JPH03503415A - 制御放出組成物 - Google Patents
制御放出組成物Info
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- JPH03503415A JPH03503415A JP89504081A JP50408189A JPH03503415A JP H03503415 A JPH03503415 A JP H03503415A JP 89504081 A JP89504081 A JP 89504081A JP 50408189 A JP50408189 A JP 50408189A JP H03503415 A JPH03503415 A JP H03503415A
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Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.組成物の1つの表面層もしくは複数の表面層の、実質的に一定の速度の浸食 によって、水性相中に活性物質を制御放出する組成物であって;その組成物が、 実質的に水溶性の1種の結晶性重合体もしくは実質的に水溶性の結晶性重合体の 混合物のマトリックスと,上記結晶性重合体と界面活性剤に対して0〜50重量 %の量で、上記結晶性重合体の相に分散した1つの界面活性剤もしくは界面活性 剤の混合物(但し上記界面活性剤は、上記結晶性重合体の相と相容性の少なくと も1つの領域と実質的に親油性の少なくとら1つの他の領域とを有し、かつ融点 が上記結晶性重合体より低い1種の化合物もしくは複数の化合物で構成されてい る)と, 実質的に均一に結晶性重合体層に分散しおよび/または界面活性剤中に分散しお よび/または組成物内の幾何学的に十分に区画された領域に位置する少なくとも 1種の活性物質と,任意に充填剤とからなり; 界面活性剤および/または活性物質が、結晶性重合体マトリックス中の粒子間お よび割れ目と、結晶性重合体マトリックスそれ自体の領域の水親和性を減少させ て、重合体の結晶間の界面における水の拡散を実質的に排除し、その結果、上記 浸食が、主として、水性媒体に暴露された組成物の1つの表面層もしくは複数の 表面層に対する、水性媒体の溶解作用によって行われる組成物。 2.結晶性重合体マトリックスがポリグリコールからなる請求項1記載の組成物 。 3.マトリックスがホモポリマーおよび/または共重合体からなる請求項1また は2に記載の組成物。 4.マトリックスがポリエチレングリコールおよび/またはエチレンオキシドと プロピレンオキシドのブロック共重合体からなる請求項1〜3のいずれか1つに 記載の組成物。 5.ブロック共重合体が、約30重量%までのプロピレンオキシドベースのブロ ックからなり、分子量が約5,000ダルトンを超え、一般に約5,000〜約 30,000ダルトン、さらに一般的には約8,000〜約15,000ダルト ンである請求項4記載の組成物。 6.結晶性重合体マトリックスが、約2,000〜約500,000ダルトン、 一般に約5,000〜約100,000ダルトン、さらに一般に約10,000 〜約50,000ダルトンおよび特に約20,000〜約35,000ダルトン の分子量を有するポリエチレングリコールからなる請求項1〜5のいずれか1つ に記載の組成物。 7.結晶性重合体マトリックスが、約20〜120℃、一般に約30〜100℃ 、さらに一般的に約40〜80℃の融点を有する請求項1〜6のいずれか1つに 記載の組成物。 8.活性物質が、組成物の約60重量%まで、一般に約50重量%までの量で存 在する請求項1〜7のいずれか1つに記載の組成物。 9.充填剤として、デキストリン、スクラルフアート、カルシウムヒドロキシル アパタイト、リン酸カルシウム、もしくはステアリン酸マグネシウムのような脂 肪酸塩を含有する請求項1〜8のいずれか1つに記載の組成物。 10.充填剤と活性物質の併用量が、組成物の約60重量%まで、一般に約50 重量%までの量からなる請求項1〜9のいずれか1つに記載の組成物。 11.活性物質が、ヒトもしくは家畜用の薬物、ビタミンなどの強化剤、消毒薬 、脱臭剤、または水性環境に連続的に投与されるその外の物質である請求項1〜 10のいずれか1つに記載の組成物。 12.活性物質が医薬的に活性の粉末である請求項1〜11のいずれか1つに記 載の組成物。 13.医薬的に活性の粉末が、約0.1μm〜約500μm、一般に約0.5μ m〜約300μm、さらに一般に約1μm〜約200μm、特に約5μm〜約1 00μmの粒径を有する請求項12記載の組成物。 14.界面活性剤が、1以上の脂肪酸エステルおよび/または脂肪酸エーテルか らなる非イオン乳化剤である請求項1〜13のいずれか1つに記載の組成物。 15.界面活性剤が、12〜24の炭素原子、一般に12〜20の炭素原子から なる炭素鎖を有する脂肪酸エステルおよび/または脂肪酸エーテルからなる請求 項1〜14のいずれか1つに記載の組成物。 16.界面活性剤が、パルミチン酸またはステアリン酸のエステルおよび/また はエーテルからなる請求項1〜15のいずれか1つに記載の組成物。 17.界面活性剤が、ポリグリコールのエステルもしくはエーテル、ポリエチレ ングリコールのエステルもしくはエーテル、ポリヒドロキシエステルもしくはポ リヒドロキシエーテルおよび/またはソルビタンのエステルもしくはエーテルの ような糖のエステルもしくはエーテルからなる請求項1〜16のいずれか1つに 記載の組成物。 18.界面活性剤が、ポリエチレングリコールモノステアレート、特にポリエチ レングリコール400モノステアレートからなる請求項1〜17のいずれか1つ に記載の組成物。 19.界面活性剤が、結晶性重合体と界面活性剤の、約2〜50重量%、例えば 約5〜50重量%、一般に約10〜40重量%、さらに一般に約15〜35重量 %、例えば約20〜30重量%の量で存在する請求項1〜18のいずれか1つに 記載の組成物。 20.マトリックスが浸食されている間に、実質的に一定の表面積が、暴露され うるような幾何学的形態を有する請求項1〜19のいずれかに記載の組成物。 21.形態が円筒形ロッドで、目的とする放出期間中は、体液のような流体に実 質的に不溶性でかつこのような流体が透過できないコーティングを有し、このコ ーティングが一端もくしは両端に開口を有する請求項20記載の組成物。 22.コーティングが1以上の実質的に水溶性の結晶性重合体と界面活性剤との マトリックスからなり、このコーティングが、活性物質を含有するマトリックス 物質より著しく低速で水性相に浸食されるコーティングであり、そのため組成物 が浸食されている間に、活性物質を含有するマトリックスの実質的に一定面積が 暴露され、コーティングは、活性物質を含有するマトリックスが浸食されている 際に実質的に浸食される請求項21記載の組成物。 23.コーティングが、そのマトリックスが浸食された後に崩壊するかまたは砕 けるコーティングである請求項21記載の組成物。 24.中空円筒形である請求項20記載の組成物。 25.中空半球形である請求項20記載の組成物。 26.錠剤もしくは板の形態の請求項20記載の組成物。 27.活性物質が、結晶性重合体のマトリックス中に実質的に均一に分散してい る請求項1〜26のいずれか1つに記載の組成物。28.活性物質が、結晶性重 合体相と相容性の少なくとも1つの領域と、実質的に親油性の少なくとも1つの 他の領域とを有し、活性物質が結晶性重合体相中に実質的に均一に分散されてい る請求項1〜27のいずれか1つに記載の組成物。 29.界面活性剤が、マトリックスの約0〜2重量%の量でマトリックス中に存 在する請求項28記載の組成物。 30.結晶性重合体マトリックスと界面活性剤とからなりそのマトリックス中に 実質的に均一に分散され活性成分を任意に含有する層と、 活性成分からなりその活性成分が任意に結晶性重合体と界面活性剤との中に実質 的に均一に分散されている層と、からなる、交互に実質的に横断する層で構成さ れた請求項21記載の組成物。 31.交互に横断する層がそれぞれ、2種以上の異なる活性物質からなる請求項 30記載の組成物。 32.例えば、カプセルもしくは錠剤の形態の多重単位の医薬製剤を製造する請 求項1〜31のいずれか1つに記載の組成物の用途。 33.活性物質を水性相に制御放出する組成物であって;室温加硫ゴム(RTV ゴム)製で、その中に超吸収性重合体の粒子が実質的に均一に分布しかつ組成物 の表面の近傍に実質的に存在するマトリックスと、 マトリックス内に実質的に均一に分散しおよび/またはマトリックス中で幾何学 的に境界が明確な領域内に位置している少なくとも1つの活性物質とからなり、 水性相の液体が制限された速度でマトリックス内に拡散可能であり、そのため超 吸収性重合体の粒子が膨潤し膨潤した粒子の近くのマトリックスが局部的に破壊 し、その結果マトリックス中の活性物質の分布にしたがって、活性物質が特異的 に制御されたしかたで放出される組成物。 34.RTVゴムが、ポリジメチルシロキサンに基づいた1種もしくは2種の成 分のRTVケイ素エラストマーを含有する請求項33記載の組成物。 35.触媒および任意に架橋剤を含有する請求項33または34記載の組成物。 36.超吸収性重合体粒子が、水などの液体を吸収した際に半固体状態を保持す ることが可能で、かつ自己重量の少なくとも約10倍の水、一般に自己重量の少 なくとも約100倍の水、特に自己重量の少なくとも約200倍の水を吸収する ことができる請求項33〜35のいずれか1つに記載の組成物。 37.超吸収性重合体の粒子が、体液を吸収した際に半固体状態を保持すること が可能で、かつ自己重量の少なくとら約5倍の体液、一般に自己重量の少なくと も約20倍の体液、特に自己重量の少なくとも約40倍の体液を吸収することが できる請求項33〜36のいずれか1つに記載の組成物。 38.超吸収性重合体が、ポリアクリル酸、変性ポリアクリル酸、カルボキシメ チルセルロース、変性カルボキシメチルセルロースおよび/または架橋ポリビニ ルピロリドンからなる請求項33〜37のいずれか1つに記載の組成物。 39.超吸収性重合体が、マトリックスの、約5〜75重量%、一般に約10〜 50重量%、より一般的に約20〜25重量%の量で存在する請求項33〜38 のいずれか1つに記載の組成物。 40.活性物質が、組成物の、約60重量%まで、一般に約50重量%までの量 で存在する請求項33〜39のいずれか1つに記載の組成物。 41.活性物質が、ヒトもしくは家畜用の薬物、ビタミンなどの強化剤、消毒薬 、脱臭剤または水性環境に連続的投与されるその外の物質である請求項33〜4 0のいずれか1つに記載の組成物。 42.活性物質が医薬的に活性な粉末である請求項33〜41のいずれか1つに 記載の組成物。 43.粉末が、約0.1μm〜約500μm、一般に約0.5μm〜約300μ m、より一般的に約μm〜約200μm、特に約5μm〜約100μmの粒径を 存する請求項42記載の組成物。 44.マトリックスの浸食中に、実質的に一定の表面積が暴露されるようになる 幾何学的形態を有する請求項33〜43のいずれか1つに記載の組成物。 45.円筒形ロッド形で、目的とする放出期間中、体液のような流体に実質的に 不溶性で、このような流体が透過しないコーティングを有し、このコーティング が一端もしくは両端に開口を有する請求項44記載の組成物。 46.形態が中空円筒形である請求項44記載の組成物。 47.形態が中空半球形である請求項44記載の組成物。 48.形態が錠剤形もしくは板形である請求項44記載の組成物。 49.活性物質が、マトリックス中に実質的に均一に分散している請求項33〜 48のいずれか1つに記載の組成物。 50.マトリックスからなりそのマトリックスに実質的に均一に分散された活性 成分を任意に含有する層と、活性成分からなりその活性成分が任意にマトリック ス材料内に実質的に均一に分布されている層と、からなる交互に実質的に横断す る層で構成された請求項45記載の組成物。 51.交互に位置する層が、それぞれ2以上の異なる活性物質を含有する請求項 50記載の組成物。 52.例えばカプセルまたは錠剤の形態の多重単位の医薬製剤を製造する請求項 33〜51のいずれか1つに記載の組成物の用途。 53.組成物のひとつの表面層もしくは複数の表面層の実質的に一定の速度での 浸食によって、活性物質を水性相へ制御放出する組成物の製造方法であって; 実質的に水溶性の1種の結晶性重合体もしくは実質的に水溶性の結晶性重合体の 混合物,結晶性重合体と界面活性剤に対して0〜50重量%の量の1種の界面活 性剤もしくは界面活性剤の混合物(但しその界面活性剤は、結晶性重合体相と相 容性の少なくとも1つの領域と実質的に親油性の少なくとも1つの他の領域とを 有し、かつ結晶性重合体より低い融点を有する1種の化合物もしくは複数の化合 物で構成されている),少なくとも1種の活性物質,および任意に充填剤を組合 わせて、結晶性重合体の相に分散された1種の界面活性剤もしくは界面活性剤の 混合物と、実質的に均一に、結局性重合体の相に分散されおよび/または界面活 性剤内に分散されおよび/または組成物内の幾何学的に境界がはっきりした領域 内に位置する活性物質とからなるマトリックスを形成することからなり、その結 果、界面活性剤および/または活性物質が、結晶性重合体マトリックス中の粒子 間および割れ目と、結晶性重合体マトリックス自体の領域の水親和性を減少させ て、重合体の結晶間の界面における水の拡散を実質的に排除し、その結果、水性 相における上記浸食が、主として水性媒体に暴露された組成物の1つの表面層も しくは複数の表面層に対する、水性媒体の溶解作用によって行われる製造方法。 54.結晶性重合体と界面活性剤とを、重合体を溶融させるのに充分な温度で加 熱して、撹拌しながら混合して、実質的に均一な混合物を得、活性物質を、重合 体と界面活性剤の溶融混合物に添加するか、または、加熱前に該混合物に添加し て、得られた混合物を成形して放冷する請求項53記載の方法。 55.組成物が、押出法、共押出法、射出成形法または圧縮成形法で成形される 請求項53または54に記載の方法。 56.結晶性重合体がポリグリコールからなる請求項53〜55のいずれか1つ に記載の方法。 57.結晶性重合体がホモポリマーおよび/または共重合体である請求項53〜 56のいずれか1つに記載の方法。 58.結晶性重合体がポリエチレングリコールおよび/またはエチレンオキシド とプロピレンオキシドのブロック共重合体からなる請求項53〜57のいずれか 1つに記載の方法。 59.ブロック共重合体が、約30重量%までのプロピレンオキシドベースのブ ロックからなり、分子量が約5,000ダルトンを超え、一般に約5,000〜 約30,000ダルトン、さらに一般的には約8,000〜約15,000ダル トンである請求項58記載の方法。 60.結晶性重合体マトリックスが、約2,000〜約500,000ダルトン 、一般に約5,000〜約100,000ダルトン、さらに一般的に約10,0 00〜約50,000ダルトン、および特に約20,000〜約35,000ダ ルトンの分子量を有するポリエチレングリコールからなる請求項53〜59のい ずれか1つに記載の方法。 61.結晶性重合体マトリックスが、約20〜120℃、一般に約30〜100 ℃、さらに一般的に約40〜80℃の融点を有する請求項53〜60のいずれか 1つに記載の方法。 62.活性物質が、組成物の、約60重量%まで、一般に約50重量%までの量 で添加される請求項53〜61のいずれか1つに記載の方法。 63.デキストリン、スクラルファート、カルシウムヒドロキシルアパタイト、 リン酸カルシウム、またはステアリン酸マグネシウムのような脂肪酸塩のごとき 充填剤が、結晶性重合体と界面活性剤の混合物に、加熱の前もしくは後に添加さ れる請求項53〜62のいずれか1つに記載の方法。 64.充填剤と活性物質が、組成物の約60重量%まで、一般に約50重量%ま での併用量で添加される請求項53〜63のいずれか1つに記載の方法。 65.活性物質が、ヒトもしくは家畜用の薬物、ビタミンなどの強化剤、消毒薬 、消臭剤、または水性環境に連続的に投与するその外の物質である請求項53〜 64のいずれか1つに記載の方法。 66.活性物質が医薬的に活性な粉末である請求項53〜65のいずれか1つに 記載の方法。 67.粉末が、約0.1μm〜約500μm、一般に約0.5μm〜約300μ m、さらに一般的に約1μm〜約200μm、特に約5μm〜約100μmの粒 径を有する請求項66に記載の方法。 68.界面活性剤が、1以上の脂肪酸エステルおよび/または脂肪酸エーテルか らなる非イオン乳化剤である請求項53〜67のいずれか1つに記載の方法。 69.界面活性剤が、12〜24の炭素原子、一般に12〜20の炭素原子の炭 素鎖を有する脂肪酸エステルおよび/または脂肪酸エーテルからなる請求項53 〜68のいずれか1つに記載の方法。 70.界面活性剤が、パルミチン酸またはステアリン酸のエステルおよび/また はエーテルからなる請求項53〜69のいずれか1つに記載の方法。 71.界面活性剤が、ポリグリコールのエステルもしくはエーテル、ポリエチレ ングリコールのエステルもしくはエーテル、ポリヒドロキシエステルもしくはポ リヒドロキシエーテルおよび/またはソルビタンのエステルもしくはエーテルの ような糖のエステルもしくはエーテルからなる請求項53〜70のいずれか1つ に記載の方法。 72.界面活性剤が、ポリエチレングリコールモノステアレート、特にポリエチ レングリコール400モノステアレートからなる請求項53〜71のいずれか1 つに記載の方法。 73.界面活性剤を、結晶性重合体と界面活性剤の、約2〜50重量%、例えば 約5〜50重量%、一般に約10〜40重量%、さらに一般的に約15〜35重 量%、例えば約20〜30重量%の量で添加する請求項53〜72のいずれか1 つに記載の方法。 74.組成物を、マトリックスが水性相に浸食されている際に、実質的に一定の 表面積が暴露されうるような幾何学的形態に成形する請求項53〜73のいずれ か1つに記載の方法。 75.組成物が、円筒形ロッドの形態に成形され、目的とする放出期間中は、体 液のような流体に実質的に不溶性でかつこのような流体が透過できないコーティ ングを有し、コーティングが一端もしくは両端に開口を有する請求項74記載の 方法。 76.コーティングをマトリックスおよび活性物質とともに共押出しするか、ま たはマトリックスと活性物質を射出成形、圧縮成形もしくは押出成形し、次いで スプレーもしくは浸漬して浸漬コーティングもしくは溶媒コーティングを行うこ とによって、組成物を成形する請求項75記載の方法。 77.コーティングが、l種以上の実質的に水溶性の結晶性重合体のマトリック スと1種の界面活性剤とからなり、このコーティングが活性物質を含有するマト リックス物質より実質的に低速度で水性相に浸食されるコーティングであり、そ のため、組成物が浸食されている間、活性物質を含有するマトリックスの実質的 に一定の面積が暴露され、その結果、コーティングは、活性物質を含有するマト リックスが浸食されているときに実質的に浸食される請求項75または76に記 載の方法。 78.コーティングが、マトリックスが浸食された後に崩壊もしくは砕ける請求 項75または76に記載の方法。 79.組成物を中空円筒の形態に成形する請求項74記載の方法。 80.組成物を中空半球の形態に成形する請求項74記載の方法。 81.組成物を錠剤もしくは板の形態に成形する請求項74記載の方法。 82.活性物質が、結晶性重合体マトリックス中に実質的に均一に分散されるよ うになる請求項53〜81のいずれか1つに記載の方法。 83.活性物質が、結晶性重合体相と相容性の少なくとも1つの領域と、実質的 に親油性の少なくとも1つの他の領域を有し、その活性物質が結晶性重合体相中 に実質的に均一に分散されるようになる請求項53〜82のいずれか1つに記載 の方法。 84.界面活性剤を、マトリックス物質に、マトリックスの約0〜2重量%の量 で添加する請求項83記載の方法。 85.結晶性重合体マトリックスと界面活性剤とからなりそのマトリックス中に 実質的に均一に分散された活性成分を任意に含有する層と、 活性成分からなりその活性成分が任意に結晶性重合体と界面活性剤との中に実質 的に均一に分散されている層と、からなる、交互に実質的に横断する層を射出も しくは押出すことによって、組成物を、成形する請求項75記載の方法。 86.交互に横断する層が、それぞれ2つ以上の異なる活性物質を含有する請求 項85記載の方法。 87.請求項53〜86のいずれか1つの方法で製造された組成物の各種の個々 の単位をカプセルもしくは錠剤の形で併用することからなる、活性物質を制御放 出する多重単位医薬製剤の製造方法。 88.活性物質を水性層に制御放出する組成物の製造方法であって;超吸収性重 合体の粒子を含有する室温加硫ゴム(RTVゴム)と少なくとも1つの活性物質 とを併用して、超吸収性重合体の粒子が実質的に均一に分布し、また組成物の表 面の実質的に近傍に存在し、組成物中、活性物質が実質的に均一に分散しおよび /またはマトリックス内の幾何学的に境界が明らかな領域内に位置するマトリッ クスを作製することからなり、その結果、水性層の液体がマトリックス内を制限 された速度で拡散することが可能で、そのため超吸収性重合体の粒が膨潤し、膨 潤した粒子の近傍のマトリックスを局部的に破壊し、活性物質が、そのマトリッ クス中の分布にしたがって特異的に制御されたしかたで放出される製造方法。 89.触媒と、任意に架橋剤をマトリックス物質に添加する請求項88記載の方 法。 90.RTVゴム物質、超吸収性重合体、および触媒促進剤および/または架橋 剤を、室温で撹拌しながら混合し、得られた混合物に、活性物質を、撹拌する前 もしくは撹拌しながら添加し、混合物を成形する請求項88または89に記載の 方法。 91.組成物を押出成形法、共押出成形法、射出成形法または圧縮成形法で成形 する請求項88〜90のいずれか1つに記載の方法。 92.RTVゴムが、ポリジメチルシロキサンに基づいた1種もしくは2種の成 分のRTVシリコーンエラストマーからなる請求項88〜91のいずれか1つに 記載の方法。 93.超吸収性重合体粒子が、水などの液体を吸収した際に半固体状態を保持す ることができ、かつ自己重量の少なくとも約10倍の水、一般に自己重量の少な くとも約100倍の水、特に自己重量の少なくとも約200倍の水を吸収するこ とができる請求項88〜92のいずれか1つに記載の方法。 94.超吸収性重合体粒子が、体液を吸収した際に半固体状態を保持することが でき、かつ自己重量の少なくとも約5倍の体液、一般に自己重量の少なくとも約 20倍の体液、特に自己重量の少なくとも約40倍の体液を吸収することができ る請求項88〜93のいずれか1つに記載の方法。 95.超吸収性重合体が、ポリアクリル酸、変性ポリアクリル酸、カルボキシメ チルセルロース、変性カルボキシメチルセルロースおよび/または架橋ポリビニ ルピロリドンからなる請求項88〜94のいずれか1つに記載の方法。 96.超吸収性重合体を、マトリックスの、約5〜75重量%、一般に約10〜 50重量%、さらに一般的に約20〜25重量%の量で添加する請求項88〜9 5のいずれか1つに記載の方法。 97.活性物質を、組成物の、約60重量%まで、一般に約50重量%までの量 で添加する請求項88〜96のいずれか1つに記載の方法。 98.活性物質が、ヒトもしくは家畜用の薬物、ビタミンなどの強化剤、消毒薬 、消臭剤または水性環境に連続的に投与されるその外の物質である請求項88〜 97のいずれか1つに記載の方法。 99.活性物質が医薬的に活性な粉末である請求項88〜98のいずれか1つに 記載の方法。 100.粉末が、約0.1μm〜約500μm、一般に約0.5μm〜約300 μm、さらに一般的に約1μm〜約200μm、特に約5μm〜約100μmの 粒径を有する請求項99記載の方法。 101.マトリックスが水性相中で浸食されるときに、実質的に一定の表面積を 暴露させることが可能な幾何学的形態に、組成物を成形する請求項88〜100 記載の方法。 102.組成物を円筒形ロッド形に成形し、これに、目的とする放出期間中、実 質的に体液のような流体に不溶性でかつこのような流体を透過しないコーティン グを設け、このコーティングが一端もしくは両端に開口を有する請求項101記 載の方法。 103.コーティングをマトリックスおよび活性物質とともに共押出しするか、 またはマトリックスと活性物質を、射出成形、圧縮成形もしくは押出成形し、次 いでスプレイもしくは浸漬して浸漬コーティングもしくは溶媒コーティングを行 うことによって、組成物を成形する請求項102記載の方法。 104.組成物を中空円筒形に成形する請求項101記載の方法。 105.組成物を中空半球形に成形する請求項101記載の方法。 106.組成物を錠剤もしくは板の形態に成形する請求項101記載の方法。 107.活性物質を、マトリックス内に実質的に均一に分散させる請求項88〜 106のいずれか1つに記載の方法。 108.マトリックスからなり、活性成分が任意にマトリックス内に実質的に均 一に分散されている層と、活性成分からなり、活性成分が任意にマトリックス物 質内に実質的に均一に分布されている層と、 からなる交互に実質的に横断する層を、射出もしくは押出すことによって、組成 物を成形する請求項102記載の方法。 109.交互に横断する層がそれぞれ2種以上の異なる活性物質を含有する請求 項108記載の方法。 110.請求項88〜109のいずれか1つに記載の方法によって製造された、 組成物の各種の個々の単位を、カプセルもしくは錠剤の形で併用することからな る、活性物質を制御放出する多重単位医薬製剤の製造方法。
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- 1989-03-23 CN CN89103575.3A patent/CN1037835A/zh active Pending
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