JP2982718B2 - 衛星通信装置 - Google Patents

衛星通信装置

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JP2982718B2
JP2982718B2 JP8291867A JP29186796A JP2982718B2 JP 2982718 B2 JP2982718 B2 JP 2982718B2 JP 8291867 A JP8291867 A JP 8291867A JP 29186796 A JP29186796 A JP 29186796A JP 2982718 B2 JP2982718 B2 JP 2982718B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0602Systems characterised by the synchronising information used
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M9/00Arrangements for interconnection not involving centralised switching
    • H04M9/08Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic
    • H04M9/082Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic using echo cancellers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声用エコーキャ
ンセラーを必要とするディジタル衛星通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の、エコーキャンセラーが
搭載された衛星通信装置の一構成例を示すブロック図で
あり、図4は、図3に示した復調器311の構成を示す
ブロック図である。
【0003】本従来例は図3に示すように、音声用エコ
ーキャンセラー301と、エコーキャンセラー301か
ら出力された送信音声信号E1を個々の衛星回線におい
て決められたフォーマットの符号に符号化する音声符号
器308と、音声符号器308において符号化された送
信音声信号を個々の衛星回線において決められた変調方
式に基づいて変調するとともに変調された送信音声信号
を無線周波数に変換して出力する変調器310と、変調
器310から出力された送信音声信号を出力するととも
に外部から送信されてきた信号を受信するアンテナ31
3と、アンテナ313において受信された信号を復調
し、同期フレームデータR2及び同期フレーム信号FP
を生成して出力する復調器311と、復調器311から
出力された同期フレームデータR2及び同期フレーム信
号FPをそれぞれ復号することによりデジタル音声信号
Xを生成してエコーキャンセラー301に対して出力す
る音声復号器309と、変調器310から出力された送
信音声信号をアンテナ313に対して出力するとともに
アンテナ313において受信された信号を復調器311
に対して出力する分波器312とから構成されており、
エコーキャンセラー301には、N個のタップ係数HR
を生成して出力するタップ係数メモリー305と、音声
復号器309から出力されたデジタル音声信号Xが入力
され、受信音声の有無を検出して検出結果を出力する受
信音声検出器307と、別の伝送回線2側において生じ
た音声信号Yとデジタル音声信号Xとが入力され、音声
信号Yとデジタル音声信号Xとが同時に存在する場合に
その旨の信号を出力するダブルトーク検出器306と、
タップ係数メモリー305から出力されるタップ係数H
Rに基づいて擬似エコー信号HXを生成して出力すると
ともに、受信音声検出器307における検出結果及びダ
ブルトーク検出器306からの信号に基づいてタップ係
数メモリー305内のタップ係数を推定する信号HWを
出力する適応フィルタ302と、回線2側において生じ
た音声信号Y及び適応フィルタ302から出力された擬
似エコー信号HXが入力され、音声信号Yから擬似エコ
ー信号HXを差し引いて送信音声信号E1として出力す
る減算器303とが設けられている。また、図4に示す
ように復調器311には、アンテナ313において受信
され、分波器312を介して入力された信号の周波数変
換を行う周波数変換器403と、周波数変換器403に
おいて周波数が変換された信号をデジタルベースバンド
信号R1に復調し、出力する復調回路402と、復調回
路402から出力されたデジタルベースバンド信号R1
から有効なデータの先頭のタイミングを示すパターンを
検出し、それにより、同期フレームデータR2及び同期
フレーム信号FPを生成して出力するフレーム同期回路
401とが設けられている。
【0004】以下に、上記のように構成された衛星通信
装置の動作について説明する。
【0005】まず、送信時の動作について説明する。
【0006】エコーキャンセンラー301から送信音声
信号E1が出力されると、出力された送信音声信号E1
が音声符号器308に入力され、音声符号器308にお
いて、入力された送信音声信号E1が、個々の衛星回線
で決められたフォーマットの信号に符号化され、変調器
310に対して出力される。
【0007】次に、変調器301において、入力された
送信音声信号E1が、個々の衛星回線で決められた変調
方式によって変調され、更に無線周波数に変換されて出
力される。
【0008】その後、変調器301から出力された送信
音声信号は、分波器312を経由してアンテナ313か
ら衛星(不図示)に向かって送信される。
【0009】なお、現在の衛星端末局、特に、バッテリ
ーによって動作する場合が多い移動体衛星端末局におい
ては、節電のために、入力される送信音声信号E1のパ
ワーが音声符号器308において測定されており、測定
されたパワーがあるしきい値を超えた場合にのみ送信音
声が存在すると判断し、相手局へ送信するヴォイスアク
ティベーション方式(もしくはVOX方式)が採用され
ている。本従来例においてもそのように動作するものと
する。
【0010】次に、受信時の動作について説明する。
【0011】相手局の話者から発せられた音声が、端末
局のアンテナ313において受信されると、分波器31
2において送受信信号が分波され、受信信号は復調器3
11に入力される。
【0012】すると、復調器311内の周波数変換器4
03において、入力された受信信号が周波数変換され、
その後、復調回路402において、デジタルベースバン
ド信号R1に復調され、さらに、フレーム同期回路40
1において、デジタルベースバンド信号R1から、デー
タの始まりを示す各衛星回線における固有のパターン
(以降、UWと称す)が検出され、これを基準に各フレ
ームのデータの始まりが検出されて同期フレーム信号F
P及び同期フレームデータR2が生成され、音声復号器
309に対して出力される。
【0013】図5は、図3に示した復調器311におい
て生成されるデジタルベースバンド信号R1、同期フレ
ーム信号FP及び同期フレームデータR2のタイミング
を示す図である。
【0014】次に、音声復号器309において、復調器
311から出力された同期フレームデータR2及び同期
フレーム信号FPをそれぞれ復号することによりデジタ
ル音声信号Xが生成され、エコーキャンセラー301に
対して出力される。
【0015】なお、前述したヴォイスアクティベーショ
ン方式の場合、受信側の復調器311内のフレーム同期
回路401においては、受信不良によってUWが検出で
きないとき以外においても、相手局の話者が話していな
いときにおいては、衛星から信号が受信されていないの
で、同様に受信フレーム同期が外れることとなる。この
場合、図3中のフレーム同期回路401において同期フ
レーム信号FPが0に固定され、かつ、同期フレームデ
ータ(実際には同期は外れている)R2が不定になる。
【0016】次に、エコーキャンセラー301の動作に
ついて説明する。
【0017】音声復号器309からデジタル音声信号X
が入力されると、入力されたデジタル音声信号Xが、回
線2に対して出力されるとともに、適応フィルタ30
2、ダブルトーク検出器306及び受信音声検出器30
7に入力される。
【0018】すると適応フィルタ302において、入力
されたデジタル音声信号Xとタップ係数メモリー305
から出力されたN個のタップ係数とを用いて次式(1)
から擬似エコー信号HXが算出される(詳述は後述)。
但し、式中jは時間軸上の時数であり、iはタップ係数
の番号である。
【0019】
【数1】
【0020】ここで、ダブルトーク検出器306におい
ては、回線2側において生じた音声信号Yとデジタル音
声信号Xとの電力比から、送信音声のみが存在するの
か、または送信受信両方の音声が存在するのかが、一定
のしきい値を基準として検出されており、送信受信両方
の音声が存在することが検出された場合に、適応フィル
タ302に対してタップの推定を停止する旨の信号が出
力される。
【0021】また、受信音声検出器307においては、
デジタル音声信号Xの電力が常に測定されており、デジ
タル音声信号Xの電力が、ある一定のしきい値よりも小
さな場合に、受信音声無しと判断され、適応フィルタ3
02に対してタップの推定を停止する旨の信号が出力さ
れる。
【0022】適応フィルタ302において擬似エコー信
号HXが生成されると、生成された擬似エコー信号HX
が減算器303に入力され、減算器303において、回
線2側において生じた音声信号Yから減算されて、その
結果が送信音声信号E1として回線1側に出力される。
【0023】同時に、送信音声信号E1は、適応フィル
タ302に入力され、適応フィルタ302において、擬
似エコー信号HX生成後、更に次式(2)に基づいてタ
ップ係数の推定が行われる。ただし、式中i,jは式
(1)と同様であり、μはエコー抑圧量の収束の速度と
安定性を決定するパラメータである。
【0024】
【数2】
【0025】擬似エコー信号HX生成時は、まず、タッ
プ係数メモリー305からN個のタップ係数HRが読み
出され、これを用いて擬似エコー信号HXが生成され、
その後のタップ係数推定時は式(2)に基づいて新たに
タップ係数が推定され、その結果が信号HWとしてタッ
プ係数メモリー305に送られ、格納される。
【0026】このように、デジタル音声信号Xが入力さ
れる度に、タップ係数の推定及び更新が行われ、適応フ
ィルタ302の特性が実際のエコー経路の特性に近づい
ていくことにより、送信音声信号E1が最小にされてデ
ジタル音声信号Xによるエコー信号Yが回線1に送信さ
れないようになる。
【0027】図6は、従来の衛星通信装置の他の構成例
を示すブロック図である。
【0028】本従来例は図6に示すように、スピーカ6
02で発せられた受信音声がハンズフリーマイク601
において補足されるエコーが、適応フィルタ604にお
いて生成される擬似エコー信号Yによってキャンセルさ
れる回路である(特開平6−13940号公報参照)。
【0029】図6に示した衛星通信装置においては、受
信音声検出器608において受信音声が存在するか否か
が次のような方法で判定されている。
【0030】サンプリング周期iでの話者信号(送話信
号または受話信号)をa(i)とすると、サンプリング
周期のj倍だけずらせた場合の自己相関関数S(j)
は、次式によって表される。
【0031】
【数3】
【0032】ここで、2個の自己相関関数S(j)を、
それぞれiが1からN(話者信号aiの考えられる最大
ピッチより長い期間とする値)について求める。
【0033】送話音声検出器607及び受話音声検出器
608において、話者信号の平均的なピッチに対応する
値を中心とした所定の範囲でパラメータjを変化させて
複数の自己相関関数S(j)を求める。そして、複数の
自己相関関数S(j)の例えば最大値Smax(j)を求
め、この最大値Smax(j)が大きな場合に話者信号
(送話信号または受話信号)が存在すると判定し、最大
値Smax(j)が小さな場合に話者信号が存在しないと
判定する。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の衛星通信装置においては、以下に記載す
るような問題点がある。
【0035】(1)受話音声検出器において、受話信号
が存在するか否かを判断するためのしきい値が最適に設
定されておらずに、受信信号が存在しないにもかかわら
ず受信信号が存在すると判断されてタップ推定が行われ
てしまった場合、適応フィルタの特性が劣化してしまう
虞れがあるが、利用状況によって相手局及び自局の周囲
環境及び背景雑音の大小がかなり異なる場合(例えば携
帯電話や移動帯衛星通信)、このしきい値を最適な値に
設定するのはかなり困難となり、またしきい値を探すま
でにかなりの時間がかかってしまう。
【0036】(2)衛星回線において受信不良が発生し
た場合、不定なデータが復調器から音声復号器へ出力さ
れ、これにより音声復号器が誤動作を起こして雑音が発
生してしまう虞れがあり、これがエコーとなって減算器
に入力された場合、適応フィルタの特性が劣化してしま
う。
【0037】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、周囲環境の
影響を受けずに正確に受信音声の有無を判断することが
でき、それにより、適応フィルタの特性の劣化を防ぐこ
とができる衛星通信装置を提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、内部において生成されるタップ係数に基づ
いて擬似エコー信号を生成し、該擬似エコー信号を用い
て、送信信号において発生するエコーを抑制するエコー
キャンセラーと、該エコーキャンセラーから出力された
送信音声信号を予め決められたフォーマットの符号に符
号化する音声符号器と、該音声符号器において符号化さ
れた送信音声信号を予め決められた変調方式に基づいて
変調するとともに変調された送信音声信号を無線周波数
に変換して出力する変調器と、該変調器から出力された
送信音声信号を出力するとともに外部から送信されてき
た信号を受信するアンテナと、該アンテナにおいて受信
された信号を復調し、同期フレームデータ及び同期フレ
ーム信号を生成して出力する復調器と、該復調器から出
力された同期フレームデータ及び同期フレーム信号をそ
れぞれ復号することによりデジタル音声信号を生成して
前記エコーキャンセラーに対して出力する音声復号器
と、前記変調器から出力された送信音声信号を前記アン
テナに対して出力するとともに前記アンテナにおいて受
信された信号を前記復調器に対して出力する分波器とを
有してなる衛星通信装置において、前記復調器は、前記
同期フレーム信号が一定周期で生成されているかどうか
を示す同期ステータス信号を生成し、前記同期ステータ
ス信号を所定時間だけ遅延して前記エコーキャンセラー
に対して出力するディレイ回路を有し、前記エコーキャ
ンセラーは、前記ディレイ回路から出力される前記同期
ステータス信号に基づいて前記タップ係数の推定を行う
ことを特徴とする。
【0039】前記エコーキャンセラーは、前記タップ係
数を生成して出力するタップ係数メモリーと、前記音声
復号器から出力されたデジタル音声信号と、別の伝送回
線側において生じた音声信号とが同時に存在するかどう
かを検出するダブルトーク検出器と、前記タップ係数に
基づいて前記擬似エコー信号を生成して出力するととも
に、前記ディレイ回路から出力される同期ステータス信
号及び前記ダブルトーク検出器における検出結果に基づ
いて前記タップ係数メモリー内のタップ係数を推定する
適応フィルタと、前記音声信号から前記擬似エコー信号
を差し引いて送信音声信号として出力する減算器とを有
することを特徴とする。
【0040】また、前記復調器は、前記アンテナにおい
て受信された信号の周波数変換を行う周波数変換器と、
該周波数変換器において周波数が変換された信号を復調
し、出力する復調回路と、該復調回路において復調され
た信号から有効なデータの先頭のタイミングを示すパタ
ーンを検出し、それにより、前記同期フレームデータ及
び前記同期フレーム信号を生成して出力するフレーム同
期回路と、該フレーム同期回路から前記同期フレーム信
号が一定周期で出力されているかどうかを示す同期ステ
ータス信号を生成し、前記適応フィルタに対して出力す
るフレーム同期監視回路とを有することを特徴とする。
【0041】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、復調器において、アンテナにて受信された信
号が復調され、同期フレームデータ及び同期フレーム信
号が生成されるが、その際、同期フレーム信号が一定周
期で生成されているかどうかを示す同期ステータス信号
も生成される。そして、エコーキャンセラーにおいて、
復調器にて生成され、ディレイ回路にて所定時間だけ遅
延させられた同期ステータス信号に基づいて音声信号が
存在するかどうかが判断され、それにより、擬似エコー
信号を生成するためのタップ係数の推定が行われ、擬似
エコー信号が更新される。
【0042】このように、衛星回線のフレーム同期ステ
ータスに基づいて受信音声信号の検出が行われるので、
正確に音声信号の検出が行われる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0044】図1は、本発明の衛星通信装置の実施の一
形態を示すブロック図であり、図2は、図1に示した復
調器111の構成を示すブロック図である。
【0045】本形態は図1及び図2に示すように、図3
に示したものと比べて復調器111の構成及びディレイ
回路114が設けられていることのみが異なるものであ
り、復調器111の構成においては図2に示すように、
図4に示したものと比べてフレーム同期監視回路204
が設けられていることのみが異なっている。
【0046】以下に、受信音声が存在する場合と存在し
ない場合との動作の違いについて説明する。なお、以下
に説明する動作以外の説明については上述した従来例と
同様であるので、ここでは省略する。
【0047】衛星回線における受信状態が良好な場合、
もしくは有効な音声データを含んだ受信信号が端末局に
おいて受信されている場合は、フレーム同期が確率して
いるため、フレーム同期回路201において、復調回路
202から出力されるデジタルベースバンド信号R1に
基づいて同期フレーム信号FP及び同期フレームデータ
R2が生成され、音声復号器109に対して出力され
る。
【0048】同時に、フレーム同期回路201から出力
された同期フレーム信号FPはフレーム同期監視回路2
04に対しても一定周期で出力されており、フレーム同
期監視回路204において、同期ステータス信号C1が
0に保持され、ディレイ回路114に対して出力され
る。
【0049】すると、ディレイ回路114において、入
力された同期ステータス信号C1が既知である音声復号
器109の処理時間分遅延させられ、同期ステータス信
号C1と同じ極性で同期ステータス信号C2が生成さ
れ、適応フィルタ102に対して出力される。
【0050】このように、ディレイ回路114におい
て、同期ステータス信号が遅延させられることにより、
デジタル音声信号Xが適応フィルタ102に入力される
タイミングと、デジタル音声信号Xが衛星回線で受信さ
れた時に同期ステータスが入力されるタイミングとが一
致することになる。
【0051】なお、適応フィルタ102においてタップ
を推定する方法、擬似エコー信号HXを生成する方法及
びダブルトークが発生した時にタップの推定を停止する
方法については、従来技術と同様である。
【0052】しかし、本発明で用いられている適応フィ
ルタ102においては、タップ推定前に、同期ステータ
ス信号C2が取り込まれ、取り込まれた同期ステータス
信号C2が0であれば通常通りタップの推定が行われ、
同期ステータス信号C2が1であればタップの推定は行
われない。したがって、この場合は同期ステータス信号
C2が0であるので、前述の式(2)を用いてタップの
推定が行われ、推定されたタップとデジタル音声信号X
とを用いて式(1)から新たな擬似エコー信号HXが生
成される。
【0053】一方、衛星回線の受信状態が悪い、もしく
は相手極側に有音な音声が存在せず、何も送信が行われ
ていない場合は、復調器111においてフレーム同期が
確立されていないため、フレーム同期回路201から出
力される同期フレーム信号FPは常に0に固定され、ま
た、同期フレームデータR2は不定のデータになる。フ
レーム同期監視回路204においては、一定時間内に同
期フレーム信号FPが受信されないため、同期ステータ
ス信号C1が1とされ、ディレイ回路114において遅
延させられ、同期ステータス信号C2として適応フィル
タ102に入力される。
【0054】適応フィルタ102においては、同期ステ
ータス信号C2が1であるため、これが0になるまでタ
ップの推定が停止される。なお、その際、擬似エコー信
号HXにおいては、タップの推定が停止されているの
で、タップの推定による更新は行われない。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0056】(1)復調器において検出される衛星回線
のフレーム同期ステータスに基づいて受信音声信号を検
出する構成としたため、受信音声が存在するか否かを正
確に判断することができ、それにより、タップの推定が
制御され、特性の劣化を防ぐことができる。
【0057】(2)衛星回線の受信不良時に生ずるフレ
ーム同期外れの状態を検出し、その時にタップの推定を
停止させる構成としたため、音声復号器における誤動作
によって雑音が発せられた場合においても、その雑音に
よるエコーによって引き起こされる適応フィルタの特性
劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛星通信装置の実施の一形態を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示した復調器の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】従来の、エコーキャンセラーが搭載された衛星
通信装置の一構成例を示すブロック図である。
【図4】図3に示した復調器の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】図3に示した復調器において生成されるデジタ
ルベースバンド信号、同期フレーム信号及び同期フレー
ムデータのタイミングを示す図である。
【図6】従来の衛星通信装置の他の構成例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
101 エコーキャンセラー 102 適応フィルタ 103 減算器 105 タップ係数メモリ 106 ダブルトーク検出器 108 音声符号器 109 音声復号器 110 変調器 111 復調器 112 分波器 113 アンテナ 114 ディレイ回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部において生成されるタップ係数に基
    づいて擬似エコー信号を生成し、該擬似エコー信号を用
    いて、送信信号において発生するエコーを抑制するエコ
    ーキャンセラーと、 該エコーキャンセラーから出力された送信音声信号を予
    め決められたフォーマットの符号に符号化する音声符号
    器と、 該音声符号器において符号化された送信音声信号を予め
    決められた変調方式に基づいて変調するとともに変調さ
    れた送信音声信号を無線周波数に変換して出力する変調
    器と、 該変調器から出力された送信音声信号を出力するととも
    に外部から送信されてきた信号を受信するアンテナと、 該アンテナにおいて受信された信号を復調し、同期フレ
    ームデータ及び同期フレーム信号を生成して出力する復
    調器と、 該復調器から出力された同期フレームデータ及び同期フ
    レーム信号をそれぞれ復号することによりデジタル音声
    信号を生成して前記エコーキャンセラーに対して出力す
    る音声復号器と、 前記変調器から出力された送信音声信号を前記アンテナ
    に対して出力するとともに前記アンテナにおいて受信さ
    れた信号を前記復調器に対して出力する分波器とを有し
    てなる衛星通信装置において、 前記復調器は、前記同期フレーム信号が一定周期で生成
    されているかどうかを示す同期ステータス信号を生成
    し、 前記同期ステータス信号を所定時間だけ遅延して前記エ
    コーキャンセラーに対して出力するディレイ回路を有
    し、 前記エコーキャンセラーは、前記ディレイ回路から出力
    される前記同期ステータス信号に基づいて前記タップ係
    数の推定を行うことを特徴とする衛星通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の衛星通信装置におい
    て、 前記エコーキャンセラーは、 前記タップ係数を生成して出力するタップ係数メモリー
    と、 前記音声復号器から出力されたデジタル音声信号と、別
    の伝送回線側において生じた音声信号とが同時に存在す
    るかどうかを検出するダブルトーク検出器と、 前記タップ係数に基づいて前記擬似エコー信号を生成し
    て出力するとともに、前記ディレイ回路から出力される
    同期ステータス信号及び前記ダブルトーク検出器におけ
    る検出結果に基づいて前記タップ係数メモリー内のタッ
    プ係数を推定する適応フィルタと、 前記音声信号から前記擬似エコー信号を差し引いて送信
    音声信号として出力する減算器とを有することを特徴と
    する衛星通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の衛星通信装置におい
    て、 前記復調器は、 前記アンテナにおいて受信された信号の周波数変換を行
    う周波数変換器と、 該周波数変換器において周波数が変換された信号を復調
    し、出力する復調回路と、 該復調回路において復調された信号から有効なデータの
    先頭のタイミングを示すパターンを検出し、それによ
    り、前記同期フレームデータ及び前記同期フレーム信号
    を生成して出力するフレーム同期回路と、 該フレーム同期回路から前記同期フレーム信号が一定周
    期で出力されているかどうかを示す同期ステータス信号
    を生成し、前記適応フィルタに対して出力するフレーム
    同期監視回路とを有することを特徴とする衛星通信装
    置。
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