JP2922317B2 - 遊技球発射装置 - Google Patents

遊技球発射装置

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JP2922317B2 JP1081491A JP1081491A JP2922317B2 JP 2922317 B2 JP2922317 B2 JP 2922317B2 JP 1081491 A JP1081491 A JP 1081491A JP 1081491 A JP1081491 A JP 1081491A JP 2922317 B2 JP2922317 B2 JP 2922317B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遊技球発射装置に関す
る。より詳しく説明すると、本発明は、パチンコ機,組
み合わせ式パチンコ機,麻雀式パチンコ機あるいは加算
式パチンコ機等のように、遊技球が弾球され、その弾球
された遊技球が盤面を落下する結果によってゲームを行
う弾球遊技機に使用される遊技球発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技球を弾球し、その弾球した遊技球が
盤面を落下する結果によってゲームを行う弾球遊技機に
は、従来から遊技球発射装置が使用されている。図7
は、このような従来の遊技球発射装置の正面概略図であ
る。また、図8は、従来の遊技球発射装置の側面概略図
である。図7及び図8に示す従来の遊技球発射装置は、
前面ガラス板等を取り付ける前板100に固定された弾
球軸1と、その重心近傍の位置においてベアリング等を
介して弾球軸1に支持されることにより揺動可能な状態
で配置された槌2と、最下部に端板61を有するレール
6のその最下部の弾球位置で待機する遊技球7を弾球し
て遊技球7を発射せしめるために、槌2の先端部21に
設けられた巻バネ3と、槌2の先端部21を遊技球7に
向けて付勢するために槌2の先端部21を引っ張る位置
に設けられたスプリング8と、槌2の後端部23に設け
られたローラ4と、このローラ4を押圧することにより
槌2を揺動させ、スプリング8の弾性による力に抗して
槌2を弾球位置の後方に移動させる膨出部51を有する
カム5と、カム5を回転させるモータ10と、弾球後に
槌2の動きを止めるために前板100に固定されたスト
ッパ9等から構成される。
【0003】次に、この従来の遊技球発射装置の発射動
作を説明する。予め遊技球7が、前板100に設けられ
た図示しない遊技球供給口から供給されて、レール6の
最下部の弾球位置で待機している。この待機状態におい
ては、槌2は、図7に示すように、スプリング8の弾性
による力によりストッパ9に当接した状態にあり、従っ
て、槌2の先端部21に設けられた巻バネ3は、レール
6の最下部の弾球位置で待機する遊技球7に接触する位
置に位置している。従って、遊技球7は巻バネ3によっ
てレール6の最下部の端板61からわずかに持ち上げら
れた状態で係止されている。
【0004】そして、モータ10が駆動すると、カム5
が図の矢印Aの向きに回転する。この回転が進むと、カ
ム5の膨出部51がローラ4に当接する位置に達する。
そして、カム5の膨出部51は、ローラ4を押圧して矢
印Bの方向に押し出すことにより、弾球軸1を支点にし
て槌2を揺動させ、モータ10の発生するトルクにより
スプリング8の弾性による力に抗して槌2の先端部21
を遊技球7から遠ざかる向きに移動させる。この結果、
巻バネ3が遊技球7から離れ、遊技球7は重力によりレ
ール6上を下降して端板61に軽く衝突する。そして、
数回衝突を繰り返して時間の経過とともに端板61に接
触した位置に落ち着く。
【0005】一方、モータ10の回転が進み、カム5の
膨出部51がローラ4から離れると、モータ10の発生
するトルクが槌2に作用しなくなるため、スプリング8
の弾性による力により槌2は逆方向に急激に揺動し、槌
2の先端部21は遊技球7に向けて急激に付勢される。
そして、槌2の先端部21に設けられた巻バネ3が遊技
球7に勢い良く当接して、遊技球7を弾球する。この結
果、遊技球7がレール6に沿って勢い良く上昇して、遊
技球7が図示しない盤面に発射される。そして、次の遊
技球7が遊技球供給口からレール6の最下部の弾球位置
に供給されて、同様の発射動作が繰り返される。
【0006】上記の発射動作において、遊技球7は、カ
ム5が一回転する毎に一回発射される。即ち、時間当り
の遊技球7の発射数は、カム5の回転速度に依存し、従
って、カム5を回転させるモータ10の回転速度に依存
する。通常、モータ10としては誘導モータが使用され
るが、モータ10の電源周波数が例えば50Hzと60
Hzのように異なるとモータ10の回転速度が異なるた
め、単位時間当りの発射数が変化する。そこで、使用地
域に応じた調整が必要になっている。
【0007】また、一回の発射にかかる発射周期におい
て、槌2の先端部21に設けられた巻バネ3が弾球位置
で待機する遊技球7から離れている時間は、かなり短
い。これを、図7に示すカム5の回転角度範囲により説
明する。槌2の先端部21が、遊技球供給口から供給さ
れてレール6の最下部の弾球位置で待機する遊技球から
離れている時間帯は、カム5の膨出部51がローラ4を
押圧して槌2を矢印Bの方向に揺動させている時間帯
と、カム5の膨出部51がローラから離れて槌2が逆方
向に揺動し、槌2の先端部21が遊技球7に向けて勢い
よく移動しているでの時間帯である。このカム5の膨出
部51がローラ4を押圧して槌2を矢印Bの方向に揺動
させている時間帯は、図7では、角度範囲θに相当す
る。また、槌2の先端部21が遊技球7に向けて移動す
る時間はスプリングの弾性によるものであるだけにかな
り短い。従って、図7の角度範囲θの大きさから分かる
ように、一回の発射動作のうち、発射周期における槌2
の先端部21に設けられた巻バネ3が弾球位置で待機す
る遊技球7から離れている時間は、かなり短いものであ
る。
【0008】なお、また、角度範囲θは、カム5の膨出
部51がスプリング8の弾性による力に抗してローら4
を押圧している時間帯であるから、モータ10が負荷状
態で回転している時間帯に相当する。従って、図7から
明かなように、従来の遊技球発射装置では、一回の発射
周期のうち、モータ10が負荷状態で回転している時間
もかなり短いということができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、弾球遊
技機は、発射された遊技球の落下状態いかんによってゲ
ームを行うものであるから、発射装置による遊技球の発
射方向や強度が常に一定で安定していることが必要な条
件になっている。上記の発射動作において、遊技球の発
射方向や強度が常に一定で安定しているためには、槌の
先端部の巻バネが遊技球を弾球する時に、遊技球が一定
の位置で安定に静止していることが必要である。ここ
で、遊技球は、発射に際しての巻バネの後退によりレー
ルの端板に対して軽い衝突を繰り返すので、端板に接触
した位置で安定に静止するためには、ある程度の時間の
経過が必要である。
【0010】しかしながら、従来の遊技球発射装置は、
上述のごとく、巻バネが遊技球から離れている時間が短
いため、遊技球は巻バネが遊技球を弾球するまでに安定
に静止した状態に至ることができず、不安定な状態で弾
球される場合が多い。この結果、常に一定の位置で遊技
球を弾球することできなくなり、発射される遊技球の方
向や強度が一定に保てなくなるという問題点があった。
【0011】また、従来の遊技球発射装置においては、
前述のように、発射周期のうちのモータに負荷がかかっ
ている時間が短いため、モータの利用効率が非常に低
い。つまり、短時間のうちに槌を所定角度揺動させるた
め、負荷の小ささの割に大型のモータを使用しなければ
ならない欠点があった。さらに、特開昭63−2967
3号に開示されているように、最近、試し打ちのために
単位時間あたりの発射数を少なくしたり、また逆に、入
賞時には単位時間当りの遊技球の発射数を多くしたりし
て、法令の規制する範囲内において単位時間あたりの発
射数を変更可能にすることが考えられている。ここで、
この単位時間あたりの発射数を変更する手段としては、
モータの回転速度を変更することが考えられている。
【0012】しかしながら、槌に設けられたローラをカ
ムにより押圧して槌を揺動させる従来の遊技球発射装置
では、モータの回転速度を変更すると、カムがローラか
ら離れる際のカムの回転速度即ち槌の揺動速度が変化す
るため、慣性の度合いが異なることによって槌が逆方向
に揺動を始める位置が変化してしてしまう。この結果、
遊技球を弾球する際の弾球強度が変化してしまうという
問題があった。
【0013】本願発明は、従来の遊技球発射装置が有す
る上述のような各問題点を解決するためになされたもの
である。即ち、まず、本願発明の第一の目的は、遊技球
が一定に位置で安定して静止した状態で常に弾球するこ
とを可能にして、遊技球の発射方向や強度を一定に維持
することにある。
【0014】また、本願発明の第二の目的は、モータの
利用効率を向上させて小型のモータで済むようにするこ
とにある。そして、本願発明の第三の目的は、前述のよ
うな電源周波数の違いによる遊技球の発射速度の変化を
防止するための調整を不要にすることにある。さらに、
本願発明の第四の目的は、単位時間当りの発射数の変更
を行うに際して、遊技球の弾球強度が変化しないように
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第一及び第二の目的
を達成するため、本願の請求項1から請求項8に記載の
発明は、前板に取り付けられた弾球軸と、この弾球軸の
一端に固定されることにより揺動可能な状態で軸支され
た槌と、弾球位置で待機する遊技球に向けて槌の先端部
を付勢することにより弾球位置で遊技球を弾球するため
のスプリングと、槌の先端部を弾球位置から弾球位置の
後方の弾球準備位置までスプリングの弾性による力に抗
して移動させるために弾球軸を一定角度範囲内で回転さ
せるモータと、モータの回転を弾球軸に対し伝達及び切
り放すためにモータと弾球軸との間に介在されたクラッ
チと、槌の先端部が弾球準備位置に位置した状態でクラ
ッチにクラッチ開信号を送ることが可能な制御装置とを
具備している。
【0016】また、上記第三の目的を達成するため、本
願の請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明の
構成における制御装置が、槌の先端部が弾球準備位置に
位置したことを検出するセンサとクラッチ開時間設定回
路を有する制御回路とを含み、この制御回路が、弾球軸
の回転により移動した槌の先端部が弾球準備位置に位置
した旨の槌スタンバイ信号をセンサから入力してクラッ
チにクラッチ開信号を送った後、クラッチ開時間設定回
路で設定されたクラッチ開時間の経過の後にクラッチ閉
信号をクラッチに送る構成を採用するとともに、上記モ
ータとして、電源の周波数を所定の周波数にするインバ
ータを介して給電される同期モータを採用する。
【0017】また、同様に上記第三の目的を達成するた
め、本願の請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の
発明の構成における制御装置が、槌の先端部が弾球準備
位置に位置したことを検出するセンサと、予め設定され
た周期のクラッチ閉信号を発生させるクラッチ閉信号発
生回路と、センサ及びクラッチ閉信号発生回路からの信
号が入力される制御回路とを含み、この制御回路は、槌
スタンバイ信号をセンサから入力してクラッチ開信号を
クラッチに送った後、クラッチ閉信号発生回路で発生し
たクラッチ閉信号の入力により、クラッチ閉信号をクラ
ッチに送る構成を採用する。
【0018】また、同様に上記第三の目的を達成するた
め、本願の請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の
発明の構成における制御装置が、槌の先端部が弾球準備
位置に位置したことを検出するセンサと、モータへの給
電回路に設けられた開閉器と、予め設定された周期のク
ラッチ開信号を発生させるクラッチ開信号発生回路と、
該クラッチ開信号と同一の周期であってかつ該クラッチ
開信号の送信の後所定時間経過の後に発生するようにそ
の位相が設定されているモータ回転開始クラッチ閉信号
発生回路とを、センサ,クラッチ開信号発生回路及びモ
ータ回転開始クラッチ閉信号発生回路からの信号を入力
し、開閉器に制御信号を出力する制御回路とを含み、こ
の制御回路が、槌スタンバイ信号をセンサから入力して
開閉器に回転停止信号を送った後、クラッチ開信号発生
回路で発生したクラッチ開信号によりクラッチ開信号を
クラッチに送り、その後、モータ回転開始クラッチ閉信
号発生回路で発生したモータ回転開始クラッチ閉信号に
より、開閉器に回転開始信号を、クラッチにクラッチ閉
信号を送る構成を採用する。
【0019】さらに、上記第四の目的を達成するため、
本願の請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項
3に記載の発明の構成において、クラッチ開時間設定回
路でのクラッチ開時間の設定は、変更自在である構成を
採用する。同様に、上記第四の目的を達成するため、本
願の請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明の
構成において、前記クラッチ閉信号発生回路のクラッチ
閉信号の周期の設定は、変更自在である構成を採用す
る。
【0020】同様に、上記第四の目的を達成するため、
本願の請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明
の構成において、前記クラッチ開信号発生回路のクラッ
チ開信号及びモータ回転開始クラッチ閉信号発生回路で
発生するモータ回転開始クラッチ閉信号の周期の設定
は、変更自在である構成を採用する。
【0021】
【実施例】以下、本願の発明の実施例を説明する。ま
ず、本願発明の第一の実施例を説明する。図1は、本願
発明の第一の実施例の概略図であり、図2は、第一の実
施例における制御装置の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【0022】図1に示す第一の実施例の遊技球発射装置
は、図示しない前板に回転可能な状態で取り付けられた
弾球軸1と、この弾球軸1の一端に固定されることによ
り揺動可能な状態で軸支された槌2と、レール6の最下
部の弾球位置で待機する遊技球7に向けて槌2の先端部
21を付勢することにより弾球位置で遊技球7を弾球す
るためのスプリング8と、槌2の先端部21を弾球位置
から弾球位置の後方の弾球準備位置にスプリング8の弾
性による力に抗して移動させるために弾球軸1を回転さ
せるモータ10と、モータ10の回転を減速させるため
にモータ10と弾球軸1との間に介在された第一の減速
ギヤ121及び第二の減速ギヤ122と、モータ10の
回転を弾球軸1に対し伝達及び切り放すためにモータ1
0と弾球軸1との間に介在されたクラッチ11と、弾球
軸1の回転を制御する制御装置19とから構成されてい
る。
【0023】図1の制御装置19は、槌2の先端部21
が弾球準備位置に位置したことを検出するセンサ131
と、センサ131からの信号等によりクラッチ11を制
御する制御回路14とから構成されている。尚、この制
御回路14は、クラッチ11にクラッチ開信号を送って
から予め定められた所定時間が経過した後にクラッチ1
1にクラッチ閉信号を送るためのタイマー回路等のクラ
ッチ開時間設定回路141を含んでいる。
【0024】図1において、図示しない前板は、通常、
鉛直な状態で配置され、弾球軸1は、この前板に垂直に
ベアリング等を介して取り付けられている。即ち、弾球
軸1は、水平な回転軸線上で回転可能になっている。図
1に示すように、槌2は、細長い形状を有しており、そ
の長手方向の中央部の重心近傍位置において、弾球軸1
の一端に固定されている。また、この槌2の先端部21
には、後述のような槌2の揺動により遊技球7を弾球す
る巻バネ3が取り付けられている。
【0025】そして、弾球軸1に固定された槌2の中央
の重心近傍位置より先端部21側の上腕部22に、スプ
リング8の一端が取り付けられている。このスプリング
8は、遊技球7の側に延びており、前板に設けられた取
り付け具81により他端が固定されている。従って、槌
2の先端部21は、スプリング8の弾性による力により
遊技球7に向けて常に付勢される状態で配置されてい
る。
【0026】また、スプリング8の弾性による力により
付勢されて槌2の先端部21が遊技球7を弾球した後、
槌2の上腕部22が当接して槌2の動きを停止させるス
トッパ9が、図示しない前板に固定されている。一方、
弾球軸1には、第一の減速ギヤ121が固定されてお
り、この第一の減速ギヤに噛み合う第二の減速ギヤ12
2が、クラッチ11の出力軸112に固定されている。
そして、クラッチ11の入力軸111には、モータ10
の出力軸が取り付けられている。従って、モータ10の
回転がクラッチ11により、弾球軸1に対し伝達及び切
り放し自在になっており、かつ伝達状態においては、モ
ータ10の回転が減速されて弾球軸1に伝達されるよう
になっている。
【0027】また、センサ131としては、透過型のフ
ォトセンサ131が使用されており、フォトセンサ13
1は、図示しない固定具により前板に取り付けられてい
る。一方、クラッチ11の出力軸112には、センサ用
遮光板132が固定されており、後述する出力軸112
の回転により、このセンサ用遮光板がフォトセンサ13
1を遮光可能なように構成されている。なお、このフォ
トセンサ131とセンサ用遮光板132とは、槌2の先
端部21が後述する弾球準備位置に達した時、センサ用
遮光板132がフォトセンサ131を遮光するような位
置関係で配置されている。
【0028】次に、図2を用いて、図1の制御装置19
の動作を説明する。遊技球7は、例えば1分間に100
発というように連続して多数発射されるものであり、従
って、制御装置19が行う動作も同じ動作の繰り返しと
なる。説明の都合上、一回の発射動作が完了し、次の遊
技球7が、前板に設けられた遊技球7供給口からレール
6の最下部の弾球位置に供給されて待機しており、かつ
槌2の上腕部22が未だストッパ9に当接した状態を初
期状態として説明する。この初期状態を図2のタイミン
グチャートにおける基準時刻t=0に達する寸前の状態
とする。この状態では、クラッチ11は開にされてお
り、モータ10の回転はクラッチ11により切り放され
ている。従って、減速ギヤ121,122は回転してお
らず、クラッチ11の出力軸112に取り付けられたセ
ンサ用遮光板132はフォトセンサ131を遮光する位
置から離れた位置に位置している。また、モータ10
は、時間tの経過に係わらず、常に駆動されている。即
ち、クラッチ11の入力軸111は常に回転している。
【0029】まず、時刻t=0において、制御回路14
内のクラッチ開時間設定回路141で設定されたクラッ
チ開時間tU の時間が終了し、制御回路14は、次の遊
技球7の発射を行うため、クラッチ11にクラッチ閉信
号を送る。この結果、クラッチ11が閉にされて、常時
駆動されているモータ10の回転がクラッチ11の出力
軸112に伝えられ、減速ギヤ121,122により減
速されながら弾球軸1が回転を始める。槌2は、弾球軸
1に固定されているから、弾球軸1の回転により揺動を
開始し、スプリング8の弾性による力に抗して槌2の先
端部21が後方に移動し始める。同時に、クラッチ11
の出力軸112の回転により、クラッチ11の出力軸1
12に固定されたセンサ用遮光板132が、出力軸11
2を中心にした円周方向に移動する。
【0030】t=t1 で、センサ用遮光板132がフォ
トセンサ131を遮光する位置に達すると、フォトセン
サ131の検出信号が制御回路14に槌スタンバイ信号
として送られる。この位置は、槌2の先端部21がスプ
リング8の弾性による力により充分な加速度で遊技球7
の発射動作に入れる位置として、予め設定された位置で
あり、本願でいう弾球準備位置である。槌スタンバイ信
号の入力を受けた制御回路14は、クラッチ11にクラ
ッチ開信号を送る。これにより、クラッチ11が開にさ
れ、モータ10の回転が切り放される。同時に、制御回
路14内のクラッチ開時間設定回路が動作して、設定時
間の計測が開始される。クラッチ11が切り放される
と、槌2にはモータ10の発生するトルクが作用しなく
なり、スプリング8の弾性による力のみが作用するた
め、スプリング8の弾性による力により槌2が急に逆方
向に揺動を開始し、槌2の先端部21が遊技球7に向け
て付勢される。そして、先端部21の巻バネ3が、弾球
位置で待機する遊技球7に勢いよく当接して、遊技球7
を弾球し、遊技球7が盤面に向けて発射される。そし
て、瞬時のうちに槌2の上腕部22がストッパ9に当接
して、槌2の揺動が停止する。その後、次の遊技球7が
遊技球供給口からレール6の最下部の弾球位置に供給さ
れて待機状態に入り、前述した初期状態に戻る。
【0031】t=t4 (t=0)で、制御回路14内の
クラッチ開時間設定回路141で設定されたクラッチ開
時間tU が経過し、制御回路14は、次のクラッチ閉信
号をクラッチ11に送り、弾球動作が同様に繰り返され
る。図2に示すタイミングチャートにおいて、t=t2
の時刻は、上記の動作説明における巻バネ3が遊技球7
を弾球した時点を示し、また、t=t3 は、次の遊技球
7が遊技球供給口から弾球位置に供給された時刻を示
す。
【0032】上記の説明から明らかなように、本実施例
においては、槌2の揺動を、従来のようなカムによるこ
となく、クラッチ11の開閉で行っている。従って、図
2に示すごとく、モータ10が無負荷で回転している時
間即ちt1 からt4 までの時間が従来に比べかなり短く
することができる。この結果、従来に比べ、モータ10
の利用効率を飛躍的に向上させることができる。それ
故、図1のモータ10としては、超小型の同期モータの
使用が可能となる。
【0033】また、槌2の先端部21の巻バネ3は、時
刻t=0からt=t2までの時間に遊技球7から離れて
いる。この時間は、モータ10の回転速度に応じて減速
ギヤ121,122の減速比を適宜設定してt=0から
t=t1 までの時間を長くとるようにして、充分長く設
定することができる。従って、槌2の先端部21の巻バ
ネ3が遊技球7から離れた後の充分な時間の経過によっ
て、遊技球7をレール6の最下部の端板61に当接する
位置で安定に静止させてから弾球することが可能であ
る。
【0034】また、クラッチ11が閉になっている時間
即ち図2のt=0からt=t1 までの時間は、槌2の先
端部21が、遊技球7に接触している初期状態からスタ
ンバイ位置まで、スプリング8の弾性による力に抗して
移動している時間であるが、このt=0からt=t1 ま
での時間(以下、tL で示す。)は、モータ10の回転
速度が変化すると変わってしまう。このtLの時間が変
化すると、発射周期Tが変化するため、単位時間当りの
発射数が変化してしまう。従って、前述のように、モー
タ10として同期モータを使用していると、従来と同じ
ように、50Hz地域と60Hz地域とで単位時間当り
の発射数が変化してしまう。これを防止するため、電源
周波数の違いを補償して周波数を一定化するインバータ
を介してモータ10に給電する構成を採用することがで
きる。この構成によれば、遊技球7の発射周期Tを電源
周波数に依存させないようにすることができるので、従
来のような使用地域に応じての調整をすることなく、単
位時間あたりの発射数を一定に保つことできる。
【0035】さらに、前記クラッチ開時間設定回路14
1でのクラッチ開時間の設定が変更自在である構成を採
用すると、遊技球7の発射周期Tを自在に変更すること
ができ、これにより単位時間あたりの遊技球7の発射速
度を自在に変更することができる。この際、モータ10
の回転速度は一定に保たれるので、従来のように、槌2
の揺動速度が変化して遊技球7の弾球強度が変化するこ
とがない。
【0036】次に、本願発明の第二の実施例を説明す
る。図3は、本願発明の第二の実施例の概略図であり、
図4は、第二の実施例における制御装置の動作を説明す
るタイミングチャートである。尚、第二の実施例の制御
回路装置19は、第一の実施例におけるクラッチ開時間
設定回路141の代わりに、予め定められた周期であっ
てかつクラッチ開信号の送信後所定時間経過の後に発生
するようにその位相が設定されているクラッチ閉信号を
発生させて制御回路14に送るクラッチ閉信号発生回路
15を含んでいる。このクラッチ閉信号発生回路15
は、具体的には、遊技球7の発射周期に等しい周期のタ
イミングパルスを発生させるタイミングパルス発生回路
である。制御装置19以外の構成については、図1に示
す第一の実施例の場合と同様なので、説明を省略する。
【0037】本実施例においても、モータ10は常時駆
動されて回転しており、また、基準時刻t=0に達する
寸前の状態では、遊技球7はレール6の最下部の弾球位
置に位置し、クラッチ11は開、槌2の上腕部22はス
トッパ9に当接した状態である。t=0において、制御
回路14内のクラッチ閉信号発生回路15が動作してク
ラッチ閉信号が発生し、これにより、制御回路14はク
ラッチ11にクラッチ閉信号を送る。この結果、クラッ
チ11が閉にされて、常時駆動されているモータ10の
回転がクラッチ11の出力軸112に伝えられ、減速ギ
ヤ121,122により減速されながら弾球軸1が回転
を始め、前記実施例と同様に、スプリング8の弾性によ
る力に抗して槌2の上腕部22が後方に移動し始める。
同時に、センサ用遮光板132も、出力軸112を中心
にした円周方向に移動する。
【0038】t=t1 で、センサ用遮光板132がフォ
トセンサ131を遮光する位置に達すると、前記実施例
と同様に、フォトセンサ131の検出信号が制御回路1
4に槌スタンバイ信号として送られ、クラッチ11が開
にされ、モータ10の回転が切り放され、スプリング8
の弾性による力により槌2が急に逆方向に揺動を開始す
る。そして、槌2の先端部21の巻バネ3が遊技球7に
勢いよく当接して遊技球7を弾球し、瞬時のうちに槌2
の上腕部22がストッパ9に当接して、槌2の揺動が停
止する。さらに、次の遊技球7が遊技球供給口から供給
されレール6の最下部の弾球位置で待機状態に入り、初
期状態に戻ることになる。
【0039】t=t4 (t=0)の時点で、クラッチ閉
信号発生回路15が次のクラッチ閉信号を発生し、これ
により、制御回路14がクラッチ11にクラッチ閉信号
を送り、弾球動作が同様に繰り返される。図4に示すタ
イミングチャートにおいて、t=t2 の時刻は、上記の
動作説明における巻バネ3が遊技球7を弾球した時刻を
示し、また、t=t3 は、次の遊技球7が遊技球供給口
から弾球位置に供給された時刻を示す。
【0040】上記の第二の実施例は、前記第一の実施例
同様、槌2の揺動をクラッチ11の開閉で行っているの
で、モータ10が無負荷で回転している時間を従来に比
べかなり短くすることができ、この結果、従来に比べ、
モータ10の利用効率を飛躍的に向上させることができ
ている。また、槌2の先端部21の巻バネ3が遊技球7
から離れている時間は、図3の時刻t=0からt=t3
までの時間であるが、減速ギヤ121,122の減速比
を適当に選んでt=0からt=t1 までの時間を充分長
くすることにより、このt=0からt=t3までの時間
を充分長くとることができる。従って、前記実施例同
様、槌2の先端部21の巻バネ3が遊技球7から離れた
後の充分な時間の経過によって、遊技球7をレール6の
最下部の端板61に当接する位置で安定に静止させてか
ら弾球することが可能である。
【0041】次に、前記第一の実施例との比較におい
て、本実施例の優位性を説明する。前記第一の実施例に
おける単位時間当りの発射数は、モータ10の回転速度
の変化により変化してしまい、前述のような電源周波数
の違いを補償するインバータ等の手段が必要になる。一
方、本実施例における単位時間当りの遊技球7の発射数
は、予め設定するクラッチ閉信号の周期Tにより一義的
に決まり、電源周波数に依存しない。例えば50Hzか
ら60Hzに電源周波数が変化した場合、t=0からt
=t1 の時間が若干短くなりt1 からt4 までの時間が
若干長くなるものの、発射周期Tは変わらない。従っ
て、第一の実施例のように、電源周波数の違いを補償し
て周波数を一定化するインバータを介して同期型のモー
タに給電するような構成を採用する必要がなく、モータ
機構の設計の自由度が増すという優位性を、上記第二の
実施例は有している。
【0042】尚、上記第二の実施例において、クラッチ
閉信号発生回路15が発生するクラッチ閉信号の周期の
設定を自在に変更できるような構成にすれば、単位時間
当りの発射数を自由に変えることができるのは、勿論で
ある。次に、本願の第三の発明の実施例を説明する。図
5は、本願発明の第三の実施例の概略図であり、図6
は、第三の実施例における制御装置の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【0043】第三の実施例の制御装置19は、センサ1
31及び制御回路14に加え、モータ10への給電回路
に設けられた開閉器18と、制御回路14に信号を出力
するクラッチ開信号発生回路16及びモータ回転開始ク
ラッチ閉信号発生回路17とを含んでいる。本実施例に
おいては、モータ10は、制御回路14からの信号によ
り開閉器18がオンされて駆動を開始し、フォトセンサ
131から槌スタンバイ信号を入力した制御回路14の
回転停止信号により開閉器18がオフされて駆動を停止
するものである。尚、本実施例におけるクラッチ開信号
発生回路16とモータ回転開始クラッチ閉信号発生回路
17は、図3に示す第二の実施例のクラッチ閉信号発生
回路15と同様、具体的には、発射周期に等しい周期の
タイミングパルスを発生させるタイミングパルス発生回
路である。尚、制御装置19以外の構成については、図
1に示す第一の実施例の場合と同様なので、説明を省略
する。
【0044】基準時刻t=0に達する寸前の状態では、
モータ10はオフ状態にあり回転していない。それ以外
の、槌2の上腕部22の位置やクラッチ11の開状態及
び遊技球7の待機状態などは、上記第一第二の実施例の
場合と同様である。t=0において、モータ回転開始ク
ラッチ閉信号発生回路17がモータ回転開始クラッチ閉
信号を発生させ、制御回路14がこのモータ回転開始ク
ラッチ閉信号を検出して、モータ10に回転開始信号を
送り、クラッチ11に閉信号を送る。これにより、減速
ギヤ121,122により減速されながら弾球軸1が回
転を始め、前記実施例と同様に、スプリング8の弾性に
よる力に抗して槌2の上腕部22が後方に移動し始め
る。同時に、センサ用遮光板132も、出力軸112を
中心にした円周方向に移動する。
【0045】t=t1 で、センサ用遮光板132がフォ
トセンサ131を遮光する位置に達すると、前記実施例
と同様に、フォトセンサ131の検出信号が制御回路1
4に槌スタンバイ信号として送られる。槌スタンバイ信
号の入力を受けた制御回路14は、モータ10の給電回
路の開閉器18に回転停止信号を送り、モータ10の回
転を停止させる。クラッチ11は閉の状態のままであ
る。モータ10としては逆回転防止機構付のモータ(ワ
ンウェイモータ)が使用されており、従って、この状態
では、スプリング8の弾性による力による逆トルクに抗
して回転停止状態を保っている。
【0046】t=t2 で、クラッチ開信号発生回路16
が動作して、クラッチ開信号が発生する。制御回路14
は、このクラッチ開信号を検出して、クラッチ11にク
ラッチ開信号を送り、クラッチ11を開にする。この結
果、スプリング8の弾性による力により槌2が急に逆方
向に揺動を開始し、遊技球7を弾球する。そして、次の
遊技球7が遊技球供給口から供給されレール6の最下部
の弾球位置で待機状態に入って、初期状態に戻る。
【0047】t=t5 (t=0)で、次のモータ回転開
始クラッチ閉信号が制御回路14から送られ、遊技球7
の発射が同様に繰り返される。図6に示すタイミングチ
ャートにおいて、t=t3 の時刻は、上記の動作説明に
おける巻バネ3が遊技球7を弾球した時刻を示し、ま
た、t=t4 の時刻は、次の遊技球7が遊技球供給口か
ら弾球位置に供給された時刻を示す。
【0048】図6から明かなように、モータ10への給
電回路の開閉器18がオンされている時間t=0からt
=t1 の間は、クラッチ11は常に閉にされており、モ
ータ10は常に負荷状態で回転している。従って、モー
タ10の利用効率は、従来との比較では100%の高効
率になっている。また、図6において、槌2の先端部2
1の巻バネ3が遊技球7から離れている時間は、モータ
回転開始クラッチ閉信号が送信されてから槌2の先端部
21が遊技球7を弾球するまでの時刻t=0からt=t
3 までの時間であるが、この時間も、減速ギヤ121,
122の減速比を適宜設定してt=0からt=t1 の時
間を長くしたり、クラッチ開信号とモータ回転開始クラ
ッチ閉信号との位相差を適宜設定してt=t1 からt=
t2 までの時間を長くすることにより、充分長く設定す
ることができる。従って、前記実施例同様、槌2の先端
部21の巻バネ3が遊技球7から離れた後の充分な時間
の経過によって、遊技球7をレール6の最下部の端板6
1に当接する位置で安定に静止させてから弾球すること
が可能である。
【0049】また、本実施例における単位時間当りの遊
技球7の発射数は、前記第二の実施例と同様に、予め設
定するクラッチ開信号の周期により一義的に決まり電源
周波数に依存しない。従って、例えば50Hzと60H
zのように電源周波数が異なる場合でも、単位時間当り
の発射数は一定に保たれる。次に、第二の実施例との比
較において本実施例の優位性を説明する。
【0050】特開昭63−29673号に開示されてい
るように、最近、法令の規制する範囲内において、単位
時間当りの遊技球7の発射数を多くし、遊技機の娯楽性
を高めることが考えられている。単位時間当りの遊技球
7の発射数を多くするためには、タイミングパルスの周
期を短くするとともにモータ10の回転速度を速くする
ことが必要である。ここで、モータ10の回転速度を速
くすることは、弾球準備位置までの移動時間が短くなる
ことを意味するから、センサ131からの槌スタンバイ
信号の入力の時点ですぐにクラッチ11を開にしてしま
う前記第二の実施例においては、槌2の先端部21が遊
技球7から離れている時間の短縮になってしまう。この
結果、単位時間当りの発射数を増やせても、弾球時にお
ける遊技球7に位置が安定しなくなり、遊技球7の発射
方向や速度が不安定になってしまうという欠点を有す
る。一方、第三の実施例によれば、槌2の先端部21が
弾球準備位置に達した後、一旦モータ10の回転を停止
させ、クラッチ開信号でクラッチ11を開にするので、
モータ10の回転速度を速くしても槌2の先端部21が
遊技球7から離れている時間の短縮になることはなく、
第二の実施例のような欠点はない。
【0051】
【発明の効果】以下、本願発明の効果を説明する。モー
タの小型化が図れる。即ち、請求項1から請求項8に記
載の発明によれば、モータの利用効率を向上させること
ができるので、従来に比べ小型のモータで充分動作可能
となる。
【0052】発射時における遊技球の静止安定性の向上
が図れる。同様に請求項1から請求項8に記載の発明に
よれば、槌の先端部が遊技球から離れている時間を充分
長くすることができるので、発射時に遊技球が安定に静
止しており、従って、発射方向や速度を安定させること
ができる。単位時間当りの発射数の電源周波数からの独
立性が図れる。
【0053】請求項3,請求項5及び請求項7に記載の
発明によれば、遊技球の発射周期を電源周波数に依存さ
せないようにすることができるので、使用地域の電源周
波数の違いを補償するための調整を必要とすることな
く、単位時間あたりの遊技球の発射周期を一定にするこ
とができる。単位時間当り発射数変更時の弾球強度の一
定性が図れる。
【0054】請求項4,請求項6及び請求項8の発明に
よれば、モータの回転速度を変更することなく単位時間
あたりの遊技球の発射数の変更が行えるので、発射数の
変更を行った場合でも、槌の揺動速度が変化せず、遊技
球の弾球強度を一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一の実施例の概略図である。
【図2】第一の実施例における制御装置の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【図3】本願発明の第二の実施例の概略図である。
【図4】第二の実施例における制御装置の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【図5】本願発明の第三の実施例の概略図である。
【図6】第三の実施例における制御装置の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【図7】従来の遊技球発射装置の正面概略図である。
【図8】従来の遊技球発射装置の側面概略図である。
【符号の説明】
1 弾球軸 2 槌 21 先端部 8 スプリン
グ 10 モータ 11 クラッチ 121 減速ギヤ 122 減速ギ
ヤ 131 フォトセンサ 14 制御回
路 141 クラッチ開時間設定回路 15 クラッ
チ閉信号発生回路 16 クラッチ開信号発生回路 17 モータ回転開始クラッチ閉信号発生回路 19 制御装置

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前板に取り付けられた弾球軸と、この弾
    球軸の一端に固定されることにより揺動可能な状態で軸
    支された槌と、弾球位置で待機する遊技球に向けて槌の
    先端部を付勢することにより弾球位置で遊技球を弾球す
    るためのスプリングと、槌の先端部を弾球位置から弾球
    位置の後方の弾球準備位置までスプリングの弾性による
    力に抗して移動させるために弾球軸を一定角度範囲内で
    回転させるモータと、モータの回転を弾球軸に対し伝達
    及び切り放すためにモータと弾球軸との間に介在された
    クラッチと、槌の先端部が弾球準備位置に位置した状態
    でクラッチにクラッチ開信号を送ることが可能な制御装
    置とを具備したことを特徴とする遊技球発射装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技球発射装置におい
    て、前記制御装置は、槌の先端部が弾球準備位置に位置
    したことを検出するセンサと、クラッチ開時間設定回路
    を有する制御回路とを含み、この制御回路は、弾球軸の
    回転により移動した槌の先端部が弾球準備位置に位置し
    た旨の槌スタンバイ信号をセンサから入力してクラッチ
    にクラッチ開信号を送った後、クラッチ開時間設定回路
    で設定されたクラッチ開時間の経過の後にクラッチ閉信
    号をクラッチに送ることを特徴とする遊技球発射装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の遊技球発射装置におい
    て、前記モータは、電源の周波数を所定の周波数にする
    インバータを介して給電される同期モータであることを
    特徴とする遊技球発射装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の遊技球
    発射装置において、前記クラッチ開時間設定回路でのク
    ラッチ開時間の設定は、変更自在であることを特徴とす
    る遊技球発射装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の遊技球発射装置におい
    て、前記制御装置は、槌の先端部が弾球準備位置に位置
    したことを検出するセンサと、予め設定された周期のク
    ラッチ閉信号を発生させるクラッチ閉信号発生回路と、
    センサ及びクラッチ閉信号発生回路からの信号が入力さ
    れる制御回路とを含み、この制御回路は、槌スタンバイ
    信号をセンサから入力してクラッチ開信号をクラッチに
    送った後、クラッチ閉信号発生回路で発生したクラッチ
    閉信号の入力により、クラッチ閉信号をクラッチに送る
    ことを特徴とする遊技球発射装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の遊技球発射装置におい
    て、クラッチ閉信号発生回路のクラッチ閉信号の周期の
    設定は、変更自在であることを特徴とする遊技球発射装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の遊技球発射装置におい
    て、前記制御装置は、槌の先端部が弾球準備位置に位置
    したことを検出するセンサと、モータへの給電回路に設
    けられた開閉器と、予め設定された周期のクラッチ開信
    号を発生させるクラッチ開信号発生回路と、該クラッチ
    開信号と同一の周期であってかつ該クラッチ開信号の送
    信の後所定時間経過の後に発生するようにその位相が設
    定されているモータ回転開始クラッチ閉信号発生回路
    と、センサ,クラッチ開信号発生回路及びモータ回転開
    始クラッチ閉信号発生回路からの信号を入力し、開閉器
    に制御信号を出力する制御回路とを含み、この制御回路
    は、槌スタンバイ信号をセンサから入力して開閉器に回
    転停止信号を送った後、クラッチ開信号発生回路で発生
    したクラッチ開信号によりクラッチ開信号をクラッチに
    送り、その後、モータ回転開始クラッチ閉信号発生回路
    で発生したモータ回転開始クラッチ閉信号により、開閉
    器に回転開始信号を、クラッチにクラッチ閉信号を送る
    ことを特徴とする遊技球発射装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の遊技球発射装置におい
    て、クラッチ開信号発生回路のクラッチ開信号及びモー
    タ回転開始クラッチ閉信号発生回路のモータ回転開始ク
    ラッチ閉信号の周期の設定は、変更自在であることを特
    徴とする遊技球発射装置。
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