JP2927950B2 - 制御放出組成物 - Google Patents

制御放出組成物

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JP2927950B2
JP2927950B2 JP2513883A JP51388390A JP2927950B2 JP 2927950 B2 JP2927950 B2 JP 2927950B2 JP 2513883 A JP2513883 A JP 2513883A JP 51388390 A JP51388390 A JP 51388390A JP 2927950 B2 JP2927950 B2 JP 2927950B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K9/2086Layered tablets, e.g. bilayer tablets; Tablets of the type inert core-active coat

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Description

【発明の詳細な説明】 すべての制御放出医薬製品は、共通して、非制御放出
の対照医薬製品が達成する以上に医薬による治療を改良
する目的を持っている。医療で最適に設計された制御放
出製剤を使用する場合、理想的なのは、最少量の医薬を
使用して、最短時間で症状を治癒もしくは制御するとい
う特徴を有する場合である。
一般に、制御放出製剤は、いくらかの所望の期間一定
の薬理活性を維持するのに必要な速度で活性物質を放出
することができる医薬組成物である。このような剤形
は、予め決められた期間、人体に医薬を供給して、通常
の非制御製剤より長期間にわたって、治療範囲の医療濃
度を維持する。
通常処方の剤形では多量の投与量を与えることによっ
て、医薬濃度は、より長期間にわたって治療範囲に維持
することができる。しかし、この方法は通常適切な方法
ではない。というのは、このような投与量は有毒な医薬
濃度になることがあるからである。代わりの別の方法と
して、時間間隔をおいて医薬を再々投与する方法がある
が、この方法によれば医薬濃度が変動化、いわゆるピー
ク値−最低値(peak and valley)作用が起こる。この
方法は一般にいくつもの潜在的な問題が付随する。例え
ば大きなピーク値(中毒作用)と最低値(非活性の医薬
濃度)の作用がありかつ患者の服用が遵守されないため
に医薬による治療が非能率的になるかもしくは失敗に終
るという問題がある。
制御放出製剤は、医薬の全投与量のうちの予め決めら
れた一部分を急速に放出するように設計することができ
る。この負荷投与量は、その医薬の生物医薬特性によ
り、できるだけ速く所望の薬理応答をする医薬の量であ
る。治療薬剤を最初に突発放出し(burst release)、
次いでその薬剤を特に一定速度で放出するような製剤
は、例えばヨーロッパ特許願第103,387号、同第117,164
号および米国特許第4,576,604号に記載されており公知
である。
上記制御放出製剤は長時間作用性で、薬剤を徐々に放
出する。しかしこれらの種類の製剤は、あいにく生物学
的利用率が低下し、さらに生物内に長期間わたって治療
医薬濃度を維持しようとすると、耐性と慢性毒性を発生
させることがある。
除放性もしくは長時間作用性の製剤の場合、活性物質
は、一定の制御された速度で製剤から連続的にゆっくり
と放出される。しかし、かような製剤からの活性物質の
放出を中断すること、すなわち時間間隔をおいて放出す
ることは不可能である。
しかし、日周リズムもしくはバイオリズムの作用が治
療中の症状に影響する各種の疾患を治療するのに、医薬
濃度のある種の変動が有利であると最近では容認されて
いる。例えばいくつかの生理活性物質はある時間間隔を
おいて周期的に生体内で産生するので、かような物質
は、予め決められた時間間隔をおいて活性物質を周期的
に放出する剤形で投与することが望ましい。このような
場合、適切な投与計画によって、治療される特定の症状
の要求に対して特異的な応答がもたらされる。
各種の反復作用製剤が知られているが、例えばスパン
スルス(Spansuls,登録商標)は、各錠剤毎に、4つま
での投与単位が用いられている。この場合、各投与単位
は、医薬の特性と製造工程によって、予め決められた時
間間隔をおいて放出される。反復作用製剤は、ゆっくり
と溶解する種々の厚みの被覆物質で、医薬の個々の粒子
もしくは顆粒を被覆することによって得ることができ
る。被覆物の溶解に必要な時間は、被覆物の厚さと被覆
物質の溶解速度の関数である。
不連続パルスで活性物質を制御放出するその他の医薬
放出システムは、例えばヨーロッパ特許願第132,384
号、同第199,362号および同第246,819号、イギリス特許
願第2,189,995号、ならびに日本特許願第110622/1989年
に記載されている。これらの特許願に記載されている医
薬放出システムには、ヒドロゲル、浸透システム、リポ
ソームおよび多重層錠剤が含まれる。活性物質の放出
は、特に、活性物質の製剤を通じての拡散、または製剤
の内層と周囲の媒体間の浸透圧の差に基づいて行われ
る。
これらの拍動放出製剤にはいくつもの欠点がある。例
えば、活性物質をリポソームから厳密に制御して放出す
ることは困難である。これは、例えばリポソーム製剤に
関連する物理的安定性の問題が原因である。さらに、こ
の浸透システムは、ヒトに経口投与した後、望ましくな
い副作用があることが最近明らかになった。
発明の要約 活性物質の突発放出を最初ではなくて予め決められた
時間に正確に調節して行い、かつ公知の技術の制御放出
組成物に付随する欠点がない新規な制御放出組成物を製
造てきることが見出されたのである。その上この組成物
は、マトリックス層に埋包された同じかもしくは異なる
活性物質の制御された一定量の放出を任意に行うことが
できる。
この発明は、単一もしくは複数の表面が実質的に一定
速度で浸蝕されることによって少なくとも1つの活性物
質を水性相に制御放出する組成物に関し、その組成物
は、 A)少なくとも1つの活性物質と任意に少なくとも1つ
の充填剤とからなり、活性物質が実質的に均一に分散さ
れている少なくとも1つの層、ならびに下記の層:すな
わち B)実質的に水溶性の1つの結晶性ポリマーまたは実質
的に水溶性の複数の結晶性ポリマーの混合物のマトリッ
クス, 上記結晶性ポリマー相と相容性の少なくとも1つのド
メインと実質的に親油性の少なくとも1つの他のドメイ
ンを有し、融点が結晶性ポリマーより低い単一もしくは
複数の化合物からなる界面活性剤であって、この界面活
性剤と上記結晶性ポリマーの合計量の0〜50重量%の量
で上記結晶性ポリマーの相に分散された水に分散性もし
くは水溶性の単一もしくは混合物の界面活性剤,および 任意に充填剤からなる層、および C)実質的に水溶性の1つの結晶性ポリマーまたは実質
的に水溶性の複数の結晶性ポリマーの混合物, 上記結晶性ポリマー相と相容性の少なくとも1つのド
メインと実質的に親油性の少なくとも1つの他のドメイ
ンとを有し、融点が結晶性ポリマーより低い単一もしく
は複数の化合物からなる界面活性剤であって、この界面
活性剤と上記結晶性ポリマーの合計量の0〜50重量%の
量で上記結晶性ポリマーの相に分散された水に分散性も
しくは水溶性の単一もしくは混合物の界面活性剤,およ
び 任意に充填剤からなるマトリックスに実質的に均一に
分散された少なくとも1つの活性物質からなる層、 のうち少なくとも1つの層を有し, この組成物は、任意に、上記の層A)、B)もしくは
C)の少なくとも1つを水性相に暴露させる少なくとも
1つの開口を有するコーティングを備え, 層B)とC)のマトリックス中の界面活性剤が、結晶
性ポリマーマトリックス中の粒子間および該マトリック
ス中の亀裂内のドメインおよび結晶性ポリマーマトリッ
クス自体内のドメインの水親和性を減少させる修復媒体
としての機能を有し、これによって、ポリマー結晶間の
界面における水の拡散を実質的になくして、組成物内へ
の水の拡散をマトリックスの表面層までに実質的に限定
し、その結果、層B)とC)のマトリックスの浸蝕を、
主として、水性相に暴露された組成物の単一もしくは複
数の表面に対する水性相の溶解作用により、かつ実質的
に一定でpHに依存しない速度で行い、 該組成物は、これを投与した際に少なくとも1つの層
B)もしくはC)が水性相に暴露されるよう構成され、
前記層は、活性物質を含有し離れて位置している少なく
とも1つの層A)を、組成物を投与してから少なくとも
約15分後の予め決められた期間の後、水性相に暴露させ
る厚さを有している。
またこの発明は上記組成物の製造方法に関する。した
がって、この発明はさらに、組成物の単一もしくは複数
の表面を実質的に一定の速度で浸蝕することによって、
少なくとも1つの活性物質を水性相に制御放出する組成
物の製造方法に関し、その方法は、 A)少なくとも1つの活性物質と任意に少なくとも1つ
の充填剤とからなり、活性物質が実質的に均一に分散さ
れている少なくとも1つの層、ならびに下記の層:すな
わち B)実質的に水溶性の1つの結晶ポリマーまたは実質的
に水溶性の複数の結晶性ポリマーの混合物のマトリック
ス, 上記結晶性ポリマー相と相容性の少なくとも1つのド
メインと実質的に親油性の少なくとも1つの他のドメイ
ンとを有し、融点が結晶性ポリマーより低い単一もしく
は複数の化合物からなる界面活性剤であって、この界面
活性剤と上記結晶性ポリマーの合計量の0〜50重量%の
量で上記結晶性ポリマーの相に分散された水に分散性も
しくは水溶性の単一もしくは混合物の界面活性剤,およ
び 任意に充填剤,からなる層、および C)実質的に水溶性の1つの結晶性ポリマーまたは実質
的に水溶性の複数の結晶性ポリマーの混合物, 上記結晶性ポリマー相と相容性の少なくとも1つのド
メインと実質的に親油性の少なくとも1つの他のドメイ
ンとを有し、融点が結晶性ポリマーより低い単一もしく
は複数の化合物からなる界面活性剤であって、この界面
活性剤と上記結晶性ポリマーの合計量の0〜50重量%の
量で上記結晶性ポリマーの相に分散された水に分散性も
しくは水溶性の単一もしくは混合物の界面活性剤,およ
び 任意に充填剤からなるマトリックスに実質的に均一に
分散された少なくとも1つの活性物質からなる層、 のうち少なくとも1つの層を形成して、積層組成物を
作製し、任意に、層B)、A)もしくはC)の少なくと
も1つの水性相に暴露させる少なくとも1つの開口を有
するコーティングを組成物に設けることからなり、 層B)とC)のマトリックス中の界面活性剤が、結晶
性ポリマーマトリックス中の粒子間および該マトリック
ス中の亀裂内のドメインおよび結晶性ポリマーマトリッ
クス自体内のドメインの水親和性を減少させる修復媒体
としての機能を有し、これによって、ポリマー結晶間の
界面における水の拡散を実質的になくして、組成物内へ
の水の拡散をマトリックスの表面層までに実質的に限定
し、その結果、層B)とC)のマトリックスの浸食を主
として、水性相に暴露された組成物の単一もしくは複数
の表面に対する水性相の溶解作用により、かつ実質的に
一定でpHに依存しない速度で行い、 該組成物は、これを投与した際に少なくとも1つの層
B)もしくはC)が水性相に暴露されるよう構成され、
前記層は、活性物質を含有し離れて位置している少なく
とも1つの層A)を、組成物を投与してから少なくとも
約15分後の予め決められた期間の後、水性相に暴露させ
る厚さを有している。
発明の詳細な開示 この発明の組成物は、活性物質を水性液体環境中に制
御放出することを希望する場合はいつでも有用である。
以下の説明において、“制御放出”という用語は、予め
決められた時間に、予め決められた放出期間を通じて所
望の速度で放出することを指定するのに用いる。
この発明の組成物は、活性物質が、投与してから少な
くとも約15分後の予め決められた時間に有利に放出され
なければならない症状の治療に適している。
活性物質の吸収が、ある領域、例えば胃腸器官に、限
定されるかまたはその領域で著しく良好に進行する場
合、遅延吸収が特に適切である。吸収窓が狭いかような
医薬には、例えばカプトプリル、アミノ酸類、ビタミン
類、無機質類およびペプチド類が含まれる。この発明の
組成物からの医薬の放出は、予め決められた時間に起こ
り、上記の医薬の場合、一般に約1〜12時間、より一般
的に約3〜8時間で起こる。
日周リズムもしくはバイオリズムの作用が治療される
症状に影響を与えることがある疾患を治療する場合、ま
たは有効な治療が眼覚める前の早朝が望ましい場合も、
活性物質の遅延吸収が望ましい。このような活性物質と
しては、性ホルモン類、抗性ホルモン類、抗片頭痛剤、
本態性高血圧症および起立性低血圧症に対する医薬を含
む心臓血管用薬剤、冠状動脈拡張剤、抗ぜん息剤、利尿
剤、抗炎症剤、鎮痛剤、ステロイド剤、およびメトトレ
キサートとロイコボリンの組合せを含む抗癌剤が含まれ
る。このような場合、活性物質の放出は、一般に投与し
てから約6〜10時間後に起こる。
小腸もしくは結腸に局在している疾患の治療には、活
性物質の遅延放出がさらに重要である。かような疾患は
経口ルートで投与することによって治療することが多い
ので、この治療には、胃腸器官による非特異的吸収が主
として原因であるいくつかの欠点である。したがって、
患部に有効濃度の医薬を得るために、高い投与量を与え
ねばならず、その結果、重篤な局部的および全身的な副
作用がもたらされる。このような場合、遅延放出によっ
て、特定の患部における局在的医薬作用が追加の副作用
なしでもたらされる。結腸中に単独で活性物質を放出す
るには、例えば、活性物質なしの外層B)を含有し、そ
の外層が投与してから約6〜20時間後に完全に浸蝕され
る組成物が必要である。
この発明の組成物は、例えば非ステロイドの抗炎症剤
で慢性関節リューマチもしくは関連する障害を治療する
際に使用するのにが特に適切である。この場合、従来公
知の制御放出製剤では、無痛覚が必要なときに充分な量
の活性薬剤を放出することができないので血液中には不
充分な医薬濃度しか得られない。この発明の組成物は、
予め決められた時間、例えば目覚める前の朝に正しい量
の医薬を放出できる。この時間に、姿勢を急激に変化さ
せると未治療の朝の硬直が起こり、関節炎の患者に対し
て激しい痛みをもたらす。
マトリックス層B)および/またはC)の厳密に制御
された浸蝕を行わせるためには、これらのマトリックス
は、この発明の組成物が導入される身体の部位(例えば
直腸を含む胃腸器官および膣)、またはカテーテルによ
って導入される身体空洞部の部位(例えば膀胱、肝臓骨
盤、胆嚢、子宮、中枢神経系腔、感染性/悪性/手術後
の空洞など)に依存する水性相に対して実質的に不透過
性でなければならない。マトリックス層の厳密に制御さ
れ再現性のある浸蝕が、活性物質の厳密に制御された放
出速度を得るために前もって必要である。これは、水の
作用をマトリックスの表面に限定することによって得ら
れる。水性相は組成物の表面に対してのみ作用するの
で、層A)に存在し任意に層C)に埋包されている活性
物質は、その活性物質がマトリックス層B)の表面に存
在しているかまたはマトリックスB)もしくはC)が浸
蝕されて層A)が水の作用を受けやすくなったときに対
象の水性相に暴露され放出される。
水の拡散を実質的に排除した組成物中に活性物質を含
有させると、組成物を一層安定化させ、その結果組成物
を予め決められた時間水性層に暴露した場合でも、活性
物質は無傷で活性を保持している。不安定な医薬物質の
大部分は、加水分解によってすなわち水の作用によって
分解する。加水分解する前に、医薬は水性相と相互に作
用しなければならない。この発明の組成物に埋包された
活性物質は、組成物から放出された場合またはその放出
の直前にしか利用できないので、活性物質の加水分解反
応は、医薬が放出されるときに起こるだけである。それ
故にかような組成物は、組成物が水性相中に存在してい
る全期間にわたって活性物質の安定性を保証する。
この反応の組成物の性質に基づいて、特定の期間にわ
たって、活性物質の一定の放出速度を任意に組合わせ
て、実質的に制御された拍動放出を得ることができる。
放出される医薬の量は、対象の治療に必要な投与量に相
当し、その結果、例えば1日に何回も間隔をおいて医薬
を投与する必要がある厳密な投与計画に執着する必要は
ない。各々が独立の放出パターンに従う2つ以上の活性
物質を組合わせることができるが、かような物質の放出
パターンは同じであってもよい。
他の公知の制御放出組成物に比べて、この発明の組成
物に加えられる利点は、この発明の組成物は、比較的簡
単で安価な方法、例えば押出成形法もしくは射出成形法
によって製造できるということであり、これについて以
下にくわしく説明する。さらにこの発明の組成物は、組
成物の大きさの割には高濃度の活性物質を含有させるこ
とができる。このことは明らかに大きな利点である。そ
の理由は、組成物を不必要に大きくすることなしに必要
量の活性物質を放出させることができるからである。そ
の上に、難溶性もしくは不溶性の活性物質は、他の方法
では投与が困難であるが、この発明の組成物には容易に
組込むことができる。その理由はこのような物質は界面
活性剤の親油性ドメインと相容性だからである。
投与される活性物質の特定の各タイプおよび治療され
る特定の各症状に対して、特定の放出パターンが必要で
ある。この発明の組成物は、生体内の試験によるか、ま
たは、好ましいことが多いが、生体外のデータと生体内
のデータとの間の相関関係を得ることができる場合は生
体外試験を標準化して利用することによって、生体内放
出パターンに特に必要な事項に対して適合させることが
できる。生体外試験として適切なのは、例えば米国薬局
方USPXX IIに記載されている各種の標準化された溶解試
験法である。生体外と生体内の試験法間の相関関係を確
認する方法は当該技術分野の熟練者にとっては公知の方
法である。
本願で用いられる“活性物質”という表現には、この
発明の組成物から放出されて有利な結果をもたらすこと
ができるすべての化合物またはその混合物が含まれる。
活性で有利な薬剤には、殺虫剤、除草剤、殺菌剤、殺生
物剤、殺藻剤、殺そ剤、殺真菌剤、殺虫剤、抗酸化剤、
植物成長促進剤、植物成長阻害剤、防腐剤、消毒剤、滅
菌剤、触媒、化学的反応物質、醗酵剤、触媒、化学的反
応物質、醗酵剤、食品補助剤、栄養素、化粧品、医薬と
して活性な物質(医薬)、ビタミン、性殺菌剤、排卵阻
害剤、排卵促進剤、空気清浄剤、微生物弱毒剤、生態学
上の薬剤およびそれらが用いられる環境に役立つ他の薬
剤が含まれる。
本願において用いられる“医薬”という用語には、動
物、ヒトと霊長類を含む特に哺乳類に局部的もしくは全
身的に作用を起こす生理的もしくは薬理的に活性な物質
が含まれる。その外の動物には、家畜類、スポーツ用も
しくは農場用の動物が含まれ、例えばヒツジ、ヤギ、
牛、馬および豚,マウス、ラットおよびモルモットのよ
うな実験動物,魚,鳥,は虫類,および動物園の動物が
含まれる。本願で用いられる“生態学上の薬剤”という
用語は、環境中の植物または動物に生物学的作用を行う
非医薬物質を意味する。生態学上の薬剤は、殺昆虫剤の
ような殺虫剤、または除草剤、肥料、フェロモン、また
は植物成長ホルモンなどである。
医薬組成物は少なくとも1つの活性物質の層A)およ
び少なくとも1つの層B)またはC)で構成され、B)
とC)の層は、1つの実質的に水溶性の結晶ポリマー、
または実質的に水溶性の結晶ポリマーの混合物のマトリ
ックスを含有している。
活性物質 活性医薬層は、単独の成分として活性物質だけを含有
していてもよいが、一般に、医薬の生物学的利用能を改
善するため、または製造工程を便利にするために、各種
の充填剤が添加される。
この発明の組成物に含有させる医薬として活性な単一
もしくは複数の活性物質は、多くの治療範疇から選択さ
れ、特に経口、直腸、膣から投与するか、または身体の
空洞(例えば膀胱、腎臓骨盤、胆嚢、子宮、中枢神経系
腔、感染性/悪性/手術後の空洞など)に投与するのが
有利な物質から選択される。かような物質の例には、催
眠薬、鎮静薬、精神安定薬、抗痙攣薬、筋肉弛緩薬、鎮
痛薬、抗炎症薬、麻酔薬、鎮痙薬、抗潰瘍薬、抗寄生虫
薬、抗微生物薬、抗真菌薬、心臓血管薬、利尿薬、細胞
増殖抑制薬、抗悪性腫瘍薬、抗ウイルス薬、抗緑内障
薬、抗うつ薬、交感神経興奮薬、低血糖薬、診断薬、せ
き止め薬、下剤抗パーキンソン病薬、局所麻酔薬、筋肉
収縮薬、抗マラリヤ薬、ホルモン薬、避妊薬、食欲減退
薬、抗糖尿病薬、抗関節炎薬、血圧降下薬、下熱薬、抗
コリン作動薬、気管支拡張薬、中枢神経系、変力薬、血
管拡張薬、充血緩和薬、補血薬(ヘマチニック)、電解
質補助薬、殺菌剤、副交感神経興奮薬、副交感神経抑制
薬、制吐薬、精神興奮薬、ビタミン、β遮断薬、H−2
遮断薬、β−2アゴニスト、反対刺激薬、凝集調整薬、
刺激薬、抗ホルモン薬、医薬拮抗薬、脂質調節薬、尿酸
排泄促進薬、強心配糖体、麦角とその誘導体、去痰薬、
筋弛緩薬、抗ヒスタミン薬、下剤、造影剤、放射性医薬
品、イメージング薬、抗アレルギー薬が含まれる。
特異的な活性物質の例は次のとおりである。
コデイン、エチルモルフィン、デキストロメトルファ
ン、ノスカピン、ペントキシベリン、アセチルシステイ
ン、ブロムヘキシン、エピネフリン、イソプレナリン、
オルシプレナリン、エフェドリン、フェノテロール、リ
ミテロール、イプラトロピウム、コリンテオフィリナー
ト、プロキシフィリン、ベクロメタゾン、ブデソニド、
デスラノシド、ジゴキシン、ディジトキシン、ディソピ
ラミド、プロシラリジン、キニジン、プロカインアミ
ド、メキシレチン、フレカイニド(flecainide)、アル
プレノロール、プロプロアノロール、ナドロール、ピン
ドロール、オクスプレノロール、ラベタロール、チモロ
ール、アテノロール、ペンタエリトリチルテトラ硝酸、
イソソルビドジ硝酸、イソソルビドモノ硝酸、ニフェジ
ピン、フェニルアミン、ベラパミル、ジルチアゼム、シ
クランデラール、ニコチニルアルコール、イノシトール
ニコチナート、アルプロスタトジル、エチレフリン、プ
レナルテロール、ドブタミン、ドパミン、ジヒドロエル
ゴタミン、グアネチジン、ベタニジン、メチルドパ、レ
セルピン、グアンファシン、トリメタファン、ヒドララ
ジン、ジヒドララジン、プラゾシン、ジアゾキシド、カ
プトプリル、ニフェジピン、エナラプリル、ニトロプル
シド、ベンドロフルメチアジド、ヒドロクロルチアジ
ド、メチルクロルチアジド、ポリチアジド、クロルタリ
ドン、シネタゾン、クロパミド、メフルシド、メトラゾ
ン、ブタタニド、エタクリナシド、スピロノラクトン、
アミロリド、クロフイブラート、ニコチン酸、ニチェリ
トロール、ブロムフェニルアミン、シンナリジン、デク
スクロルフェニルアミン、クレマスチン、アンタゾリ
ン、シプロヘプタジン、プロメタジン、シメチジン、ラ
ニチジン、スクラルファート、パパベリン、モクサベリ
ン、アトロピン、ブチルスコポラミン、エメプロン、グ
ルコピロン、ヒヨスチアミン、メペンソラール、メチル
スコポラミン、オキシフェンシクリミン、プロバンテリ
ン、テロジリン、センナグリコシド類、サグラダエクス
トラクト、ダントロン、ビサコジル、ピコスルファート
ナトリウム、エツロス、ジフェノールキシレート、ロペ
ルアミド、サラゾスルファピリジン、ピルビン、メベン
ダゾール、ジメチコン、フェロフマラート、フェロスク
シナート、フェリテトラセミナトリウム、シアノコバラ
ミン、葉酸ヘパリン、ヘパリンコファクター、ジクルマ
ロール、ワルファリン、ストレプトキナーゼ、ウロキナ
ーゼ、第VIII因子、第IX因子、ビタミンK、チオテパ、
ブスルファン、クロラムブシル、シクロホスファミド、
メルファラン、カルムスチン、メルカプトプリン、チオ
グアニン、アザチオプリン、シタラビン、ビンブラスチ
ン、ビンクリスチン、ビンデシン、プロカルバジン、ダ
カルバジン、ロムスチン、エストラムスチン、テニポシ
ド、エトポシド、シスプラチン、アムサクリン、アミノ
グルテチミド、ホスフェストロール、メドロキシプログ
レステロン、ヒドロキシプログレステロン、メゲステロ
ール、ノルエチステロン、タモキシフェン、シクロスポ
リン、スルフィソミジン、ベンジルペニシリン、フェノ
キシメチルペニシリン、ジクロキサシリン、シクロキサ
シリン、フルクロキサシリン、アンピシリン、アモキシ
シリン、ピブアンピシリン、バカンピシリン、ピペラシ
リン、メズロシリン、メシリナム、ピブメシリナム、セ
ファロチン、セファレキシン、セフラジン、セファドロ
キシル、セファクロール、セフロキシム、セフォタキシ
ム、セフタジジム、セファキシチン、アズトレオナム、
イミペネム、シラスタチン、テトラサイクリン、リメシ
クリン、デメクロシクリン、メタシクリン、オキシテト
ラシクリン、ドキシシクリン、クロラムフェニコール、
スピラミシン、フシジン酸、リンコマイシン、クリンダ
マイシン、スペクチノマイシン、リファンピシン、アム
ホテリシンB、グリセオフルビン、ナイスタチン、バン
コマイシン、メトロニダゾール、チニダゾール、トリメ
トプリム、ノルフロキサシン、サラゾスルファピリジ
ン、アミノサリル、イソニアジド、エタンブトール、ニ
トロフラントイン、ナリジクス酸、メテナミン、クロロ
キン、ヒドロキシクロロキン、チニダゾール、ケトコナ
ゾール、アシクロビール、インターフェロン、イドクス
ウリジン、レチノール、チアミン、デクスパンテノー
ル、ピリドキシン、葉酸、アスコルビン酸、トコフェロ
ール、フィトミナジオン、フェンフルラミン、コルチコ
トロピン、テトラコサクチド、チロトロピン、ソマトト
ロピン、ソマトレム、バソプレシン、リプレシン、デス
モプレシン、オキシトシン、クロリオンゴナドトロピ
ン、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、フルドロコルチゾ
ン、プレドニゾン、プレドニゾロン、フルオキシメステ
ロン、メステロロン、ナンドロロン、スタノゾロール、
オキシメトロン、シプロテロン、レボチロキシン、リオ
チロニン、プロピルチオウラシル、カルビマゾル、チア
マゾル、ジヒドロタキステロール、アルファカルシドー
ル、カルシチロール、インスリン、トルブタミド、クロ
ルプロパミド、トラザミド、グリピジド、グリベンクラ
ミド、フェノバルビタール、メチルプリロン、ピリチル
ジオン、メプロバマット、クロルジアゼポキシド、ジア
ゼパム、ニトラゼパム、オキサゼパム、ジカリウムクロ
ラゼパット、ロラゼパム、フルニトラゼパム、アルプラ
ゾラム、ミダゾラム、ヒドロキシジン、クロメチアゾー
ル、プロピオンマジン、アリメマジン、クロルプロマジ
ン、レボメプロマジン、アセトフェナジン、フルフェナ
ジン、ペルフェナジン、プロクロルペラジン、トリフル
オペラジン、ジキシラジン、チオリダジン、ペリシアジ
ン、クロルプロチキセン、ズクロペンチゾール、フルペ
ンチゾール、チチキセン、ハロペリドール、トリミプラ
ミン、オピプラモル、クロルミプラミン、デシプラミ
ン、ロフェプラミン、アミトリプチリン、ノルトリプチ
リン、プロトリプチリン、マプトロチリン、カフェイ
ン、シンナリジン、シクリジン、ジメンヒジナート、メ
クロジン、プロメタジン、チエチルペラジン、メトクロ
プラミド、スコポルアミン、フェノバルビタール、フェ
ニトイン、エトスクシミド、プリミドン、カルバマゼピ
ン、クロナゼパム、オルフェナドリン、アトロピン、ベ
ンサトロピン、ビペリデン、メチキセン、プロシリジ
ン、レボドパ、ブロモクリプチン、アマンタジン、アン
ベノン、ピリドスチグミン、シンスチグミン、ジスルフ
ィラム、モルフィン、コデイン、ペンタゾシン、ブプレ
ノルフィン、ペチジン、フェノペリジン、フェンタニ
ル、メタゾン、ピリトラミド、デクストロプロポキシフ
ェン、ケトベミドン、アセチルサリチル酸、フェナゾ
ン、フェニルブタゾン、アザプロパゾン、ピロキシカ
ム、エルゴタミン、ジヒドエルゴタミン、シプロヘプタ
ジン、ピジチフェン、フルメドロキソン、アロプリノー
ル、プロベネシド、ナトリウムマウロチオマラート、オ
ーロノフィン、ペニシラミン、エストラジオール、エス
トラジオールバレリアナート、エストリオール、エチニ
ルエストラジオール、ジヒドロゲステロン、リネストレ
ノール、メドロキシプログレステロン、ノレチステロ
ン、シクロフェニル、クロミフェン、レボノルゲストレ
ル、メストラノル、オルニダゾール、チニダゾール、エ
コナゾール、クロトリマゾール、ナタマイシン、ミコナ
ゾール、スルベンチン、メチルエルゴタミン、ジノプロ
スト、ジノプロストン、ゲメプロスト、ブロモクリプチ
ン、フェニルプロパノールアミン、ナトリウムクロモグ
リカート、アゼトアゾルアミド、ジクロフェナミド、ベ
タカルテン、ナロキソン、葉酸カルシウム、特にクロニ
ジン、テオフィリン、ジピラダモル、ヒドロクロルチア
ジド、スコポルアミン、インドメタシン、フロセミド、
塩化カリウム、モルフィン、イブプロフェン、サルブタ
モル、テルブタリンである。
医薬は、種々の形態であってもよい。例えば非荷電分
子、分子錯体、ならびに塩酸、臭化水素酸、硫酸、ラウ
リル酸、パルミチン酸、リン酸、亜硝酸、ホウ酸、酢
酸、マレイン酸、酒石塩、オレイン酸、およびサリチル
酸の塩のような医薬として許容される塩がある。酸性の
医薬に対しては、金属、アミン、アミノ酸、有機カチオ
ン、第4級アンモニウムの塩を用いることができる。こ
の発明で用いるのに適切な溶解性の特性を有するエステ
ル、エーテルおよびアミドのような医薬の誘導体は、単
独もしくは他の医薬と混合して用いることができる。本
発明の組成物から誘導体を放出した後、その誘導体は酵
素によって変換され、身体のpHもしくは他の代謝プロセ
スによって加水分解されて、親の医薬もしくは他の生物
活性形態になる。
この発明の組成物はその上に、ポリペプチド類を放出
するのに適切である。ポリペプチドとしては、例えば成
長ホルモンのようなホルモン類,リパーゼ類、プロテア
ーゼ類、カルボヒドラート類、アミラーゼ類、ラクトフ
ェリン、ラクトペルオキシダーゼ類、リゾチーム類、ナ
ノパルチクル類などのような酵素,および抗生物質があ
る。またこの発明の組成物は、生きているか、弱毒化さ
れているかまた死んだ微生物例えば細菌、連鎖球菌のエ
ス・フェカーリス、桿菌のバシラス・サチリスとバシラ
ス・リヘニフォルミス、ラクトバクテリアのような胃腸
細菌、コウジカビ菌類、ビフィドジェニック因子(bifi
dogenic factor)、または常在ウイルス類、エンテロウ
イルス類のようなウイルス、バクテリオファージをワク
チンとして放出するのに利用したり、パン酵母、サッカ
ロミセス・セレビシェ(Saccharomyces cerevisiae)お
よび不完全真菌のような真菌の放出に利用することがで
きる。この発明の組成物はまた、リポソーム類、シクロ
デキストリン類、ナノ粒子、ミセルおよび脂肪のような
特定の担体中の活性薬剤を放出するのに使用することが
できる。
この発明の組成物が適しているその他の用途は、膣に
抗菌薬剤を放出する用途である。かような薬剤の例は、
抗真菌剤のイミダゾール抗真菌剤、例えばクロトリマゾ
ール、エコナゾール、ケトコナゾールおよびミコナゾー
ル、ポリエン抗真菌抗生物質の例えばナイスタチン,お
よび抗原虫剤の例えばメトロニダゾールおよびオルニダ
ゾールである。
この発明の組成物が適している他の用途は、動物に活
性物質を放出する用途である。獣医用途に用いるかよう
な活性物質の例は、抗寄生虫薬類、コルチコステロイド
類、抗生物質類、抗炎症薬類、成長促進剤類およびパー
ミタント類(permittants)、抗真菌剤類および駆虫薬
類である。
この発明の組成物に含有される活性物質は、固体形態
かまたは層A)および/または層C)の1つに溶解され
た形態であってもよい。
固体粉末の形態でこの発明の組成物によって投与され
る活性物質は、粒径が通常約0.1μm〜約500μmであ
り、一般に約0.5μm〜約300μmで、より一般に約1μ
m〜約200μmであり、特に約3μm〜約100μmであ
る。
充填剤類 層A)中に活性物質と組合わせて用いられる充填剤
は、通常の錠剤用もしくはカプセル用の賦形剤から選択
することができる。これらの賦形剤としては、希釈剤、
例えばリン酸二カルシウム、硫酸カルシウム、ラクトー
スもしくはスクロースなどの二糖類、セルロース、セル
ロース誘導体、カオリン、マンニトール、乾燥でんぷ
ん、グルコースなどの単糖類、デキストリンなどの多糖
類、スルビトール、イノシトールまたはその混合物;結
合剤、例えばアラビヤゴム、アルギン酸ナトリウム、で
んぷん、ゼラチン、糖類(グルコース、スクロース、デ
キストロースおよびラクトースを含む)、糖蜜、トチャ
カのエキス、パンウオーガム(panwar gum)、ガッチー
ガム(ghatti gam)、イソポル・フスク(isapol hus
k)の粘液、カルボキシメチルセルロース、メチルセル
ロース、ベーガム(veegum)、カラマツのアラボラクタ
ン、ポリエチレングリコール類、エチルセルロース、
水、アルコール類、ワックス類、ポリビニルピロリド
ン、またはその混合物;潤滑剤、例えばタルク、ステア
リン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステア
リン酸、水素化植物油、安息香酸ナトリウム、塩化ナト
リウム、ロイシン、カーボワックス4000、ラウリル硫酸
マグネシウム、コロイド二酸化ケイ素、およびその混合
物;崩壊剤、例えばデンプン類、クレー類、クロスカル
メロース(croscarmellose)を含むセルロース誘導体、
ガム類、アルギン類、炭酸水素塩と弱酸との各種の組合
わせ(例えば炭酸水素ナトリウム/酒石酸もしくはクエ
ン酸)、クロスポビドン類、デンプングリコール酸ナト
リウム、寒天、カチオン交換樹脂、シトラスパルプ(ci
trus pulp)、天然海綿、ベーガムHV、ベントナイト、
またはその混合物;揮発性溶媒、例えば水性アルコール
類を含むアルコール類、石油ベンジン、アセトン、エー
テルまたはその混合物;可塑剤、例えばソルビトールお
よびグリセリン;その他の例えばカカオバター,ポリエ
チレングリコールの例えば分子量が約1,000〜500,000ダ
ルトン、一般的に約1,000〜100,000ダルトン、より一般
的に約1,000〜50,000ダルトン、特に約1,000〜10,000ダ
ルトン、特別に約1,500〜5,000ダルトンのものおよびそ
の混合物、水素化植物油、グリセリンで処理したゼラチ
ン(glycerinated gelatin)またはその混合物がある。
さらにこの発明の組成物は、上品で味のよい製剤を提供
するために、甘味剤、風味剤および着色剤からなる群か
ら選択される1つ以上の薬剤を含有させてもよい。着色
剤の例は、水溶性のFD&C染料、ならびにこの染料と、
対応するレーキおよびAmstar社のDi−PaCのようなダイ
レクト・コンプレッションシュガー類(direct compres
sion sugar)との混合物がある。さらに、着色染料の移
行阻害剤として例えばトラガカントゴム、アラビヤゴム
もしくはアタパルジャイトタルクを添加してもよい。
マトリックス 結晶性ポリマーのマトリックスには一般に、例えばホ
モポリマーおよび/またはコポリマーの形態のポリグリ
コールが含まれる。好ましいポリマーはポリエチレング
リコール類および/またはエチレンオキシドとプロピレ
ンオキシドのブロックコポリマーである。結晶性ポリマ
ーマトリックスに用いるのに適切なポリエチレングリコ
ール類は、分子量が約10,000〜500,000ダルトンで、一
般に約15,000〜約300,000ダルトン、さらに一般的に約2
0,000〜約300,000ダルトンおよび特に約25,000〜約200,
000ダルトンであり、特別に約30,000〜約150,000ダルト
ンである。好ましいポリエチレングリコールは、分子量
が約35,000ダルトンのものである。代表的なブロックコ
ポリマーは、約30重量%までのポリプロピレンオキシド
によるブロックで構成され、分子量が約5000ダルトンよ
り大で、一般に約5000〜約30,000ダルトン、より一般的
なものは約8000〜約15,000ダルトンである。
分子量 ポリエチレングリコールはエチレングリコールの縮合
重合体の混合物である。この重合体は一般式H(OCHβC
Hβ)nOH〔式中nは4より大きいか4に等しい整数)で
表される。一般に各PEGには、その平均分子量に相当す
る数字が後に続く。
平均分子量(MW)は下記の式から計算することができ
る。
式中のヒドロキシル数は、アセチル化反応によって1g
の物質が結合する酢酸に対して当量の水酸化カリウムの
mg量を示す数値と定義する(Ph.Nord63、第1巻、94頁
参照)。
所望の平均分子量を有するPEGを得るために、各種の
平均分子量を有するPEGの混合物を用いることができ
る。このような場合、所望の分子量に最も近いMWを有す
るPEGを使う必要があるということに留意することが重
要である。所望のMWを有するPEGを得るために必要な2
つのPEGの個々の量は、ヒドロキシル数と上記の式から
計算することができる。
結晶性ポリマーのマトリックスは、この発明の組成物
が用いられるヒトもしくは動物の体温以上の融点をもっ
ていなければならない。したがって、マトリックスに利
用されるポリマーは、適切に、融点が約20〜120℃であ
り、一般に約30〜100℃でより一般に約40〜80℃であ
り、その組成物がどのように使用されるかによって決ま
る。
界面活性剤類 実質的に水溶性の結晶性ポリマーまたは実質的に水溶
性の結晶ポリマーの混合物からなるマトリックス層B)
および/またはC)は、さらに結晶性ポリマー相に実質
的に均一に分散された界面活性剤を含有している。
界面活性剤とは、2つの非混和性相間の界面張力を減
少させることができる化合物であり、これは、分子が2
つの局在領域を有し、一方が事実上親水性で他方が疎水
性であるからである。
界面活性剤としては、水分散性または水溶性で、結晶
性ポリマー相と相容性の少なくとも1つのドメインと実
質的に親油性の少なくとも1つの他のドメインとを有す
る単一もしくは複数の化合物が含まれる。本願で用いら
れる“相容性”という用語は、界面活性剤が以下に述べ
るように溶融ポリマー中に分散できるということを意味
する。界面活性剤は、第1に修復媒体として機能する。
すなわち、界面活性剤は、実質的に親水性のドメインを
有し、そのドメインは、界面活性剤に、結晶性ポリマー
相に対する親和性を与え、その結果、結晶性ポリマーマ
トリックス中の粒子および亀裂間のドメインを充填して
これらのドメインの水との親和性を低下させ、および結
晶性ポリマーマトリックス自体を充填する。したがって
ポリマー結晶間の界面中の水の拡散は、実質的になくな
るので、組成物内への水の拡散はマトリックスの表面層
に実質的に限定され、そお結果層B)とC)のマトリッ
クスの浸蝕は、水性相に暴露された組成物の単一もしく
は複数の表面上における水性相の溶解作用によって主と
して起こり、かつ実質的に一定で、pHとは無関係な速度
で起こる。制御された浸蝕速度は活性物質の制御放出を
行うために欠くことのできないことであるから、上記の
修復媒体は、非常に重要な機能を有し、全放出期間中、
一定の表面積が水性相に暴露されるよう保証する。
結晶性ポリマーマトリックス中の上記亀裂および粒子
は、その結晶が形成されるプロセスが原因である。結晶
化のプロセス中に、マトリックスは収縮して、結晶粒子
間に亀裂および不完全領域を形成しがちである。その機
能を修復媒体として保持するために、界面活性剤は、マ
トリックスのポリマー物質が凝固して結晶が形成した後
に、可動性でなければならない。それ故に界面活性剤の
融点は結晶性ポリマー相より低くなければならない。
界面活性剤がマトリックス中の亀裂と粒子に対する修
復媒体として適正に機能するためには、界面活性剤は、
溶融したポリマーが結晶する前に、溶融ポリマー中に実
質的に均一に分布できることがさらに必要である。した
がって界面活性剤は溶融ポリマー中に分散することがで
きなければならない。
界面活性剤のマトリックス中での分散の均一性は、マ
トリックスの浸蝕速度に対して重要のようであり、分散
が均一なほど浸蝕速度が低下する。層(C)中の実質的
に疎水性の活性物質は、界面活性剤を一層均一に分散さ
せる傾向があり、その結果マトリックスと浸蝕速度が低
下するが、一方非疎水性の活性物質は逆の作用を有す
る。
実質的に親水性もしくは水溶性の活性物質は、逆の作
用をすることが分かった。すなわちマトリックスの浸蝕
を速くする傾向がある。さらに、層B)および/または
C)の結晶性ポリマーのマトリックスの浸蝕速度は、使
用される特定の結晶性ポリマーの分子量によってきまる
ことが分かった。したがって、高分子量の結晶性ポリマ
ーを使用すると、外のことはすべて同じであっても浸蝕
速度は低下する。層B)および/またはC)のマトリッ
クスの浸蝕速度も、勿論、マトリックス層中の界面活性
剤の種類と量および充填剤と活性物質の種類と量によっ
てきまる。
この発明で用いられる界面活性剤は一般に非イオン界
面活性剤である。非イオン界面活性剤は、親水性基と疎
水性基の比率が実質的に同じに釣合っている薬剤であ
る。したがって、この界面活性剤は溶解状態でも大きく
イオン化することはないので、一般にアニオン物質およ
びカチオン物質の両者と相容性である。
非イオン界面活性剤の疎水性基は、1つ以上の脂肪酸
エステルおよび/または脂肪アルコールのエーテルの基
であり、例えば12〜24の炭素原子、一般に12〜20の炭素
原子をもつ炭素連鎖を有する、例えばパルミチン酸もし
くはステアリン酸のエステル基、またはパルミチルアル
コール、ステアリルアルコール、セチルアルコール、セ
トステアリルアルコールまたはウールアルコール(wool
alcohol)のエーテルの基である。非イオン界面活性剤
の親水性基には、ポリグリコールのエステルもしくはエ
ーテル、ポリエチレングリコールのエステルもしくはエ
ーテル、ポリヒドロキシのエステルもしくはエーテルお
よび/またはソルビタンエステルもしくはソルビタンエ
ーテルのような糖のエステルもしくはエーテルの基が含
まれる。この発明に使用する界面活性剤としては、HLB
値(hydrophilic−lipophilic balance)が約5〜約16
で一般に約8〜15、特に9約9〜13のものが適切であ
る。さらに、界面活性剤としては、ヒトもしくは動物が
摂取する製品すなわち医薬および/または食品に使用す
ることが承認されているものが好ましい。好ましい界面
活性剤はポリエチレングリコールモノステアレートであ
り、特にポリエチレングリコール400モノステアレート
である。モノグリセリドおよびジグリセリドの、酒石
酸、クエン酸および乳酸のエステル、ならびにグリセリ
ンの脂肪酸エステルも界面活性剤として利用することが
できる。
主要界面活性剤のマトリックス中での分散を改善し、
浸蝕速度を低下させるために、界面活性剤の混合物をマ
トリックスに混入することが望ましい場合がある。
界面活性剤は、一般に、対象の層中の結晶性ポリマー
と界面活性剤の合計重量を基準として、層B)および/
またはC)中に、0%〜約50%、例えば約2〜50%、一
般に約10〜40%の量で存在している。層C)中の活性物
質が界面活性剤をもっている場合、界面活性剤は、2%
より少ない含有量で用いられる。一方、界面活性剤の最
高含有量は、界面活性剤、活性物質および結晶性ポリマ
ーの性質ならびに組成物の望ましい放出特性によってき
まるが、必要な修復作用と界面活性作用を保証するため
の、最高含有量としては約50%で充分である。界面活性
剤の含有量が約50%を越えると、転相が起こる危険があ
り、これが起こると界面活性剤は連続相になる。
層C)のマトリックスが実質的に一定でpHに無関係に
浸蝕すると、この層のマトリックスからの活性物質の放
出は実質的に零次の放出になり、この“零次”という用
語は活性物質の放出速度が時間に対して実質的に一定で
あることを意味する。層A)中に存在する活性物質につ
いては、層B)および/またはC)のマトリックスの浸
食速度が一定であると、層A)中の活性成分は厳密に制
御された拍動放出を行う。したがって層A)からの活性
薬剤の放出は、特に、層B)および/またはC)が浸蝕
されて、予め決められた時間に水性相に活性物質が溶解
することに基づいている。
またこれらの2つの放出パターン(すなわち零次およ
び拍動)を組合わすことが可能で、その結果、1つの活
性物質の均一な放出(例えばかなり低い投与量レベル)
と、同じかもしくは他の活性物質の突発放出(例えばよ
り高い投与量レベル)とを交互に行うことができる。
層B)もしくはC)には、界面活性剤の分散を修正し
てマトリックスの浸蝕速度を減少させるために1つ以上
の充填剤を添加することが望ましい。同じ目的のために
層B)に1つ以上の充填剤を添加することも同様に望ま
しい。充填剤を添加すると混合物の粘度を増大する働き
をするので界面活性剤がマトリックス中により均一に分
散されると考えられる。適切な充填剤の例としては、希
釈剤の例えばリン酸二カルシウム、硫酸カルシウム、ラ
クトースもしくはスクロースなどの2糖類、セルロー
ス、セルロース誘導体、カオリン、マンニトール、乾燥
デンプン、グルコースなどの単糖類、デキストリンなど
の多糖類、ソルビトール、イノシトールもしくはその混
合物;結合剤の例えばアラビヤゴム、アルギン酸ナトリ
ウム、デンプン、ゼラチン、糖類(グルコース、スクロ
ース、デキストロースおよびラクトースを含む)、糖
蜜、トチャカのエキス、パンウオーガム、ガッティガ
ム、イサポルフスクの粘液、カルボキシメチルセルロー
ス、メチルセルロース、ベーガム、カラマツのアラボラ
クタン、ポリエチレングリコール類、エチルセルロー
ス、水、アルコール類、ワックス類、ポリビニルピロリ
ドンまたはその混合物;潤滑剤、例えばタルク、ステア
リン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステア
リン酸、水素化植物油、安息香酸ナトリウム、塩化ナト
リウム、ロイシン、カーボワックス4000、ラウリル硫酸
マグネシウム、コロイド二酸化ケイ素、およびその混合
物;崩壊剤、例えばデンプン類、クレー類、クロスカル
メロースを含むセルロース誘導体、ガム類、アルギン
類、炭酸水素塩と弱酸との各種の組合わせ(例えば炭酸
水素ナトリウム/酒石酸もしくはクエン酸)、クロスポ
ビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、寒天、カチ
オン交換樹脂、シトラスパルプ、天然海綿、ベーガムH
V、ベントナイト、またはその混合物;揮発性溶媒、例
えば水性アルコールを含むアルコール類、石油ベンジ
ン、アセトン、エーテルまたはその混合物;可塑剤、例
えばソルビトールおよびグリセリン;ならびにその他の
デキストリン、スクラルファート、カルシウムヒドロキ
シル−アパタイト、リン酸カルシウム、およびステアリ
ン酸マグネシウムのような脂肪酸の塩がある。充填剤
は、充填剤と活性物質を組合わせたものが層の約60重量
%まで一般に約50重量%までになるような量で添加され
る。
形態 組成物の幾何学的形態は上記の制御された零次もしく
は拍動の放出を得るために重要である。したがってこの
発明の好ましい態様において、この発明の組成物は、マ
トリックスの浸蝕中、実質的に一定の表面積が暴露され
うる幾何学的形態を有する。したがってこの発明の組成
物は、円筒形ロッドの形態を有し、層A),B)もしくは
C)の1つを水性相に暴露する少なくとも1つの開口を
有するコーティングを備えている。好ましくは、これら
の層は実質的に横方向に配列され、組成物はコーティン
グを有し、コーティングを除いて実質的に円筒形ロッド
の形態であり、そのコーティングはその一端または両端
に開口をもっている。本願に用いられる“円筒形ロッ
ド”という用語には、実質的に円形の断面を有する幾何
学的形態のみならず、他の実質的に円筒の形、例えば一
定の断面を有するもの例えば卵形もしくは楕円形もしく
は多角形の断面を有する形態も含まれる。
他の好ましい例において、組成物は錠剤もしくは丸剤
の形態であり、この場合、マトリックス層B)または
C)はゆっくりと浸食可能なコーティングとして働き、
マトリックス層の組成と厚さによって、錠剤また丸剤の
内層A)中の活性物質が放出される時間がきまる。
円筒形ロッドの形態を有するこの発明の組成物中の横
断層は、勿論、活性物質の所望の放出曲線を提供するた
めに適切な方式で配列することができる。かような円筒
形ロッドの組成物が組成物の横断層よりも実質的におそ
い速度で水性相中で浸蝕されるコーティングをそなえて
いる場合、このコーティングは一般に両端に開口を備え
ているが、一方非浸蝕性コーティング(すなわち目的と
する放出期間中、自立性であるかまたは横断層が浸食さ
れた後に崩壊するコーティング)を有する円筒形ロッド
形態の組成物は一端もしくは両端が開口しているコーテ
ィングをもっている。したがって、横断層の配置は、コ
ーティングが一端もしくは両端に開口を有するか否かに
よってきまる。両端に開口をもっている組成物の場合、
層は一般に各開口端から同じ配置になっており層は対称
的配置になっている。一方、一端にのみ開口を有する組
成物の層は非対称に配置されている場合が多い。
各層を、所定の組成でどのように配置するかについて
は、上記の要因によって、多数の可能性があることは明
らかである。これらの場合のいくつかについて、図を参
照して以下に説明する。すなわち図1−6は一端と両端
に開口を有するこの発明の各種組成物の横断層の配置を
示し、図7−10はこの発明の各種の組成を用いて得られ
るいくつかの放出曲線を示す。
この発明の組成物の特定の完成形態には、対象の組成
物の使用を容易にするためのある種の小さな改変が含ま
れることは当該技術分野の熟練者ならば理解できるであ
ろう。
例えば医薬粉末を放出する円筒ロッド形組成物は、組
成物が体内に導入されるときに、起こることがある傷害
もしくは不快感を避けるために末端を丸くする。
コーティング コーティングは、1つ以上の実質的に水溶性の結晶性
ポリマーと表面活性剤とからなるマトリックスで構成さ
れている。この場合、そのコーティングは組成物の横断
層より実質的に遅い速度で水性相中で浸蝕され、その結
果組成物が浸食される間、層B)および/またはC)の
実質的に一定の面積が暴露され、コーティングは層
A)、B)およびC)のすべてが浸蝕されたときに実質
的に浸蝕される。
あるいは、コーティングは自立性(self−supportin
g)であってもよい。すなわち、このコーティングは、
目的とする放出期間中、水性相に実質的に不溶性でかつ
水性相を透過しない。さらに、このコーティングは層
A)、B)および/またはC)が浸蝕された後に崩壊す
るコーティングもよい。この種のコーティングは、横断
層によって保持されている限り無傷のままであろうが、
マトリックスが浸蝕された後無傷のままで残る性能を欠
いているので崩壊し、マトリックスが完全に浸蝕されて
活性物質が放出された後は、ヒトもしくは動物内に、長
時間にわたって残ることはないであろう。
コーティングとして有用なポリマーは、押出し、溶
液、または分散液の形態での加工に対して適したものが
好ましい。食品用銘柄もしくは医薬品銘柄の品質で入手
できるものが最も好ましい。
浸蝕性コーティング材料として有用なポリマーの例
は、例えばホモポリマーおよび/またはコポリマーの形
態のポリグリコール類である。好ましいポリマーは、ポ
リエチレングリコールおよび/またはエチレンオキシド
とプロピレンオキシドとのブロックコポリマーである。
浸蝕性コーティングに用いるのに適切なポリエチレング
リコール類は、分子量が約10,000〜約500,000ダルトン
であり、一般的に約15,000〜約500,000ダルトンで、よ
り一般的には約20,000〜約400,000ダルトン、および特
に約25,000〜約300,000ダルトンである。特に興味深い
ポリエチレングリコールはMWが約35,000、100,000およ
び200,000のものである。代表的なブロックコポリマー
は約30重量%までのポリプロピレンオキシドに基づいて
ブロックで構成され、分子量は約5000ダルトン以上であ
り、一般に約5000〜約30,000ダルトンで、より一般的に
は約8000〜約15,000ダルトンである。
自立性で水に不溶性のコーティング材料の例として
は、エスタン(Estane)F30を含むポリウレタン類、Kar
ton(登録商標)を含むブタジエン−スチレン ブロッ
クコポリマー、およびポリエステル類が挙げられる。
組成物の横断層が浸蝕された後に崩壊するコーティン
グ材料の例としては、酢酸セルロース、ポリアミド、ポ
リエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピ
レン、エスタンF30を含むポリウレタン、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリ塩化ビニル、シリコーンゴム、ラテックス、ポ
リヒドロキシブチレート、ポリヒドロキシバレレート、
テフロン、ポリ乳酸もしくはポリグリコール酸およびそ
のコポリマー、エチレン酢酸ビニル(EVA)とスチレン
−ブタジェン−スチレン(SBS)とスチレン−イソプレ
ン−スチレン(SIS)のようなコポリマー、および12〜2
0の炭素原子を有する長い連鎖の脂肪酸の例えばラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸およ
びアラキジン酸がある。
コーティング材料の特性(例えばコーティングの浸蝕
速度、強度および/または崩壊性)に反映させるため
に、コーティングは、1種以下の賦形剤を含有していて
もよい。賦形剤としては、希釈剤、例えばリン酸二カル
シウム、硫酸カルシウム、ラクトースもしくはスクロー
スなどの二糖類、セルロース、セルロース誘導体、カオ
リン、マンニトール、乾燥でんぷん、グルコースなどの
単糖類、デキストリンなどの多糖類、ソルビトール、イ
ノシトールまたはその混合物;結合剤、例えばアラビヤ
ゴム、アルギン酸ナトリウム、でんぷん、ゼラチン、糖
類(グルコース、スクロース、デキストロースおよびラ
クトースを含む)、糖蜜、トチヤカのエキス、パンウォ
ーガム、ガッチーガム、イサポル・フスクの粘液、カル
ボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ベーガ
ス、カラマツのアラボラクタン、ポリエチレングリコー
ル類、エチルセルロース、水、アルコール類、ワックス
類、ポリビニルピロリドンまたはその混合物;潤滑剤、
例えばタルク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸、水素化植物油、安息香酸
ナトリウム、塩化ナトリウム、ロイシン、カーボワック
ス4000、ラウリル硫酸マグネシウム、コロイド二酸化ケ
イ素、およびその混合物;崩壊剤、例えばデンプン類、
クレー類、クロスカルメロースを含むセルロース誘導
体、ガム類、アルギン類、炭酸水素塩と弱酸との各種の
組合せ(例えば炭酸水素ナトリウム/酒石酸もしくはク
エン酸)、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナト
リウム、寒天、カオチン交換樹脂、シトラスパルプ、天
然海綿、ベーガムHV、ベントナイトもしくはその他の先
に述べたもの、またはその混合物;揮発性溶媒、例えば
水性アルコールを含むアルコール類、石油ベンジン、ア
セトン、エーテルまたはその混合物;可塑剤、例えばソ
ルビトールおよびグリセリン、ポリエチレングリコール
およびその混合物;その他の例えばカカオバター、ポリ
エチレングリコール類例えば分子量(MW)が約1000〜約
10,000特にMWが約4000のものおよびその混合物、水素化
植物油、グリセリン処理したゼラチンまたはその混合物
がある。さらにデキストリン、スクラルファート、カル
シウムヒドロキシアパタイト、リン酸カルシウムおよび
ステアリン酸マグネシウムのごとき脂肪酸塩のような賦
形剤が含まれる。
浸蝕性コーティングは、コーティングが浸蝕される期
間に放出される1つ以上の活性物質を含有していてもよ
い。
医薬が胃中の環境に敏感である場合、例えば医薬が胃
酸によって分解するとき、または治療上の理由で胃を医
薬に暴露することが望ましくない場合、例えば医薬が胃
の粘膜を刺激するときには、コートされた組成物はさら
に腸溶性コーティングが行われる。さらに、腸内の所定
のセグメントへの放出を目的にすることが望ましい。こ
のことは、小腸を通過する時間が比較的一定なので(4
−6時間)実施することが可能であり、一方胃を通過す
る時間は、多数の要因によってきまるので予測すること
がかなり難しい。腸溶性コーティングには、腸内で直ち
に放出するのを目的とする活性物質が含んでいてもよ
い。
腸溶性コーティング用に適した材料には、セルロース
アセテートフタレート、ホルマリン処理ゼラチン、ポリ
ビニルアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルローススタレート、メタクリル酸−メタクリル酸
エステルコポリマーおよびその混合物が含まれる。
外観および味を改善するためのコーティング、例えば
フィルムもしくは糖のコーティングを組成物に用いても
よい。この発明の組成物によって放出を開始する前の活
性物質の放出(初期の突発放出)は、活性物質を外部コ
ーティング中に入れることによって目的を達成すること
ができる。
実質的に横断層からなる円筒ロッド形でコーティング
を有するこの発明の組成物の製造方法は、第一に、活性
物質の少なくとも1つの層A)および結晶性ポリマーと
表面活性剤のマトリックスの少なくとも1つの層B)お
よび/またはC)からなる層のコアを製造し、次に得ら
れたコアのまわりにコーティングを形成することからな
る方法である。これは一般に、射出成形法もしくは押出
法を用いて達成される。
射出成形法を用いて組成物を製造する方法の例を図11
を参照して以下に述べる。この方法では、第一に横断層
が、組成物の中心の層から開始して射出によって製造さ
れ、その後コーティングが横断層のコアのまわりに射出
される。
あるいは、実質的に横断層とコーティングからなる円
筒ロッド形の組成物は、例えば医薬錠剤を製造するため
の通常の方法を用いて個々の横断層を最初に製造するこ
とによって製造できる。個々のマトリックス層は、例え
ば、まず界面活性剤を除いてすべての成分(粉末形態)
を、特定の層に含有させるために高せん断力のミキサ
で、予備混合することによって製造される。
上記成分をミキサで混合し、均一なプレミックスが製
造され、混合中、このプレミックスに、溶融した界面活
性剤が添加される。この混合物を、次に例えば二軸スク
リュー押出器中で配合され、次に多数の通孔もしくはノ
ズルを通じて押出され、一般に直径が約2〜3mmで長さ
が約3〜4mmのペレットが製造される。次にこれらのペ
レットを使用し、ポリマーの技術の分野で知られている
通常の押出し法もしくは射出法を用いて個々のマトリッ
クス層を製造する。
次に、個々の層を例えばポリエチレングリコール1500
のような低融点ポリエチレングリコールをホットメルト
接着剤として用いるか、または個々の層を圧縮して超音
波で溶接することによって結合される。
外側マトリックス層B)もしくはC)および内側層
A)からなる錠剤もしくは丸剤の形態を有する組成物
は、内側層A)中の活性物質を投与後の所望の時間に放
出することを保証するために使用される特定のマトリッ
クス層の組成を考慮して、医薬産業で知られている通常
の方法を使用して製造される。
組成物のコーティングは、例えば浸漬もしくはスプレ
ーすることによる浸漬コーティングまたは溶剤コーティ
ングのような医薬産業に知られている通常の技術を用い
て行われる。さらにコートされた組成物は、横断層を、
予め形成されたコーティング中に、射出成形、圧縮成形
または押出すことによって得ることができる。
この発明を、下記の添付図面を参照してさらに説明す
る。
図1は、活性物質を定時に突発放出するこの発明の組
成物の断面図を示す。
図2は、活性物質を定時に突発放出し、かつ浸蝕性コ
ーティングを有するこの発明の組成物の断面図を示す。
図3は、活性物質を最初に突発放出し、および定時に
突発放出するこの発明の組成物の断面図を示す。
図4は、活性物質を最初に突発放出し、および定時に
突発放出し浸蝕性コーティングを有するこの発明の組成
物の断面図である。
図5は、1種もしくは2種の活性物質を定時に突発放
出するこの発明の組成物の断面図を示す。
図6は、1種もしくは2種の活性物質を定時に突発放
出し、かつ浸蝕性コーティングを有するこの発明の組成
物の断面図を示す。
図7は、活性物質を一回、定時に突発放出するこの発
明の組成物の放出曲線を示す。
図8は、活性物質を連続的に放出し、次いでその活性
物質を定時に突発放出するこの発明の組成物の放出曲線
を示す。
図9は、活性物質を最初に突発放出し、次にその活性
物質を連続的に放出し、次いで最終的にその活性物質を
定時に突発放出するこの発明の組成物の放出曲線を示
す。
図10は、活性物質を連続的に放出し、次に別の活性物
質を定時に突発放出するこの発明の組成物の放出曲線を
示す。
図11は、この発明の組成物の製造方法を示す。
図12は、この発明の組成物のマトリックス層C)の水
性層中での浸蝕状態の写真の写しを示す。
図13は、活性物質を連続的に放出し、次にその活性物
質を定時に突発放出するこの発明の組成物の断面図を示
す。
図1は活性物質を定時に突発放出し、任意に同じかも
しくは別の活性物質を最初に連続的に放出させることを
組合わせた組成物を示す。この組成物は結晶性ポリマー
マトリックスと界面活性剤の層2、活性物質の層3およ
び不溶性であるかまたは層2および3が浸蝕された後に
崩壊するコーティング1で構成されている。マトリック
ス層2は、活性物質を含有せず、この場合図7に示した
のと同じ放出曲線が得られる。あるいはマトリックス層
2は、その中に、実質的に均一に分散された活性物質を
含有していてもよい。層2内の活性物質は層3のそれと
同じであり、図8に示したのと同じ放出曲線が得られ、
層2内の活性物質が層3の活性物質と異なる場合には図
10に示したのと同じ放出曲線が得られる。
図2は、活性物質を定時に突発放出し、かつ浸蝕性コ
ーティングを有する組成物を示す。この組成物は結晶性
ポリマーマトリックスと界面活性剤の2つの層2、活性
物質の層3、および結晶性ポリマーマトリックスと界面
活性剤からなるコーティング1で構成され、そのコーテ
ィングは、マトリックス層2より実質的に遅い速度で水
性相によって浸蝕されるコーティングであり、その結
果、組成物が浸蝕されている間、層2の実質的に一定面
積が暴露され、かつコーティングは層2と3が浸蝕され
るときに実質的に浸蝕される。マトリックス層2には、
活性物質は含有されていない。この場合、図7に示した
のと同じ放出曲線が得られる。あるいは、マトリックス
層2には、実質的に均一に分散された活性物質を含有し
ていてもよい。層2の活性物質が層3の活性物質と同じ
の場合、図8に示したのと同じ放出曲線が得られ、およ
び層2内の活性物質が層3の活性物質と異なる場合は図
10に示したのと同じ放出曲線が得られる。
図3は、活性物質を最初に突発放出し、かつ定時に突
発放出し、これらの突発放出の間に同じもしくは別の活
性物質を連続的に放出することを任意に組合わした組成
物を示す。この組成物は、活性物質の層2、結晶性ポリ
マーマトリックスおよび界面活性剤の層3、活性物質の
第2の層4、および不溶性であるか、または層2、3お
よび4が浸蝕された後に崩壊するコーティング1で構成
されている。マトリックス層3は、実質的に均一に分散
された活性物質を含有していてもよく、この活性物質は
層2と4の活性物質と同じかまたは異なっていてもよ
い。あるいは、マトリックス層3は活性物質を含有して
いなくてもよい。マトリックス層3が層2と4の活性物
質と同じ活性物質を含有している場合、図9に示したの
と同じ放出曲線が得られる。
図4は、活性物質を最初に突発放出し、かつ定時に突
発放出し、これらの突発放出の間に同じかまたは別の活
性物質を連続的に放出することを任意に組合せた組成物
を示す。この組成物は、活性物質の2つの層2、結晶性
マトリックスと界面活性剤の2つの層3、活性物質の第
3の層4、および結晶性ポリマーマトリックスと界面活
性剤からなるコーティング1で構成され、そのコーティ
ングはマトリックス層3より実質的におそい速度で水性
相によって浸蝕されるコーティングであり、その結果、
組成物が浸蝕されている間、層3の実質的に一定面積が
暴露され、およびコーティングは層2、3および4が浸
蝕されるときに実質的に浸蝕される。マトリックス層3
は実質的に均一に分散された活性物質を含有し、その活
性物質は層2と4の活性物質と同じまたは異なってもよ
い。あるいはマトリックス層3は活性物質を含有してな
くてもよい。マトリックス層3が層2と4の活性物質と
同じ活性物質を含有している場合、図9に示したのと同
じ放出曲線が得られる。
図5は、1つもしくは2つの活性物質を定時に2回突
発放出する組成物を示す。この組成物は、結晶性ポリマ
ーマトリックスと界面活性剤の層2、活性物質の層3、
結晶性ポリマーマトリックスと活性物質の第2層4、活
性物質の第2層5、および不溶性かもしくは層2、3、
4および5が浸蝕された後に崩壊するコーティング1で
構成されている。層3と5の中の活性物質は同じでも異
なってもよい。マトリックス層2と4は活性物質を含有
していなくてもよいが、この場合これらのマトリックス
層は、層3と5の中の活性物質を放出するためのタイマ
ーとして機能する。あるいは、マトリックス層2と4は
実施的に均一に分散された活性物質を含有していてもよ
い。
図6は、1つもしくは2つの活性物質を定時に2回突
発放出する組成物を示し、この組成物は浸蝕性のコーテ
ィングを備えている。この組成物は、結晶性ポリマーマ
トリックスと界面活性剤の2つの層2、活性剤の2つの
層3、結晶性ポリマーマトリックスと界面活性剤の2つ
の第2層4、活性物質の第2層5、および結晶性ポリマ
ーマトリックスと界面活性剤とからなり、マトリックス
層2と4よりも実質的におそい速度で水性相によって浸
蝕されるコーティング1を有している。そのため組成物
が浸蝕されている間、層2と4の実質的に一定の面積が
暴露去れ、コーティングは層2、3、4および5が浸蝕
されるときに実質的に浸蝕される。層3と5の中の活性
物質は同じでも異なっていてもよい。マトリックス層2
と4は活性物質を含有しなくてもよいが、この場合、こ
れらのマトリックス層は層3と5の中の活性物質を放出
するためのタイマーとして機能する。あるいは、マトリ
ックス層2と4は実質的に均一に分散された活性物質を
含有していてもよい。
図7は、例えば慢性関節リウマチの治療に用いる、活
性物質を一回定時に突発放出する組成物の放出曲線を示
す。この組成物は、活性物質が投与してから一般に数時
間後という予め決められた時間に放出され、その結果、
鎮痛レベル以上に活性物質を投与するように時間が規定
されている。このような放出曲線を示す組成物は、例え
ば夕方に投与されると、早朝に活性物質の鎮痛投与量が
投与されて、目覚める時におこる関節炎の痛みを防止す
る。
図8は、活性物質が連続的に放出され、続いて活性物
質が定時に突発放出される組成物の放出曲線を示す。こ
の放出曲線は図7に示すものと類似しているが、予めき
められた時間に突発的に供給される活性物質と同じ活性
物質が低レベル(抗炎症レベル以上)に保持されて、放
出されるという追加の利点がある。
図9は、最初に活性物質を突発放出し、次に活性物質
を連続して放出し、次いで最後に活性物質を定時に突発
放出する組成物の放出曲線である。この放出曲線は図8
の放出曲線と似ているが、活性物質の最初の突発投与
(鎮痛レベル以上の投与量)が投与直後であることが異
なり、この最初の突発投与に続いて低レベルに保持する
放出が行われ、次に高レベルの第2の突発投与が行われ
る。
図10は、活性物質が連続して放出され、次に他の活性
物質が定時に突発放出される組成物の放出曲線を示す。
この場合の放出曲線は図8の曲線と似ているが、その差
は低レベルで連続的に放出される活性物質が定時に突発
放出される活性物質と異なるということである。
図11は、この発明の組成物の製造方法を示すが、その
組成物は図2に示したのと同じ組成物である。この図
は、組成物が型の中で製造される一連の5工程の概略断
面図を示す。この図は1単位の組成物の製造を示すだけ
であるが、組成物の製造は、実際には、多数の単位が同
時に同等のしかたで製造される型内で行われる。
工程a)おいては、例えば分子量が約1000〜10,000の
溶融ポリエチレングリコール中に分散された活性物質1
からなる層が、2つのピストン3と4で形成される中央
空洞に注入され、その後、その溶融ポリエチレングリコ
ールを凝固させる。工程b)において、2つのピストン
3と4が中央の空洞中の活性物質1から同じ距離を移動
してはなれる。2つの層2は、各々結晶性ポリマーマト
リックスと界面活性剤を含有しているが、2つのピスト
ン3と4の移動によって活性物質1の両側に形成された
2つの新しい空洞に注入される。工程C)において、2
つの層2が凝固し2つのピストン3と4が向きあって移
動し、そのため2つのマトリックス層2と活性物質1か
らなる中央の複合体のロッドを新しい空洞中に押込み、
この新しい空洞にコーティング5が注入される。工程
d)において、型の一方の部分6を他方の部分7から移
動させて型が開放される。工程e)において、完成され
た組成物8が、ピストン4の移動によって型7から押出
される。
その製造法がこの図に記載されている製造法と異なる
組成物を製造するために、上記の基本的方法を種々のし
かたで変えることができることは当該技術分野の熟練者
ならば理解できるであろう。例えば、実質的に均一の厚
みを有する非浸蝕性コーティングを有する組成物を製造
する場合、コーティング5が注入される空洞の形態は変
化させることができる。同様に、一端だけが開口してい
るコーティングを有するコーティングを備えた組成物を
製造するには、ピストン4をコーティング5を注入する
前にわずかに引き戻しておけばよく、その結果組成物の
一端を覆うコーティングが形成される。例えば異なる放
出曲線を有する組成物を製造するために、個々の横断層
の数と配置はさらに変化させることができる。
図12は、この発明の組成物のマトリックス層C)の水
性媒体レボリト(Revolyt)中での浸蝕を示す写真の写
しを示す。3つの異なる領域がみとめられる。領域1は
ポリエチレングリコール400モノステアレートと活性物
質が分散されている結晶性ポリエチレン35,000のマトリ
ックスである。領域2は、水性レボリト溶液中に溶解さ
れた、ポリエチレングリコール400モノステアレートと
活性物質がポリエチレングリコール35,000中に分散され
てなる小球体を含有する湿潤“浸蝕領域”である。領域
3は活性物質の少数の粒子を含有する水性領域であり、
この活性物質はポリエチレングリコール400モノステア
レートで囲まれていると考えられる。マトリックスと水
溶液の間の元の境界すなわち領域2と3の間の元の境界
は、この浸蝕境界すなわち領域1と2の間の境界とほぼ
平行であり、水性媒体によって浸蝕が開始される前の元
の表面から測定した場合マトリックスは実質的に一定の
速度で浸蝕されていることを示している。
図13は、活性物質を定時に突発放出する組成物を示
す。この組成物は、結晶性ポリマーマトリックスと界面
活性剤の層2、活性物質の層3、および不溶性かまたは
層2と3が浸蝕された後に崩壊するコーティング1で構
成されている。この組成物は両端に開口を有するコーテ
ィングを具備している。マトリックス層2は活性物質を
含有せず、組成物が両端から浸蝕される場合、図8に示
したものと同じ放出曲線が得られる。すなわち、初期に
は活性物質はゆっくりと制御された放出を行い、次に、
層2が浸蝕され終った時点で活性物質が突発放出され
る。層2と3の厚みおよび/または組成を変えることに
よって、突発放出が起こる時間を制御することができ
る。
実施例1 一般方法 対象のPEGを溶融するまで50〜80℃に加熱した。賦形
剤および/または活性物質を用いる場合、これらをPEG
と混合した。得られた溶融マトリックスを、内径が6mm
の予め成形したテフロン管中に押出し放冷した。冷却さ
れたマトリックスを、次にピストンによって管から押出
し、得られたロッドをポリウレタン(エスタン5712 F3
0,B.F.Goodrich)の20%アセトン溶液でコートした。次
に、コートされたロッドを切断して長さが20mmのセグメ
ントにした。
100mlの人工腸液(Revolyt;組成:22mmol/の炭酸水
素イオン、15mmol/のカリウムイオン、60mmol/の塩
素イオン、3mmol/のマグネシウムイオン、67mmol/
のナトリウムイオンおよび3mmol/の硫酸イオン)に入
れ、37℃にて、オービタルシェーカー(Kterman 401
9)(60rpm)上で一定の振盪を行った場合の浸蝕速度を
3日間にわたって測定した。シェーカーの回転直径は2
7.5mmであった。組成物は100mlびん中の中央に置いた。
組成物の重量が0.40gより少ない場合は、合計重量が約
0.40〜0.43gになるまで追加した。
分子量(MW)が10,000、35,000、100,000および200,0
00の100%PEG,95%のPEG35,000と5%PEG400モノステア
ート,ならびに35%のPEG35,000と40%のデキストリン
と25%のPEG400モノステアレートからなるそれぞれの組
成物を上記の一般方法で製造した。浸蝕速度を測定した
結果を以下に示す。
上記試験結果は、PEGの分子量が増大するにつれて浸
蝕速度が低下することを示している。さらにPEG400モノ
ステアレートまたはデキストリンのような充填剤を添加
すると浸蝕速度が低下する。
実施例2 下記組成物を製造し、実施例1に記載の方法にしたが
って浸蝕速度を測定した。
得られた結果は、各種の量のPEG400モノステアレート
を添加しても、比較的多量の充填剤を含有するPEG35,00
0マトリックスの浸食速度に有意な影響を与えないこと
を示している。PEG10,000とPEG20,000のマトリックスは
不規則に浸蝕されるが、マトリックスが5%のPEG400モ
ノステアレートを含有する場合にこの不規則性が最大に
なる。不規則な浸蝕は、水性媒体に暴露される表面積が
一定でない場合に不利である。
実施例3 以下の組成物を製造し、実施例1に記載した方法によ
って浸蝕速度を測定した。
試験結果は、ゆっくりと浸蝕されるマトリックスは、
スクラルファートおよび/または界面活性剤を添加する
ことによって得ることができることを示している。この
ようなマトリックス組成物は浸蝕性コーティングの材料
として使用するのに適している。
実施例4 まず90℃のオーブン中で、5.4gのポリエチレングリコ
ール35,000と1.8gのポリエチレングリコール400モノス
テアレートを溶融することによってマトリックス層を製
造した。
次に4.37gのデキストリンと0.426gのモルヒネ・塩酸
を添加した。その後、溶融物をはげしく撹拌した。次に
溶融物をテフロン管(直径6mm)内に押出して冷却させ
た。冷却後、得られたロッドを、所望の長さの3.52mmの
セグメントに切断することによってマトリックス層を製
造した。各マトリックス層は4.02mgのモルヒネ・塩酸を
含有していた。
突発放出層は、まず、9gのポリエチレングリコール15
00を溶融し、次に2.45gの微結晶セルロース、アビセル
(Avicel、登録商標)と2.16gのモルヒネ・塩酸を添加
した。この混合物を激しく撹拌し、得られた塊を冷却す
る前に、直径が6mmのテフロン管中に押出した。冷却
後、得られたロッドを、所望の長さの1.93mmに切断する
ことによって直径6mmの突発放出層を製造した。各突発
放出層は9.9mgのモルヒネ・塩酸を含有していた。
溶融ポリエチレングリコール1000を用いて突発放出層
の各末端にマトリックス層を“接着”することによっ
て、上記の層で“サンドイッチ”組成物を製造した。ポ
リエチレングリコール1500の補助ロッド(長さ20mm、直
径6mm)を上記サンドイッチ組成物の各末端に接着し
た。
得られた組成物を、ポリウレタン(20%エスタン F3
0)のテトラヒドロフラン溶液で3回コートした。コー
ティングを乾燥した後、補助ロッドを切断することによ
って組成物から除き、次に過剰のポリエチレングリコー
ル1500を溶融することによって除去した。
モルヒネ・塩酸の組成物からの放出量を、生体外にて
レボリト中37℃で撹拌して試験し、HPLCで測定した。
溶離液:80/10/15(容積部)1%酢酸アンモニウム/
アセトニトリル/ジオキサン ループ:20μ、C18カラム12.5mm、流量:1ml/min、λ
=254mm 以下の結果が得られた。
試験結果は、最初の7時間には少量のモルヒネ・塩酸
しか放出されないことを示している。約7〜8時間後、
突発放出が起こりモルヒネ・塩酸が放出される。
実施例5 まず90℃のオーブン中で、5.4gのポリエチレングリコ
ール35,000と1.8gのポリエチレングリコール400モノス
テアレートを溶融することによってマトリックス層を製
造した。次に4.79gのデキストリンを添加し、その後、
溶融物を激しく撹拌した。得られた溶融物をテフロン管
(直径6mm)中に押出して冷却した。冷却後、得られた
ロッドを切断して所望の長さ3.0mmのセグメントにして
マトリックス層を製造した。
まず3.5gのポリエチレングリコール1500を溶融し、次
に1.5gのモルヒテ・塩酸を添加することによって突発放
出層を製造した。この混合物を激しく撹拌し、得られた
塊を冷却する前に、直径6mmのテフロン管内に押出し
た。冷却後、得られたロッドを切断して、所望の長さ1.
0mmにして直径が6mmの突発放出層を製造した。
溶融ポリエチレングリコール1000を用いて突発放出層
の各末端にマトリックス層を“接着”することによっ
て、上記の層で“サンドイッチ”組成物を製造した。ポ
リエチレングリコール1500の補助ロッド(長さ20mm、直
径6mm)を上記サンドイッチ組成物の各末端に接着し
た。
得られた組成物を、20%エスタン F30のテトラヒド
ロフラン溶液で3回コートした。コーティングを乾燥
後、予備ロッドを実施例4と同様にして除去した。
モルヒネ・塩酸の組成物からの放出量を、生体外でレ
ボリト中37℃で撹拌して試験し、HPLCで測定した。
溶離液:80/10/15(容積部)1%酢酸アンモニウム/ア
セトニトリル/ジオキサン ループ:20μ、C18カラム12.5mm、流量:1ml/min、λ=
254mm 以下の結果を得た。
表4から次のことがわかる。すなわち突発放出が約6
〜7時間後に起こり、少なくとも最初の5時間中にモル
ヒネは放出されない。
上記の組成物をさらに生体内で試験し、放射線免疫検
定法を用いてモルヒネ・塩酸の血清中濃度を測定した。
この方法は、125I標識モルヒネおよび未標識モルヒネ間
のモルヒネ抗体に対する結合性の競合に基づいた競合検
定法である。モルヒネ抗体はヤギで製造した。標準は、
モルヒネを約2〜78ng/mlの濃度で添加した血清を検定
することによって作製した。したがって血清試料中のモ
ルヒネの濃度は上記標準を参照して測定することができ
る。
以下の生体内試験結果が得られた。
表5から次のことが分かる。すなわち、この組成物を
投与後の最初の4.5時間はモルヒネ・塩酸の血清中濃度
が非常に低い。投与してから約5〜7時間後、モルヒネ
・塩酸の血清中濃度が急激に上昇するのが観察された。
したがって、モルヒネ・塩酸の組成物からの放出を所望
のように遅延させることができる。さらに、生体内の放
出パターンは、生体外で行った観察結果(表4)とほぼ
一致している。
実施例6 次のような異なる種類のマトリックス層を製造した。
すなわち1)ポリエチレングリコール10,000;2)ポリエ
チレングリコール35,000;ならびに3)45%のポリエチ
レングリコール35,000、15%のポリエチレングリコール
400モノステアートおよび40%のデキストリンでそれぞ
れ構成されたマトリックス層である。マトリックス1)
と2)はそれぞれのポリエチレングリコールを90℃で溶
融し、次にその溶融物を直径6mmのテフロン管に押出し
て製造した。
冷却後、得られたロッドを切断して、マトリックス
1)は長さが8mmのセグメントとし、マトリックス2)
は長さが7.5mmのセグメントにした。
マトリックス3)を、まず4.5gのポリエチレングリコ
ール35,000と1.5gのポリエチレングリコール400モノス
テアレートを溶融し、次に4.0gのデキストリンを添加
し、その後溶融物をはげしく撹拌して製造した。溶融物
をテフロン管(直径6mm)に押出して冷却した。冷却
後、得られたロッドを切断して所望の長さ3.75mmのセグ
メントにすることによってマトリックス層を製造した。
まず、4.5gのポリエチレングリコール1500を溶融し、
その後0.5gのタートラジンを添加することによって突発
放出層を作った。この混合物は、冷却する前に6mmの直
径のテフロン管中に入れた。冷却後、得られたロッドを
所望の長さの2.0mmに切断することによって、直径6mmの
突発放出層を作った。
溶融ポリエチレングリコール1000を用いて突発放出層
の各末端にマトリックス層を“接着”することによっ
て、上記層で“サンドイッチ”組成物を製造した。次に
ポリエチレングリコール1500の予備ロッドをサンドイッ
チ組成物の各末端に接着した。
次に得られた組成物を、ポリウレタンのアセトン溶液
(20%のエスタン F30)で3回コートした。そのコー
ティングを乾燥した後予備のロッドを前記のようにして
除去した。
上記組成物のマトリックス層の浸蝕性を、生体外でレ
ボリト中37℃にて撹拌しながら試験した(実施例1参
照)。
マトリックス1)は4mm/hの速度で浸蝕され、タート
ラジンは2時間後に放出された。
マトリックス2)は1.9mm/hの速度で浸蝕され、4時
間後にタートラジンが放出された。
マトリックス3)は3.4mm/hの速度で浸蝕され、11時
間後にタートラジンが放出された。
したがってタートラジンの放出速度はマトリックス中
の成分の特定の組合せおよび使用されるポリエチレング
リコールの分子量によって変えることができる。タート
ラジンを医薬物質に変えると、放出速度の同じ変化が観
察されるであろう。
実施例7 まず0.6gのポリエチレングリコール1500を90℃で溶融
し、その後、0.065gのアビセルと1gのカフェインを添加
することによって第2の突発放出層を製造した。この混
合物を激しく撹拌し、その塊を冷却する前に、直径が5m
mのテフロン管内に押出した。冷却後、得られたロッド
を切断して長さが3.5mmのセグメントにして、直径が5mm
の突発放出層を製造した。3.5mm長の突発放出層は各々7
5mgのカフェインを含有していた。
第1の突発放出層を、上記の第2の突発放出層につい
て記載したのと同様にして製造した。但し、溶融物は直
径6mmのテフロン管内に押出し、ロッドは2.5mm長に切断
した。
まず90℃で、6.96gのポリエチレングリコール35,000
と1.44gのポリエチレングリコール400モノステアレート
を溶融してマトリックス層を製造した。次に3.6gのデキ
ストリンを添加し、次に、溶融物を激しく撹拌した。次
に溶融物をテフロン管(直径6mm)内に押出して冷却し
た。冷却後、得られたロッドを切断し、所望長3.5mmの
セグメントにして、マトリックス層を製造した。
溶融ポリエチレングリコール1000を用いて、マトリッ
クス層の一方の末端に第2突発放出層を、および他方の
末端に予備ロッドをそれぞれ“接着”することにより、
さきに得られた層で“サンドイッチ”組成物を製造し
た。
得られた組成物をエスタン F30を20%含有するテト
ラヒドロフラン溶液で3回コートした。コーティングを
乾燥後、予備ロッドをマトリックス層の上方約0.5mmま
で除去した。得られた組成物を40℃のオーブン中に5分
間置いた。その後、第1突発放出層を第2の突発放出層
と反対側のマトリックス層の末端に接着した。
完成した組成物は、一端が開口し、50mgの第1突発放
出層、3.5mmのマトリックス層および75mgの第2突発放
出層で構成されていた。
マトリックス層の浸蝕速度を、生体外でレボリト内37
℃にて撹拌しながら試験した。0.55mm/hの浸蝕速度が観
察されたが、浸蝕速度は第2の突発放出層が放出される
まで約6.5時間は同じであった。
上記の組成物をさらに以下の溶解試験で試験した。
試薬と装置 溶融装置:USP XXI〈711〉装置2(パドル撹拌エレメン
ト)にしたがったSotax AT6溶解装置。すなわちプラス
チック管を備えたISCO溶解サンプラーに接続された頂部
にフィルターを備えた自動作動装置。流体は6チャンネ
ルのぜん動ポンプでサンプラーに集められる。
パドル(paddle)の速度:100回転/分 溶解媒体:900mlのリン酸緩衝液(pH6.8) 分光光度計:λ5、パーキン−エルマーまたはこれと同
等の装置。
標準溶液:5〜10μg/ml(溶解媒体によるカフェインの溶
液) 手順 溶解試験をUSP XXI〈711〉にしたがって実施した。試
料を9mlづつ、15分間、30分間、1時間、3時間、6時
間、6.5時間、7時間、7.5時間、8時間および8.5時間
経過後に抜き取った。抜き取った媒体は置換しなかっ
た。
分析法 抜き取った試料を溶解媒体でもとの濃度の1/10に希釈
し、希釈液の吸光度を、ブランクに対してλ=272nmで
測定した。
ブランクに対して標準溶液の吸光度も測定し、希釈度
と溶解媒体の容積を考慮して、上記の測定値から放出さ
れたカフェインの量を測定できた。
カフェインの最初の投与量(50mg)に対して、指定量
の約40〜50%(指定量の約40%)が最初に放出されるこ
とが表6から分かる。約6〜6.5時間後に、第2突発放
出投与量が放出され、全投与量が約8〜8.5時間後に放
出される。
実施例8 6.96%のヒトインスリン(Human Insulin NOVO Nordi
sk,バッチ番号111223)、80.68%のPEG2000、6.87%の
ビセル、549%のアミロペクチン−SO4を混合し次いで溶
融して、インスリンの組成物(A)を製造した。
別のインスリン組成物(B)を、7.37%のヒトインス
リン、85.37%のPEG2000、7.26%アビセルを混合するこ
とによって製造した。
溶融物を激しく撹拌し、次いでテフロンチューブ(直
径6mm)内に押出して冷却した。得られたロッドを切断
して3.10mm長のセグメントにして、活性マトリックス層
を製造した。得られた活性層の両端に、PEG1000を接着
剤として用いて、不活性な“ラグ層(laglayer)を接着
して“サンドイッチ”組成物を製造した。このラグ層は
直径が同じ6mmで長さが1.5mmであった。
ラグ層マトリックスの組成は、40%のデキストリン、
45%のPEG35,000、15%のPEG400モノステアレートであ
り、ラグ層は前記活性層について記載したのと同様にし
て製造した。
3層を接着した後、直径が6mmのPEG1500の補助ロッド
をを上記“サンドイッチ”の両端に接着し、全ユニット
をテトラヒドロフランに溶解した20%エスタンF30溶液
に3回浸漬してコートした。コーティングを乾燥した
後、補助ロッドをラッグ層の上方約0.5mmのところまで
除去し、得られた組成物を40℃のオーブン内に入れた。
完成した組成物は、両端が開口され、200IEインスリン
を含有する活性中央層と両端の1.5mmのラグ層とで構成
され、生体外で3時間にわたって浸蝕されるよう調節さ
れた。
この組成物を、体重が25kgで絶食状態のミニピッグ
に、200mlの淡水とともに経口投与した。静脈血の試料
を、1、2、3、3.5、4、5、6、7および9時間後
に採取し、血液グルコースの血清中濃度をBannauchら
(Z.klin.Chem.u.klin.Biochem.、13巻、101−107頁、1
975年)の方法を用いて測定した。
下記の結果が得られた。
ミニピッグに対して約175IEのインスリン(8〜10 I
E/kg体重)を含有し、生体外でのラグタイム放出を約3
時間に調節した“ラグタイム”インスリン組成物を経口
投与した結果、経口摂取してから3〜4時間後に、血清
中グルコース量を低下させる作用が開始され、5時間以
上も続いた。この血中濃度低下作用は、インスリンの経
口投与量の少ない比率しか腸で吸収されないことを示し
ている。

Claims (29)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一もしくは複数の表面が実質的に一定速
    度で浸蝕されることによって少なくとも1つの活性物質
    を水性相に制御放出する組成物であって、 A)少なくとも1つの活性物質と、任意に少なくとも1
    つの充填剤とからなり、活性物質が実質的に均一に分散
    されている少なくとも1つ層、ならびに下記の層:すな
    わち B)実質的に水溶性の1つの結晶性ポリマーまたは実質
    的に水溶性の複数の結晶性ポリマーの混合物のマトリッ
    クス、 上記結晶性ポリマー相と相容性の少なくとも1つのドメ
    インと実質的に親油性の少なくとも1つの他のドメイン
    とを有し、融点が結晶性ポリマーより低い単一もしくは
    複数の化合物からなる界面活性剤であって、この界面活
    性剤と上記結晶性ポリマーの合計量の0〜50重量%の量
    で上記結晶性ポリマーの相に分散された水に分散性もし
    くは水溶性の単一もしくは混合物の界面活性剤、および 任意に充填剤からなる層および C)実質的に水溶性の1つの結晶性ポリマーまたは実質
    的に水溶性の複数の結晶性ポリマーの混合物、 上記結晶性ポリマー相と相容性の少なくとも1つのドメ
    インと、実質的に親油性の少なくとも1つの他のドメイ
    ンとを有し、融点が結晶性ポリマーより低い単一もしく
    は複数の化合物からなる界面活性剤であって、この界面
    活性剤と上記結晶性ポリマーの合計量の0〜50重量%の
    量で上記結晶性ポリマーの相に分散された水に分散性も
    しくは水溶性の単一もしくは混合物の界面活性剤、およ
    び 任意に充填剤からなるマトリックスに実質的に均一に分
    散された少なくとも1つの活性物質からなる層、 のうち少なくとも1つの層を有し、 この組成物は、上記の層A)、B)もしくはC)の少な
    くとも1つを水性相に暴露させる少なくとも1つの開口
    を有するコーティングを備え、 層B)とC)のマトリックス中の界面活性剤が、結晶性
    ポリマーマトリックス中の粒子間および該マトリックス
    中の亀裂内のドメインおよび結晶性ポリマーマトリック
    ス自体内のドメインの水親和性を減少させる修復媒体と
    しての機能を有し、これによって、ポリマー結晶間の界
    面における水の拡散を実質的になくして、組成物内への
    水の拡散をマトリックスの表面層までに実質的に限定
    し、その結果、層B)とC)のマトリックスの浸蝕を、
    主として、水性相に暴露された組成物の単一もしくは複
    数の表面に対する水性相の溶解作用により、かつ実質的
    に一定でpHに依存しない速度で行い、 該組成物は、これを投与した際に少なくとも1つの層
    B)もしくはC)が水性相に暴露されるように構成さ
    れ、前記層は、活性物質を含有し離れて位置している少
    なくとも1つの層A)を、組成物を投与してから少なく
    とも約15分後の予め決められた期間の後、水性相に暴露
    させる厚さを有している制御放出組成物。
  2. 【請求項2】結晶性ポリマーマトリックスがポリグリコ
    ールからなる請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】マトリックスがホモポリマーおよび/また
    はコポリマーからなる請求項1または2に記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】マトリックスがポリエチレングリコールお
    よび/またはエチレンオキシドとプロピレンオキシドと
    のブロックコポリマーからなり、ブロックコポリマー
    が、約30重量%までのプロピレンオキシドに基づいたブ
    ロックからなり、分子量が約5000ダルトン以上で、一般
    的に約5000〜約30,000ダルトン、さらに一般的に約8000
    〜約15,000ダルトンである請求項1〜3のいずれか1つ
    に記載の組成物。
  5. 【請求項5】結晶性ポリマーマトリックスが、ポリエチ
    レングリコールからなり、そのポリエチレングリコール
    の分子量が約10,000〜約500,000ダルトン、一般的に約1
    5,000〜約300,000ダルトン、さらに一般的に約20,000〜
    約300,000ダルトン、特に約25,000〜約200,000ダルト
    ン、特別に約30,000〜約150,000ダルトン、更に約35,00
    0ダルトンである請求項1〜4のいずれか1つに記載の
    組成物。
  6. 【請求項6】結晶性ポリマーマトリックスが、約20〜12
    0℃、一般的に約30〜100℃、より一般的に約40〜80℃の
    融点を有する請求項1〜5のいずれか1つに記載の組成
    物。
  7. 【請求項7】リン酸二カリシウム、硫酸カルシウム、ラ
    クトース、スクロースおよびその他の二糖類、、セルロ
    ースおよびセルロース誘導体、カオリン、マンニトー
    ル、乾燥デンプン、グルコースおよび他の単糖類、デキ
    ストリンおよび他の多糖類、ソルビトールならびにイノ
    シトールからなる群から選択される希釈剤、アラビアゴ
    ム、アルギン酸ナトリウム、デンプン、ゼラチン;グル
    コース、スクロース、デキストロース、ラクトースおよ
    び他の糖類;糖蜜、トチャカのエキス、パンウォーガ
    ム、ガッチーガム、イソポル・フスクの粘液、カルボキ
    シメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロ
    ース、ベーガム、カラマツのアラボラクタン、ポリエチ
    レングリコール、水、アルコール類、ワックス類および
    ポリビニルピロリドンからなる群から選択される結合剤
    を充填剤として、少なくとも1つの通常の医薬用賦形剤
    を含有する請求項1〜6のいずれか1つに記載の組成
    物。
  8. 【請求項8】充填剤が、タルク、ステアリン酸マグネシ
    ウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、水素化
    植物油、安息香酸ナトリウム、塩化ナトリウム、ロイシ
    ン、カーボワックス4000、ラウリル硫酸マブネシウムお
    よびコロイド二酸化ケイ素からなる群から選択される潤
    滑剤、デンプン、クレー類、クロスカルメロースと他の
    セルロース誘導体、ガム類、アルギン類、炭酸水素ナト
    リウムと酒石酸もしくはクエン酸との組合せまたは炭酸
    水素塩と弱酸との別の組合せ、クロスポビドン、デンプ
    ングリコール酸ナトリウム、寒天、カチオン交換樹脂、
    シトラスパルプ、ベーガムHV、天然海綿およびベントナ
    イトからなる群から選択される崩壊剤、水溶性のFD&C
    染料、これらの染料と対応するレーキの混合物、および
    着色されたダイレクトコンプレッションシュガーからな
    る群から選択される着色剤、ならびに任意に例えばトラ
    ガカントゴム、アラビアゴム、アタパルトジャイトおよ
    びタルクからなる群から選択される染料移行阻害剤であ
    る請求項7記載の組成物。
  9. 【請求項9】少なくとも1つの層A)が、分子量が約10
    00〜500,000ダルトン、一般的に約1000〜100,000ダルト
    ン、さらに一般的に約1000〜50,000ダルトン、特に約10
    00〜10,000、特別に約1500〜5000ダルトンのポリエチレ
    ングリコールからなり、および/または少なくとも1つ
    の層B)もしくはC)が、硫酸セルロース、デキストリ
    ン、スクラルファート、カルシウムヒドロキシルアパタ
    イト、リン酸カルシウム、およびステアリン酸マグネシ
    ウムのような脂肪酸塩からなる群から選択される充慎剤
    からなる請求項7又は8記載の組成物。
  10. 【請求項10】活性物質が粉末であり、粉末の粒径が、
    約0.1μm〜約500μmであり、一般的に約0.5μm〜約3
    00μm、さらに一般的に約1μm〜約200μm、特に約
    2μm〜約100μmである請求項1〜9のいずれか1つ
    に記載の組成物。
  11. 【請求項11】界面活性剤が1つ以上の脂肪酸エステル
    および/または脂肪アルコールエーテルからなる非イオ
    ン界面活性剤であり、界面活性剤が12〜24の炭素原子の
    炭素連鎖、一般に12〜20の炭素原子の炭素鎖を有する脂
    肪酸エステルおよび/または脂肪アルコールエーテルか
    らなり、脂肪酸エステルおよび/または脂肪アルコール
    エーテルが、パルミチン酸もしくはステアリン酵のエス
    テル、またはパルミチルアルコール、ステアリルアルコ
    ール、セチルアルコール、セトステアリルアルコールも
    しくはウールアルコール類のエーテルであるか、ポリエ
    チレングリコールのエステルもしくはエーテルのような
    ポリグルコールのエステルもしくはエーテル、および/
    またはソルビタンのエステルもしくはエーテルのような
    糖のエステルもしくはエーテルである、ポリエチレング
    ルコールモノステアレート、特にポリエチレングリコー
    ル400モノステアレートである請求項1〜10のいずれか
    1つに記載の組成物。
  12. 【請求項12】界面活性剤が、約5〜16、一般に約8〜
    15、特に約9〜13のHLB値を有する請求項1〜11のいず
    れか1つに記載の組成物。
  13. 【請求項13】界面活性剤が、結晶性ポリマーおよび界
    面活性剤の合計重量に対して約2〜50%、例えば約5〜
    10%、一般に約10〜40%の量で、層B)および/または
    C)中に存在している請求項1〜12のいずれか1つに記
    載の組成物。
  14. 【請求項14】層が実質的に横方向に配置され、組成物
    がコーティングを有し、コーティングを除いて、実質的
    に円筒形ロッドの形態を有し、コーティングが一方の末
    端もしくは両端に開口を有する請求項1〜13のいずれか
    1つに記載の組成物。
  15. 【請求項15】コーティングが1つ以上の実質的に水溶
    性の結晶性ポリマーと界面活性剤のマトリックスからな
    り、コーティングは、組成物の横断層より実質的に遅い
    速度で水性相に浸蝕されるコーティングであり、そのた
    め層B)および/またはC)の実質的に一定の面積が組
    成物の浸蝕中に暴露され、かつコーティングが層A)、
    B)および/またはC)の全部が浸蝕されるときに実質
    的に浸蝕され、浸蝕性コーティングが、約10,000〜500,
    000ダルトン、一般的に約15,000〜500,000ダルトン、よ
    り一般的に約20,000〜400,000ダルトン、および特に約2
    5,000〜約300,000ダルトンの分子量を有するポリエチレ
    ングリコールからなる請求項1〜14のいずれか1つに記
    載の組成物。
  16. 【請求項16】コーティングが自立性で、目的とする放
    出期間中、水性相に対して不溶性でかつ非透過性であ
    り、および/またはコーティングが層A)、B)および
    /またはC)が浸蝕した後崩壊するコーティングである
    請求項1〜15のいずれか1つに記載の組成物。
  17. 【請求項17】1つの活性物質を含有する請求項1〜16
    のいずれか1つに記載の組成物。
  18. 【請求項18】開口末端から層B)、A)およびC)を
    有し、層A)とC)が同じ活性物質からなるように開口
    末端から層B)およびA)を有する請求項17記載の組成
    物。
  19. 【請求項19】開口末端から層C)とA)を有し、層
    C)とA)が同じ活性物質を有する組成である請求項13
    〜17のいずれか1つに記載の組成物。
  20. 【請求項20】開口末端から、層A1)、C)およびA2
    を有し、層A1)とA2)の中の活性物質が同じかつもしく
    は異なっていてもよい請求項13〜17のいずれか1つに記
    載の組成物。
  21. 【請求項21】開口末端から、層C1)A)およびC2)を
    有し、C1)とC2)が同じ活性物質からなり、その活性物
    質がA)の中の活性物質とは異なる請求項13〜17のいず
    れか1つに記載の組成物。
  22. 【請求項22】外層B)と内層A)からなるか、外層
    C)と内層A)とからなり、これら2つの層が同じ活性
    物質からなる組成である外層B)もしくはC)および内
    層A)からなる錠剤もしくは丸剤の形態である請求項1
    〜11のいずれか1つに記載の組成物。
  23. 【請求項23】2つのA)層の間に層C)を有し、これ
    ら3層が同じ活性物質からなるような組成である外層
    A)、内層A)およびこれら2つのA)層の間に層B)
    もしくはC)を有する錠剤もしくは丸剤の形態である請
    求項1〜11に記載の組成物。
  24. 【請求項24】セルロースアセテートフタレート、ヒド
    ロキシプロピルメチルセルローフタレートおよびメタク
    リル酸−メタクリル酸エステルコポリマー類からなる群
    さら選択される1つ以上の物質からなるような腸溶性コ
    ーティングを備えている請求項1〜23のいずれか1つに
    記載の組成物。
  25. 【請求項25】腸溶性コーティングが1つ以上の活性物
    質を含有している請求項1〜24のいずれか1つに記載の
    組成物。
  26. 【請求項26】単一もしくは複数の表面が実質的に一定
    速度で浸蝕されることによって少なくとも1つの活性物
    質を水性相に制御放出する組成物の製造方法であって、 A)少なくとも1つの活性物質と、任意に少なくとも1
    つの充填剤とからなり、活性物質が実質的に均一に分散
    されている少なくとも1つの層、ならびに下記の層:す
    なわち B)実質的に水溶性の1つの結晶性ポリマーまたは実質
    的に水溶性の複数の結晶性ポリマーの混合物のマトリッ
    クス、 上記結晶性ポリマー相と相容性の少なくとも1つのドメ
    インと実質的に親油性の少なくとも1つの他のドメイン
    とを有し、融点が結晶性ポリマーより低い単一もしくは
    複数の化合物からなる界面活性剤であって、この界面活
    性剤と上記結晶性ポリマーの合計量の0〜50重量%の量
    で上記結晶性ポリマーの相に分散された水に分散性もし
    くは水溶性の単一もしくは混合物の界面活性剤、および 任意に充填剤からなる層および C)実質的に水溶性の1つの結晶性ポリマーまたは実質
    的に水溶性の複数の結晶性ポリマーの混合物、 上記結晶性ポリマー相と相容性の少なくとも1つのドメ
    インと実質的に親油性の少なくとも1つの他のドメイン
    とを有し、融点が結晶性ポリマーより低い単一もしくは
    複数の化合物からなる界面活性剤であって、この界面活
    性剤と上記結晶性ポリマーの合計量の0〜50重量%の量
    で上記結晶性ポリマーの相に分散された水に分散性もし
    くは水溶性の単一もしくは混合物の界面活性剤、および 任意に充填剤からなるマトリックスに実質的に均一に分
    散された少なくとも1つの活性物質からなる層、 のうち少なくとも1つの層を製造して、積層組成物を形
    成し、次いでその組成物に、上記の層B)、A)もしく
    はC)の少なくとも1つを水性相に暴露させる少なくと
    も1つの開口を有するコーティングを設け、 層B)とC)のマトリックス中の界面活性剤が、結晶ポ
    リマーマトリックス中の粒子間および該マトリックス中
    の亀裂内のドメインおよび結晶性ポリマーマトリックス
    自体内のドメインの水親和性を減少させる修復媒体とし
    ての機能を有し、これによって、ポリマー結晶間の界面
    における水の拡散を実質的になくして、組成物内への水
    の拡散をマトリックスの表面層までに実質的に限定し、
    その結果、層B)とC)のマトリックスの浸蝕を、主と
    して、水性相に暴露された組成物の単一もしくは複数の
    表面に対する水性相の溶解作用により、かつ実質的に一
    定でpHに依存しない速度で行い、 該組成物は、これを投与した際に少なくとも1つの層
    B)もしくはC)が水性相に暴露されているよう構成さ
    れ、前記層は、活性物質を含有し離れて位置している少
    なくとも1つの層A)を、組成物を投与してから少なく
    とも約15分後の予め決められた期間の後、水性相に暴露
    させる厚さを有している制御放出組成物の製造方法。
  27. 【請求項27】層を、実質的に横断形態で配置し、組成
    物にコーティングを設け、組成物を、コーティングを除
    いて実質液に円筒形ロッドの形態に製造し、該コーティ
    ングの一端もしくは両端に開口を設ける請求項26記載の
    方法。
  28. 【請求項28】組成物を、外層B)またはC)と内層
    A)からなるか、または外層A)、内層A)およびその
    2つのA)層の間に層B)もしくはC)を有する錠剤も
    しくは丸剤として製造する請求項26記載の方法。
  29. 【請求項29】横断層を射出成形し、次いでコーティン
    グを射出成形すること;個々の横断層を製造し、得られ
    た層を結合して複合体のロッドを成形し、例えば噴霧も
    しくは浸漬で浸漬コーティングもしくは溶媒コーティン
    グを行うこと;または予め製造したコーティング中に、
    横断層を射出成形、圧縮成形もしくは押出すことによっ
    て、組成物を製造する請求項27記載の方法。
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