JP2010268959A - パチンコ機 - Google Patents

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Naohiro Suzuki
直広 鈴木
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Abstract

【課題】 遊技状態が確変になったときに右打ちをするように遊技者に報知することのできるパチンコ機を実現する。
【解決手段】 CPU81は、遊技状態が確変に変化したことを示す確変フラグがオンしているか否かを判定し(S1)、オンしていると判定した場合は(S1:Yes)、電子ボリューム10の出力電圧V1を検出する(S2)。続いて、CPU81は、検出した出力電圧V1が閾値電圧Vt未満であるか否かを判定し(S3)、閾値電圧Vt未満であると判定した場合は(S3:Yes)、右打ちするように演出表示器52に表示する(S4)。たとえば、演出表示器52に「右打ちしてください」とか「もっとハンドルを右に回してください」などのメッセージを表示する。
【選択図】 図9

Description

この発明は、所定の遊技状態のときに、いわゆる右打ちをすることにより、大当りの発生確率を高めることのできるパチンコ機に関する。
従来、この種のパチンコ機として、いわゆる権利物タイプのパチンコ機が知られている(特許文献1)。このパチンコ機では、遊技盤の右寄りの領域に回転チャッカと呼ばれる回転体を配置しており、その回転体に保持されて運ばれた遊技球が第3種始動口に入賞すると、大入賞口の開閉動作を所定期間繰り返すように構成されている。
一方、第1種パチンコ機では、遊技状態が、大当りの発生する確率が高くなる、いわゆる確変になると、普通電動役物が開閉翼片を開放している時間が通常時よりも延長され、遊技球が普通電動役物に入賞して特別図柄表示装置が特別図柄を変動表示する単位時間当りの変動回数が増加するため、大当りの発生する確率が高くなる。
ところで、最近、普通図柄表示装置が普通図柄の変動表示を開始する契機となるゲートと、普通電動役物とを遊技盤の右寄りの領域に配置し、遊技球がゲートを通過し易く、かつ、普通電動役物の開放した開放翼片から入賞し易い第1種パチンコ機が提案されている。この第1種パチンコ機では、遊技者は、確変になったときに遊技球が右寄りの領域を流下するように発射レバーを操作し、いわゆる右打ちを行う。
特開2002−301217号公報(第79〜81段落、図1、図2)
しかし、上記のパチンコ機で初めて遊技をする者は、普通電動役物が従来と変わって右寄りの領域に配置されていることを知らないため、遊技状態が確変になっても、右打ちをしない状態で遊技を継続してしまう。
そこでこの発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、遊技状態が確変になったときに右打ちをするように遊技者に報知することのできるパチンコ機を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の第1の特徴は、遊技盤(5)と、前記遊技盤へ遊技球(P)を発射する発射装置(33)と、前記発射装置を駆動するアクチュエータ(30)と、前記アクチュエータの出力を調節する調節装置(10,21)と、前記調節装置の出力を調節して遊技球の飛距離を調節するための部材であって遊技者が回動操作する発射レバー(4a〜4c)と、前記遊技盤の盤面の右寄りの領域に設けられた第1のゲート(61)と、前記右寄りの領域以外の領域に設けられた第2のゲート(53)と、遊技球が前記第1のゲートを通過したときに普通図柄を変動表示する普通図柄表示装置(54)と、前記盤面の右寄りの領域に設けられており、前記普通図柄表示装置が当り図柄を確定表示したときに遊技球の受入口(59)を所定時間拡張する役物(60)と、遊技球が前記第2のゲートまたは前記受入口に受入れられたときに特別図柄を変動表示する特別図柄表示装置(55,56)と、前記特別図柄表示装置が大当り図柄を確定表示したときに大入賞口を開口する入賞装置(57)と、を備えており、前記特別図柄表示装置が確定表示した大当り図柄が特定の図柄であった場合に、少なくとも遊技状態が、前記役物が受入口を拡張している時間が通常時よりも延長される特別遊技状態に変化するように設定されてなるパチンコ機(1)において、
遊技状態が前記特別遊技状態に変化しているか否かを判定する判定手段(ステップ(以下、Sと略す)1)と、前記操作部材の回動量を検出する検出手段(81,S2)と、前記判定手段が、前記時間が延長する遊技状態に変化していると判定し、かつ、前記検出手段により検出された回動量が閾値未満である場合に、発射した遊技球が前記右寄りの領域を流下するようにさせるための報知を行う報知手段(S3,S4,52)と、を備えることにある。
この発明の第2の特徴は、前述の第1の特徴において、前記特別遊技状態では、前記受入口(59)を拡張している時間が延長されることに加え、前記前記特別図柄表示装置(55,56)が大当り図柄を確定表示する確率と、前記普図図柄表示装置(54)が当り図柄を確定表示する確率とがそれぞれ通常時よりも高くなることにある。
この発明の第3の特徴は、前述の第1または第2の特徴において、前記特別遊技状態では、前記受入口(59)を拡張している時間が延長されることに加え、前記特別図柄表示装置(55,56)が前記特別図柄を変動表示している変動時間と、前記普通図柄表示装置(54)が前記普通図柄を変動表示している変動時間とがそれぞれ通常時よりも短縮されることにある。
この発明の第4の特徴は、前述の第1ないし第3の特徴のいずれか1つにおいて、前記報知手段(S3,S4,52)は、前記遊技盤(5)に設けられた画像表示装置(52)に前記報知の内容を表示することにある。
この発明の第5の特徴は、前述の第1ないし第4の特徴のいずれか1つにおいて、前記調節装置(10,21)は、前記アクチュエータ(30)へ駆動信号を出力して駆動する駆動回路(21)と、前記発射レバー(4a〜4c)の回動に伴って回動する磁石(11,12)と、前記磁石の磁界内に配置され、前記発射レバーの回動により前記磁石に対する相対角度が変化すると磁束密度が変化するように配置された磁気検出部材(18)と、前記磁気検出部材の磁束密度に対応する電圧を前記駆動回路へ出力することにより、前記駆動信号を制御する制御回路(19)と、を備えており、前記検出手段(81,S2)は、前記制御回路からの出力電圧に基いて前記操作部材の回動量を検出することにある。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
この発明は、発射レバーの回動量が閾値未満である場合に、発射した遊技球が遊技盤の右寄りの領域を流下するようにさせるための報知を行う報知手段を備えるため、このパチンコ機によって初めて遊技を行う遊技者に対して、遊技状態が確変になったときに右打ちをさせることができる。
特に、遊技球の飛距離は、発射装置を駆動するアクチュエータの駆動力が大きいほど長くなるため、そのアクチュエータの駆動力を検出することにより、遊技球の飛距離、つまり操作部材の回動量を検出することができる。
そこで、第5の特徴のように、アクチュエータの駆動力を制御する制御回路からの出力電圧を検出すれば、操作部材の回動量を検出することができる。また、制御回路からの出力電圧を検出すれば良いため、操作部材の回動量を検出するためのセンサなどを別個に設ける必要がない。
この発明の実施形態に係るパチンコ機を正面から見た説明図である。 図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤の説明図である。 発射装置などの説明図である。 発射ハンドルの内部構造を示す説明図であり、(a)は正面から見た内部構造、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。 発射レバーの回動に伴って電子ボリュームの回転シャフトが回動する状態を示す説明図であり、(a)は発射レバーを右方向へ回動する前の説明図、(b)は発射レバーを右方向へ回動した後の説明図である。 発射ハンドルに内蔵された発射停止スイッチの説明図であり、(a)は発射停止スイッチがオフになった状態の説明図、(b)は発射停止スイッチがオンした状態の説明図である。 電子ボリュームの説明図であり、(a)は電子ボリュームの断面図であり、(b)は電子ボリュームに備えられた磁石および磁気センサの説明図である。 電子ボリュームなどの回路図である。 CPU81が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
この発明の実施形態について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係るパチンコ機を正面から見た説明図である。
図1に示すように、この実施形態に係るパチンコ機1には、外殻を構成する前枠2が設けられており、その前枠2にはガラス枠3が開閉可能に取付けられている。ガラス枠3の内側には遊技盤5が設けられており、前枠2の前面右下方には、遊技盤5へ遊技球を発射する発射装置を操作する発射ハンドル4が取付けられている。遊技盤5の下方には、払出された賞球や貸球を収容する上受け皿6が設けられており、上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球を収容する下受け皿7が設けられている。
図2は、遊技盤5の構成を示す説明図であり、(a)は遊技盤の全体の説明図、(b)は(a)においてAで示す領域を拡大して示す説明図、(c)は普通電動役物を拡大して示す説明図である。遊技盤5の盤面には、多数の遊技釘50が打ち込まれており、遊技釘50によって遊技球の流下経路が形成されている。遊技盤5の盤面の周囲には、発射装置によって発射された遊技球を遊技領域に案内するためのレールセット71が設けられている。レールセット71の終端であって、遊技領域の右上角部には、矢印F2で示す起動で飛んできた遊技球を跳ね返すための返しゴム63が設けられている。
遊技盤5の中央には、センター飾り51が設けられている。このセンター飾り51は、大仏を模した飾りであり、盤面から前方へ突出する立体形状に形成されており、遊技領域の中央においてかなりの面積を占めている。センター飾り51自身の下部には、演出表示器52が設けられている。センター飾り51自身の左端には、遊技球が通過可能な左通過口58が開口形成されている。盤面の左側には、レールセット71の内周に沿って左サイド飾り68が設けられている。左サイド飾り68とセンター飾り51との間には、遊技球が流下する左寄り遊技領域が形成されている。
その左遊技領域には、風車69が回転自在に設けられている。また、図2(b)に示すように、左サイド飾り68には、普通図柄表示装置54と、第1特別図柄表示装置55と、第2特別図柄表示装置56とが設けられている。普通図柄表示装置54、第1特別図柄表示装置55および第2特別図柄表示装置56は、それぞれLEDにより構成されている。普通図柄表示装置54は、1個のLEDにより構成されており、そのLEDが複数の色を点滅させ、その点滅が停止したときの色が特定の色であるときに当りが発生する。なお、LEDの発光色が形成する模様が普通図柄である。
第1特別図柄表示装置55は3個のLEDにより構成されており、各LEDをランダムに点滅させ、その点滅が停止したときの点灯しているLEDの組合せが特定の組合せであるときに大当りが発生し、その組合せの種類によって大当りの種類が異なる。また、第2特別図柄表示装置56は2個のLEDにより構成されており、各LEDをランダムに点滅させ、その点滅が停止したときに少なくとも1個のLEDが点灯しているときの大当りが発生し、点灯しているLEDの数によって大当りの種類が異なる。なお、各LEDの発光色が形成する模様が特別図柄である。
また、左サイド飾り68には、左袖上入賞口64と、左袖入賞口65と、左下入賞口66とが設けられている。センター飾り51の直下には、第1始動口53が設けられている。この第1始動口53に遊技球が入賞すると、第1特別図柄表示装置55が特別図柄を変動表示する。センター飾り51と盤面の右端との間には、遊技球が流下する右寄り遊技領域が形成されている。その右寄り遊技領域には、右肩入賞口62が設けられており、その下方には、ゲート61が設けられている。このゲート61を遊技球が通過すると、普通図柄表示装置54が普通図柄を変動表示する。
ゲート61の下方には、普通電動役物60が設けられている。普通電動役物60は、図2(c)に示すように、一対の開閉翼片60aを備えている。各開閉翼片60aは、その基部が回動可能に軸支されており、その基部の回動によって先端を外方へ開いたり内方へ閉じたりする。図2(c)は、各開閉翼片60aが開いた状態である。普通電動役物60の直上には、遊技釘が存在するため、各開閉翼片60aが閉じた状態では、第2始動口59は遊技球が入賞できない大きさになり、各開閉翼片60aが開くと、第2始動口59が拡張され、遊技球が容易に入賞できる大きさになる。
普通電動役物60の下方には、右サイド飾り70が設けられており、その右サイド飾り70には、開閉部材を有する変動入賞装置57が設けられている。変動入賞装置57は、大当りが発生したときに開閉部材を作動させることにより、大入賞口57aを開口し、所定時間経過後に大入賞口57aを閉口する。遊技盤5自身の下部には、どこにも入賞などしなかった遊技球を回収するためのアウト口67が開口形成されている。
また、遊技盤5は、左寄り遊技領域を流下する遊技球が第1始動口53に入賞し易いように構成されている。このため、遊技者は、通常、遊技球が左寄り遊技領域を流下するように矢印F1で示す領域を狙って遊技球を発射する。
図3は、発射装置などの説明図である。発射装置33は、遊技球Pを発射地点へ流下させるための樋32と、発射地点にある遊技球Pを打撃する発射槌31とを備える。発射槌31は、ロータリソレノイド30の回転によって回動する。ロータリソレノイド30は、発射制御基板20に搭載された駆動回路から出力される駆動信号によって駆動される。発射装置33の前方には、樋32の上部へ遊技球を供給する発射球送り装置40が配置されている。
図4は、発射ハンドルの内部構造を示す説明図であり、(a)は正面から見た内部構造、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。図4(b)に示すように、発射ハンドル4は、その基部に筒状の部材4pを有する。この部材4pは、図2に示すように、前枠2に貫通形成された貫通孔2aに挿通固定されている。図4(b)に示すように、部材4pの前端には、フランジ状の部材4nが一体形成されており、その部材4nの前面には、略環状に形成された回転自在の部材4rが配置されている。この部材4rの周面には、図3および図4(a)に示すように、遊技者が指を引っ掛けて回動操作するための発射レバー4a,4b,4cが固定されている。
図4(b)に示すように、部材4rの前面には、略環状に形成されたタッチセンサホルダ4mが設けられている。タッチセンサホルダ4mの裏面には、タッチセンサ4kが設けられている。タッチセンサホルダ4mは導電性を有する。タッチセンサホルダ4mおよびタッチセンサ4kは電気的に接続されており、遊技者の手などの導電体がタッチセンサホルダ4mに接触すると、タッチセンサ4kがその接触を検出し、ロータリソレノイド30が通電状態になる。
タッチセンサホルダ4mの前端には、遊技者の掌を当てがう半球状の部材4sの後端が取付けられている。図4(b)に示すように、発射ハンドル4は、電子ボリューム10を内蔵している。電子ボリューム10は、部材4rの回転角に応じて遊技球の飛距離を調節するためのものである。また、電子ボリューム10の出力は、発射レバーの回動量を検出するために用いる。
図5に示すように、部材4rの周囲には、巻きバネ4tが装着されており、その巻きバネ4tのバネ力によって部材4rが回転方向へ付勢されている。図5(b)に示すように、発射レバー4a〜4cが時計方向に回転すると、巻きバネ4tが縮み、発射レバーを回転位置に保持している力を抜くと、図5(a)に示すように、巻きバネ4tのバネ力によって発射レバーが回転前の初期位置に復帰する。
図6は、発射ハンドルに内蔵された発射停止スイッチの説明図であり、(a)は発射停止スイッチがオフになった状態の説明図、(b)は発射停止スイッチがオンした状態の説明図である。発射ハンドル4には、遊技球の発射を停止させるための発射停止スイッチ4fと、発射レバーを回動している状態で遊技球の発射を停止させるための発射停止ボタン4hとが設けられている。
発射停止ボタン4hの先端は、遊技者が指で操作することができるように、発射ハンドル4の外周面に露出している。発射停止ボタン4hは、軸部材4iに回動自在に軸支されており、発射停止ボタン4hを押下すると、その基部4jが回動する。発射ハンドル4の回転シャフト4dには、その回転に伴って回動するリブ4eが設けられている。発射停止スイッチ4fは、スイッチ片4gを備える。スイッチ片4gは、発射停止ボタン4hの先端によって押下可能に配置されており、その押下がないときは、開いた状態に付勢されている。
図6(b)に示すように、発射レバー4a〜4cを回動させていないときは、リブ4eが発射停止ボタン4hの基部4jを押圧して発射停止ボタン4hを時計方向に回動させ、発射停止ボタン4hが発射停止スイッチ4fのスイッチ片4gを押下し、発射停止スイッチ4fがオンした状態になる。
また、図6(a)に示すように、発射レバーを時計方向へ回動させると、リブ4eによる基部4jの押圧が解かれるため、スイッチ片4gが開き、発射停止スイッチ4fがオフになり、遊技球が発射される。また、遊技球の発射中に発射停止ボタン4hを押下すると、スイッチ片4gが閉じ、発射停止スイッチ4fがオンし、遊技球の発射が停止する。
図7は、電子ボリュームの説明図であり、(a)は電子ボリュームの断面図であり、(b)は電子ボリュームに備えられた磁石および磁気センサの説明図である。
電子ボリューム10は、N極の磁石11と、S極の磁石12と、磁気センサ18と、回転シャフト17と、ネジ部13と、ハウジング14と、回路基板15とを備える。
ハウジング14は、磁気シールド材料により形成されており、外部の磁界の影響を受け難いようになっている。ハウジング14の内部には、磁石11,12、磁気センサ18、回路基板15が収容されている。ハウジング14の後面には、円筒状のネジ部13が後方へ突出形成されており、そのネジ部13には回転シャフト17が回転自在に挿通されている。ネジ部13の外周面には、雄ネジが形成されており、その雄ネジを発射ハンドル4内部に設けられた雌ネジにねじ込むことにより、電子ボリューム10が発射ハンドル4内部に固定される。
図4(b)に示すように、回転シャフト17の後端は、回転自在の部材4rの回転軸4r1に挿通固定されている。図5(b)に示すように、遊技者が発射レバー4a〜4cに指を引っ掛けて部材4rを回転させると、その回転に伴って回転シャフト17も回転するようになっている。
図7(b)に示すように、半円形の磁石11,12は相対向して配置されており、その境界部分と僅かな空隙を置いて磁気センサ18が配置されている。磁気センサ18は、ホール効果を利用したホール素子により構成されている。磁石11,12間には、回転シャフト17の前端を挿通固定するための孔16が形成されており、回転シャフト17の回転に伴って磁石11,12が回転するように構成されている。磁気センサ18は、回路基板15に搭載された回路と電気的に接続されている。
図8は、電子ボリューム10などの回路図である。電子ボリューム10は、ホール素子である磁気センサ18と、この磁気センサ18から発生した電圧を増幅するアナログ増幅器19とを備えている。VCC−VEE間に印加された電圧は、抵抗R1,R2を経て、ホール素子である磁気センサ18に印加される。磁気センサ18に発生する磁束密度が0の場合、磁気センサ18は電圧を発生せず、抵抗R3,R4に接続される出力部を通じて、アナログ増幅器19には入力が与えられない。これは磁気センサ18の感磁部に磁石11,12のN極とS極との境界が対面する無磁力の場合も同様である。
ここで、発射レバーを時計方向に回転させると、それに伴って電子ボリューム10の回転シャフト17も時計方向へ回転し、磁気センサ18に磁石11のN極が近づく。すると、抵抗R4に接続された磁気センサ18の出力端子にプラス電圧が、抵抗R3に接続された出力端子側にマイナス電圧がそれぞれ発生する。この磁気センサ18の出力電圧は、アナログ増幅器19に入力され、負帰還抵抗R5により定められた増幅率によって増幅され、駆動回路21に出力される。
これにより、駆動回路21から駆動信号が出力され、ロータリソレノイド30が駆動し、遊技球が発射される。そして、回転シャフト17の回転角度がさらに大きくなると、電子ボリューム10の出力電圧は次第に上昇し、駆動回路21からロータリソレノイド30に供給するパルス電流の電流値が大きくなり、ロータリソレノイド30のトルクが大きくなり、遊技球の飛距離が長くなる。
また、アナログ増幅器19の出力は、主制御基板80にも与えられている。主制御基板80は、CPU81と、RAM82と、ROM83とを備えている。主制御基板80には、演出表示器52が接続されている。CPU81は、入賞の判定、ゲート通過の判定、普通図柄が当りか否かの判定、特別図柄が大当りが否かの判定、演出表示器52の表示内容の決定、大当り遊技の進行制御など、遊技の主な内容および流れを制御する。CPU81が各種の制御を実行するためのコンピュータプログラムはROM83に格納されており、必要に応じてROM83から読出したコンピュータプログラムをRAM82に一時的に格納する。また、RAM82はCPU81の処理結果や演算結果などを一時的に格納する。
また、CPU81は、遊技状態が確変に変化しているときにアナログ増幅器19の出力電圧を検出し、その出力電圧が閾値未満であるときに発射レバー4a〜4cの回動量が不足している、つまり、遊技者が右打ちをしていないと判定し、右打ちを促すメッセージを演出表示器52に表示させる。また、演出表示器52は、当りや大当りが発生したときに動画などの演出画像を表示する。
図9は、CPU81が実行する処理の流れを示すフローチャートである。CPU81は、遊技状態が確変に変化していることを示す確変フラグがオンしているか否かを判定し(S1)、オンしていると判定した場合は(S1:Yes)、電子ボリューム10の出力電圧V1を検出する(S2)。続いて、CPU81は、検出した出力電圧V1が閾値電圧Vt未満であるか否かを判定し(S3)、閾値電圧Vt未満であると判定した場合は(S3:Yes)、右打ちするように演出表示器52に表示する(S4)。たとえば、演出表示器52に「右打ちしてください」とか「もっとハンドルを右に回してください」などのメッセージを表示する。
そして、遊技者が発射レバー4a〜4cをさらに右回転させて右打ちを行い、電子ボリューム10の出力電圧V1が閾値電圧Vt以上になると、S3において否定判定し(S3:No)、右打ちするように指示していた表示を消す(S5)。
以上のように、上述した実施形態のパチンコ機1は、確変になったときの発射レバーの回動量が不足しており、右打ちが行われていない場合に、右打ちをするように促すメッセージを演出表示器に表示することができるため、このパチンコ機によって初めて遊技を行う遊技者に対して、遊技状態が確変になったときに右打ちをさせることができる。
特に、電子ボリューム10の出力電圧V1に基いて発射レバー4a〜4cの回動量を検出することができるため、発射レバーの回動量を検出するためのセンサなどを別個に設ける必要がない。
なお、パチンコ機1に備えられたスピーカから音声で右打ちの指示を行うように構成することもできる。また、電子ボリュームに代えて可変抵抗ボリュームを用いることもできる。
1・・パチンコ機、4・・発射ハンドル、4a〜4c・・発射レバー、
10・・電子ボリューム、11,12・・磁石、18・・磁気センサ、
21・・駆動回路、30・・ロータリソレノイド、52・・演出表示器、
53・・第1始動口、59・・第2始動口、60・・普通電動役物、61・・ゲート、
P・・遊技球。

Claims (5)

  1. 遊技盤と、
    前記遊技盤へ遊技球を発射する発射装置と、
    前記発射装置を駆動するアクチュエータと、
    前記アクチュエータの出力を調節する調節装置と、
    前記調節装置の出力を調節して遊技球の飛距離を調節するための部材であって遊技者が回動操作する発射レバーと、
    前記遊技盤の盤面の右寄りの領域に設けられた第1のゲートと、
    前記右寄りの領域以外の領域に設けられた第2のゲートと、
    遊技球が前記第1のゲートを通過したときに普通図柄を変動表示する普通図柄表示装置と、
    前記盤面の右寄りの領域に設けられており、前記普通図柄表示装置が当り図柄を確定表示したときに遊技球の受入口を所定時間拡張する役物と、
    遊技球が前記第2のゲートまたは前記受入口に受入れられたときに特別図柄を変動表示する特別図柄表示装置と、
    前記特別図柄表示装置が大当り図柄を確定表示したときに大入賞口を開口する入賞装置と、を備えており、前記特別図柄表示装置が確定表示した大当り図柄が特定の図柄であった場合に、少なくとも遊技状態が、前記役物が受入口を拡張している時間が通常時よりも延長される特別遊技状態に変化するように設定されてなるパチンコ機において、
    遊技状態が前記特別遊技状態に変化しているか否かを判定する判定手段と、
    前記操作部材の回動量を検出する検出手段と、
    前記判定手段が、前記時間が延長する遊技状態に変化していると判定し、かつ、前記検出手段により検出された回動量が閾値未満である場合に、発射した遊技球が前記右寄りの領域を流下するようにさせるための報知を行う報知手段と、
    を備えることを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記特別遊技状態では、
    前記受入口を拡張している時間が延長されることに加え、前記前記特別図柄表示装置が大当り図柄を確定表示する確率と、前記普図図柄表示装置が当り図柄を確定表示する確率とがそれぞれ通常時よりも高くなることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 前記特別遊技状態では、
    前記受入口を拡張している時間が延長されることに加え、前記特別図柄表示装置が前記特別図柄を変動表示している変動時間と、前記普通図柄表示装置が前記普通図柄を変動表示している変動時間とがそれぞれ通常時よりも短縮されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 前記報知手段は、
    前記遊技盤に設けられた画像表示装置に前記報知の内容を表示することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のパチンコ機。
  5. 前記調節装置は、
    前記アクチュエータへ駆動信号を出力して駆動する駆動回路と、
    前記発射レバーの回動に伴って回動する磁石と、
    前記磁石の磁界内に配置され、前記発射レバーの回動により前記磁石に対する相対角度が変化すると磁束密度が変化するように配置された磁気検出部材と、
    前記磁気検出部材の磁束密度に対応する電圧を前記駆動回路へ出力することにより、前記駆動信号を制御する制御回路と、を備えており、
    前記検出手段は、
    前記制御回路からの出力電圧に基いて前記操作部材の回動量を検出することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のパチンコ機。
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