JP2922845B2 - パネルの脱落防止構造及びパネル保持具 - Google Patents

パネルの脱落防止構造及びパネル保持具

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JP2922845B2
JP2922845B2 JP14064096A JP14064096A JP2922845B2 JP 2922845 B2 JP2922845 B2 JP 2922845B2 JP 14064096 A JP14064096 A JP 14064096A JP 14064096 A JP14064096 A JP 14064096A JP 2922845 B2 JP2922845 B2 JP 2922845B2
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネルの脱落防止
構造及びパネル保持具に係り、特に、可動間仕切壁等に
用いられるガラスパネルの床面等への脱落を防止するこ
とのできるパネルの脱落防止構造及びパネル保持具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オフィス等においては、作業
空間を任意の領域毎に仕切ることのできる可動間仕切壁
が利用されている。この種の可動間仕切壁は、略方形に
組み立てられたフレームと、このフレームの内側空間内
を閉塞するように両面側から嵌め込まれたパネルとによ
って構成されている。可動間仕切壁に用いられるパネル
としては、枠体にクロス材を張設してなるボードを嵌め
込んだものの他、ガラス或いは樹脂プレート等を嵌め込
んだものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような可動間仕切
壁においては、フレームに対してパネルの嵌め込みと取
り外しの双方を行える構造となっているため、例えば、
予期しない過大な振動等が発生したような場合に、パネ
ルがフレームから脱落する危険を生じ得ることとなる。
そのため、パネルがガラス板を含んで構成されている場
合には、パネルの脱落時にガラスが割れることを避け難
く、周囲に危険を及ぼすという不都合を招来する。
【0004】また、フレームにパネルを嵌め込む作業を
行っている際に、作業者の不注意によってパネルを落下
させる場合も生ずる。この場合には、作業者の足元にパ
ネルが落下することとなり、作業者が思わぬ怪我をする
危険性も回避できないという不都合がある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、かかる不都合に着目して案出
されたものであり、その目的は、フレームからパネルが
外れることを許容しつつも、床面等への脱落を未然に防
止することのできるパネルの脱落防止構造及びパネル保
持具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、内部に一定の空間を備えたフレームの前
記空間内にパネルを装着可能に設け、これらフレームと
パネルとを相互に連結して当該パネルの脱落を防止する
構造において、前記フレーム及びパネルに被係合部を設
けるとともに、前記フレーム及びパネルの被係合部にそ
れぞれ係脱自在となる第1及び第2の係合部を一体に備
えたパネル保持具を設け、前記第1の係合部は前記フレ
ームに係脱自在に設けられたプレートによって構成され
るとともに、このプレートに少なくとも一個の紐状部材
を介して前記パネル側に係脱自在となる前記第2の係合
部が連設され、前記被係合部に前記第1及び第2の係合
部をそれぞれ係合させて前記フレームとパネルとを相互
に連結する、という構成を採用した。この構成により、
パネル保持具によってフレームとパネルとが物理的に連
結された状態となり、パネルがフレームから外れた場合
であっても当該パネルをフレームに吊り下げた状態に止
めることができ、特に、パネルがガラス板を用いて構成
されている場合の周囲に与える危険性を低減することが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、内部に一定の空
間を備えたフレームの前記空間内にパネルを装着可能に
設け、これらフレームとパネルとを相互に連結して当該
パネルの脱落を防止する構造において、前記フレーム及
びパネルに被係合部を設けるとともに、前記フレーム及
びパネルの被係合部にそれぞれ係脱自在となる第1及び
第2の係合部を一体に備えたパネル保持具を設け、前記
被係合部に前記第1及び第2の係合部をそれぞれ係合さ
せて前記フレームとパネルとを相互に連結し、前記フレ
ームの被係合部は、フレームの延出方向に沿う一対の溝
によって構成される一方、前記第1の係合部は、前記溝
内に嵌まり込んでこれに係合するプレートによって構成
され、このプレートは、前記一対の溝の底部間幅よりも
大きな対角方向幅となるコーナー部と、当該コーナー部
の内側に形成された切欠孔とを有し、前記プレートを面
方向に回転操作したときに前記コーナー部が溝の底部で
押圧されて溝間に嵌め込み可能に設けられる、という構
成を採ることが好ましい。このような構成を採用した場
合には、プレートの一時的な変形を利用して嵌め込みが
行われるため、人為的な取り外し操作を行わない限り、
プレートがフレームから外れることがなく、安定した係
合状態を維持することができる。また、フレームの任意
の位置で溝間にプレートを嵌め込むことが可能になると
ともに、パネル保持具の使用数を適宜増加、減少させる
場合に有利となる。
【0008】また、前記脱落防止構造において、前記第
1の係合部に少なくとも一個の紐状部材が連設されると
ともに、この紐状部材の先端に前記第2の係合部が設け
られ、前記紐状部材は、前記第1及び第2の係合部が前
記被係合部に係合した状態で所定量の弛みを有する長さ
とすることが特に好ましい。ここで、「所定量の弛みを
有する長さ」とは、フレームとパネルとをパネル保持具
で相互に連結することが困難なく行える程度の長さであ
れば足りる。
【0009】更に、本発明に係るパネル保持具は、前記
フレームとパネルにそれぞれ係脱自在となる第1及び第
2の係合部を一体的に備え、前記第1の係合部は前記フ
レームに係脱自在に設けられたプレートによって構成さ
れるとともに、このプレートに少なくとも一個の紐状部
材を介して前記パネル側に係脱自在となる第2の係合部
を連設する構成が採用される。このような構成とするこ
とによって、相互に分離可能な二つの部材に被係合部が
形成できる構造体一般における脱落防止を可能とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明のパネルの脱落防止構造及びパ
ネル保持具の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0011】図1には、本発明が可動間仕切壁に適用さ
れた第1の実施例の概略構成図が示され、図2には、そ
の要部拡大断面図が示されている。これらの図におい
て、可動間仕切壁10は、左右一対の縦フレーム11
と、これら縦フレーム11間に掛け渡された横フレーム
12と、これらの各フレーム11,12によって形成さ
れる内部空間を閉塞するように表裏各面からそれぞれ嵌
め込まれた各四枚のパネル13〜16と、各フレーム1
1,12の外周面にそれぞれ装着された化粧枠17とに
より構成されている。
【0012】前記横フレーム12は、図2に示されるよ
うに、その側端面形状が略H型に近似した形状に設けら
れている。具体的には、中央部に位置する角柱状の芯部
材20と、この芯部材20の上下各位置に形成されたレ
ール状部材21とを備えて構成されている。レール状部
材21は、平面部23及び当該平面部23に対して直交
方向に突設された起立片部24と、この起立片部24の
先端に傾斜片部25を介して上下方向に向けられた折り
返し片部27とにより構成されている。ここで、前記芯
材20の下側に位置するレール状部材21には、前記起
立片部24の相対向面に突条片29がそれぞれ突設さ
れ、この突条片29によって起立片部24の基部側内面
部分を底部24Aとする被係合部としての溝30が対を
なして形成されている。
【0013】前記最上位のパネル13は、本実施例で
は、ガラスパネルによって構成されている。このパネル
13は、図1に示されるように、縦枠32と、当該縦枠
32の上下両端間にそれぞれ掛け渡された上下二種の横
枠33,34と、こらら縦枠32及び横枠33,34で
囲まれた内側領域にゴムパッキン35を介して支持され
たガラス板36とにより構成されている。上部の横枠3
3は、図2に示されるように、前記ゴムパッキン35を
受容可能な下向きに開放する正面枠本体40と、この正
面枠本体40の内側下部から略水平方向に向けられると
ともに相互に略平行に配置された上壁41及び下壁42
とを備えて構成されている。ここで、下壁42は上壁4
1よりも内側に若干長くなる大きさに形成されていると
もに、上壁41及び下壁42との間には補強壁43が形
成されている。また、上壁41の下面側には係合溝41
Aが上壁41の長手方向、すなわち、図2中紙面直交方
向に沿って形成されている。ここにおいて、前記補強片
43よりも内側となる上壁41部分、下壁部分42及び
係合溝41Aによって被係合部としての溝45が形成さ
れている。なお、上壁41の上面側には板ばね47が固
定されており、この板ばね47の自由端側47Aは、前
記横フレーム12の起立片部24から傾斜片部25に至
る部分的な領域によって圧接され、これによって、横フ
レーム12と横枠33との相互係合が行えるようになっ
ている。
【0014】パネル13において、前記下部の横枠34
は、前記ゴムパッキン35を受容可能な上向きに開放す
る正面枠本体50と、この正面枠本体50の内側上部か
ら略水平方向に向けられた上壁51及び下壁52とを備
えて構成されている。上壁51は、対向して位置する上
壁51に突き合うように接近する長さを備えている一
方、下壁52は、その先端側が斜め下向きに傾斜した形
状を備え、この傾斜した部分が横フレーム12の起立片
部24と傾斜片部25との連設部領域に着座するように
なっている。
【0015】前記最上位の横フレーム12とパネル13
との間には、全体が樹脂材料によって一体成形されたパ
ネル保持具60が二箇所に配置されている。このパネル
保持具60は、図3ないし図6に示されるように、前記
横フレーム12側に形成された溝30に係合する第1の
係合部としてのプレート61と、このプレート61の下
面側に連設された二本の紐状部材62と、これら各紐状
部材62の先端にそれぞれ設けられた第2の係合部とし
ての爪部材63とを備えて構成されている。
【0016】前記プレート61は横フレーム12の溝3
0の延出方向における任意の位置で係合可能となってい
る。このプレート61は、対角方向において対称形状と
なるコーナー部61A,61Bを備えた略長方形に設け
られており、その長手方向幅W1(図4参照)は、前記
横フレーム12の溝30における底部24A間の幅W2
と略等しいかそれより若干小さく設定されている。ま
た、前記コーナー部61Aは斜め方向に切り欠かれた形
状に設けられており、これらのコーナー部61A,61
A間を結ぶ幅W3は前記底部24A間の幅W2よりも僅
かに大きく設定されている。また、コーナー部61Aの
内側におけるプレート61部分には、当該コーナー部6
1Aに沿う切欠孔64が穿設され、これにより、コーナ
ー部61Aに対して外側から力が加えられたときに、前
記切欠孔64の幅を狭めるようにコーナー部61Aの若
干の変形が許容されるようになっている。また、プレー
ト61の下面側中央部には、当該プレート61の長手方
向に沿う摘み片65が垂設されている。
【0017】前記二本の紐状部材は62は、コーナー部
61Bの下面側にそれぞれ連設されており、所定間隔毎
に補強リブ62Aが形成されている。そして、その先端
が二股状片67として形成され、この二股状片67に前
記爪部材63がそれぞれ連設されている。
【0018】前記爪部材63は、二股状片67の面と略
直交方向に起立した左右一対の起立壁部70と、これら
起立壁部70から段部70Aを介して前記二股状片67
の反対側にそれぞれ突設された突状部71と、これら突
状部71の先端間を相互に連結する連結部73と、この
連結部73の略中央部から前記紐状部材62側に向けら
れた可動部75とを備えて構成されている。ここで、突
状部71の先端側は次第に先細となる傾斜面71Aを備
えており、前記可動部75は、その自由端側が傾斜面7
1Aの傾斜方向に沿うように向けられている。また、可
動部75は、図3に示されるように、外側面に係合段部
75Aを備えており、この係合段部75Aが前記上部横
枠33における上壁41Aの溝41Aに係合するように
なっている。
【0019】次に、前記パネル保持具60を二個用いて
パネル13を嵌め込む際の要領について、図7をも参照
しながら説明する。
【0020】先ず、前記プレート61の長手方向両縁を
横フレーム12の溝30にそれぞれ係合させる一方、前
記爪部材63をパネル13の上部横枠33に形成された
溝45に係合させる。プレート61を溝30に係合させ
る場合は、当該プレート61の長手方向をレール状部材
21の平面部23の長手方向に沿うように当接させる。
そこで、摘み片65を摘んでプレート61を平面方向に
所定角度回転させると、前記コーナー部61Aが溝30
の底部24Aに当接することとなる。この状態では、コ
ーナー部61Aを結ぶ方向の幅W3が溝30の底部24
A間の幅W2よりも大きいため、更に強い力で回転させ
る必要がある。すると、コーナー部61Aは溝30の底
部24Aによって押圧力を受けることとなり、この時、
切欠孔64の存在下でコーナー部61Aが切欠孔64の
開放幅を狭めるように撓んで変形し、プレート61の更
なる回転が許容される。そして、コーナー部61Aと溝
30の底部24Aとの相互接触が解除された直後にプレ
ート61の長手方向両縁が溝30間にぴったりと嵌まり
込むこととなる。
【0021】この一方、前記爪部材63は、その先端が
パネル13の上部横枠33に形成された溝45に差し込
まれることになる。この際、爪部材63は、その可動部
75が上壁41の内側端部によって押し下げ力を受けな
がら挿入されることとなり、可動部75上の係合段部7
5Aが係合溝41Aの下方位置に到達した時に、可動部
75の弾性復帰力によって当該係合段部75Aが係合溝
41Aに係合することとなる。
【0022】以上の作業を行うことによって、図1に示
されるような状態とすることができる。ここで、作業者
は、パネル13の両側を持って、当該パネル13をフレ
ーム11,12で囲まれた空間内に嵌め込んで装着する
ことができる。この装着は、下部横枠34側を先に横フ
レーム12に載せるように差し込んでおき、その後に上
部横枠33側を押し込むことによって行われる。する
と、前記板ばね47が次第に押圧されながらその自由端
側が下方に変位し、所定装着位置に達した時に板ばね4
7弾性復帰して起立片部24と傾斜片部25との角部領
域に係止し、これによって、パネル13の嵌め込みが完
了することとなる。
【0023】このようにしてパネル13が装着される
と、通常の状態では、パネル13が脱落することはな
い。しかしながら、地震或いはパネル輸送時等に予期し
ない極端な振動が可動間仕切壁10全体に加えられた時
は、パネル13と縦横のフレーム11,12との相対移
動によって当該パネル13が脱落する虞を生ずる。この
場合、パネル13が装着位置より脱落することがあって
も、パネル保持具60を介してパネル13が横フレーム
12に物理的に連結されている状態となるため、パネル
13を若干下方位置にぶら下げた状態に止めることがで
きる。従って、パネル13の床面上等への落下が阻止さ
れてガラス板35を損傷から保護することができる。
【0024】また、図1に示される状態にパネル保持具
60を装着しておくことで、パネル13を嵌め込む際に
手が滑っても、当該パネル13を落下させることはな
い。
【0025】なお、前記プレート61を前述とは反対側
に回転操作することで当該プレート61を溝30から取
り外すことができる一方、前記爪部材63の可動部75
を押圧することで爪部材63を溝45から取り外すこと
ができる。
【0026】次に、本発明の第2の実施例について図8
を参照しながら説明する。
【0027】この第2の実施例は、前記第1の実施例を
簡易化したものであり、図8に示されるように、紐状部
材81の両端に当該紐状部材81と直交する方向に向け
られた第1及び第2の係合部としての係合軸82,83
を備えてパネル保持具80が構成されている。この一
方、フレーム85及びパネル86の枠体87には、係合
軸82,83を軸方向のみから挿入することのできる被
係合部としての係合孔88,89が穿設されている。従
って、係合軸82をフレーム85の係合孔88に挿入す
る一方、係合軸83を枠体87の係合孔89に挿入する
ことによって両者の連結を図ることができる。この際、
係合軸82,83は紐状部材81に対して直交方向に向
けられているため、人為的な取り出し作業を行わない限
り係合孔88,89から脱落することはない。
【0028】従って、このような第2の実施例によれ
ば、前記第1の実施例に比べて一層簡易なる構成でパネ
ルの脱落防止を図ることができる。
【0029】また、前記実施例では、可動間仕切壁10
におけるパネル13の脱落防止構造を示したが、本発明
はこれに限定されるものでなく、嵌め込み形式で装着さ
れる各種のパネル一般に適用することができる。
【0030】更に、前記実施例では、単一のパネル保持
具60において、表裏のパネル13に対応する紐状部材
62及びこれに連設された爪部材63を一つずつ設けた
場合を図示、説明したが、プレート61の各コーナー部
61A,61Bに対応する箇所にそれぞれ紐状部材62
を設けるとともに、これらの紐状部材62に爪部材63
を連設する構成等も採用できる。これによれば、パネル
13が不用意に外れたときの保持力を一層強く発揮させ
ることができる。また、前記実施例では、表裏各面から
パネル13が嵌め込まれる場合を示したが、片側のみに
パネル13を嵌め込むタイプのものの場合には、少なく
とも一つの紐状部材62と爪部材63があればよい。
【0031】また、前記プレート61のコーナー部61
Aに、前記切欠孔64に達する切り込みを形成してもよ
い。この場合、切り込みによってコーナー部61Aが切
欠孔64の開放幅を狭める方向に変形し易くなり、プレ
ート61を溝30に係合させる際に要する平面方向への
回転力が少なくて済み、その作業を極めて容易に行うこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フレームからパネルが外れることがあっても、その後に
パネルが床面等に脱下する虞を防止することができ、特
に、ガラスパネルに適用した場合の周囲への危険も回避
可能になる、という従来にない優れた効果を奏するパネ
ルの脱落防止構造及びパネル保持具を提供することがで
きる。
【0033】また、第1の係合部をプレートによって構
成するとともに、このプレートが対応するフレームの溝
に回転操作で嵌め込まれる構成としたから、人為的な取
り外し操作を行わない限りプレートが外れることがな
く、安定した係合状態を維持することができる。また、
前記溝に沿ってフレームの任意の位置にプレートを嵌め
込むことも可能になるため、パネル保持具の使用数を適
宜増加、減少させる場合の作業を容易に行うことができ
る。
【0034】しかも、前記紐状部材は、第1及び第2の
係合部が被係合部に係合した状態で所定量の弛みを有す
る長さを備えているため、パネル保持具でフレームとパ
ネルとを相互に連結した状態としても、パネルの嵌め込
み作業を行う際にパネルの比較的自由が動きが許容で
き、当該パネルの嵌め込み作業に支障をきたすことも全
くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパネル脱落防止構造が可動間仕切
壁に適用された第1の実施例を示す概略構成図。
【図2】前記実施例における要部拡大断面図。
【図3】前記実施例におけるパネル保持具の正面図。
【図4】前記パネル保持具の上面図。
【図5】前記パネル保持具の側面図。
【図6】前記パネル保持具の底面図。
【図7】パネルをフレームに嵌め込んだ状態と嵌め込む
前の状態を示す作用説明図。
【図8】本発明の第2の実施例を示す概略構成図。
【符号の説明】
11 縦フレーム 12 横フレーム 13 パネル 30 被係合部としての溝 45 被係合部としての溝 60 パネル保持具 61 第1の係合部としてのプレート 61A コーナー部 62 紐状部材 63 第2の係合部としての爪部材 64 切欠孔 80 パネル保持具 81 紐状部材 82 第1の係合部としての係合軸 83 第2の係合部としての係合軸 88 被係合部としての係合孔 89 被係合部としての係合孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−68140(JP,A) 特開 平5−93091(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 2/74 541 E04B 2/74 531 E04B 2/74 561 E06B 3/54 E06B 3/58

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に一定の空間を備えたフレームの前
    記空間内にパネルを装着可能に設け、これらフレームと
    パネルとを相互に連結して当該パネルの脱落を防止する
    構造において、前記フレーム及びパネルに被係合部を設
    けるとともに、前記フレーム及びパネルの被係合部にそ
    れぞれ係脱自在となる第1及び第2の係合部を一体に備
    えたパネル保持具を設け、前記第1の係合部は前記フレ
    ームに係脱自在に設けられたプレートによって構成され
    るとともに、このプレートに少なくとも一個の紐状部材
    を介して前記パネル側に係脱自在となる前記第2の係合
    部が連設され、前記被係合部に前記第1及び第2の係合
    部をそれぞれ係合させて前記フレームとパネルとを相互
    に連結したことを特徴とするパネルの脱落防止構造。
  2. 【請求項2】 内部に一定の空間を備えたフレームの前
    記空間内にパネルを装着可能に設け、これらフレームと
    パネルとを相互に連結して当該パネルの脱落を防止する
    構造において、前記フレーム及びパネルに被係合部を設
    けるとともに、前記フレーム及びパネルの被係合部にそ
    れぞれ係脱自在となる第1及び第2の係合部を一体に備
    えたパネル保持具を設け、前記被係合部に前記第1及び
    第2の係合部をそれぞれ係合させて前記フレームとパネ
    ルとを相互に連結し、前記フレームの被係合部は、フレ
    ームの延出方向に沿う一対の溝によって構成される一
    方、前記第1の係合部は、前記溝内に嵌まり込んでこれ
    に係合するプレートによって構成され、このプレート
    は、前記一対の溝の底部間幅よりも大きな対角方向幅と
    なるコーナー部と、当該コーナー部の内側に形成された
    切欠孔とを有し、前記プレートを面方向に回転操作した
    ときに前記コーナー部が溝の底部で押圧されて溝間に嵌
    め込み可能となることを特徴とするパネルの脱落防止構
    造。
  3. 【請求項3】 前記第1の係合部に少なくとも一個の紐
    状部材が連設されるとともに、この紐状部材の先端に前
    記第2の係合部が設けられ、前記紐状部材は、前記第1
    及び第2の係合部が前記被係合部にそれぞれ係合した状
    態で、所定量の弛みを有する長さを備えていることを特
    徴とする請求項1又は2記載のパネルの脱落防止構造。
  4. 【請求項4】 所定のフレームに装着されるパネルの脱
    落を防止するパネル保持具であって、前記フレームとパ
    ネルにそれぞれ係脱自在となる第1及び第2係合部を
    一体的に備え、前記第1の係合部は前記フレームに係脱
    自在に設けられたプレートによって構成されるととも
    に、このプレートに少なくとも一個の紐状部材を介して
    前記パネル側に係脱自在となる第2の係合部が連設され
    ていることを特徴とするパネル保持具。
JP14064096A 1996-05-11 1996-05-11 パネルの脱落防止構造及びパネル保持具 Expired - Fee Related JP2922845B2 (ja)

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