JP2002159649A - パチンコ機の弾球発射装置 - Google Patents

パチンコ機の弾球発射装置

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JP2002159649A
JP2002159649A JP2000361137A JP2000361137A JP2002159649A JP 2002159649 A JP2002159649 A JP 2002159649A JP 2000361137 A JP2000361137 A JP 2000361137A JP 2000361137 A JP2000361137 A JP 2000361137A JP 2002159649 A JP2002159649 A JP 2002159649A
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ball
solenoid
hammer
firing
pachinko ball
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Akira Hozoji
昭 宝蔵寺
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Asama Factory Co
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Asama Factory Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球槌が復帰動作の途中にある時に発射動作
に入ることがなく、また球が完全に静止しないうちに弾
球するのを防止して安定した発射速度を得ることのでき
る弾球発射装置を提供する。 【解決手段】 弾球槌1と、弾球槌1を駆動する弾球発
射ソレノイド4と、球を発射位置に送り込む球送りソレ
ノイドと、操作ハンドルからの信号を入力して球の発射
パルス信号を出力する演算装置とにより装置を構成した
うえに、弾球槌1が待機位置にあることを確認して弾球
発射ソレノイドに電流を導通するための待機位置センサ
ーと、弾球槌1が球の発射位置に到達した時にそれを確
認して弾球発射ソレノイドの電流を直ちに遮断し球送り
ソレノイドに一定時間電流を導通するための発射位置セ
ンサーとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリーソレノ
イドによって駆動されるパチンコ機の弾球発射装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の球の発射サイクルは、弾球
槌が待機位置から球の発射位置まで移動する発射動作と
発射位置から待機位置にまで戻る復帰動作とからなる。
ロータリーソレノイド方式の弾球発射装置における球発
射の動作は、ソレノイド励磁力により弾球槌が加速され
ることによりなされるものであって、可変抵抗器と接続
された操作ハンドルを操作してソレノイドの励磁力を加
減することによって球の飛距離が調整される。球を発射
後は弾球槌は待機位置へ復帰するが、その復帰動作は従
来はバネ力により行なわれていたが、最近では簡単で効
率の良い自重復帰方式が採用されてきている。自重復帰
方式とは、ソレノイド電流を切れば自然に弾球槌が回転
して待機位置ストッパーに当たって停止する方式である
が、この復帰動作中に球送りソレノイドが一定時間オン
になって、次の球が発射レールに送り込まれる。
【0003】球の発射数は、1分間当り最大100発ま
でとの決まりがあるので、0.6秒での発射サイクル、
即ち弾球槌の発射動作と復帰動作により球が発射され
る。例えば、0.6秒周期の発射指示パルスの立ち上が
りから0.1秒後に球送りソレノイドをオンにして球を
発射レールに送り込み、球送りソレノイドをオフにして
0.3秒後に弾球発射ソレノイドを0.1秒間オンにし
て球を発射する。球を発射して弾球発射ソレノイドがオ
フになることによって再び次の発射指示パルスが立ち上
がる。
【0004】しかしながら、上記した自重復帰方式の弾
球発射装置においては、長期間使用することによる摩擦
抵抗等の変化で弾球槌が所定時間内に待機位置にまで戻
りきらない場合が起きる可能性がある。万一、完全に待
機位置に復帰していないうちに発射動作に入ると、加速
時間が不足してファール球になり、場合によってはダブ
ル打ちとなって遊技興趣を大きく削いでしまう。また、
弾球発射ソレノイドを一定時間励磁する従来の方式で
は、発射完了後も不要な通電が避けられず、電力の損
失、基板の発熱、ストッパーとの衝突力の増大といった
問題を招くものであった。
【0005】また、球送りソレノイドをオンとすること
により次の球が発射レール上に転がり込むが、この球は
少なくとも発射寸前までには所定位置に完全に静止して
いなければならない。しかしながら、従来は球が完全に
静止しないうちに弾球される可能性の高いものであっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、弾球槌が復帰動作の途中にある時に
発射動作に入ることがなく、また球が完全に静止しない
うちに弾球するのを防止して安定した発射速度を得るこ
とのできるパチンコ機の弾球発射装置を提供するために
なされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のパチンコ機の弾球発射装置は、弾
球槌と、弾球槌を駆動する弾球発射ソレノイドと、球を
発射位置に送り込む球送りソレノイドと、操作ハンドル
からの信号を入力して球の発射パルス信号を出力する演
算装置とからなるパチンコ機の弾球発射装置であって、
弾球槌が待機位置にあることを確認して弾球発射ソレノ
イドに電流を導通するための待機位置センサーと、弾球
槌が球の発射位置に到達した時にそれを確認して弾球発
射ソレノイドの電流を直ちに遮断し球送りソレノイドに
一定時間電流を導通するための発射位置センサーとを設
けたことを特徴とするものである。なお、待機位置セン
サーおよび発射位置センサーとして磁気センサーを用い
ることができるし、また、弾球槌の一端に磁気センサー
作動用の磁石を埋め込むことができる。
【0008】本発明のパチンコ機の弾球発射装置は、弾
球槌が待機位置にきた時にそれを検出する待機位置セン
サーを設けたことにより、毎回発射動作に入る前に弾球
槌が所定位置にあることを確認できるので、弾発力不足
によりファール球の発生を防止することができる。ま
た、弾球槌が球の発射位置にきた時にそれを検出する発
射位置センサーを設けたことにより、球の発射完了とと
もに直ちに弾球発射ソレノイドの通電をオフすることが
できるので、不必要な通電を避けることができる。ま
た、同時に球送りソレノイドに一定時間電流を導通して
次の球を速やかに供給開始することにより、従来よりも
余裕のある時間でもって次球を発射位置に送り込むこと
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明の
好ましい実施形態を示す。図1は本発明の弾球発射装置
の要部構成を示すブロック図であって、1は弾球槌、2
は弾球槌1の待機位置ストッパー、3はその発射位置ス
トッパー、4は弾球発射ソレノイド、5は弾球槌の位置
を検出するために弾球槌1の一端に埋め込まれた磁石で
ある。そして、弾球槌1が待機位置にあることを検出す
るための磁気センサーである位置検出センサー(図示し
ていない)が図中実線で示す弾球槌1の磁石の下方に設
けられており、発射位置にあることを検出するための磁
気センサーである位置検出センサー(図示していない)
が図中点線で示す弾球槌1の磁石の下方に備えられてい
る。さらに、弾球発射装置には球送りソレノイド(図示
していない)が備えられている。
【0010】図2は弾球の発射指令を出力する演算装置
の構成図であって、図中11は演算処理部であって、演
算処理部11内には、図示していない初期値フラグ、発
射中フラグ、指令値レジスタが設けられている。また、
12、13は弾球飛距離の初期指令値を設定するための
初期値設定スイッチであって、それぞれ中打ち用、右打
ち用である。14、15は押しボタン式で飛距離調整用
の弾調スイッチであり、それぞれ増大用、減少用のスイ
ッチであり、一度押して離すたびに演算処理部11内に
備えられている飛距離の指令値レジスタに設定された値
を一単位づつ増加または減少させる。
【0011】16は球を中打ち、右打ちに切り換えるた
めの狙い位置切替スイッチであり、17は発射・停止の
切替スイッチである。18は押しボタン式の単発用スイ
ッチであって、切替スイッチ17が停止側にあるときに
有効で、一回押して離すことにより弾球を一発発射す
る。19は操作ハンドルからのタッチセンサー信号、2
0は待機位置の位置検出センサーからの信号、21は発
射位置の位置検出センサーからの信号、22は弾球発射
ソレノイドの電流検出信号でありアナログ入力されるも
のである。また、23は球送りソレノイドのオン・オフ
信号であり、24は弾球発射ソレノイドのオン・オフ信
号である。
【0012】図3〜8は本発明の弾球の発射サイクルに
おけるフローを示すフローチャート図であって、図3、
4は全体フロー、図5〜8は部分フローを示すものであ
る。図3、4において、電源オンとして遊技が開始され
るとともに0.6秒タイマ割り込みが起動し、次に演算
装置はタッチセンサー信号21を見る。タッチセンサー
がオンの場合には、先ず初期値フラグを見て該フラグが
オフであれば弾球の飛距離の初期値設定スイッテ12、
13から初期指令値を読み込み、その値を対応する指令
値レジスタにセットする。タッチセンサーがオフになっ
た場合には初期値フラグがオフになるので、再びタッチ
センサーがオンとなった時にはまた最初の初期値が指令
値レジスタにセットされる。
【0013】次に、球の発射・停止の切替スイッチ17
をみて、スイッチが発射側であれば、発射中フラグを調
べ該フラグがオフの時、即ち発射開始時には発射中フラ
グをオンとしてセットするとともに、図5の部分フロー
の“最初発射”を実行することにより球送りソレノイド
を所定時間オンとして球を発射位置に送り込む。以降
は、球を発射した後続けて次の球を送り込む処理を行な
う図6の部分フローの“連続発射”を実行する。球を発
射中に切替スイッチ17が停止に切り替わったり、タッ
チセンサーがオフとなって発射が中断された場合には、
発射レール上に球を残さないように、図7の部分フロー
“最後発射”を実行する。また、球の発射の停止中に単
発用押しボタンスイッチ18が押して離されると、図5
と図7の部分フローを組み合わせた図8に示す部分フロ
ー“単発発射”が実行される。
【0014】球の発射制御は、既に球が準備されている
状態で図7の部分フロー“最後発射”を実行することに
よって行なわれる。即ち、先ず弾球槌1が待機位置にあ
ることを待機位置センサーからの信号20により確認
し、弾球発射ソレノイド4をオンとする。弾球発射ソレ
ノイド4をオンとすると同時に以後一定の微小周期、例
えば1ms毎にソレノイド電流を計測して電流検出信号
22により電流の時間積分値を求める。次に弾球槌1が
発射位置に到達しているか否かを発射位置センサーから
の信号21により確認し、信号21がオンなら直ちにソ
レノイド電流を切り本フローが終了される。また、信号
21がオフなら電流の時間積分値と、遊技者が操作して
飛距離調整用の弾調スイッチ14、15により増減され
る指令値とを比較し、時間積分値が指令値に達していれ
ば直ちにソレノイド電流を切断し、フローを終了する。
時間積分値が指令値に達していない場合には指令値に達
するまでソレノイド電流を流す。従って、所望の指令速
度でもってばらつきなく正確に弾球を発射することがで
きる。以上の処理は、0.6秒の周期に同期して繰り返
し実行される。
【0015】
【発明の効果】本発明のパチンコ機の弾球発射装置は、
弾球槌が待機位置にある時にその存在を検出する待機位
置センサーを設けたことにより、毎回発射動作に入る前
に弾球槌が所定位置にあることを確認できるので、弾発
力不足によりファール球の発生を防止することができ
て、遊技者の興趣を削ぐことがない。また、弾球槌が球
の発射位置にある時にその存在を検出する発射位置セン
サーを設けたことにより、球の発射完了とともに直ちに
弾球発射ソレノイドの通電をオフすることができるの
で、不必要な通電を避けて省電力とすることができる。
また、同時に球送りソレノイドに一定時間電流を導通し
て次の球を速やかに供給開始することができて、従来よ
りも余裕のある時間でもって次球を発射位置に送り込む
ことができるので、球が完全に静止しないうちに弾球す
ることがない。従って、本発明は遊技者及び業界に多く
の利点をもたらすものとして有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾球発射装置の要部構成図である。
【図2】演算装置の構成図である。
【図3】弾球の発射サイクルにおける全体フローの左半
分を示すフローチャート図である。
【図4】弾球の発射サイクルにおける全体フローの右半
分を示すフローチャート図である。
【図5】“最初発射”の部分フローを示すフローチャー
ト図である。
【図6】“連続発射”の部分フローを示すフローチャー
ト図である。
【図7】“最後発射”の部分フローを示すフローチャー
ト図である。
【図8】“単発発射”の部分フローを示すフローチャー
ト図である。
【符号の説明】
1 弾球槌 2 待機位置ストッパー 3 発射位置ストッパー 4 弾球発射ソレノイド 5 磁石 11 演算処理部 12、13 初期値設定スイッチ 14、15 弾調スイッチ 16 狙い位置切替スイッチ 17 発射・停止の切替スイッチ 18 単発用スイッチ 19 タッチセンサー信号 20 待機位置センサーからの信号 21 発射位置センサーからの信号 22 弾球発射ソレノイドの電流検出信号 23 球送りソレノイドのオン・オフ信号 24 弾球発射ソレノイドのオン・オフ信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球槌と、弾球槌を駆動する弾球発射ソ
    レノイドと、球を発射位置に送り込む球送りソレノイド
    と、操作ハンドルからの信号を入力して球の発射パルス
    信号を出力する演算装置とからなるパチンコ機の弾球発
    射装置であって、弾球槌が待機位置にあることを確認し
    て弾球発射ソレノイドに電流を導通するための待機位置
    センサーと、弾球槌が球の発射位置に到達した時にそれ
    を確認して弾球発射ソレノイドの電流を直ちに遮断し球
    送りソレノイドに一定時間電流を導通するための発射位
    置センサーとを設けたことを特徴とするパチンコ機の弾
    球発射装置。
  2. 【請求項2】 待機位置センサーおよび発射位置センサ
    ーが磁気センサーである請求項1記載のパチンコ機の弾
    球発射装置。
  3. 【請求項3】 弾球槌の一端に、磁気センサー作動用の
    磁石を埋め込んだ請求項1又は2記載のパチンコ機の弾
    球発射装置。
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