JP3008006U - モップ式雑巾 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部屋の隅に溜ったゴミを、楽な姿勢でしかも
効果的に取り除くことができる清掃具に関する。 【構成】 内側に開口部３を設けた一対の袋部２を縫着
した雑巾本体１と、矩形状の保持板４を有するモップ本
体５とを着脱自在に組み合わせるとともに、前記保持板
４に折曲自在の折曲板８を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利円分野】

本考案は、床等を清掃する場合、効果的にしかも楽な姿勢でゴミを除去するこ とができる清掃具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、家庭の床等を清掃する場合、水で濡らした雑巾を手で持ち、前かが みの状態で掃除をしていた。

【０００３】 また、化学薬品等を塗布した雑巾とモップ本体とを着脱自在に組み合わせた把 手付きの清掃具があった。

【０００４】

【本考案が解決しようとする課題】

しかし、雑巾を手で持ち床等を清掃する場合、前かがみの窮屈な姿勢で掃除し なければならなかった。 そのうえ冬場における清掃は、直接に水に触れるために辛い作業となった。

【０００５】 上記の欠点を解消するために、モップ本体と化学薬品等を塗布した雑巾とを組 み合わせた清掃具が開発されたが、砂ボコリ等の比重の重いゴミは拭い切れなか った。 特に、部屋の隅に溜ったゴミを取り除くことはほとんど不可能であった。

【０００６】 本考案は上記の点に鑑み、従来では取り除くことができなかった比重の重い砂 ボコリや部屋の隅に溜ったゴミを、楽な姿勢でしかも確実に除去できる清掃具に 関する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案のモップ式雑巾は、内側に開口部を設けた一 対の袋部を縫着した雑巾本体と、矩形状の保持板を有するモップ本体とを着脱自 在に組み合わせた。

【０００８】 保持板の少なくとも１カ所に折曲自在とした折曲板を設けた。

【０００９】

【作用】

（１）雑巾本体１を水に濡らし、かたく絞って形を整える。 （２）袋部２のいずれか一方の開口部３に保持板４を挿入する。 （３）保持板４の他方側の折曲板８を折り曲げ、一方の袋部２に挿入する。 （４）折曲板８を元の状態に戻して清掃する。

【００１０】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図１乃至図４に基づいて説明する。

【００１１】 １は、天然繊維および化学繊維の素材からなる矩形状の雑巾本体で、雑巾本体 １の上面には、内側に開口部３を設けた一対の袋部２が縫着してある。

【００１２】 モップ本休５は、適宜の長さからなる把手部６と、矩形状の保持板４と、把手 部６と保持板４とを前後左右および回転自在に結合する結合部材７で構成されて いる。

【００１３】 前記保持板４には、ヒンジ９により折曲自在とされる折曲板８が片側または両 側に設けられている。 折曲板８が片側に設けられている場合は、図２の（ａ）に示すように、袋部２ のいずれか一方の開口部３に固定側を挿入した後、折曲板８を折り曲げて他方の 袋部２に挿入する。その後、折曲板８を元の状態に戻し、平板状に形を整える。 折曲板８が両側に設けられている場合は、図２の（ｂ）に示すように、両側の 折曲板８を折り曲げ、同時に袋部２に挿入する。

【００１４】 折曲部分は図３に表すように、保持板４の側面に凸部１１を設け、折曲板８の 側面に凹部１０を設ける。 凸部１１と凹部１０とは、適宜の強度による係止状態を保ち、ヒンジ９を介在 して、保持板４と折曲板８との折曲および係止がワンタッチで操作できるように 構成されている。

【００１５】 次に、本考案のモップ式雑巾の使用例を図４の（ａ）および（ｂ）に基づいて 説明する。 部屋の隅部Ｄに溜った比重の重い砂ボコリＧを取り除く時は、モップ本体５の 把手部６を操作し、雑巾本体１の角部分ｄを部屋の隅部Ｄにあてる。 この場合、水分を含んだ雑巾本体１の角部分ｄには、矩形状の保持板４または 折曲板８の角部分ｄ’が隣接しているので、部屋の隅部Ｄに隙間なく接触し、効 果的に砂ボコリＧを取り除くことができる。

【００１６】

【考案の効果】

以上説明してきたように、本考案のモップ式雑巾は上述の構成とすることで以 下に示す効果を奏するものである。 （１）保持板に折曲板を設けてあるので、雑巾本体との着脱が容易である。 （２）雑巾および保持板を矩形状としたことにより、部屋の隅の掃除が効果的に おこなえる。 （３）雑巾に適宜な水分を含ませれば、比重の重い砂ボコリ等も容易に取り除く ことができる。 （４）通常の雑巾を使用するのでコストが安く、しかも繰り返し使用できる。 （５）把手部が適宜の長さ有するので、床はもちろん、車高の高いワゴン車等の ルーフ部分の掃除も可能である。 （６）雑巾本体に化学薬品等を塗布すれば、市販のモップ化学雑巾と同等の効果 も得られる。 なお、図５に示すように、袋部は雑巾本体の長手方向側に縫着しても良く、そ の場合、保持板の折曲板を設ける箇所も袋部に応じて長手方向側に設置する。 また、袋部にさまざまなデザインを施せば、外観的にも優れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一例モップ式雑巾の全体図を表す。

【図２】本考案の一例モップ式雑巾の使用状態を表す。

【図３】本考案の一例モップ式雑巾の折曲部分の断面図
を表す。

【図４】本考案の一例モップ式雑巾の使用状態を表す。

【図５】本考案の他の一例モップ式雑巾の全体図を表
す。

【符号の説明】

１ 雑巾本体 ２ 袋部 ３ 開口部 ４ 保持板 ５ モップ本体 ６ 把手部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】内側に開口部３を設けた一対の袋部２を縫
   着した雑巾本体１と、矩形状の保持板４を有するモップ
   本体５とを着脱自在に組み合わせたモップ式雑巾。
2. 【請求頂２】前記保持板４の少なくとも１カ所に折曲自
   在とした折曲板８を設けた請求項１記載のモップ式雑
   巾。