプ 2、102a、202a リード端子 3 ベースフィルム 4 カバーフィルム 11、111、211 外部接続端子 12、112、212 磁性基板 13、113、213 素子部 103、203 ガラス基板 50、150、250 薄膜磁気ヘッド構造体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有し、薄膜磁気ヘッドを含む薄
    膜磁気ヘッド用基板と、 前記薄膜磁気ヘッドに含まれる素子部から延びるように
    前記薄膜磁気ヘッド用基板の主表面上に配置された複数
    個のAlからなる接続端子と、 該接続端子の各々と対応するように配置された複数個の
    リード端子と、 該リード端子を、少なくとも対応する接続端子と対向す
    る部分の表裏両面が露出するようにして保持する端子形
    成用基板と、を備え、 前記接続端子と前記リード端子とは、前記対向する部分
    において、前記リード端子の表面上に形成されたAuバ
    ンプからなる導電層を介して接続されてなることを特徴
    とする薄膜磁気ヘッド構造体。
  2. 【請求項2】 薄膜磁気ヘッドと、該薄膜磁気ヘッドに
    接続するリード端子を有する薄膜磁気ヘッド構造体の製
    造方法であって、 少なくとも表裏両面が露出する部分を有するように複数
    個の前記リード端子を保持する端子形成用基板を準備す
    る工程と、 前記薄膜磁気ヘッドを含み、その薄膜磁気ヘッドに含ま
    れる素子部から延びるように複数個のAlからなる接続
    端子が形成された主表面を有する薄膜磁気ヘッド用基板
    を準備する工程と、 前記リード端子の露出部分にAuバンプからなる導電層
    を形成する工程と、 前記リード端子と前記接続端子の各々が互いに対向する
    ように、前記端子形成用基板と前記薄膜磁気ヘッド用基
    板を配置する工程と、 前記リード端子の露出部分を直接押圧することにより、
    前記リード端子と前記接続端子を前記導電層を介して接
    続する工程と、を備えてなることを特徴とする薄膜磁気
    ヘッド構造体の製造方法。
  3. 【請求項3】 薄膜磁気ヘッドと、該薄膜磁気ヘッドに
    接続するリード端子を有する薄膜磁気ヘッド構造体の製
    造方法であって、 少なくとも露出する部分を有するように複数個のリード
    端子を互いに電気的に絶縁して保持する端子形成用基板
    が所定間隔で複数個形成されたテープを準備する工程
    と、 前記薄膜磁気ヘッドを含み、その薄膜磁気ヘッドに含ま
    れる素子部から延びるように複数個の接続端子が形成さ
    れた主表面を有する複数個の薄膜磁気ヘッド用基板を準
    備する工程と、 前記リード端子の露出部分および前記接続端子のいずれ
    か一方に導電層を形成する工程と、 前記テープを一定ピッチで送りながら、順次、前記リー
    ド端子と前記接続端子の各々が互いに対向するように、
    前記テープに形成された前記端子形成用基板の各々に前
    記薄膜磁気ヘッド用基板の各々を配置して、前記リード
    端子の露出部分と前記接続端子を前記導電層を介して接
    続していく工程と、 前記リード端子を利用して前記素子部の電気的特性を検
    査する工程と、 前記端子形成用基板を前記テープから分離する工程と、
    を備えてなることを特徴とする薄膜磁気ヘッド構造体の
    製造方法。
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