JPH10314093A

JPH10314093A - 掃除具

Info

Publication number: JPH10314093A
Application number: JP12365897A
Authority: JP
Inventors: Hiroyasu Kato; 啓育加藤; Noriyuki Sakamoto; 敬之坂本; Norihiro Tsujii; 宣博辻井
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1997-05-14
Filing date: 1997-05-14
Publication date: 1998-12-02

Abstract

(57)【要約】【課題】ハンディタイプの掃除具と床用の掃除具とを
個別に携行する必要がなく、掃除の作業性を向上させる
ことのできる掃除具を提供すること。【解決手段】大きな拭き取り面積を必要とする場合に
は、小型ベース体１０を大型ベース体１４の上面部に設
けられた凹所１４ａに収容して固定する。そして、ジョ
イント１２を介して小型ベース体１０に連結されたハン
ドル１３を操作して、大型のベース体１４の下面部に配
置された大型の拭き取り用シート体１５により掃除対象
を拭き取って掃除する。また、小さな拭き取り面積を必
要とする場合には、小型のベース体１０の下面部に配置
された拭き取り用シート体１１で拭き取って掃除する。
このように、掃除の対象に応じてベース体の大きさを選
択可能とすることにより、操作性及び作業性を向上させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、拭き取り用シート
体をベース体の下面部に着脱可能に配置して床や机の上
などを拭いて清掃する掃除具に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、取り替え可能な拭き取り用のシー
ト体を板状のベース体に取り付けて室内の床や家具の汚
れやゴミを拭き取って清掃する掃除具がある。この種の
掃除具の床用のものは、拭き取り用シート体を配置した
大型のベース体にジョイントを介して棒状の長いハンド
ルを揺動自在に結合して構成され、いわゆるモップと同
様に使用される。

【０００３】これに対して、小型のベース体に短いハン
ドルを固着して設けたハンディタイプと称される種類の
掃除具があり、狭い箇所や家具を掃除するときには、こ
のハンディタイプを用いるのが通常である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の掃除具によれば、ユーザーは掃除の対象によって
何種類かのタイプの掃除具を個別に携行しなければなら
ず、掃除作業の邪魔となる不都合があった。また、各タ
イプの掃除具を収納するための場所を個別に確保する必
要もあった。

【０００５】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたものであって、ハンディタイプの掃除具と床
用の掃除具とを個別に携行する必要がなく、掃除の作業
性を向上させることができ、しかも収納場所等のスペー
スを縮小化することのできる掃除具を提供することを目
的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決達成するため次の構成を有する。請求項１に記載の発
明は、ベース体の下面部に拭き取り用シート体を着脱可
能に配置してなる掃除具であって、前記ベース体として
少なくとも小型ベース体及び大型ベース体を備えると共
に、前記小型ベース体と前記大型ベース体とを着脱可能
に相互に連結する連結手段を備えたことを特徴とする。

【０００７】請求項２に記載の発明は、連結手段とし
て、大型ベース体の上面部に小型ベース体を着脱可能に
収容して固定するための凹所を設けたことを特徴とす
る。請求項３に記載の発明は、連結手段として、アンダ
ーカット部が形成された少なくとも一対の爪部を対向さ
せて大型ベース体の上面部に設けたことを特徴とする。
請求項４に記載の発明は、連結手段として、大型ベース
体または小型ベース体の一方に凹部を設けると共に他方
に凸部を設けたことを特徴とする。

【０００８】以下、本発明の作用を述べる。請求項１に
記載の発明によれば、大きな拭き取り面積を必要とする
場合には、小型ベース体と大型ベース体とを相互に連結
して固定する。そして、大型ベース体の下面部に配置さ
れた拭き取り用シート体により掃除対象を拭き取って掃
除する。また、小さな拭き取り面積を必要とする場合に
は、小型ベース体と大型ベース体との連結を解除し、小
型ベース体の下面部に配置された拭き取り用シート体で
掃除対象を拭き取って掃除する。

【０００９】請求項２に記載の発明によれば、大きな拭
き取り面積を必要とする場合には、小型ベース体を大型
ベース体に設けられた凹所に収容して固定し、これらを
連結する。そして、大型ベース体の下面部に配置された
拭き取り用シート体により掃除対象を拭き取って掃除す
る。また、小さな拭き取り面積を必要とする場合には、
小型ベース体を大型ベース体の凹部から離脱させて、こ
れらの連結を解除し、小型ベース体の下面部に配置され
た拭き取り用シート体で掃除対象を拭き取って掃除す
る。

【００１０】請求項３に記載の発明によれば、大きな拭
き取り面積を必要とする場合には、小型ベース体を大型
ベース体に設けられた少なくとも一対の爪の間に圧入し
て、小型ベース体の縁部をアンダーカット部に位置させ
て固定し、小型ベース体と大型ベース体とを連結する。
そして、大型ベース体の下面部に配置された拭き取り用
シート体により掃除対象を拭き取って掃除する。また、
小さな拭き取り面積を必要とする場合には、小型ベース
体を爪の間から離脱させて、小型ベース体と大型ベース
体との連結を解除し、小型ベース体の下面部に配置され
た拭き取り用シート体で掃除対象を拭き取って掃除す
る。

【００１１】請求項４に記載の発明によれば、大きな拭
き取り面積を必要とする場合には、凹部に凸部を嵌入し
て、小型ベース体と大型ベース体とを連結する。そし
て、大型ベース体の下面部に配置された拭き取り用シー
ト体により掃除対象を拭き取って掃除する。また、小さ
な拭き取り面積を必要とする場合には、凸部を凹部から
離脱させて、小型ベース体と大型ベース体との連結を解
除し、小型ベース体の下面部に配置された拭き取り用シ
ート体で掃除対象を拭き取って掃除する。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る掃除具
は、ジョイントを介してハンドルが連結されたベース体
の下面部に拭き取り用シート体を着脱可能に配置してな
る概略モップ状の形態を呈する。そして、前記ベース体
として小型ベース体及び大型ベース体の２種類のベース
体を備えると共に、これら小型ベース体と大型ベース体
とを着脱可能に相互に連結する連結手段を備えて構成さ
れ、掃除の対象に応じてベース体の大きさを選択可能と
したものである。

【００１３】以下、図１及び図６を参照して本発明の第
１から第６の実施形態について詳細に説明する。ここ
で、図１から図６は、それぞれ本発明の第１から第６の
実施形態にかかる掃除具の説明図である。なお、各図に
おいて、共通する要素には同一符号を付して、重複する
説明を省略する。

【００１４】図１に示す第１の実施形態に係る掃除具
は、小型ベース体１０の下面部に小型の拭き取り用シー
ト体１１を着脱可能に配置すると共に、その上面部にジ
ョイント１２を介して伸縮自在の棒状のハンドル１３が
設けられている。

【００１５】ここで、小型ベース体１０は平面視で長方
形を呈し、この略中央にジョイント１２を介してハンド
ル１３が揺動自在に連結されている。このジョイント１
２は、２つのヒンジ１２ａ、１２ｂを有してなり、これ
によりハンドル１３がベース体１０の長さ方向と幅方向
との何れにも揺動可能となっている。

【００１６】大型ベース体１４の上面部には、小型ベー
ス体１０を着脱可能に一体的に収容して固定するための
凹所１４ａが設けられており、この凹所１４ａは、小型
ベース体１０と大型ベース体１４とを相互に連結するた
めの連結手段を構成する。また、大型ベース体１４は、
その下面部に大型の拭き取り用シート体１５を着脱可能
に配置する。

【００１７】小型ベース体１０の側端面には、概略半球
状の凹部ｄが形成されており、これに対応して凹所１４
ａの側壁面には、小型ベース体１０を収容した際に凹部
ｄと噛合するように概略半球状の凸部ｐが形成されてい
る。

【００１８】このような構成を有する本実施形態の掃除
具を用いて床等の拭き取り面積の大きな対象を掃除する
場合、大型ベース体１４の上面部に設けられた凹所１４
ａに小型のベース体１０を押し込むようにして収容し、
凹部ｄと凸部ｐとを噛み合わせて固定する。これによ
り、凹所１４ａに収容された小型のベース体１０が容易
に離脱することがなく、安定的に大型ベース体１４と連
結される。

【００１９】そして、小型ベース体１０側に連結された
ハンドル１３を操作して、大型のベース体１５の下面部
に配置された大型の拭き取り用シート体１５により床等
の掃除対象を拭き取って掃除する。このとき、小型ベー
ス体１０は大型ベース体１４の凹所１４ａに収容されて
固定されているので、拭き取りにより小型ベース体１０
と大型ベース体１４との間に作用する力に起因して小型
ベース体１０と大型ベース体１４との間の連結が解除さ
れることはない。

【００２０】また、机や家具などのように、拭き取り面
積の小さな対象を掃除する場合には、小型ベース体１０
を凹所１４ａから取り出して、大型ベース体１４との連
結を解除する。そして、小型ベース体１０の下面部に配
置された拭き取り用シート体１１により掃除対象を拭き
取って掃除する。

【００２１】なお、伸縮自在なハンドル１３の長さは、
掃除作業の形態に応じて適宜調節すればよい。また、本
実施形態では、ハンドル１３を伸縮自在なものとしてそ
の長さを調整するようにしたが、このことは本発明の本
質をなんら制約するものではなく、例えば折り畳むよう
にしてその長さを調整するものであってもよく、長さが
固定的なものであってもよい。さらに、ハンディタイプ
として使用する際の操作性を配慮して、揺動自在なハン
ドル１３を小型のベース体１０に対して所定角度で固定
する機構を設けてもよく、ハンドル１３を小型ベース体
１０に固着して構成してもよい。

【００２２】さらに、本実施の形態では、小型ベース体
１０及び大型ベース体１４にそれぞれ設けられた凹部ｄ
と凸部ｐとを噛合させることにより、小型のベース体１
０が大型のベース体１４の凹所１４ａから掃除作業中に
容易に離脱しないように対策したが、小型ベース体１０
が凹所１４ａから容易に離脱することがないように対策
できるものであれば、どのような手段を用いてもよい。

【００２３】次に、本発明の第２の実施形態に係る掃除
具は、図２に示すように、小型ベース体１０と大型ベー
ス体１４とを連結する連結手段として、アンダーカット
部１６ａ及び１６ｂがそれぞれ形成された少なくとも一
対の爪部１６Ａ及び１６Ｂを対向させて大型ベース体１
４の上面部に設けて構成される。

【００２４】このような構成を有する本実施形態の掃除
具によれば、小型ベース体１０と大型ベース体１４とを
連結する場合、小型ベース体１０に図２中の矢印方向の
力を加えて爪部１６Ａと爪部１６Ｂとの間に押し込み、
小型ベース体１０の縁部を爪部１６Ａ，１６Ｂに形成さ
れたアンダーカット部１６ａ，１６ｂに位置させて固定
する。

【００２５】なお、爪部の配置場所及び配置数は必要に
応じて適宜定めればよい。また、アンダーカット部１６
ａ，１６ｂを形成することにより爪部１６Ａ，１６Ｂの
一端側に形成される突起部（符号なし）にテーパ（符号
なし）を形成すれば、小型ベース体１０の着脱を容易に
行うことができるものとなる。

【００２６】次に、本発明の第３の実施形態に係る掃除
具は、図３に示すように、小型ベース体１０と大型ベー
ス体１４とを連結する連結手段として面ファスナー（マ
ジックテープ（登録商標））１７を備える。即ち、小型
ベース体１０の下面部及び大型ベース体１４の上面部に
面ファスナー１７のフック側及びループ側をそれぞれ向
かい合わせて固定する。そして、この面ファスナー１７
の結合力により小型ベース体１０と大型ベース体１４と
を連結する。

【００２７】また、本発明の第４の実施形態に係る掃除
具は、図４に示すように、小型ベース体１０と大型ベー
ス体１４とを連結する連結手段として、磁石１８を備え
る。即ち、小型ベース体１０の下面部及び大型ベース体
１４の上面部に磁石１８のＮ極側及びＳ極側をそれぞれ
向かい合わせて固定する。そして、この磁石１８の磁力
により小型ベース体１０と大型ベース体１４とを連結す
る。

【００２８】次に、本発明の第５の実施形態に係る掃除
具は、図５に示すように、大型ベース体２０Ｂを概略ス
リッパ状に構成し、ジョイント２３を介してハンドル２
２を設けた小型ベース体２０Ａに大型ベース体２０Ｂを
履かせるようにして、これらを連結する。

【００２９】即ち、この掃除具の場合、概略スリッパ状
の大型ベース体２０Ｂの袋部２０ｂが凹部を形成し、小
型ベース体２１の前部が凸部を形成して、これら凹部及
び凸部が連結手段を構成する。そして、凹部に凸部を挿
入して大型ベース体と小型ベース体とを連結する。

【００３０】次に、本発明の第６の実施形態に係る掃除
具は、図６（ａ）及び（ｂ）に示すように、小型ベース
体３０Ａと大型ベース体３１Ａとを連結する連結手段と
して、小型ベース体３０Ａに溝３０ａを備えると共に、
大型ベース体３１Ａ側にピン３１ｂを備える。このピン
３１ｂは、概略「コ」の字型のフレーム３１ｃを介して
大型ベース体３１Ａの上面部に固定されており、小型ベ
ース体３０Ａと大型ベース体３１Ａとを連結した状態に
おいて溝３０ａの内部に位置するように配置される。な
お、溝３０ｂはその一端側を解放する。

【００３１】このような構成を有する本実施形態の掃除
具によれば、小型ベース体３０Ａと大型ベース体３１Ａ
とを連結する場合、小型ベース体３０Ａ側に形成された
溝３０ａに、その解放端側から大型ベース体３１Ａ側の
ピン３１ｃを圧入して固定する。

【００３２】即ち、この掃除具の場合、小型ベース体３
０Ａ側の溝３０ａが凹部を形成し、大型ベース体３１Ａ
側のピン３１ｂが凸部を形成して、これら凹部及び凸部
が連結手段を構成する。そして、凹部に凸部を嵌入して
大型ベース体と小型ベース体とを連結する。

【００３３】なお、本実施形態では、溝３０ａにピン３
１ｂを圧入して固定することにより、小型ベース体３０
Ａと大型ベース体３１Ａとの連結が容易に解除されない
ように対策するが、例えば、溝３０ａの内部に突起を形
成してもよく、また適当な係止機構を設けるなど如何な
る手段によってもよい。また、ピン３１ｂに代えてリブ
状の凸部を形成してもよく、溝３０ａとピン３１ｂとの
配置関係を逆に構成してもよい。

【００３４】以上説明した第１から第６の各実施形態に
おいて、小型ベース体に拭き取りシート体を配置した状
態で大型ベース体と小型ベース体とを連結するように構
成してもよく、また小型ベース体から拭き取りシート体
を取り外した状態で連結するものとして構成してもよ
い。

【００３５】また、上述の各実施形態では、大型ベース
体の下面部に配置する拭き取りシート体は取り替え可能
なものであるが、大型ベース体の内部に予備の拭き取り
シート体をロール状またはアコーディオンカーテン状に
収納し、これを大型ベース体の下面部側に適宜引き出し
て配置するように構成してもよく、拭き取りシート体の
配置方法や取り替え方法はどのようであってもよい。

【００３６】さらに、本発明は上述の実施形態に限ら
ず、少なくとも小型ベース体と大型ベース体とを連結可
能に備えるものであれば、どのような連結手段によって
これらを連結するものであってもよく、さらに３種類以
上のベース体を連結可能に備えるものとして構成しても
よい。

【００３７】

【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
少なくとも大型のベース体と小型のベース体とを一体的
に連結可能に備え、掃除の対象に応じてベース体の大き
さを選択できるように構成したので、複数種類のタイプ
の掃除具を携行する必要がなく、掃除の作業性を向上さ
せることができると共に、掃除具の収納場所等のスペー
スを縮小化することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態にかかる掃除具の説
明図である。

【図２】本発明の第２の実施の形態にかかる掃除具の説
明図である。

【図３】本発明の第３の実施の形態にかかる掃除具の説
明図である。

【図４】本発明の第４の実施の形態にかかる掃除具の説
明図である。

【図５】本発明の第５の実施の形態にかかる掃除具の説
明図である。

【図６】本発明の第６の実施の形態にかかる掃除具の説
明図であって、（ａ）は、断面図であり、（ｂ）は、上
視図である。

【符号の説明】１０，２０Ａ，３０Ａ小型ベース体１１，１５拭き取り用シート体１２，２３ジョイント１２ａ，１２ｂヒンジ１３，２２ハンドル１４，２０Ｂ，３１Ａ大型ベース体１４ａ凹所１６Ａ，１６Ｂ爪部１６ａ，１６ｂアンダーカット部１７面ファスナー（マジックテープ）１８磁石２０ｂ袋部３０ａ溝３１ｂピン３１ｃフレームｄ凹部ｐ凸部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ベース体の下面部に拭き取り用シート体
を着脱可能に配置してなる掃除具であって、前記ベース体として少なくとも小型ベース体及び大型ベ
ース体を備えると共に、前記小型ベース体と前記大型ベ
ース体とを着脱可能に相互に連結する連結手段を備えた
ことを特徴とする掃除具。
【請求項２】連結手段として、大型ベース体の上面部
に小型ベース体を着脱可能に収容して固定するための凹
所を設けたことを特徴とする請求項１に記載の掃除具。
【請求項３】連結手段として、アンダーカット部が形
成された少なくとも一対の爪部を対向させて大型ベース
体の上面部に設けたことを特徴とする請求項１に記載の
掃除具。
【請求項４】連結手段として、大型ベース体または小
型ベース体の一方に凹部を設けると共に他方に凸部を設
けたことを特徴とする請求項１に記載の掃除具。