JP2007283137A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】意図的に大当たりの入賞確率を高めることができないようにする。
【解決手段】発射杵20を駆動させるロータリソレノイド23は、タッチ板によって遊技者が発射ハンドル17に触れていることを条件に駆動可能となる。そして、打球の発射操作中に単発スイッチ19が押されると、ロータリソレノイド23への電流が供給されず発射動作が停止する。その後、単発スイッチ19が解除されると、制御装置31はこのことを検知してROM33に書き込まれた乱数テーブルの中から乱数値を読み出す。そして、この読み出された値を順次減算して0に達したらロータリソレノイド23へ電流を供給する。制御装置31から電流供給のための信号が出力されるまでの時間は無作為に抽出される乱数によって定まるため、ロータリソレノイド23が駆動するまでの時間はランダムに遅延する。
【選択図】図2

Description

本発明は、パチンコ機の打球発射装置に関する。
従来より、いわゆるデジタル式と呼ばれるパチンコ機においては、マイクロコンピュータにより制御されていて、大当たりの判定は、パチンコ球がスタートチャッカーに入賞した時点で乱数テーブルから取り出される値によって決定される。乱数テーブル等から取り出される値が一周する時間(回転周期)はプログラム制御のため一定時間となる。乱数テーブル等から取り出された値のみが、例えば大当たりに対応したものであり、したがって、大当たりのタイミングが判明すれば、この回転周期毎にスタートチャッカーへ入賞させれば、理論上は常に大当たりの状態が期待できるということになる。
ところで、パチンコ球を発射するための操作用ハンドルにはタッチセンサが組み込まれており、遊技者が実際にハンドルに触れていないと、操作用ハンドルが回動操作されていても打球の発射がなされないようになっている。一方、操作用ハンドルに隣接した位置には単発スイッチと呼ばれる押しボタンスイッチが配されていて、操作用ハンドルを回動操作してパチンコ球を発射している最中にこの単発スイッチを押すことで随時に電動発射機構への給電を断って打球動作を停止させることができるようになっている。つまり、単発スイッチの押圧を解除すれば、再び打球の発射が可能になるため、単発スイッチを押したり離したりすることで、所望とする発射間隔でパチンコ球を発射させることができる。
また、このような方法とは別に、所望間隔で発射させる方法がある。すなわち、操作用ハンドルを適当な角度位置に操作したら、操作ハンドルにコイン等をかませてその位置に保持する。このとき、遊技者がハンドルに触れていないとタッチセンサによって電動発射機構が停止するが、再度ハンドルに触れると、ハンドルは既に所定の発射強度となる位置に保持されているため、直ちにパチンコ球の発射がなされるわけである。
したがって、単発スイッチを利用したり、あるいはコイン等で保持されたハンドルに瞬間的に触れたりする方法で、上記した回転周期に対応した間隔毎に打球を発射できれば、意図的に高い確率で大当たりを実現できる場合がありうる。従来、このような回転周期を体感させるような装置も市販されており、その対策に苦慮するところとなっていた。
本発明は上記した従来の問題点に鑑みて開発工夫されたものであり、その目的とするところは、このような意図的な大当たりを実現不能とするパチンコ機の打球発射装置を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1の発明は、パチンコ機の前面に設けられ遊技者により操作される発射操作部と、この発射操作部の操作により駆動される電気的駆動源と、この電気的駆動源の駆動力を受けてパチンコ球を発射する打球発射機構と、発射操作部が操作状態にあるときに遊技者の開閉操作によって前記電気的駆動源への電力の供給および停止を所望時において可能とするスイッチ手段と、このスイッチ手段の操作に伴って前記電気的駆動源に対して発せられる動作指令の出力タイミングをランダムに変化させる遅延手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項1の発明の作用は以下のようである。発射操作部が操作されると、電気的駆動源を介して打球発射機構が駆動し、これによってパチンコ球が遊技領域中へ発射される。このように、発射操作部が操作状態にあるときにスイッチ手段が操作されると、遅延手段からは電気的駆動源に対して動作指令信号がオン・オフされ、これに基づいて電気的駆動源に対する電力の供給および停止がなされ、所望時にパチンコ球の発射がなされる。
しかし、遅延手段からの動作指令信号の出力タイミングはランダムに変化するため、スイッチ手段の操作タイミングを意図的に狙っても、電気的駆動源への動作タイミングがランダムにずれるため、パチンコ球の発射タイミングを人為的に狙うことはできない。
このように本発明によれば、スイッチ手段を操作したときの電気的駆動源の駆動タイミングがランダムにばらつくようにしたため、乱数テーブル等の回転周期を利用して意図的に入賞確率を高めるような操作が防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
まず、パチンコ機1について、図1を参照して説明する。パチンコ機1の前面枠2には、金枠3が取り付けられている。そして、金枠3にはガラス板を備えたガラス扉枠4と前面板5とが開閉自在に設けられている。ガラス扉枠4の後方には、遊技盤6が配され、この遊技盤6は前面枠2の裏面に固定された図示しない遊技盤固定枠に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤6の前面には、パチンコ球を誘導する誘導レール8がほぼ円状に植設されている。この誘導レール8によって囲まれた領域が遊技領域9となっている。
遊技領域9のほぼ中央には、変動入賞装置10が設けられている。変動入賞装置10は、一対の開閉翼片を有し、開閉翼片11が一定時間(例えば、30秒)経過するまで、または一定個数(例えば、10個)入賞するまで開放し、かつそのような開放状態を数回(例えば16回)繰り返して短時間に多量の入賞球を発生させる大当たりの動作を行う。また、変動入賞装置10の下方には、複数のデジタル表示器よりなる可変表示器が形成されている。この可変表示器12は、遊技領域9の下方に設けられるスタートチャッカー13a,13b,13cにパチンコ球が入賞することによりその表示態様が変化し始め、一定時間(例えば、5秒)を経過することにより、停止するようになっている。そして、停止したときの複数のデジタル表示器の表示態様が予め定められた表示態様であるときに、開閉翼片11を前述した要領で開放させるようになっている。
また、遊技領域9には前述した変動入賞装置10およびスタートチャッカー13a,13b,13cの他に、一般入賞口14a〜14dが設けられ、また前述したいずれの入賞装置、あるいは入賞口にも入賞しなかったパチンコ球が誘導されるアウト口15が形成されている。
前面板5の表面には、入賞球の発生により払い出された景品球を貯留し、かつパチンコ球を発射位置に誘導する上皿16が取り付けられている。
また、前面枠2の下方には遊技者により操作される発射操作部としての発射ハンドル17が取り付けられている。発射ハンドル17にはパチンコ球の弾発力を調節するための調節レバー18が回動可能に設けられており、この例では調節レバー18とタッチスイッチとが兼用されている。さらに、前面枠2の下方であって発射ハンドル17の近くにはタッチスイッチ18と共に本発明のスイッチ手段を構成する単発スイッチ19が配されている。単発スイッチ19はそれが押されている間は後述する発射杵20等の打球発射機構の駆動を停止させ、離すことによって駆動を再開させるためのものである。
また、前面枠2の下方であって発射ハンドル17の側方には、上皿16に貯留しきれなかった景品球を貯留する下皿21が取り付けられている。
次に、パチンコ機1の背面側の部分的構造について、図3によって説明すると、発射ハンドル17の背面側には取付板22が配され、ここには打球発射機構の一部を構成するロータリソレノイド23が装着されている。ロータリソレノイド23は、図4に示すように、軸心に固定された電磁コイル24と、この電磁コイル24と同軸でかつ軸心周りに回動可能な円筒状の可動筒25とによって構成されている。可動筒25からは径方向へ発射杵20が延出しており、可動筒25が回動すると、発射杵20の先端に設けられた弾発部20aは円弧を描きつつガイドレール26に保持されたパチンコ球に向けて移動する。発射杵20にこのような動きをさせるために、前記電磁コイル24は一対の磁極発生片24a,24bを有しており、これに対し、可動筒25には磁性体よりなる一対の吸着片25a,25bが磁極発生片24a,24bに対応して設けられている。このうち、一方の吸着片25aは発射杵20の基部を折曲げて一体に形成されている。かくして、上記した磁極発生片24a,24bに磁極が発生していないときは吸着片25a,25bは図4において実線で示される位置にあり、磁極発生片24a,24bに磁極が発生すると吸着片25a,25bは磁極発生片24a,24bに吸引されて同図における二点鎖線で示す位置にまで変位する。なお、発射杵20の途中位置にはこれを左右から離間して挟む一対のストッパ27が設けられており、これによって発射杵20の回動範囲は一定の角度範囲に制限されている。
一方、取付板22の側方にはロータリソレノイド23に対する電力増幅回路28(図2参照)を備えた駆動ボックス29が設けられ、電力増幅回路28はリード線を介してロータリソレノイド23の電磁コイル24に接続されている。また、発射ハンドル17の裏面側において調節レバー18の軸端には調節レバー18の回動操作に伴って抵抗値が加減される可変抵抗器30が取り付けられ、かつこの可変抵抗器30は電力増幅回路28へ接続されている。さらに、電力増幅回路28はパチンコ機の裏面に配された後述する制御装置31(その配置状況については図示されない)に接続されている。
次に、上記した駆動ボックス29、ロータリソレノイド23等の打球発射機構に関連する各構成要素の電気的な接続構造を図2あるいは図5によって説明する。
前記した制御装置31はCPU32,ROM33,RAM34、さらにはインターフェース36a,bを備えたマイクロコンピュータによって構成されている。本例では、変動入賞装置10や可変表示器12などの動作を統括制御するメインのコントロールユニットとは別個に設けられたものであり、打球発射専用のユニットとして設定されている(但し、これらを兼用させるように構成してもよい。)そして、CPU32はROM33に格納されたプログラムにしたがって処理を行う。また、ROM33には多数の乱数が書き込まれた乱数テーブル(本例のものは大当たり処理のためのメインコントロールユニット中に設けられたものとは別個のものであるが、同じであってもよい)が形成されており、CPU32では後述するような遅延処理を行う際には、乱数テーブルの各アドレスに記憶された数値が順次RAM上に読み出される。さらに、制御装置31の入力側にはインターフェース37aを介して単発スイッチ19とタッチスイッチ18が接続されており、これらからの出力信号を受けて制御装置31はパルス発振回路40を有効化あるいは無効化させる。なお、ワンチップのCPUを利用してパルス発振回路40、電力増幅回路28をワンユニットとして組み込むようにしてもよい。
前記タッチスイッチ(調節レバー18)は対地間静電容量に基づき、遊技者がタッチスイッチ18に触れている時は制御装置31に対しハイレベルの信号を出力し、触れていない時はローレベルの信号を出力することができる。また、単発スイッチ19は本例ではノーマルクローズタイプのものが使用され、通常時(操作されていないとき)は制御装置31に対してハイレベルの信号を出力し、遊技者によって押圧操作されたときはローレベルの信号を出力するようになっている。
なお、上記したタッチスイッチ18および単発スイッチ19と制御装置31との間には、図示しないチャタリング防止回路が介在されており、これらの出力信号が不安定になるのを防止している。
一方、制御装置31の出力側にはパルス発振回路40が接続されており、制御装置31は上記したタッチスイッチ18および単発スイッチ19からの入力信号が共にハイレベルのタッチ信号であるとの判断に基づき、遅延処理を行いつつあるいは行うことなくパルス発振回路40へハイレベルの発射信号を出力する(遅延処理については後に説明する)。その信号を受けて、パルス発振回路40は打球の発射タイミングを表す発射タイミングパルスを発振するようになっている。そして、電力増幅回路28はこの発射タイミングパルスの入力に基づいてロータリソレノイド23に対する電流を増幅して出力する。
次に、制御装置31で実行される、本発明の実施例に係る打球発射制御ルーチンについて説明する。
この打球発射制御ルーチンは、遊技者が単発スイッチ19あるいはタッチスイッチ18を前記したような要領で、操作することでパチンコ球を単発発射させようとした場合に、打球発射装置(ロータリソレノイド23等)の駆動時期をランダムにばらつかせようとするもので、所定時間毎に繰り返し実行されるものである。以下、図6及び図7のフローチャートに沿って詳しく説明する。
制御装置31は、まず、タッチスイッチ18からの出力信号の読み込みがなされ、これがハイレベルか否かの判定がなされる(ステップ100)。
すなわち、遊技者が発射ハンドル17を把持すると、ステップ100においてタッチスイッチ18からの出力信号がハイレベルであると判断された場合、つまり遊技者がタッチスイッチ18に触れてタッチスイッチ18における対地間静電容量が大きくなるとタッチスイッチ18の出力ラインがハイレベル状態にあると判断され、次に、単発スイッチ19が押圧操作された否かの判定がなされる(ステップ110)。
単発スイッチ19はそれが押圧操作されていない通常の状態ではハイレベル信号を出力している。したがって、操作されていない通常の遊技中であると判定された場合には、フラグFが値1か否かが判定される(ステップ120)。このフラグFは、単発スイッチ19の押圧操作の有無およびタッチスイッチの接触・非接触に対応したものであり、つまり単発スイッチ19の出力ラインがハイレベル状態にありかつタッチスイッチ18の出力ラインがハイレベル状態ににあるときには値0が対応し、いずれかがローレベル状態にあるときは値1にそれぞれ対応するようになっている。なお、パチンコ機の電源投入時にはフラグFは値0,値1のいずれかが設定されている。
したがって、単発スイッチ19が押圧操作されることなく発射ハンドル17を把持して通常の遊技を行っている限りは、フラグFの値は0が代入されているため、通常の遊技中はステップ120では否定判定がなされ、制御装置からはパルス発振回路40に対してハイレベルの発射信号が出力され、かつフラグFに値0が代入され(ステップ130,140)、その後リターンに抜ける。
上記の間に、制御装置31からハイレベルの発射信号が出力されることにより、パルス発振回路40は所定のタイミングで発射タイミングパルスを出力し、電力増幅回路28を介して増幅された電流がロータリソレノイド23に供給され、発射杵20に対して一定のタイミングでパチンコ球の発射動作を行わせる。なお、ロータリソレノイド23への供給電流は、調節レバー18の回転操作角度に応じて加減される可変抵抗器30の抵抗値によって変化する。例えば、調節レバー18の回転操作角度が大きい場合には、ロータリソレノイド23に供給される電流が大きくなり、磁極発生片24a,24bに生じる磁界が強くなる。このため、強い力で可動筒25側の吸着片25a,25bを吸引するため、可動筒25は早い速度で角変位する。可動筒25の角変位に連動して発射杵20も急速に変位するため、ガイドレール26に保持されたパチンコ球を早い速度で発射させることになる。逆に、調節レバー18の回転操作角度が小さければロータリソレノイド23への供給電流も小さくなるため、発生する磁界も弱く、その分発射杵20の変位速度も小さくなり、パチンコ球の発射速度も小さい。
ところで、遊技中にあっては、前述したように図示しないメインのコントロールユニットによって乱数発生プログラムが動作し、スタートチャッカー13a,13b,13cの入賞の際に決定される乱数値に基づいて大当たりの処理がなされる。乱数テーブルの回転周期は一定であるため、何らかの方法で大当たりのタイミングがわかると、このタイミングを利用して回転周期を保持しつつスタートチャッカー13a,13b,13cに入賞させるような一定タイミングでパチンコ球が遊技領域9へと発射し、つまり単発スイッチ19を利用してこのような発射動作が繰り返すと、大当たりとなる確率が意図的に高められてしまうが、本例によればこのことが次のようにして解消される。
すなわち、調節ハンドル(タッチスイッチ18)を回動操作して所定の角度位置に調節した後、この状態をコイン等をハンドルに噛み込ませて保持する。そして、その状態でタッチスイッチ18に触れたり触れなかったりすることで、パチンコ球を単発発射させることができる、ということを前に述べた。
このような操作が行われた場合、まずステップ100で否定判定がなされる。すると、ステップ150においてフラグFに値1が代入され、つまりフラグFの値が0から1に変更され、その後パルス発振回路40にはローレベルの信号が出力され(ステップ160)、その後リターンに抜ける。
上記の動作をより具体的に説明すると、コイン等によって保持されたハンドルは遊技者が手を触れていない状態であるため、タッチスイッチ18における対地間静電容量は小さく、したがってタッチスイッチ18の出力ラインはローレベル状態にあるため、制御装置31はパルス発振回路40に動作指令を出力せず、したがってパルス発振回路40は発射タイミングパルスを発しない。このため、電力増幅回路28からはロータリソレノイド23に対する駆動電流が供給されず、結果としてパチンコ球の発射が停止する。
こうして調節レバー(タッチスイッチ18)が回動操作された状態でコイン等で保持すると、可変抵抗器30の抵抗値が電力増幅回路28に対し所望とする大きさの電流が供給できる状態にセットされ、つまり弾発力が既に調整済みの状態で、弾発動作が中断されているわけである。
その後、所定のタイミングで遊技者がタッチスイッチ18に瞬間的に触れると、ステップ100で肯定判定がなされ、このとき単発スイッチ19は操作されていないため、ステップ110においても同様に肯定判定がなされ、続いてステップ120に進む。このとき、フラグFには前回タッチスイッチ18に触れていなかったことを表す値1が代入されているため、ステップ120では肯定判定がなされ、以後は打球発射のための遅延処理(図6参照)がなされる。その後、フラグFに値0が代入され、リターンに抜ける(ステップ220)。
前記したように、制御装置31内では一定サイクルで乱数が発生しており、RAM上には逐次この値が読み出される。そして、所定時期に読み出された値が変数Rとして設定される(ステップ170,180)。次に、ステップ190,200においては、変数Rの値から1ずつ減算され、これが0になるまで繰り返される。かくして、取り出された乱数値によってこの0に至るまでの時間が異なるわけである。なお、この時間は500msec程度で変化させれば、通常の遊技には支障なく目的が達成できる。
そして、ステップ200において変数Rの値が0になったことが判定されると、パルス発振回路40に対してハイレベル信号が出力され(ステップ210)、その後ステップ220を経てリターンに抜ける。
かくして、パルス発振回路40に対してハイレベルの信号が出力される結果、ロータリソレノイド23が励磁して発射杵が弾発動作を行うのであるが、制御装置からパルス発振回路40へ発射信号が出力されるまでの時間は取り出された乱数値によって定まるため、出力タイミングはランダムにばらつく。したがって、タッチスイッチ18に対する接触・非接触の操作間隔が意図的に一定時間間隔毎に調整されたとしても、パチンコ球の発射間隔はランダムに変化することになる。したがって、入賞確率を高めるような操作を確実に制限することができる。
なお、上記したタッチスイッチ18による操作とは別に、遊技中(連続して打球を発射している間)における単発スイッチ19を利用した操作によっても意図的に単発発射が可能であるが、この場合にはタッチスイッチ18に触れながらの操作であるため、ステップ100では肯定判定がなされるが、続くステップ110において否定判定がなされる。その結果、フラグFは値1に変更され(ステップ150)、パルス発振回路40に対してはローレベル信号が出力されて打球発射は中断する。
そして、所定タイミングで単発スイッチ19の押圧操作が解除されると、つまりタッチスイッチ18に触れつつ単発スイッチ19のみ解除されると、ステップ110では肯定判定がなされ、ステップ120に進む。
しかし、ここでフラグFは前回単発スイッチ19が押圧操作されたことによってフラグFに値1が代入されているため、前記した遅延処理が開始される。この結果、単発スイッチ19の押圧・解除のタイミングを一定の時間間隔に揃えても、パチンコ球の発射間隔はランダムに変化する。
なお、本発明は種々の変更が可能であり、次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)この例では、ロータリソレノイド23を打球発射機構の駆動源としたが、これに限らず誘導モータ、パルスモータ、ソレノイド等、他の電気的駆動源によるものであってもよい。
(2)本例では、制御装置としてマイクロコンピュータを使用したが、このコンピュータによって実現される機能を電子部品を用いたワイヤードロジックな回路で実現した電子回路によるものとしてもよい。
パチンコ機の正面図 打球発射装置の電気回路を示すブロック図 発射杵周辺を示す斜視図 ロータリソレノイドの動作を概略的に示す断面図 遅延動作を行うためのフローチャート 遅延発射処理を示すフローチャート
符号の説明
1…パチンコ機
17…発射ハンドル
18…タッチスイッチ(触手検知手段、スイッチ手段)
19…単発スイッチ(スイッチ手段)
23…ロータリソレノイド
31…制御装置

Claims (1)

  1. パチンコ機の前面に設けられ遊技者により操作される発射操作部と、
    この発射操作部の操作により駆動される電気的駆動源と、この電気的駆動源の駆動力を受けてパチンコ球を発射する打球発射機構と、
    発射操作部が操作状態にあるときに遊技者の開閉操作によって前記電気的駆動源への電力の供給および停止を所望時において可能とするスイッチ手段と、
    このスイッチ手段の操作に伴って前記電気的駆動源に対して発せられる動作指令の出力タイミングをランダムに変化させる遅延手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ機の打球発射装置。
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