JP2921804B2 - 無線通信装置 - Google Patents
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/38—Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
- H04B1/40—Circuits
- H04B1/403—Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W88/00—Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
- H04W88/02—Terminal devices
- H04W88/06—Terminal devices adapted for operation in multiple networks or having at least two operational modes, e.g. multi-mode terminals
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/24—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
- H04B7/26—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M9/00—Arrangements for interconnection not involving centralised switching
- H04M9/08—Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic
- H04M9/082—Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic using echo cancellers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車電話システムや携
帯電話システム、コードレス電話システム等の移動無線
通信システムに係わり、特に基地局装置と無線移動局装
置との間の無線通信方式としてアナログモードとディジ
タルモードとを選択的に使用するようにした移動無線通
信システムに関する。
帯電話システム、コードレス電話システム等の移動無線
通信システムに係わり、特に基地局装置と無線移動局装
置との間の無線通信方式としてアナログモードとディジ
タルモードとを選択的に使用するようにした移動無線通
信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、セルラ−方式の無線通信システム
における加入者の数は増加しており、音声信号の送受信
に用いられる周波数の有効利用が唱えられている。この
周波数の有効利用のために、ディジタル通信方式を現在
普及しているアナログ通信方式に組み入れることが望ま
れている。
における加入者の数は増加しており、音声信号の送受信
に用いられる周波数の有効利用が唱えられている。この
周波数の有効利用のために、ディジタル通信方式を現在
普及しているアナログ通信方式に組み入れることが望ま
れている。
【0003】そこで、このようにアナログとディジタル
の通信方式を備えた通信方式はデュアルモ−ド通信方式
と呼ばれ、基地局と移動局の間の音声信号の送信がアナ
ログモ−ドかディジタルモ−ドのどちらかで選択的に行
われるようになっている。
の通信方式を備えた通信方式はデュアルモ−ド通信方式
と呼ばれ、基地局と移動局の間の音声信号の送信がアナ
ログモ−ドかディジタルモ−ドのどちらかで選択的に行
われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような無
線通信装置においてディジタルモード用の回路とアナロ
グモード用の回路とが全て別個に設けられていたため、
回路構成が複雑で大型化してしまうという問題があっ
た。
線通信装置においてディジタルモード用の回路とアナロ
グモード用の回路とが全て別個に設けられていたため、
回路構成が複雑で大型化してしまうという問題があっ
た。
【0005】そこで、本発明はディジタルモード用の回
路とアナログモード用の回路とを所定部分において共用
化することにより、回路構成が簡単で装置の小型化を図
り得る無線通信装置を提供することを目的とする。
路とアナログモード用の回路とを所定部分において共用
化することにより、回路構成が簡単で装置の小型化を図
り得る無線通信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、基地局および装置間において確立された無
線回線を介して音声信号がアナログモードとディジタル
モードにおいて選択的に送信される無線システムに使用
される無線通信装置において、前記無線回線を介して送
信される無線周波数信号を受信し、この受信された無線
周波数信号を所定周波数のアナログ信号に復調して、こ
の復調されたアナログ信号を出力するための受信手段
と、入力信号を無線周波数信号に変調し、この無線周波
数信号を無線回線を介して送信するための送信手段と、
装置より送信される音声信号を入力するための音声入力
手段と、前記入力された音声信号をディジタル音声信号
に変換するための第1のアナログディジタル変換手段
と、入力されるディジタル信号を音声信号に変換するた
めの第1のディジタルアナログ変換手段と、前記受信さ
れた無線周波数信号に応じた音声信号を出力するための
音声出力手段と、前記第1のアナログディジタル変換手
段及び前記第1のディジタルアナログ変換手段に接続さ
れ、前記音声入力手段と前記音声出力手段との間の音響
結合によって生じるエコーをキャンセルして、このエコ
ーキャンセルされた信号を出力するためのエコーキャン
セリング手段と、装置がディジタルモードで動作すると
き、前記受信手段より出力された前記復調アナログ信号
をディジタル信号に変換して、このディジタル信号を出
力するための第2のアナログディジタル変換手段と、装
置がディジタルモードで動作するとき、前記第2のアナ
ログディジタル変換手段より出力された前記ディジタル
信号を復号化して、この復号化された信号を前記エコー
キャンセリング手段に出力し、また、前記エコーキャン
セリング手段より出力された前記エコーキャンセルされ
た信号を符号化して、この符号化された信号を出力する
ための復号符号化手段と、装置がディジタルモードで動
作するとき、この復号符号化手段より出力された前記符
号化された信号をアナログ信号に変換して、このアナロ
グ信号を前記送信手段に出力するための第2のディジタ
ルアナログ変換手段と、装置がアナログモードで動作す
るとき、前記エコーキャンセリング手段から出力された
前記エコーキャンセルされた信号をアナログ信号に変換
して、このアナログ信号を出力するための第3のディジ
タルアナログ変換手段と、装置がアナログモードで動作
するとき、この第3のディジタルアナログ変換手段より
出力された前記アナログ信号に対して処理を施して、こ
の処理の施されたアナログ信号を前記送信手段に出力
し、また、前記受信手段より出力された前記復調された
アナログ信号に対して処理を施して、この処理の施され
たアナログ信号を出力するためのアナログ信号処理手段
と、装置がアナログモードで動作するとき、前記アナロ
グ信号処理手段から出力された前記処理の施されたアナ
ログ信号をディジタル信号に変換して、このディジタル
信号を前記エコーキャンセリング手段に出力するための
第3のアナログディジタル変換手段とを具備したことを
特徴とする無線通信装置を提供する。
に本発明は、基地局および装置間において確立された無
線回線を介して音声信号がアナログモードとディジタル
モードにおいて選択的に送信される無線システムに使用
される無線通信装置において、前記無線回線を介して送
信される無線周波数信号を受信し、この受信された無線
周波数信号を所定周波数のアナログ信号に復調して、こ
の復調されたアナログ信号を出力するための受信手段
と、入力信号を無線周波数信号に変調し、この無線周波
数信号を無線回線を介して送信するための送信手段と、
装置より送信される音声信号を入力するための音声入力
手段と、前記入力された音声信号をディジタル音声信号
に変換するための第1のアナログディジタル変換手段
と、入力されるディジタル信号を音声信号に変換するた
めの第1のディジタルアナログ変換手段と、前記受信さ
れた無線周波数信号に応じた音声信号を出力するための
音声出力手段と、前記第1のアナログディジタル変換手
段及び前記第1のディジタルアナログ変換手段に接続さ
れ、前記音声入力手段と前記音声出力手段との間の音響
結合によって生じるエコーをキャンセルして、このエコ
ーキャンセルされた信号を出力するためのエコーキャン
セリング手段と、装置がディジタルモードで動作すると
き、前記受信手段より出力された前記復調アナログ信号
をディジタル信号に変換して、このディジタル信号を出
力するための第2のアナログディジタル変換手段と、装
置がディジタルモードで動作するとき、前記第2のアナ
ログディジタル変換手段より出力された前記ディジタル
信号を復号化して、この復号化された信号を前記エコー
キャンセリング手段に出力し、また、前記エコーキャン
セリング手段より出力された前記エコーキャンセルされ
た信号を符号化して、この符号化された信号を出力する
ための復号符号化手段と、装置がディジタルモードで動
作するとき、この復号符号化手段より出力された前記符
号化された信号をアナログ信号に変換して、このアナロ
グ信号を前記送信手段に出力するための第2のディジタ
ルアナログ変換手段と、装置がアナログモードで動作す
るとき、前記エコーキャンセリング手段から出力された
前記エコーキャンセルされた信号をアナログ信号に変換
して、このアナログ信号を出力するための第3のディジ
タルアナログ変換手段と、装置がアナログモードで動作
するとき、この第3のディジタルアナログ変換手段より
出力された前記アナログ信号に対して処理を施して、こ
の処理の施されたアナログ信号を前記送信手段に出力
し、また、前記受信手段より出力された前記復調された
アナログ信号に対して処理を施して、この処理の施され
たアナログ信号を出力するためのアナログ信号処理手段
と、装置がアナログモードで動作するとき、前記アナロ
グ信号処理手段から出力された前記処理の施されたアナ
ログ信号をディジタル信号に変換して、このディジタル
信号を前記エコーキャンセリング手段に出力するための
第3のアナログディジタル変換手段とを具備したことを
特徴とする無線通信装置を提供する。
【0007】また、前記第2のアナログディジタル変換
手段と前記第3のアナログディジタル変換手段が1つの
ユニットにおいて実行され、前記受信手段より出力され
た前記復調されたアナログ信号または前記アナログ信号
処理手段から出力された前記処理の施されたアナログ信
号を前記ユニットに選択的に供給するスイッチと、前記
ユニットの出力信号を前記復号符号化手段または前記エ
コーキャンセリング手段に選択的に供給するスイッチと
を具備してもよい。
手段と前記第3のアナログディジタル変換手段が1つの
ユニットにおいて実行され、前記受信手段より出力され
た前記復調されたアナログ信号または前記アナログ信号
処理手段から出力された前記処理の施されたアナログ信
号を前記ユニットに選択的に供給するスイッチと、前記
ユニットの出力信号を前記復号符号化手段または前記エ
コーキャンセリング手段に選択的に供給するスイッチと
を具備してもよい。
【0008】さらに、前記第2のディジタルアナログ変
換手段と前記第3のディジタルアナログ変換手段が1つ
のユニットにおいて実行され、前記復号符号化手段より
出力された前記符号化された信号または前記エコーキャ
ンセリング手段より出力された前記エコーキャンセルさ
れた信号を前記ユニットに選択的に供給するスイッチ
と、前記ユニットの出力信号を前記送信手段または前記
アナログ信号処理手段に選択的に供給するスイッチとを
具備してもよい。
換手段と前記第3のディジタルアナログ変換手段が1つ
のユニットにおいて実行され、前記復号符号化手段より
出力された前記符号化された信号または前記エコーキャ
ンセリング手段より出力された前記エコーキャンセルさ
れた信号を前記ユニットに選択的に供給するスイッチ
と、前記ユニットの出力信号を前記送信手段または前記
アナログ信号処理手段に選択的に供給するスイッチとを
具備してもよい。
【0009】
【作用】本発明によれば、ディジタルモードが設定され
ているとき、受信手段で受信復調された信号は第2のア
ナログディジタル変換手段でディジタル信号に変換され
た後、復号符号化手段で復号化される。そして、復号化
された信号はエコーキャンセリング手段を介して第1の
ディジタルアナログ変換手段でアナログ音声信号に変換
され、音声出力手段から出力される。また、音声入力手
段から入力された音声信号は第1のアナログディジタル
変換手段によってディジタル信号に変換され、エコーキ
ャンセリング手段でエコーキャンセルされた後、復号符
号化手段に入力される。そして、復号符号化手段で、符
号化された信号は第2のディジタルアナログ変換手段で
アナログ信号に変換され、送信手段において変調された
後送信される。一方、アナログモードでは、受信手段で
受信復調された信号はアナログ信号処理手段において所
定の処理が施され、第3のアナログディジタル変換手段
で、ディジタル信号に変換される。そして、このディジ
タル信号はエコーキャンセリング手段を介して第1のデ
ィジタルアナログ変換手段でアナログ音声信号に変換さ
れ、音声出力手段から出力される。また、音声入力手段
から入力された音声信号は第1のアナログディジタル変
換手段によってディジタル信号に変換され、エコーキャ
ンセリング手段でエコーキャンセルされた後、第3のデ
ィジタルアナログ変換手段においてアナログ信号に変換
される。そして、このアナログ信号はアナログ信号処理
手段において所定の処理が施され、送信手段において変
調された後送信される。
ているとき、受信手段で受信復調された信号は第2のア
ナログディジタル変換手段でディジタル信号に変換され
た後、復号符号化手段で復号化される。そして、復号化
された信号はエコーキャンセリング手段を介して第1の
ディジタルアナログ変換手段でアナログ音声信号に変換
され、音声出力手段から出力される。また、音声入力手
段から入力された音声信号は第1のアナログディジタル
変換手段によってディジタル信号に変換され、エコーキ
ャンセリング手段でエコーキャンセルされた後、復号符
号化手段に入力される。そして、復号符号化手段で、符
号化された信号は第2のディジタルアナログ変換手段で
アナログ信号に変換され、送信手段において変調された
後送信される。一方、アナログモードでは、受信手段で
受信復調された信号はアナログ信号処理手段において所
定の処理が施され、第3のアナログディジタル変換手段
で、ディジタル信号に変換される。そして、このディジ
タル信号はエコーキャンセリング手段を介して第1のデ
ィジタルアナログ変換手段でアナログ音声信号に変換さ
れ、音声出力手段から出力される。また、音声入力手段
から入力された音声信号は第1のアナログディジタル変
換手段によってディジタル信号に変換され、エコーキャ
ンセリング手段でエコーキャンセルされた後、第3のデ
ィジタルアナログ変換手段においてアナログ信号に変換
される。そして、このアナログ信号はアナログ信号処理
手段において所定の処理が施され、送信手段において変
調された後送信される。
【0010】すなわち、ディジタルモードとアナログモ
ードとの場合において、エコーキャンセリング手段、さ
らには第1のアナログディジタル変換手段および第1の
ディジタルアナログ変換手段が共用されるので、回路構
成の簡単化及び装置の小型化を図ることが可能となる。
ードとの場合において、エコーキャンセリング手段、さ
らには第1のアナログディジタル変換手段および第1の
ディジタルアナログ変換手段が共用されるので、回路構
成の簡単化及び装置の小型化を図ることが可能となる。
【0011】また、第2のアナログディジタル変換手段
と第3のアナログディジタル変換手段を共用することに
より、さらにまた、第2のディジタルアナログ変換手段
と第3のディジタルアナログ変換手段を共用することに
より、さらなる回路構成の簡単化および装置の小型化を
図ることが可能となる。
と第3のアナログディジタル変換手段を共用することに
より、さらにまた、第2のディジタルアナログ変換手段
と第3のディジタルアナログ変換手段を共用することに
より、さらなる回路構成の簡単化および装置の小型化を
図ることが可能となる。
【0012】
【実施例】まず、デュアルモードの無線通信方式を採用
した移動無線通信システムについて説明する。
した移動無線通信システムについて説明する。
【0013】デュアルモードとは、アナログモードとデ
ィジタルモードとを併用した方式のことである。すなわ
ち、音声信号がアナログモードとディジタルモードのど
ちらかで選択的に送信される方式である。
ィジタルモードとを併用した方式のことである。すなわ
ち、音声信号がアナログモードとディジタルモードのど
ちらかで選択的に送信される方式である。
【0014】この種のシステムは、例えば図1に示すよ
うに、有線電話網NWに接続された制御局CSと、この
制御局CSに対し各々有線回線CL1〜CL3を介して
接続された複数の基地局BS1〜BS3と、複数の無線
移動局(図では1局のみを図示)PSとを備えている。
上記各基地局BS1〜BS3は、各々無線ゾーンE1〜
E3を有している。無線移動局PSは、上記各基地局B
S1〜BS3の無線ゾーンE1〜E3内において、各基
地局BS1〜BS3に対し無線回線を介して接続され
る。
うに、有線電話網NWに接続された制御局CSと、この
制御局CSに対し各々有線回線CL1〜CL3を介して
接続された複数の基地局BS1〜BS3と、複数の無線
移動局(図では1局のみを図示)PSとを備えている。
上記各基地局BS1〜BS3は、各々無線ゾーンE1〜
E3を有している。無線移動局PSは、上記各基地局B
S1〜BS3の無線ゾーンE1〜E3内において、各基
地局BS1〜BS3に対し無線回線を介して接続され
る。
【0015】この無線回線による通信方式には、先に述
べたようにアナログモードとディジタルモードとが使用
される。アナログモードは、送信側で音声信号およびデ
ータにより搬送波を角度変調して送信し、受信側で送信
側から送られた変調搬送波を受信して、角度復調するこ
とにより音声およびデータを再生する方式である。
べたようにアナログモードとディジタルモードとが使用
される。アナログモードは、送信側で音声信号およびデ
ータにより搬送波を角度変調して送信し、受信側で送信
側から送られた変調搬送波を受信して、角度復調するこ
とにより音声およびデータを再生する方式である。
【0016】一方、ディジタルモードは、送信側で音声
信号およびデータを符号化して、この符号化された信号
により搬送波を変調して送信し、受信側で上記送信側か
ら送られた変調搬送波を受信して復調したのち、この復
調信号を復合することにより音声信号及びデータを再生
する方式である。また、このディジタルモードによる無
線通信では、1つの無線周波数により複数のタイムスロ
ットを時分割多重して伝送する方式が用いられる。
信号およびデータを符号化して、この符号化された信号
により搬送波を変調して送信し、受信側で上記送信側か
ら送られた変調搬送波を受信して復調したのち、この復
調信号を復合することにより音声信号及びデータを再生
する方式である。また、このディジタルモードによる無
線通信では、1つの無線周波数により複数のタイムスロ
ットを時分割多重して伝送する方式が用いられる。
【0017】ところで、この種のシステムで使用される
無線通信装置には、ディジタルモード用の回路とアナロ
グモード用の回路とがそれぞれ必要である。ディジタル
モード用の回路としては、例えばディジタル変復調回
路、通話信号の符号化および復号化を行なうためのスピ
ーチコーデック、誤り訂正用の符号化および復号化を行
なうためのチャンネルコーデックがある。これに対しア
ナログモード用の回路としては、通信信号に対し帯域制
限や圧縮伸長等の信号処理を行なうためのアナログ信号
処理回路がある。また、ディジタルモードおよびアナロ
グモードの双方に必要な回路として、エコーキャンセラ
がある。このエコーキャンセラは、ハンズフリー通話の
場合にスピーカとマイクロホンとの間で発生する音響エ
コーを低減するために必要不可欠である。
無線通信装置には、ディジタルモード用の回路とアナロ
グモード用の回路とがそれぞれ必要である。ディジタル
モード用の回路としては、例えばディジタル変復調回
路、通話信号の符号化および復号化を行なうためのスピ
ーチコーデック、誤り訂正用の符号化および復号化を行
なうためのチャンネルコーデックがある。これに対しア
ナログモード用の回路としては、通信信号に対し帯域制
限や圧縮伸長等の信号処理を行なうためのアナログ信号
処理回路がある。また、ディジタルモードおよびアナロ
グモードの双方に必要な回路として、エコーキャンセラ
がある。このエコーキャンセラは、ハンズフリー通話の
場合にスピーカとマイクロホンとの間で発生する音響エ
コーを低減するために必要不可欠である。
【0018】図2はこの種のシステムに用いられる無線
通信装置における本発明の第1の実施例の構成を示す回
路ブロック図である。
通信装置における本発明の第1の実施例の構成を示す回
路ブロック図である。
【0019】同図において、第1の実施例に係る無線通
信装置は、アンテナ1と、共用器2と、受信回路3と、
ディジタルモードの場合のディジタル復調回路5と、送
信回路18と、ディジタルモードの場合のディジタル変
調回路17と、受信回路3および送信回路18に所定の
送受信周波数を供給するための周波数シンセサイザ4
と、アナログモードの場合のアナログ信号処理回路20
と、チャネルコーデック8と、スピーチコーデック9
と、エコーキャンセラ10と、チャネルコーデック8に
接続されるA/D変換器7、D/A変換器15と、ディ
ジタル復調回路5とA/D変換器7との間、およびD/
A変換器15とディジタル変調回路17との間にそれぞ
れ設けられたアナログ切換スイッチ6,16と、スピー
カ12と、マイクロホン13と、これらスピーカ12、
マイクロホン13とエコーキャンセラ10との間にそれ
ぞれ設けられたD/A変換器11,A/D変換器14
と、制御回路31と、入力表示部40と、電源回路50
とから構成される。
信装置は、アンテナ1と、共用器2と、受信回路3と、
ディジタルモードの場合のディジタル復調回路5と、送
信回路18と、ディジタルモードの場合のディジタル変
調回路17と、受信回路3および送信回路18に所定の
送受信周波数を供給するための周波数シンセサイザ4
と、アナログモードの場合のアナログ信号処理回路20
と、チャネルコーデック8と、スピーチコーデック9
と、エコーキャンセラ10と、チャネルコーデック8に
接続されるA/D変換器7、D/A変換器15と、ディ
ジタル復調回路5とA/D変換器7との間、およびD/
A変換器15とディジタル変調回路17との間にそれぞ
れ設けられたアナログ切換スイッチ6,16と、スピー
カ12と、マイクロホン13と、これらスピーカ12、
マイクロホン13とエコーキャンセラ10との間にそれ
ぞれ設けられたD/A変換器11,A/D変換器14
と、制御回路31と、入力表示部40と、電源回路50
とから構成される。
【0020】アナログ切換スイッチ6,16は制御回路
31から出力される切換制御信号S1の論理レベルに従
って切換動作するもので、この切換えにより上記ディジ
タル復調回路5およびディジタル変調回路17とアナロ
グ信号処理回路20とを択一的にA/D変換器7および
D/A変換器15に接続する。
31から出力される切換制御信号S1の論理レベルに従
って切換動作するもので、この切換えにより上記ディジ
タル復調回路5およびディジタル変調回路17とアナロ
グ信号処理回路20とを択一的にA/D変換器7および
D/A変換器15に接続する。
【0021】制御回路31は、マイクロコンピュータを
主制御部として備えたもので、その制御手段として無線
回線の接続制御手段等に加えて、切換制御手段と、コー
デック制御手段とを備えている。切替制御手段は、通信
開始時に無線回線接続制御手段により決定された無線通
信モードに応じて動作するもので、無線通信モードがデ
ィジタルモードの場合には、アナログ切換スイッチ6,
16をそれぞれディジタル復調回路5およびディジタル
変調回路17側に切換え、これによりディジタル復調回
路5およびディジタル変調回路17をそれぞれA/D変
換器7およびD/A変換器15に接続する。また無線通
信モードがアナログモードの場合には、アナログ切換ス
イッチ6,16をアナログ信号処理回路20側に切換え
て、アナログ信号処理回路20をA/D変換器7および
D/A変換器15に接続する。
主制御部として備えたもので、その制御手段として無線
回線の接続制御手段等に加えて、切換制御手段と、コー
デック制御手段とを備えている。切替制御手段は、通信
開始時に無線回線接続制御手段により決定された無線通
信モードに応じて動作するもので、無線通信モードがデ
ィジタルモードの場合には、アナログ切換スイッチ6,
16をそれぞれディジタル復調回路5およびディジタル
変調回路17側に切換え、これによりディジタル復調回
路5およびディジタル変調回路17をそれぞれA/D変
換器7およびD/A変換器15に接続する。また無線通
信モードがアナログモードの場合には、アナログ切換ス
イッチ6,16をアナログ信号処理回路20側に切換え
て、アナログ信号処理回路20をA/D変換器7および
D/A変換器15に接続する。
【0022】コーデック制御手段は、無線通信モードが
ディジタルモードの場合には、チャネルコーデック8お
よびスピーチコーデック9をそれぞれそのまま動作さ
せ、アナログモードの場合には、チャネルコーデック8
およびスピーチコーデック9の動作を停止させて受話信
号および送話信号をそのまま通過させるものでる。
ディジタルモードの場合には、チャネルコーデック8お
よびスピーチコーデック9をそれぞれそのまま動作さ
せ、アナログモードの場合には、チャネルコーデック8
およびスピーチコーデック9の動作を停止させて受話信
号および送話信号をそのまま通過させるものでる。
【0023】尚、入力表示部40は発信スイッチやダイ
ヤルキー、表示器等が配設されている。また、電源回路
50は例えば自動車用バッテリの出力を基に所定の電源
電圧Vccを生成する。
ヤルキー、表示器等が配設されている。また、電源回路
50は例えば自動車用バッテリの出力を基に所定の電源
電圧Vccを生成する。
【0024】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。
を説明する。
【0025】無線通信モードは、発信または着信に際し
図示しない基地局との間で制御データの授受を行なうこ
とにより設定される。いま仮にディジタルモードが設定
されたとする。そうすると、制御回路31からはディジ
タルモード用の切換制御信号S1が発生される。このた
め、各アナログ切換スイッチ6,16はそれぞれディジ
タル復調回路5およびディジタル変調回路17側に切換
わる。また制御回路31は、DSPからなるチャネルコ
ーデック8およびスピーチコーデック9に対し動作命令
を与える。このため、チャネルコーデック8およびスピ
ーチコーデック9は、それぞれ入力信号に対し所定の符
号化処理および復号化処理を行なう状態となる。
図示しない基地局との間で制御データの授受を行なうこ
とにより設定される。いま仮にディジタルモードが設定
されたとする。そうすると、制御回路31からはディジ
タルモード用の切換制御信号S1が発生される。このた
め、各アナログ切換スイッチ6,16はそれぞれディジ
タル復調回路5およびディジタル変調回路17側に切換
わる。また制御回路31は、DSPからなるチャネルコ
ーデック8およびスピーチコーデック9に対し動作命令
を与える。このため、チャネルコーデック8およびスピ
ーチコーデック9は、それぞれ入力信号に対し所定の符
号化処理および復号化処理を行なう状態となる。
【0026】この状態で通信が開始されると、基地局か
ら送られた搬送波信号はアンテナ1を介して受信回路3
で受信復調(中間周波数信号を出力)されたのちディジ
タル復調回路5によりアナログのベースバンド信号に再
生される。このベースバンド信号は、アナログ切換スイ
ッチ6を介してA/D変換器7に供給され、ここでディ
ジタル信号に変換される。そして、まずチャネルコーデ
ック8で誤り訂正復号化処理がなされ、次にスピーチコ
ーデック9で復号化処理されてディジタル受話信号が再
生される。このディジタル受話信号はエコーキャンセラ
10ではエコーキャンセル処理を受けず、D/A変換器
11でアナログ信号に戻され、しかるのちスピーカ12
から拡声出力される。
ら送られた搬送波信号はアンテナ1を介して受信回路3
で受信復調(中間周波数信号を出力)されたのちディジ
タル復調回路5によりアナログのベースバンド信号に再
生される。このベースバンド信号は、アナログ切換スイ
ッチ6を介してA/D変換器7に供給され、ここでディ
ジタル信号に変換される。そして、まずチャネルコーデ
ック8で誤り訂正復号化処理がなされ、次にスピーチコ
ーデック9で復号化処理されてディジタル受話信号が再
生される。このディジタル受話信号はエコーキャンセラ
10ではエコーキャンセル処理を受けず、D/A変換器
11でアナログ信号に戻され、しかるのちスピーカ12
から拡声出力される。
【0027】これに対しマイクロホン13に入力された
送話音声は、マイクロホン13で送話信号に変換された
のちA/D変換器14でディジタル化(PCM化)され
る。
送話音声は、マイクロホン13で送話信号に変換された
のちA/D変換器14でディジタル化(PCM化)され
る。
【0028】このディジタル送話信号は、先ずエコーキ
ャンセラ10でエコーキャンセル処理されたのち、スピ
ーチコーデック9で符号化処理され、さらにチャネルコ
ーデック8により誤り訂正符号化処理される。そして、
この符号化処理がなされたディジタル送話信号は、D/
A変換器15でアナログ信号に変換されたのちアナログ
切換スイッチ16を介してディジタル変調回路17に入
力される。このディジタル変調回路17では、上記送話
信号を変調信号として搬送波のディジタル変調が行なわ
れる。その変調方式としては例えばQPSK方式が使用
される。そうしてディジタル変調回路17から出力され
た変調搬送波信号(中間周波数信号)は、送信回路18
で無線周波帯の信号に周波数変換されたのちアンテナ1
から基地局へ向けて送信される。
ャンセラ10でエコーキャンセル処理されたのち、スピ
ーチコーデック9で符号化処理され、さらにチャネルコ
ーデック8により誤り訂正符号化処理される。そして、
この符号化処理がなされたディジタル送話信号は、D/
A変換器15でアナログ信号に変換されたのちアナログ
切換スイッチ16を介してディジタル変調回路17に入
力される。このディジタル変調回路17では、上記送話
信号を変調信号として搬送波のディジタル変調が行なわ
れる。その変調方式としては例えばQPSK方式が使用
される。そうしてディジタル変調回路17から出力され
た変調搬送波信号(中間周波数信号)は、送信回路18
で無線周波帯の信号に周波数変換されたのちアンテナ1
から基地局へ向けて送信される。
【0029】一方、無線通信方式としてアナログモード
が設定された場合には次のような動作が行われる。すな
わち、制御回路31からはアナログモード用の切換制御
信号S1が出力される。このため、各アナログ切換スイ
ッチ6,16はアナログ信号処理回路20側に切換わ
り、これによりA/D変換器7およびD/A変換器15
にはアナログ信号処理回路20が接続される。また、制
御回路31はチャネルコーデック8およびスピーチコー
デック9に対しそれぞれ処理停止命令を与える。このた
め、チャネルコーデック8およびスピーチコーデック9
は、入力信号に対し符号化処理および復号化処理を行な
わずに、入力信号をそのまま通過させる状態となる。
が設定された場合には次のような動作が行われる。すな
わち、制御回路31からはアナログモード用の切換制御
信号S1が出力される。このため、各アナログ切換スイ
ッチ6,16はアナログ信号処理回路20側に切換わ
り、これによりA/D変換器7およびD/A変換器15
にはアナログ信号処理回路20が接続される。また、制
御回路31はチャネルコーデック8およびスピーチコー
デック9に対しそれぞれ処理停止命令を与える。このた
め、チャネルコーデック8およびスピーチコーデック9
は、入力信号に対し符号化処理および復号化処理を行な
わずに、入力信号をそのまま通過させる状態となる。
【0030】この状態で基地局から搬送波信号が送られ
ると、この搬送波信号はアンテナ1を介して受信回路3
で受信復調(ベースバンド信号を出力)されたのち、ア
ナログ信号処理回路20に供給される。このアナログ信
号処理回路20では、上記復調信号に対し帯域制限や伸
長処理等が行なわれ、これにより受話信号が再生され
る。この受話信号はアナログ切換スイッチ6を介してA
/D変換器7に入力され、ここでディジタル信号に変換
される。そして、チャネルコーデック8およびスピーチ
コーデック9に順次入力される。しかし、このときチャ
ネルコーデック8およびスピーチコーデック9は、上記
したように制御回路1からの処理停止命令により処理を
行なわずに入力信号を通過させる状態となっている。こ
のため、上記ディジタル化された受話信号は、チャネル
コーデック8およびスピーチコーデック9をそのまま通
過してエコーキャンセラ10に入力される。そして、上
記ディジタル受話信号は、このエコーキャンセラ10で
エコーキャンセル処理を受けず、D/A変換器11でア
ナログ信号に戻されたのちスピーカ12から拡声出力さ
れる。
ると、この搬送波信号はアンテナ1を介して受信回路3
で受信復調(ベースバンド信号を出力)されたのち、ア
ナログ信号処理回路20に供給される。このアナログ信
号処理回路20では、上記復調信号に対し帯域制限や伸
長処理等が行なわれ、これにより受話信号が再生され
る。この受話信号はアナログ切換スイッチ6を介してA
/D変換器7に入力され、ここでディジタル信号に変換
される。そして、チャネルコーデック8およびスピーチ
コーデック9に順次入力される。しかし、このときチャ
ネルコーデック8およびスピーチコーデック9は、上記
したように制御回路1からの処理停止命令により処理を
行なわずに入力信号を通過させる状態となっている。こ
のため、上記ディジタル化された受話信号は、チャネル
コーデック8およびスピーチコーデック9をそのまま通
過してエコーキャンセラ10に入力される。そして、上
記ディジタル受話信号は、このエコーキャンセラ10で
エコーキャンセル処理を受けず、D/A変換器11でア
ナログ信号に戻されたのちスピーカ12から拡声出力さ
れる。
【0031】これに対しスピーカ13に入力された送話
音声は、このスピーカ13で送話信号に変換され、さら
にA/D変換器14でディジタル信号に変換されたのち
エコーキャンセラ10に入力される。そして、このエコ
ーキャンセラ10で音響エコーをキャンセルするための
処理が行なわれたのち、スピーチコーデック9およびチ
ャネルコーデック8に順に入力される。しかし、このと
きスピーチコーデック9およびチャネルコーデック8は
先に述べたように制御回路31からの処理停止命令によ
り処理動作を行なわない状態に設定されている。このた
め、上記エコーキャンセラ10から出力されたディジタ
ル送話信号は、上記スピーチコーデック9およびチャネ
ルコーデック8をそのまま通過してD/A変換器15に
入力される。そして、このD/A変換器15でアナログ
信号に戻されたのち、アナログ切換スイッチ16を介し
てアナログ信号処理回路20に入力される。このアナロ
グ信号処理回路20では、上記送話信号に対し帯域制限
および圧縮処理が行なわれる。そうして無線送信に必要
なアナログ信号処理が行なわれた送話信号は変調信号と
して送信回路18に供給され、この結果搬送波が上記送
話信号によりFM変調されてアンテナ1から基地局へ向
けて送信される。
音声は、このスピーカ13で送話信号に変換され、さら
にA/D変換器14でディジタル信号に変換されたのち
エコーキャンセラ10に入力される。そして、このエコ
ーキャンセラ10で音響エコーをキャンセルするための
処理が行なわれたのち、スピーチコーデック9およびチ
ャネルコーデック8に順に入力される。しかし、このと
きスピーチコーデック9およびチャネルコーデック8は
先に述べたように制御回路31からの処理停止命令によ
り処理動作を行なわない状態に設定されている。このた
め、上記エコーキャンセラ10から出力されたディジタ
ル送話信号は、上記スピーチコーデック9およびチャネ
ルコーデック8をそのまま通過してD/A変換器15に
入力される。そして、このD/A変換器15でアナログ
信号に戻されたのち、アナログ切換スイッチ16を介し
てアナログ信号処理回路20に入力される。このアナロ
グ信号処理回路20では、上記送話信号に対し帯域制限
および圧縮処理が行なわれる。そうして無線送信に必要
なアナログ信号処理が行なわれた送話信号は変調信号と
して送信回路18に供給され、この結果搬送波が上記送
話信号によりFM変調されてアンテナ1から基地局へ向
けて送信される。
【0032】このように本実施例であれば、ディジタル
復調回路5およびディジタル変調回路17とA/D変換
器7およびD/A変換器15との間にそれぞれアナログ
切換スイッチ6,16を設け、このアナログ切換スイッ
チ6,16によりディジタル復調回路5およびディジタ
ル変調回路17とアナログ信号処理回路20とを切換え
るようにしたので、ディジタルモード用として既に設け
られているA/D変換器7およびD/A変換器15を、
アナログモード設定時にその通話信号をエコーキャンセ
ラ10に通すためにA/D変換およびD/A変換するた
めの回路として共用することができる。したがって、従
来より考えられていた構成に比べて、A/D変換器およ
びD/A変換器の数を減らすことができ、これにより回
路構成を簡単化しかつ装置を小形化することが可能とな
る。
復調回路5およびディジタル変調回路17とA/D変換
器7およびD/A変換器15との間にそれぞれアナログ
切換スイッチ6,16を設け、このアナログ切換スイッ
チ6,16によりディジタル復調回路5およびディジタ
ル変調回路17とアナログ信号処理回路20とを切換え
るようにしたので、ディジタルモード用として既に設け
られているA/D変換器7およびD/A変換器15を、
アナログモード設定時にその通話信号をエコーキャンセ
ラ10に通すためにA/D変換およびD/A変換するた
めの回路として共用することができる。したがって、従
来より考えられていた構成に比べて、A/D変換器およ
びD/A変換器の数を減らすことができ、これにより回
路構成を簡単化しかつ装置を小形化することが可能とな
る。
【0033】また、このように構成するとアナログモー
ド設定時にも、通話信号がチャネルコーデック8および
スピーチコーデック9に供給されて不要な処理が行なわ
れることになる。しかし、アナログモード設定時には、
チャネルコーデック8およびスピーチコーデック9に対
し制御回路31から処理停止命令を与えて処理動作を停
止させるようにしたので、アナログモード設定時におけ
る通話信号は上記チャネルコーデック8およびスピーチ
コーデック9を通過することになる。したがって、通話
信号に不要な処理が行なわれることは防止される。
ド設定時にも、通話信号がチャネルコーデック8および
スピーチコーデック9に供給されて不要な処理が行なわ
れることになる。しかし、アナログモード設定時には、
チャネルコーデック8およびスピーチコーデック9に対
し制御回路31から処理停止命令を与えて処理動作を停
止させるようにしたので、アナログモード設定時におけ
る通話信号は上記チャネルコーデック8およびスピーチ
コーデック9を通過することになる。したがって、通話
信号に不要な処理が行なわれることは防止される。
【0034】図3は、本発明の第2の実施例における無
線通信装置の構成を示す回路ブロック図である。尚、同
図において前記図2と同一部分には同一符号を付して詳
しい説明は省略する。
線通信装置の構成を示す回路ブロック図である。尚、同
図において前記図2と同一部分には同一符号を付して詳
しい説明は省略する。
【0035】チャネルコーデック8およびスピーチコー
デック9の両端間には、送話路および受話路毎に、切換
スイッチ41,42を有するバイパス回路が設けられて
いる。これらのバイパス回路は通話信号を迂回させるた
めのもので、切換スイッチ41,42は制御回路32か
ら出力される切換制御信号S2の論理レベルに応じて切
換わる。制御回路32は、ディジタルモード設定時には
上記切換スイッチ41,42をスピーチコーデック9側
に設定してバイパス回路を切断状態とし、一方アナログ
モード設定時には上記切換スイッチ41,42をA/D
変換器7およびD/A変換器15側に設定してこれによ
りバイパス回路を接続状態に設定する。また制御回路3
2は、アナログモード設定時に、図示しない電源供給路
に設けられたスイッチをオフすることにより、チャネル
コーデック8およびスピーチコーデック9に対する給電
を断とする制御機能も有している。
デック9の両端間には、送話路および受話路毎に、切換
スイッチ41,42を有するバイパス回路が設けられて
いる。これらのバイパス回路は通話信号を迂回させるた
めのもので、切換スイッチ41,42は制御回路32か
ら出力される切換制御信号S2の論理レベルに応じて切
換わる。制御回路32は、ディジタルモード設定時には
上記切換スイッチ41,42をスピーチコーデック9側
に設定してバイパス回路を切断状態とし、一方アナログ
モード設定時には上記切換スイッチ41,42をA/D
変換器7およびD/A変換器15側に設定してこれによ
りバイパス回路を接続状態に設定する。また制御回路3
2は、アナログモード設定時に、図示しない電源供給路
に設けられたスイッチをオフすることにより、チャネル
コーデック8およびスピーチコーデック9に対する給電
を断とする制御機能も有している。
【0036】このような構成であるから、先ずディジタ
ルモードが設定された場合には、制御回路32からディ
ジタルジモードに対応する切換制御信号S1,S2が出
力される。このため、切換スイッチ6,16はそれぞれ
ディジタル復調回路5およびディジタル変調回路17側
に設定され、また切換スイッチ41,42はスピーチコ
ーデック9側に設定される。したがって、A/D変換器
7およびD/A変換器15にはそれぞれディジタル復調
回路5およびディジタル変調回路17が接続され、また
バイパス回路は切断されて、これによりチャネルコーデ
ック8およびスピーチコーデック9は使用状態となる。
ルモードが設定された場合には、制御回路32からディ
ジタルジモードに対応する切換制御信号S1,S2が出
力される。このため、切換スイッチ6,16はそれぞれ
ディジタル復調回路5およびディジタル変調回路17側
に設定され、また切換スイッチ41,42はスピーチコ
ーデック9側に設定される。したがって、A/D変換器
7およびD/A変換器15にはそれぞれディジタル復調
回路5およびディジタル変調回路17が接続され、また
バイパス回路は切断されて、これによりチャネルコーデ
ック8およびスピーチコーデック9は使用状態となる。
【0037】したがって、この状態で図示しない基地局
から搬送波信号が到来すると、この信号は受信回路3で
受信されたのちディジタル復調回路5でディジタル復調
され、しかるのち切換スイッチ6を介してA/D変換器
7に入力される。そして、このA/D変換器7でディジ
タル信号に変換されたのち、チャネルコーデック8で誤
り訂正復号化処理がなされ、さらにスピーチコーデック
9により復号化処理される。そして、この復号化された
ディジタル受話信号は、エコーキャンセラ10でエコー
キャンセル処理を受けず、D/A変換器11でアナログ
信号に変換されてスピーカ12から拡声出力される。
から搬送波信号が到来すると、この信号は受信回路3で
受信されたのちディジタル復調回路5でディジタル復調
され、しかるのち切換スイッチ6を介してA/D変換器
7に入力される。そして、このA/D変換器7でディジ
タル信号に変換されたのち、チャネルコーデック8で誤
り訂正復号化処理がなされ、さらにスピーチコーデック
9により復号化処理される。そして、この復号化された
ディジタル受話信号は、エコーキャンセラ10でエコー
キャンセル処理を受けず、D/A変換器11でアナログ
信号に変換されてスピーカ12から拡声出力される。
【0038】これに対しマイクロホン13から出力され
た送話信号は、A/D変換器14でディジタル化された
のちエコーキャセラ10で音響エコーのキャンセルが行
なわれ、しかるのちスピーチコーデック9で符号化処理
が行なわれるとともにチャネルコーデック8で誤り訂正
符号化処理が行なわれる。そして、この符号化が行なわ
れたディジタル送話信号は、D/A変換器15でアナロ
グ信号に変換されたのち、切換スイッチ16を介してデ
ィジタル変調回路17に入力され、ここで搬送波をディ
ジタル変調する。そして、この変調された搬送波信号が
送信回路18で無線周波帯の信号に周波数変換されたの
ち基地局に向けて送信される。
た送話信号は、A/D変換器14でディジタル化された
のちエコーキャセラ10で音響エコーのキャンセルが行
なわれ、しかるのちスピーチコーデック9で符号化処理
が行なわれるとともにチャネルコーデック8で誤り訂正
符号化処理が行なわれる。そして、この符号化が行なわ
れたディジタル送話信号は、D/A変換器15でアナロ
グ信号に変換されたのち、切換スイッチ16を介してデ
ィジタル変調回路17に入力され、ここで搬送波をディ
ジタル変調する。そして、この変調された搬送波信号が
送信回路18で無線周波帯の信号に周波数変換されたの
ち基地局に向けて送信される。
【0039】一方、アナログモードが設定された場合に
は次のように動作する。すなわち、制御回路32からは
アナログモードに対応する切換制御信号S1,S2が出
力される。このため、切換スイッチ6,16はアナログ
信号処理回路20側に切り換わり、また切換スイッチ4
1,42はA/D変換器7およびD/A変換器15側に
それぞれ切換わる。したがって、A/D変換器7および
D/A変換器15にはアナログ信号処理回路20がそれ
ぞれ接続され、またバイパス回路が導通状態となって上
記A/D変換器7およびD/A変換器15とエコーキャ
ンセラ10との間が短絡される。さらに、制御回路32
からは電源断信号が出力され、これによりチャネルコー
デック8およびスピーチコーデック9に対する電源供給
が断となる。
は次のように動作する。すなわち、制御回路32からは
アナログモードに対応する切換制御信号S1,S2が出
力される。このため、切換スイッチ6,16はアナログ
信号処理回路20側に切り換わり、また切換スイッチ4
1,42はA/D変換器7およびD/A変換器15側に
それぞれ切換わる。したがって、A/D変換器7および
D/A変換器15にはアナログ信号処理回路20がそれ
ぞれ接続され、またバイパス回路が導通状態となって上
記A/D変換器7およびD/A変換器15とエコーキャ
ンセラ10との間が短絡される。さらに、制御回路32
からは電源断信号が出力され、これによりチャネルコー
デック8およびスピーチコーデック9に対する電源供給
が断となる。
【0040】したがって、受信回路3から出力された受
話信号はアナログ信号処理回路20で帯域制限および伸
長処理等が行なわれたのち、A/D変換器7でディジタ
ル信号に変換され、しかるのち切換スイッチ41を含む
バイパス回路を介してエコーキャンセラ10に直接入力
される。しかし、上記受話信号はこのエコーキャンセラ
10でエコーキャンセル処理を受けず、D/A変換器1
1でアナログ信号に戻されてスピーカ12から拡声出力
される。
話信号はアナログ信号処理回路20で帯域制限および伸
長処理等が行なわれたのち、A/D変換器7でディジタ
ル信号に変換され、しかるのち切換スイッチ41を含む
バイパス回路を介してエコーキャンセラ10に直接入力
される。しかし、上記受話信号はこのエコーキャンセラ
10でエコーキャンセル処理を受けず、D/A変換器1
1でアナログ信号に戻されてスピーカ12から拡声出力
される。
【0041】これに対しマイクロホン13から出力され
た送話信号は、A/D変換器14でディジタル化された
のちエコーキャンセラ10で音響エコーがキャンセルさ
れる。
た送話信号は、A/D変換器14でディジタル化された
のちエコーキャンセラ10で音響エコーがキャンセルさ
れる。
【0042】そして、その出力信号は、切換スチッチ4
2を含むバイパス回路を介してD/A変換器15に直接
入力され、ここでアナログ信号に戻されたのち切換スイ
ッチ16を介してアナログ信号処理回路20に入力され
る。そして、このアナログ信号処理回路20で帯域制限
および圧縮処理が行なわれたのち、変調信号として送信
回路18に供給され、この変調信号によりFM変調され
た搬送波が基地局へ向けて送信される。
2を含むバイパス回路を介してD/A変換器15に直接
入力され、ここでアナログ信号に戻されたのち切換スイ
ッチ16を介してアナログ信号処理回路20に入力され
る。そして、このアナログ信号処理回路20で帯域制限
および圧縮処理が行なわれたのち、変調信号として送信
回路18に供給され、この変調信号によりFM変調され
た搬送波が基地局へ向けて送信される。
【0043】このように本実施例であれば、前記第1の
実施例と同様に、ディジタルモード用として既に設けら
れているA/D変換器7およびD/A変換器15を、ア
ナログモード用としても共用することができるので、従
来より考えられていた構成に比べて、A/D変換器およ
びD/A変換器の数を減らすことができ、これにより回
路構成を簡単化しかつ装置を小形化することができる。
実施例と同様に、ディジタルモード用として既に設けら
れているA/D変換器7およびD/A変換器15を、ア
ナログモード用としても共用することができるので、従
来より考えられていた構成に比べて、A/D変換器およ
びD/A変換器の数を減らすことができ、これにより回
路構成を簡単化しかつ装置を小形化することができる。
【0044】また、チャネルコーデック8およびスピー
チコーデック9を迂回するためのバイパス回路を設け、
アナログモード設定時にはこのバイパス回路により通話
信号を迂回させるようにしたので、アナログモード設定
時に通話信号がチャネルコーデック8およびスピーチコ
ーデック9により不要な処理を受ける不具合はなくな
る。
チコーデック9を迂回するためのバイパス回路を設け、
アナログモード設定時にはこのバイパス回路により通話
信号を迂回させるようにしたので、アナログモード設定
時に通話信号がチャネルコーデック8およびスピーチコ
ーデック9により不要な処理を受ける不具合はなくな
る。
【0045】さらに、アナログモード設定時にはチャネ
ルコーデック8およびスピーチコーデック9への電源供
給を断とするようにしたので、アナログモード設定期間
中におけるチャネルコーデック8およびスピーチコーデ
ック9による電力消費を皆無にすることができ、これに
より消費電力を低減することができる。
ルコーデック8およびスピーチコーデック9への電源供
給を断とするようにしたので、アナログモード設定期間
中におけるチャネルコーデック8およびスピーチコーデ
ック9による電力消費を皆無にすることができ、これに
より消費電力を低減することができる。
【0046】尚、本発明は上記各実施例に限定されるも
のではない。例えば、図4に示すようにチャネルコーデ
ック8の両端間のみに切換スイッチ43,44を含むバ
イパス回路を接続し、アナログモード設定時に制御回路
33から切換制御信号S3を出力することにより上記切
換スイッチ43,44を切換えてバイパス回路を短絡
し、かつスピーチコーデック9については制御回路33
から処理停止命令を出力することにより処理動作を停止
させて信号をそのまま通過させるように構成してもよ
い。また、反対にスピーチコーデック9の両端間にバイ
パス回路を接続し、チャネルコーデック8については制
御回路33から処理停止命令を出力することにより処理
動作を停止させるように構成してもよい。これらのよう
に構成しても、前記第1の実施例および第2の実施例と
同様の効果を奏することができる。
のではない。例えば、図4に示すようにチャネルコーデ
ック8の両端間のみに切換スイッチ43,44を含むバ
イパス回路を接続し、アナログモード設定時に制御回路
33から切換制御信号S3を出力することにより上記切
換スイッチ43,44を切換えてバイパス回路を短絡
し、かつスピーチコーデック9については制御回路33
から処理停止命令を出力することにより処理動作を停止
させて信号をそのまま通過させるように構成してもよ
い。また、反対にスピーチコーデック9の両端間にバイ
パス回路を接続し、チャネルコーデック8については制
御回路33から処理停止命令を出力することにより処理
動作を停止させるように構成してもよい。これらのよう
に構成しても、前記第1の実施例および第2の実施例と
同様の効果を奏することができる。
【0047】また、前記各実施例ではハンズフリー通話
用のスピーカ12およびマイクロホン13のみを備えた
装置を例にとって説明したが、本発明はハンズフリー通
話で使用するスピーカ12およびマイクロホン13に加
えて、ハンドセット60を設けた装置にも適用可能であ
る。図5はその構成の一例を示すもので、送話器61お
よび受話器62を内蔵したハンドセット60を備えてい
る。このハンドセット60の受話器62および送話器6
1と、ハンズフリー通話用のスピーカ12およびマイク
ロホン13とは、それぞれ切換スイッチ45,46によ
り択一的にD/A変換器11およびA/D変換器14に
接続される。上記切換スイッチ45,46は、制御回路
34から出力される切換制御信号S4に従って切換わ
る。
用のスピーカ12およびマイクロホン13のみを備えた
装置を例にとって説明したが、本発明はハンズフリー通
話で使用するスピーカ12およびマイクロホン13に加
えて、ハンドセット60を設けた装置にも適用可能であ
る。図5はその構成の一例を示すもので、送話器61お
よび受話器62を内蔵したハンドセット60を備えてい
る。このハンドセット60の受話器62および送話器6
1と、ハンズフリー通話用のスピーカ12およびマイク
ロホン13とは、それぞれ切換スイッチ45,46によ
り択一的にD/A変換器11およびA/D変換器14に
接続される。上記切換スイッチ45,46は、制御回路
34から出力される切換制御信号S4に従って切換わ
る。
【0048】さらに、図5の装置は次のような改良が可
能である。すなわち、ハンドセット60を使用した通話
時にはエコーキャンセラ10は実質的に不要である。そ
こでこの点に着目し、ハンドセット通話時にはエコーキ
ャンセラ10を通話路から外し、かつエコーキャンセラ
10への給電を断として、このときのエコーキャンセラ
10による電力消費を零にするように構成してもよい。
能である。すなわち、ハンドセット60を使用した通話
時にはエコーキャンセラ10は実質的に不要である。そ
こでこの点に着目し、ハンドセット通話時にはエコーキ
ャンセラ10を通話路から外し、かつエコーキャンセラ
10への給電を断として、このときのエコーキャンセラ
10による電力消費を零にするように構成してもよい。
【0049】図6はその構成の一例を示す回路ブロック
図である。同図において、エコーキャンセラ10の両端
間には切換スイッチ47,48を含むバイパス回路が接
続されている。上記切換スイッチ47,48は、制御回
路35から出力される切換制御信号S5により動作す
る。制御回路35は、上記切換スイッチ47,48を切
換制御することにより、ハンズフリー通話時にはバイパ
ス回路を切断状態に設定してエコーキャンセラ10を通
話路に挿入し、一方ハンドセット通話時にはバイパス回
路を導通状態に設定してエコーキャンセラ10の両端間
を短絡させ、これにより通話路からエコーキャンセラ1
0を外すように制御する。また制御回路35は、ハンド
セット通話時において、図示しないスイッチをオフする
ことによりエコーキャンセラ10への電源供給を断とす
る。
図である。同図において、エコーキャンセラ10の両端
間には切換スイッチ47,48を含むバイパス回路が接
続されている。上記切換スイッチ47,48は、制御回
路35から出力される切換制御信号S5により動作す
る。制御回路35は、上記切換スイッチ47,48を切
換制御することにより、ハンズフリー通話時にはバイパ
ス回路を切断状態に設定してエコーキャンセラ10を通
話路に挿入し、一方ハンドセット通話時にはバイパス回
路を導通状態に設定してエコーキャンセラ10の両端間
を短絡させ、これにより通話路からエコーキャンセラ1
0を外すように制御する。また制御回路35は、ハンド
セット通話時において、図示しないスイッチをオフする
ことによりエコーキャンセラ10への電源供給を断とす
る。
【0050】このように構成すれば、エコーキャンセラ
10が実質的に不要となるハンドセット通話時におい
て、エコーキャンセラ10による電力消費を零にするこ
とができ、これにより無駄な電力消費を減らして装置の
低消費電力化を図ることができる。
10が実質的に不要となるハンドセット通話時におい
て、エコーキャンセラ10による電力消費を零にするこ
とができ、これにより無駄な電力消費を減らして装置の
低消費電力化を図ることができる。
【0051】また、前記各実施例および変形例では、デ
ィジタル復調回路5およびディジタル変調回路17とし
てアナログ処理を行なう回路を使用した場合を例にとっ
て説明したが、ディジタル処理する回路を使用してもよ
い。
ィジタル復調回路5およびディジタル変調回路17とし
てアナログ処理を行なう回路を使用した場合を例にとっ
て説明したが、ディジタル処理する回路を使用してもよ
い。
【0052】図7はその構成の一例を示す回路ブロック
図である。同図において、ディジタル処理動作を行なう
ディジタル復調回路5´およびディジタル変調回路17
´は、チャネルコーデック8に直接接続されている。ま
た、受信回路3とディジタル復調回路5´との間には、
切換スイッチ51、A/D変換器52および切換スイッ
チ53が設けられ、さらにディジタル変調回路17´と
送信回路18との間には、切換スイッチ54、D/A変
換器55および切換スイッチ56が設けられている。切
換スイッチ51,56および切換スイッチ53,54
は、それぞれ制御回路36から出力される切換制御信号
S6,S7により動作する。
図である。同図において、ディジタル処理動作を行なう
ディジタル復調回路5´およびディジタル変調回路17
´は、チャネルコーデック8に直接接続されている。ま
た、受信回路3とディジタル復調回路5´との間には、
切換スイッチ51、A/D変換器52および切換スイッ
チ53が設けられ、さらにディジタル変調回路17´と
送信回路18との間には、切換スイッチ54、D/A変
換器55および切換スイッチ56が設けられている。切
換スイッチ51,56および切換スイッチ53,54
は、それぞれ制御回路36から出力される切換制御信号
S6,S7により動作する。
【0053】制御回路46は、無線通信モードがディジ
タルモードの場合には、切換スイッチ51,56をそれ
ぞれ受信回路3および送信回路18側に切換えるるとと
もに、切換スイッチ53,54をそれぞれディジタル復
調回路5´およびディジタル変調回路17´側に切換え
る。この結果、受信回路3とチャネルコーデック8との
間にはA/D変換器52およびディジタル復調回路5´
が挿入され、またチャネルコーデック8と送信回路18
との間にはディジタル変調回路17´およびD/A変換
器55が挿入される。したがって、通話信号はディジタ
ルモードによる変復調を受ける。
タルモードの場合には、切換スイッチ51,56をそれ
ぞれ受信回路3および送信回路18側に切換えるるとと
もに、切換スイッチ53,54をそれぞれディジタル復
調回路5´およびディジタル変調回路17´側に切換え
る。この結果、受信回路3とチャネルコーデック8との
間にはA/D変換器52およびディジタル復調回路5´
が挿入され、またチャネルコーデック8と送信回路18
との間にはディジタル変調回路17´およびD/A変換
器55が挿入される。したがって、通話信号はディジタ
ルモードによる変復調を受ける。
【0054】一方、無線通信モードがアナログモードの
場合には、制御回路36は切換スイッチ51,56をそ
れぞれアナログ信号処理回路20側に切換えるととも
に、切換スイッチ53,54をそれぞれチャネルコーデ
ック8側に切換える。この結果、受信回路3とチャネル
コーデック8との間およびチャネルコーデック8と送信
回路18との間には、アナログ信号処理回路20のみが
挿入される。したがって、通話信号はアナログ信号処理
回路20によりアナログモードによる通信に必要な信号
処理を受ける。
場合には、制御回路36は切換スイッチ51,56をそ
れぞれアナログ信号処理回路20側に切換えるととも
に、切換スイッチ53,54をそれぞれチャネルコーデ
ック8側に切換える。この結果、受信回路3とチャネル
コーデック8との間およびチャネルコーデック8と送信
回路18との間には、アナログ信号処理回路20のみが
挿入される。したがって、通話信号はアナログ信号処理
回路20によりアナログモードによる通信に必要な信号
処理を受ける。
【0055】さて、回路がCMOS(Compleme
ntary MetalOxide Semicond
uctor)により構成される場合、アナログモードの
場合にチャネルコーデックおよびスピーチコーデックを
非処理動作状態に設定する方法として、チャネルコーデ
ックおよびスピーチコーデックへのクロックの供給を停
止するようにしてもよい。さらには、アナログモードと
ディジタルモードの各場合において、それぞれ動作不要
となる箇所を全て非処理動作状態にするようにしてもよ
い。
ntary MetalOxide Semicond
uctor)により構成される場合、アナログモードの
場合にチャネルコーデックおよびスピーチコーデックを
非処理動作状態に設定する方法として、チャネルコーデ
ックおよびスピーチコーデックへのクロックの供給を停
止するようにしてもよい。さらには、アナログモードと
ディジタルモードの各場合において、それぞれ動作不要
となる箇所を全て非処理動作状態にするようにしてもよ
い。
【0056】図8はその構成の一例を示す回路ブロック
図である。同図に示す無線通信装置は無線ユニット80
と、クレイドル70と、ハンドセット60とから構成さ
れる。
図である。同図に示す無線通信装置は無線ユニット80
と、クレイドル70と、ハンドセット60とから構成さ
れる。
【0057】無線ユニット80は、アンテナ1と、アン
テナ1を介して基地局との間に無線回線を確立するため
の無線部94と、アナログ処理部およびディジタル処理
部並びにアナログモード・ディジタルモード共用のエコ
ーキャンセラ10を有し、無線部94に接続される音声
回路95と、無線ユニット各部の制御をするための無線
ユニット制御回路37と、自動車のバッテリからの電源
を各部に供給するための電源回路50と、音声回路95
のアナログ処理部へクロックを供給するための発振器9
6と、音声回路95のディジタル処理部へクロックを供
給するための発振器97と、発振器96への電源供給の
オン,オフを切り替えるためのスイッチ98と、発振器
97への電源供給のオン,オフを切り替えるためのスイ
ッチ99と、RAM(random access m
emory)100とから主に構成される。
テナ1を介して基地局との間に無線回線を確立するため
の無線部94と、アナログ処理部およびディジタル処理
部並びにアナログモード・ディジタルモード共用のエコ
ーキャンセラ10を有し、無線部94に接続される音声
回路95と、無線ユニット各部の制御をするための無線
ユニット制御回路37と、自動車のバッテリからの電源
を各部に供給するための電源回路50と、音声回路95
のアナログ処理部へクロックを供給するための発振器9
6と、音声回路95のディジタル処理部へクロックを供
給するための発振器97と、発振器96への電源供給の
オン,オフを切り替えるためのスイッチ98と、発振器
97への電源供給のオン,オフを切り替えるためのスイ
ッチ99と、RAM(random access m
emory)100とから主に構成される。
【0058】クレイドル70は、音声回路95に接続さ
れるスピーカ12およびマイクロホン13と、ハンドセ
ット60のオンフックおよびオフフックを検出するため
のフックスイッチ71と、クレイドル各部の制御をする
ためのクレイドル制御回路72とから主に構成される。
なお、電源は電源回路50から供給される。
れるスピーカ12およびマイクロホン13と、ハンドセ
ット60のオンフックおよびオフフックを検出するため
のフックスイッチ71と、クレイドル各部の制御をする
ためのクレイドル制御回路72とから主に構成される。
なお、電源は電源回路50から供給される。
【0059】ハンドセット60は、音声回路95に接続
される受話器62および送話器61と、ハンドセット6
0の各部の制御をするためのハンドセット制御回路63
と、電話番号入力等のための10キー、ハンズフリー通
話時のためのSNDキー、終話のためのENDキー等を
有するキー部65と、液晶表示器等である表示器66と
から主に構成される。なお、電源は電源回路50から供
給される。
される受話器62および送話器61と、ハンドセット6
0の各部の制御をするためのハンドセット制御回路63
と、電話番号入力等のための10キー、ハンズフリー通
話時のためのSNDキー、終話のためのENDキー等を
有するキー部65と、液晶表示器等である表示器66と
から主に構成される。なお、電源は電源回路50から供
給される。
【0060】以上の構成でディジタルモードが設定され
ている場合について述べる。この場合、無線ユニット制
御回路37によりスイッチ98がオフされ、スイッチ9
9がオンされる。これにより、発振器96への電源供給
は断たれ、発振器97へは電源が供給される。すなわち
音声回路95のアナログ処理部へはクロックが供給され
ないので、ディジタルモードにおいて動作不要であるア
ナログ処理部は非処理動作状態になる。また、音声回路
95のディジタル処理部へはクロックが供給されるの
で、ディジタルモードとしての所定の信号処理が行われ
る。
ている場合について述べる。この場合、無線ユニット制
御回路37によりスイッチ98がオフされ、スイッチ9
9がオンされる。これにより、発振器96への電源供給
は断たれ、発振器97へは電源が供給される。すなわち
音声回路95のアナログ処理部へはクロックが供給され
ないので、ディジタルモードにおいて動作不要であるア
ナログ処理部は非処理動作状態になる。また、音声回路
95のディジタル処理部へはクロックが供給されるの
で、ディジタルモードとしての所定の信号処理が行われ
る。
【0061】一方、アナログモードが設定されている場
合は、スイッチ98,99のオン、オフが入れ替わるこ
とによりアナログ処理部が動作し、ディジタル処理部は
非処理動作状態となる。
合は、スイッチ98,99のオン、オフが入れ替わるこ
とによりアナログ処理部が動作し、ディジタル処理部は
非処理動作状態となる。
【0062】このように各モードに応じて動作不要とな
る箇所が非処理動作状態になるので、消費電力を低減す
ることができる。
る箇所が非処理動作状態になるので、消費電力を低減す
ることができる。
【0063】次に図9は、図8に示される無線通信装置
の詳細な構成の一例を示す回路ブロック図である。な
お、同図において前記他の図面と同一部分には同一符号
を付して詳しい説明は省略する。
の詳細な構成の一例を示す回路ブロック図である。な
お、同図において前記他の図面と同一部分には同一符号
を付して詳しい説明は省略する。
【0064】無線ユニット80における構成は以下のよ
うになる。
うになる。
【0065】スピーチコーデック9およびエコーキャン
セラ10の両端間にはスイッチ57,58が設けられて
いる。スイッチ57,58は無線ユニット制御回路37
からの制御信号S8に応じて、ディジタルモードが設定
されている場合にはスピーチコーデック9とエコーキャ
ンセラ10を導通させ、アナログモードが設定されてい
る場合には、それぞれA/D変換器7およびD/A変換
器15とエコーキャンセラ10を導通させる。スイッチ
59,81は無線ユニット制御回路37からの制御信号
S9に応じて切り替わる。スイッチ59はアナログモー
ドでのハンズフリー通話においてD/A変換器15とア
ナログ信号処理回路20を導通させ、アナログモードで
のハンドセット通話においてはクレイドル70とのT−
AUDIO端子とアナログ信号処理回路20を導通させ
る。また、スイッチ81は、アナログモードでのハンズ
フリー通話においてD/A変換器11とボリュームスイ
ッチ82を導通させ、アナログモードでのハンドセット
通話においてはアナログ信号処理回路20とボリューム
スイッチ82を導通させる。ディジタルモードにおいて
は、スイッチ59はD/A変換器15の側に、スイッチ
81はD/A変換器11の側に、それぞれ切り替えられ
ている。ここでボリュームスイッチ82はスピーカ12
から発生される音声を調節するためのものである。ま
た、ボリュームスイッチ82の出力は電力増幅器83に
より増幅される。さらに、増幅器84は、R−AUDI
O端子を介してクレイドル70,ハンドセット60に送
られる音声信号を増幅する。
セラ10の両端間にはスイッチ57,58が設けられて
いる。スイッチ57,58は無線ユニット制御回路37
からの制御信号S8に応じて、ディジタルモードが設定
されている場合にはスピーチコーデック9とエコーキャ
ンセラ10を導通させ、アナログモードが設定されてい
る場合には、それぞれA/D変換器7およびD/A変換
器15とエコーキャンセラ10を導通させる。スイッチ
59,81は無線ユニット制御回路37からの制御信号
S9に応じて切り替わる。スイッチ59はアナログモー
ドでのハンズフリー通話においてD/A変換器15とア
ナログ信号処理回路20を導通させ、アナログモードで
のハンドセット通話においてはクレイドル70とのT−
AUDIO端子とアナログ信号処理回路20を導通させ
る。また、スイッチ81は、アナログモードでのハンズ
フリー通話においてD/A変換器11とボリュームスイ
ッチ82を導通させ、アナログモードでのハンドセット
通話においてはアナログ信号処理回路20とボリューム
スイッチ82を導通させる。ディジタルモードにおいて
は、スイッチ59はD/A変換器15の側に、スイッチ
81はD/A変換器11の側に、それぞれ切り替えられ
ている。ここでボリュームスイッチ82はスピーカ12
から発生される音声を調節するためのものである。ま
た、ボリュームスイッチ82の出力は電力増幅器83に
より増幅される。さらに、増幅器84は、R−AUDI
O端子を介してクレイドル70,ハンドセット60に送
られる音声信号を増幅する。
【0066】なお、A/D変換器14およびD/A変換
器11は1チップのCMOSからなる。A/D変換器7
およびD/A変換器15も1チップのCMOSからな
る。スピーチコーデック9はコーダとデコーダがそれぞ
れ1チップのCMOSからなる。また、エコーキャンセ
ラ10と、チャネルコーデック8と、ディジタル復調回
路5´と、ディジタル変調回路17´と、アナログ信号
処理回路20と、A/D変換器52はそれぞれが1チッ
プのCMOSからなる。そして、D/A変換器55はバ
イポーラトランジスタからなる。従って、このように、
CMOSからなる回路においては、クロックの供給をオ
ン、オフすることにより回路の動作、非動作を制御でき
る。
器11は1チップのCMOSからなる。A/D変換器7
およびD/A変換器15も1チップのCMOSからな
る。スピーチコーデック9はコーダとデコーダがそれぞ
れ1チップのCMOSからなる。また、エコーキャンセ
ラ10と、チャネルコーデック8と、ディジタル復調回
路5´と、ディジタル変調回路17´と、アナログ信号
処理回路20と、A/D変換器52はそれぞれが1チッ
プのCMOSからなる。そして、D/A変換器55はバ
イポーラトランジスタからなる。従って、このように、
CMOSからなる回路においては、クロックの供給をオ
ン、オフすることにより回路の動作、非動作を制御でき
る。
【0067】無線ユニット80の各部を動作させるため
のクロックを供給する発振器としては、発振器85(発
振周波数60MHz),86(2.048MHz),8
7(80MHz),88(50MHz)が設けられてお
り、さらに発振器88の発振周波数は分周器89(分周
出力周波数6.2208MHz),90(1.5MH
z),91(194.4kHz)にてそれぞれ分周され
る。前記発振器85,86および発振器87,88はそ
れぞれスイッチ92,93を介して5V電圧に接続さ
れ、スイッチ92,93は無線ユニット制御回路37に
よりそのオン,オフが切替えられる。ここで、5V電圧
は電源回路50より得られる電圧である。
のクロックを供給する発振器としては、発振器85(発
振周波数60MHz),86(2.048MHz),8
7(80MHz),88(50MHz)が設けられてお
り、さらに発振器88の発振周波数は分周器89(分周
出力周波数6.2208MHz),90(1.5MH
z),91(194.4kHz)にてそれぞれ分周され
る。前記発振器85,86および発振器87,88はそ
れぞれスイッチ92,93を介して5V電圧に接続さ
れ、スイッチ92,93は無線ユニット制御回路37に
よりそのオン,オフが切替えられる。ここで、5V電圧
は電源回路50より得られる電圧である。
【0068】なお、発信周波数60MHzはエコーキャ
ンセラ10のADF(adaptive digita
l filter)10´にクロックとして供給され
る。その他、2.048MHzはA/D変換器7,14
およびD/A変換器11,15に、80MHzはスピー
チコーデック9に、50MHzはディジタル復調回路5
´およびディジタル変調回路17´に、6.2208M
HzはD/A変換器55に、1.5MHzはチャネルコ
ーデック8に、194.4kHzはA/D変換器52に
それぞれクロックとして供給される。
ンセラ10のADF(adaptive digita
l filter)10´にクロックとして供給され
る。その他、2.048MHzはA/D変換器7,14
およびD/A変換器11,15に、80MHzはスピー
チコーデック9に、50MHzはディジタル復調回路5
´およびディジタル変調回路17´に、6.2208M
HzはD/A変換器55に、1.5MHzはチャネルコ
ーデック8に、194.4kHzはA/D変換器52に
それぞれクロックとして供給される。
【0069】また、A/D変換器7,14およびD/A
変換器11,15はμ−lawに従って動作するもので
あり、A/D変換器52およびD/A変換器55とは性
質を異にするものである。
変換器11,15はμ−lawに従って動作するもので
あり、A/D変換器52およびD/A変換器55とは性
質を異にするものである。
【0070】さらに、エコーキャンセラ10において
は、ハンズフリー通話において、スピーカ12に出力す
るための受信音声信号が受信系から分岐してADF10
´に入力される。このADF10´は、スピーカ12か
ら出力される音声がマイクロホン13にエコーとして入
力される場合の、スピーカ12とマイクロホン13の間
の空間におけるインパルス応答の特性と同一の特性を有
するものであり、かつ、複数のフィルタを有するもので
ある。ところで、ADF10´で所定のフィルタリング
を受けた受信音声信号は混合器(引算回路)に入力され
る。そして、マイクロホン13から入力された送信音声
信号と混合され、この送信音声信号に含まれるスピーカ
12からのエコー成分が受信音声信号からキャンセルさ
れる。このエコー成分のキャンセルされた送信音声信号
はスイッチ58を介して所定の送信処理を受ける。
は、ハンズフリー通話において、スピーカ12に出力す
るための受信音声信号が受信系から分岐してADF10
´に入力される。このADF10´は、スピーカ12か
ら出力される音声がマイクロホン13にエコーとして入
力される場合の、スピーカ12とマイクロホン13の間
の空間におけるインパルス応答の特性と同一の特性を有
するものであり、かつ、複数のフィルタを有するもので
ある。ところで、ADF10´で所定のフィルタリング
を受けた受信音声信号は混合器(引算回路)に入力され
る。そして、マイクロホン13から入力された送信音声
信号と混合され、この送信音声信号に含まれるスピーカ
12からのエコー成分が受信音声信号からキャンセルさ
れる。このエコー成分のキャンセルされた送信音声信号
はスイッチ58を介して所定の送信処理を受ける。
【0071】一方、エコーキャンセラ10ではエコーキ
ャンセルを受けた送信音声信号の一部が送信系から分岐
してADF10´に取り込まれる。そしてこの取り込ま
れた信号に含まれるエコーによる不要成分に応じて、A
DF10´のフィルタ係数が変更される。なお、このフ
ィルタ係数はフィルタの数によって定められるものであ
る。
ャンセルを受けた送信音声信号の一部が送信系から分岐
してADF10´に取り込まれる。そしてこの取り込ま
れた信号に含まれるエコーによる不要成分に応じて、A
DF10´のフィルタ係数が変更される。なお、このフ
ィルタ係数はフィルタの数によって定められるものであ
る。
【0072】次にクレイドル70には、スイッチ73,
74と、増幅器75とが設けられている。スイッチ73
はクレイドル制御回路72の制御によりハンズフリー通
話においてマイクロホン13の側に切り替わり、ハンド
セット通話においてはハンドセット60とのT−AUD
IO端子の側に切り替わる。スイッチ74はマイクロホ
ン13または送話器61から入力された音(声)信号を
無線ユニット80へ送出するか否かを切り替えるもので
あり、送出する場合は増幅器75により増幅される。
74と、増幅器75とが設けられている。スイッチ73
はクレイドル制御回路72の制御によりハンズフリー通
話においてマイクロホン13の側に切り替わり、ハンド
セット通話においてはハンドセット60とのT−AUD
IO端子の側に切り替わる。スイッチ74はマイクロホ
ン13または送話器61から入力された音(声)信号を
無線ユニット80へ送出するか否かを切り替えるもので
あり、送出する場合は増幅器75により増幅される。
【0073】ハンドセット60に設けられたボリューム
スイッチ64は、受話器62から発生される音声を調節
するためのものである。また、送話器61から入力され
た音声は送信系から受信系に側音として取り込まれて、
使用者が自分の声を受話器62を通して聴けるようにな
っている。
スイッチ64は、受話器62から発生される音声を調節
するためのものである。また、送話器61から入力され
た音声は送信系から受信系に側音として取り込まれて、
使用者が自分の声を受話器62を通して聴けるようにな
っている。
【0074】次に本実施例の詳細な動作を図10乃至図
15のフローチャートに従って、図9と共に説明する。
15のフローチャートに従って、図9と共に説明する。
【0075】まず、図10は、本実施例の無線通信装置
において着信を受けた場合のフローチャートである。本
実施例の無線通信装置においては、呼出信号を受けてか
ら通話チャネル指定信号を受信(ステップ901)する
までの信号のやりとりはアナログにより行われる。すな
わち、アンテナ1および共用器2を介して受信回路3で
受信復調された信号はアナログ信号処理回路20にて所
定の処理が行われた後、無線ユニット制御回路37に入
力される。また、無線ユニット制御回路37より出力さ
れた信号は、アナログ信号処理回路20にて所定の処理
が行われた後、送信回路18で変調されて共用器2およ
びアンテナ1を介して送信される。このとき、他の回路
は非動作状態にある。
において着信を受けた場合のフローチャートである。本
実施例の無線通信装置においては、呼出信号を受けてか
ら通話チャネル指定信号を受信(ステップ901)する
までの信号のやりとりはアナログにより行われる。すな
わち、アンテナ1および共用器2を介して受信回路3で
受信復調された信号はアナログ信号処理回路20にて所
定の処理が行われた後、無線ユニット制御回路37に入
力される。また、無線ユニット制御回路37より出力さ
れた信号は、アナログ信号処理回路20にて所定の処理
が行われた後、送信回路18で変調されて共用器2およ
びアンテナ1を介して送信される。このとき、他の回路
は非動作状態にある。
【0076】さて、ステップ901において受信された
通話チャネル指定信号には基地局によるアナログ/ディ
ジタルのモード指定が含まれているので、これにより指
定されるモードが無線ユニット制御回路37にて判定さ
れる(ステップ902)。
通話チャネル指定信号には基地局によるアナログ/ディ
ジタルのモード指定が含まれているので、これにより指
定されるモードが無線ユニット制御回路37にて判定さ
れる(ステップ902)。
【0077】指定されるモードがディジタルと判定され
た場合は、A/D変換器14,52、D/A変換器1
1,55、ディジタル復調回路5´、ディジタル変調回
路17´、チャネルコーデック8およびスピーチコーデ
ック9を動作させるべく、スイッチ92,93がオンさ
れる。なお、エコーキャンセラ10のADF10´は、
クロックの供給にもかかわらず無線ユニット制御回路3
7の制御により非処理状態にされる。これはソフトウェ
ア処理として前記無線ユニット制御回路37の制御に応
じてエコーキャンセルに必要な処理が行われないようプ
ログラムされている。また、ディジタルモードのために
不要となるアナログ信号処理回路20も同様の制御によ
り非動作状態にされる(ステップ903)。そして同期
確立(ステップ904)後、スピーカ12により呼出鳴
音が発生される(ステップ905)。
た場合は、A/D変換器14,52、D/A変換器1
1,55、ディジタル復調回路5´、ディジタル変調回
路17´、チャネルコーデック8およびスピーチコーデ
ック9を動作させるべく、スイッチ92,93がオンさ
れる。なお、エコーキャンセラ10のADF10´は、
クロックの供給にもかかわらず無線ユニット制御回路3
7の制御により非処理状態にされる。これはソフトウェ
ア処理として前記無線ユニット制御回路37の制御に応
じてエコーキャンセルに必要な処理が行われないようプ
ログラムされている。また、ディジタルモードのために
不要となるアナログ信号処理回路20も同様の制御によ
り非動作状態にされる(ステップ903)。そして同期
確立(ステップ904)後、スピーカ12により呼出鳴
音が発生される(ステップ905)。
【0078】この鳴音に対してオフフックがなされる
と、これがクレイドル70からハンドセット60が持ち
上げられフックスイッチ71がオフフックされたもの
か、ハンズフリーの状態、すなわちクレイドル70にハ
ンドセット60が置かれたままの状態でキー部65のS
NDキー(フックキー)が押下されたものかが無線ユニ
ット制御回路37により判定される(ステップ90
6)。
と、これがクレイドル70からハンドセット60が持ち
上げられフックスイッチ71がオフフックされたもの
か、ハンズフリーの状態、すなわちクレイドル70にハ
ンドセット60が置かれたままの状態でキー部65のS
NDキー(フックキー)が押下されたものかが無線ユニ
ット制御回路37により判定される(ステップ90
6)。
【0079】この結果、ハンドセット60によりオフフ
ックされたと判定された場合、ボリュームスイッチ8
2,電力増幅器83がオフされ、増幅器84,75がオ
ンされる。さらに、スイッチ74がオンされスイッチ7
3が送話器61の側に切替えられることにより、ハンド
セットによる通話路が用意される。そして最後にボリュ
ームスイッチ64がオンされることにより通話が可能と
なる(ステップ907)。
ックされたと判定された場合、ボリュームスイッチ8
2,電力増幅器83がオフされ、増幅器84,75がオ
ンされる。さらに、スイッチ74がオンされスイッチ7
3が送話器61の側に切替えられることにより、ハンド
セットによる通話路が用意される。そして最後にボリュ
ームスイッチ64がオンされることにより通話が可能と
なる(ステップ907)。
【0080】そして、この状態で基地局からの搬送波信
号がアンテナ1,共用器2を介して受信回路3で受信復
調(中間周波数信号を出力)されたのち、A/D変換器
52でディジタル信号に変換される。
号がアンテナ1,共用器2を介して受信回路3で受信復
調(中間周波数信号を出力)されたのち、A/D変換器
52でディジタル信号に変換される。
【0081】このディジタル信号はディジタル復調回路
5´でディジタル復調(ベースバンド信号を出力)され
る。そして、チャネルコーデック8で誤り訂正復号化処
理がなされ、さらにスピーチコーデック9により復号化
処理される。この復号化されたディジタル受話信号は、
スイッチ57を介してエコーキャンセラ10を通過しD
/A変換器11でアナログ信号に変換される。このアナ
ログ信号はスイッチ81を介して増幅器84にて増幅さ
れた後、クレイドル70を介してハンドセット60のボ
リュームスイッチ64にて音量調節された後、受話器6
2より出力される。
5´でディジタル復調(ベースバンド信号を出力)され
る。そして、チャネルコーデック8で誤り訂正復号化処
理がなされ、さらにスピーチコーデック9により復号化
処理される。この復号化されたディジタル受話信号は、
スイッチ57を介してエコーキャンセラ10を通過しD
/A変換器11でアナログ信号に変換される。このアナ
ログ信号はスイッチ81を介して増幅器84にて増幅さ
れた後、クレイドル70を介してハンドセット60のボ
リュームスイッチ64にて音量調節された後、受話器6
2より出力される。
【0082】また、送話器61に入力された音声信号は
クレイドル70のスイッチ73,74を介して増幅器7
5で増幅される。増幅された信号はA/D変換器14で
ディジタル信号に変換された後、エコーキャンセラ10
を通過しスイッチ58を介してスピーチコーデック9に
入力される。スピーチコーデック9で符号化処理された
信号はチャネルコーデック8で誤り訂正符号化処理され
る。そして、この符号化が行なわれたディジタル送話信
号は、ディジタル変調回路17´でディジタル変調(中
間周波数信号を出力)された後、D/A変換器55でア
ナログ信号に変換される。そして、この変調された信号
は送信回路18で無線周波帯の信号に周波数変換された
後、共用器2およびアンテナ1を介して基地局へ向けて
送信される。
クレイドル70のスイッチ73,74を介して増幅器7
5で増幅される。増幅された信号はA/D変換器14で
ディジタル信号に変換された後、エコーキャンセラ10
を通過しスイッチ58を介してスピーチコーデック9に
入力される。スピーチコーデック9で符号化処理された
信号はチャネルコーデック8で誤り訂正符号化処理され
る。そして、この符号化が行なわれたディジタル送話信
号は、ディジタル変調回路17´でディジタル変調(中
間周波数信号を出力)された後、D/A変換器55でア
ナログ信号に変換される。そして、この変調された信号
は送信回路18で無線周波帯の信号に周波数変換された
後、共用器2およびアンテナ1を介して基地局へ向けて
送信される。
【0083】通話中にハンドセット通話からハンズフリ
ー通話に移行するためにハンドセット60がクレイドル
70に置かれフックスイッチ71がオンフックされると
(ステップ908)、あるいは、ステップ906におい
て判定されたオフフックがキー部65のSNDキーによ
る場合、ハンズフリー通話に移行するための処理が行な
われる(ステップ909)。
ー通話に移行するためにハンドセット60がクレイドル
70に置かれフックスイッチ71がオンフックされると
(ステップ908)、あるいは、ステップ906におい
て判定されたオフフックがキー部65のSNDキーによ
る場合、ハンズフリー通話に移行するための処理が行な
われる(ステップ909)。
【0084】この処理は図12に示されるサブルーチン
フローチャートにより実行される。すなわち、まず、ス
イッチ切替による不要な音が、スピーカ12および受話
器62から漏れないように、ボリュームスイッチ64,
82がオフされる(ステップ1101)。さらに増幅器
84がオフされる。そしてエコーキャンセラ10のAD
F10´、電力増幅器83がオンされ、スイッチ73が
マイクロホン13の側に切り替えられる(ステップ11
02)。そして、最後にボリュームスイッチ82がオン
される(ステップ1103)。
フローチャートにより実行される。すなわち、まず、ス
イッチ切替による不要な音が、スピーカ12および受話
器62から漏れないように、ボリュームスイッチ64,
82がオフされる(ステップ1101)。さらに増幅器
84がオフされる。そしてエコーキャンセラ10のAD
F10´、電力増幅器83がオンされ、スイッチ73が
マイクロホン13の側に切り替えられる(ステップ11
02)。そして、最後にボリュームスイッチ82がオン
される(ステップ1103)。
【0085】以上によりハンズフリー通話が可能となる
(ステップ910)。
(ステップ910)。
【0086】そして、この状態で基地局からの搬送波信
号がアンテナ1,共用器2を介して受信回路3で受信さ
れたのち、A/D変換器52でディジタル信号に変換さ
れる。
号がアンテナ1,共用器2を介して受信回路3で受信さ
れたのち、A/D変換器52でディジタル信号に変換さ
れる。
【0087】このディジタル信号はディジタル復調回路
5´でディジタル復調される。そして、チャネルコーデ
ック8で誤り訂正復号化処理がなされ、さらにスピーチ
コーデック9により復号化処理される。この復号化され
たディジタル受話信号は、スイッチ57を介してエコー
キャンセラ10に入力される。エコーキャンセラ10で
は入力されたディジタル受話信号の一部がADF10´
に取り込まれるだけで、エコーキャンセル処理は行なわ
れない。前記ディジタル受話信号はD/A変換器11で
アナログ信号に変換された後、スイッチ81を介してボ
リュームスイッチ82に音量調節される。その後、電力
増幅器83において電力増幅された信号は、クレイドル
70のスピーカ12から拡声出力される。
5´でディジタル復調される。そして、チャネルコーデ
ック8で誤り訂正復号化処理がなされ、さらにスピーチ
コーデック9により復号化処理される。この復号化され
たディジタル受話信号は、スイッチ57を介してエコー
キャンセラ10に入力される。エコーキャンセラ10で
は入力されたディジタル受話信号の一部がADF10´
に取り込まれるだけで、エコーキャンセル処理は行なわ
れない。前記ディジタル受話信号はD/A変換器11で
アナログ信号に変換された後、スイッチ81を介してボ
リュームスイッチ82に音量調節される。その後、電力
増幅器83において電力増幅された信号は、クレイドル
70のスピーカ12から拡声出力される。
【0088】また、マイクロホン13から入力された音
声信号はクレイドル70のスイッチ73,74を介して
増幅器75で増幅される。増幅された信号はA/D変換
器14でディジタル信号に変換された後、エコーキャン
セラ10にて音響エコーのキャンセル処理が行なわれ
る。そして、スイッチ58を介してスピーチコーデック
9で符号化処理され、さらにチャネルコーデック8で誤
り訂正符号化処理される。この符号化が行なわれたディ
ジタル送話信号は、ディジタル変調回路17´でディジ
タル変調された後、D/A変換器55でアナログ信号に
変換される。そして、この変調された信号は送信回路1
8で無線周波帯の信号に周波数変換された後、共用器2
およびアンテナ1を介して基地局へ向けて送信される。
声信号はクレイドル70のスイッチ73,74を介して
増幅器75で増幅される。増幅された信号はA/D変換
器14でディジタル信号に変換された後、エコーキャン
セラ10にて音響エコーのキャンセル処理が行なわれ
る。そして、スイッチ58を介してスピーチコーデック
9で符号化処理され、さらにチャネルコーデック8で誤
り訂正符号化処理される。この符号化が行なわれたディ
ジタル送話信号は、ディジタル変調回路17´でディジ
タル変調された後、D/A変換器55でアナログ信号に
変換される。そして、この変調された信号は送信回路1
8で無線周波帯の信号に周波数変換された後、共用器2
およびアンテナ1を介して基地局へ向けて送信される。
【0089】通話中にハンズフリー通話からハンドセッ
ト通話に移行するためにハンドセット60がクレイドル
70から持ち上げられフックスイッチ71がオフフック
されると(ステップ911),ハンドセット通話に移行
するための処理が行なわれる(ステップ912)。
ト通話に移行するためにハンドセット60がクレイドル
70から持ち上げられフックスイッチ71がオフフック
されると(ステップ911),ハンドセット通話に移行
するための処理が行なわれる(ステップ912)。
【0090】この処理は図13に示されるサブルーチン
フローチャートにより実行される。すなわち、まず、ボ
リュームスイッチ64,82がオフされる(ステップ1
201)。さらに電力増幅器83,エコーキャンセラ1
0のADF10´がオフされ、増幅器84がオンされ
る。そして、スイッチ73が送話器61の側に切り替え
られる(ステップ1202)。そして最後にボリューム
スイッチ64がオンされる(ステップ1203)。
フローチャートにより実行される。すなわち、まず、ボ
リュームスイッチ64,82がオフされる(ステップ1
201)。さらに電力増幅器83,エコーキャンセラ1
0のADF10´がオフされ、増幅器84がオンされ
る。そして、スイッチ73が送話器61の側に切り替え
られる(ステップ1202)。そして最後にボリューム
スイッチ64がオンされる(ステップ1203)。
【0091】以上によりハンドセット通話が可能となる
(ステップ907)。
(ステップ907)。
【0092】さて、次に前記ステップ902において、
基地局により指定されたモードがアナログであると判定
された場合は、スピーカ12により呼出鳴音が発生され
る(ステップ913)。
基地局により指定されたモードがアナログであると判定
された場合は、スピーカ12により呼出鳴音が発生され
る(ステップ913)。
【0093】この鳴音に対してオフフックがなされる
と、これがクレイドル70からハンドセット60が持ち
上げられフックスイッチ71がオフフックされたもの
か、ハンズフリーの状態、すなわちクレイドル70にハ
ンドセット60が置かれたままの状態でキー部65のS
NDキー(フックキー)が押下されたものかが無線ユニ
ット制御回路37により判定される(ステップ91
4)。
と、これがクレイドル70からハンドセット60が持ち
上げられフックスイッチ71がオフフックされたもの
か、ハンズフリーの状態、すなわちクレイドル70にハ
ンドセット60が置かれたままの状態でキー部65のS
NDキー(フックキー)が押下されたものかが無線ユニ
ット制御回路37により判定される(ステップ91
4)。
【0094】この結果、ハンドセット60によりオフフ
ックされたと判定された場合、ボリュームスイッチ8
2,電力増幅器83がオフされ、増幅器84,75がオ
ンされる。さらに、スイッチ74がオンされスイッチ7
3が送話器61の側に切り替えられることにより、ハン
ドセットによる通話路が用意される。そして最後にボリ
ュームスイッチ64がオンされることにより通話が可能
となる(ステップ915)。
ックされたと判定された場合、ボリュームスイッチ8
2,電力増幅器83がオフされ、増幅器84,75がオ
ンされる。さらに、スイッチ74がオンされスイッチ7
3が送話器61の側に切り替えられることにより、ハン
ドセットによる通話路が用意される。そして最後にボリ
ュームスイッチ64がオンされることにより通話が可能
となる(ステップ915)。
【0095】そして、この状態で基地局からの搬送波信
号がアンテナ1,共用器2を介して受信回路3で受信復
調されると、アナログ信号処理回路20に入力されて、
帯域制限および伸長処理等が行なわれ、これにより受話
信号が再生される。この受話信号は、スイッチ81を介
して増幅器84にて増幅された後、クレイドル70を介
してハンドセット60のボリュームスイッチ64にて音
量調節された後、受話器62より出力される。
号がアンテナ1,共用器2を介して受信回路3で受信復
調されると、アナログ信号処理回路20に入力されて、
帯域制限および伸長処理等が行なわれ、これにより受話
信号が再生される。この受話信号は、スイッチ81を介
して増幅器84にて増幅された後、クレイドル70を介
してハンドセット60のボリュームスイッチ64にて音
量調節された後、受話器62より出力される。
【0096】また、送話器61に入力された音声信号は
クレイドル70のスイッチ73,74を介して増幅器7
5で増幅されてスイッチ59を介してアナログ信号処理
回路20に入力される。このアナログ信号処理回路20
では、上記音声信号に対し帯域制限および圧縮処理が行
なわれ、送信回路18で変調された後、共用器2および
アンテナ1を介して基地局へ向けて送信される。
クレイドル70のスイッチ73,74を介して増幅器7
5で増幅されてスイッチ59を介してアナログ信号処理
回路20に入力される。このアナログ信号処理回路20
では、上記音声信号に対し帯域制限および圧縮処理が行
なわれ、送信回路18で変調された後、共用器2および
アンテナ1を介して基地局へ向けて送信される。
【0097】このようにして通話が行なわれている最中
にハンドセット通話からハンズフリー通話に移行するた
めにハンドセット60がクレイドル70に置かれフック
スイッチ71がオンフックされると(ステップ91
6),あるいはステップ914において判定されたオフ
フックがキー部65のSNDキーによる場合、ハンズフ
リー通話に移行するための処理が行なわれる(ステップ
917)。
にハンドセット通話からハンズフリー通話に移行するた
めにハンドセット60がクレイドル70に置かれフック
スイッチ71がオンフックされると(ステップ91
6),あるいはステップ914において判定されたオフ
フックがキー部65のSNDキーによる場合、ハンズフ
リー通話に移行するための処理が行なわれる(ステップ
917)。
【0098】この処理は図14に示されるサブルーチン
フローチャートにより実行される。すなわち、まず、ス
イッチ切替による不要な音がスピーカ12および受話器
62から漏れないようにボリュームスイッチ64,82
がオフされる(ステップ1301)。さらに増幅器84
がオフされる。そしてA/D変換器7,14、D/A変
換器11,15、およびエコーキャンセラ10のADF
10´を動作させるべく、スイッチ92がオンされる。
ここで、ADF10´には無線ユニット制御回路37よ
り動作オンの制御信号が供給される。また、電力増幅器
83もオンされスイッチ73がマイクロホン13の側に
切り替えられる(ステップ1302)。そして最後にボ
リュームスイッチ82がオンされる(ステップ130
3)。
フローチャートにより実行される。すなわち、まず、ス
イッチ切替による不要な音がスピーカ12および受話器
62から漏れないようにボリュームスイッチ64,82
がオフされる(ステップ1301)。さらに増幅器84
がオフされる。そしてA/D変換器7,14、D/A変
換器11,15、およびエコーキャンセラ10のADF
10´を動作させるべく、スイッチ92がオンされる。
ここで、ADF10´には無線ユニット制御回路37よ
り動作オンの制御信号が供給される。また、電力増幅器
83もオンされスイッチ73がマイクロホン13の側に
切り替えられる(ステップ1302)。そして最後にボ
リュームスイッチ82がオンされる(ステップ130
3)。
【0099】以上によりハンズフリー通話が可能となる
(ステップ918)。
(ステップ918)。
【0100】そして、この状態で基地局からの搬送波信
号がアンテナ1,共用器2を介して受信回路3で受信復
調されると、アナログ信号処理回路20に入力されて、
帯域制限および伸長処理等が行なわれ、これにより受話
信号が再生される。この受話信号はA/D変換器7でデ
ィジタル変換された後スイッチ57を介してエコーキャ
ンセラ10に入力される。エコーキャンセラ10では入
力されたディジタル受話信号の一部がADF10´に取
り込まれるだけで、エコーキャンセル処理は行なわれな
い。前記ディジタル受話信号は、D/A変換器11でア
ナログ信号に戻される。そして、スイッチ81を介して
ボリュームスイッチ82で音量調節,電力増幅器83で
電力増幅されて、スピーカ12から拡声出力される。
号がアンテナ1,共用器2を介して受信回路3で受信復
調されると、アナログ信号処理回路20に入力されて、
帯域制限および伸長処理等が行なわれ、これにより受話
信号が再生される。この受話信号はA/D変換器7でデ
ィジタル変換された後スイッチ57を介してエコーキャ
ンセラ10に入力される。エコーキャンセラ10では入
力されたディジタル受話信号の一部がADF10´に取
り込まれるだけで、エコーキャンセル処理は行なわれな
い。前記ディジタル受話信号は、D/A変換器11でア
ナログ信号に戻される。そして、スイッチ81を介して
ボリュームスイッチ82で音量調節,電力増幅器83で
電力増幅されて、スピーカ12から拡声出力される。
【0101】また、マイクロホン13から入力された音
声信号はクレイドル70のスイッチ73,74を介して
増幅器75で増幅されて、A/D変換器14にてディジ
タル変換される。このディジタル信号はエコーキャンセ
ラ10で音響エコーのキャンセル処理が行なわれた後、
スイッチ58を介してD/A変換器15でアナログ信号
に戻される。そして、スイッチ59をを介してアナログ
信号処理回路20で帯域制限および圧縮処理が行なわれ
ると、送信回路18で変調された後、共用器2およびア
ンテナ1を介して基地局へ向けて送信される。
声信号はクレイドル70のスイッチ73,74を介して
増幅器75で増幅されて、A/D変換器14にてディジ
タル変換される。このディジタル信号はエコーキャンセ
ラ10で音響エコーのキャンセル処理が行なわれた後、
スイッチ58を介してD/A変換器15でアナログ信号
に戻される。そして、スイッチ59をを介してアナログ
信号処理回路20で帯域制限および圧縮処理が行なわれ
ると、送信回路18で変調された後、共用器2およびア
ンテナ1を介して基地局へ向けて送信される。
【0102】ハンズフリーにて通話中にハンドセット通
話に移行するためにハンドセット60がクレイドル70
から持ち上げられ、フックスイッチ71がオフフックさ
れると(ステップ919)、ハンドセット通話に移行す
るための処理が行なわれる(ステップ920)。
話に移行するためにハンドセット60がクレイドル70
から持ち上げられ、フックスイッチ71がオフフックさ
れると(ステップ919)、ハンドセット通話に移行す
るための処理が行なわれる(ステップ920)。
【0103】この処理は図15に示されるサブルーチン
フローチャートにより実行される。すなわち、まず、ボ
リュームスイッチ64,82がオフされる(ステップ1
401)。さらにA/D変換器7,14、D/A変換器
11,15およびエコーキャンセラ10のADF10´
を非動作状態にするべく、スイッチ92がオフされる。
また電力増幅器83がオフされ、増幅器84がオンさ
れ、スイッチ73が送話器61の側に切り替えられる
(ステップ1402)。そして最後にボリュームスイッ
チ64がオンされる(ステップ1403)。
フローチャートにより実行される。すなわち、まず、ボ
リュームスイッチ64,82がオフされる(ステップ1
401)。さらにA/D変換器7,14、D/A変換器
11,15およびエコーキャンセラ10のADF10´
を非動作状態にするべく、スイッチ92がオフされる。
また電力増幅器83がオフされ、増幅器84がオンさ
れ、スイッチ73が送話器61の側に切り替えられる
(ステップ1402)。そして最後にボリュームスイッ
チ64がオンされる(ステップ1403)。
【0104】以上によりハンドセット通話が可能となる
(ステップ915)。
(ステップ915)。
【0105】以上において、いかなるステップにおいて
もキー部65のENDキー(終話キー)が押下されるこ
とにより通話または実行中の処理動作が終了され、待受
状熊となる。
もキー部65のENDキー(終話キー)が押下されるこ
とにより通話または実行中の処理動作が終了され、待受
状熊となる。
【0106】次に、図11は本実施例の無線通信装置に
おいて発信を行った場合のフローチャートである。同図
において図10に示すフローチャートと同一のステップ
には同一のステップ番号を付与すると共に一部を省略
し、それらの説明を省略する。
おいて発信を行った場合のフローチャートである。同図
において図10に示すフローチャートと同一のステップ
には同一のステップ番号を付与すると共に一部を省略
し、それらの説明を省略する。
【0107】さて、本実施例の無線通信装置において操
作者が発信を行なう場合、ハンドセット60をクレイド
ル70から持ち上げてオフフック(フックスイッチ71
がオフフック)し、相手方の電話番号をキー部65のキ
ーにより入力する方法と、ハンドセット60をクレイド
ル70から持ち上げず、キー部65のキーにより相手方
の電話番号を入力した後にSNDキー(フックキー)を
押下する方法とがある。
作者が発信を行なう場合、ハンドセット60をクレイド
ル70から持ち上げてオフフック(フックスイッチ71
がオフフック)し、相手方の電話番号をキー部65のキ
ーにより入力する方法と、ハンドセット60をクレイド
ル70から持ち上げず、キー部65のキーにより相手方
の電話番号を入力した後にSNDキー(フックキー)を
押下する方法とがある。
【0108】これらどちらか一方の方法により操作者に
よる発信操作が行なわれると(ステップ1001)、オ
フフックについてフックスイッチ71がオフフックされ
たものか、キー部65のSNDキーによりオフフックさ
れたものかがRAM100に記憶される(ステップ10
02)。
よる発信操作が行なわれると(ステップ1001)、オ
フフックについてフックスイッチ71がオフフックされ
たものか、キー部65のSNDキーによりオフフックさ
れたものかがRAM100に記憶される(ステップ10
02)。
【0109】そして、しかる後、基地局からの通話チャ
ネル指定信号が受信されるステップ901から同期確立
のステップ904までは、図9の説明の通りである。
ネル指定信号が受信されるステップ901から同期確立
のステップ904までは、図9の説明の通りである。
【0110】ステップ902においてディジタルモード
が指定されたと判定された場合は、同期確立後、相手方
に対して呼出鳴音がなされ(ステップ1003)、この
呼出に対して相手方がオフフックすると(ステップ10
04)、ステップ1002で記憶された自機のオフフッ
クがフックスイッチ71のオフフックによるものか、キ
ー部65のSNDキーによりオフフックされたものかが
無線ユニット制御回路37で判定される(ステップ10
05)。そしてフックスイッチ71がオフフックされた
と記憶されている場合、ハンドセット通話に入り、キー
部65のSNDキーによりオフフックされたと記憶され
ている場合、ハンズフリー通話に入る。
が指定されたと判定された場合は、同期確立後、相手方
に対して呼出鳴音がなされ(ステップ1003)、この
呼出に対して相手方がオフフックすると(ステップ10
04)、ステップ1002で記憶された自機のオフフッ
クがフックスイッチ71のオフフックによるものか、キ
ー部65のSNDキーによりオフフックされたものかが
無線ユニット制御回路37で判定される(ステップ10
05)。そしてフックスイッチ71がオフフックされた
と記憶されている場合、ハンドセット通話に入り、キー
部65のSNDキーによりオフフックされたと記憶され
ている場合、ハンズフリー通話に入る。
【0111】通話以下の説明は図10と同一なので省略
する。
する。
【0112】次にステップ902において、アナログモ
ードが指定されたと判定された場合は、ステップ100
3同様、相手方に対して呼出鳴音がなされ(ステップ1
006)、この呼出に対して相手方がオフフックすると
(ステップ1007)、ステップ1002で記憶された
自機のオフフックがフックスイッチ71のオフフックに
よるものか、キー部65のSNDキーによりオフフック
されたものかが無線ユニット制御回路37で判定される
(ステップ1008)。そして、フックスイッチ71が
オフフックされたと記憶されている場合、ハンドセット
通話に入り、キー部65のSNDキーによりオフフック
されたと記憶されている場合、ハンズフリー通話に入る
のは前述と同じである。
ードが指定されたと判定された場合は、ステップ100
3同様、相手方に対して呼出鳴音がなされ(ステップ1
006)、この呼出に対して相手方がオフフックすると
(ステップ1007)、ステップ1002で記憶された
自機のオフフックがフックスイッチ71のオフフックに
よるものか、キー部65のSNDキーによりオフフック
されたものかが無線ユニット制御回路37で判定される
(ステップ1008)。そして、フックスイッチ71が
オフフックされたと記憶されている場合、ハンドセット
通話に入り、キー部65のSNDキーによりオフフック
されたと記憶されている場合、ハンズフリー通話に入る
のは前述と同じである。
【0113】通話以下の説明は図10と同一なので省略
する。
する。
【0114】以上説明したように、本実施例における無
線通信装置では、各部にクロックを供給するための発振
器への電源供給をオン,オフすることにより、アナログ
/ディジタルの各指定モードにおいてそれぞれ動作不要
となる箇所へのクロック供給を停止させることができる
ので、無駄な電力消費を減らして装置の低消費電力化を
図ることができる。なお、クロック供給の制御は、発振
器への電源供給のオン,オフに限らず、発振器と各回路
の間にスイッチを設け、このスイッチをオン,オフする
等、発振器と各回路の間で制御するようにしてもよい。
線通信装置では、各部にクロックを供給するための発振
器への電源供給をオン,オフすることにより、アナログ
/ディジタルの各指定モードにおいてそれぞれ動作不要
となる箇所へのクロック供給を停止させることができる
ので、無駄な電力消費を減らして装置の低消費電力化を
図ることができる。なお、クロック供給の制御は、発振
器への電源供給のオン,オフに限らず、発振器と各回路
の間にスイッチを設け、このスイッチをオン,オフする
等、発振器と各回路の間で制御するようにしてもよい。
【0115】また、ディジタルモード時の変復調をディ
ジタル処理するようにすると、ディジタル変復調器がデ
ィジタル構成となるためIC化が容易となり、装置の小
型化に貢献できる。
ジタル処理するようにすると、ディジタル変復調器がデ
ィジタル構成となるためIC化が容易となり、装置の小
型化に貢献できる。
【0116】なお、本実施例においては、スイッチ92
がオンの状態にあり、エコーキャンセラ10のADF1
0´にクロックが供給される状態であっても、必要に応
じて制御信号の動作停止命令によってADF10´の所
定処理をオン,オフ制御するようにした。しかし、チャ
ネルコーデック8およびスピーチコーデック9のよう
に、クロックを供給するか否かに応じてADF10´の
オン,オフを制御するようにしてもよいし、ADF10
´への電源供給をオン、オフするようにしてもよい。
がオンの状態にあり、エコーキャンセラ10のADF1
0´にクロックが供給される状態であっても、必要に応
じて制御信号の動作停止命令によってADF10´の所
定処理をオン,オフ制御するようにした。しかし、チャ
ネルコーデック8およびスピーチコーデック9のよう
に、クロックを供給するか否かに応じてADF10´の
オン,オフを制御するようにしてもよいし、ADF10
´への電源供給をオン、オフするようにしてもよい。
【0117】さらに、本実施例の構成においても、他の
実施例のように、A/D変換器52やD/A変換器55
など各部の動作のオン、オフ制御が各部に対する電源供
給のオン、オフによりなされるようにしてもよい。
実施例のように、A/D変換器52やD/A変換器55
など各部の動作のオン、オフ制御が各部に対する電源供
給のオン、オフによりなされるようにしてもよい。
【0118】また、前記各実施例および変形例では携帯
無線電話システムの移動局に適用した場合について説明
したが、基地局に適用してもよく、その他自動車電話シ
ステムやコードレス電話システム等、エコーキャンセラ
を有するデュアルモードタイプのいかなる無線通信装置
に適用してもよい。
無線電話システムの移動局に適用した場合について説明
したが、基地局に適用してもよく、その他自動車電話シ
ステムやコードレス電話システム等、エコーキャンセラ
を有するデュアルモードタイプのいかなる無線通信装置
に適用してもよい。
【0119】その他、切換スイッチの構成や挿入位置、
制御回路の制御手順や制御内容等についても、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
制御回路の制御手順や制御内容等についても、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0120】
【発明の効果】本発明によれば、ハンズフリー通話で必
要となるエコーキャンセラ、エコーキャンセラとスピー
カ/マイクの間に設けられるアナログディジタル変換器
およびディジタルアナログ変換器をディジタルモードと
アナログモードの双方において共用するため、回路構成
が簡単で装置の小型化を図ることができる。
要となるエコーキャンセラ、エコーキャンセラとスピー
カ/マイクの間に設けられるアナログディジタル変換器
およびディジタルアナログ変換器をディジタルモードと
アナログモードの双方において共用するため、回路構成
が簡単で装置の小型化を図ることができる。
【0121】また、受信機および復号符号化器の間に設
けられるアナログディジタル変換器とアナログ信号処理
回路およびエコーキャンセラの間に設けられるアナログ
ディジタル変換器を共用することにより、さらには、復
号符号化器および送信機の間に設けられるディジタルア
ナログ変換器とエコーキャンセラおよびアナログ信号処
理回路の間に設けられるディジタルアナログ変換器を共
用することにより、さらなる回路構成の簡単化および装
置の小型化を図ることが可能となる。
けられるアナログディジタル変換器とアナログ信号処理
回路およびエコーキャンセラの間に設けられるアナログ
ディジタル変換器を共用することにより、さらには、復
号符号化器および送信機の間に設けられるディジタルア
ナログ変換器とエコーキャンセラおよびアナログ信号処
理回路の間に設けられるディジタルアナログ変換器を共
用することにより、さらなる回路構成の簡単化および装
置の小型化を図ることが可能となる。
【0122】さらに、アナログモードにおいては、アナ
ログモードで必要としない回路を非動作状態にし、ディ
ジタルモードにおいてはディジタルモードで必要としな
い回路を非動作状態にするので、消費される電力を低減
できる。さらに、通話にハンドセットが用いられる場合
はエコーキャンセラ等ハンドセット通話に不要となる回
路も非動作状態にされるので、さらなる消費電力の低減
が可能となる。
ログモードで必要としない回路を非動作状態にし、ディ
ジタルモードにおいてはディジタルモードで必要としな
い回路を非動作状態にするので、消費される電力を低減
できる。さらに、通話にハンドセットが用いられる場合
はエコーキャンセラ等ハンドセット通話に不要となる回
路も非動作状態にされるので、さらなる消費電力の低減
が可能となる。
【図1】移動無線通信システムの構成の一例を示す図
【図2】本発明の第1の実施例における無線通信装置の
構成を示す回路ブロック図
構成を示す回路ブロック図
【図3】本発明の第2の実施例における無線通信装置の
構成を示す回路ブロック図
構成を示す回路ブロック図
【図4】本発明の他の異なる実施例における無線通信装
置の構成を示す回路ブロック図
置の構成を示す回路ブロック図
【図5】本発明の他の異なる実施例における無線通信装
置の構成を示す回路ブロック図
置の構成を示す回路ブロック図
【図6】本発明の他の異なる実施例における無線通信装
置の構成を示す回路ブロック図
置の構成を示す回路ブロック図
【図7】本発明の他の異なる実施例における無線通信装
置の構成を示す回路ブロック図
置の構成を示す回路ブロック図
【図8】本発明の他の異なる実施例における無線通信装
置の構成を示す回路ブロック図
置の構成を示す回路ブロック図
【図9】図8に示される無線通信装置の詳細構成を示す
回路ブロック図
回路ブロック図
【図10】図9に示される無線通信装置において着信し
た場合の動作の流れを説明するためのフローチャート
た場合の動作の流れを説明するためのフローチャート
【図11】図9に示される無線通信装置において発信し
た場合の動作の流れを説明するためのフローチャート
た場合の動作の流れを説明するためのフローチャート
【図12】図10および図11のフローチャートに対す
るサブルーチンを示すフローチャート
るサブルーチンを示すフローチャート
【図13】図10および図11のフローチャートに対す
るサブルーチンを示すフローチャート
るサブルーチンを示すフローチャート
【図14】図10および図11のフローチャートに対す
るサブルーチンを示すフローチャート
るサブルーチンを示すフローチャート
【図15】図10および図11のフローチャートに対す
るサブルーチンを示すフローチャート
るサブルーチンを示すフローチャート
3…受信機、5…ディジタル復調回路、7、14…A/
D変換器、11、15…D/A変換器、8…チャネルコ
−デック、9…スピ−チコ−デック10…エコ−キャン
セラ、17…ディジタル変調回路、18…送信機、20
…アナログ信号処理回路、31…制御回路
D変換器、11、15…D/A変換器、8…チャネルコ
−デック、9…スピ−チコ−デック10…エコ−キャン
セラ、17…ディジタル変調回路、18…送信機、20
…アナログ信号処理回路、31…制御回路
Claims (41)
- 【請求項1】 基地局および装置間において確立された
無線回線を介して音声信号がアナログモードとディジタ
ルモードにおいて選択的に送信されるデュアルモードセ
ルラー無線システムに使用されるデュアルモードセルラ
ー無線通信装置において、 前記無線回線を介して送信される無線周波数信号を受信
し、この受信された無線周波数信号を所定周波数のアナ
ログ信号に復調して、この復調されたアナログ信号を出
力するための受信手段と、 入力信号を無線周波数信号に変調し、この無線周波数信
号を無線回線を介して送信するための送信手段と、 装置より送信される音声信号を入力するための音声入力
手段と、 前記入力された音声信号をディジタル音声信号に変換す
るための第1のアナログディジタル変換手段と、 入力されるディジタル信号を音声信号に変換するための
第1のディジタルアナログ変換手段と、 前記受信された無線周波数信号に応じた音声信号を出力
するための音声出力手段と、 前記第1のアナログディジタル変換手段及び前記第1の
ディジタルアナログ変換手段に接続され、前記音声入力
手段と前記音声出力手段との間の音響結合によって生じ
るエコーをキャンセルして、このエコーキャンセルされ
た信号を出力するためのエコーキャンセリング手段と、 装置がディジタルモードで動作するとき、前記受信手段
より出力された前記復調アナログ信号をディジタル信号
に変換して、このディジタル信号を出力するための第2
のアナログディジタル変換手段と、 装置がディジタルモードで動作するとき、前記第2のア
ナログディジタル変換手段より出力された前記ディジタ
ル信号を復号化して、この復号化された信号を前記エコ
ーキャンセリング手段に出力し、また、前記エコーキャ
ンセリング手段より出力された前記エコーキャンセルさ
れた信号を符号化して、この符号化された信号を出力す
るための復号符号化手段と、 装置がディジタルモードで動作するとき、この復号符号
化手段より出力された前記符号化された信号をアナログ
信号に変換して、このアナログ信号を前記送信手段に出
力するための第2のディジタルアナログ変換手段と、 装置がアナログモードで動作するとき、前記エコーキャ
ンセリング手段から出力された前記エコーキャンセルさ
れた信号をアナログ信号に変換して、このアナログ信号
を出力するための第3のディジタルアナログ変換手段
と、 装置がアナログモードで動作するとき、この第3のディ
ジタルアナログ変換手段より出力された前記アナログ信
号に対して処理を施して、この処理の施されたアナログ
信号を前記送信手段に出力し、また、前記受信手段より
出力された前記復調されたアナログ信号に対して処理を
施して、この処理の施されたアナログ信号を出力するた
めのアナログ信号処理手段と、 装置がアナログモードで動作するとき、前記アナログ信
号処理手段から出力された前記処理の施されたアナログ
信号をディジタル信号に変換して、このディジタル信号
を前記エコーキャンセリング手段に出力するための第3
のアナログディジタル変換手段とを具備したことを特徴
とする無線通信装置。 - 【請求項2】 前記第2のアナログディジタル変換手段
と前記第3のアナログディジタル変換手段が1つのユニ
ットにおいて実行され、 前記受信手段より出力された前記復調されたアナログ信
号または前記アナログ信号処理手段から出力された前記
処理の施されたアナログ信号を前記ユニットに選択的に
供給するスイッチと、 前記ユニットの出力信号を前記復号符号化手段または前
記エコーキャンセリング手段に選択的に供給するスイッ
チとを具備したことを特徴とする請求項1記載の無線通
信装置。 - 【請求項3】 前記復号符号化手段を迂回するための迂
回手段を有し、 装置がアナログモードで動作するとき音声信号は前記迂
回手段によって前記復号符号化手段を迂回することを特
徴とする請求項2記載の無線通信装置。 - 【請求項4】 前記第2のディジタルアナログ変換手段
と前記第3のディジタルアナログ変換手段が1つのユニ
ットにおいて実行され、 前記復号符号化手段より出力された前記符号化された信
号または前記エコーキャンセリング手段より出力された
前記エコーキャンセルされた信号を前記ユニットに選択
的に供給するスイッチと、 前記ユニットの出力信号を前記送信手段または前記アナ
ログ信号処理手段に選択的に供給するスイッチとを具備
したことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項5】 前記復号符号化手段を迂回するための迂
回手段を有し、 装置がアナログモードで動作するとき音声信号は前記迂
回手段によって前記復号符号化手段を迂回することを特
徴とする請求項2記載の無線通信装置。 - 【請求項6】 送話器および受話器を有するハンドセッ
トを有し、前記送話器は選択的に前記第1のアナログデ
ィジタル変換手段に接続され、前記受話器は選択的に前
記第1のディジタルアナログ変換手段に接続され、 前記受話器が前記第1のディジタルアナログ変換手段に
接続されるとき前記エコーキャンセリング手段は電源供
給が断たれることを特徴とする請求項1記載の無線通信
装置。 - 【請求項7】 送話器および受話器を有するハンドセッ
トと、クロック信号を発生するためのクロック発生手段
とを有し、前記送話器は選択的に前記第1のアナログデ
ィジタル変換手段に接続され、前記受話器は選択的に前
記第1のディジタルアナログ変換手段に接続され、前記
エコーキャンセリング手段が1チップのCMOS(Co
mplementary Metal Oxide S
emiconductor)からなり、 前記受話器が前記第1のディジタルアナログ変換手段に
接続されるとき前記クロック発生手段により発生される
クロック信号が前記1チップのCMOSに供給されない
ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項8】 送話器および受話器を有するハンドセッ
トと、クロック信号を発生するためのクロック発生手段
とを有し、前記送話器は選択的に前記第1のアナログデ
ィジタル変換手段に接続され、前記受話器は選択的に前
記第1のディジタルアナログ変換手段に接続され、前記
エコーキャンセリング手段が1チップのCMOSの一部
からなり、 前記受話器が前記第1のディジタルアナログ変換手段に
接続されるとき前記クロック発生手段により発生される
クロック信号が前記1チップのCMOSの一部に供給さ
れないことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項9】 送話器および受話器を有するハンドセッ
トと、前記エコーキャンセリング手段を迂回するための
迂回手段とを有し、前記送話器は選択的に前記第1のア
ナログディジタル変換手段に接続され、前記受話器は選
択的に前記第1のディジタルアナログ変換手段に接続さ
れ、 前記受話器が前記第1のディジタルアナログ変換手段に
接続されるとき音声信号は前記迂回手段によって前記エ
コーキャンセリング手段を迂回することを特徴とする請
求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項10】 送話器および受話器を有するハンドセ
ットを有し、前記送話器および前記受話器は選択的に前
記アナログ信号処理手段に接続され、 前記受話器が前記アナログ信号処理手段に接続され装置
がアナログモードで動作するとき前記第1のアナログデ
ィジタル変換手段は電源供給が断たれることを特徴とす
る請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項11】 送話器および受話器を有するハンドセ
ットを有し、前記送話器および前記受話器は選択的に前
記アナログ信号処理手段に接続され、 前記受話器が前記アナログ信号処理手段に接続され装置
がアナログモードで動作するとき前記第1のディジタル
アナログ変換手段は電源供給が断たれることを特徴とす
る請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項12】 送話器および受話器を有するハンドセ
ットと、クロック信号を発生するためのクロック発生手
段とを有し、前記送話器および前記受話器は選択的に前
記アナログ信号処理手段に接続され、前記第1のアナロ
グディジタル変換手段および前記第1のディジタルアナ
ログ変換手段が1チップのCMOSからなり、 前記受話器が前記アナログ信号処理手段に接続され装置
がアナログモードで動作するとき前記クロック発生手段
により発生されるクロック信号が前記1チップのCMO
Sに供給されないことを特徴とする請求項1記載の無線
通信装置。 - 【請求項13】 送話器および受話器を有するハンドセ
ットと、クロック信号を発生するためのクロック発生手
段とを有し、前記送話器および前記受話器は選択的に前
記アナログ信号処理手段に接続され、前記第1のアナロ
グディジタル変換手段および前記第1のディジタルアナ
ログ変換手段が1チップのCMOSの一部からなり、 前記受話器が前記アナログ信号処理手段に接続され装置
がアナログモードで動作するとき前記クロック発生手段
により発生されるクロック信号が前記1チップのCMO
Sの一部に供給されないことを特徴とする請求項1記載
の無線通信装置。 - 【請求項14】 送話器および受話器を有するハンドセ
ットを有し、前記送話器および前記受話器は選択的に前
記アナログ信号処理手段に接続され、 前記受話器が前記アナログ信号処理手段に接続され装置
がアナログモードで動作するとき前記第3のアナログデ
ィジタル変換手段は電源供給が断たれることを特徴とす
る請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項15】 送話器および受話器を有するハンドセ
ットを有し、前記送話器および前記受話器は選択的に前
記アナログ信号処理手段に接続され、 前記受話器が前記アナログ信号処理手段に接続され装置
がアナログモードで動作するとき前記第3のディジタル
アナログ変換手段は電源供給が断たれることを特徴とす
る請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項16】 送話器および受話器を有するハンドセ
ットと、クロック信号を発生するためのクロック発生手
段とを有し、前記送話器および前記受話器は選択的に前
記アナログ信号処理手段に接続され、前記第3のアナロ
グディジタル変換手段および前記第3のディジタルアナ
ログ変換手段が1チップのCMOSからなり、 前記受話器が前記アナログ信号処理手段に接続され装置
がアナログモードで動作するとき前記クロック発生手段
により発生されるクロック信号が前記1チップのCMO
Sに供給されないことを特徴とする請求項1記載の無線
通信装置。 - 【請求項17】 送話器および受話器を有するハンドセ
ットと、クロック信号を発生するためのクロック発生手
段とを有し、前記送話器および前記受話器は選択的に前
記アナログ信号処理手段に接続され、前記第3のアナロ
グディジタル変換手段および前記第3のディジタルアナ
ログ変換手段が1チップのCMOSの一部からなり、 前記受話器が前記アナログ信号処理手段に接続され装置
がアナログモードで動作するとき前記クロック発生手段
により発生されるクロック信号が前記1チップのCMO
Sの一部に供給されないことを特徴とする請求項1記載
の無線通信装置。 - 【請求項18】 送話器および受話器を有するハンドセ
ットと、前記エコーキャンセリング手段、前記第1のア
ナログディジタル変換手段、前記第1のディジタルアナ
ログ変換手段、前記第3のアナログディジタル変換手
段、および前記第3のディジタルアナログ変換手段を迂
回するための迂回手段とを有し、前記送話器および前記
受話器は選択的に前記アナログ信号処理手段に接続さ
れ、 前記受話器が前記アナログ信号処理手段に接続され装置
がアナログモードで動作するとき音声信号は前記迂回手
段によって前記エコーキャンセリング手段、前記第1の
アナログディジタル変換手段、前記第1のディジタルア
ナログ変換手段、前記第3のアナログディジタル変換手
段、および前記第3のディジタルアナログ変換手段を迂
回することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項19】 前記受信手段は前記基地局から送信さ
れたモード指定信号を含む無線周波数信号を受信し、こ
のモード指定信号に基づいて装置がアナログモードで動
作するかディジタルモードで動作するかが定められるこ
とを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項20】 装置がアナログモードで動作するとき
前記復号符号化手段は電源供給が断たれることを特徴と
する請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項21】 クロック信号を発生するためのクロッ
ク発生手段を有し、前記復号符号化手段が3チップのC
MOSからなり、 装置がアナログモードで動作するとき前記クロック発生
手段により発生されるクロック信号が前記3チップのC
MOSのうち少なくとも1チップに供給されないことを
特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項22】 クロック信号を発生するためのクロッ
ク発生手段を有し、前記復号符号化手段が3チップのC
MOSの一部からなり、 装置がアナログモードで動作するとき前記クロック発生
手段により発生されるクロック信号が前記3チップのC
MOSのうち少なくとも1チップの一部に供給されない
ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項23】 装置がアナログモードで動作するとき
前記第2のアナログディジタル変換手段は電源供給が断
たれることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項24】 装置がアナログモードで動作するとき
前記第2のディジタルアナログ変換手段は電源供給が断
たれることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項25】 クロック信号を発生するためのクロッ
ク発生手段を有し、前記第2のアナログディジタル変換
手段が1チップのCMOSからなり、 装置がアナログモードで動作するとき前記クロック発生
手段により発生されるクロック信号が前記1チップのC
MOSに供給されないことを特徴とする請求項1記載の
無線通信装置。 - 【請求項26】 クロック信号を発生するためのクロッ
ク発生手段を有し、前記第2のアナログディジタル変換
手段が1チップのCMOSの一部からなり、 装置がアナログモードで動作するとき前記クロック発生
手段により発生されるクロック信号が前記1チップのC
MOSの一部に供給されないことを特徴とする請求項1
記載の無線通信装置。 - 【請求項27】 装置がディジタルモードで動作すると
き前記アナログ信号処理手段は電源供給が断たれること
を特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項28】 クロック信号を発生するためのクロッ
ク発生手段を有し、前記アナログ信号処理手段が1チッ
プのCMOSからなり、 装置がディジタルモードで動作するとき前記クロック発
生手段により発生されるクロック信号が前記1チップの
CMOSに供給されないことを特徴とする請求項1記載
の無線通信装置。 - 【請求項29】 クロック信号を発生するためのクロッ
ク発生手段を有し、前記アナログ信号処理手段が1チッ
プのCMOSの一部からなり、 装置がディジタルモードで動作するとき前記クロック発
生手段により発生されるクロック信号が前記1チップの
CMOSの一部に供給されないことを特徴とする請求項
1記載の無線通信装置。 - 【請求項30】 装置がディジタルモードで動作すると
き前記第3のアナログディジタル変換手段は電源供給が
断たれることを特徴とする請求項1記載の無線通信装
置。 - 【請求項31】 装置がディジタルモードで動作すると
き前記第3のディジタルアナログ変換手段は電源供給が
断たれることを特徴とする請求項1記載の無線通信装
置。 - 【請求項32】 クロック信号を発生するためのクロッ
ク発生手段を有し、前記第3のアナログディジタル変換
手段および前記第3のディジタルアナログ変換手段が1
チップのCMOSからなり、 装置がディジタルモードで動作するとき前記クロック発
生手段により発生されるクロック信号が前記1チップの
CMOSに供給されないことを特徴とする請求項1記載
の無線通信装置。 - 【請求項33】 クロック信号を発生するためのクロッ
ク発生手段を有し、前記第3のアナログディジタル変換
手段および前記第3のディジタルアナログ変換手段が1
チップのCMOSの一部からなり、 装置がディジタルモードで動作するとき前記クロック発
生手段により発生されるクロック信号が前記1チップの
CMOSの一部に供給されないことを特徴とする請求項
1記載の無線通信装置。 - 【請求項34】 基地局および装置間において確立され
た無線回線を介して音声信号がアナログモードとディジ
タルモードにおいて選択的に送信される無線システムに
使用される無線通信装置において、 前記無線回線を介して送信される無線周波数信号を受信
し、装置がアナログモードで動作するとき、この受信さ
れた無線周波数信号をベースバンド信号に復調し、装置
がディジタルモードで動作するとき、この受信された無
線周波数信号を中間周波数信号に復調するための第1の
復調手段を有し、この復調されたアナログ信号を出力す
るための受信手段と、 入力信号を無線周波数信号に変調し、この無線周波数信
号を無線回線を介して送信するための送信手段と、 装置より送信される音声信号を入力するための音声入力
手段と、 前記入力された音声信号をディジタル音声信号に変換す
るための第1のアナログディジタル変換手段と、 入力されるディジタル信号を音声信号に変換するための
第1のディジタルアナログ変換手段と、 前記受信された無線周波数信号に応じた音声信号を出力
するための音声出力手段と、 前記第1のアナログディジタル変換手段及び前記第1の
ディジタルアナログ変換手段に接続され、前記音声入力
手段と前記音声出力手段との間の音響結合によって生じ
るエコーをキャンセルして、このエコーキャンセルされ
た信号を出力するためのエコーキャンセリング手段と、 装置がディジタルモードで動作するとき、前記受信手段
より出力された前記復調アナログ信号をディジタル信号
に変換して、このディジタル信号を出力するための第2
のアナログディジタル変換手段と、 装置がディジタルモードで動作するとき、この第2のア
ナログディジタル変換手段より出力された前記ディジタ
ル信号をベースバンド信号に復調して、この復調された
信号を出力するための第2の復調手段と、 装置がディジタルモードで動作するとき、この第2の復
調手段より出力された前記復調された信号を復号化し
て、この復号化された信号を前記エコーキャンセリング
手段に出力し、また、前記エコーキャンセリング手段よ
り出力された前記エコーキャンセルされた信号を符号化
して、この符号化された信号を出力するための復号符号
化手段と、 装置がディジタルモードで動作するとき、この復号符号
化手段より出力された前記符号化された信号をアナログ
信号に変換して、このアナログ信号を前記送信手段に出
力するための第2のディジタルアナログ変換手段と、 装置がアナログモードで動作するとき、前記エコーキャ
ンセリング手段から出力された前記エコーキャンセルさ
れた信号をアナログ信号に変換して、このアナログ信号
を出力するための第3のディジタルアナログ変換手段
と、 装置がアナログモードで動作するとき、この第3のディ
ジタルアナログ変換手段より出力された前記アナログ信
号に対して処理を施して、この処理の施されたアナログ
信号を前記送信手段に出力し、また、前記受信手段より
出力された前記復調されたアナログ信号に対して処理を
施して、この処理の施されたアナログ信号を出力するた
めのアナログ信号処理手段と、 装置がアナログモードで動作するとき、前記アナログ信
号処理手段から出力された前記処理の施されたアナログ
信号をディジタル信号に変換して、このディジタル信号
を前記エコーキャンセリング手段に出力するための第3
のアナログディジタル変換手段とを具備したことを特徴
とする無線通信装置。 - 【請求項35】 装置がアナログモードで動作するとき
前記第2の復調手段は電源供給が断たれることを特徴と
する請求項34記載の無線通信装置。 - 【請求項36】 クロック信号を発生するためのクロッ
ク発生手段を有し、前記第2の復調手段が1チップのC
MOSからなり、 装置がアナログモードで動作するとき前記クロック発生
手段により発生されるクロック信号が前記1チップのC
MOSに供給されないことを特徴とする請求項34記載
の無線通信装置。 - 【請求項37】 クロック信号を発生するためのクロッ
ク発生手段を有し、前記第2の復調手段が1チップのC
MOSの一部からなり、 装置がアナログモードで動作するとき前記クロック発生
手段により発生されるクロック信号が前記1チップのC
MOSの一部に供給されないことを特徴とする請求項3
4記載の無線通信装置。 - 【請求項38】 基地局および装置間において確立され
た無線回線を介して音声信号がアナログモードとディジ
タルモードにおいて選択的に送信される無線システムに
使用される無線通信装置において、 前記無線回線を介して送信される無線周波数信号を受信
し、この受信された無線周波数信号を所定周波数のアナ
ログ信号に復調して、この復調されたアナログ信号を出
力するための受信手段と、 入力信号を無線周波数信号に変調するための第1の変調
手段を有し、この無線周波数信号を無線回線を介して送
信するための送信手段と、 装置より送信される音声信号を入力するための音声入力
手段と、 前記入力された音声信号をディジタル音声信号に変換す
るための第1のアナログディジタル変換手段と、 入力されるディジタル信号を音声信号に変換するための
第1のディジタルアナログ変換手段と、 前記受信された無線周波数信号に応じた音声信号を出力
するための音声出力手段と、 前記第1のアナログディジタル変換手段及び前記第1の
ディジタルアナログ変換手段に接続され、前記音声入力
手段と前記音声出力手段との間の音響結合によって生じ
るエコーをキャンセルして、このエコーキャンセルされ
た信号を出力するためのエコーキャンセリング手段と、 装置がディジタルモードで動作するとき、前記受信手段
より出力された前記復調アナログ信号をディジタル信号
に変換して、このディジタル信号を出力するための第2
のアナログディジタル変換手段と、 装置がディジタルモードで動作するとき、前記第2のア
ナログディジタル変換手段より出力された前記ディジタ
ル信号を復号化して、この復号化された信号を前記エコ
ーキャンセリング手段に出力し、また、前記エコーキャ
ンセリング手段より出力された前記エコーキャンセルさ
れた信号を符号化して、この符号化された信号を出力す
るための復号符号化手段と、 装置がディジタルモードで動作するとき、この復号符号
化手段より出力された前記符号化されたディジタル信号
を中間周波数信号に変調して、この変調された信号を出
力するための第2の変調手段と、 装置がディジタルモードで動作するとき、この第2の変
調手段より出力された前記変調された信号をアナログ信
号に変換して、このアナログ信号を前記送信手段に出力
するための第2のディジタルアナログ変換手段と、 装置がアナログモードで動作するとき、前記エコーキャ
ンセリング手段から出力された前記エコーキャンセルさ
れた信号をアナログ信号に変換して、このアナログ信号
を出力するための第3のディジタルアナログ変換手段
と、 装置がアナログモードで動作するとき、この第3のディ
ジタルアナログ変換手段より出力された前記アナログ信
号に対して処理を施して、この処理の施されたアナログ
信号を前記送信手段に出力し、また、前記受信手段より
出力された前記復調されたアナログ信号に対して処理を
施して、この処理の施されたアナログ信号を出力するた
めのアナログ信号処理手段と、 装置がアナログモードで動作するとき、前記アナログ信
号処理手段から出力された前記処理の施されたアナログ
信号をディジタル信号に変換して、このディジタル信号
を前記エコーキャンセリング手段に出力するための第3
のアナログディジタル変換手段とを具備したことを特徴
とする無線通信装置。 - 【請求項39】 装置がアナログモードで動作するとき
前記第2の変調手段は電源供給が断たれることを特徴と
する請求項38記載の無線通信装置。 - 【請求項40】 クロック信号を発生するためのクロッ
ク発生手段を有し、前記第2の変調手段が1チップのC
MOSからなり、 装置がアナログモードで動作するとき前記クロック発生
手段により発生されるクロック信号が前記1チップのC
MOSに供給されないことを特徴とする請求項38記載
の無線通信装置。 - 【請求項41】 クロック信号を発生するためのクロッ
ク発生手段を有し、前記第2の変調手段が1チップのC
MOSの一部からなり、 装置がアナログモードで動作するとき前記クロック発生
手段により発生されるクロック信号が前記1チップのC
MOSの一部に供給されないことを特徴とする請求項3
8記載の無線通信装置。
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